JPH02587Y2 - - Google Patents

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JPH02587Y2
JPH02587Y2 JP4174285U JP4174285U JPH02587Y2 JP H02587 Y2 JPH02587 Y2 JP H02587Y2 JP 4174285 U JP4174285 U JP 4174285U JP 4174285 U JP4174285 U JP 4174285U JP H02587 Y2 JPH02587 Y2 JP H02587Y2
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sound absorbing
absorbing plate
sound
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JP4174285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋内の換気を行なうために建物の壁体
に設けられる防音、防火、防煙機能を有する換気
孔に関するものである。
(従来の技術) 従来、換気孔として例えば特公昭55−35607号
公報に、屋外側と屋内側にそれぞれ開口部を有す
る筐状体の内壁に、数多の突壁を適宜間隔を有し
て設けると共に、前記屋外側の開口部付近には、
この開口部と対峙する反射壁を設けた防音筒を建
物の躯体に穿設した孔部に内蔵してなる防音換気
孔が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる従来の換気孔は防音筒の
内壁、反射壁の裏面、突壁にグラスウール、フエ
ルト、発泡合成樹脂等からなる吸音材が設けら
れ、防音機能のみを有しており、防火、防煙機能
を有するものではなかつた。とくに近年都市化が
進み高層住宅の増加に伴ない、外部騒音の防音と
火災時の防火、防煙とは切り離せないものとなつ
ており、これらの機能を有する簡単な構造の換気
孔が要望されていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案者はかかる現状に鑑み鋭意工夫の結果、
上述の問題点を解決した防音、防火、防煙機能を
有する換気孔を提供するものである。
以下、図面を参照しながら本考案について説明
する。
図面において、1は建物の壁体であつて、屋内
の換気を行なうために適宜大きさの開口部11が
設けられている。
2はセラミツク製有孔吸音板であつて、多数の
透孔21,21…が穿設され、開口部11の形状
に対応する形状となされている。該吸音板2は通
常耐火温度750℃以上のセラミツク系多孔質体と
なされている。透孔21の径は特に限定しない
が、防音、防火、防煙上10mm以下の小径となされ
ているのが好ましく、第1図の如く斜め方向に穿
設されていると透孔21からの雨水等の侵入を防
止でき好ましい。又、該吸音板2は屋外側の開口
部11に該開口部11を閉塞する如く取付けられ
ている。例えば第1図の場合、吸音板2は保持筒
6により保持され、保持筒6が開口部11内に嵌
挿されて取付けられている。この場合、61は係
止ばねであつて、保持筒6の外周に取付けられ、
保持筒6と開口部11の内壁12との間に強制的
に挾圧されて保持筒6が固定されるようになされ
ている。又、保持筒6は金属製又はセラミツク製
となされている。なお、吸音板2の取付方法は他
の方法が用いられてもよい。
3はセラミツク製吸音板であつて、耐火温度
750℃以上のセラミツク系多孔質体となされてい
る。該吸音板3は外周縁に熱膨張性耐火耐熱材4
が貼着等の適宜手段により取付けられている。
又、該吸音板3は吸音板2に相対して壁体1の開
口部11内に取付けられ、熱膨張性耐火耐熱材4
と開口部11の内壁12との間に換気用隙間5が
設けられるようになされている。例えば第3図の
場合は、吸音板3の外周縁全体に熱膨張性耐火耐
熱材4が取付けられ、その外周に係止ばね7が取
付けられ、第1図の如く係止ばね7が吸音板3と
開口部11の内壁との間に強制的に挾圧されて吸
音板3が固定されている。又、吸音板2は第4図
の如く吸音板2の保持筒6内に取付けられてもよ
いし、あるいは第5図の如く保持筒6内に取付け
られると共に吸音板3の上部にのみ熱膨張性耐火
耐熱材4が取付けられ、吸音板3の上方に換気用
隙間5が設けられていてもよい。さらに、吸音板
3は開口部11内に複数枚並んで取付けられても
よい。
熱膨張性耐火耐熱材4はケイ酸ソーダを主体に
水分調整された市販のものが使用される。その性
質として、150℃以上の温度になると水分が蒸発
し、ケイ酸ソーダが発泡するようになされ、1000
℃近くの温度までその発泡形状が安定したもので
ある。上述のケイ酸ソーダの発泡倍率は約6〜7
倍となされている。又、熱膨張性耐火耐熱材4は
通常2〜3mm程度の厚みとなされて吸音板3の外
周縁に貼着され、その発泡時に換気用隙間5を閉
塞しうるようになされている。
8はレジスターであつて、屋内側の開口部11
に該開口部11を閉塞する如く取付けられた汎用
の通風調節装置である。
(作用) 次に本考案換気孔の作用について説明する。
まず、外部の騒音に対しては、屋外側の吸音板
2により騒音の一部が吸収され、透孔21,21
…を通過した騒音が開口部11の吸音板3により
吸収されると共に、吸音板3に当たつて回折した
騒音の一部が換気用隙間5、レジスター8を介し
て屋内側に到達されるが、この騒音はほとんど消
音された状態で屋内側に到達される。
火災に際しては、建物の壁体1を伝う炎や煙は
最初屋外側の吸音板2により開口部11内に侵入
しないようになされ、開口部11内の温度が150
℃以上になると、熱膨張性耐火耐熱材4が発泡し
て膨張し換気用隙間5が閉塞される。すなわち、
隙間5が閉塞されることにより炎や煙が屋内に侵
入するのが防止される。
(考案の効果) 以上詳述した如く、本考案換気孔は屋外側の開
口部に該開口部を閉塞する如くセラミツク製有孔
吸音板が取付けられ、該吸音板に相対して開口部
内にセラミツク製吸音板が取付けられているの
で、外部からの騒音を吸収消音することができる
と共に、火災に際して吸音板が燃えるようなこと
がなく、炎が外部から屋内に侵入するのを防止す
ることができる。
又、開口部内の吸音板は外周に熱膨張性耐火耐
熱材が取付けられ、該熱膨張性耐火耐熱材と開口
部の内壁との間に換気用隙間が設けられているの
で、火災に際して熱膨張性耐火耐熱材が膨張して
換気用隙間を閉塞し、炎や煙が外部から屋内に侵
入のるのを防止することができる。
さらに、本考案換気孔は屋外側にセラミツク製
有孔吸音板、開口部内にセラミツク製吸音板、該
吸音板の外周に熱膨張性耐火耐熱材が取付けられ
た簡単な構造であり、上述の如く防音、防火、防
煙機能を有していることから、高層住宅等に好適
な換気孔である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案換気孔の一実施例を示す断面
図、第2図は本考案換気孔に使用されるセラミツ
ク製有孔吸音板の一実施例を示す正面図、第3図
は本考案換気孔に使用されるセラミツク製吸音板
の一実施例を示す正面図、第4図、第5図はそれ
ぞれ本考案換気孔の他の実施例を示す断面図、第
6図は第5図における換気孔に使用されるセラミ
ツク製吸音板を示す正面図である。 1……壁体、11……開口部、12……内壁、
2……セラミツク製有孔吸音板、21……透孔、
3……セラミツク製吸音板、4……熱膨張性耐火
耐熱材、5……換気用隙間、6……保持筒、6
1,7……係止ばね、8……レジスター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の壁体1に開口部11が設けられ、屋外側
    の開口部11に該開口部11を閉塞する如くセラ
    ミツク製有孔吸音板2が取付けられ、該吸音板2
    に相対して開口部11内にセラミツク製吸音板3
    が取付けられ、該吸音板3は外周縁に熱膨張性耐
    火耐熱材4が取付けられ、該熱膨張性耐火耐熱材
    4と開口部11の内壁12との間に換気用隙間5
    が設けられた防音、防火、防煙機能を有する換気
    孔。
JP4174285U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH02587Y2 (ja)

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JPS61159724U (ja) 1986-10-03

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