JPH0712810A - ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具 - Google Patents
ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具Info
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- JPH0712810A JPH0712810A JP6123700A JP12370094A JPH0712810A JP H0712810 A JPH0712810 A JP H0712810A JP 6123700 A JP6123700 A JP 6123700A JP 12370094 A JP12370094 A JP 12370094A JP H0712810 A JPH0712810 A JP H0712810A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又はp
−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する試薬に対
する対照試験の方法において、(a)該試薬を、一般式
(I): 【化6】 で示されるインドールの水性溶液といっしょにする工
程、及び(b)該水性溶液における色の形成を測定する
工程を含むことを特徴とする方法。 【効果】 本発明の方法に用いられるインドールは、水
に非常に溶け易く、濾紙を含浸するのに充分な高濃度で
溶解することができ、そして水中で再構成されて、ウロ
ビリノーゲン試薬片に対する陽性対照を与えることがで
きる。
−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する試薬に対
する対照試験の方法において、(a)該試薬を、一般式
(I): 【化6】 で示されるインドールの水性溶液といっしょにする工
程、及び(b)該水性溶液における色の形成を測定する
工程を含むことを特徴とする方法。 【効果】 本発明の方法に用いられるインドールは、水
に非常に溶け易く、濾紙を含浸するのに充分な高濃度で
溶解することができ、そして水中で再構成されて、ウロ
ビリノーゲン試薬片に対する陽性対照を与えることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウロビリノーゲンの診
断試験に用いられるエールリッヒ試薬に対する対照試験
の方法における、特定のスルホン酸インドールの用途に
関する。
断試験に用いられるエールリッヒ試薬に対する対照試験
の方法における、特定のスルホン酸インドールの用途に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種の病的状態、例えば溶血性疾患、肝
臓疾患、胆管閉塞およびその他の胆管機能不全によっ
て、尿中のウロビリノーゲンの異常に高いレベルが生じ
ることが知られている。
臓疾患、胆管閉塞およびその他の胆管機能不全によっ
て、尿中のウロビリノーゲンの異常に高いレベルが生じ
ることが知られている。
【0003】尿中のウロビリノーゲンを検出するための
標準的方法は、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
はp−ジエチルアミノベンズアルデヒド及び塩酸の水性
溶液(しばしばエールリッヒ試薬と呼ばれる)を用いる
エールリッヒ反応を利用している。ウロビリノーゲンの
存在下では、エールリッヒ試薬との錯体が形成され、こ
れが可視スペクトルでの吸収を示す。生じた色は、尿試
料中のp−アミノサリチル酸、ポルホビリノーゲン及び
尿素などの干渉物質の存在に応じて、様々な色調の赤褐
色のうちの一つとなり得る。
標準的方法は、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
はp−ジエチルアミノベンズアルデヒド及び塩酸の水性
溶液(しばしばエールリッヒ試薬と呼ばれる)を用いる
エールリッヒ反応を利用している。ウロビリノーゲンの
存在下では、エールリッヒ試薬との錯体が形成され、こ
れが可視スペクトルでの吸収を示す。生じた色は、尿試
料中のp−アミノサリチル酸、ポルホビリノーゲン及び
尿素などの干渉物質の存在に応じて、様々な色調の赤褐
色のうちの一つとなり得る。
【0004】現在利用できる「浸漬して読み取る(dip-a
nd-read)」方式の試薬片には、エールリッヒ試薬、すな
わちp−ジメチルアミノベンズアルデヒド及び塩酸を組
み込むことができる。そのような小片を尿中に浸漬し、
その際に発色した色を、該試薬片と併用するために作成
された標準色チャートと比較して、ウロビリノーゲンの
存在及び近似的濃度を判定する。
nd-read)」方式の試薬片には、エールリッヒ試薬、すな
わちp−ジメチルアミノベンズアルデヒド及び塩酸を組
み込むことができる。そのような小片を尿中に浸漬し、
その際に発色した色を、該試薬片と併用するために作成
された標準色チャートと比較して、ウロビリノーゲンの
存在及び近似的濃度を判定する。
【0005】試験片の読み取りに用いられる器具を検査
するために、または、試験が肉眼での観察を必要とする
