JPH0712742Y2 - トランスミッションのシフトストップ機構 - Google Patents

トランスミッションのシフトストップ機構

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JPH0712742Y2
JPH0712742Y2 JP1987036401U JP3640187U JPH0712742Y2 JP H0712742 Y2 JPH0712742 Y2 JP H0712742Y2 JP 1987036401 U JP1987036401 U JP 1987036401U JP 3640187 U JP3640187 U JP 3640187U JP H0712742 Y2 JPH0712742 Y2 JP H0712742Y2
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JP
Japan
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sleeve
shift
chamfer
stop mechanism
stopper
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987036401U
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JPS63142430U (ja
Inventor
茂男 渡辺
義明 堀崎
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はトランスミッションのシフトストップ機構の
改良に関する。
(従来の技術) 自動車のトランスミッションにあっては、周知のよう
に、スリーブのシフトフォークの動きに伴ってシフト動
作を行うシフトストロークをシフト完了位置で規制する
シフトストップ機構が設けられる(実開昭60−26330号
公報参照)。
これを第9図により説明すると、1は変速機のメインシ
ャフト、2はメインシャフト1上に固定されたハブ、Z
1,Z2はそれぞれハブ2の前後に位置するようにメインシ
ャフト1上に相対回転可能に支持された変速機歯車であ
る。変速機歯車Z1,Z2にはそれぞれハブ2に面してシン
クロコーン3が設けられており、このシンクロコーン3
にはそのテーパ面3a上にて相対回転可能なようにシンク
ロリング4が嵌装されている。ハブ2の外周にはスプラ
イン5を介して軸方向移動のみが可能なようにスリーブ
6が取り付けられている。
このスリーブ6を図示しないシフトレバーに連動するシ
フトフォークを介して図で左右何れかの方向に移動させ
ることにより、シンクロコーン3及びシンクロリング4
からなるシンクロ機構が作動してメインシャフト1及び
ハブ2の回転を円滑に変速機歯車Z1またはZ2に伝達して
変速を行えるようになっている。詳細には、例えばスリ
ーブ6を左方に移動させると、当初スリーブ6のスプラ
イン端部に形成されたかみ合い溝6aがシンクロリング4
のチャンファ部14とかみ合うことによりメインシャフト
回転がシンクロリング4に伝えられ、次いでテーパ面3a
での摩擦接触によりシンクロリング4の回転が滑らかに
シンクロコーン3に伝達されて、両者の速度がほぼ同一
となった同期状態にてシンクロコーン3外周のクラッチ
ギヤ部7がスリーブ6のスプライン5とかみ合って歯車
Z1への変速が完了する。
この場合、スリーブ2はシフト完了位置で第10図でも示
すようにシンクロリングチャンファ部14の先端部15と突
き当たり、それ以上のシフトストロークが規制される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このようなシフトストップ機構にあっては、
既述したようにシンクロリング3のチャンファ部先端部
15がスリーブ2と当接するようになっているため、当該
先端部15が摩耗しやすく、摩耗した場合にはスリーブ2
のかみ合い溝6aと一度でかみ合いし難くなって2段入り
等の問題を生じるほか、シフトストップ位置が変化する
ため操作性に悪影響を及ぼすという問題点があった。
(課題を解決するための手段) この考案は、このような問題点を解消するため、シフト
完了時にシンクロリングのチャンファ部にスリーブを当
接させてスリーブのシフトストロークを規制するトラン
スミッションのシフトストップ機構において、前記スリ
ーブにその端面側から所定量だけ内側にシフト完了位置
で前記チャンファ部にそのテーパ面にて当接するストッ
パを形成するようにした。
(作用) スリーブはシフト完了位置でシンクロリングの摩耗を起
こしやすいチャンファ部先端部ではなくスリーブ内側の
ストッパを介してチャンファ部テーパ面と当接するの
で、チャンファ部の先端部が摩耗するようなことがな
く、したがってシフトストップ機構としての信頼性と耐
久性が向上する。
また、チャンファ部先端部の摩耗が回避されるので、2
段入り等のシフト操作感の悪化も防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
なお原則として従来と同一の部分には同一の符号を付し
て示すことにする。
第1図または第2図A〜第2図Cにおいて、スリーブ11
にはスプライン5よりも溝幅の広い溝18が形成され、こ
の溝18の開口端部にはシフト完了位置で隣接する1対の
チャンファ部14の互いに外側のテーパ面17に面接触する
ように面取り20を施したストッパ16が形成されている
(第2図A〜第2図C参照)。このストッパ16とチャン
ファ部14との当接は前述のようにシフト完了時点で行わ
れるものであり、従ってストッパ16は、シフト完了に必
要なストローク量に相当する距離だけスリーブ11の端面
よりも内側に位置するように形成されている。
このように、スリーブ11はシフト完了位置でシンクロリ
ング4のチャンファ部14に対してそのテーパ面17にて当
接するのであり、摩耗を起こしやすいチャンファ部先端
部15の当接は回避されるので、シフトストップ機構とし
ての信頼性と耐久性の向上が図れる。また、前記先端部
15の摩耗が回避されることから、2段入り等シフト操作
性悪化の防止も図れる。
なお、溝18は第2図のものではスリーブ11の一方の端部
から他方の端部へと連続するように形成されて入るが、
第3図または第4図に示したように左右別個に凹状に形
成するようにしてもよく、また溝18の平面形状も矩形や
略半円形であってもよい。
第5図〜第7図は各々、さらに他の実施例を示すもの
で、スリーブ11とチャンファ部14の摩耗をさらに低減す
るため、第1の実施例と同様に、ストッパ16にはチャン
ファ部テーパ面17と面接触するように角部を斜めに切削
して面取り20が施されている。
第8図はさらに別の実施例を示すもので、この場合、ス
リーブ11にはシフト完了位置でシンクロナイザコーン12
のチャンファ部14片側のテーパ面17全体と面接触するス
トッパ21が形成されている。これによれば、スリーブ11
とチャンファ部14の摩耗はさらに低減できる。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、スリーブにその端面側
からシフト完了位置でシンクロリングのチャンファ部に
そのテーパ面にて当接するストッパを形成し、摩耗を起
こしやすいチャンファ部先端部が突き当たらないように
したので、シフトストップ機構としての信頼性、耐久性
の向上と、チャンファ部先端部の摩耗に伴う2段入り等
シフト操作悪化の防止が図れる。
また、本考案ではストッパをスリーブ端面側から所定距
離だけ内側に形成する構成であり、この場合、当該スト
ッパは溝やテーパ面をスリーブ端面側から加工するだけ
で容易に形成でき、すなわち本考案は複雑な加工を要す
ることなく、低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す変速機の要部縦断面
図、第2図Aはスリーブを第1図の矢印A方向から見た
詳細図、第2図Bは同じくB方向から見た詳細図、第2
図Cはスリーブ内周面の詳細斜視図である。第3図〜第
7図は各々他の実施例のスリーブ内周部分の概略図であ
る。 第9図は従来技術を示す概略構成図、第10図はそのスリ
ーブを矢印C方向から見た詳細図である。 1…メインシャフト、2…ハブ、3…シンクロコーン、
4…シンクロリング、5…スプライン、11…スリーブ、
14…チャンファ部、15…チャンファ部先端部、16…スト
ッパ、17…チャンファ部テーパ面、18…溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフト完了時にシンクロリングのチャンフ
    ァ部にスリーブを当接させてスリーブのシフトストロー
    クを規制するトランスミッションのシフトストップ機構
    において、前記スリーブにその端面側から所定量だけ内
    側にシフト完了位置で前記チャンファ部にそのテーパ面
    にて当接するストッパを形成したことを特徴とするトラ
    ンスミッションのシフトストップ機構。
JP1987036401U 1987-03-12 1987-03-12 トランスミッションのシフトストップ機構 Expired - Lifetime JPH0712742Y2 (ja)

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JP1987036401U JPH0712742Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12 トランスミッションのシフトストップ機構

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JP1987036401U JPH0712742Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12 トランスミッションのシフトストップ機構

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Publication Number Publication Date
JPS63142430U JPS63142430U (ja) 1988-09-20
JPH0712742Y2 true JPH0712742Y2 (ja) 1995-03-29

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