JP2700165B2 - 陽イオン測定のための化合物、試薬および方法 - Google Patents

陽イオン測定のための化合物、試薬および方法

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JP2700165B2 JP63031037A JP3103788A JP2700165B2 JP 2700165 B2 JP2700165 B2 JP 2700165B2 JP 63031037 A JP63031037 A JP 63031037A JP 3103788 A JP3103788 A JP 3103788A JP 2700165 B2 JP2700165 B2 JP 2700165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、陽イオンの量の簡単で迅速な測定のための
化合物と試薬並にそれらを使用する方法とに関する。
発明の背景 陽イオンの定性的ならびに定量的測定は、例えば、工
程管理のための化学工学および生物工学と土壌研究並に
肥料の計量のための農芸化学とカリウム−ナトリウム比
の臨床学的および治療学的測定のための医学との領域に
おいて重大な意義がある。陽イオン測定のための現在の
方法にはフレーム測光法と原子吸光分析法とが含まれ、
それらは共に精巧な装置を必要としている。イオン交換
に基くイオン選択性電極は一般に充分に弁別される結果
を与えるが、その使用にやつかいである。
米国特許第4,367,072号にはイオン測定方法について
述べられている。それは本質的に測定されるべきイオン
と錯化剤との間の選択的錯体形成と、錯体形成の間に起
る吸光度変化の測定とに基いている。その錯化剤は発色
団を結合している。
選択的錯化剤は、例えば、コランド、クリプタンドま
たは環状ペプチドおよび(または)ポリエチレングリコ
ール群または他のヘテロ原子を含有する群を含むオリゴ
エーテル、オリゴエステルまたはオリゴアミドであつて
もよい。共有結合または異極結合で結合されている発色
団は、染料または螢光染料あるいは、その吸光スペクト
ルがメゾメリーの系の荷電の転移または乱れを通してイ
オンまたは親油性分子との相互作用で変化する色原体で
ある。この原理は事実としてまた当該技術分野において
よく知られている。ヘミンとクロロフイルと金属錯体染
料と金属指示薬(例えば、無色の錯化剤エチレンジアミ
ンテトラ酢酸(EDTA)に基くキシレノールオレンジとメ
チルチモールブルー)とは、多かれ少なかれ、この一般
的配置を示している。
前記の錯化剤の一般的問題点は、錯化剤は有機媒質中
でのみ反応出来るが、測定されるイオンは通常水溶液中
に存在していることである。イオンの水溶液は多くの場
合濃縮、有機塩中への包接または溶剤抽出によつて有機
媒質に変えることもできるかもしれないが、これは実用
的なそして必要ならば自動化された、迅速な方法に要求
される条件を満たせないであろう。
ヨーロツパ特許公報第85,320号にはカリウムイオン測
定のためのカリウム試薬および方法が記載されている。
その試薬は構造式 (この式で、nとmとは0または1であり、XはNまた
はCOHであり、Rはp−ニトロフエニルアゾ基と3−フ
エニルイソチアゾリル−5−アゾ基とイソチアゾリル−
5−アゾ基とチアゾリル−5−アゾ基と2,4,6−トリニ
トロフエニルアゾ基とp−ニトロスチリル基とp−ベン
ゾキノンモノイミノ基とビス−(p−ジメチルアミノフ
エニル)ヒドロキシメチル基とである) で表はされる化合物を含有する。カリウムイオンは水
と、少くとも1つの水と混合できる有機溶剤とからなる
反応媒質中、有機塩基存在の下で測定される。
ヨーロッパ特許公報第85,320号ではカリウムの測定に
おいてナトリウムイオンの妨害を認識していない。その
中では、種種な陽イオンの最高吸光度のデータを与え、
ルビシウムの最大吸光度を除いて、検査された他の凡て
の種種な陽イオンの最大吸光度は、妨害が起きていない
程度にカリウムの最大吸光度からは除かれていると述べ
られている。しかしその結論は、単離されている陽イオ
ン測定から得られたデータに基いており、混合されてい
る陽イオン溶液中でのこれらの陽イオンの最大吸光度へ
の影響は予想していなかつた。
本発明は試料中の陽イオン存在の迅速な測定を可能に
する新規な化合物と試薬と方法とを目指している。本発
明はまた単一水性相媒質中の陽イオンの迅速な測定を可
能にする試薬と方法とに関し、そこにおける改良の1つ
は妨害陽イオンと錯体を作るマスキング化合物を1つま
たはそれ以上用いることである。
幾つかのクリプタンドは陽イオンと錯体を作るのに高
い選択性を持ち、若し発色団とカツプリングされている
と、分析的に評価出来る強い呈色反応を生ずる。例え
ば、色原体クリプタンド3.2.2はカリウム陽イオン測定
には特に効果があることが発見された。さらに、色原体
クリプタンド3.3.2がよいナトリウム陽イオン選択性が
あることが発見された。陽イオンの測定は、妨害陽イオ
ンと錯体を作るマスキング化合物を1つまたはそれ以上
含有してもよい本発明の試薬を使用することにより、さ
らに強化される。例えば、本発明の試薬と方法とは、カ
リウムイオンとナトリウムイオンとの混合物を包含する
試料のカリウムイオンの測定に効果的である。本発明の
試薬と方法とはまた、多量のナトリウムイオンとカリウ
ムイオンとの混合物を包含する試料のナトリウムイオン
濃度測定にも効果がある。これらおよび他の有利さはそ
の適用の詳細な記述において更に明らかに記述されよ
う。
発明の要約 本発明は構造式 〔〔この式で、kとjとは同一または異つていて、1〜
約5に等しく、mとnとは同一または異つていて、0〜
約4に等しく、aとeとは同一または異つていて、0〜
約2に等しく、bとdとは同一または異つていて、0〜
約5に等しく、Rは同一または異つていて、水素原子、
低級アルキル基、低級アルキリデン基、低級アルケニル
