JP2783443B2 - カメラ - Google Patents
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- JP2783443B2 JP2783443B2 JP13622990A JP13622990A JP2783443B2 JP 2783443 B2 JP2783443 B2 JP 2783443B2 JP 13622990 A JP13622990 A JP 13622990A JP 13622990 A JP13622990 A JP 13622990A JP 2783443 B2 JP2783443 B2 JP 2783443B2
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- Japan
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- camera
- film
- opening
- lens barrel
- back cover
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラ、詳しくは記録媒体としてフィルムを
使用するカメラの内部機構の配置に関するものである。
使用するカメラの内部機構の配置に関するものである。
[従来の技術] 従来、カメラを手指により保持した場合にいかに安定
させ、手ブレ等の撮影ミスを少なくするかという技術思
想は多く得られている。
させ、手ブレ等の撮影ミスを少なくするかという技術思
想は多く得られている。
例えば特開平1−207733号公報に記載されたカメラの
如く、前方に延出するレンズ鏡筒自体の重みにより発生
するモーメントを消すために、レンズ鏡筒と略平行に前
方に延びるグリップ部を設け、このグリップ部を手指に
より把持することによりカメラをバランス良く支持する
ようにしたものがある。
如く、前方に延出するレンズ鏡筒自体の重みにより発生
するモーメントを消すために、レンズ鏡筒と略平行に前
方に延びるグリップ部を設け、このグリップ部を手指に
より把持することによりカメラをバランス良く支持する
ようにしたものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記特開平1−20733号公報に記載さ
れたカメラの構造では、グリップ部とは反対側のレンズ
鏡筒の側方にフィルムマガジン収納室が設けられている
が、ここにフィルム巻上装置を配置した場合には、光軸
と平行な軸、すなわちグリップ部が延出する方向を中心
とするモーメントが発生し、撮影時に手ブレが発生する
原因となってしまう。
れたカメラの構造では、グリップ部とは反対側のレンズ
鏡筒の側方にフィルムマガジン収納室が設けられている
が、ここにフィルム巻上装置を配置した場合には、光軸
と平行な軸、すなわちグリップ部が延出する方向を中心
とするモーメントが発生し、撮影時に手ブレが発生する
原因となってしまう。
本発明の目的は、カメラ自体の重みによるモーメント
を極力抑え、保持しやすい形状のカメラを得ることにあ
る。
を極力抑え、保持しやすい形状のカメラを得ることにあ
る。
[課題を解決するための手段及び作用] 上述した従来のカメラにおける欠点を解消するため
に、カメラ本体内にフィルムを装填して使用するカメラ
において、撮影光束を規定して撮影画面を形成する開口
と、この開口の前方に配置されたレンズ鏡筒と、開口の
側方に隣接しており、フィルムマガジンを収納するフィ
ルムマガジン収納室と、このフィルムマガジン収納室を
覆うように設けられたグリップ部と、上記開口の後方を
通過して露光されたフィルムを巻き取るために、上記開
口の後方に配置されたフィルム巻上装置とを設け、グリ
ップ部と離れた位置にある部材をレンズ鏡筒の後方に配
置し、グリップ部に加わるモーメントを極力抑えると共
に、前後の重量バランスを良好にした。
に、カメラ本体内にフィルムを装填して使用するカメラ
において、撮影光束を規定して撮影画面を形成する開口
と、この開口の前方に配置されたレンズ鏡筒と、開口の
側方に隣接しており、フィルムマガジンを収納するフィ
ルムマガジン収納室と、このフィルムマガジン収納室を
覆うように設けられたグリップ部と、上記開口の後方を
通過して露光されたフィルムを巻き取るために、上記開
口の後方に配置されたフィルム巻上装置とを設け、グリ
ップ部と離れた位置にある部材をレンズ鏡筒の後方に配
置し、グリップ部に加わるモーメントを極力抑えると共
に、前後の重量バランスを良好にした。
[実施例] 以下、図示の実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
る。
第1図乃至第7図は本発明の第1実施例を示す図であ
る。
る。
第1図は本実施例におけるカメラの水平断面図であ
る。
る。
カメラ1は、第1図に示すようにカメラ本体2と、こ
のカメラ本体2に対して開閉自在にされた裏蓋3とに分
割される。
のカメラ本体2に対して開閉自在にされた裏蓋3とに分
割される。
カメラ本体2の後部には後板4が配置され、この後板
4の略中央にはフィルムの撮影画面を規定する開口5が
穿設され、さらに後板4の、開口5の側方にはフィルム
マガジンを収納するフィルムマガジン収納室6が形成さ
れている。
4の略中央にはフィルムの撮影画面を規定する開口5が
穿設され、さらに後板4の、開口5の側方にはフィルム
マガジンを収納するフィルムマガジン収納室6が形成さ
れている。
上記フィルムマガジン収納室6の前面には後述する閃
光発光器のコンデンサ7が配置され、このコンデンサ7
とフィルムマガジン収納室6との間にはIC等の電気部品
8を支持するプリント基板9が配置されている。
光発光器のコンデンサ7が配置され、このコンデンサ7
とフィルムマガジン収納室6との間にはIC等の電気部品
8を支持するプリント基板9が配置されている。
また、上記後板4の前部には公知のシャッタ機構10が
配置されており、このシャッタ機構10の駆動機構11とフ
ィルムマガジン収納室6の壁面12との間にはIC等の電気
部品13を支持するプリント基板14が配置されている。
配置されており、このシャッタ機構10の駆動機構11とフ
ィルムマガジン収納室6の壁面12との間にはIC等の電気
部品13を支持するプリント基板14が配置されている。
上記シャッタ機構10の全面には後述するミラーボック
ス15が配置され、さらにこのミラーボックス15の前部に
はレンズ鏡筒16が配置されており、このレンズ鏡筒16の
光軸Oは、上記開口5の中心と一致している。
ス15が配置され、さらにこのミラーボックス15の前部に
はレンズ鏡筒16が配置されており、このレンズ鏡筒16の
光軸Oは、上記開口5の中心と一致している。
ミラーボックス15内には、第2図の垂直断面図にて示
すようにメインミラー17が配置されており、さらにミラ
ーボックス15の上方にはファインダースクリーン18が本
体2に対して略水平に配置されている。
すようにメインミラー17が配置されており、さらにミラ
ーボックス15の上方にはファインダースクリーン18が本
体2に対して略水平に配置されている。
このファインダースクリーン18は、フィルム面と光学
的に共役な位置になるように調整される。
的に共役な位置になるように調整される。
上記カメラ本体2の、ミラーボックス15の上部には、
裏蓋3の上方に膨出する膨出部19が形成されている。
裏蓋3の上方に膨出する膨出部19が形成されている。
この膨出部19の内部にはプリズム20が、その後方にダ
ハミラー21が設けられ、さらにダハミラー21の後方下部
には平面ミラー22が、その後方には接眼レンズ23が配置
され、これらはファインダー光学系24を構成している。
ハミラー21が設けられ、さらにダハミラー21の後方下部
には平面ミラー22が、その後方には接眼レンズ23が配置
され、これらはファインダー光学系24を構成している。
プリズム20は上記ファインダースクリーン18に光学入
射面を向け、射出面をダハミラー21に向けられている。
射面を向け、射出面をダハミラー21に向けられている。
このダハミラー21の射出面は平面ミラー22に、平面ミ
ラー22は接眼レンズ23に向けられている。
ラー22は接眼レンズ23に向けられている。
撮影光束はレンズ鏡筒16を透過してメインミラー17に
より上方に反射され、ファインダースクリーン18上に結
像する。
より上方に反射され、ファインダースクリーン18上に結
像する。
この像はプリズム20,ダハミラー21,平面ミラー22によ
