JPH07128560A - 光フアイバをパイプに収納する方法 - Google Patents

光フアイバをパイプに収納する方法

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JPH07128560A
JPH07128560A JP3361239A JP36123991A JPH07128560A JP H07128560 A JPH07128560 A JP H07128560A JP 3361239 A JP3361239 A JP 3361239A JP 36123991 A JP36123991 A JP 36123991A JP H07128560 A JPH07128560 A JP H07128560A
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pipe
optical fiber
dummy
vibration
thin
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JP3361239A
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Yoichi Yabuki
洋一 矢葺
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/52Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts using fluid, e.g. air

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光フアイバ入りダミーパイプを利用して,ど
んな光フアイバでも,能率よくどんな材質のパイプにも
流送により収納置換出来る方法. 【構成】 光ファイバを収納した太径のダミーパイプを
コイル形状に,該パイプの終端と,ダミーパイプとほぼ
同じ長さでより細いパイプをコイル形状に巻き,その始
端とを異径継手で接続.光ファイバを収納したダミーバ
イプの入口より,パイプ内に加圧流体を流入させなが
ら,光ファイバをダミーパイプより,細いパイプに光フ
ァイバを移動置換させることを特徴とする,細いパイプ
に光ファイバを収納する方法.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,流体の流動を利用し
て,種々の材質の細い長尺のパイプに,光ファイバを能
率良く収納する方法に関するものである.この発明にお
ける光ファイバとは,コアとクラッド層からなるファイ
バ素線,このファイバ素線に合成樹脂,金属,セラミッ
クなどでコーテングしたもの,これらの単心のもの,多
芯のもの,および,より線をいう.また,パイプとは
鋼,アルミその他の金属パイプ,合成樹脂パイプ,およ
びゴムパイプその他の非金属パイプをいう.
【0002】
【従来の技術】近年広く用いられるようになった光通信
ケーブルは,光ファイバが強度的に弱く,また耐環境性
に劣ることから,金属パイプ等などで覆われたものが要
求されるようになってきている,これらのパイプ等で覆
われた光フアイバのうち,光フアイバが隙間をもってパ
イプに挿入されたもの(以下,光フアイバコードとい
う)がある.これらは最近連続に測定できる温度センサ
ー,圧力センサーおよび耐火光フアイバコードとして利
用され,より隙間の少ないパイプに光フアイバを収納す
ることにより,全体のケーブルを細くでき,長く挿入で
き,しかも生産能率の良いものが望まれてきた.このよ
うな光フアイバコードの製造方法,すなわちパイプへの
光フアイバ挿通方法の一つとして,振動を利用する方法
がある.たとえば,特開昭58−186110で開示さ
れた「ケーブル並びにその製造方法および装置」があ
る.この方法は,振動を利用した挿入法で,ボビンにパ
イプをコイル状に巻き,コイル状のパイプに振動を与え
て,パイプの一端より光フアイバを挿入してパイプ内に
光フアイバを引き込む方法であるが.
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかし,このコイル状
のパイプに光フアイバを挿入する方向に振動を与える方
法ですと,図5に示すことによりパイプの移動低面とパ
イプの上面の振動による移動方向が反対になり,しかも
長いパイプですとボビンに層状に捲くので下から上,上
から下へとターンができ,光フアイバがパイプ内の上面
に当り移動方向が逆になり抵抗となり光フアイバの移動
速度を鈍らせ,特にパイプとの隙間の取れないもの及び
テープ芯線等の場合,途中捻れ等ができ,そのため挿入
速度が遅くなり,また極細の光フアイバですと静電気の
影響を受け,最終的に長いもの,隙間の少ないもの,お
よび特殊な光フアイバの挿入が出来なかった.
【0004】その改良として流体の流動を利用する方法
が開発されたが,特開昭63−199307号によると
光ファイバの供給部にテンション調整装置をいれ高圧密
室にし,パイプ入口より高圧の流体を吹き込んで光ファ
イバをパイプ内に導入する方法であるが,パイプが直線
の場合とパイプとの隙間が十分ある時は良いが,長いと
コイル状に捲き,ボビン幅が制限されるので,数回のタ
ーン部を造る必要があって,そのためパイプ内部を光フ
ァイバが移動する時,ターン部が抵抗となり,微妙なバ
ックテンションとスリップの制御を光フアイバに与えな
いと,ターン極部で後からの光ファイバに押されくびれ
が出来,これがこぶ状になりそれが抵抗となって挿入不
能になつた.