基、アリル基またはアリール基であり、Qは構造式 〔これらの式で、XはCH、NまたはCOHであり、Yは式 で表はされる基を含む〕 で表はされる基であるが、但しQが構造式 (この式で、Yはp−ニトロフエニルアゾ基、3−フエ
ニルイソチアゾリル−5−アゾ基、イソチアゾリル−5
−アゾ基、チアゾリル−5−アゾ基、2,4,6−トリニト
ロフエニルアゾ基、p−ニトロスチリル基、p−ベンゾ
キノンモノイミノ基およびビス−(p−ジメチルアミノ
フエニル)ヒドロキシメチル基からなる群から選択され
る)であるときは、同時にbが0または1に等しく、d
が0または1に等しく、jが1に等しく、nが1または
2に等しく、aが1に等しく、eが1に等しく、kが1
に等しくmが2に等しいことはないものとする〕〕 で表はされる、試料に存在する陽イオン量の測定に有用
な化合物(I)と、これらの化合物を用いる、陽イオン
測定の方法とに関する。
本発明はまた、化合物(I)またはこれとさらに妨害
陽イオンと錯体を形成するマスキング化合物の1つまた
はそれ以上とを含有している試薬と、陽イオン測定のた
めの前記化合物または試薬を用いる方法にも関する。妨
害陽イオンと錯体を形成する適当なマスキング化合物は
非色原体であり、スフエランド、ヘミスフエランド、ク
リプタヘミスフエランド、クリプタンドおよびコランド
を含む。
特定の陽イオンを補足するように(即ち、その陽イオ
ンの寸法に合うように)構造的に適応しているスフエラ
ンド、ヘミスフエランド、クリプタヘミスフエランドが
本発明には好ましい。そのようなマスキングを“予め企
画された”と云つてもよい。
特定の陽イオン直径に合う空洞寸法をもつクリプタン
ドとコランドとも本発明には好ましい。
妨害陽イオンがナトリウムである場合、適当なマスキ
ング化合物は次のものを包含するが、限定はされない。
(これらの式で、R1〜R12は互に同一または異つてい
て、水素原子、低級アルキル基、低級アリール基、低級
アルケニル基、アリル基またはアルキリジン基であ
る)。KryptofixR2.1.1.クリプタンドはナトリウムマス
キング化合物として特に有効である。ナトリウムイオン
のマスキングは、血清のような高濃度のナトリウムを含
有する試料中のカリウムの測定に有利である。試薬は更
に水と混合される有機溶剤と緩衝剤との1つまたはそれ
以上を包含する。試薬は界面活性剤を包含していてもよ
い。
妨害イオンがカリウムの場合、適当なマスキング化合
物は次のものを包含するが、限定はされない。
(この式で、Etはエチル基であり、R1は水素原子、低級
アルキル基、低級アリール基、低級アルケニル基、アリ
ル基またはアルキリジン基である)。クリプタンド3.2.
2はカリウムマスキング化合物として特に有効である。
詳細な説明 本発明は試料中の陽イオン測定のための化合物と試薬
と方法とに関する。本発明は、試料の予備処理を必要と
しない均一単一相溶剤系における分光測光技術により、
血清と他の生物学的流体との中の陽イオンの定量的測定
を可能にする。前記の化合物は構造式(I)で表はされ
る化合物であり、試薬は好ましくは構造式(I)で表は
される化合物を包含し、妨害する陽イオンと錯体を形成
するマスキング化合物の1つまたはそれ以上を含有して
いてもよい。適当な、妨害陽イオンと錯体形成するマス
キング化合物は非色原体であり、スフエランドとヘミス
フエランドとクリプタヘミスフエランドとクリプタンド
とポダンドとを含む。
本発明の化合物は、自働臨床化学分析器、例えばTech
nicon CHEM−1 臨床化学分析器とTechnicon RA−1000
臨床化学分析器とTechnicon SMAC 臨床化学分析器と
での陽イオン測定をするための組成物に用いてもよい。
更に、本発明の化合物は工業的または他の非臨床化学自
働分析器例えばTechnicon TRAACS−800TM分析器での陽
イオン測定をするための組成物中で用いてもよい。その
上、本発明の化合物は、手働法または標準UV/Vis分光光
度計による陽イオン測定のための組成物中に用いてもよ
い。
本発明の1つの実施態様においては、色原体クリプタ
ンド3.2.2がカリウム陽イオン測定に特に効果的であ
る。本発明の他の実施態様においては、色原体クリプタ
ンド3.2.2が良好なナトリウム陽イオン選択性を持つ。
本発明の他の実施態様では、本発明の試薬と方法とが、
カリウムイオンとナトリウムイオンとの混合物を包含す
る試料のカリウムイオン濃度測定に用いられる。ナトリ
ウムイオンとの錯体を作るマスキング化合物は、ナトリ
ウムイオンの色原体クリプタンドとの錯体形成を防止
し、それによつて、色原体クリプタンド−カリウムイオ
ン錯体形成を促進するための有利な条件を与える。
本発明の他の実施態様では、本発明の化合物と試薬と
方法とは、カリウムイオンとナトリウムイオンとの混合
物を包含する試料のナトリウムイオン濃度測定に用いら
れる。本発明の化合物を用いるナトリウムイオン濃度の
測定はカリウムイオンと錯体形成するマスキング化合物
を用いることにより更に改良してもよい。カリウムイオ
ンと錯体形成するマスキング化合物はカリウムイオンの
色原体クリプタンドとの錯体形成を防止し、それによつ
て、色原体クリプタンド−ナトリウムイオン錯体形成促
進に有利な条件を提供する。
本発明の化合物と組成物とを用いて陽イオン測定を行
う試料流体には、生物学的型、と生理学的型と工業的型
と環境的型と他の型との流体が含まれる。特に関心のあ
るのは生物学的流体例えば血清、血漿、尿、脳脊髄液、
唾液、乳、肉汁および他の培養媒質と上澄液並にそれら
の画分である。在来の方法により検査される他の源の試
料流体もここに用いた“試料”なる語の意味の中で予想
していて、それらに対しても本発明に従つてイオン測定
を行うことができる。
熟練した技術者は、他のイオン種、即ち、カルシウム
イオンとマグネシウムイオンとリチウムイオンとの存在
も、本発明の化合物と組成物を用いて測定してもよいこ
