JPH0712722Y2 - 駆動体の油圧制御回路 - Google Patents

駆動体の油圧制御回路

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JPH0712722Y2
JPH0712722Y2 JP1988025777U JP2577788U JPH0712722Y2 JP H0712722 Y2 JPH0712722 Y2 JP H0712722Y2 JP 1988025777 U JP1988025777 U JP 1988025777U JP 2577788 U JP2577788 U JP 2577788U JP H0712722 Y2 JPH0712722 Y2 JP H0712722Y2
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JP
Japan
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speed
throttle
circuit
pressure
low
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JP1988025777U
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JPH01132801U (ja
Inventor
秀男 柚原
敏雄 各務
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オ−クマ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は旋回体等の駆動体を油圧アクチュエータで駆動
する場合負荷の変動,高速,低速切換時のショックをや
わらげ減速行程時間が長くならない駆動体の油圧制御回
路に関する。
従来の技術 負荷変動のある駆動体例えば旋盤のタレット刃物台で工
具が部分的に取付けられた場合、その旋回によって負荷
が変動する。またタレットの割出しには位置決め時に高
速から低速に切換えられる。背圧絞りを行う油圧モータ
を高速から低速に切換えの時の運動エネルギーは大き
く、発生するショックをやわらげる手段として高速低速
切換絞りと並列にリリーフバルブが組込まれている。
考案が解決しようとする課題 リリーフバルブが組込まれることによって油圧部品特に
ソレノイドバルブにかかるサージ圧力が小さく押さえら
れて機械系のショックが小さくなるように改善されてい
る。このショックの原因となる運動エネルギーは(a)
負荷の増加(b)アンバランス量の増加(c)温度上昇
による油粘度の低下による速度の増加等によって増加す
る。このためリリーブバルブのブレーキ圧力(クラッキ
ング圧力)を変えないと速度が安定するまでの時間(ま
たは直線移動する物の場合は距離)が長くなる。第4
図,第5図の(イ)のような吸収すべきエネルギーの大
小にかかわらずブレーキ圧力がPCにしかならないため吸
収するまでの時間が長くなる。従ってその都度ブレーキ
圧力を変える必要があるが、このような制御は実際上極
めて困難であるため、予め低速送りの時間を長くして対
処しており、停止迄の時間が長くなるという問題点があ
る。また位置決め時間が予想を越えた場合には高い速度
で被旋回体を停止させることになり、滑らかな停止がで
きなくなるという問題点がある。
本考案は上記の問題点に鑑み高速低速切換時のショック
が少なく減速時間が長くならない旋回制御回路を提供す
るを目的とする。
課題を解決するための手段 油圧アクチュエータの背圧側に可変の低速用絞りとこの
低速用絞りに並列した可変の高速用絞り及びこれの高速
用絞りに直列した切換弁を有する高速低速切換回路を設
け、該高速低速切換回路と並列にクラッキング圧力にな
るまでに油を流さずこの圧力を越えると油を流すリリー
フバルブ及びこのリリーフバルブのドレン回路に可変絞
りを設けて背圧側回路の流量の増加にともないブレーキ
力が増加する特性を有する運動エネルギーの吸収回路を
設けてなるものである。
作用 油圧アクチュエータが高速から低速に切換えられたとき
吸収回路によって排出側の流量をブレーキ圧力が所定圧
力に達する迄遮断状態におき、所定圧力に達したとき流
量を増大してブレーキ圧力を増加させるものである。
実施例 アンバランス2を有する駆動体例えばタレット1は水平
旋回軸3において刃物台4に回転可能に軸承されてい
る。そして旋回軸3端に固着の歯車5が油圧モータ6の
出力軸の歯車7と噛合っていて旋回されるようになって
いる。油圧モータ6は油路8,9が発停用3位置切換電磁
弁10を介して圧力側Pの油路11,チェック弁12によって
ポンプ13に接続され、また排出側Rの油路14からチェッ
ク弁15によってタンク16に接続されている。そしてR側
の油路14には高速低速切換回路17と運動エネルギー吸収
回路18とが並列に設けられている。
高速,低速切換回路17は低速用の可変絞り19と高速用の
可変絞り20とが並列に設けられ高速絞り20側に高速回路
を遮断する切換弁21が介在されている。
運動エネルギー吸収回路18は油路14にリリーフバルブ22
と直列に可変絞り弁23が直列に介在されている。そして
その特性は第2図に示すように油圧モータ6の背圧がリ
リーフバルブ22の予め設定されたクラッキング圧力PCに
達する迄は油が流れずそれ以後は油の流量QSが増加する
とブレーキ圧力PBが増加するように設計されており、可
変絞り23の開度,絞りの種類(オリフイス絞りΔP=K1
Q2チョーク絞りΔP=K2Q但しK1K2は比例常数)とによ
って適宜決めることができる。なお油圧は切換弁の耐
圧,動力伝達系により決まってくる極限値のブレーキ圧
力PBを越えないよう吸収回路の特性を決める必要がある
ことは勿論である。
タレット1の割出し指令が出されると3位置電磁切換弁
10は例えばII位置からIII位置に切換えられ切換弁21は
オンとなり高速絞り20が入の状態となる。次いでポンプ
13の回転によって、圧油は油路11より油路8を経て油圧
モータ6に送られる。歯車7,5を介してタレット1が旋
回され次第に増速され、所定の速度VH、圧力PHに達し旋
回から所定時間後に切換弁21をオフとして高速絞り20の
回路を遮断して低速送りとする。この間アンバランスの
角度位置の変化により負荷が変動される。そして減速行
程に切換弁21を切換えた瞬間の負荷の速度(VS)は第3
図(ロ)に示すように高くなり回路14に流れる流量QSが
決まり前述した吸収回路18の特性に従ってリリーフバル
ブ弁22のクラッキング圧力迄流れが遮断され第4図
(ロ)に示すようにサージ圧力PSが定まってくる。ブレ
ーキ圧力PBと流量Qの関係から流量QS(負荷の速度VS)
が大きくなるほどブレーキ圧力PBが大きくなるので切換
ショックが大きい程ブレーキ効果が増大する。
運動エネルギー吸収回路18によって油圧力は急激に低下
し割出しの送り速度Vは減速され所定の低速VLに達しそ
の後停止される。
なお吸収回路18からリリーフバルブ22を取除いて絞りだ
けにすると流量の変化によってブレーキ圧力PBは変化す
るが第6図のように常にゲージ圧PAの圧力変化に応じて
油が余分に流れてしまい高速時,低速時の速度制御に悪
影響がでるのでリリーフバルブ22と絞り23との組合わせ
は第2図の特性をうるため重要である。
尚本願はタレット刃物台のような旋回体の制御のみなら
ずテーブルのような直流移動体またはチェーン式工具マ
ガジン等各種移動体の制御に適応できるものである。
効果 以上詳述したように木考案はリリーフバルブと絞りとを
直列とした吸収回路を高速低速切換回路と並列して設け
たので、負荷の運動エネルギーに合わせたブレーキ効果
を発生させることができ、負荷の変動,温度変化等によ
る速度変化に対しても減速時間が長くならず短時間で割
出しができる効果がある。図すべて本考案の実施例の内
の1例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧回路を示す図、第2図は運動エネ
ルギー吸収回路のブレーキ圧力と流量との関係を示す
図、第3図は油圧モータ駆動時の旋回(送り)速度と時
間の変動関係を示す図、第4図は同じくゲージ圧力と時
間との変動関係を示す図、第5図はソレノイドの動作
図、第6図は吸収回路を絞りのみとしたときのブレーキ
圧力と流量に関係を示す図である。 1……タレット、6……油圧モータ 10……3位置電磁切換弁 17……高速低速切換回路 18……運動エネルギー吸収回路 19……低速絞り、20……高速絞り 21……切換弁、22……リリーフバルブ 23……絞り

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧アクチュエータの背圧側に可変の低速
    用絞りとこの低速用絞りに並列した可変の高速用絞り及
    びこれの高速用絞りに直列した切換弁を有する高速低速
    切換回路を設け、該高速低速切換回路と並列にクラッキ
    ング圧力になるまでに油を流さずこの圧力を越えると油
    を流すリリーフバルブ及びこのリリーフバルブのドレン
    回路に可変絞りを設けて背圧側回路の流量の増加にとも
    ないブレーキ力が増加する特性を有する運動エネルギー
    の吸収回路を設けてなることを特徴とする駆動体の油圧
    制御回路。
JP1988025777U 1988-02-26 1988-02-26 駆動体の油圧制御回路 Expired - Lifetime JPH0712722Y2 (ja)

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JP4627483B2 (ja) * 2005-10-26 2011-02-09 ヤンマー株式会社 クローラ型トラクタ
WO2007049368A1 (ja) * 2005-10-27 2007-05-03 Yanmar Co., Ltd. 小型クローラ式トラクタ

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