ならば技術者の技量を検査する際に、ウロビリノーゲン
の存在によって生じるのと同じ色反応を生じることがで
きる対照溶液を用いることが慣用的である。そのような
対照は、ウロビリノーゲン試験を実施する最良の方法を
技術者に教えることなどの教育目的にも役立つ。
するために、または、試験が肉眼での観察を必要とする
ならば技術者の技量を検査する際に、ウロビリノーゲン
の存在によって生じるのと同じ色反応を生じることがで
きる対照溶液を用いることが慣用的である。そのような
対照は、ウロビリノーゲン試験を実施する最良の方法を
技術者に教えることなどの教育目的にも役立つ。
【0006】Analytical Biochemistry 、第8巻(1964
年)75〜81ページには、インドール及びトリプトフ
ァンは、p−ジメチルアミノベンズアルデヒドとの反応
によって有色生成物を形成できることが記載されてい
る。この参考文献に開示されたインドールは、エールリ
ッヒ試薬と反応して、尿中のウロビリノーゲンとエール
リッヒ試薬との反応によって形成される色に酷似した赤
褐色を生じることから、ウロビリノーゲン用対照試薬と
して用いられてきた。改良された水溶性を有するインド
ールが望ましいと思われ、それは、より溶け易いインド
ールは、より濃縮された含浸液の調製を可能にして、吸
収性試薬片への充分量のインドールの取り込みを可能に
するからである。その上、より溶け易いインドールは、
試薬片から好適な濃度の試験液へのその再構成を容易に
する。
年)75〜81ページには、インドール及びトリプトフ
ァンは、p−ジメチルアミノベンズアルデヒドとの反応
によって有色生成物を形成できることが記載されてい
る。この参考文献に開示されたインドールは、エールリ
ッヒ試薬と反応して、尿中のウロビリノーゲンとエール
リッヒ試薬との反応によって形成される色に酷似した赤
褐色を生じることから、ウロビリノーゲン用対照試薬と
して用いられてきた。改良された水溶性を有するインド
ールが望ましいと思われ、それは、より溶け易いインド
ールは、より濃縮された含浸液の調製を可能にして、吸
収性試薬片への充分量のインドールの取り込みを可能に
するからである。その上、より溶け易いインドールは、
試薬片から好適な濃度の試験液へのその再構成を容易に
する。
【0007】米国特許第4,405,718 号明細書は、一般式
(II):
(II):
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、R1 及びR2 はH又は非置換C
1-4 アルキル、R3 はH、非置換C1-4アルキル、非置
換C1-4 アルコキシ又はハロゲンである〕によって特徴
付けられるインドールの、ウロビリノーゲン用対照標準
としての非イオン洗剤中での用途を開示している。
1-4 アルキル、R3 はH、非置換C1-4アルキル、非置
換C1-4 アルコキシ又はハロゲンである〕によって特徴
付けられるインドールの、ウロビリノーゲン用対照標準
としての非イオン洗剤中での用途を開示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記配合物は所望の色
応答を与えはするものの、該インドールは、対照試薬と
しての用途に充分な程に水溶性ではなく、それゆえ、非
イオン界面活性剤と混合しなければ用いることができな
い。インドール/非イオン界面活性剤という配合物は、
水性環境中に置かれて、ウロビリノーゲン試験片中のエ
ールリッヒ溶液を試験するのに必要な量のインドールを
与える吸湿性物質の小片に対照試薬が単に吸収されるだ
けのタイプのフォーマットで用いるには不適当である。
応答を与えはするものの、該インドールは、対照試薬と
しての用途に充分な程に水溶性ではなく、それゆえ、非
イオン界面活性剤と混合しなければ用いることができな
い。インドール/非イオン界面活性剤という配合物は、
水性環境中に置かれて、ウロビリノーゲン試験片中のエ
ールリッヒ溶液を試験するのに必要な量のインドールを
与える吸湿性物質の小片に対照試薬が単に吸収されるだ
けのタイプのフォーマットで用いるには不適当である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、p−ジメチル
アミノベンズアルデヒドを含有する試薬系に対する対照
試験の方法に関する。この方法は、水溶液中で、試薬を
一般式(I):
アミノベンズアルデヒドを含有する試薬系に対する対照
試験の方法に関する。この方法は、水溶液中で、試薬を
一般式(I):
【0012】
【化4】
【0013】〔式中、Rは、nが2〜6(好ましくは2
〜4)である、−(CH2 )n SO3 -、又はxが2若し
くは3であってmが1若しくは2である、−〔OCH2
−(CH2 )x 〕m SO3 -で示される基である〕で示さ
れるインドールといっしょにする工程を含む。p−ジメ
チルアミノベンズアルデヒド又はp−ジエチルアミノベ
ンズアルデヒドの存在は、検出し得る変色によって確認
される。
〜4)である、−(CH2 )n SO3 -、又はxが2若し
くは3であってmが1若しくは2である、−〔OCH2
−(CH2 )x 〕m SO3 -で示される基である〕で示さ
れるインドールといっしょにする工程を含む。p−ジメ