とを認識するであろう。色原体クリプタンドは陽イオン
との相互作用で可視領域に色を生じさせるのに用いても
よい。
溶剤系は最高の感度を得るが試料の予備処理、例えば
蛋白質沈澱、抽出または相分離をさけるのに釣合つた水
と水と混合する有機溶剤とからなる。
環状エーテル、グリコールエーテル、アミド、例えば
炭素原子3〜8個をもつ脂肪族アルコールおよび(また
は)スルホキシドは優秀な測光的性質を持つていて、本
発明で有用な、適当な水と混合する有機溶剤である。
ジオキサンとテトラヒドロフランとは環状エーテルと
して特に適しており、一方、エチレングリコールモノア
ルキルエーテル、特にメチルセロソルブとエチルセロソ
ルブとプロピルセロソルブとブチルセロソルブとブチル
セロソルブとはグリコールエーテルとして適当であり、
ホルムアミドとジメチルホルムアミド(DMF)とピロリ
ドンとN−アルキルピロリドン例えばN−メチルピロリ
ドン(NMP)とはアミドとして適当である。
脂肪族アルコール例えばメタノールおよびエタノール
も適当であるが、よりよい結果は炭素原子3〜8個をも
つアルコール例えばイソプロパノール、n−プロパノー
ル、ブタノール、アミルアルコール、ヘキサノール、ヘ
プタノールおよびオクタノールで得られる。
ジメチルスルホキシドもまた適当な溶剤である。水−
ジオキサン溶剤系は特に有利であることが判つた。
多数の水と混合する有機溶剤例えばアセトンとメチル
エチルケトンと氷酢酸とは反応媒質としては不適当であ
ることが判つた。
本発明の溶剤系は、適当な試薬溶剤系は總計で水:有
機溶剤比約1:4〜1:6であるように水と混合する有機溶剤
を含むものとして教えている前記ヨーロツパ特許公報と
は違つている。
本発明では約1:0.5〜1:2である溶剤系が用いられ、好
ましくは界面活性剤とより高いpHを含んでいる。本発明
の溶剤系は血清試料から蛋白質を除去する必要を取除い
ている。
他の構成要素例えば緩衝剤と安定剤とが本発明の組成
物中に含まれてもよい。更に他のイオンマスキング化合
物を妨害イオン種の影響除去のため採用してもよい。
正確な陽イオン測定を行うには、pHを特定の水準に維
持することが重要である故に、pHを制御する目的で、緩
衝剤を本発明の組成物に含ませてもよい。pH維持のため
の適当な緩衝剤にはシクロヘキシルアミノプロパンスル
ホン酸(CAPS)とシクロヘキシルアミノエタンスルホン
酸(CHES)とトリエタノールアミンとジエタノールアミ
ンとエタノールアミンと2−ナフタリンスルホン酸とサ
リチル酸とが含まれる。陽イオン測定においては、組成
物のpHを好ましくは約8〜12に維持する。
本発明の組成物はまた、蛋白質の溶解を助けるため、
界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤はまた水力
学的理由のため、多くの自働分析器に用いられている。
本発明の組成物中に用いられる適当な界面活性剤にはソ
ルビタンモノオレート(市場でTween−80 としてICI A
mericas Co.,Wilmington,DEから入手し得る)とポリオ
キシエチンレンラウリルエーテル(市場でBrij−35
してICI Americas,Wilmington,DEから入手し得る)とが
含まれる。
本発明の試薬を検査すべき試料と混合する。試薬と試
料との混合の後、得られる溶液の吸光度を測り、関心あ
る陽イオンの濃度を測定する。
本発明はまた試料中の陽イオン測定のための試薬と方
法とを含み、前記の方法は色原体クリプタンドを包含す
る試薬と、多孔性または湿潤性の材料を包含する担体基
質とを用いる。単層型式においては、担体基質は紙とカ
ード板紙と多孔性ポリマーとポリマー繊維と天然フエル
トのような材料および他の適当な材料から作ることがで
きる。担体基質として好ましい材料は濾紙および多孔性
高密度ポリエチレンである。多層分析エレメント型式に
おいては、重ね合された薄層様式における上層に緩衝剤
を、下層にクリプタンドを貯蔵しておくことができる。
これらの層の基質は、ゼラチンと水に可溶または水で膨
潤できるポリマーのような材料または他の適当な材料か
ら作ることができる。この2つの層に加えて、展着層と
反射層と支持材料とを組入れて、統合された分析エレメ
ントを形成することができる。
試薬はまた妨害陽イオンと錯体を作るマスキング化合
物1つまたはそれ以上を包含していてもよい。
本発明の1つの実施態様では、試料は血清または血漿
であり、担体基質は、重合物で非繊維基質から形成され
た、寸法が安定し、均一に多孔性であり、散光反射する
単層の装置であり、方法は次の段階: (a)本質的に、1つまたはそれ以上の水に可溶の重合
物結合剤と界面活性剤と構造式(I)で表はされる化合
物と水と緩衝剤とからなる試薬混合物を調製し、 (b)その試薬混合物を前記の装置に添加し、 (c)その試薬混合物の水を蒸発し、 (d)試料をその装置に添加し、そして、 (e)その装置の反射率を測定すること を包含する。
本発明の好ましい実施態様においては、方法は次の段
階: (a)低蒸気圧で高沸点をもつ第1の有機溶剤と第1の
溶剤より揮発性である第2の有機溶剤と構造式(I)で
表はされる化合物と緩衝剤とを包含する試薬混合物を調
製し、 (b)その試薬混合物を前記の装置に添加し、 (c)試薬混合物の第2の溶剤を蒸発させ、 (d)その装置に試料を添加し、そして、 (e)その装置の反射率を測定すること を包含する。
試薬または妨害陽イオンと錯体を作るマスキング化合
物を包含していてもよい。
段階(a)は1段で溶剤と有機緩衝剤との両方を組入
れ、溶剤添加と緩衝剤添加との間の乾燥段階の必要を取
除く。
好ましい試薬は第1の溶剤例えばトリアルキルホスフ
エートとトリアリールホスフエートとジアルキルアジペ
ートとジアルキルセバケートとジアルキルフタレートお
よび第2の溶剤例えばシクロヘキサノンとテトラヒドロ
フランとジオキサンとメタノールとジエチルエーテルと