り正立像に変換され、接眼レンズ23を介してカメラ1の
後方に射出され、撮影者により観察可能にされる。
り正立像に変換され、接眼レンズ23を介してカメラ1の
後方に射出され、撮影者により観察可能にされる。
上記メインミラー17は、撮影者の観察時には第2図に
示す位置にあって上述したように撮影光束をファインダ
ー光学系に導き、撮影時には不図示の駆動機構により上
記ファインダースクリーン18と略重なる位置に跳ね上が
って上記撮影光束を上記開口5を介してフィルム面に導
く。
示す位置にあって上述したように撮影光束をファインダ
ー光学系に導き、撮影時には不図示の駆動機構により上
記ファインダースクリーン18と略重なる位置に跳ね上が
って上記撮影光束を上記開口5を介してフィルム面に導
く。
上記プリズム20の前方の、カメラ本体2の外壁本体に
は軸25が設けられ、これな閃光発光器26が、第2図に示
すように外壁形状がカメラ本体2の外壁形状とほぼ一致
する閉位置と、第3図の垂直断面図に示すようにカメラ
本体2の上方に略直立する開位置とに、開閉自在に軸支
されている。
は軸25が設けられ、これな閃光発光器26が、第2図に示
すように外壁形状がカメラ本体2の外壁形状とほぼ一致
する閉位置と、第3図の垂直断面図に示すようにカメラ
本体2の上方に略直立する開位置とに、開閉自在に軸支
されている。
閃光発光器26が第3図に示すような開位置にある場合
に、カメラ1の前方に向く面の上方に第1発光手段27
が、下方には第2発光手段28がそれぞれ配置されてお
り、これら第1発光手段27,第2発光手段28はそれぞれ
上記コンデンザ7により電源を供給されると共に、不図
示の制御回路により、この閃光発光器26が開状態にある
ときに発光を制御される。
に、カメラ1の前方に向く面の上方に第1発光手段27
が、下方には第2発光手段28がそれぞれ配置されてお
り、これら第1発光手段27,第2発光手段28はそれぞれ
上記コンデンザ7により電源を供給されると共に、不図
示の制御回路により、この閃光発光器26が開状態にある
ときに発光を制御される。
上記コンデンサ7の前面及び側面の外周はカメラ本体
2の外壁29により覆われていて、撮影者が手指により把
持するグリップ部30の前半部31を形成する。
2の外壁29により覆われていて、撮影者が手指により把
持するグリップ部30の前半部31を形成する。
又、上記シャッタ機構10の駆動機構11及びプリント基
板14は、フィルムマガジン収納室6の壁面12とミラーボ
ックス15との間に配置されているが、この空間は、フィ
ルムマガジンより搬出されるフィルムのカーリング開口
5に至るまでの間に平面に直すために必要な空間を利用
したものである。
板14は、フィルムマガジン収納室6の壁面12とミラーボ
ックス15との間に配置されているが、この空間は、フィ
ルムマガジンより搬出されるフィルムのカーリング開口
5に至るまでの間に平面に直すために必要な空間を利用
したものである。
さらにこのシャッタ機構10の駆動機構11およびプリン
ト基板14の前方は、上記前半部31とレンズ鏡筒16の外壁
32との間を連結する、上記前半部31より後退した連結壁
33により覆われている。
ト基板14の前方は、上記前半部31とレンズ鏡筒16の外壁
32との間を連結する、上記前半部31より後退した連結壁
33により覆われている。
裏蓋3は、第1図に示すごとくカメラ本体2に設けら
れた軸34により、カメラ本体2に対して開閉自在に軸支
されている。
れた軸34により、カメラ本体2に対して開閉自在に軸支
されている。
この裏蓋3の上記開口5の後方に位置する部分に、カ
メラ1の後方に向かって突出する突出部35が設けられて
いる。
メラ1の後方に向かって突出する突出部35が設けられて
いる。
この突出部35の内部には、電源電池36が収納される電
池収納室37と、撮影済みのフィルムを巻上げるためのフ
ィルム巻上室38と、このフィルム巻上室38内に設けられ
たモータ等の駆動源により回転駆動されるフィルム巻上
スプール39及びスプロケット40が設けられている。
池収納室37と、撮影済みのフィルムを巻上げるためのフ
ィルム巻上室38と、このフィルム巻上室38内に設けられ
たモータ等の駆動源により回転駆動されるフィルム巻上
スプール39及びスプロケット40が設けられている。