チルアミノベンズアルデヒド又はp−ジエチルアミノベ
ンズアルデヒドの存在は、検出し得る変色によって確認
される。
【0014】代表的には、スルホン化されたインドール
が、適当量のインドールを担持する吸湿性又は非吸湿性
物質のマトリックスの小片の形態で提供される。
が、適当量のインドールを担持する吸湿性又は非吸湿性
物質のマトリックスの小片の形態で提供される。
【0015】本発明のウロビリノーゲン用対照標準は、
その水性溶液の形態で、p−ジメチルアミノベンズアル
デヒド又はp−ジエチルアミノベンズアルデヒド及び塩
酸を含有する試薬片を、インドールを含有する溶液に単
に浸漬し、そして予測された変色が起こるか否かを判定
するだけで用いることができる。代表的には、本発明の
インドールは、従来の担体物質及びインドールを含有す
る圧縮又は成形された錠剤の形態で担体中に包含させる
ことができる。好ましい実施態様においては、担体マト
リックスにインドールを包含させ、小片フォーマットで
用いることができる。担体マトリックスという用語は、
水又は生理学的流体に接触したときに、それらに不溶で
あり、かつその構造的完全性を維持する、吸湿性若しく
は非吸湿性のマトリックスを指すものとする。用い得る
好適な吸湿性マトリックスとしては、紙、セルロース、
木材及び合成樹脂のフリース(毛状繊維)並びに織布及
び不織布が挙げられる。このように、本発明の1種類又
はそれ以上のスルホン化インドールで含浸した担体マト
リックスを選ぶことにより、インドールを含有する小片
を水に単に浸すだけで、インドールを試験溶液に導入す
るための簡便な方法が与えられる。本発明に有用なスル
ホン化インドールの独自の溶解度特性は、それらが担体
マトリックスから容易に溶け出して、試験片中のエール
リッヒ組成物を試験するのに適した水性溶液を与えるこ
とから、このフォーマットでのそれらの使用を容易にす
る。
その水性溶液の形態で、p−ジメチルアミノベンズアル
デヒド又はp−ジエチルアミノベンズアルデヒド及び塩
酸を含有する試薬片を、インドールを含有する溶液に単
に浸漬し、そして予測された変色が起こるか否かを判定
するだけで用いることができる。代表的には、本発明の
インドールは、従来の担体物質及びインドールを含有す
る圧縮又は成形された錠剤の形態で担体中に包含させる
ことができる。好ましい実施態様においては、担体マト
リックスにインドールを包含させ、小片フォーマットで
用いることができる。担体マトリックスという用語は、
水又は生理学的流体に接触したときに、それらに不溶で
あり、かつその構造的完全性を維持する、吸湿性若しく
は非吸湿性のマトリックスを指すものとする。用い得る
好適な吸湿性マトリックスとしては、紙、セルロース、
木材及び合成樹脂のフリース(毛状繊維)並びに織布及
び不織布が挙げられる。このように、本発明の1種類又
はそれ以上のスルホン化インドールで含浸した担体マト
リックスを選ぶことにより、インドールを含有する小片
を水に単に浸すだけで、インドールを試験溶液に導入す
るための簡便な方法が与えられる。本発明に有用なスル
ホン化インドールの独自の溶解度特性は、それらが担体
マトリックスから容易に溶け出して、試験片中のエール
リッヒ組成物を試験するのに適した水性溶液を与えるこ
とから、このフォーマットでのそれらの使用を容易にす
る。
【0016】本発明のスルホン化インドールは、一般式
(I):
(I):
【0017】
【化5】
【0018】〔式中、Rは、−(CH2 )n SO3 -(n
は2〜6である)、又は−〔OCH2−(CH2 )x 〕m
SO3 -(xは2又は3、mは1又は2である)で示さ
れる基である〕で示される。これらのスルホン化アルキ
ル及びスルホン化アルキルエーテルは、所望の溶解度特
性を示しながらも、エールリッヒ試薬のp−ジメチルア
ミノベンズアルデヒド又はp−ジエチルアミノベンズア
ルデヒドとの有色錯体を形成できるというそれらの前駆
体の能力を保持している。
は2〜6である)、又は−〔OCH2−(CH2 )x 〕m
SO3 -(xは2又は3、mは1又は2である)で示さ
れる基である〕で示される。これらのスルホン化アルキ
ル及びスルホン化アルキルエーテルは、所望の溶解度特
性を示しながらも、エールリッヒ試薬のp−ジメチルア
ミノベンズアルデヒド又はp−ジエチルアミノベンズア
ルデヒドとの有色錯体を形成できるというそれらの前駆
体の能力を保持している。
【0019】
【実施例】下記の実施例を用いて、本発明を更に説明す
る。
る。
【0020】実施例1 2−メチル−5−(4−スルホナトブトキシ)インドー
ルの製造 (a)5−ヒドロキシ−2−メチルインドール 5−メトキシ−2−メチルインドール8.6g(53.
4mmol)をCH2 Cl2 110mlに溶解した−65℃の
溶液に、三臭化ホウ素30.4g(117mmol)を滴下
した。反応混合物を室温まで暖め、30分間攪拌した。
混合物を5℃まで冷却した後、水/クロロホルム50%
溶液200mlを注意深く加えた。水層を分離し、水酸化
ナトリウム水溶液でpHを5.8に調整した。酢酸エチル
100mlで混合物を2回抽出し、次いで乾燥し(Na2
SO4 )、濾過して濃縮することによって、生成物5.