【0005】振動を付与による方法でも,また光ファイ
バの供給部分を完全気密室(高圧容器の適用を受ける)
にする事が大変で,しかも挿入継続時に先端部の光ファ
イバ(250μmの光ファイバで曲げ応力約3g)はパ
イプ内部の抵抗により速度が微妙にかはるので,それに
おおじて入口部で,適当に弱いなバックテンション(±
3gの範囲)とスリップを連続的に与にえないと,光フ
ァイバの突っ込みによる,途中のくびれが出来そのコブ
の抵抗で,挿入も挿出も出来ないという事態になり,ま
た光フアイバが細く透明であるので,たるみを検地する
センサーがなく,もつれによる光フアイバの断線と詰ま
りによるパイプを不良にし,しかも停止しない場合で
も,挿入速度が遅くなり生産能率を大いに阻害してい
た.よつて連続して弱いバックテンションと弱いスリッ
プと力の相反する調整装置がなかつたので,その方法の
実用化が阻まれていた.
【0006】
【問題点を解決するための手段】第1の発明のパイプへ
の光フアイバ収納方法は,ダミーパイプの一端からパイ
プ内に加圧流体を流入させながらダミーパイプより光フ
アイバをたるみ無く,細いパイプに移動させ,すなわち
光フアイバに加わる流体の速度差と光フアイバとの摩擦
力により光フアイバをダミーパイプより細パイプに移動
置換する.パイプに供給する流体は,空気,窒素ガスな
どの加圧気体,または水,油などの加圧液体が用いられ
る.加圧流体の供給源として,加圧ガスボンベ,ポンプ
などが用いられる.なお,パイプへの加圧流体の供給開
始を急激に行なわない場合,すなわち徐々に加圧流体の
供給量をましてゆく場合,流送による搬送力が不足して
光フアイバが細いパイプ内に進入して行かないことがあ
る.このような場合には,予め,光フアイバを細いパイ
プに直接手により,あるいはロールなどの機械的手段に
より挿入する。この初期挿入により,細いパイプ内の光
フアイバに流体の流動による十分な搬送力が生じる.初
期挿入の長さは,パイプ径,光フアイバの寸法,表面状
態,加圧流体の圧力,種類などによって異なるが,大体
数〜十数mである.
【0007】第2の発明のパイプへの光フアイバ収納方
法は,パイプをコイル状に捲き,そのパイプのコイルを
振動させると供に,パイプの一端からパイプ内に加圧流
体を流入させながら光フアイバを移動させ,光フアイバ
を流送と振動によりパイプに収納置換する.パイプのコ
イルを形成するには,ボビン,スプールなとの円筒体に
巻き付ける.また,パイプのコイルを振動させるには,
上記円筒体を振動モータ,バイブレータ,超音波モータ
などの公知の手段により駆動する.
【0008】パイプ内へ光フアイバを収納し易くする点
から,上記振動の振動数は5Hz以上,好ましくは30
〜100Hz,全振幅は0.1mm以上、好ましくは
0.5〜2.0mmである.振動は少なくともパイプに
進入している光フアイバに対して直角また垂直方向の成
分をもつことが望ましい.なお,光フアイバの進行に或
プラスの角度を持ってパイプのコイルを振動させると,
図5に示すように,パイプの底面では進行方向,パイプ
の上面では進行方向と反対の方向の搬送力が発生するの
で,光フアイバは加圧流体による搬送力により,浮きあ
がつているので,逆の搬送力が加わり挿入できないとい
うトラブルの要因となるが,その流動による搬送力に影
響を与えないのは土6度内の振動角度である.
【0009】
【作用】本発明の特徴はパイプの一端から供給された加
圧流体はパイプの他端に向かって流れ,パイプ入口より
高圧ガスを流入させるので,既に内部に収納された光フ
ァイバは全長にわたって流入ガスに侵ることになるの
で,がス流体が潤滑と浮かす役目をして,ほんの僅かの
ガス流力で,接続している細いパイプに迅速に移動置換
できる,また光フアイバの供給スプールの役目として,
光ファイバを収納したダミーパイプは,長いコイル状の
パイプ内であるので,たるみによるもつれの心配がな
く,また光ファイバの収納されたパイプは太く,所望の
パイプは細いので,次定式によりp+1/2ρv
=p+1/2ρv (p,pパイプ内一点にお
ける圧力 v,vパイプ内ガス流体の速度,,ρ流
体の密度).ガス流速は径に比例して太いパイプでは遅
く,圧力は高く,細いパイプでは早く圧力は低くいの
で,後ろを適当な圧力と速度摩擦力に引っ張られながら
適当にスリップして,光ファイバはくびれ,うねりの発
生なく高速でほぼ直線コイル状で移動するとこになり,
どんなに細く硬く,軟らかく,長い,また異形の光ファ
イバでも理想的挿入状態になる.
【00010】第2の発明においては,いずれか一方ま
たは両方に振動を付与する方法はパイプ内部の光ファイ
バに振動を与え,浮かす役目を果たすので,その結果流
体の圧力制御を補佐するので流体(10Kgf/mm
でよい)の節約と更に微妙にダミーパイプと細いパイプ
両方で光ファイバの挿入速度を制御できる.光ファイバ
を収納した太径ダミーパイプとは,これはロール成形溶
接法で光ファイバをフープ材を成形パイプにし収納した
もの,またパイプコイル状の長手方向全体の低面に施し
たにエーヤスライト法.振動挿入法,超音波モータ法で
挿入したものなど.
【00011】他の目的として,光フアイバの保証期間
中に亀裂,腐食などにより,パイプ内に海水あるいは真
水が侵入して光コネクターなどの器機を破損することが
ある,この水走り防止するため,吸水してゲル化する高
分子吸水剤をパイプ内に入れておくことが必要である。
パイプ内部に光ファイバと高分子吸水剤を入れるため,
本装置の中間継ぎ手部に円筒気密室を設け,その中に高
分子吸水剤の粉体いれ,ガス流で流動層にし,所望の細
いパイプに差圧と振動を利用して,細パイプに光ファイ
バと粉体を挿入できるので,水走り防止用の細径光ファ
イバケーブルを製造することが出来る,従来はパイプが
細くなると粉体を挿入することがむっかしかった.
【00012】また他の固定方法として異種線条物を光
ファイバと同時に所望の細いパイプに挿入して後,異種
線条物を融点以上に加熱し,膨張させパイプ内部に融着
固定する,従来の方法ではクリァランスが小さいと,異
種線条物を挿入出来なく,そのため単心で光ファイバを
挿入し,更に光ファイバにうねりをいれるため,パイプ
に張力を掛けてボビンに捲き,捲きをほぐしてパイプの
みを縮ませ光ファイバをたるせ,うねりをいれる方法が
あるが,全体のパイプを加熱してパイプ内部の光ファイ
バの表面をコーテングしているナイロン等を溶かし,膨
張させて管内部に付着させることはパイプの隙間が大き
いので,光ファイバをパイプ内部に固定することが困難
であった.
【00013】
【実施例】以下,金属パイプへの光フアイバ収納装置,
およびその装置による収納方法について説明する.図1
は第1の発名を実施するための装置の一例を示すもので
ある.図面に示すように,ダミーパイプ6は出口方向に
異径継ぎ手7を備えて,細いパイプ8の入口側に接続さ
れ,細いパイプ8の出口側は大気に放出されている.ダ
ミーパイプ6の入口側には電磁式止め弁2および圧力調
整弁3を介して窒素ガスボンベ1が接続されている.窒
素ガスボンベ1には圧力150kgf/cmの窒素ガ
スが充填されている.圧力調整弁3は窒素ガスの圧力を
150kgf/cmから50kgf/cmに減圧す
る.
【00014】上記装置により細いパイプ8に光フアイ
バ5を収納するには,まず光フアイバ5が挿入されてい
るダミーパイプ6の入口側に接続金具4を介して窒素ガ
スボンベ1を接続し,コイル状に捲かれたダミーパイプ
6の入口側より,加圧流体を流入させる,このとき,収
納開始初期に光フアイバ5に十分な搬送力を与えるため
に,光フアイバ5の先端を数m程度手により細径パイプ
8内に押し込んでおく.数十m以下の短尺のパイプの場
合はパイプは直線状に伸ばした状態でもよいが長者尺の
場合はパイプの取扱いの点からループ状あるいはコイル
状に捲いた状態とする.上記のようにして収納準備がで
きたならば,電磁止め弁2を開いて収納を開始する.電
磁止め弁2を開くと,窒素ガスが窒素ガスボンベ1から
ダミーパイプ6を通って細いパイプ8に流入する。ダミ
ーパイプ6はある程度の容積をもっているので,パイプ
内圧力は徐々に上昇する.光フアイバ5はダミーパイプ
6より異径継ぎ手7を通って細径パイプ8に入り,光フ
アイバ5に作用するガス流速により光フアイバ5を浮か
せ,流速の摩擦力によりダミーパイプ6より細いパイプ
8内を高速で進すんでいく.
【00015】図2は第2の発明,すなわちパイプに振
動を与えながら光フアイバ5を流送する方法を実施する
ための光フアイバ収納装置の全体側面図,図3はこの装
置の振動テーブルの平面図である.両装置の架台16
A,16Bは振動しないように床面17に強固に固定さ
れている.架台16A,16B上面の四隅には振動テー
ブル20A,20Bに支持用のコイルばね15A,15
Bが取り付けられている.架台16A,16B上には,
支持ばね15A,15Bを介して正方形の盤状の振動テ
ーブル20A,20Bが載置されている.振動テーブル
20A,20Bの下面から支持フレームが下方にのびて
いる.
【00016】振動テーブル20A,20Bの支持フレ
ームには,一対の振動モータ13A,14A,13B,
14Bが取り付けられている.振動モータ14A,14
Bは,振動モータ13A,13Bを振動テーブル20
A,20Bの中心軸線CA,CB周りに180度回転し
た位置および姿勢にある.また,振動モータ13A,1
3Bはこれらの回転軸が水平となる姿勢となっている.
振動モータ13A,13Bは回転軸の両端に不平衝重錘
(図示しない)が固着されており,不平衡重錘の回転に
よる遠心力により振動テーブル20A,20Bに垂直方
向の加振力を与える.すなわち,この一対の振動モータ
13A,14A,13B,14Bは振動数および振幅が
互いに一致し,回転方向が互いに逆向きに駆動される.
したがって,この−対の振動モータ13A,14Bによ
る振動を合成すると,振動テーブル20A,20Bは上
下に振動する.振動テーブル20A,20Bは上記のよ
うに支持ばね15A,15Bを介して架台16A,16
Bに取り付けられているので,振動テーブル20A,2
0Bの振動は架台16A,16Bに伝わらない.
【00017】ボビン軸が振動テーブル20Aの中心軸
線CA,にほぼ−致するようにして,ダミーパイプ6を
巻いたボビン12Aが振動テーブル20Aに固定されて
いる.ボビン12Aには光フアイバ5が収納されたダミ
ーパイプ6がコイル状に巻き付けられ,このダミーパイ
プ6の下端から加圧流体がダミーパイプ6内に供給され
る.光フアイバ5に過大な曲げ応力を与えないためにダ
ミーパイプ6,のコイルの直径は600mm以上あるこ
とが望ましい.この実施例では,光フアイバ5はファイ
バ素線に樹脂をプレコートしたものであり,ダミーパイ
プ6はステンレスパイプである。ボピン12Aは振動モ
ーター13A,14Bの振動を確実に受けるように,こ
れらの下部フランジ18Aの外周縁がそれぞれ振動テー
ブルに固定治具19Aで固定されている.ボビン12A
の側方に,上記実施例のものと同じ圧力調整弁3および
電磁式止め弁2および窒素ガスボンベ1が同様に接続さ
れている.
【00018】ダミーパイプ6を巻いたボビン12Aの
左側に,上記同様の装置で細いパイプ8を巻いたボビン
12Bを固定した振動装置がある.このパイプ8の入口
下端とダミーパイプ6の出口上端を異径継ぎ手7で接続
している.接ぞくはダミーパイプ6の出口端をニップル
7Bに挿入し袋ナットで7A締め付ける細いパイプの8
入口端を反対側よりニップル7Bに挿入し同様に袋ナッ
ト7Cで締め付ける.つぎに,上記のように構成された
装置により細いパイプ8に光フアイバ5を収納する方法
について説明する.予め,ボビン12Aにダミーパイプ
6,ボビン12Bに細いパイプ8をコイル状に巻き付け
てコイルを形成するとともに,そのダミーパイプ6にフ
ァイバ素線にプレコートされた光フアイバ5をいれてお
く.パイプ6,8を巻き付けたボビン12A,12Bを
各々の振動テーブル20A,20Bに固定する.ダミー
パイプ6の終端から光フアイバ5の先端部を引出し,細
いパイプ8入口部に数m挿入する.細いパイプ8入口端
はパイプ8のコイルの最下端に位置しており,光フアイ
バ5は細いパイプ8のコイルのほぼ接線方向に沿って細
いパイプ8内に挿入されるようになっている.
【00019】なお,振動モータ13A,14A,13
B,14Bを駆動すると,振動モータ13A,14A,
13B,14Bは前述のような位置および姿勢で振動テ
ーブル20A,20Bに取り付けられているので,振動
テーブル20A,20Bは上下に振動する.この時のダ
ミーパイプの振動テーブル20Aの振幅は細いパイプの
振動テーブル20Bの振幅のほぼ1/3が望ましい.こ
れはダミーパイプ6と細いパイプ8と光フアイバ5との
隙間の違いにより,0.6mmあるので3倍の速度差が
生じるためである.上記のようにして収納準備が終る
と,電磁式止め弁2を開く,電磁式止め弁2は瞬間的に
全開するので,窒素ガスは高速でダミーパイプ6を経て
細いパイプ8に流入する.この結果,光フアイバ5の先
端部は高速窒素ガスに伴われて細いパイプ8に入る.
【00020】パイプ6,8内を流れる窒素ガスと光フ
アイバ5表面との間の摩擦力およびパイプ6,8内の径
差による流体の速度差,圧力差により,先端部は早く後
端部は遅くの搬送力が加わるので光フアイバ5に適当な
バックテンションが与えられパイプ8のコイル状に沿っ
て光フアイバ5はほぼ直線状になり途中にくびれ等の発
生なしに,光フアイバ5に理想的な搬送力が与えられ
る.このようにして,光フアイバ5の先端はパイプ8の
出口端に達し,光フアイバ5は細いパイプ8内に収納置
換される.窒素ガスのパイプ6,8への流入による窒素
ガスの量の減少は,窒素ガスボンベ1からの窒素ガスの
補給により補われ,圧力は常に10Kgf/cmに保
たれる. 製品例 図2に示す装置により次の条件で光フアイバをステンレ
スパイプに収納した. (1) 供試材 ダミパイプ;内径が2.0mmφ,外径2.4mmφ長
さ3,000mのステンレスパイプを,巻胴径900m
mφのアルミ製ボビンに整列巻したステンレスパイプコ
イル(以下の光フアイバを収納している). 光フアイバ; 石英ガラス光フアイバ4本(径125μ
m)に幅1.1mm,厚さ0.2mm,長さ3,000
mに樹脂コーテングしたテープ状の光フアイバ. パイプ ;内径1.4mmφ外径1.8mmφ長さ
3,000mのステンレスパイプを巻胴径900mmφ
のアルミ製ボビンに整列巻したステンレスパイプコイ
ル. (2)加圧流体:圧力10Kgf/cmの窒素ガス. (3)振動条件: ダミーパイプ機の振動数 20H
Z,全振幅0.7mm細いパイプ機の振動数 20H
z,全振幅 2mm挿入力20g(細いパイプが光フア
イバを引き込む力)振動角度 −3度 (4)収納結果:移送速度 10m/min 収納時間 5時間 従来例(1) 収納結果: 移動速度, 10m/min 挿入長さ限界: 300m(ターン部)+50m
でストップ。 この発明は上記実施例に限られたものではない.パイプ
の光フアイバへの供給は,1本のみに限らずパイプ内径
と光フアイバ径との関連で複数本でも可能で,また粉体
でも流体でも良い.パイプのコイルの振動方向は光フア
イバの進行方向に対して直角方向とする他,進行方向と
する,あるいは両者を合成した斜め方向とする等いろい
ろ考えられるが.特にボビン軸と振動テーブルの中心軸
線をほぼ一致させてパイプの任意の点から施状の経路に
沿ってあるプラスの振動角度で往復するようにパイプの
コイルを振動させると,光フアイバには加圧流体による
搬送力に加えて振動による搬送力が加わる.この搬送力
はパイプの低面では進行方向,パイプの上面では進行方
向と反対の方向の搬送力が発生するので,光フアイバは
加圧流体による搬送力により,浮きあがつているので,
逆の搬送力が加わりトラブルの要因となるが.経験的に
振動角度±6度までなら流送と併用による搬送力に影響
を与えない。光フアイバはパイプのコイルの上部から供
給するようにしてもよい。コイル中心軸水平となったコ
イル姿勢であってもよく,またパイプのコイル振動方向
は水平であっても良い.パイプのコイルを電磁式バイブ
レータで加振することも出来る.また加圧流体は窒素ガ
スに代えて,空気,水あるいは油であってもよい.