さらに上記突出部35の内部の後端には、上記プリント
基板9,14と不図示のフレキシブルプリント基板等の電気
結線により接続されたプリント基板41が設けられてい
る。
基板9,14と不図示のフレキシブルプリント基板等の電気
結線により接続されたプリント基板41が設けられてい
る。
このプリント基板41の後面には、フィルム残り駒数,
フィルム撮影済み駒数,シャッタ速度,絞り値,露出補
正量等の各種の撮影情報を表示する液晶表示板(以下LC
Dと略称する)42が電気的に接続される。
フィルム撮影済み駒数,シャッタ速度,絞り値,露出補
正量等の各種の撮影情報を表示する液晶表示板(以下LC
Dと略称する)42が電気的に接続される。
このLCD42は突出部35の後端面に固定された透明な保
護パネル43を介し、上記各種撮影情報をカメラ1の後方
に向けて表示する。
護パネル43を介し、上記各種撮影情報をカメラ1の後方
に向けて表示する。
上記プリント基板41は上記LCD42,保護パネル43よりも
幅広にされており、この幅広にされた部分には、第4図
の背面図にて示すようにLCD42,保護パネル43の側方に設
けられた操作釦44乃至47により開閉される、スイッチが
設けられている。
幅広にされており、この幅広にされた部分には、第4図
の背面図にて示すようにLCD42,保護パネル43の側方に設
けられた操作釦44乃至47により開閉される、スイッチが
設けられている。
これらスイッチは例えば、露出補正設定,露出モード
設定等の通常頻繁に使用される撮影動作を設定,選択す
るものであり、上記操作釦44乃至47を撮影者が適宜操作
することにより、カメラ1の各種の撮影動作を変更,制
御することができる。
設定等の通常頻繁に使用される撮影動作を設定,選択す
るものであり、上記操作釦44乃至47を撮影者が適宜操作
することにより、カメラ1の各種の撮影動作を変更,制
御することができる。
さらにLCD42の下方には突出部35に対して開閉自在に
された開閉板52が設けられ、この開閉板52を開くと、フ
ィルム終了以前の巻戻し,フィルムへの写し込みデータ
の変更等の、通常頻繁には使用しない撮影動作を設定,
選択するスイッチ部材がカメラの外方に露呈するように
なっている。
された開閉板52が設けられ、この開閉板52を開くと、フ
ィルム終了以前の巻戻し,フィルムへの写し込みデータ
の変更等の、通常頻繁には使用しない撮影動作を設定,
選択するスイッチ部材がカメラの外方に露呈するように
なっている。
裏蓋3の、上記フィルムマガジン収納室6の後方部分
は、突出部35よりも前方に後端面が形成される薄肉部53
が設けられている。
は、突出部35よりも前方に後端面が形成される薄肉部53
が設けられている。
この薄肉部53は、ここに手指の内の親指を置いても、
親指が突出部35よりも後方に突出しないような寸法に形
成されている。
親指が突出部35よりも後方に突出しないような寸法に形
成されている。
この薄肉部53の側方は、上記グリップ部30に連続し、
該グリップ部30の後半部54を形成している。
該グリップ部30の後半部54を形成している。
この後半部54の下端は、上記薄肉部53と同一平面に形
成され、上端はこの平面より後方に突出し、グリップ部
30が撮影者により把持された際に、撮影者の手指の内の
親指が掛かるようになっている。
成され、上端はこの平面より後方に突出し、グリップ部
30が撮影者により把持された際に、撮影者の手指の内の
親指が掛かるようになっている。
次に第5図に示す平面図を用いて本実施例におけるカ
メラ1の外観各部を説明する。
メラ1の外観各部を説明する。
カメラ本体2の上面の左後方には電源スイッチ55が配
置され、これをカメラ1の前方に向けてスライドするこ
とによりカメラ1の電源がオンされる。
置され、これをカメラ1の前方に向けてスライドするこ
とによりカメラ1の電源がオンされる。
又、レンズ鏡筒16をカバーする外壁32の右側面には、
一対のズーム操作釦56,57が設けられており、レンズ鏡
筒16は操作釦56を押動することにより長焦点側に、操作
釦57を押動することにより短焦点側にズーミングされ
る。
一対のズーム操作釦56,57が設けられており、レンズ鏡
筒16は操作釦56を押動することにより長焦点側に、操作
