JP2803881B2 - 管内への線状体挿通方法 - Google Patents
管内への線状体挿通方法Info
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Description
て線状体を管内に挿通する方法に関する。
管あるいはシース内に挿通された光ファイバケーブル、
電線、複合構造管その他の製造に用いられる。
る。たとえば、近年広く用いられるようになった光通信
ケーブルは、光ファイバが強度的に弱いことから、金属
被覆をした構造のものが要求されるようになって来てい
る。このために、光ファイバ心線あるいはコードをたと
えば直径数mm以下、長さ数百m以上の鋼管に挿通する必
要がある。あるいは、光ファイバ心線の挿通に先立っ
て、鋼線などの金属線をメッセンジャーワイヤとして管
に挿通することもある。
造する方法として、特開昭58−186110および特開昭62−
44010が知られている。こらの方法では、線状体を挿通
するキャリア部材あるいは管を振動させ、振動コンベア
の原理で線状体に搬送力を与え、キャリア部材あるいは
管に線状体を挿入する。
があった。
管内への線状体の進入がしばしば停止する。管内への線
状体の進入がいったん停止すると、管を引続き振動して
も線状体は止ったままとなる。このような状態で線状体
の挿通を進めるには、管内の線状体を全長にわたり、ま
たはかなりの長さ引き抜いて、挿通をやり直さなければ
ならなかった。したがって、長尺の管に線状体を挿通す
る場合、挿通作業の能率は低く、長時間を要していた。
発明者らは途中で線状体の進入が停止する原因を追求し
た結果、次のことを知見した。
の前端部が管内壁天井近傍部よりの後進力を受けて、前
端部の前進が後続の部分よりも遅れ、または前端部が停
止すると、前端部は後続の部分より押されて前端部のう
ねりが急速に大きくなる。この結果、線状体の前端部に
おいて、複数のうねりの頂部が同時に管内面に強く接触
して挿通の抵抗となり、突然挿通ができなくなる。
となく線状体を円滑に挿通することができ、あわせて管
内の線状体の余長を適正な大きさにすることができる管
内への線状体挿通方法を提供しようとするものである。
ル状に巻いて管のコイルを形成する。管の任意の点がら
旋状の経路に沿って往復動するように管のコイルを振動
させる。そして、線状体を管の入口端へ供給する速度が
前記振動による線状体の搬送速度40〜95%となるように
線状体供給速度を調節しながら線状体を管の入口端に供
給するとともに、線状体供給速度により余長を調節す
る。
円筒体に管を巻き付ける。管のコイルの直径は、挿通性
および線状体に過大な曲げ応力を与えない点から1500mm
以上であることが望ましい。
タ、電磁バイブレータなどの公知の手段により駆動すれ
ばよい。振動条件は、たとえば振動角(すなわち、ら旋
のリード角)が5〜30度、振動数が10〜30Hz、全振幅が
垂直成分で0.2〜2.0mm程度である。管のコイルの振動
に、超音波振動発生器を利用してもよい。
たボビン、または線状体のコイルを収納した容器から供
給される。
内の線状体に与える余長の大きさによって変わる。線状
体供給速度を調節するには、フィーダたとえば回転駆動
ロールを含むロール対を備えたロールフィーダを用い
る。ロール対により線状体を挟持し、回転駆動ロールの
回転速度を調節することにより線状体供給速度を調節す
る。さらに線状体を巻き取ったスプールが回転駆動され
る場合には、スプールの回転速度を調節して線状体の供
給速度を調節することもできる [作用] 管の任意の点がら旋の経路に沿って往復動するように
管のコイルを振動させると、コイル状となった管の内部
の線状体は管内壁底面より斜め上前方に向う力を受け
る。この力により、線状体は管内で斜め上前方に向って
飛び跳ね、あるいは管内壁底面を滑動する。このように
して、管内の線状体は管内壁よりコイル円周方向の搬送
力が間欠的に与えられて管内を前進する。
管内壁天面に接触しやすくなり、これにより線状体は後
方に向かう力を受けて前進が妨げられる。しかし、線状
体の供給速度が振動による線状体の搬送速度よりも遅い
場合、管内の線状体を後方に引っ張ることになり、管内
の線状体のうねりは小さくなる。したがって、管に進入
した線状体の先端部において、管内面とうねりの頂部と
の間の摩擦は小さく、または無くする。この結果、線状
体の挿通が途中で停止する虞れは、ほとんど無くなる。
度により管に挿通された線状体の余長は調節される。す
なわち、線状体供給速度がら旋振動による線状体の搬送
速度に近くなるほど余長は大きくなり、逆に線状体供給
速度が搬送速度より低くなるほど、余長は小さくなる。
したがって、適正な余長の入った製品を得ることができ
る。
施例として説明する。
説明する。第1図はこの発明を実施する装置の全体図、
第2図は上記装置の一部である振動テーブルの平面図、
および第3図はロールフィーダおよび管保持装置の詳細
図である。
いる。架台11上面の四隅には振動テーブル支持用のコイ
ルばね18が取り付けられている。
動テーブル14が載置されている。振動テーブル14の下面
から支持フレーム15が下方に延びている。
ーター21,22が取り付けられている。振動モーター22
は、振動モーター21を振動テーブル14の中心軸線C周り
に180度回転した位置および姿勢にある。また、振動モ
ーター21,22は、これらの回転軸が上記中心軸線Cを含
む鉛直面にそれぞれ平行であり、かつ振動テーブル面に
対して互いに逆方向に75度傾斜する姿勢となっている。
振動モーター21,22は回転軸の両端に不平衡重錘24が固
着されており、不平衡重錘24の回転による遠心力により
振動テーブル14にこれの面に対し斜め方向の加振力を与
える。この一対の振動モーター21,22は、振動数および
振幅が互いに一致し、加振方向が互いに180度ずれるよ
うに駆動される。したがって、この一対の振動モーター
21,22による振動を合成すると、中心軸が振動テーブル1
4の中心軸線Cと一致するら旋に沿うようにして振動テ
ーブル14は振動する。振動テーブル14は上記のように支
持ばね18を介して架台11に取り付けられているので、振
動テーブル14の振動は架台11に伝わらない。
りに、たとえばクランク、カムあるいは電磁石を利用し
た加振装置でもよく、また振動モーター21,22の振動テ
ーブル14への取り付け方も図示のものに限定されない。
うにして、ボビン27が振動テーブル14上に固定されてい
る。ボビン27には光ファイバ7が挿通される管1がコイ
ル状に巻き付けられ、この管のコイル5の一端から光フ
ァイバ7が管内に供給される。光ファイバに過大な曲げ
応力を与えないために管のコイル5の直径は150mm以上
であることが望ましい。この実施例では、光ファイバ7
は光ファイバ素線に樹脂をプレコートしたものであり、
管1は鋼管である。ボビン27は振動モーター21,22の振
動を確実に受けるようにこれの下部フランジ29の外周縁
がそれぞれ振動テーブル14に固定治具31で固定されてい
る。ボビン27は円周方向にボビン軸心方向に凹凸が連続
するように溝(図示しない)を設けてあり、溝に管1が
密接するようになっている。
ル34が配置されている。供給スプール34は軸受台35に回
転可能に支持されている。供給スプール34はこれに巻き
付けられた光ファイバ7を繰り出し、管1の入口端3に
供給する。
ており、供給スプール34と駆動モーター38とはベルト伝
動装置40を介して作動連結されている。供給スプール34
は駆動モーター38により回転駆動され、光ファイバ7を
繰り出して、ボビン27に巻き付けられた管1に光ファイ
バ7を供給する。
ファイバ保持ガイド43が設けられている。光ファイバ保
持ガイド43は、供給スプール34から繰り出された光ファ
イバ7を保持する。
検出装置47が配置されている。光ファイバ送給状態検出
装置47は、支持柱48およびこれに取り付けられた光ファ
イバ高さ位置検出器49から構成されている。光ファイバ
高さ位置検出器49はイメージセンサとこれに対向して配
置された光源とからなっており、光ファイバ7の通過位
置にあって光ファイバ7のたるみ具合を検知する。イメ
ージセンサとしてCCDラインセンサが用いられる。
52が接続されており、回転速度制御装置52は検出装置47
からの信号に基づき前記駆動モーター38の電源39の電圧
を制御する。すなわち、光ファイバ7が光ファイバ高さ
位置検出器49を光源から遮断する高さ位置に応じて駆動
モーター38の回転速度、つまり光ファイバ7の繰出し速
度を制御する。
フィーダ57による光ファイバの送り速度に追従するよう
に供給スプール34からの光ファイバの繰出し速度を制御
する。
持ガイド54が配置されている。
面に加工しておくことが好ましく、これらの材質は光フ
ァイバ7の移送を阻害しないように摩擦係数の小さいも
の、たとえばガラス、プラスチックなどを用いることが
できる。光ファイバ保持ガイド43,54のいずれかにおい
て、これらを通過する光ファイバ7の表面にカーボン、
タルク、あるいは2硫化モリブテンなどの粉末よりなる
固体潤滑剤を供給するようにしてもよい。
配置されている。第3図に示すように、ロールフィーダ
57のハウジング58に駆動ロール59が回転可能に取り付け
られている。駆動ロール59は減速機付きモーター61によ
り回転駆動され、減速機付きモーター61は速度制御装置
62により速度制御される。また、ハウジング58にはアー
ム64がピン65により連結されており、アーム64の先端に
押えロール67が回転可能に取り付けられている。アーム
64は手動操作によりピン65周りを回動し、押えロール67
は駆動ロール59に接し、あるいは駆動ロール59から離れ
る。駆動ロール59および押えロール67の外周にはそれぞ
れゴムタイヤ60,68が取り付けられている。駆動ロール5
9および押えロール67は、押えロール67の自重により光
ファイバ保持ガイド54からの光ファイバ7を挟持し、駆
動ロール59の回転により光ファイバ7を管入口端3に送
り込む。
いる。第3図に示すように、管保持装置71は外筒72、中
筒73および内筒74よりなっている。外筒72はスタンド76
により床9に固定されている。中筒73には、多数のボー
ル77が回転可能に取り付けられている。ボール77は中筒
73の内外面から突出し、外筒72の内周面および内筒74の
外周面にそれぞれ接している。したがって、内筒74は回
転および筒軸方向の動きは可能であるが、直径方向に動
くことはできない。なお、内筒74が外筒72から抜け出な
いように、内筒74の両端寄りにはそれぞれストップリン
グ78が取り付けられている。
ファイバ7を挿通する方法について説明する。
5を形成する。管1はボビン27に対し1層巻きに限ら
ず、複数層巻きする場合が多い。この場合は1層目はボ
ビン27の溝に密接するが、2層目以降は前層の管1の間
に入り込むことになる。そして、最終層を接着テープ30
で固定する。ついで、コイル軸と振動テーブル14の中心
軸線Cが一致するようにして、管1を巻き付けたボビン
27を振動テーブル14上に固定する。
ル1巻き分ほど巻き戻し、適当な長さに切断したのち、
管のコイル5からコイル接線方向に水平に引き延ばす。
ついで、管の入口端3を管保持装置71の内筒74に通し、
止めじ79により管の入口端3を内筒に固定する。また、
管入口部分2の基部はボビン27のフランジ29に締付け金
具32で固定する。
れた光ファイバ7を巻いておく。そして供給スプール34
から光ファイバ7を引き出し、光ファイバ保持ガイド4
3、光ファイバ送給状態検出装置47、光ファイバ保持ガ
イド54およびロールフィーダ57を経由して光ファイバ7
の先端部8を管の入口端3に位置させる。
ール34の振動モーター38およびロールフィーダ57の駆動
モーター61を駆動する。ロールフィーダ57により光ファ
イバ7は管の入口端3から管内に送り込まれる。
振動テーブル14に取り付けられているので、振動テーブ
ル14は中心軸線Cの周りのトルクおよび中心軸線方向の
力を受ける。この結果、振動テーブルの任意の点は、第
1図に示すら旋Hに沿うような振動をする。この振動V
は、振動テーブル14から更に固定金具31およびボビン27
を順次介して管1のコイル5および入口部分2に伝達さ
れる。
5に与えると、振動の物品搬送力によりコイル5上方の
管入口端3から供給した光ファイバ7は連続的に管1内
に進入して行く。管1のコイル5の部分の光ファイバ7
は、管1の内壁から受ける力のコイル円周方向成分によ
って推進され、管内に入って行く。コイル軸と振動テー
ブル14の中心軸線Cが一致しているので、管内の光ファ
イバ7は中心軸線Cを中心として円運動(第2図の例で
は時計方向Pの円運動)を行う。すなわち、光ファイバ
7は供給スプール34から繰り出されて、光ファイバ保持
ガイド43、光ファイバ送給状態検出装置47、光ファイバ
保持ガイド54、ロールフィーダ57、管入口端3、入口部
分2、コイル状の管1、管出口端の順にコイル5の振動
により移動し、所定時間後にコイル5全体に挿通され
る。
振動による光ファイバ7の搬送速度以下の速度となるよ
うに、駆動ロール59を駆動して光ファイバ供給速度を調
節する。光ファイバ7はロールフィーダ57により制動を
受けながら管1に挿入されることになる。これより、管
内を挿通する光ファイバのうねりを小さくすることがで
きる。光ファイバのうねりが小さいと、光ファイバの前
進を妨げる管内壁の天面との接触機会が少くなり、光フ
ァイバの円滑な挿通が可能となる。さらに、管1に挿通
された光ファイバ7の余長を調節することができる。す
なわち、光ファイバ供給速度がら旋振動による光ファイ
バ7の搬送速度に近くなるほど余長は大きくなり、逆に
光ファイバ供給速度が搬送速度より低くなるほど、余長
は小さくなる。
正な大きさでなければならない。第4図(a)は余長が
小さい場合を示している。光ファイバ7は余長が小さい
と、管1の温度変化による伸びに追従することができ
ず、切断する虞れがある。第4図(b)は適正な余長を
示している。また、第4図(c)は過大な余長を示して
おり、光ファイバ7の曲りにより、また管壁面からの側
圧により伝送損失が大きくなる。光ファイバ供給速度を
上記のように調節することにより、余長を適切な大きさ
とするこができる。
図において、第1図に示す装置、部材には同一の参照符
号を付け、これらの詳細な説明は省略する。
る。この実施例が第1図に示す実施例と異なる点は、光
ファイバ供給装置が光ファイバ収納容器88とガイド管90
とからなっていることである。光ファイバ収納容器88は
円筒状をした容器本体89を有し、頂部が開口している。
ガイド管90は光ファイバ収納容器88の頂部からロールフ
ィーダ57に向かって延びている。光ファイバ送給状態検
出装置47はロールフィーダ57と管保持装置71との間に配
置されている。
は光ファイバ収納容器88内にループ状にして積層収納さ
れている。ループ状に積層された光ファイバ7はロール
フィーダ57により上部から順次上方に引き出され、ガイ
ド管90、ロールフィーダ57、光ファイバ送給状態検出装
置47および管保持装置71を経て、管1に供給される。光
ファイバ7を管1に挿入している間に、ロールフィーダ
57と管保持装置71との間で光ファイバ7がたるむと、た
るみを検出した光ファイバ送給状態検出装置47からの信
号によりロールフィーダ57の駆動ロール59は減速され、
たるみは除去される。また、この光ファイバ7のたるみ
量が所定量を超えると、駆動ロール59は停止される。
てきた光ファイバ7は、自重により管の入口部分2に落
下するようにしている。
装置33が配置されている。光ファイバ送給装置33の出側
に隣接して光ファイバガイド管92がブラケット82に支持
されて鉛直に配置されている。
イバ7を供給する。すなわち、光ファイバ供給装置33の
供給スプール34の一部が、床9から前方に突き出てお
り、その直下に直線状のガイド管92が鉛直に配置されて
いる。
と同じ構造の管保持装置71が配置されている。
ファイバ7を挿通する方法について説明する。
し、湾曲させ上方に向って延ばす。管1の入口端3は管
保持装置71により支持する。光ファイバ7を光ファイバ
供給装置33の供給スプール34から引き出し、先端部をガ
イド管92を経て管入口端3に位置させる。
ル34の振動モーター38を駆動する。スプール34の回転に
より光ファイバ7は管の入口端3から管内に送り込まれ
る。
て、光ファイバ7を管の入口端3へ供給する速度が、振
動による搬送速度を超えないようにしている。もちろ
ん、この実施例においても前記光ファイバ送給状態検出
装置を設けて光ファイバ7のたるみ量を検出し、たるみ
量に応じて供給スプール34の回転速度を減速あるいは停
止するようにしてもよい。
実施例は第2の実施例(第5図)の別の態様であり、第
2の実施例と大きく異なる点は、管入口端部が保持され
ていないことである。
管90の出側に隣接してロールフィーダ57が配置されてい
る。ロールフィーダ57の出側はすぐに管入口端となって
いる。ロールフィーダ57は図示していないが、第3図に
示した減速機付きモータ61および速度制御装置62を備え
ている。ロールフィーダ57は管入口端3の振動により光
ファイバが管入口端3の手前で大きく波打つように振れ
動くことを抑止する。
ずれも装置の簡略化を図ったものである。
実施例は第2の実施例の更に別の態様であり、第2の実
施例と大きく異なる点は、光ファイバ収納容器の出側に
設けた第2ロールフィーダにより光ファイバ収納容器か
ら光ファイバを引き出すことである。
ルフィーダ57との間に第2ロールフィーダ153、第2光
ファイバ送給状態検出装置155および支持ガイド157が配
置されている。第2ロールフィーダ153および第2光フ
ァイバ送給状態検出装置155の構造は、第1ロールフィ
ーダ57および第1光ファイバ送給状態検出装置47の構造
とそれぞれ同じである。支持ガイド157は第1図に示す
支持ガイド54と同様の構造をしている。支持ガイド157
はボビン27と光ファイバ収納容器88との間の距離に応じ
て決められる。たとえば、光ファイバ収納容器88がボビ
ン28から遠く(たとえば、10m)離れた位置にしか設置
できない場合、支持ガイド157の長さはその距離に応じ
て長くされる。
光ファイバ7を引き出して第1ロールフィーダ57に供給
する。光ファイバ7は、第2ロールフィーダ153と支持
ガイド157との間においてたるむようにして第1ロール
フィーダ57に供給される。この結果、光ファイバ7はこ
れに張力が生じないようにして第1ロールフィーダ57に
供給される。第2ロールフィーダ153は光ファイバ収納
容器88からの光ファイバ7の引き出しを確実にする。な
お、この実施例では管入口端部が管保持装置71により保
持されているが、管の入口部分2の長さが比較的短いな
どの場合には保持しなくてもよい。
る。光ファイバ供給装置100は静止したボビン66とガイ
ド管90とからなっている。床面9あるいは適宜のフレー
ムに置かれて静止したボビン66は光ファイバ7のコイル
の10の繰り出しとガイド管90への引き入れを容易にする
ため、上部フランジを外している。光ファイバ7のコイ
ル10は、ファイバ製造所で巻き取られたままのものを使
用する。光ファイバ7をボビン66から解きほぐし、解き
ほぐされた光ファイバ7の先端部はガイド管90を経て管
入口端部4に挿入する。ついで、振動モータ21,22を駆
動する。
により次の条件で光ファイバを鋼管に挿通した。
mm)、長さ10kmの鋼管の7種類を巻胴径1200mmの鋼製ボ
ビンに整列巻(10〜20層巻)した7種類の鋼管コイル。
脂コーティングした径0.4mmの光ファイバ。
が10層〜20層程度であるので、管のどの部分もほぼ同一
の振動条件となる。
調節するためにロールフィーダを始終作動させ、駆動ロ
ールの速度を調節して、光ファイバの供給速度を振動に
よる搬送速度の40〜95%の範囲で調節した。
ラブルなく極めて円滑に鋼管内に挿通された。挿通速度
(つまり光ファイバの供給速度)は2〜4m/minであり、
所定時間内に鋼管全長に挿通されることが確認された。
光ファイバを2mm以下の細径管に挿通する場合でも、10k
m程度の長尺管に挿通する場合でも十分可能であり、も
ちろん管およびこれに挿通される光ファイバに損傷がな
いことが分かった。
た、挿通中の管内の光ファイバのうねりを小さくでき、
光ファイバは管に円滑に挿通された。
発明は光ファイバ以外の線状体、たとえば銅線、鋼線な
どの金属ワイヤ、プラスチックスなどの非金属ワイヤあ
るいは同軸ケーブル、光ファイバ入り管の管内への挿通
にも応用される。管内への線状体の供給は、1本のみに
限らず管内径と線状体の径との関連で複数本でもあるい
は異種線状体どうしでも可能である。線状体を挿通する
管として上記鋼管以外にアルミ管、合成樹脂管あるいは
フレキシブル管、編組管に挿通する等色々な具体例が考
えられる。フレキシブル管は適度な可撓性と弾性と備え
た管であって、断面S字状と成形した鋼帯をスパイラル
状に巻いて形成したフレキシブル管のように管内面に管
長手方向と交差する凹凸を連続的に例えばスパイラル状
に形成したものが多い。この発明によれば、このような
フレキシブル管に線状体を挿通する場合でも上記管内面
の凹凸が線状体の前進を阻止する抵抗とならず円滑に挿
通することができる。なお編組管とは管の内外を流体が
流通可能に管壁を網状にした管である。また、線状体を
金属管に挿通後に減面加工する等の後工程を付加する場
合もあり、適宜実施者が状況に応じて行なえばよい。さ
らに、管のコイル中心軸はら旋の中心軸とは必ずしも一
致する必要はないが、両軸が一致していることが望まし
く、また管のコイル中心は必ずしも鉛直でなくてもよい
が鉛直であることが望ましい。線状体を管の入口端に送
り込むフィーダーとしては、電磁力または空気圧などに
より駆動される振動フィーダーを用いることもできる。
m以下)、長尺(たとえば、管長さが1km以上)であって
も、管内に線状体を円滑に挿通することができる。さら
には管内の線状体の余長を適正な大きさにすることがで
きる。
の装置の一例を示す側面図、第2図はその装置の振動テ
ーブルの平面図、第3図はロールフィーダおよび管保持
装置の詳細図、第4図は管に挿通された光ファイバの余
長を説明する図面、第5図はこの発明の方法により光フ
ァイバ挿通するための装置の他の例を示す側面図、第6
図、第7図および第8図はそれぞれこの発明の方法によ
り光ファイバ挿通するための装置の更に他の例を示す側
面図、第9図は光ファイバ供給装置の他の例を示す縦断
面図である。 1……管、3……管の入口端、5……管のコイル、7…
…光ファイバ、14……振動テーブル、21,22……振動モ
ーター、33……光ファイバ供給装置、34……供給スプー
ル、47……光ファイバ送給状態検出装置、57……ロール
フィーダ、59……駆動ロール、88……光ファイバ収納容
器。
Claims (1)
- 【請求項1】管をコイル状に巻いて前記管のコイルを形
成し、前記管の一端から線条体を供給しながら前記管の
任意の点がら旋状の経路に沿って往復動するように前記
管の前記コイルを振動させて前記線条体を前記管内に挿
通する方法において、前記線状体を前記管の入口端へ供
給する速度が前記振動による前記線状体の搬送速度の40
〜95%となるように前記線状体供給速度を調節するとと
もに、前記線状体供給速度により余長を調節することを
特徴とする管内への線条体挿通方法。
Priority Applications (1)
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JP2017935A JP2803881B2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 管内への線状体挿通方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2595223B2 (ja) * | 1987-02-02 | 1997-04-02 | 日鐵溶接工業 株式会社 | 管内への光フアイバ挿通方法 |
JP2642467B2 (ja) * | 1989-02-09 | 1997-08-20 | 日鐵溶接工業株式会社 | 管内への線状体挿通方法 |
-
1990
- 1990-01-30 JP JP2017935A patent/JP2803881B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH03226210A (ja) | 1991-10-07 |
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