を包含する。
好ましい試薬は、ポリビニルアルコールとポリビニル
ピロリドンとポリアクリル酸とメチルセルローズとヒド
ロキシメチルセルローズとゼラチンとを含む群から選択
される水溶性重合物結合剤の1つまたはそれ以上を包含
する。
好ましい試薬はさらに有機緩衝剤の1つまたはそれ以
上を包含する。適当な有機緩衝剤の例にはトリエタノー
ルアミンとジエタノールアミンとエタノールアミンと2
−ナフタリンスルホン酸とサリチル酸とp−トルエンス
ルホン酸とCAPSとCHESとを含む。適当な緩衝剤はpHを約
8〜12の範囲に維持する。
基質は幾つかの方法の中の1つで作つてもよい。1つ
の適当な方法は高密度ポリエチレンと超高分子量ポリエ
チレンとポリプロピレンとポリ弗化ビニリデンとポリテ
トラフルオロエチレンとナイロンとポリ塩化ビニルとポ
リエステルとポリスルホンとそれらの混合物の微細粒子
の半融を包含する。その基質はポリオキシエチレンオク
チルフエノールとポリオキシエチレンノニルフエノール
とポリオキシエチレンラウリルエーテルとを含む群から
選択される親水性界面活性剤で被覆されていてもよい。
適当な担体基質をその試薬と結合させることにより、そ
のような装置を使つて陽イオン測定を行い得る。
そのような装置は、使用しない場合は乾燥備蓄が可能
で、従つて長期間の貯蔵が可能であり、血液、血清、尿
または他の水性溶液である、少量の検査試料をそれと接
触させることにより、直に、簡単に使用し得る。それは
例えば尿に対しての浸漬式試験紙片(dip and read str
ip)または自働血液分析器と共に用いる試験スライドの
様な型式をもつことができ、あるいは米国特許第3,992,
158および4,292,272号で述べられているような多層構造
を形成することができる。
担体基質は多孔性または湿潤性の材料を包含するのが
希ましい。それ故、単層型式においては、担体基質は例
えば紙とカード板紙と多孔性ポリマーと重合物繊維と天
然フエルトの如き材料および他の適当な材料から作るこ
とが出来る。担体基質として特に好ましいのは濾紙と多
孔性高密度ポリエチレンとである。多層分析エレメント
型式では、重ね合せた薄層様式の中で、緩衝剤は上層
に、そして色原体クリプタンドは下層に貯蔵することが
できる。これらの層の基質は例えばゼラチンと水溶性ま
たは水膨潤性のポリマーの如き材料および他の適当な材
料から作ることができる。この2つの層のほかに、展着
層と反射層と支持材料とを組入れ、統合された分析要素
を形成することができる。
装置は担体基質と検査組成物とを組合せて、そして希
ましくは、乾燥基質に支持物を与えて調製する。
それで、組成物は、基質表面にしみこませるか、ある
いは基質を組成物溶液中につけることにより、その基質
に適用される。このようにして含浸された基質は室温
か、あるいは、若し、温度が組成物に害を与える程に高
くさえなければ、高めた温度で乾燥する。
それから、その含浸して乾燥した担体基質は、希まし
くは、適当な支持物例えばその基質を中央に曝しておく
ような円周の枠にのせることができる。あるいは、その
基質を細長いプラスチツク片の1つの端にのせ、他端を
便利なハンドルとして使うことができる。
本発明の1つの実施態様においては、ナトリウムを含
有する検査試料を検査用装置の表面に接触させ、検出さ
れる反応を反射計により620nmまたは他の適当な波長で
測定する。種種の既知ナトリウム濃度を用いる実験で、
百分率での反射率の変化とミリモル範囲でのナトリウム
濃度変化との間の判つきりした相関性を示す適用量/反
応曲線が与えられる。
以下の実施例は説明であつて、如何なる意味でも、本
発明の範囲を限定するものではない。
実施例1 色原体クリプタンド3.3.2は第1図で示される反応経
路によつて合成され化合物(7)として示される。
ビス(1,3−メチルアセトキシ)−2−メトキシベンゼ
ン (2) 無水K2CO3(30g)とブロモ酢酸メチル(30.5g、020mo
l)とのアセトン400ml中の撹拌されている混合物に、ア
セトン100ml中の2−メトキシレゾルシノール(1)溶
液を、窒素雰囲気中で滴下しながら加える。その混合物
を30時間還流する。無機材料を濾過し、溶剤を蒸発させ
ると残留物が得られ、それを、塩化メチレン−メタノー
ル(50:1)を用いてシリカゲルのカラムクロマトグラフ
イーにかけると、無色で粘稠な液体として化合物(2)
19.3g(95%)を得、それは貯蔵中に白色結晶の形に固
化する。融点70−72℃、C13H16O7としての計算値
(%):C54.93;H5.67、分析値(%):C54.82;H5.55。
1,3−ジ(オキシ酢酸)−2−メトキシベンゼン
(3) ジメチルエステル(2)(4.00g、14mmol)をAmberly
st IR−120(H+)(0.5g)を含有する水250ml中に懸濁
させる。その混合物を8時間還流させる。樹脂を濾過
し、水溶液を濃縮する。白色結晶材料が分離され、乾燥
すると、化合物(3)2塩基酸3.33g(93%)を得る。
融点148−150℃(文献値150−152℃)。
2酸塩化物 (4) 2塩基酸(3)(2.50g、9.8mmol)をクロロホルム15
ml中に懸濁させ、その混合物を加熱して還流させる。そ
の還流している懸濁液に塩化チオニル(3ml)を滴下し
て加え、一夜還流させると殆んど透明な溶液を得る。反
応混合物を冷却し、濾過し、真空中で蒸発すると、融点
61.5−63.5℃の淡黄色固形物2.74g(96%)が得られ、
それは精製することなく引続き用いる。
メトキシベンゾクリプタンドジアミド (5) 急速に撹拌されているトルエン225mlに、窒素雰囲気
中、0℃で、トルエン90ml中の2酸塩化物(4)(2.00
g、6.8mmol)溶液と、トルエン88ml中のKriptofix 3.3
(2.89g、6.8mmol)とトリエチルアミン(2.5ml)との
溶液を、6時間かけて同時に添加する。添加終了後、そ
の反応物を室温で1夜撹拌する。固形材料を濾過し、濾
液を真空中で蒸発する。その残留物を、溶離剤として酢
酸エチル−メタノール(20:1)を用い、アルミナのカラ
ムクロマトグラフイーにかけると、粘稠な無色油状物と
してクリプタンドジアミド(5)1.85g(48%)を得
る。C27H42N2O11としての計算値(%):C56.83;H7.43、
分析値(%):C56.49;H7.52。
クリプタンドフエノール (6) クリプタンドジアミド(5)(1.05g、1.8mmol)を、
テトラヒドロフラン(60ml)中の水素化アルミニウムリ
チウム(0.57g、15.0mmol)懸濁液に加え、その混合物
を20時間還流させる。冷却後5%水酸化ナトリウム3.0m
lを加える。無機沈澱物を濾過し、それをテトラヒドロ
フランとクロロホルムとで数回洗浄し、つづいて水中に
懸濁させ、クロロホルムで抽出する。洗浄液と抽出液と
を1緒にし、溶剤を真空中で除去する。残留物をクロロ
ホルムに溶解し、その溶液を水で数回洗浄し、真空中で
蒸発すると、粘稠で、著しく吸湿性の黄色油状物として
化合物(6)0.87g(91%)が得られる。C26H44N2O9
0.75H2Oとしての計算値(%):C57.60;H8.46、分析値
(%):C57.60;H8.65。
色原体クリプタンド (7) クリプタンドフエノール(6)(1.18g、2.2mol)に3
2%水酸化ナトリウムを、水性溶液が塩基性になるまで
添加する。その透明で褐色に着色した溶液を真空中乾燥
するまで蒸発する。酢酸(20ml)をその残留物に加える
と透明な黄色溶液が得られ、それを0℃に冷却する。水
(30ml)中のp−ニトロベンゼンジアゾニウムテトラフ
ルオロ硼酸塩(0.59g、2.5mmol)溶液を猛しく撹拌しな
がら滴下して加える。添加が完全に終つた後、その混合
物を室温で1夜撹拌し、それから乾燥するまで蒸発す
る。その残留物を、クロロホルム、それからクロロホル
ム−エタノール(12:1)を溶離剤として用い、アルミナ
のカラムクロマトグラフイーにかけると、赤褐色半固形
物として化合物(7)1.10g(73%)を得る。C32H47N5O
11・0.75H2Oとしての計算値(%):C55.60;H7.07、分析
値(%):C55.54;H7.00。
註: (1)2塩基酸(3)と2酸塩化物(4)とはMerckの
特許:R.Klink,B.Bodar,J.−M.Lehn,B.Helfert,R.Bitc
h、西ドイツ特許公告第3002779号、1983年8月4日、の
中に記載されている。
(2)Krypotfix 3.3はB.Dietrich,J.−M.Lehn,J.P.Sa
vage,J.Blanzat,Tetrahedron,29,1629(1973)により報
告されている文献の方法で調製された。
この合成の有利さの中では、ピロガロールとクロロ酢
酸とのくどくどしい、低収率の反応を回避されている。
最初の2段階は簡単で、殆んど定量的である。その合成
の経路は2環式ジアミドの還元と脱メチルとをLiAlH4
用いて1段階で達成し、Dowex(OH-)カラムでの精製の
必要がない。その経路はMerckの方法より短かく、より
高い収率を与える。
実施例2 色原体ベンゾクリプタンド3.2.2は第2図に示す反応
経路で合成され、化合物(11)として表はされる。
クリプランドジアミド (9) 機械撹拌機と2つのシリンジポンプをつけた3000ml3
頚フラスコを真空にし、窒素を満す。そのフラスコにト
ルエン(265ml)を入れ、氷浴で0℃に冷却する。トル
エン35ml中のKryptofix 3.2(2.10g、6.8mmol)とトリ
エチルアミン(1.80g、17.8mmol)とからなる溶液A
と、トルエン35ml中の2酸塩化物(8)(O.A.Gausow,
A.R.Kauser,K.B.Triplett,J.Heterocyclic Chem.1981、
18、297に従つて調製)(2.11g、6.8mmol)からなる溶
液Bとを5時間かけて、はげしく撹拌されているトルエ
ンの中に同時に添加する。その混合物を1夜室温で撹拌
する。沈殿する塩を濾過し、溶剤を真空で除去すると残
留物が得られ、それはクロロホルム−エタノール(100:
2)を用い、アルミナのカラムクロマトグラフイーにか
けると、淡黄色綿毛状固形物として化合物(9)1.00g
(27%)を得る。C24H35N3O11としての計算値(%):C5
3.23;H6.51、分析値(%):C53.00;H6.61。
ニトロクリプタンド (10) クリプタンドジアミド(9)(1.00g、1.85mmol)を
乾燥テトラヒドロフラン10mlに溶解し、10M BH3・(C
H32S錯化合物1.5mlを添加する。その混合物を1夜還
流する。過剰のジボランを水で分解し、溶剤を真空で除
去する。残留物を6N HCl 10mlと7時間還流させて処理
する。水を真空で除去し、その2塩化水素塩をDowexイ
オン交換樹脂(OH型)を通過させると、粗生成物0.95g
(殆んど100%)を得、それはさらに精製することな
く、次の段階に用いる。
色原体クリプタンド (11) ニトロクリプタンド(10)(0.90g、1.75mmol)を酢
酸エチル50mlに溶解し、パラジウム−活性炭(10%)
(0.3g)を添加する。その混合物を水素圧40psiの下、
室温で振盪する。触媒を濾別し、溶剤を除去すると、褐
色油状物0.82gが得られ、それをメタノール(3ml)に溶
解する。この溶液に重炭酸ナトリウム(0.3g)と塩化ピ
クリル(0.5g)を添加する。混合物は瞬間的に赤変し、
それを6時間還流する。溶剤を真空で除去し、残留物を
クロロホルム−エタノール(200:1)を用いて、アルミ
ナのカラムクロマトグラフイーにかけると、暗赤色油状
物0.65g(55%)を生成する。C30H42N6O13としての計算
値(%):C51.87;H6.0、分析値(%):C51.62;H6.12。
実施例3 血清中のナトリウムの測定について、現在の発達水準
の方法と本発明の方法とを比較する実験を行つた。
広範囲のナトリウム濃度を含有する一連の任意の血清
試料を得る。その試料を、次に掲げた試薬調剤: 1.35×10-4M 色原体クリプタンド3.3.2(第1図の
化合物(7)) 5×10-3M EDTA(2価のイオンマスキング化合
物) pH10 CHES 0.15M(緩衝剤) 50%(v/v) エトキシエトキシエタノール(水に
混合できる有機溶剤) 2%(w/v) Tween −80(界面活性剤) を用いて、RA−1000 分析器(Technicon Instruments
Corporation)で評価した。
RA−1000 装置のパラメーターは次の通りである。
感 度 3.2mA/mM 方 法 終点 温 度 37℃ 波 長 600nm 試料量 8μl 試薬量 385μl 遅 延 5分 pH 10.0 希釈比 1:50 結 果 各試料に対するRA−1000 装置からの吸光度出力を記
録し、ナトリウム濃度に変換した。血清試料の同一セツ
トをナトリウム濃度についてRA−1000ISE モジユール
でも評価した。
RA−1000 分析器についての相関データ参考法RA−1000
ISE 勾 配 1.00 切 片 −3.17 相関係数 0.9820 血清試料数 53 直線範囲、mM 80−200 精 度、CV 1.3% このデータは、本発明の方法と現在の発達水準にある
ISE 法との間のよい一致を示している。
実施例4 この実施例は、乾燥化学技術による、非希釈血清中の
ナトリウムの評価に対しての色原体クリプタンド3.3.2
の使用を記載している。乾燥試薬分析エレメントは次の
方法で調製する。
各直径1/2inの多孔性円板(HDPE、35μm、厚さ1/32i
n)に、シクロヘキサノン1.0mlとトリクレジルホスフエ
ート0.1mlと酢酸セルローズ10mgと色原体クリプタンド
3.3.2(第1図の化合物(7))1mgとトリエタノールア
ミン30mgと2−ナフタリンスルホン酸9mgとBrij−35 5m
gとを含有する試薬混合物30μlをおき、その円板を室
温で5時間乾燥させ、後2時間デシケーター中に貯え
る。
その円板を臨床試料例えば血清または血漿25μlを用
いて検査する。2分間温置後の散光反射信号を改良Infr
a−Alyzer(Technicon Instruments Corporration)に
より620nmで測定する。反射率R測定置はナトリウム濃
度の直線関数 (ここで、Kは吸収係数であり、Sは散乱係数である)
に変形される。K/Sのナトリウム濃度に対してのプロツ
トは第3図で示すように直線である。
実施例5 この実験は血清中のナトリウムの測定について、本発
明の方法を、現在の発達水準の方法と比較するために行
つた。
広範囲のナトリウム濃度を含有する一連の任意の血清
試料を得た。その試料を、次に掲げる試薬の調剤: 1.35×10-4M 色原体クリプタンド3.2.2 2.0×10-3M クリプタンド3.2.2(カリウムの
マスキング化合物) 5.0×10-3M EDTA 50%(v/v) エトキシエトキシエタノール pH 11.2 CAPS 0.15M 2.5%(w/v) Tween−80 を用いて、RA−1000 分析器(Technicon Instruments
Corporation)で評価した。
クリプタンド3.2.2は構造式 で表はされる。
色原体クリプタンド3.2.2は構造式 で表はされる。
RA−1000 装置のパラメーターは次の如くである。
感 度 1.7mA/mM 方 法 終点 温 度 37℃ 波 長 600nm 試料量 4μl 試薬量 395μl 遅 延 5分 pH 11.2 希釈比 1:100 結 果 各試料に対してのRA−1000 装置からの吸光度出力を
記録し、ナトリウム濃度に変換する。血清試料の同じセ
ツトをナトリウム濃度についてRA−1000ISE によつて
も評価する。
RA−1000 分析器についての相関データ参考方法RA−10
00ISE 勾 配 1.13 切 片 −12.47 相関係数 0.9505 血清試料数 80 直線範囲 80−200 精 度、CV 2.1% これらのデータは本発明の方法と現在の発達水準の方
法との間の良好な相関を示している。
実施例6 血清中のカリウムの測定について、本発明の方法を現
在の発達水準の方法と比較する実験を行つた。
広範囲のカリウム濃度を含有する一連の任意の試料を
得た。その試料を次に掲げる試薬調剤: 1.69×10-4M 色原体クリプタンド3.2.2 3.0×10-2M Kryptofix 2.1.1 4.0×10-3M EDTA(2価のイオンのマスキング化
合物) 60%(v/v) エトキシエトキシエタノール(水と
混合できる有機溶剤) pH11 CAPS 0.12M(緩衝剤) 2.5%(w/v) Tween−80 (界面活性剤) を用いて、RA−1000 分析器(Technicon Instruments
Corporation)で評価する。
RA−1000 装置のパラメーターは次の如くである。
感 度 12.0mA/mM 方 法 終点 温 度 37℃ 波 長 540nm 試料量 4μl 試薬量 395μl 遅 延 5分 pH 11.5 希釈比 1:100 結 果 各試料についてのRA−1000 分析器からの吸光度出力
を記録し、カリウム濃度に変換する。同じセットの血清
試料をカリウム濃度についてRA−1000ISE によつても
評価する。
RA−1000 分析器の相関データ参考方法RA−1000ISE
勾 配 1.10 切 片 −0.26 相関係数 0.9704 血清試料数 41 直線範囲、mM 0−14 精 度、CV 2.2% これらのデータは本発明の方法と現在の発達水準の方
法との間の良好な相関を示している。
実施例7 高濃度でナトリウムイオンを含有する水性検査試料中
のカリウムイオンに対する色原体ベンゾクリプタンド3.
2.2(第2図中化合物(11)として示す)の応答を測定
する実験を行つた。
色原体ベンゾクリプタンド3.2.2の0.1mM原液を塩化メ
チレン溶剤100ml中に6.9mg溶解して調製する。緩衝剤原
液を脱イオン水90ml中にHEPPS(N−ヒドロキシエチル
−ピペラジン−N−3−プロパンスルホン酸)2.52gを
溶解し、1.0Mテトラメチルアンモニウムヒドロキシドを
用いてそのpHを8.0に調節し、そして全体の体積を脱イ
オン水を用いて100mlにして調製する。一連の検査試料
は色色な量の塩化カリウム(カリウム濃度範囲0−10m
M)と一定量の塩化ナトリウム(ナトリウム濃度140mM)
とを前記緩衝剤原液に加えて調製する。
評価を行うには、色原体ベンゾクリプタンド3.2.2原
液2.0mlと検査試料1.0mlとを試験管中にピペツトで入れ
る。
試験管中の混合物を渦巻混合機で1〜2分間撹拌す
る。試験管は2つの溶剤相が分離する様取り出してお
く。相分離に引続いて、塩化メチレン相を光学セルに移
し、その吸光度をBeckman DU 8分光光度計により波長45
0nmで測定する。
実験の結果は次の通りである。
これらの結果は明らかに、非常に高濃のナトリウム存
在におけるカリウムイオンに対する応答を示しており、
従つて、検査試料例えば血清中のカリウムの、高ナトリ
ウム濃度の重大な妨害のない定量に、色原体ベンゾクリ
プタンド3.2.2が有用であることを示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は色原体クリプタンド3.3.2合成の経路を示す説
明図、第2図は色原体ベンゾクリプタンド3.2.2の合成
の経路を示す説明図、第3図は乾燥化学分析要素の色原
体クリプタンド3.3.2に対するナトリウム反応を示す説
明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール、アー、ゲボウア アメリカ合衆国ニユーヨーク州10517、 クラムパンド、ポールデイング・レイン 43番 (72)発明者 クーン・ワー・レオング アメリカ合衆国ニユーヨーク州10562、 アシニング、ヴアン・コートランド・ア ヴイニユー 71番 (72)発明者 アナンド・クマー アメリカ合衆国ニユーヨーク州10975、 サウスフイールズ、ポウスト・オフイ ス・バツクス・エイ

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造式(I) [[この式で、kとjはいずれも1であり、mとnはい
    ずれも3であるかまたは一方が3で他方が2であり、a
    とeとはいずれも1であり、bとdとは同一または異な
    っていて、0〜5であり、Rは同一または異なってい
    て、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン基、
    低級アルケニル基、アリル基またはアリール基であり、
    −Q−は構造式 [これらの式で、XはCH、NたはCOHであり、Yは式 で表わされる基を含む] で表わされる基である]] で表わされる、試料中に存在する陽イオン量を測定する
    ための化合物。
  2. 【請求項2】構造式(I) [[この式で、kとjとはいずれも1であり、mとnと
    はいずれも3であるかまたは一方が3で他方が2であ
    り、aとeとはいずれも1であり、bとdとは同一また
    は異なっていて、0〜5であり、Rは同一または異なっ
    ていて、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン
    基、低級アルケニル基、アリル基またはアリール基であ
    り、−Q−は構造式 [これらの式で、XはCH、NまたはCOHであり、Yは式 で表わされる基を含む] で表わされる基である]] で表わされる化合物を包含する、試料に存在する陽イオ
    ンの量を測定するための試薬。
  3. 【請求項3】更に、水と、試薬のpHを約8〜約12の間に
    維持するために適当な緩衝剤とを包含する前項(2)に
    記載の試薬。
  4. 【請求項4】前記緩衝剤がトリエタノールアミンとジエ
    タノールアミンとエタノールアミンと2−ナフタリンス
    ルホン酸とp−トルエンスルホン酸とCAPSとCHESとから
    なる群から選んだものである前項(3)に記載の試薬。
  5. 【請求項5】更に、水と混合し得る有機溶剤を包含する
    前項(2)、(3)または(4)に記載の試薬。
  6. 【請求項6】更に、界面活性剤を包含し、水と有機溶剤
    との比が約1:0.5と約1:2との間にある前項(5)に記載
    の試薬。
  7. 【請求項7】前記界面活性剤がポリオキシエチレンラウ
    リルエーテルとソルビタンモノオレエートとを含む群か
    ら選んだものである前項(6)に記載の試薬。
  8. 【請求項8】更に、低蒸気圧と高沸点とをもつ第1の有
    機溶剤と、第1の溶剤により揮発性の高い第2を有機溶
    剤とを包含する前項(2)または(3)に記載の試薬。
  9. 【請求項9】前記第1の有機溶剤はトリアルキルホスフ
    ェート、トリアリールホスフェート、ジアルキルアジペ
    ート、ジアルキルセバケートまたはジアルキルフタレー
    トであり、第2の有機溶剤はシクロヘキサノン、テトラ
    ヒドロフラン、ジオキサン、メタノールまたはジエチル
    エーテルである前項(8)に記載の試薬。
  10. 【請求項10】(a)構造式(I) [[この式で、kとjとはいずれも1であり、mとnと
    はいずれも3であるかまたは一方が3で他方が2であ
    り、aとeとはいずれも1であり、bとdとは同一また
    は異なっていて、0〜5であり、Rは同一または異なっ
    ていて、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン
    基、低級アルケニル基、アリル基またはアリール基であ
    り、−Q−は構造式 [これらの式で、XはCH、NまたはCOHであり、Yは式 で表わされる基を含む] で表わされる基である]] で表わされる試薬と試料とを一緒にし、そして得られる
    溶液の吸光度を測定することから成る試料中の陽イオン
    の測定方法。
  11. 【請求項11】試料と接触させる前に、試薬を界面活性
    剤、緩衝剤及び溶剤媒質と混合し、その試薬混合物を、
    重合体基質から形成され、寸法安定性があり、均一に多
    孔性であり、散光反射する単層または多層からなる装置
    に加え、その試薬混合物から溶剤媒質を蒸発し、試料を
    その装置に加え、そしてその装置が反射率を測定する前
    項(10)に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記の基質が、高密度ポリエチレンと超
    高分子量ポリエチレンとポリプロピレンとポリ弗化ビニ
    リデンとポリテトラフルオロエチンレンとナイロンとポ
    リ塩化ビニルとポリエステルとポリスルホンとそれらの
    混合物とを含む群から選択される物質1つまたはそれ以
    上を包含する前項(11)に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記の基質が疎水性で多孔性の重合物シ
    ートである前項(11)又は(12)に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記基質が親水性界面活性剤で被覆され
    ている前項(11)、(12)又は(13)に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン
    オクチルフエノールとポリオキシエチレンノニルフエノ
    ールとポリオキシエチレンラウリルエーテルとからなる
    群から選択される前項(11)、(12)、(13)又は(1
    4)に記載の方法。
  16. 【請求項16】構造式(I) [[この式で、kとjとはいずれも1であり、mとnと
    はいずれも3であるかまたは一方が3で他方が2であ
    り、aとeとはいずれも1であり、bとdとは同一また
    は異なっていて、0〜5であり、Rは同一または異なっ
    ていて、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン
    基、低級アルケニル基、アリル基またはアリール基であ
    り、−Q−は構造式 [これらの式で、XはCH、NまたはCOHであり、Yは式 で表わされる基を含む] で表わされる基である]] で表わされる化合物において式中の−Q−が式 [式中、Yは電子吸引基であり、Lは2〜4である] で表わされる基であるものを製造する方法であって、 (a)式(XII) で表わされる化合物を、式 で表わされるジアザクラウンとカップリングさせて式
    (XIII) で表わされる化合物を生成し、 (b)この式(XIII)の化合物を還元し脱メチル基化し
    て式(XIV) で表わされるクリプタンドフエノールを生成し、 (c)この式(XIV)の化合物を式 で表わされるアミンのジアゾニウム塩とカップリングさ
    せる各工程から成る、製造方法。
  17. 【請求項17】構造式(I) [[この式で、kとjはいずれも1であり、mとnとは
    いずれも3であるかまたは一方が3で他方が2であり、
    aとeとはいずれも1であり、bとdとは同一または異
    なっていて、0〜5であり、Rは同一または異なってい
    て、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン基、
    低級アルケニル基、アリル基またはアリール基であり、
    −Q−は構造式 [これらの式で、XはCH、NまたはCOHであり、Yは式 で表わされる基を含む] で表わされる基である]] で表わされる化合物において式中の−Q−が式 [式中、Yは電子吸引基であり、Lは2〜4である] で表わされる基であり、b及びdは共に0であるものを
    製造する方法であって、 (a)式(II) で表わされる化合物を、式 で表わされるジアザクラウンとカップリングさせて式
    (III) で表わされる化合物を生成し、 (b)この式(III)の化合物を還元して式(IV) で表わされる化合物を生成し、 (c)この式(IV)の化合物を還元して式(V) で表わされる化合物を生成し、そして (d)この式(V)の化合物を式 [式中、Halはハロゲン原子である] で表わされる化合物とカップリングさせる各工程から成
    る、製造方法。
  18. 【請求項18】式(II)の化合物を次の反応順序 に従う、アルキル化反応と加水分解反応と酸塩化物形成
    とを包含する合成順序で調製する前項(17)に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】構造式(I) [[この式で、kとjとはいずれも1であり、mとnと
    はいずれも3であるかまたは一方が3で他方が2であ
    り、aとeとはいずれも1であり、bとdとは同一また
    は異なっていて、0〜5であり、Rは同一または異なっ
    ていて、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン
    基、低級アルケニル基、アリル基またはアリール基であ
    り、−Q−は構造式 [これらの式で、XはCH、NまたはCOHであり、Yは式 で表わされる基を含む] で表わされる基である]] で表わされる化合物を含む試薬で含浸し有機溶剤が残っ
    ていたらそれを蒸発させた、重合体基質で形成され寸法
    安定性、均一な多孔性及び散乱反射性を有する単層又は
    多層の基質で構成された、妨害陽イオンを含有する試料
    中に存在する陽イオンの濃度を測定するための装置。
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