JPH0712631Y2 - 防火扉 - Google Patents
防火扉Info
- Publication number
- JPH0712631Y2 JPH0712631Y2 JP8817090U JP8817090U JPH0712631Y2 JP H0712631 Y2 JPH0712631 Y2 JP H0712631Y2 JP 8817090 U JP8817090 U JP 8817090U JP 8817090 U JP8817090 U JP 8817090U JP H0712631 Y2 JPH0712631 Y2 JP H0712631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- fire door
- fire
- frame
- core material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築用に用いられる防火扉に関し、具体的には
装飾性に優れる防火扉に関する。
装飾性に優れる防火扉に関する。
[従来の技術] 従来、多層に建築された商業ビルあるいは集合住宅等に
用いられる出入口扉にあっては、一定の規定に基づい
て、内部あるいは外部からの火災に対し決められた時間
火炎を貫通させないものが試験によって認可を受けて実
用化されている。
用いられる出入口扉にあっては、一定の規定に基づい
て、内部あるいは外部からの火災に対し決められた時間
火炎を貫通させないものが試験によって認可を受けて実
用化されている。
その一般的な構造としては、実開昭62−38391号公報で
示す如くの構造を有している。これを図面によって説明
すると、第2図に示すように、不燃性の無機質からなる
芯板材(7)の外表面を金属表面板(8)で被覆し、そ
の上から突板(9)を貼着した防火扉が実用化されてい
る。
示す如くの構造を有している。これを図面によって説明
すると、第2図に示すように、不燃性の無機質からなる
芯板材(7)の外表面を金属表面板(8)で被覆し、そ
の上から突板(9)を貼着した防火扉が実用化されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような鉄板材を多用した防火扉にあ
っては重量的に大きな不利が生じ、取付部分に過大な荷
重を向けて歪みあるいは変形によるズレを発生させ易
く、扉取付枠(5)との立て付けを悪くするに留まらず
その防火機能さえ失いかねない欠点を持っている。ま
た、前記防火扉は基本的に鉄板のフラッシュ構造である
から質感に劣り締切音に至っては住居とか事務所に相応
しくない金属打音を響かせるなど改善されなければなら
ない多くの課題を残していた。
っては重量的に大きな不利が生じ、取付部分に過大な荷
重を向けて歪みあるいは変形によるズレを発生させ易
く、扉取付枠(5)との立て付けを悪くするに留まらず
その防火機能さえ失いかねない欠点を持っている。ま
た、前記防火扉は基本的に鉄板のフラッシュ構造である
から質感に劣り締切音に至っては住居とか事務所に相応
しくない金属打音を響かせるなど改善されなければなら
ない多くの課題を残していた。
本考案はこのような問題に関み、装飾性と防火性に優れ
しかも取り扱い性の良好な防火扉を提供することを目的
としている。
しかも取り扱い性の良好な防火扉を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は第1図に示すように、事務所・集合住宅等の出
入口に用いられる防火扉であって、金属板を芯材(1)
となし、該芯材(1)の両面に天然木よりなる化粧板
(2)を脱着可能に装着し、それらの周縁に枠体(3)
を取付けたことを特徴としている。
入口に用いられる防火扉であって、金属板を芯材(1)
となし、該芯材(1)の両面に天然木よりなる化粧板
(2)を脱着可能に装着し、それらの周縁に枠体(3)
を取付けたことを特徴としている。
また、前記枠体(3)を合成ゴムあるいは合成樹脂等の
弾性体でなし、その内部に熱発泡性不燃材(4)を内含
せしめて、外側に扉取付枠(5)の周面に接触する突出
リップ(6)を備えたことを特徴としている。
弾性体でなし、その内部に熱発泡性不燃材(4)を内含
せしめて、外側に扉取付枠(5)の周面に接触する突出
リップ(6)を備えたことを特徴としている。
[作用] 本考案は上記のような構造によって以下に示す優れた作
用をなさしめる。
用をなさしめる。
すなわち、本願の防火扉の骨格をなす芯材(1)は十分
な強度を有する金属板から形成され、この芯材(1)の
両面に化粧板(2)が設けられると共にその周縁には弾
性体からなる枠体(3)が配設されている。このとき該
芯材(1)と該化粧板(2)は取付具(10)などを介し
て着脱自由に取り付けられており、老巧化あるいは汚れ
等の経時変化に対処するものである。
な強度を有する金属板から形成され、この芯材(1)の
両面に化粧板(2)が設けられると共にその周縁には弾
性体からなる枠体(3)が配設されている。このとき該
芯材(1)と該化粧板(2)は取付具(10)などを介し
て着脱自由に取り付けられており、老巧化あるいは汚れ
等の経時変化に対処するものである。
このような防火扉の設置箇所で火災が発生すると、火炎
に面した側の化粧板(2)は燃焼を免れないが、鉄材か
らなる芯材(1)がその炎を完全に遮断し他側への延焼
を防ぐ。
に面した側の化粧板(2)は燃焼を免れないが、鉄材か
らなる芯材(1)がその炎を完全に遮断し他側への延焼
を防ぐ。
[実施例] 本考案を実施するに、第1図の如く、弾性体からなる枠
体(3)の内部に熱発泡性不燃材(4)を配設すると、
火炎の熱に対して該熱発泡性不燃材(4)が発泡するこ
とで扉取付枠(5)との間部を強引に防ぐ作用をなすの
で強い防火性を持つものとなる。さらにその外側に前記
扉取付枠(5)に接触する突出リップ(6)を設けると
炎はもちろん煙の漏出さえ完全に防ぐ完璧な密封構造と
なる。
体(3)の内部に熱発泡性不燃材(4)を配設すると、
火炎の熱に対して該熱発泡性不燃材(4)が発泡するこ
とで扉取付枠(5)との間部を強引に防ぐ作用をなすの
で強い防火性を持つものとなる。さらにその外側に前記
扉取付枠(5)に接触する突出リップ(6)を設けると
炎はもちろん煙の漏出さえ完全に防ぐ完璧な密封構造と
なる。
なお、化粧板(2)を装着する取付具(10)はボルト・
ナット構造が一般的であるが、他には一時的に貼合する
構造とかあるいは嵌合できる凹凸構造等を用いることも
でき、材質とか形状によっての選択が可能である。
ナット構造が一般的であるが、他には一時的に貼合する
構造とかあるいは嵌合できる凹凸構造等を用いることも
でき、材質とか形状によっての選択が可能である。
[考案の効果] 本考案はこのような芯材(1)と化粧板(2)との積層
構造により大きく軽量化が果たせその装飾性は極めて良
好である。
構造により大きく軽量化が果たせその装飾性は極めて良
好である。
防火性においては鉄板を芯位置に配置しているので炎の
貫通を防止し、さらに熱発泡性不燃材(4)とか突出リ
ップ(6)などによって高い防火性を望むことができ
る。
貫通を防止し、さらに熱発泡性不燃材(4)とか突出リ
ップ(6)などによって高い防火性を望むことができ
る。
また、該化粧板(2)は着脱が自由であるため施工後に
おいても取り替えが可能となり、出入口用の飾り扉とし
ての体裁が整えられるものとなった。
おいても取り替えが可能となり、出入口用の飾り扉とし
ての体裁が整えられるものとなった。
第1図は本考案の防火扉の一実施例を示した断面図であ
る。第2図は従来の防火扉の部分断面図である。 1……芯材、2……化粧板、3……枠体、4……熱発泡
性不燃材、5……扉取付枠、6……突出リップ。
る。第2図は従来の防火扉の部分断面図である。 1……芯材、2……化粧板、3……枠体、4……熱発泡
性不燃材、5……扉取付枠、6……突出リップ。
Claims (2)
- 【請求項1】建築用の防火扉であって;金属板を芯材
(1)となし、該芯材(1)の両面に天然木よりなる化
粧板(2)を脱着可能に挿着し、それらの周縁に枠体
(3)を取付けたことを特徴とした防火扉。 - 【請求項2】前記枠体(3)を弾性体でなしその内部に
熱発泡性不燃材(4)を内含せしめて、その外側に扉取
付枠(5)の周面に接触する突出リップ(6)を備えた
ことを特徴とした請求項1記載の防火扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8817090U JPH0712631Y2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 防火扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8817090U JPH0712631Y2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 防火扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0445885U JPH0445885U (ja) | 1992-04-17 |
JPH0712631Y2 true JPH0712631Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31821165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8817090U Expired - Lifetime JPH0712631Y2 (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 防火扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712631Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006207366A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Kuroiwa Kenzai Kenkyusho:Kk | 隙間密閉部材及び隙間密閉構造並びに扉密閉構造 |
JP2007162271A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Nikko Sash Seisakusho:Kk | 耐火気密材および防火扉 |
JP5653870B2 (ja) * | 2011-09-16 | 2015-01-14 | 三協立山株式会社 | サッシ |
JP6513267B2 (ja) * | 2018-06-19 | 2019-05-15 | 三協立山株式会社 | ドア |
-
1990
- 1990-08-22 JP JP8817090U patent/JPH0712631Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0445885U (ja) | 1992-04-17 |
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