3gが黄色固体として得られた。融点:124〜126
℃。1 H NMR(60MHz 、20%DMSO d6/CDCl3)δ:8.05(s 、1
H、NH)、7.05(d 、J=8Hz 、1H)、6.80(d 、J=2Hz
、1H)、6.55(dd、J=2、 8Hz、1H)、5.90(幅広いs
、1H、インドールのCH)、2.40(s 、3H)。
ルの製造 (a)5−ヒドロキシ−2−メチルインドール 5−メトキシ−2−メチルインドール8.6g(53.
4mmol)をCH2 Cl2 110mlに溶解した−65℃の
溶液に、三臭化ホウ素30.4g(117mmol)を滴下
した。反応混合物を室温まで暖め、30分間攪拌した。
混合物を5℃まで冷却した後、水/クロロホルム50%
溶液200mlを注意深く加えた。水層を分離し、水酸化
ナトリウム水溶液でpHを5.8に調整した。酢酸エチル
100mlで混合物を2回抽出し、次いで乾燥し(Na2
SO4 )、濾過して濃縮することによって、生成物5.
3gが黄色固体として得られた。融点:124〜126
℃。1 H NMR(60MHz 、20%DMSO d6/CDCl3)δ:8.05(s 、1
H、NH)、7.05(d 、J=8Hz 、1H)、6.80(d 、J=2Hz
、1H)、6.55(dd、J=2、 8Hz、1H)、5.90(幅広いs
、1H、インドールのCH)、2.40(s 、3H)。
【0021】(b)2−メチル−5−(4−スルホナト
ブトキシ)インドール 25%水素化カリウムで洗浄したトルエン2.72g
(16.2mmol)とDMSO30mlとの混合物に、5−
ヒドロキシ−2−メチルインドール2.0g(13.6
mmol)を加えた。ジブロモブタン11.5g(54.5
mmol)をDMSO30mlに溶解した溶液を、15分間に
わたって滴下した。反応混合物を30分間攪拌し、次い
でCHCl3 /水50%溶液200mlで希釈した。水層
をCHCl3 100mlで更に2回抽出し、そうして有機
抽出物を併合し、Na2 SO4 で乾燥して濃縮した。残
渣を150gのシリカゲル60によるクロマトグラフィ
ーにかけ、CHCl3 で溶出させて、5−(4−ブロモ
ブトキシ)−2−メチルインドール1.1gを白色固体
として生成させた。融点:77〜79℃。
ブトキシ)インドール 25%水素化カリウムで洗浄したトルエン2.72g
(16.2mmol)とDMSO30mlとの混合物に、5−
ヒドロキシ−2−メチルインドール2.0g(13.6
mmol)を加えた。ジブロモブタン11.5g(54.5
mmol)をDMSO30mlに溶解した溶液を、15分間に
わたって滴下した。反応混合物を30分間攪拌し、次い
でCHCl3 /水50%溶液200mlで希釈した。水層
をCHCl3 100mlで更に2回抽出し、そうして有機
抽出物を併合し、Na2 SO4 で乾燥して濃縮した。残
渣を150gのシリカゲル60によるクロマトグラフィ
ーにかけ、CHCl3 で溶出させて、5−(4−ブロモ
ブトキシ)−2−メチルインドール1.1gを白色固体
として生成させた。融点:77〜79℃。
【0022】5−(4−ブロモブトキシ)−2−メチル
インドール5.3g(18.7mmol)、及び水50mlに
溶解した亜硫酸ナトリウム2.6g(20.6mmol)の
混合物を一晩還流し、上清液を熱いうちに傾瀉(デカン
テーション)した。溶液が室温まで冷えた後、沈澱が観
察される時点までNaClを加えた。混合物を濾過して
白色固体を得たが、依然として多少の塩を含有していた
ので、熱エタノール70mlにてスラリー化し、熱いうち
にスラリーを濾過した。冷却すると、ゼラチン状塊体が
エタノールから分離した。これが溶解するまで水を加
え、溶液を濃縮して薄膜(フィルム)にした。残渣を強
減圧下で結晶させて、5重量%の塩を含有する生成物
2.1gを得た。1 H NMR(300MHz、DMSO-d6 )δ:7.2 (d 、J=8.5Hz 、
1H)、6.88(d 、J=2.3Hz 、1H)、6.60(dd、J=2.3 、
8.5Hz 、1H)、6.00(t 、J=1Hz 、1H)、3.89(t 、J=
6Hz 、2H)、2.5 (t 、J=7Hz 、2H)、1.75(m 、4
H)。13 C NMR (DMSO-d6 )δ:152.59、136.11、131.31、12
9.19、111.00、102.47、99.05 、67.98 、51.32 、28.5
0 、22.15 、13.55 。
インドール5.3g(18.7mmol)、及び水50mlに
溶解した亜硫酸ナトリウム2.6g(20.6mmol)の
混合物を一晩還流し、上清液を熱いうちに傾瀉(デカン
テーション)した。溶液が室温まで冷えた後、沈澱が観
