JPH0712810A - ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具 - Google Patents

ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具

Info

Publication number
JPH0712810A
JPH0712810A JP6123700A JP12370094A JPH0712810A JP H0712810 A JPH0712810 A JP H0712810A JP 6123700 A JP6123700 A JP 6123700A JP 12370094 A JP12370094 A JP 12370094A JP H0712810 A JPH0712810 A JP H0712810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indole
reagent
solution
water
urobilinogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6123700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3426030B2 (ja
Inventor
Robert P Hatch
ロバート・ピー・ハッチ
Marilyn J Radtke
マリリン・ラドケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Corp
Original Assignee
Miles Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miles Inc filed Critical Miles Inc
Publication of JPH0712810A publication Critical patent/JPH0712810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3426030B2 publication Critical patent/JP3426030B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/72Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood pigments, e.g. haemoglobin, bilirubin or other porphyrins; involving occult blood
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/14Heterocyclic carbon compound [i.e., O, S, N, Se, Te, as only ring hetero atom]
    • Y10T436/145555Hetero-N
    • Y10T436/146666Bile pigment

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又はp
−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する試薬に対
する対照試験の方法において、(a)該試薬を、一般式
(I): 【化6】 で示されるインドールの水性溶液といっしょにする工
程、及び(b)該水性溶液における色の形成を測定する
工程を含むことを特徴とする方法。 【効果】 本発明の方法に用いられるインドールは、水
に非常に溶け易く、濾紙を含浸するのに充分な高濃度で
溶解することができ、そして水中で再構成されて、ウロ
ビリノーゲン試薬片に対する陽性対照を与えることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウロビリノーゲンの診
断試験に用いられるエールリッヒ試薬に対する対照試験
の方法における、特定のスルホン酸インドールの用途に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種の病的状態、例えば溶血性疾患、肝
臓疾患、胆管閉塞およびその他の胆管機能不全によっ
て、尿中のウロビリノーゲンの異常に高いレベルが生じ
ることが知られている。
【0003】尿中のウロビリノーゲンを検出するための
標準的方法は、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
はp−ジエチルアミノベンズアルデヒド及び塩酸の水性
溶液(しばしばエールリッヒ試薬と呼ばれる)を用いる
エールリッヒ反応を利用している。ウロビリノーゲンの
存在下では、エールリッヒ試薬との錯体が形成され、こ
れが可視スペクトルでの吸収を示す。生じた色は、尿試
料中のp−アミノサリチル酸、ポルホビリノーゲン及び
尿素などの干渉物質の存在に応じて、様々な色調の赤褐
色のうちの一つとなり得る。
【0004】現在利用できる「浸漬して読み取る(dip-a
nd-read)」方式の試薬片には、エールリッヒ試薬、すな
わちp−ジメチルアミノベンズアルデヒド及び塩酸を組
み込むことができる。そのような小片を尿中に浸漬し、
その際に発色した色を、該試薬片と併用するために作成
された標準色チャートと比較して、ウロビリノーゲンの
存在及び近似的濃度を判定する。
【0005】試験片の読み取りに用いられる器具を検査