釦57を押動することにより短焦点側にズーミングされ
る。
グリップ部30の上面の前部にはレリーズ釦58が配置さ
れ、これを押動することにより撮影動作が開始される。
れ、これを押動することにより撮影動作が開始される。
閃光発光器26の右側面には、操作されることにより閃
光発光器26を第3図に示すごとく開状態にする操作ノブ
59が設けられている。
光発光器26を第3図に示すごとく開状態にする操作ノブ
59が設けられている。
次に本実施例におけるカメラ1の作用を説明する。
まず、カメラの電源スイッチをオンし、撮影に先立ち
カメラ1内にフィルムを装填するために不図示の裏蓋係
止機構を解除し、第6図の断面図にて示すように、カメ
ラ本体2に対して裏蓋3を開状態にする。
カメラ1内にフィルムを装填するために不図示の裏蓋係
止機構を解除し、第6図の断面図にて示すように、カメ
ラ本体2に対して裏蓋3を開状態にする。
そしてフィルムマガジン収納室6にフィルムマガジン
60を挿入し、このフィルムマガジン60の開口より延出し
たフィルム61の先端を軸34の近傍に置く。
60を挿入し、このフィルムマガジン60の開口より延出し
たフィルム61の先端を軸34の近傍に置く。
このまま裏蓋3をカメラ本体2に対して閉じると、不
図示の裏蓋閉動作検知手段によりこの閉動作が検知さ
れ、スプロケット40が第6図中反時計方向に回転を始め
る。
図示の裏蓋閉動作検知手段によりこの閉動作が検知さ
れ、スプロケット40が第6図中反時計方向に回転を始め
る。
この回転によりスプロケット40とフィルム61のパーフ
ォレーションが噛み合い、フィルム61の先端が、フィル
ム巻上室38内の、フィルム巻上スプール39の前方に送り
込まれる。
ォレーションが噛み合い、フィルム61の先端が、フィル
ム巻上室38内の、フィルム巻上スプール39の前方に送り
込まれる。
スプロケット40の回転開始より一定時間経過後に、フ
ィルム巻上スプール39が時計方向に回転し始めると、フ
ィルム61の先端がフィルム巻上スプール39に巻き取られ
る。
ィルム巻上スプール39が時計方向に回転し始めると、フ
ィルム61の先端がフィルム巻上スプール39に巻き取られ
る。
これと同時にスプロケット40は駆動源と切り離され、
これから後スプロケット40はフィルム61の巻上に従動し
て回転し、この搬送量を回転により検知する部材とな
る。
これから後スプロケット40はフィルム61の巻上に従動し
て回転し、この搬送量を回転により検知する部材とな
る。
撮影時には第7図に斜視図にて示すように、カメラ1
の上記グリップ部30を右手の手指にて把持し人差し指を
上記レリーズ釦58に添えると共に、左手の手指を上記レ
ンズ鏡筒16の外壁32に添え、丁度親指が上記ズーム操作
釦56,57の近傍を軽く押さえるようにする。
の上記グリップ部30を右手の手指にて把持し人差し指を
上記レリーズ釦58に添えると共に、左手の手指を上記レ
ンズ鏡筒16の外壁32に添え、丁度親指が上記ズーム操作
釦56,57の近傍を軽く押さえるようにする。
撮影を行なう場合はレリーズ釦58を押下し、撮影シー
ケンスを実行すれば良く、また、レンズ鏡筒16の焦点距
離を変化させる場合はズーム操作釦56,57を逐次操作す
れば良い。
ケンスを実行すれば良く、また、レンズ鏡筒16の焦点距
離を変化させる場合はズーム操作釦56,57を逐次操作す
れば良い。
以上のように従来グリップ部35の反対側にあった巻き
上げ装置を開口5の後方、すなわちレンズ鏡筒16の後方
に配置することにより、グリップ部30に回転モーメント
が加わらず、前後の重量バランスが良いカメラを得るこ
とができる。
上げ装置を開口5の後方、すなわちレンズ鏡筒16の後方
に配置することにより、グリップ部30に回転モーメント
が加わらず、前後の重量バランスが良いカメラを得るこ
とができる。
また、本実施例におけるカメラ1は、突出部35の上方
にファインダー光学系24の接眼レンズ23が配置されてい
るので、右目にてこの接眼レンズ23を覗いた場合、左目
の前を邪魔する物体がないので、この左目により撮影領
域を観察することもできる。
にファインダー光学系24の接眼レンズ23が配置されてい
るので、右目にてこの接眼レンズ23を覗いた場合、左目
の前を邪魔する物体がないので、この左目により撮影領
域を観察することもできる。
さらに、グリップ部30を上方にしてカメラ1を縦位置
にすると、円形に形成されたレンズ鏡筒16の外壁32を左
手の掌にて支持するので、安定した保持が可能となる。
にすると、円形に形成されたレンズ鏡筒16の外壁32を左
手の掌にて支持するので、安定した保持が可能となる。
次に、第8図を用いて本発明の第2実施例を説明す
る。
る。
第8図は本実施例におけるカメラの水平断面図であ
る。
る。
なお、本実施例において、上述した第1実施例におけ
るカメラ1と同一部材は同一符号を付与するにとどめ、
詳細な説明は省略する。
るカメラ1と同一部材は同一符号を付与するにとどめ、
詳細な説明は省略する。
カメラ62は、第8図に示すようにカメラ本体2と、こ
のカメラ本体2の後方に配置された裏蓋63とに分割され
る。
のカメラ本体2の後方に配置された裏蓋63とに分割され
る。
この裏蓋63は、フィルムマガジン収納室6の壁面12と
対向する部分において、カメラ本体2と一体にされた不
動部64と、この不動部64に設けられた軸65に開閉自在に
軸支された開閉部66とに分割されている。
対向する部分において、カメラ本体2と一体にされた不
動部64と、この不動部64に設けられた軸65に開閉自在に
軸支された開閉部66とに分割されている。
上記開閉部66はカメラ本体2に設けられた、不図示の
係止機構により、カメラ本体2に対して係止される。
係止機構により、カメラ本体2に対して係止される。
不動部64の、開閉部66との境界面近傍には、初期巻上
用スプロケット67が配置されており、この初期巻上用ス
プロケット67は、不図示の巻上駆動機構に連結して回転
駆動される状態と、この連結を解除されてフィルムの搬
送により回転される状態との2つの状態を有する。
用スプロケット67が配置されており、この初期巻上用ス
プロケット67は、不図示の巻上駆動機構に連結して回転
駆動される状態と、この連結を解除されてフィルムの搬
送により回転される状態との2つの状態を有する。
次に、本実施例におけるカメラ62の作用を説明する。
まず、カメラ62の電源スイッチをオンし、撮影に先立
ちカメラ62内にフィルムを装填するために不図示の裏蓋
係止機構を解除し、カメラ本体2に対して開閉部材66を
開状態にする。
ちカメラ62内にフィルムを装填するために不図示の裏蓋
係止機構を解除し、カメラ本体2に対して開閉部材66を
開状態にする。
そしてフィルムマガジン収納室6にフィルムマガジン
60を挿入し、このフィルムマガジン60の開口より延出し
たフィルム61の先端をカメラ本体2と不動部64との間に
挿入する。
60を挿入し、このフィルムマガジン60の開口より延出し
たフィルム61の先端をカメラ本体2と不動部64との間に
挿入する。
このまま開閉部材66をカメラ本体2に対して閉じる
と、不図示の裏蓋閉動作検知手段によりこれが検知さ
れ、初期巻上用スプロケット67が第7図中反時計方向に
回転を始める。
と、不図示の裏蓋閉動作検知手段によりこれが検知さ
れ、初期巻上用スプロケット67が第7図中反時計方向に
回転を始める。
この回転により初期巻上用スプロケット67とフィルム
61のパーフォレーションが噛み合い、フィルム61の先端
が、スプロケット40を乗り越える位置まで搬送される。
61のパーフォレーションが噛み合い、フィルム61の先端
が、スプロケット40を乗り越える位置まで搬送される。
そしてスプロケット40が第8図中反時計方向に回転を
始め、この回転によりスプロケット40とフィルム61のパ
ーフォレーションが噛み合い、フィルム61の先端がフィ
ルム巻上スプール39の前方に送り込まれる。
始め、この回転によりスプロケット40とフィルム61のパ
ーフォレーションが噛み合い、フィルム61の先端がフィ
ルム巻上スプール39の前方に送り込まれる。
これと同時に初期巻上用スプロケット67は駆動源と切
り離され、これから後初期巻上用スプロケット67はフィ
ルム61の搬送に従動して回転する。
り離され、これから後初期巻上用スプロケット67はフィ
ルム61の搬送に従動して回転する。
スプロケット40の回転開始より一定時間経過後に、フ
ィルム巻上スプール39が時計方向に回転し始めると、フ
ィルム61の先端はフィルム巻上スプール39に巻き取られ
る。
