JPH0712718Y2 - ウォーターポンプのインペラ取付構造 - Google Patents

ウォーターポンプのインペラ取付構造

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JPH0712718Y2
JPH0712718Y2 JP1988140504U JP14050488U JPH0712718Y2 JP H0712718 Y2 JPH0712718 Y2 JP H0712718Y2 JP 1988140504 U JP1988140504 U JP 1988140504U JP 14050488 U JP14050488 U JP 14050488U JP H0712718 Y2 JPH0712718 Y2 JP H0712718Y2
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JP
Japan
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impeller
coil spring
compression coil
spacer
drive shaft
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JP1988140504U
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JPH0261199U (ja
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慎二 青木
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Yamada Manufacturing Co Ltd
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Yamada Manufacturing Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プレス加工にて形成したインペラを駆動軸
に、回転時の振れを防止して安定した状態に取り付ける
ことができ、またメカニカルシールの押圧用の圧縮コイ
ルスプリングを常時安定した状態にできるウォーターポ
ンプのインペラ取付構造に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、自動車のエンジンにおいてラジエータとウォ
ータージャケットとの間に冷却水を強制循環させるもの
としてウォーターポンプが使用されている。
そのウォーターポンプにおいて、第7図に示すように、
そのインペラaを駆動軸bに安定状態に取り付けるに
は、ボス孔の深いものでなければならず、そのためにイ
ンペラaは鋳物にて形成されていた。しかし鋳物による
インペラaは、製造コストが高くなるのみならず、重量
が重く、しかも大きいものとなり、ポンプを小型にでき
ない欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、ケーシングに軸支した駆動軸
端に段部を介して外螺子部を設け、該外螺子部にスペー
サ,インペラを挿入して取付ナットにて螺着し、そのス
ペーサを前記段部にて支持し、スペーサの外周にてメカ
ニカルシールの圧縮コイルスプリングの端内周を支持
し、前記インペラのフランジ片の付け根箇所に切欠きを
設け、該切欠きに前記圧縮コイルスプリングの端部を係
止したウォーターポンプのインペラ取付構造としたこと
により、プレス加工にて形成したインペラを駆動軸に、
回転時の振れを防止して安定した状態に取り付けること
ができ、またメカニカルシールの押圧用の圧縮コイルス
プリングを常時安定した状態にでき、前記課題を解決し
たものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第6図に基づいて説
明する。
Aはウォーターポンプのケーシングである。そのケーシ
ングAの内部には、貫通孔1とインペラ室2とが形成さ
れている(第2図参照)。該インペラ室2箇所で本体A1
とカバーA2とに分離可能となっている。
3は駆動軸であって、メカニカルシールBを介して貫通
孔1を通過し、その一端はインペラ室2にてインペラ4
が装着されている。その駆動軸3の他端は、ケーシング
Aの外部に突出している。
ケーシングAはモータ等の原動機Cに直結されており、
その駆動軸3は原動機Cの出力軸が使用されることもあ
る(第1図,第2図参照)。
また、ケーシングAが原動機Cに直結していない場合に
は、駆動軸3は原動機Cの出力軸より継手を介して動力
伝達されることになる。
メカニカルシールBは、第2図,第3図に示すように、
固定シール部5と回転シール部6とからなり、その固定
シール部5はケーシングAの貫通孔1の内壁に挿入固着
されている。また、回転シール部6は駆動軸3に装着さ
れるものであり、圧縮コイルスプリング7が取り付けら
れており、該圧縮コイルスプリング7にてその回転シー
ル部6を固定シール部5に押圧する構成になっている。
その回転シール部6と固定シール部5の接触部をtと称
する(第2図,第3図参照)。
前記駆動軸3端、即ち、インペラ4の取付側端には、段
部3aが形成されている。該段部3aは軸方向に対して直角
な平坦状面に形成されている。その段部3aの中心側(即
ち、駆動軸3の中心側でもある。)より外方に外螺子部
3bが形成されている。該外螺子部3bの直径は駆動軸3の
本体より細く、具体的には約半分の径になるように形成
されている。
8はスペーサであって、厚さの厚い金属板製で、平坦状
な円板状に形成され、その中央には、前記外螺子部3bが
挿入され,貫孔8aが形成されている。そのスペーサ8の
外径は前記圧縮コイルスプリング7の内径と同等に形成
され、スペーサ8の外周部にて、その圧縮コイルスプリ
ング7の端内周を支持するように構成されている。具体
的には、スペーサ8の外径は、圧縮コイルスプリング7
の内径よりも僅かに小さくなるように形成され、そのス
ペーサ8の外周を圧縮コイルスプリング7の内周部で包
持するように構成されている。
インペラ4は金属板片が、プレス加工にて形成され、中
央の円板状のボス部4aには、前記外螺子部3bが挿入され
る,取付貫孔4bが形成され、またボス部4aの外周の略接
線方向にフランジ片4cが複数放射状に形成され、該フラ
ンジ片4c,4c,…より羽根片4d,4d,…が折曲形成されてい
る。さらにボス部4aの外周とフランジ片4cとの付け根箇
所には前記圧縮コイルスプリング7の端部を係止する切
欠き4eが形成されている。
その駆動軸3にインペラ4を取り付けるには、まずスペ
ーサ8の貫孔8aが、外螺子部3bに貫通され、次いで、イ
ンペラ4のボス部4aが挿入され、スペーサ8上にインペ
ラ4のボス部4aが重合され、取付ナット9が外螺子部3b
に螺合されてインペラ4が駆動軸3に固着されている。
そのとき、スペーサ8は段部3aにて支持されている。
そしてインペラ4のボス部4aの外周箇所、或いはフラン
ジ片4c,4c,…箇所にて、前記メカニカルシールBの圧縮
コイルスプリング7が押圧され、駆動軸3に装着された
回転シール部6を固定シール部5に対して押圧し、接触
部tに常時適宜の接触圧が加わるように構成されてい
る。ここでインペラ4の切欠き4eに圧縮コイルスプリン
グ7の端部が係止され、圧縮コイルスプリング7がイン
ペラ4の回転に遅れずに追動するように設けられてい
る。
〔考案の効果〕
本考案においては、ケーシングAに軸支した駆動軸3端
に段部3aを介して外螺子部3bを設け、該外螺子部3bにス
ペーサ8,インペラ4を挿入して取付ナット9にて螺着
し、そのスペーサ8を前記段部3aにて支持し、スペーサ
8の外周にてメカニカルシールBの圧縮コイルスプリン
グ7の端内周を支持し、前記インペラ4のフランジ片4c
の付け根箇所に切欠き4eを設け、該切欠き4eに前記圧縮
コイルスプリング7の端部を係止したウォーターポンプ
のインペラ取付構造としたことにより、まず、第1に作
動時の振れを防止して駆動軸3にインペラ4を極めて安
定した状態に取り付けることができ、第2にメカニカル
シールBの圧縮コイルスプリング7を軸心上で常時安定
した状態にでき、メカニカルシールBの固定シール部5
と回転シール部6との接触状態を良好にして流体漏れを
確実に防止できる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、従来ではインペラ4
を駆動軸3に安定状態に取り付けるには、第7図に示す
ように、ボス孔の深いものでなければならず、そのため
にインペラは鋳物にて形成されていた。しかし鋳物によ
るインペラは、製造コストが高くなるのみならず、重量
が重く、しかも大きいものとなり、ポンプを小型にでき
ない等の欠点があった。
しかるに、本考案では、外螺子部3bにスペーサ8,インペ
ラ4を挿入して取付ナット9にて螺着し、そのスペーサ
8を前記段部3aにて支持したので、そのスペーサ8によ
ってインペラ4取付の支持面積を大きくでき、これによ
って、インペラ4の外周部分が作動時でも振れにくくな
り、インペラ4を安定した状態で取り付けることがで
き、例え、インペラ4が金属板よりプレス加工にて形成
されたものであっても、安定した状態に確実に取り付け
ることができ、このようにすることによって、インペラ
4の価格を各段と安価にできるし、ポンプを小型にでき
る利点がある。
次に、メカニカルシールBにおいて、固定シール部5に
回転シール部6を適宜の圧力にて押圧することで流体の
漏れを防止するものであり、その押し付ける役目を圧縮
コイルスプリング7が行っている。その圧縮コイルスプ
リング7を圧縮して弾発力を生じさせるのは、インペラ
4であり、そのインペラ4が回転しているときには、圧
縮コイルスプリング7もインペラ4の回転とともに追従
するものであるが、そのときに、その圧縮コイルスプリ
ング7の軸心がずれていては、偏心回転となり、抵抗を
増加させるのみならず、回転方向によっては、その圧縮
コイルスプリング7の長手方向を縮ませるような作用を
なし、メカニカルシールBの固定シール部5と回転シー
ル部6との接触部tの圧力を緩めるように作用をなし、
漏れ原因となることもあるが、本考案では、スペーサ8
の外周でメカニカルシールBの圧縮コイルスプリング7
の端内周を支持したことにより、圧縮コイルスプリング
7の内部にスペーサ8を包持したこととなり、第6図鎖
線のように、偏心することもなく、圧縮コイルスプリン
グ7の固定ガイドの役目をなし、圧縮コイルスプリング
7を常時安定した状態に取り付けることができ、ひいて
は、メカニカルシールBのシールの確実性保持と、耐久
性を向上させることができる。
また、その圧縮コイルスプリング7の端のフック7aを、
前記インペラ4の切欠き4eに係止した構成とすれば、そ
のインペラ4の回転時に、圧縮コイルスプリング7が、
インペラ4の回転に遅れずに追動することができ、その
長手方向に縮むように捩じれることは確実に防止でき、
そのメカニカルシールBのシール性を良好に保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は本考案を原動機と直結して使用した略示図、第2図は
本考案の要部拡大縦断側面図、第3図は本考案の一部切
除した要部斜視図、第4図はインペラの斜視図、第5図
は本考案の分解した要部縦断側面図、第6図は本考案の
要部縦断側面図、第7図は従来品である。 A…ケーシング、B…メカニカルシール、3…駆動軸、
3a…段部、3b…外螺子部、4…インペラ、4c…フランジ
片、4e…切欠き、7…圧縮コイルスプリング、8…スペ
ーサ、9…取付ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングに軸支した駆動軸端に段部を介
    して外螺子部を設け、該外螺子部にスペーサ,インペラ
    を挿入してナットにて螺着し、そのスペーサを前記段部
    にて支持し、スペーサの外周にてメカニカルシールの圧
    縮コイルスプリングの端内周を支持し、前記インペラの
    フランジ片の付け根箇所に切欠きを設け、該切欠きに前
    記圧縮コイルスプリングの端部を係止したことを特徴と
    したウォーターポンプのインペラ取付構造。
JP1988140504U 1988-10-29 1988-10-29 ウォーターポンプのインペラ取付構造 Expired - Lifetime JPH0712718Y2 (ja)

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JP1988140504U JPH0712718Y2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 ウォーターポンプのインペラ取付構造

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JP1988140504U JPH0712718Y2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 ウォーターポンプのインペラ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0261199U JPH0261199U (ja) 1990-05-07
JPH0712718Y2 true JPH0712718Y2 (ja) 1995-03-29

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JP1988140504U Expired - Lifetime JPH0712718Y2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 ウォーターポンプのインペラ取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51159001U (ja) * 1975-06-12 1976-12-17
JPS6142000Y2 (ja) * 1978-07-19 1986-11-28

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JPH0261199U (ja) 1990-05-07

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