【00021】
【効果】本発明により,装置が簡単で故障の少ない装置
により,完全無人での方法で,隙間の無い細い長尺パイ
プに,光ファイバを能率良く挿入でき.大幅に生産量を
増加させることが出来る.また他の光ファイバをパイプ
に収納する方法装置にたいしても,例えばロール成形溶
接法で製造した溶接不良等のものを別のパイプに完全に
再生ができ,また他種材料,他サイズのパイプに容易に
内部の光ファイバを置換でき.しかも特殊な光ファイバ
を隙間の少ない細いパイプに高速(600m/H)で収
納でき,生産性の良いものを提供することが出来る,ま
た更に,細いパイプに粉体の充填,他種線条物を挿入で
き、高能率の製造方法を提供できた.また振動法で太め
の挿入容易のパイプに始め光ファイバを挿入し,所望の
パイプに高速で収納置換させ,おおいに生産能率化を図
る事もできる.
【図面の簡単な説明】
【図1】流送によりダミーパイプ内の光フアイバをパイ
プに収納するための装置の一例を示す系統図.
【図2】流送および振動により光フアイバをパイプに収
納するための装置の一例を示す側面図.
【図3】第2図に示す装置のダミーパイプの振動テーブ
ルの平面図.
【図4】継ぎ手部の粉体を挿入する装置の側面図.
【図5】パイプ内の光フアイバが振動により移動する方
向の説明図
【符号の説明】
1 窒素ガスボンベ 2 電磁バルブ 3 流量調整弁 4 継ぎ手 5 光フアイバ 6 ダミーパイプ 7 異径継ぎ手 8 細いパイプ 13A,14A 振動モータ 15Aスプリング 20A振動テーブル 21 粉体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを収納した太径のダミーパイ
    プをコイル形状に巻き,該パイプの終端と,ダミーパイ
    プと同じ長さでより細いパイプをコイル形状に巻き,そ
    の始端とを異径継手で接続.光ファイバを収納したダミ
    ーパイプの入口より,パイプ内に加圧流体を流入させな
    がら,光ファイバをダミーパイプより,細いパイプに光
    ファイバを流送で移動置換させることを特徴とする,細
    いパイプに光ファイバを収納する方法。
  2. 【請求項2】 ダミーパイプと細いパイプをそれぞれコ
    イル状に巻き,該パイプのコイルの一方又は両方に振動
    を付加させるとともに,ダミーパイプの入口端からパイ
    プ内に加圧流体を流入させながら,細いパイプに光ファ
    イバを移動置換させることを特徴とする,請求項第1項
    記載の方法.
  3. 【請求項3】 継ぎ手中間部に円筒状の気密室を設け,
    内部に粉体を入れ,加圧流体の差圧を利用し,更にパイ
    プに振動を付加し,細いパイプに光ファイバと粉体を同
    時に収納することを特徴とする,請求項第2項記載の方
    法.
  4. 【請求項4】 光ファイバと線条物を細いパイプに移動
    置換させた後,細いパイプに収納した光ファイバと線条
    物を線条物の融点以上に加熱して,パイプ内に光フアイ
    バ融着させて,光ファイバをパイプ内部に固定する方
    法.
JP3361239A 1991-12-25 1991-12-25 光フアイバをパイプに収納する方法 Pending JPH07128560A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013069585A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの製造方法

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JP2013069585A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの製造方法

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