するために、または、試験が肉眼での観察を必要とする
ならば技術者の技量を検査する際に、ウロビリノーゲン
の存在によって生じるのと同じ色反応を生じることがで
きる対照溶液を用いることが慣用的である。そのような
対照は、ウロビリノーゲン試験を実施する最良の方法を
技術者に教えることなどの教育目的にも役立つ。
【0006】Analytical Biochemistry 、第8巻(1964
年)75〜81ページには、インドール及びトリプトフ
ァンは、p−ジメチルアミノベンズアルデヒドとの反応
によって有色生成物を形成できることが記載されてい
る。この参考文献に開示されたインドールは、エールリ
ッヒ試薬と反応して、尿中のウロビリノーゲンとエール
リッヒ試薬との反応によって形成される色に酷似した赤
褐色を生じることから、ウロビリノーゲン用対照試薬と
して用いられてきた。改良された水溶性を有するインド
ールが望ましいと思われ、それは、より溶け易いインド
ールは、より濃縮された含浸液の調製を可能にして、吸
収性試薬片への充分量のインドールの取り込みを可能に
するからである。その上、より溶け易いインドールは、
試薬片から好適な濃度の試験液へのその再構成を容易に
する。
【0007】米国特許第4,405,718 号明細書は、一般式
(II):
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、R1 及びR2 はH又は非置換C
1-4 アルキル、R3 はH、非置換C1-4アルキル、非置
換C1-4 アルコキシ又はハロゲンである〕によって特徴
付けられるインドールの、ウロビリノーゲン用対照標準
としての非イオン洗剤中での用途を開示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記配合物は所望の色
応答を与えはするものの、該インドールは、対照試薬と
しての用途に充分な程に水溶性ではなく、それゆえ、非
イオン界面活性剤と混合しなければ用いることができな
い。インドール/非イオン界面活性剤という配合物は、
水性環境中に置かれて、ウロビリノーゲン試験片中のエ
ールリッヒ溶液を試験するのに必要な量のインドールを
与える吸湿性物質の小片に対照試薬が単に吸収されるだ
けのタイプのフォーマットで用いるには不適当である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、p−ジメチル
アミノベンズアルデヒドを含有する試薬系に対する対照
試験の方法に関する。この方法は、水溶液中で、試薬を
一般式(I):
【0012】
【化4】
【0013】〔式中、Rは、nが2〜6(好ましくは2
〜4)である、−(CH2n SO3 -、又はxが2若し
くは3であってmが1若しくは2である、−〔OCH2
−(CH2xm SO3 -で示される基である〕で示さ
れるインドールといっしょにする工程を含む。p−ジメ
チルアミノベンズアルデヒド又はp−ジエチルアミノベ
ンズアルデヒドの存在は、検出し得る変色によって確認
される。
【0014】代表的には、スルホン化されたインドール
が、適当量のインドールを担持する吸湿性又は非吸湿性
物質のマトリックスの小片の形態で提供される。
【0015】本発明のウロビリノーゲン用対照標準は、
その水性溶液の形態で、p−ジメチルアミノベンズアル
デヒド又はp−ジエチルアミノベンズアルデヒド及び塩
酸を含有する試薬片を、インドールを含有する溶液に単
に浸漬し、そして予測された変色が起こるか否かを判定
するだけで用いることができる。代表的には、本発明の
インドールは、従来の担体物質及びインドールを含有す
る圧縮又は成形された錠剤の形態で担体中に包含させる
ことができる。好ましい実施態様においては、担体マト
リックスにインドールを包含させ、小片フォーマットで
用いることができる。担体マトリックスという用語は、
水又は生理学的流体に接触したときに、それらに不溶で
あり、かつその構造的完全性を維持する、吸湿性若しく
は非吸湿性のマトリックスを指すものとする。用い得る
好適な吸湿性マトリックスとしては、紙、セルロース、
木材及び合成樹脂のフリース(毛状繊維)並びに織布及
び不織布が挙げられる。このように、本発明の1種類又
はそれ以上のスルホン化インドールで含浸した担体マト
リックスを選ぶことにより、インドールを含有する小片
を水に単に浸すだけで、インドールを試験溶液に導入す
るための簡便な方法が与えられる。本発明に有用なスル
ホン化インドールの独自の溶解度特性は、それらが担体
マトリックスから容易に溶け出して、試験片中のエール
リッヒ組成物を試験するのに適した水性溶液を与えるこ
とから、このフォーマットでのそれらの使用を容易にす
る。
【0016】本発明のスルホン化インドールは、一般式
(I):
【0017】
【化5】
【0018】〔式中、Rは、−(CH2n SO3 -(n
は2〜6である)、又は−〔OCH2−(CH2xm
SO3 -(xは2又は3、mは1又は2である)で示さ
れる基である〕で示される。これらのスルホン化アルキ
ル及びスルホン化アルキルエーテルは、所望の溶解度特
性を示しながらも、エールリッヒ試薬のp−ジメチルア
ミノベンズアルデヒド又はp−ジエチルアミノベンズア
ルデヒドとの有色錯体を形成できるというそれらの前駆
体の能力を保持している。
【0019】
【実施例】下記の実施例を用いて、本発明を更に説明す
る。
【0020】実施例1 2−メチル−5−(4−スルホナトブトキシ)インドー
ルの製造 (a)5−ヒドロキシ−2−メチルインドール 5−メトキシ−2−メチルインドール8.6g(53.
4mmol)をCH2 Cl2 110mlに溶解した−65℃の
溶液に、三臭化ホウ素30.4g(117mmol)を滴下
した。反応混合物を室温まで暖め、30分間攪拌した。
混合物を5℃まで冷却した後、水/クロロホルム50%
溶液200mlを注意深く加えた。水層を分離し、水酸化
ナトリウム水溶液でpHを5.8に調整した。酢酸エチル
100mlで混合物を2回抽出し、次いで乾燥し(Na2
SO4 )、濾過して濃縮することによって、生成物5.
3gが黄色固体として得られた。融点:124〜126
℃。1 H NMR(60MHz 、20%DMSO d6/CDCl3)δ:8.05(s 、1
H、NH)、7.05(d 、J=8Hz 、1H)、6.80(d 、J=2Hz
、1H)、6.55(dd、J=2、 8Hz、1H)、5.90(幅広いs
、1H、インドールのCH)、2.40(s 、3H)。
【0021】(b)2−メチル−5−(4−スルホナト
ブトキシ)インドール 25%水素化カリウムで洗浄したトルエン2.72g
(16.2mmol)とDMSO30mlとの混合物に、5−
ヒドロキシ−2−メチルインドール2.0g(13.6
mmol)を加えた。ジブロモブタン11.5g(54.5
mmol)をDMSO30mlに溶解した溶液を、15分間に
わたって滴下した。反応混合物を30分間攪拌し、次い
でCHCl3 /水50%溶液200mlで希釈した。水層
をCHCl3 100mlで更に2回抽出し、そうして有機
抽出物を併合し、Na2 SO4 で乾燥して濃縮した。残
渣を150gのシリカゲル60によるクロマトグラフィ
ーにかけ、CHCl3 で溶出させて、5−(4−ブロモ
ブトキシ)−2−メチルインドール1.1gを白色固体
として生成させた。融点:77〜79℃。
【0022】5−(4−ブロモブトキシ)−2−メチル
インドール5.3g(18.7mmol)、及び水50mlに
溶解した亜硫酸ナトリウム2.6g(20.6mmol)の
混合物を一晩還流し、上清液を熱いうちに傾瀉(デカン
テーション)した。溶液が室温まで冷えた後、沈澱が観
察される時点までNaClを加えた。混合物を濾過して
白色固体を得たが、依然として多少の塩を含有していた
ので、熱エタノール70mlにてスラリー化し、熱いうち
にスラリーを濾過した。冷却すると、ゼラチン状塊体が
エタノールから分離した。これが溶解するまで水を加
え、溶液を濃縮して薄膜(フィルム)にした。残渣を強
減圧下で結晶させて、5重量%の塩を含有する生成物
2.1gを得た。1 H NMR(300MHz、DMSO-d6 )δ:7.2 (d 、J=8.5Hz 、
1H)、6.88(d 、J=2.3Hz 、1H)、6.60(dd、J=2.3 、
8.5Hz 、1H)、6.00(t 、J=1Hz 、1H)、3.89(t 、J=
6Hz 、2H)、2.5 (t 、J=7Hz 、2H)、1.75(m 、4
H)。13 C NMR (DMSO-d6 )δ:152.59、136.11、131.31、12
9.19、111.00、102.47、99.05 、67.98 、51.32 、28.5
0 、22.15 、13.55 。
【0023】実施例2 2−メチル−5−(2−スルホナトエチル)インドール
の製造 (a)塩酸4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルヒド
ラジン 4−ニトロフェネチルアルコール5g、及び無水エタノ
ール50ml中で炭素に10%付加したPd0.58gの
スラリーを、50psi のH2 下で一晩振盪した。混合物
を濾過し、濃縮して、4−(2−ヒドロキシエチル)ア
ニリン3.6gを得た。融点:101〜102℃。
【0024】このヒドロキシエチルアニリン7.06g
(56.3mmol)、濃HCl16.9ml及び水150ml
の溶液を調製し、5℃に冷却した。水25mlに溶解した
硝酸ナトリウム(4.08g、59mmol)を滴下した。
15分間攪拌した後、少量のスルファミン酸の添加によ
って過剰なNaNO3 を分解し、これをヨード澱粉紙を
用いて決定した。次いで、濃HCl48mlに加えた塩化
第二スズ二水和物48g(218mmol)の5℃の混合物
に、これを滴下した。室温まで暖め、1時間攪拌した
後、NaOH水溶液でpHを5に調整し、そうして溶液を
濾過し、HCl水溶液でpHを1.5まで下げた。この時
点で、混合物を濃縮し、濃縮の間定期的に濾過して、沈
澱したNaClを除去した。更に濃縮すると、ヒドラジ
ン塩酸塩3.6gが白色の結晶性固体として析出した。
融点:194〜195℃(分解)。1 H NMR(60MHz 、DMSO-d6 )δ:7.1 (d 、2H、J=8Hz
)、6.9 (d 、2H、J=8Hz )、3.70(大きく幅広いt
、12H 、水、NH及びOCH2)、2.70(t 、2H、J=8Hz)。
【0025】(b)5−ヒドロキシエチル−2−メチル
インドール 塩酸4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルヒドラジン
3.35g、2,2−ジメトキシプロパン2.5g、ア
セトン5ml及びアセトニトリル2mlの混合物を調製し、
室温で2時間攪拌した。濾過によって、ヒドラゾン3.
3gが白色固体として生成した。融点:122〜124
℃。それ以上精製することなく、ヒドラゾン2gを濃H
Cl50ml中で2時間還流した。混合物を10mlの体積
にまで濃縮し、次いでNaHCO3 水溶液で中和した。
混合物をEtOAc100mlで抽出し、乾燥し(Na2
SO4 )、濾取して、蒸発させた。残渣を、100%の
シリカゲル60でのクロマトグラフィーにかけ、CH3
OH/CHCl3 5%溶液で溶出した。適切な画分の蒸
発によって、生成物1.3gが淡黄色の油として生成し
た。1 H NMR(60MHz 、CDCl3 )δ:8.2 (幅広いs 、1H、N
H)、7.3 〜6.6 (m 、3H、芳香環のCH)、6.1 (幅広
いs 、1H、インドール環のCH)、3.8 (t 、J=8Hz、2
H、CH2 )、2.9 (t 、J=8Hz 、2H、CH2 )、2.3 (s
、3H、CH3 )。
【0026】(c)2−メチル−5−(2−スルホナト
エチル)インドール ヒドロキシエチルインドール0.48g(2.75mmo
l)、PBr3 0.37g(1.3mmol)、及びCH2
Cl2 10mlに溶解したピリジン0.075mlの混合物
を、室温で6時間攪拌した。反応混合物をCH2 Cl2
50mlで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
混合物を乾燥し(Na2 SO4 )、濾過して濃縮した。
100gのシリカゲル60での残渣のクロマトグラフィ
ーによって、5−(2−ブロモエチル)−2−メチルイ
ンドール0.2gが白色固体として生成した。融点:1
00〜102℃。これを、Na2 SO3 0.13g
(1.03mmol)及び3:1の水−DMF1.4mlの混
合物に加えた。100℃で7時間の加熱後、混合物を濃
縮乾固し、水5mlを加えた。混合物をCHCl3 で1回
抽出し、水層を約2mlの体積にまで濃縮した。少量のN
aClの添加によって生成物を塩析した後、5−スルホ
ナトエチルインドール0.05gが白色固体として得ら
れた。1 H NMR(300MHz、DMSO-d6 )δ:10.8(幅広いs 、1H、
NH)、7.16(s 、1H、芳香族のH )、7.14(d 、J=8Hz
、芳香族のH )、6.8 (dd、J=1.5 、8Hz 、1H、芳香
族のH )、6.01(s 、1H、インドールのCH)、2.89(m
、2H、-O3SCH2 )、2.66(m 、2H、ベンジルのCH
2 )、2.35(s 、3H、CH3 )。13 C NMR (DMSO-d6 )δ:135.48、134.65、130.95、12
8.87、120.48、117.85、110.30、98.70 、54.19 、31.7
0 、13.40 。
【0027】実施例3 2−メチル−5−(4−スルホナトブトキシ)インドー
ルのナトリウム塩25gを水1L に溶解した溶液を調製
し、15cm×8cmの濾紙のウェブを飽和させた。濾紙を
100℃で6分間空気乾燥させた。この濾紙の約1.0
cm×約1.0cm(2/5インチ×2/5インチ)の部分
を蒸留水に浸漬し、2分間振盪した。この溶液を更に2
8分間放置し、その後、濾紙を除去した。「浸漬して読
み取る」試薬片〔Multistix (商品名)10SG〕を溶
液に浸漬し、飽和後直ちに取り出し、60秒後に読み取
った。試薬片のウロビリノーゲンパッドは変色し、これ
を更に25秒後に肉眼及びClinitek(商品名)200+
という反射率分光光度計によって読み取った。インドー
ル試験の対照は、Multistix のウロビリノーゲンパッド
が1mg/dL(1エールリッヒ単位/dL)の読みを示すなら
ば、充分であると思われた。Clinitek200+により下
記のアルゴリズムを用いて解読結果(decodes)を算出し
た: 解読結果=(550nmでの反射率/630nmでの反射
率)×1000
【0028】最初の解読結果の値と6時間後のそれとの
間の相関関係は、再構成された対照溶液はこの期間にわ
たって安定的であることを示した。
【0029】表1を参照すると、mg/dL の欄は、観測さ
れた解読結果の値に対応するウロビリノーゲンの濃度を
表す。ウロビリノーゲンのそれぞれの濃度についての解
読結果の範囲は、標準分析法を用いて機器により評価し
た人為的研究及び臨床的研究を通じて判定した。
【0030】
【表1】
【0031】上記のデータから、本発明の方法は、水中
に置いたときに、固有のウロビリノーゲン濃度に対応す
る反射率の読みを与えるインドール溶液を提供する対照
用試験片を作成するのに用い得ると判定できる。
【0032】本発明のインドールは、水に非常に溶け易
く、濾紙を含浸するのに充分な高濃度で溶解することが
でき、そして水中で再構成されて、ウロビリノーゲン試
薬片に対する陽性対照を与えることができる。試験片に
おいてエールリッヒ試薬と反応したその他のインドール
は、水に充分溶解し得ないか〔例えば2,5−ジメチル
インドール、5−メトキシ−2−メチルインドール、イ
ンドール−2−カルボン酸、インドール−3−酢酸及び
5−メトキシインドール−3−酢酸〕、機器で読み取る
には反応が遅過ぎるか〔例えば1−(4−スルホブチ
ル)−2−メチルインドール〕、または対照溶液中の他
の分析対象物の反応に干渉されるか〔例えばトルエンに
含浸した2−メチルインドール〕のいずれかであった。
フロントページの続き (72)発明者 マリリン・ラドケ アメリカ合衆国、インデイアナ州、46614、 サウス・ベンド、オレンジ・ロード 62244

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
    はp−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する試薬
    に対する対照試験の方法において、(a)該試薬を、一
    般式(I): 【化1】 〔式中、Rは、nが2〜6である、−(CH2n SO
    3 -、又はxが2若しくは3であってmが1若しくは2で
    ある、−〔OCH2 −(CH2xm SO3 -で示され
    る基である〕で示されるインドールの水性溶液といっし
    ょにする工程、及び(b)該水性溶液における色の形成
    を測定する工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 Rが−(CH2n SO3 -であり、nが
    2〜4である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 nが4である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 インドールが、適当量の該インドールを
    担持するマトリックス物質の小片の形態で与えられ、そ
    して水性媒体中に置かれて、溶解によって水性溶液を与
    える、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 マトリックスが濾紙である、請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
    はp−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する組成
    物の効力を試験するための試験片であって、一般式
    (I): 【化2】 〔式中、Rは、nが2〜6である、−(CH2n SO
    3 -、又はxが2若しくは3であってmが1若しくは2で
    ある、−〔OCH2 −(CH2xm SO3 -で示され
    る基である〕で示されるインドールを含有する担体マト
    リックスからなることを特徴とする試験片。
  7. 【請求項7】 nが2〜4である、請求項6記載の試験
    片。
  8. 【請求項8】 nが4である、請求項7記載の試験片。
  9. 【請求項9】 担体マトリックスが吸湿性物質で構成さ
    れる、請求項6記載の試験片。
  10. 【請求項10】 吸湿性物質が濾紙である、請求項9記
    載の試験片。
JP12370094A 1993-06-07 1994-06-06 ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具 Expired - Fee Related JP3426030B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7244193A 1993-06-07 1993-06-07
US072441 1993-06-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0712810A true JPH0712810A (ja) 1995-01-17
JP3426030B2 JP3426030B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=22107594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12370094A Expired - Fee Related JP3426030B2 (ja) 1993-06-07 1994-06-06 ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5468641A (ja)
EP (1) EP0628821A3 (ja)
JP (1) JP3426030B2 (ja)
KR (1) KR100289853B1 (ja)
AU (1) AU670371B2 (ja)
CA (1) CA2114764A1 (ja)
TW (1) TW290641B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5076876A (en) * 1989-06-21 1991-12-31 Diemat, Inc. Method of attaching an electronic device to a substrate

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5866424A (en) * 1995-07-10 1999-02-02 Bayer Corporation Stable liquid urobilinogen control composition
KR100498590B1 (ko) * 1998-06-30 2005-09-30 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자분리막 형성 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4405718A (en) * 1981-07-20 1983-09-20 Miles Laboratories, Inc. Method and composition for urobilinogen control standard

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5076876A (en) * 1989-06-21 1991-12-31 Diemat, Inc. Method of attaching an electronic device to a substrate

Also Published As

Publication number Publication date
CA2114764A1 (en) 1994-12-08
EP0628821A2 (en) 1994-12-14
US5468641A (en) 1995-11-21
AU670371B2 (en) 1996-07-11
EP0628821A3 (en) 1995-09-20
JP3426030B2 (ja) 2003-07-14
KR100289853B1 (ko) 2001-05-15
AU6452994A (en) 1994-12-08
TW290641B (ja) 1996-11-11
KR950001304A (ko) 1995-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69731179T3 (de) Fluorierte xanthenderivate
US5702952A (en) Labelled boronic acid derivatives
US5739318A (en) Labelling agents comprising boronic acid conjugates
AU646571B2 (en) Merocyanine protein error indicators
US5132432A (en) Chemically reactive pyrenyloxy sulfonic acid dyes
EP0517050B1 (en) Test-strip containing merocyanine and nitro or nitroso substituted polyhalogenated phenol-sulfonephthaleins as protein indicators
US5852191A (en) Rigidized monomethine cyanines
GB2319250A (en) Derivatives of 6,8-difluoro-7-hydroxycoumarin
JP2700165B2 (ja) 陽イオン測定のための化合物、試薬および方法
JPS58134097A (ja) カリウム試薬およびカリウムイオンの分析方法
JPS5923253A (ja) 直接型ビリルビン及び全ビリルビンを測定する方法及び試薬
CA1258672A (en) Calcium complexing dyes and their use in analytical compositions, elements and methods
JP3426030B2 (ja) ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具
US7696245B2 (en) Fluorescent probe for zinc
JPS59106300A (ja) 螢光発生基質
CA1174950A (en) Method and composition for urobilinogen control standard
EP0140256A2 (en) Composition for examining urobilinogen
KR100235367B1 (ko) 메로시아닌 단백오차 지시제를 함유하는 시험 스트립을 사용한 단백질 검출방법
JPH0372619B2 (ja)
WO2002050547A2 (en) Fluorescent dye complexes
US4751178A (en) Substrates, compositions, elements and methods for the determination of gamma-glutamyltransferase
JP2004315501A (ja) 亜鉛蛍光プローブ
JP3505262B2 (ja) ダスト中のグアニン乃至ダニの検出方法及びキット
JPH0588788B2 (ja)
JPH04188068A (ja) ビリルビン検出用試験片

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees