JPH0712807A - 体液試料中の濁りを防止する方法 - Google Patents

体液試料中の濁りを防止する方法

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JPH0712807A
JPH0712807A JP15354193A JP15354193A JPH0712807A JP H0712807 A JPH0712807 A JP H0712807A JP 15354193 A JP15354193 A JP 15354193A JP 15354193 A JP15354193 A JP 15354193A JP H0712807 A JPH0712807 A JP H0712807A
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turbidity
body fluid
carboxylate
fluid sample
sulfonate
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JP15354193A
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Kaori Sumi
香織 角
Satoshi Sugizaki
聡 杉崎
Teruaki Hasegawa
輝明 長谷川
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Nissui Pharmacetuical Co Ltd
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Nissui Pharmacetuical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 体液試料中に次の一般式(1)又は(2)、 【化1】CH3(CH2)m-1SO3M (1) CH3(CH2)n-2COOM (2) 〔式中、mは1〜6の数を、nは3〜9の数を、Mはカ
チオン残基を示す〕で表わされるスルホン酸塩又はカル
ボン酸塩を存在させて体液試料中の濁りを防止する方
法。 【効果】 体液試料を用いて光学的測定の際に生ずる脂
質タンパク由来の濁り及びγ−グロブリンタンパク由来
の濁りの両者を効果的に防止することができるので、検
体ブランクを立てたり、試料を希釈するといった煩雑な
操作を経ずに体液中の目的成分、特に微量成分を簡便に
正確かつ迅速に分析することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分析用に供される体液試
料中の濁りを防止する方法に関し、更に詳しくは体液中
の成分を光学的手段により測定する際の障害になる体液
試料中の濁りを防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】体液中の成分を正確に測定することは、
病気の予防、診断、治療のために極めて重要であり、現
在臨床検査において種々の方法により、行われている。
このような臨床検査手段のうち、光学的測定手段は、特
に自動分析装置の進歩により、その操作性及び精度が著
しく向上している。
【0003】ところが、体液、例えば血清試料中には光
学的測定の障害になる濁りが存在し、反応を阻害し、測
定誤差の要因となっていることから、その防止方法が種
々検討されている。従来の体液試料中の濁り防止方法と
しては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルに代表さ
れる非イオン界面活性剤の添加が一般的である(例え
ば、特開昭59−162454号公報、特公平4−78
32号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の非イオン界面活性剤の添加によって防止できる濁り
は、特公平4−7832号公報にも記載されているよう
に、高脂血症患者若しくは食物摂取後にみられるカイロ
ミクロン又はLDL等の脂質タンパク由来の濁りのみで
あった。ところが、臨床検査用に供される体液試料には
脂質タンパク由来の濁りだけでなく、γ−グロブリンタ
ンパクとポリエチレングリコール等の高分子反応増強剤
含有試薬との非特異的な濁りが、特に免疫比濁法で代表
される抗原抗体反応による濁りを光学的に測定する際に
問題となっており、これらのγ−グロブリンタンパク由
来の濁りに対しては非イオン界面活性剤はほとんど効果
がなかった。
【0005】従って、本発明の目的は脂質タンパクだけ
でなく、γ−グロブリンタンパク由来の体液試料中の濁
りを効果的に防止する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは脂
質タンパク由来の濁り及びγ−グロブリンタンパク由来
の濁りの両者に対して作用のある添加剤を見出すべく極
めて多数の界面活性剤についてスクリーニングした結
果、通常のイオン性界面活性剤は前記の非イオン界面活
性剤の場合と逆の性能、すなわち、脂質タンパク由来の
濁りは防止するが、γ−グロブリンタンパク由来の濁り
は防止し得ず、また通常のイオン性界面活性剤と非イオ
ン界面活性剤を併用すると各々の性能を低下させてしま
うことを見出した。そして、更に研究を進めた結果、驚
くべきことに、下記一般式(1)又は(2)で表わされ
るスルホン酸塩とカルボン酸塩は、通常のイオン性界面
活性剤とは異なり、単独で体液試料中の脂質タンパク由
来及びγ−グロブリンタンパク由来の濁りの両者を防止
できること、またこれらの物質は非イオン界面活性剤と
併用すれば更にその防止効果が増強されることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は体液試料中に次の一般
式(1)又は(2)、
【0008】
【化2】CH3(CH2)m-1SO3M (1) CH3(CH2)n-2COOM (2) 〔式中、mは1〜6の数を、nは3〜9の数を、Mはカ
チオン残基を示す〕
【0009】で表わされるスルホン酸塩又はカルボン酸
塩を存在させることを特徴とする体液試料中の濁りを防
止する方法を提供するものである。
【0010】また、本発明は体液試料中に前記のスルホ
ン酸塩(1)又はカルボン酸塩(2)と非イオン界面活
性剤とを存在させることを特徴とする体液試料中の濁り
を防止する方法を提供するものである。
【0011】本発明方法に用いられるスルホン酸塩は、
上記一般式(1)で表わされるものであり、当該式
(1)中、mは1〜6である。mが7以上のスルホン酸
塩の場合、γ−グロブリンタンパク由来の濁り防止効果
が充分でない。また、式(2)中、nは3〜9であり、
nが2以下のカルボン酸塩の場合にはγ−グロブリンタ
ンパク由来の濁り防止効果が充分でなく、nが10以上
のカルボン酸塩の場合にはクラフト点が高くなり、カル
ボン酸塩自身による濁りが生じるため好ましくない。
【0012】式(1)及び(2)中、Mはカチオン残基
を示すが、その例としてはアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アミン等が挙げられるが、アルカリ金属が好まし
い。
【0013】特に好ましいスルホン酸塩、カルボン酸塩
の例としては、メタンスルホン酸ナトリウム、エタンス
ルホン酸ナトリウム、n−プロパンスルホン酸ナトリウ
ム、n−ブタンスルホン酸ナトリウム、n−ペンタンス
ルホン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナ
トリウム、n−酪酸ナトリウム、吉草酸ナトリウム、カ
プロン酸ナトリウム、エナント酸ナトリウム、カプリル
酸ナトリウムが挙げられる。
【0014】また、本発明において前記の化合物の添加
の対象である体液試料としては、血清、血漿、リンパ
液、尿、髄液、関節液等が挙げられるが、血液試料、特
に血漿、血清が好ましい。また本発明方法による濁り防
止効果は、加熱などの非働化処理により影響をうけない
ので、当該体液試料は非働化処理後のものでも、非働化
処理前のものでもよい。
【0015】体液試料中に前記の化合物を存在させる方
法としては、臨床検査試薬との反応前に体液試料に添加
すればよく、その添加方法は特に限定されず、例えば体
液試料に水溶液又は緩衝液として添加する方法、臨床検
査試薬中に添加する方法等が挙げられる。水溶液又は緩
衝液として添加する場合、前記化合物の量を混合物の
0.01〜30%(v/v)、特に0.05〜20%と
するのが好ましい。また、添加に用いられる水溶液又は
緩衝液のpHは5以上、特に5.5〜13、更に6〜9が
好ましい。また、前記化合物を添加するための溶液中に
は、更に反応増強剤、防腐剤、塩類等を加えてもよい。
ここで反応増強剤としては、ポリエチレングリコール、
メチルセルロース等のセルロース系ポリマー、ポリビニ
ルアルコール等の水溶性ポリマーが挙げられる。
【0016】このように前記の化合物(1)又は(2)
は、体液試料のγ−グロブリンタンパク由来及び脂質タ
ンパク由来の濁りを防止する作用を有するが、これに非
イオン界面活性剤を併用することにより脂質タンパク由
来の濁り防止作用が特に向上する。
【0017】用いられる非イオン界面活性剤としては、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、特に下記式
(3)
【0018】
【化3】CH3(CH2)l−O−(CH2CH2O)xH (3)
【0019】〔式中、lは7〜13の数、xは3〜14
の数を示す〕で表わされるHLBが10〜15のポリオ
キシエチレン直鎖アルキルエーテルが好ましい。
【0020】これらの非イオン界面活性剤の添加方法
は、前記化合物(1)又は(2)と混合して、又は一緒
に体液試料に添加する方法が好ましい。その添加量は、
添加後の全混合物中に0.001〜20%(v/v)と
なる量が好ましい。
【0021】本発明による濁りを防止する方法は、体液
試料を利用した免疫比濁法、免疫比ろう法、ラテックス
比濁法、リポソーム比濁法等に有用である。免疫反応は
溶液反応に限定されず固−液反応の場合でも適用可能で
ある。免疫比濁法を例にとり、その操作を示せば次の通
りである。すなわち、非働化処理した又は未非働化処理
体液試料に前記化合物(1)又は(2)、あるいはこの
化合物と非イオン界面活性剤を添加し、一定時間インキ
ュベート後抗体を添加し、更に抗原抗体反応後、吸光度
を測定することにより行われる。なお、これらの操作は
自動分析装置で行うこともできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、体液試料を用いて光学
的測定の際に生ずる脂質タンパク由来の濁り及びγ−グ
ロブリンタンパク由来の濁りの両者を効果的に防止する
ことができるので、検体ブランクを立てたり、試料を希
釈するといった煩雑な操作を経ずに体液中の目的成分、
特に微量成分を簡便正確かつ迅速に分析することができ
る。
【0023】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は何らこれに限定されるものではない。
【0024】実施例1 (高γ−グロブリンタンパク含
有試料又は高脂質タンパク含有試料の濁りに対する各種
界面活性剤の添加効果) (1)高IgG血清(IgG 10000mg/dl含有)
15μl と、0.05Mリン酸緩衝液(pH6.8)、
0.11M塩化ナトリウム、0.1%アジ化ナトリウ
ム、3.0%ポリエチレングリコール(PEG600
0)、2.0%ポリオキシエチレンアルキルエーテル
(商品名 ノニデットLE−6,シェル化学製)及び
1.0%各種界面活性剤(表1)を含有する試薬260
μl とを自動分析装置(HITACHI 7150)に
注入し、10分間吸光度変化を測定した。得られた結果
を図1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】(2)高IgG血清を用いる代わりに高脂
質タンパク血清(2.5%イントラファット)を用い
て、(1)と同様に吸光度変化を測定した。得られた結
果を図2に示す。
【0027】その結果、高γ−グロブリンタンパク含有
試料及び高脂質タンパク含有試料の両者では吸光度変化
がなく、濁りの発生を良好に防止したのは、検体1〔式
(1)の化合物〕及び検体2〔式(2)の化合物〕のみ
であった。
【0028】実施例2 (スルホン酸塩(1)の添加効
果) 実施例1において、界面活性剤として炭素数の異なるス
ルホン酸ナトリウムを用いる以外は、実施例1と同様に
して吸光度変化を測定した。その結果、図3及び図4に
示すように式(1)においてm=1〜6のスルホン酸塩
はγ−グロブリンタンパク由来及び脂質タンパク由来の
濁りのいずれも良好に防止できることが判明した。
【0029】実施例3 (カルボン酸塩(2)の添加効
果) 実施例1において、界面活性剤として炭素数の異なるカ
ルボン酸塩を用いる以外は、実施例1と同様にして吸光
度変化を測定した。その結果、図5及び図6に示すよう
に式(2)においてn=3〜9のカルボン酸塩はγ−グ
ロブリンタンパク由来及び脂質タンパク由来の濁りにい
ずれも良好に防止できることが判明した。
【0030】実施例4 (非イオン界面活性剤と式
(1)のスルホン酸塩との比較) (1)高脂質タンパク血清(5%脂質タンパク含有)1
5μl と、0.05Mリン酸緩衝液(pH6.8)、0.
11M塩化ナトリウム、0.1%アジ化ナトリウム、
3.0%ポリエチレングリコール(PEG6000)及
び表2記載の界面活性剤を含有する試薬260μl とを
自動分析装置に注入し、10分間吸光度変化を測定し
た。その結果、図7に示すように非イオン界面活性剤は
高脂質タンパク由来の濁りを防止する作用を有してい
た。
【0031】
【表2】
【0032】(2)血清として高IgG血清(IgG
8500mg/dl含有)を用いる以外は(1)と同様にし
て吸光度変化を測定した。その結果、図8に示すように
非イオン界面活性剤は、γ−グロブリンタンパク由来の
濁りに対しては防止効果を有さなかった。
【0033】(3)血清として高IgG血清(IgG
10000mg/dl含有)を用い、表3の界面活性剤を用
いる以外は(2)と同様にして吸光度変化を測定した。
その結果、図9から明らかなように、非イオン界面活性
剤で防止できなかったγ−グロブリンタンパク由来の濁
りを、スルホン酸塩(1)の添加により効果的に防止し
得ることが判明した。
【0034】
【表3】
【0035】実施例5 (スルホン酸塩単独添加による
効果) 血清として高IgG血清(IgG 10000mg/dl含
有)を用い、界面活性剤として2%ペンタンスルホン酸
ナトリウム又は2%ヘキサンスルホン酸ナトリウムを用
いる以外は実施例4と同様にして吸光度変化を測定し
た。その結果、式(1)のスルホン酸塩はいずれもγ−
グロブリンタンパク由来の濁りを単独で防止した。
【0036】実施例6 (化合物(1)又は(2)の濁
り防止効果に対するpHの影響) (1)高IgG血清(IgG 10000mg/dl含有)
15μl と、pH5〜10の広域緩衝液、0.11M塩化
ナトリウム、0.1%アジ化ナトリウム、3.0%ポリ
エチレングリコール(PEG6000)、2.0%ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル(LE−6,シェル化
学製)及び1.0%ペンタンスルホン酸ナトリウムを含
有する試薬とを自動分析装置に注入し、10分間吸光度
変化を測定した。その結果、図10に示すように、pH
6.7以上において化合物(1)の濁り防止効果は特に
優れていた。
【0037】(2)血清として高脂質タンパク血清(5
%脂質タンパク含有)を用いる以外は(1)と同様にし
て吸光度変化を測定した。その結果、図11に示すよう
に、pH5.7以上において化合物(1)の濁り防止効果
は特に優れていた。
【0038】実施例7 (免疫比濁法によるCRPの測
定) (1)血清15μl に、0.05Mリン酸緩衝液(pH
6.8)、0.11M塩化ナトリウム、0.1%アジ化
ナトリウム、3.0%ポリエチレングリコール(PEG
6000)、2%ペンタンスルホン酸ナトリウム及び2
%ポリエチレンアルキルエーテル(LE−6,シェル化
学製)を含有する試薬260μl を加え、37℃で5分
間インキュベートして吸光度を測定した。この液に抗C
RP血清80μl を添加して37℃で5分間インキュベ
ートして吸光度を測定した。2回測定した吸光度の差か
ら血清中のCRP量を測定した。一方、試料として、血
清を56℃に30分間加温して室温にもどした(非働化
処理)ものを使用する以外は前記と同様にしてCRP量
を測定した。非働化処理を施さない血清を用いた場合
と、非働化処理を施した血清を用いた場合との相関性を
図12に示した。その結果、本発明方法は非働化処理に
何ら影響を与えず、非働化の未処理又は処理後のいずれ
の血清試料にも適用可能であった。また、非働化未処理
又は処理血清を用いて抗CRP血清の代わりに抗CRP
抗体固定化リポソームを用いる以外はほぼ上記と同様に
して免疫比濁法によるCRPの定量を行った。その結
果、図13に示すように、本発明方法は、抗体固定化リ
ポソームを用いた免疫比濁法にも適用可能であることが
わかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】高IgG血清の濁りに対する各種界面活性剤の
添加効果を示す図である。
【図2】高脂質タンパク血清の濁りに対する各種界面活
性剤の添加効果を示す図である。
【図3】高IgG血清の濁りに対するスルホン酸塩の添
加効果を示す図である。
【図4】高脂質タンパク血清の濁りに対するスルホン酸
塩の添加効果を示す図である。
【図5】高IgG血清の濁りに対するカルボン酸塩の添
加効果を示す図である。
【図6】高脂質タンパク血清の濁りに対するカルボン酸
塩の添加効果を示す図である。
【図7】高脂質タンパク血清の濁りに対する非イオン界
面活性剤の添加効果を示す図である。
【図8】高IgG血清の濁りに対する非イオン界面活性
剤の添加効果を示す図である。
【図9】高IgG血清の濁りに対する非イオン界面活性
剤とスルホン酸塩との添加効果の比較を示す図である。
【図10】高IgG血清の濁りに対するスルホン酸塩の
添加効果とpHの関係を示す図である。
【図11】高脂質タンパク血清の濁りに対するスルホン
酸塩の添加効果とpHの関係を示す図である。
【図12】非働化処理検体と非働化未処理検体との間に
おける免疫比濁法によるCRP値の相関関係を示す図で
ある。
【図13】非働化処理検体と非働化未処理検体との間に
おける、リポソーム使用の免疫比濁法によるCRP量の
相関関係を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】その結果、高γ−グロブリンタンパク含有
試料及び高脂質タンパク含有試料の両者では吸光度変化
がなく、濁りの発生を良好に防止したのは、検体2〔式
(1)の化合物〕及び検体3〔式(2)の化合物〕のみ
であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液試料中に次の一般式(1)又は
    (2)、 【化1】CH3(CH2)m-1SO3M (1) CH3(CH2)n-2COOM (2) 〔式中、mは1〜6の数を、nは3〜9の数を、Mはカ
    チオン残基を示す〕で表わされるスルホン酸塩又はカル
    ボン酸塩を存在させることを特徴とする体液試料中の濁
    りを防止する方法。
  2. 【請求項2】 体液試料中に請求項1記載のスルホン酸
    塩又はカルボン酸塩と非イオン界面活性剤とを存在させ
    ることを特徴とする体液試料中の濁りを防止する方法。
  3. 【請求項3】 非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチ
    レンアルキルエーテルである請求項2記載の方法。
JP15354193A 1993-06-24 1993-06-24 体液試料中の濁りを防止する方法 Pending JPH0712807A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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