JPH0712687Y2 - 吸気ダクトの取付構造 - Google Patents

吸気ダクトの取付構造

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JPH0712687Y2
JPH0712687Y2 JP9855589U JP9855589U JPH0712687Y2 JP H0712687 Y2 JPH0712687 Y2 JP H0712687Y2 JP 9855589 U JP9855589 U JP 9855589U JP 9855589 U JP9855589 U JP 9855589U JP H0712687 Y2 JPH0712687 Y2 JP H0712687Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は、自動車用吸気ダクトの取付構造に関し、特に
エンジンルーム側板のような車体の一部を構成する板部
材を貫通して延在するエルボ形の吸気ダクトの取付構造
に関する。
<従来の技術> 自動車においては、内燃機関に吸気を導く吸気ダクトが
L字形に構成され、これがエンジンルームとホイールハ
ウスとの間を隔絶する側板などの車体構成用板部材に設
けられた透孔を貫通して延設される場合がある。この場
合、吸気ダクトの外周に外接嵌合し、かつ透孔の開口縁
部に係合する環状弾性部材を介して吸気ダクトを板部材
に取付ける構造が、実開昭61-190464号公報において提
案されている。
<考案が解決しようとする課題> 上記した取付構造は簡便ではあるが、吸気ダクトは、環
状弾性部材によってのみ板部材に対して弾性的に支持さ
れるため、不安定であり、その取付位置が変動し易いと
いう不具合がある。そのため、走行振動などにより吸気
ダクトが振動し易く、この振動は環状弾性部材を経て板
部材に伝わり、また吸気ダクトが揺れ動くことによって
これが板部材に接触する事態が生じ、室内騒音の増大を
招くようになる。加えて吸気ダクトに他の連結ダクトを
接続する際に、板部材に対して吸気ダクトがずれ動くた
め、ダクト同士の接続作業性が悪いという不具合があ
る。
本考案は、このような不都合を解消すべく案出されたも
のであり、その主な目的は、比較的簡便に、かつ車体構
成用の板部材に安定状態にて確実に吸気ダクトを取付け
ることができるように改良された吸気ダクトの取付構造
を提供することにある。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、板部材に設けられ
た透孔に挿入される部分と前記板部材に沿って延在する
部分とを有したエルボ形をなす吸気ダクトの取付構造で
あって、当該吸気ダクトにおける前記透孔に挿入される
部分の外周に、前記透孔の開口縁部に係合する環状弾性
部材が密接嵌合し、前記板部材に沿って延在する部分の
開口端近傍部に、前記板部材に当接する弾性部材が装着
され、前記弾性部材の装着部分と前記透孔との中間部
に、当該吸気ダクトを前記板部材に固定すべく締結部材
が設けられることを特徴とする吸気ダクトの取付構造を
提供することにより達成される。
<作用> このような構成によれば、一つの締結部材をもって締結
することにより、互いに隔置した3箇所にて吸気ダクト
が板部材に密着接触するようになる。従って、板部材に
対して安定状態にて吸気ダクトが係止され、これが板部
材に対して揺れ動いたり、ずれ動いたりすることを確実
に防止することが可能になる。
<実施例> 以下、添付の図面を参照して本考案の好適実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は、本考案に基づく吸気ダクトの取付構造を示
し、第2図及び第3図は、その取付構造に用いる吸気ダ
クトを示している。これらの図において、吸気ダクト1
は、合成樹脂材からなり、短辺部3と長辺部5とからな
るエルボ状に形成されており、長辺部5の先端部に吸気
入口7が開口し、短辺部3の開口端に別の連結ダクトD
が接続され、図示されていないエアクリーナに連通する
ようになっている。この吸気ダクト1は、エンジンルー
ムERと、ホイールハウスWHとの間を隔絶するエンジンル
ーム側板50に設けられた透孔52を短辺部3が貫通し、か
つ長辺部5が、エンジンルーム側板50に沿って延在して
いる。
このようにして吸気ダクト1は、車体外板Bとエンジン
ルーム側板50との間の空間内に開口している。
吸気ダクト1が透孔52を貫通する部分の外周部には、2
つの環状突条9が互いに隔置して突出形成されており、
この2つの環状突条9間に環状弾性部材保持用の保持溝
11が形成されている。そして保持溝11には、ゴム状弾性
材料にて形成された環状弾性部材13が嵌着されている。
環状弾性部材13は、保持溝11を介して吸気ダクト1に外
接嵌合しており、その外周部に設けられた周溝15にて透
孔52の開口縁部54に係合している。なお、図示の実施例
においては、環状突条9は長辺部5の延在方向の側にお
いては部分的に設けられておらず、従ってこの部分をも
って環状弾性部材13の着脱を開始することができる。
吸気ダクト1の長辺部5、即ち吸気ダクト1がエンジン
ルーム側板50に沿って延在する部分の先端の吸気入口7
近傍には、突起17が突出形成されている。この突起17に
は、ゴム材にて形成されたキャップ部材19が冠着式に外
接嵌合している。そしてこのキャップ部材19がエンジン
ルーム側板50の外表面に当接するようになっている。
エンジンルーム側板50における透孔52とキャップ部材19
の当接部との中間部には、ねじ止め用開口56が形成され
ている。そしてねじ止め用開口56には、金属製のフラン
ジ付き筒状部材21及びこのフランジ付き筒状部材21に外
接嵌合したゴム材からなるリング部材23とからなるマウ
ント部材25が挿入嵌合している。
吸気ダクト1の長辺部5におけるエンジンルーム側板50
のねじ止め用開口56に対応する部分、即ちキャップ部材
19の装着部分と透孔52への貫通部分との中間部には、ね
じ止め用座部27が突出形成されている。
マウント部材25には、タッピングねじ29が挿入されてい
る。このタッピングねじ29は、その頭部31にてマウント
部材25のフランジ部に係合し、ねじ部33にてねじ止め座
部27にねじ込まれ、これによって吸気ダクト1と螺合し
ている。
このような構成によれば、吸気ダクト1は、タッピング
ねじ29のねじ込みによってエンジンルーム側板50の側に
引寄せられ、これによって環状弾性部材及び13キャップ
部材19の取付部は、エンジンルーム側板50に押付けられ
るようになる。これにより、吸気ダクト1は、タッピン
グねじ29によるねじ止め部に作用する引張力に加えてそ
の両側に位置する環状弾性部材13とキャップ部材19に作
用する押圧力とにより、両端が突張り合うようにしてエ
ンジンルーム側板50に対して係合あるいは密着し、特に
長辺部5の先端部の吸気入口7の側が振動等により揺れ
動いてこれがエンジンルーム側板50に衝突することを確
実に回避し得る。
[考案の効果] このように本考案による吸気ダクトの取付構造において
は、一つの締結部材による締結をもって板部材に対して
互いに隔置した3箇所にて吸気ダクトが密着接触するよ
うになり、板部材に対して安定に吸気ダクトが係止さ
れ、これが板部材に対して揺れ動いたり、ずれ動いたり
することが確実に回避されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による吸気ダクトの取付構造の一つの
実施例を示す縦断面図であり、第2図は、第1図に示さ
れた取付構造に用いられる吸気ダクトの側面図であり、
第3図は、同じく正面図である。 1……吸気ダクト、3……短辺部 5……長辺部、7……吸気入口 9……環状突条、11……保持溝 13……環状弾性部材、15……周溝 17……突起、19……キャップ部材 21……筒状部材、23……リング部材 25……マウント部材、27……ねじ止め用座部 29……タッピングねじ、31……頭部 33……ねじ部、50……エンジンルーム側板 52……透孔、54……開口縁部 56……ねじ止め用開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板部材に設けられた透孔に挿入される部分
    と前記板部材に沿って延在する部分とを有したエルボ形
    をなす吸気ダクトの取付構造であって、 当該吸気ダクトにおける前記透孔に挿入される部分の外
    周に、前記透孔の開口縁部に係合する環状弾性部材が密
    接嵌合し、 前記板部材に沿って延在する部分の開口端近傍部に、前
    記板部材に当接する弾性部材が装着され、 前記弾性部材の装着部分と前記透孔との中間部に、当該
    吸気ダクトを前記板部材に固定すべく締結部材が設けら
    れることを特徴とする吸気ダクトの取付構造。
JP9855589U 1989-08-23 1989-08-23 吸気ダクトの取付構造 Expired - Fee Related JPH0712687Y2 (ja)

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