察される時点までNaClを加えた。混合物を濾過して
白色固体を得たが、依然として多少の塩を含有していた
ので、熱エタノール70mlにてスラリー化し、熱いうち
にスラリーを濾過した。冷却すると、ゼラチン状塊体が
エタノールから分離した。これが溶解するまで水を加
え、溶液を濃縮して薄膜(フィルム)にした。残渣を強
減圧下で結晶させて、5重量%の塩を含有する生成物
2.1gを得た。1 H NMR(300MHz、DMSO-d6 )δ:7.2 (d 、J=8.5Hz 、
1H)、6.88(d 、J=2.3Hz 、1H)、6.60(dd、J=2.3 、
8.5Hz 、1H)、6.00(t 、J=1Hz 、1H)、3.89(t 、J=
6Hz 、2H)、2.5 (t 、J=7Hz 、2H)、1.75(m 、4
H)。13 C NMR (DMSO-d6 )δ:152.59、136.11、131.31、12
9.19、111.00、102.47、99.05 、67.98 、51.32 、28.5
0 、22.15 、13.55 。
【0023】実施例2 2−メチル−5−(2−スルホナトエチル)インドール
の製造 (a)塩酸4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルヒド
ラジン 4−ニトロフェネチルアルコール5g、及び無水エタノ
ール50ml中で炭素に10%付加したPd0.58gの
スラリーを、50psi のH2 下で一晩振盪した。混合物
を濾過し、濃縮して、4−(2−ヒドロキシエチル)ア
ニリン3.6gを得た。融点:101〜102℃。
の製造 (a)塩酸4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルヒド
ラジン 4−ニトロフェネチルアルコール5g、及び無水エタノ
ール50ml中で炭素に10%付加したPd0.58gの
スラリーを、50psi のH2 下で一晩振盪した。混合物
を濾過し、濃縮して、4−(2−ヒドロキシエチル)ア
ニリン3.6gを得た。融点:101〜102℃。
【0024】このヒドロキシエチルアニリン7.06g
(56.3mmol)、濃HCl16.9ml及び水150ml
の溶液を調製し、5℃に冷却した。水25mlに溶解した
硝酸ナトリウム(4.08g、59mmol)を滴下した。
15分間攪拌した後、少量のスルファミン酸の添加によ
って過剰なNaNO3 を分解し、これをヨード澱粉紙を
用いて決定した。次いで、濃HCl48mlに加えた塩化
第二スズ二水和物48g(218mmol)の5℃の混合物
に、これを滴下した。室温まで暖め、1時間攪拌した
後、NaOH水溶液でpHを5に調整し、そうして溶液を
濾過し、HCl水溶液でpHを1.5まで下げた。この時
点で、混合物を濃縮し、濃縮の間定期的に濾過して、沈
澱したNaClを除去した。更に濃縮すると、ヒドラジ
ン塩酸塩3.6gが白色の結晶性固体として析出した。
融点:194〜195℃(分解)。1 H NMR(60MHz 、DMSO-d6 )δ:7.1 (d 、2H、J=8Hz
)、6.9 (d 、2H、J=8Hz )、3.70(大きく幅広いt
、12H 、水、NH及びOCH2)、2.70(t 、2H、J=8Hz)。
(56.3mmol)、濃HCl16.9ml及び水150ml
の溶液を調製し、5℃に冷却した。水25mlに溶解した
硝酸ナトリウム(4.08g、59mmol)を滴下した。
15分間攪拌した後、少量のスルファミン酸の添加によ
って過剰なNaNO3 を分解し、これをヨード澱粉紙を
用いて決定した。次いで、濃HCl48mlに加えた塩化
第二スズ二水和物48g(218mmol)の5℃の混合物
に、これを滴下した。室温まで暖め、1時間攪拌した
後、NaOH水溶液でpHを5に調整し、そうして溶液を
濾過し、HCl水溶液でpHを1.5まで下げた。この時
点で、混合物を濃縮し、濃縮の間定期的に濾過して、沈
澱したNaClを除去した。更に濃縮すると、ヒドラジ
ン塩酸塩3.6gが白色の結晶性固体として析出した。
融点:194〜195℃(分解)。1 H NMR(60MHz 、DMSO-d6 )δ:7.1 (d 、2H、J=8Hz
)、6.9 (d 、2H、J=8Hz )、3.70(大きく幅広いt
、12H 、水、NH及びOCH2)、2.70(t 、2H、J=8Hz)。
【0025】(b)5−ヒドロキシエチル−2−メチル
インドール 塩酸4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルヒドラジン
3.35g、2,2−ジメトキシプロパン2.5g、ア
セトン5ml及びアセトニトリル2mlの混合物を調製し、
室温で2時間攪拌した。濾過によって、ヒドラゾン3.