ィルム巻上スプール39が時計方向に回転し始めると、フ
ィルム61の先端はフィルム巻上スプール39に巻き取られ
る。
これと同時にスプロケット40は駆動源と切り離され、
これから後スプロケット40はフィルム61の搬送に従動し
て回転し、この搬送量を回転により検知する部材とな
る。
これから後スプロケット40はフィルム61の搬送に従動し
て回転し、この搬送量を回転により検知する部材とな
る。
本実施例においては、電源スイッチをオンした後にフ
ィルムを装填したが、カメラ1内のCPUによって実行さ
れるプログラムを調整し、電源スイッチをオンしなくと
も裏蓋閉動作によりフィルム装填動作が開始されるよう
にしても良いことは勿論である。
ィルムを装填したが、カメラ1内のCPUによって実行さ
れるプログラムを調整し、電源スイッチをオンしなくと
も裏蓋閉動作によりフィルム装填動作が開始されるよう
にしても良いことは勿論である。
撮影時には上記第1実施例と同じく、第7図に斜視図
にて示したように把持し、撮影を行えば良い。
にて示したように把持し、撮影を行えば良い。
以上のように構成することにより本実施例におけるカ
メラ62は、上述した第1実施例に示すカメラ1と同様の
効果を得るだけでなく、フィルム装填時にカメラ本体2
に対して開く開閉部材66の重量が少ないので、この開閉
部材66を開いている間にカメラ62を、グリップ部30が下
方になるように傾けても、自重により閉じてしまうとい
う不具合が解消できる。
メラ62は、上述した第1実施例に示すカメラ1と同様の
効果を得るだけでなく、フィルム装填時にカメラ本体2
に対して開く開閉部材66の重量が少ないので、この開閉
部材66を開いている間にカメラ62を、グリップ部30が下
方になるように傾けても、自重により閉じてしまうとい
う不具合が解消できる。
なお、上述した第1,第2実施例において、グリップ部
30はカメラ1,62の高さ方向に延びる形状にしたが、これ
を、レンズ鏡筒16の側方で、光軸に平行な方向に延び、
レンズ鏡筒16と連続した形状にしても良いことは勿論で
ある。
30はカメラ1,62の高さ方向に延びる形状にしたが、これ
を、レンズ鏡筒16の側方で、光軸に平行な方向に延び、
レンズ鏡筒16と連続した形状にしても良いことは勿論で
ある。
[発明の効果] 以上詳述したごとく本発明においては、従来このレン
ズ鏡筒を挟んでグリップ部の反対側に配置されていたフ
ィルム巻上装置を、撮影レンズの後方に、配置したの
で、前後のバランスが良く、かつ従来のカメラに比べ重
心がグリップ部側に移動するので、保持しやすく、手ブ
レ等の撮影ミスが防止できるカメラを得ることができ
る。
ズ鏡筒を挟んでグリップ部の反対側に配置されていたフ
ィルム巻上装置を、撮影レンズの後方に、配置したの
で、前後のバランスが良く、かつ従来のカメラに比べ重
心がグリップ部側に移動するので、保持しやすく、手ブ
レ等の撮影ミスが防止できるカメラを得ることができ
る。
第1図は本発明の第1実施例におけるカメラの水平断面
図、 第2図は上記カメラの垂直断面図、 第3図は上記カメラにおける閃光発光装置の起動状態を
示す垂直断面図、 第4図は上記カメラ背面図、 第5図は上記カメラの平面図、 第6図は上記カメラの裏蓋開状態を示す水平断面図、 第7図は上記カメラを把持した状態を示す斜視図、 第8図は本発明の第2実施例におけるカメラの水平断面
図、 である。 1,62……カメラ、2……カメラ本体、3,63……裏蓋 5……開口、6……フィルムマガジン収納室 16……レンズ鏡筒、30……グリップ部 39……フィルム巻上スプール(フィルム巻上装置) 40……スプロケット(フィルム巻上装置) 67……初期巻上用スプロケット(フィルム巻上装置)
図、 第2図は上記カメラの垂直断面図、 第3図は上記カメラにおける閃光発光装置の起動状態を
示す垂直断面図、 第4図は上記カメラ背面図、 第5図は上記カメラの平面図、 第6図は上記カメラの裏蓋開状態を示す水平断面図、 第7図は上記カメラを把持した状態を示す斜視図、 第8図は本発明の第2実施例におけるカメラの水平断面
図、 である。 1,62……カメラ、2……カメラ本体、3,63……裏蓋 5……開口、6……フィルムマガジン収納室 16……レンズ鏡筒、30……グリップ部 39……フィルム巻上スプール(フィルム巻上装置) 40……スプロケット(フィルム巻上装置) 67……初期巻上用スプロケット(フィルム巻上装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/02
Claims (2)
- 【請求項1】カメラ本体内にフィルムを装填して使用す
るカメラにおいて、 カメラ本体内に設けられ、撮影光束を規定して撮影画面
を形成する開口と、 この開口の側方に隣接しており、フィルムマガジンを収
納するフィルムマガジン収納室と、 上記開口の前方に配置されたレンズ鏡筒と、 上記フィルムマガジン収納室を覆うように設けられたグ
リップ部と、 上記開口の後方を通過して露光されたフィルムを巻き取
るために、上記開口の後方に配置されたフィルム巻上装
置と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】上記フィルム巻上装置はカメラの裏蓋内に
配置され、この裏蓋の閉動作により上記フィルムと接触
しこれを巻き取ることを特徴とする、請求項1に記載の
カメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13622990A JP2783443B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | カメラ |
US07/956,480 US5227822A (en) | 1990-03-25 | 1992-10-02 | Camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13622990A JP2783443B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429227A JPH0429227A (ja) | 1992-01-31 |
JP2783443B2 true JP2783443B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=15170307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13622990A Expired - Fee Related JP2783443B2 (ja) | 1990-03-25 | 1990-05-25 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2783443B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6640058B2 (en) | 2001-04-26 | 2003-10-28 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera having a miniaturized exterior shape |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP13622990A patent/JP2783443B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6640058B2 (en) | 2001-04-26 | 2003-10-28 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera having a miniaturized exterior shape |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429227A (ja) | 1992-01-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 |
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Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090522 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |