JPH0712688U - 配管接続装置 - Google Patents

配管接続装置

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JPH0712688U
JPH0712688U JP4724193U JP4724193U JPH0712688U JP H0712688 U JPH0712688 U JP H0712688U JP 4724193 U JP4724193 U JP 4724193U JP 4724193 U JP4724193 U JP 4724193U JP H0712688 U JPH0712688 U JP H0712688U
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孝之 土井
勝治 北川
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株式会社土井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管体相互を確実強固に接続し、狭隘な作業場
所でも簡単に作業でき、作業能率を向上し、必要があれ
ば管体相互を簡単に解体分離できるようにする。 【構成】 管体P相互を接続する継手本体1の接続位置
に設けた接続筒部3に、開口端側に至るに伴ない次第に
傾斜膨出した楔挿入部4を形成する。接続筒部3内への
管体Pの挿入後で楔挿入部4内に楔体10を強制挿入
し、楔体10底面を管体P外周面に圧接して固定保持す
る。挿入する楔体10によって管体P外周面に食い込む
よう、管体Pを囲繞して窄む締付割リング6を接続筒部
3内に配置したり、楔体10底面に管体P外周面に食い
込む圧入突部12を形成したりし、また、楔挿入部4と
楔体10とを固定する固定手段を構成したりする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として、通信ケーブル、動力ケーブル等を収容して地中に埋設 される管路材として使用される各種の鋼管を簡単、確実に接続でき、また、必要 があれば解体分離できるようにした配管接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、地中線用の亜鉛メッキ鋼管製の管路材を接続するのに各種の配管接 続装置が使用されている。この配管接続装置は、例えば接続されるべき管体の開 口端相互を位置決めするセンターリングを内周に備え、相互の管体が両端開口か ら挿入される筒状の継手本体と、管体外周に嵌められるパッキング、押しリング 、複数の鋼球を配列したリング状のリテーナー夫々を、接続側端部に至るに伴な い次第に小径となる傾斜押圧面を介して押圧しながら管体外周に強制的に嵌めら れ、継手本体両端開口に連結される一対のソケットとから成る構造のものとして ある。
【0003】 そしてまた、実開昭63−137195号公報に示される配管用接手にあって は、継手本体、一対のソケットから成る配管接続装置において、その一対のソケ ット相互を雌雄結合させるものとし、その雌雄結合面にはシール部材、径方向で 弾撥的に伸縮するバネを介在させて強制的に連結させるものとしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来提案されている配管接続装置にあっては、継手本体内 に管体を挿入した後にソケット夫々を接続中心側に強制的にスライドさせるもの とするために、作業的に困難なことが多く、また、確実にスライドさせて継手本 体に結合させなければ管体夫々をしっかりと接続できないものである。そればか りでなく、一旦接続後に、管体夫々を分離する必要がある場合には、ソケット内 周面に楔形の解体用の部材を強制的に挿入し、ソケットを強制的に拡開させた後 、管体を引き抜かなければならず、そのための作業は極めて面倒であり、また、 解体後のソケットは再使用が全くできず、資源的にも無駄になっていた。
【0005】 更には、一対のソケット相互を強固に雌雄結合させる実開昭63−13719 5号公報のものは、ソケット夫々を相互を分離させる手間が余計に掛り、なお一 層面倒なものであった。
【0006】 特に、これらの地中用の管路材の接続は、マンホールその他の狭隘な場所で作 業される場合が多く、十分な作業空間が確保されないから、上述した従来の配管 接続装置では面倒な取扱いが必要である故に作業効率を阻害するものであった。 そしてまた、ネジ込み式に接続させる配管接続装置であれば、その作業空間の確 保は一層困難であり、しかも、このネジ込み式のものは、溶融亜鉛メッキによる 防錆処理を施しても、継手部材に形成したネジ部分のために地中に埋設した後で は防錆処理が無効となって腐食が進行され、収容したケーブル類を損傷させるこ とにもなった。
【0007】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、簡単迅速に管体相互を確実強固に接続でき、しかも、狭隘な作業場所であって も簡単に取扱うことができて作業能率を飛躍的に向上でき、また、必要があれば 管体相互を解体分離でき、再使用も可能である配管接続装置を提供することを目 的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、ほぼ突き合わせ状に接続 させる管体P相互を挿入させる接続筒部3を両側に有し、この接続筒部3には、 開口端側へ至るに伴ない次第に拡開する楔挿入部4を形成して成る継手本体1と 、楔挿入部4内に強制的に挿入されて、管体P外周面に圧接する楔体10とを備 えたことを特徴とする。
【0009】 同様に、継手本体1と楔体10と、更にC字形の締付割リング6とを組み合わ せることができ、締付割リング6は、楔挿入部4を跨ぐようにして接続筒部3自 体の周方向に沿って形成したリング収納溝5に装入配置され、管体P外周面に食 い込み状に圧入する圧入縁部7を内周面に形成したことを特徴とする。
【0010】 締付割リング6は、その断面で、継手本体1の中央側では大きく、継手本体1 の開口側では小さい幅員のほぼ台形状を呈し、継手本体1の中央側の端縁部が圧 入縁部7となして構成することができる。
【0011】 また、楔体10の後部に、楔体10の底面において、その後端側に至るに伴な い傾斜状に次第に膨出させ、楔体10後端面位置でやや鋭角状の尖鋭端となって いる圧入突部12を形成して構成することができる。
【0012】 楔挿入部4の開口端において切り起こし形成した左右で対状の固定片14相互 間に楔体10を挿入位置させ、楔体10と固定片14とに固定ピン15を貫挿し たり、楔挿入部4内に挿入された楔体10と楔挿入部4自体とに固定ロッド16 を跨がって貫挿したりして固定手段を構成することができる。
【0013】
【作用】
この考案に係る配管接続装置にあって、継手本体1両側の接続筒部3は、挿入 された管体Pを小径状部分2位置にまで突き当て案内させ、継手本体1両側に位 置決めさせる。位置決め後の楔挿入部4内への楔体10の強制的な挿入は、楔体 10自体を楔挿入部4の傾斜した溝奥内側面に沿って継手本体1の中心側へ規制 案内させ、管体P外周面に圧接させて管体Pを継手本体1に締結する。このとき の操作突部11は、その後面から打撃されるときの打撃受け面を形成し、楔体1 0自体の挿入作業を円滑にさせる。
【0014】 接続筒部3におけるリング収納溝5内に装入されたC字形の締付割リング6は 、これの外周に挿入される楔体10によって内方へ窄ませられて縮小されると、 内周面の圧入縁部7が管体P外周面に食い込み状に圧入し、管体Pを継手本体1 内で押圧して固定的に保持させる。このとき、外方からの締め付け作用が付与さ れる締付割リング6自体は、圧入縁部7を管体P外周面上で周方向に沿って滑ら せ、締付割リング6自身の切れ目間隔が狭くなることで内方へ窄ませられる。
【0015】 リング収納溝5は、締付割リング6の抜脱を阻止して楔体10と管体Pとの間 に締付割リング6を位置決め介在させ、楔装入部4内への楔体10の挿入を円滑 にさせても、逆の引き抜き方向では楔体10底面、管体P外周面夫々に締付割リ ング6を食い込ませ、楔体10の引き抜きを阻止させる。
【0016】 楔体10の圧入突部12は、楔挿入部4内への挿入時では管体P外周面上で滑 動して楔体10の挿入を阻止せずとも、逆方向への移動時には管体P外周面に食 い込み圧入し、管体Pの抜脱を阻止させる。
【0017】 また、楔挿入部4に形成した固定片14と楔挿入部4内に挿入した楔体10と の両者に貫挿した固定ピン15、あるいは楔挿入部4と楔体10両者に跨がせて 貫挿した固定ロッド16夫々は、楔挿入部4内に挿入した楔体10の抜脱を阻止 した状態でしっかりと固定させる。
【0018】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明するに、図において示される 符号1は、相互に接続されるべき地中線用の亜鉛メッキ鋼管製の管路材の如き管 体Pの開口端が挿入され、これらPに跨がっている筒状の継手本体である。
【0019】 この継手本体1は、例えば鋼管等の剛性素材によって形成されており、管体P の開口端が接続される部位である接続中心位置が内方にやや窄ませられた小径状 部分2となっている。そして、この小径状部分2の接続中心位置の内周側に膨出 している内側面には、挿入させた管体Pの開口端が衝接されることで位置決めさ れる(図2参照)。
【0020】 継手本体1の両端部は、接続させる管体Pが挿入されるよう、この管体Pの外 径に比しやや大きい内径を有する接続筒部3となっており、小径状部分2とは滑 らかに連続している。この接続筒部3には、小径状部分2側から継手本体1自体 の開口部に至るに伴ない次第に大きく膨出された溝状の楔挿入部4を形成してあ り、この楔挿入部4自体は、後述する楔体10の幅員に対応した内法幅員を有し 、その膨出角度はほぼ8乃至9度程度のものとされ、必要があれば複数にして接 続筒部3に適当間隔毎に配設される。すなわち、この楔挿入部4は、図に示すよ うに、継手本体1の開口端において最大高さを有し、小径状部分2側に至るに伴 ない次第に低くなり、その傾斜した溝奥内側面に沿って後述の楔体10が滑りな がら挿入されるとき、楔体10自体を継手本体1の中心側に規制案内するように なっている。
【0021】 また、接続筒部3内周面には、楔挿入部4を跨ぐようにして接続筒部3自体の 周方向に沿って形成したリング収納溝5に、切れ目があることでC字形を呈する 締付割リング6を装入配置してある。この締付割リング6は、管体P外径に比し やや大径に形成され、その断面形状は、図示のように、小径状部分2側では大き く、接続筒部3の開口側では小さい幅員となって、内外周面夫々が所定の勾配を 有しているほぼ台形状を呈し、小径状部分2側の端縁部が圧入縁部7となしてあ る。この圧入縁部7は、内周側では管体P外周面に、外周側では楔体10底面に 夫々食い込み状に圧入するようになっている。すなわち、図3に示すように、管 体Pの挿入時ではその差し込み作業を阻害せず、管体Pの引き抜き方向の移動時 では内周側の圧入縁部7が管体P外周面に食い込み、楔体10の圧入時では締付 割リング6の外周面上で楔体10を滑らせ、楔体10の引き抜き時では外周側の 圧入縁部7が管体P外周面に食い込むようになっている。なお、圧入縁部7は、 締付割リング6の内周面を管体P外周面に食い込み状に圧入するよう膨出させる ことで形成した断面でほぼV字形を呈するようにして形成することもでき、いず れにしても、外方から強制的に窄められることで内方に縮小し、管体P外周面を 締め付けるものとしてある。
【0022】 なお、図中符号8はパッキン材であり、挿入接続する管体P外周側面と継手本 体1内周側面との間隙内に密接状に配置され、継手本体1の接続筒部3から浸入 する水、湿気分その他が管体P内に浸入するのを防止するようになっている。
【0023】 そして、楔挿入部4に強制的に装入され、管体P外周面に圧接する楔体10が 別途形成されており、この楔体10自体は、図示のように、楔挿入部4における 膨出角度に対応した挿入角度を先端に有して側面から見て鋭角状を呈する楔体1 0本体を形成し、この楔体10本体の後端部に楔挿入部4外に外出する操作突部 11を突設して成るものである。また、この楔体10本体底面は、管体Pの外周 面に対応する湾曲面を有し、楔挿入部4内に強制挿入された楔体10自体が管体 P外周面にしっくりと当接するように配慮してある。なお、楔体10先端の挿入 角度は、楔挿入部4の膨出角度に対応した8乃至9度程度にすることで、打ち込 みやすく、抜けにくくすることができる。
【0024】 この楔体10には、楔挿入部4内への強制挿入後の抜脱を防止する固定手段( 12,14,15,16,17)を設けてある。図1乃至図4に示される固定手 段は、楔挿入部4への強制挿入時には管体P外周面上を滑動し、逆方向への移動 時には管体P外周面に食い込み状に圧入する圧入突部12を楔体10本体の底面 後端に突成したものである。すなわち、この圧入突部12は、楔体10の底面に おいて、その後端側に至るに伴ない傾斜状に次第に膨出させ、操作突部11後端 面位置でやや鋭角状の尖鋭端を有するものとして形成したものである。
【0025】 図5、図6に示される固定手段は、楔挿入部4の開口端において切り起こし形 成した左右で対状の固定片14相互間に操作突部11あるいは楔体10本体自体 を挿入位置させ、楔体10本体自体と固定片14と、あるいは操作突部11と固 定片14とに夫々割ピン材、貫挿折曲されるピン材の如き固定ピン15を貫挿し て成るものである。
【0026】 図7、図8に示される固定手段は、楔挿入部4内に挿入された楔体10と、楔 挿入部4自体とに跨がって固定キー、固定コッタの如き固定ロッド16を貫挿し て成るものである。なお、図中符号17は、楔挿入部4、楔体10自体に形成し た溝状あるいは孔状の貫挿部である。
【0027】 以上のように構成された実施例において、所定の管体Pを接続する場合の手順 について説明すると、図2、図3に示すように、接続筒部3におけるリング収納 溝5内に締付割リング6を装入しておいて、接続すべき管体Pを継手本体1の端 部開口から接続筒部3内に挿入し、その開口端部を小径状部分2内側面に突き当 てる。その後、楔挿入部4内に楔体10を強制的に挿入するのであり、このとき 、楔体10の後部に突設した操作突部11は、その後面がハンマー等の適当な打 撃具による打撃を受ける打撃受け面となり、楔体10自体を強制的にでも楔挿入 部4内に挿入するのである。そして、楔挿入部4の傾斜した溝奥内側面に沿って 継手本体1の中心側へ規制案内される楔体10によって管体P外周面を押圧固定 し、管体Pを締結する。
【0028】 管体P外周面に沿って挿入した楔体10を締付割リング6外側で滑動させるこ とによって締付割リング6自体を内方に窄ませ、管体P外周面に圧入縁部7を食 い込み状に圧入させることで、接続状態を一層強固にする。なお、締付割リング 6における切れ目は、継手本体1の中心に対して楔体10の挿入位置である楔装 入部4と反対側に位置させることで、圧入縁部7による管体P外周面への食い込 み作用を満遍なく平均させるようにする。
【0029】 また、管体P上を強制的に滑動する楔体10自体の圧入突部12が、楔体10 の挿入時では円滑に楔体10を挿入させる反面、逆方向では管体P外周面に食い 込み状に圧入し、楔体10自体の抜脱を阻止するものとなっている。
【0030】 更に、固定ピン15を固定片14、操作突部11両者に貫挿したり、固定ロッ ド16を楔挿入部4、楔体10に跨がせて貫挿したりして楔体10の楔挿入部4 からの抜脱を阻止した状態でしっかりと固定する。
【0031】 もし、管体Pを継手本体1から取り外し、解体する場合には、固定手段(15 ,16)を抜去した後、楔体10を管体P外周面から若干でも離し、逆方向に抜 き出せばよいものである。
【0032】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されており、これがため、簡単迅速に管体P相互 を確実強固に接続でき、しかも、狭隘な作業場所であっても簡単に取扱うことが できて作業能率を飛躍的に向上でき、また、必要があれば管体P相互を解体分離 でき、その分離、解体作業時に各部材1,10その他を損傷させないから、再使 用も可能であり、資源を有効に活用することができる。
【0033】 すなわち、これは、この考案が、接続すべき管体P相互が挿入される継手本体 1の両側における接続筒部3に、継手本体1自体の開口部に至るに伴ない次第に 大きく膨出された溝状の楔挿入部4を形成し、この楔挿入部4には、接続筒部3 内に挿入された管体P外周面に圧接する楔体10を強制挿入したからであり、こ れによって、単に、管体Pの接続筒部3内への挿入、その後の楔体10の強制的 な圧入等の各作業によって継手本体1内に挿入した管体P相互を強固に接続でき 、また、楔体10の抜去によって管体P相互を簡単に分離できるものである。
【0034】 また、継手本体1の接続筒部3には、管体P外周を囲繞するようにした締付割 リング6をリング収納溝5内に装入することで配置してあるから、これ6の外周 に挿入される楔体10によって中心側へ窄ませられると、内周面の圧入縁部7が 管体P外周面に食い込み状に圧入することになり、管体Pを継手本体1内で押圧 保持し、管体Pを継手本体1内に強固に固定することができる。本考案者らの実 験によれば、締付割リング6を介在させて楔体10によって締結した場合には、 締付割リング6を使用しない場合に比し約20倍の引き抜き力に耐えられること が判明した。すなわち、これは、楔体10を挿入したときに楔挿入部4自体がや や膨らむことによって生じるバネ作用、管体P外周に対する圧入縁部7を介して の締付割リング6による締め付け作用、楔体10内外に生じる摩擦作用等が相乗 的に作用して強い締結力を発揮する結果のものである。
【0035】 更に、締付割リング6は断面でほぼ台形状を呈するから、楔体10の挿入後で は、締付割リング6の外周側の勾配による圧入縁部7が楔体10の戻りを阻止す るように食い込み、外部からの振動その他によっても楔体10の抜脱を阻止する ものとなる。したがって、例えば走行する車両等の振動によっても、締付割リン グ6がリング収納溝5内に抜脱されることなく位置決めされていることと相俟ち 、楔体10が弛緩抜脱することもないのである。こうした楔体10による管体P に対する締結作用は、接続筒部3全体における抜脱阻止作用によって維持されて も、楔体10に対する直接の大ハンマ等による大きな衝撃によっては引き抜くこ とができ、必要があれば管体Pを分離できるのである。
【0036】 継手本体1のほぼ中心位置に窄ませて形成した小径状部分2は、相互に接続さ せる管体Pの接続位置を突き当て規制して接続位置決めを行ない、管体Pが挿入 される接続筒部3は挿入接続した管体P夫々の直進接続性を維持することができ 、例えば土圧その他の外力による接続部位での折曲等を防止する。
【0037】 更に、継手本体1自体は、所定径の鋼管材の一部を内側に窄ませて小径状部分 2を、また、両側に形成した接続筒部3の一部を傾斜状に膨出させて楔挿入部4 を形成することで得られるから、ネジ部分が全くなく、これに対する溶融亜鉛メ ッキによる防錆処理が施されても、地中に埋設されことに何等の問題もなく、防 錆性に優れる。そればかりでなく、操作突部11を打撃することでの楔挿入部4 に対する楔体10の強制的な挿入作業による管体Pの連結は、マンホール等の狭 隘な作業現場でも簡単に作業できるから、作業性にも優れるものである。
【0038】 楔体10の圧入突部12、楔挿入部4に形成した固定片14と楔体10両者に 貫挿した固定ピン15、あるいは楔挿入部4と楔体10両者に跨がせて貫挿した 固定ロッド16夫々から成る各種の固定手段は、楔挿入部4内に挿入した楔体1 0の抜脱を確実に阻止し、継手本体1内における管体Pの固定状態を一層確実に するものである。
【0039】 更に、接続した管体P相互を分離するには、楔挿入部4内に強制挿入した楔体 10を管体P外周面から若干でも離すようにした後、逆方向に抜去することで、 管体Pを継手本体1内から簡単に引き抜くことができ、このとき、いずれの部材 1,10も損傷されないから、再度の使用を可能にする利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例における一部を切り欠いた
分解斜視図である。
【図2】接続使用状態の一部切欠側面図である。
【図3】同じく要部拡大断面図である。
【図4】正面図である。
【図5】他の実施例における接続使用状態の要部拡大断
面図である。
【図6】同じく図5におけるX−X線要部断面図であ
る。
【図7】他の実施例における接続使用状態の要部拡大断
面図である。
【図8】同じく図7におけるY−Y線要部断面図であ
る。
【符号の説明】
P 管体 1 継手本体 2 小径状部分 3 接続筒部 4 楔挿入部 5 リング収納溝 6 締付割リン
グ 7 圧入縁部 8 パッキン材 10 楔体 11 操作突部 12 圧入突部 13 バンド挿
通孔 14 固定片 15 固定ピン 16 固定ロッド 17 貫挿部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ突き合わせ状に接続させる管体相互
    を挿入させる接続筒部を両側に有し、この接続筒部に
    は、開口端側へ至るに伴ない次第に拡開する楔挿入部を
    形成して成る継手本体と、楔挿入部内に強制的に挿入さ
    れて、管体外周面に圧接する楔体とを備えたことを特徴
    とする配管接続装置。
  2. 【請求項2】 ほぼ突き合わせ状に接続させる管体相互
    を挿入させる接続筒部を両側に有し、この接続筒部に
    は、開口端側へ至るに伴ない次第に拡開する楔挿入部を
    形成して成る継手本体と、楔挿入部内に強制的に挿入さ
    れて、管体外周面に圧接する楔体と、楔挿入部を跨ぐよ
    うにして接続筒部自体の周方向に沿って形成したリング
    収納溝に装入配置され、管体外周面に食い込み状に圧入
    する圧入縁部を内周面に形成してあるC字形の締付割リ
    ングとを備えたことを特徴とする配管接続装置。
  3. 【請求項3】 締付割リングは、その断面で、継手本体
    の中央側では大きく、継手本体の開口側では小さい幅員
    のほぼ台形状を呈し、継手本体の中央側の端縁部が圧入
    縁部となっている請求項2記載の配管接続装置。
  4. 【請求項4】 楔体の後部に、楔体の底面において、そ
    の後端側に至るに伴ない傾斜状に次第に膨出させ、楔体
    後端面位置でやや鋭角状の尖鋭端となっている圧入突部
    を形成してある請求項1乃至3のいずれか記載の配管接
    続装置。
  5. 【請求項5】 楔挿入部の開口端において切り起こし形
    成した左右で対状の固定片相互間に楔体を挿入位置さ
    せ、楔体と固定片とに固定ピンを貫挿した請求項1乃至
    4のいずれか記載の配管接続装置。
  6. 【請求項6】 楔挿入部内に挿入された楔体と楔挿入部
    自体とに固定ロッドを跨がって貫挿した請求項1乃至4
    のいずれか記載の配管接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101322242B1 (ko) * 2011-07-14 2013-10-28 송현웅 결합체결이 간편한 내진용 배관이음용 커플링
KR101423034B1 (ko) * 2012-09-13 2014-07-24 주식회사 온수텍 연결 클램프을 포함한 엑셀파이프가 결합된 온수패널

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JPS5212157U (ja) * 1975-07-14 1977-01-27

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