3gが白色固体として生成した。融点:122〜124
℃。それ以上精製することなく、ヒドラゾン2gを濃H
Cl50ml中で2時間還流した。混合物を10mlの体積
にまで濃縮し、次いでNaHCO3 水溶液で中和した。
混合物をEtOAc100mlで抽出し、乾燥し(Na2
SO4 )、濾取して、蒸発させた。残渣を、100%の
シリカゲル60でのクロマトグラフィーにかけ、CH3
OH/CHCl3 5%溶液で溶出した。適切な画分の蒸
発によって、生成物1.3gが淡黄色の油として生成し
た。1 H NMR(60MHz 、CDCl3 )δ:8.2 (幅広いs 、1H、N
H)、7.3 〜6.6 (m 、3H、芳香環のCH)、6.1 (幅広
いs 、1H、インドール環のCH)、3.8 (t 、J=8Hz、2
H、CH2 )、2.9 (t 、J=8Hz 、2H、CH2 )、2.3 (s
、3H、CH3 )。
インドール 塩酸4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルヒドラジン
3.35g、2,2−ジメトキシプロパン2.5g、ア
セトン5ml及びアセトニトリル2mlの混合物を調製し、
室温で2時間攪拌した。濾過によって、ヒドラゾン3.
3gが白色固体として生成した。融点:122〜124
℃。それ以上精製することなく、ヒドラゾン2gを濃H
Cl50ml中で2時間還流した。混合物を10mlの体積
にまで濃縮し、次いでNaHCO3 水溶液で中和した。
混合物をEtOAc100mlで抽出し、乾燥し(Na2
SO4 )、濾取して、蒸発させた。残渣を、100%の
シリカゲル60でのクロマトグラフィーにかけ、CH3
OH/CHCl3 5%溶液で溶出した。適切な画分の蒸
発によって、生成物1.3gが淡黄色の油として生成し
た。1 H NMR(60MHz 、CDCl3 )δ:8.2 (幅広いs 、1H、N
H)、7.3 〜6.6 (m 、3H、芳香環のCH)、6.1 (幅広
いs 、1H、インドール環のCH)、3.8 (t 、J=8Hz、2
H、CH2 )、2.9 (t 、J=8Hz 、2H、CH2 )、2.3 (s
、3H、CH3 )。
【0026】(c)2−メチル−5−(2−スルホナト
エチル)インドール ヒドロキシエチルインドール0.48g(2.75mmo
l)、PBr3 0.37g(1.3mmol)、及びCH2
Cl2 10mlに溶解したピリジン0.075mlの混合物
を、室温で6時間攪拌した。反応混合物をCH2 Cl2
50mlで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
混合物を乾燥し(Na2 SO4 )、濾過して濃縮した。
100gのシリカゲル60での残渣のクロマトグラフィ
ーによって、5−(2−ブロモエチル)−2−メチルイ
ンドール0.2gが白色固体として生成した。融点:1
00〜102℃。これを、Na2 SO3 0.13g
(1.03mmol)及び3:1の水−DMF1.4mlの混
合物に加えた。100℃で7時間の加熱後、混合物を濃
縮乾固し、水5mlを加えた。混合物をCHCl3 で1回
抽出し、水層を約2mlの体積にまで濃縮した。少量のN
aClの添加によって生成物を塩析した後、5−スルホ
ナトエチルインドール0.05gが白色固体として得ら
れた。1 H NMR(300MHz、DMSO-d6 )δ:10.8(幅広いs 、1H、
NH)、7.16(s 、1H、芳香族のH )、7.14(d 、J=8Hz
、芳香族のH )、6.8 (dd、J=1.5 、8Hz 、1H、芳香
族のH )、6.01(s 、1H、インドールのCH)、2.89(m
、2H、-O3SCH2 )、2.66(m 、2H、ベンジルのCH
2 )、2.35(s 、3H、CH3 )。13 C NMR (DMSO-d6 )δ:135.48、134.65、130.95、12
8.87、120.48、117.85、110.30、98.70 、54.19 、31.7
0 、13.40 。
エチル)インドール ヒドロキシエチルインドール0.48g(2.75mmo
l)、PBr3 0.37g(1.3mmol)、及びCH2
Cl2 10mlに溶解したピリジン0.075mlの混合物
を、室温で6時間攪拌した。反応混合物をCH2 Cl2
50mlで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
混合物を乾燥し(Na2 SO4 )、濾過して濃縮した。
100gのシリカゲル60での残渣のクロマトグラフィ
ーによって、5−(2−ブロモエチル)−2−メチルイ
ンドール0.2gが白色固体として生成した。融点:1
00〜102℃。これを、Na2 SO3 0.13g
(1.03mmol)及び3:1の水−DMF1.4mlの混
合物に加えた。100℃で7時間の加熱後、混合物を濃
縮乾固し、水5mlを加えた。混合物をCHCl3 で1回
抽出し、水層を約2mlの体積にまで濃縮した。少量のN
aClの添加によって生成物を塩析した後、5−スルホ
ナトエチルインドール0.05gが白色固体として得ら
れた。1 H NMR(300MHz、DMSO-d6 )δ:10.8(幅広いs 、1H、
NH)、7.16(s 、1H、芳香族のH )、7.14(d 、J=8Hz
、芳香族のH )、6.8 (dd、J=1.5 、8Hz 、1H、芳香
族のH )、6.01(s 、1H、インドールのCH)、2.89(m
、2H、-O3SCH2 )、2.66(m 、2H、ベンジルのCH
2 )、2.35(s 、3H、CH3 )。13 C NMR (DMSO-d6 )δ:135.48、134.65、130.95、12
8.87、120.48、117.85、110.30、98.70 、54.19 、31.7
0 、13.40 。
【0027】実施例3 2−メチル−5−(4−スルホナトブトキシ)インドー
ルのナトリウム塩25gを水1L に溶解した溶液を調製
し、15cm×8cmの濾紙のウェブを飽和させた。濾紙を
100℃で6分間空気乾燥させた。この濾紙の約1.0
cm×約1.0cm(2/5インチ×2/5インチ)の部分
を蒸留水に浸漬し、2分間振盪した。この溶液を更に2
8分間放置し、その後、濾紙を除去した。「浸漬して読
み取る」試薬片〔Multistix (商品名)10SG〕を溶
液に浸漬し、飽和後直ちに取り出し、60秒後に読み取
った。試薬片のウロビリノーゲンパッドは変色し、これ
を更に25秒後に肉眼及びClinitek(商品名)200+
という反射率分光光度計によって読み取った。インドー
ル試験の対照は、Multistix のウロビリノーゲンパッド
が1mg/dL(1エールリッヒ単位/dL)の読みを示すなら
ば、充分であると思われた。Clinitek200+により下
記のアルゴリズムを用いて解読結果(decodes)を算出し
た: 解読結果=(550nmでの反射率/630nmでの反射
率)×1000
ルのナトリウム塩25gを水1L に溶解した溶液を調製
し、15cm×8cmの濾紙のウェブを飽和させた。濾紙を
100℃で6分間空気乾燥させた。この濾紙の約1.0
cm×約1.0cm(2/5インチ×2/5インチ)の部分
を蒸留水に浸漬し、2分間振盪した。この溶液を更に2
8分間放置し、その後、濾紙を除去した。「浸漬して読
み取る」試薬片〔Multistix (商品名)10SG〕を溶
液に浸漬し、飽和後直ちに取り出し、60秒後に読み取
った。試薬片のウロビリノーゲンパッドは変色し、これ
を更に25秒後に肉眼及びClinitek(商品名)200+
という反射率分光光度計によって読み取った。インドー
ル試験の対照は、Multistix のウロビリノーゲンパッド
が1mg/dL(1エールリッヒ単位/dL)の読みを示すなら
ば、充分であると思われた。Clinitek200+により下
記のアルゴリズムを用いて解読結果(decodes)を算出し
た: 解読結果=(550nmでの反射率/630nmでの反射
率)×1000
【0028】最初の解読結果の値と6時間後のそれとの
間の相関関係は、再構成された対照溶液はこの期間にわ
たって安定的であることを示した。
間の相関関係は、再構成された対照溶液はこの期間にわ
たって安定的であることを示した。
【0029】表1を参照すると、mg/dL の欄は、観測さ
れた解読結果の値に対応するウロビリノーゲンの濃度を
表す。ウロビリノーゲンのそれぞれの濃度についての解
読結果の範囲は、標準分析法を用いて機器により評価し
た人為的研究及び臨床的研究を通じて判定した。
れた解読結果の値に対応するウロビリノーゲンの濃度を
表す。ウロビリノーゲンのそれぞれの濃度についての解
読結果の範囲は、標準分析法を用いて機器により評価し
た人為的研究及び臨床的研究を通じて判定した。
【0030】
【表1】
【0031】上記のデータから、本発明の方法は、水中
に置いたときに、固有のウロビリノーゲン濃度に対応す
る反射率の読みを与えるインドール溶液を提供する対照
用試験片を作成するのに用い得ると判定できる。
に置いたときに、固有のウロビリノーゲン濃度に対応す
る反射率の読みを与えるインドール溶液を提供する対照
用試験片を作成するのに用い得ると判定できる。
【0032】本発明のインドールは、水に非常に溶け易
く、濾紙を含浸するのに充分な高濃度で溶解することが
でき、そして水中で再構成されて、ウロビリノーゲン試
薬片に対する陽性対照を与えることができる。試験片に
おいてエールリッヒ試薬と反応したその他のインドール
は、水に充分溶解し得ないか〔例えば2,5−ジメチル
インドール、5−メトキシ−2−メチルインドール、イ
ンドール−2−カルボン酸、インドール−3−酢酸及び
5−メトキシインドール−3−酢酸〕、機器で読み取る
には反応が遅過ぎるか〔例えば1−(4−スルホブチ
ル)−2−メチルインドール〕、または対照溶液中の他
の分析対象物の反応に干渉されるか〔例えばトルエンに
含浸した2−メチルインドール〕のいずれかであった。
く、濾紙を含浸するのに充分な高濃度で溶解することが
でき、そして水中で再構成されて、ウロビリノーゲン試
薬片に対する陽性対照を与えることができる。試験片に
おいてエールリッヒ試薬と反応したその他のインドール
は、水に充分溶解し得ないか〔例えば2,5−ジメチル
インドール、5−メトキシ−2−メチルインドール、イ
ンドール−2−カルボン酸、インドール−3−酢酸及び
5−メトキシインドール−3−酢酸〕、機器で読み取る
には反応が遅過ぎるか〔例えば1−(4−スルホブチ
ル)−2−メチルインドール〕、または対照溶液中の他
の分析対象物の反応に干渉されるか〔例えばトルエンに
含浸した2−メチルインドール〕のいずれかであった。
フロントページの続き (72)発明者 マリリン・ラドケ アメリカ合衆国、インデイアナ州、46614、 サウス・ベンド、オレンジ・ロード 62244
Claims (10)
- 【請求項1】 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
はp−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する試薬
に対する対照試験の方法において、(a)該試薬を、一
般式(I): 【化1】 〔式中、Rは、nが2〜6である、−(CH2 )n SO
3 -、又はxが2若しくは3であってmが1若しくは2で
ある、−〔OCH2 −(CH2 )x 〕m SO3 -で示され
る基である〕で示されるインドールの水性溶液といっし
ょにする工程、及び(b)該水性溶液における色の形成
を測定する工程を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 Rが−(CH2 )n SO3 -であり、nが
2〜4である、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 nが4である、請求項2記載の方法。
- 【請求項4】 インドールが、適当量の該インドールを
担持するマトリックス物質の小片の形態で与えられ、そ
して水性媒体中に置かれて、溶解によって水性溶液を与
える、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 マトリックスが濾紙である、請求項4記
載の方法。 - 【請求項6】 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド又
はp−ジエチルアミノベンズアルデヒドを含有する組成
物の効力を試験するための試験片であって、一般式
(I): 【化2】 〔式中、Rは、nが2〜6である、−(CH2 )n SO
3 -、又はxが2若しくは3であってmが1若しくは2で
ある、−〔OCH2 −(CH2 )x 〕m SO3 -で示され
る基である〕で示されるインドールを含有する担体マト
リックスからなることを特徴とする試験片。 - 【請求項7】 nが2〜4である、請求項6記載の試験
片。 - 【請求項8】 nが4である、請求項7記載の試験片。
- 【請求項9】 担体マトリックスが吸湿性物質で構成さ
れる、請求項6記載の試験片。 - 【請求項10】 吸湿性物質が濾紙である、請求項9記
載の試験片。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7244193A | 1993-06-07 | 1993-06-07 | |
US072441 | 1993-06-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712810A true JPH0712810A (ja) | 1995-01-17 |
JP3426030B2 JP3426030B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=22107594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12370094A Expired - Fee Related JP3426030B2 (ja) | 1993-06-07 | 1994-06-06 | ウロビリノーゲン試験具を有効化する方法及び試験具 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5468641A (ja) |
EP (1) | EP0628821A3 (ja) |
JP (1) | JP3426030B2 (ja) |
KR (1) | KR100289853B1 (ja) |
AU (1) | AU670371B2 (ja) |
CA (1) | CA2114764A1 (ja) |
TW (1) | TW290641B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5076876A (en) * | 1989-06-21 | 1991-12-31 | Diemat, Inc. | Method of attaching an electronic device to a substrate |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5866424A (en) * | 1995-07-10 | 1999-02-02 | Bayer Corporation | Stable liquid urobilinogen control composition |
KR100498590B1 (ko) * | 1998-06-30 | 2005-09-30 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 소자분리막 형성 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4405718A (en) * | 1981-07-20 | 1983-09-20 | Miles Laboratories, Inc. | Method and composition for urobilinogen control standard |
-
1994
- 1994-01-31 TW TW083100775A patent/TW290641B/zh active
- 1994-02-02 CA CA002114764A patent/CA2114764A1/en not_active Abandoned
- 1994-05-03 US US08/238,003 patent/US5468641A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-25 EP EP94108036A patent/EP0628821A3/en not_active Withdrawn
- 1994-06-03 AU AU64529/94A patent/AU670371B2/en not_active Ceased
- 1994-06-03 KR KR1019940012496A patent/KR100289853B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-06-06 JP JP12370094A patent/JP3426030B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5076876A (en) * | 1989-06-21 | 1991-12-31 | Diemat, Inc. | Method of attaching an electronic device to a substrate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2114764A1 (en) | 1994-12-08 |
EP0628821A2 (en) | 1994-12-14 |
US5468641A (en) | 1995-11-21 |
AU670371B2 (en) | 1996-07-11 |
EP0628821A3 (en) | 1995-09-20 |
JP3426030B2 (ja) | 2003-07-14 |
KR100289853B1 (ko) | 2001-05-15 |
AU6452994A (en) | 1994-12-08 |
TW290641B (ja) | 1996-11-11 |
KR950001304A (ko) | 1995-01-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |