JPH07126045A - 合わせガラスの製造方法 - Google Patents

合わせガラスの製造方法

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Publication number
JPH07126045A
JPH07126045A JP27021693A JP27021693A JPH07126045A JP H07126045 A JPH07126045 A JP H07126045A JP 27021693 A JP27021693 A JP 27021693A JP 27021693 A JP27021693 A JP 27021693A JP H07126045 A JPH07126045 A JP H07126045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative film
film
glass
glass sheets
partially
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27021693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakagawa
恵之 中川
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着フィルムと装飾フィルムとガラス板とを
ずれないようにする。 【構成】 接着フィルム1を装飾フィルム2を介在させ
て積層すると共に複数枚のガラス板3を上記フィルムの
積層物4を介在させて重ね合わせる。接着フィルム1を
部分的に熱溶融させてガラス板3と装飾フィルム2を部
分的に接着する。その後加圧条件下で接着フィルム1全
体を熱溶融させてガラス板3と装飾フィルム2の全面を
接着する。ガラス板3と装飾フィルム2の全面を接着す
る前に、接着フィルム1と装飾フィルム2とガラス板3
とを部分的に仮止めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾性を有する合わせ
ガラスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より二枚のガラス板の間に装飾フィ
ルムを介在させて形成される合わせガラスが提案されて
いるが、この合わせガラスは真空融着法によって製造さ
れている。この真空融着法は、二枚の接着フィルム1の
間に装飾フィルム2を介在させてフィルムの積層物4を
形成し、図1(a)に示すように二枚のガラス板3をこ
の積層物4を介在させて重ね合わせ、図2に示すように
この重ね合わせ物5を減圧用カバー12で覆って真空融
着装置11にセットすると共に脱気口13から真空引き
をおこなってガラス板3と積層物4の間に存在する空気
を脱気し、そして重ね合わせ物5を加熱して接着フィル
ム1を溶融させて装飾フィルム2とガラス板3を接着
し、合わせガラスを形成するというものである。しかし
この真空融着法では、重ね合わせ物5を一体ずつ処理す
ることしかできず、合わせガラスを量産することができ
なかった。
【0003】そこで多数の重ね合わせ物5を加圧釜に入
れ、加圧条件下で処理する方法が提案されている。この
方法では大きな加圧釜に多数の重ね合わせ物5を入れて
一度に処理をおこなうことができるので、合わせガラス
を量産することができるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし加圧条件下で処
理する方法を採用すると、加圧釜内に重ね合わせ物5を
立てて設置しなければならず、このことで接着フィルム
1と装飾フィルム2あるいは接着フィルム1とガラス板
3とがずれてしまう恐れがあった。本発明は上記の点に
鑑みてなされたものであり、接着フィルムと装飾フィル
ムとガラス板とをずれないようにすることができる合わ
せガラスの製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る合わせガラ
スの製造方法は、接着フィルム1を装飾フィルム2を介
在させて積層すると共に複数枚のガラス板3を上記フィ
ルムの積層物4を介在させて重ね合わせ、接着フィルム
1を部分的に熱溶融させてガラス板3と装飾フィルム2
を部分的に接着し、その後加圧条件下で接着フィルム1
全体を熱溶融させてガラス板3と装飾フィルム2の全面
を接着することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】接着フィルム1を部分的に熱溶融させてガラス
板3と装飾フィルム2を部分的に接着したので、ガラス
板3と装飾フィルム2の全面を接着する前に、接着フィ
ルム1と装飾フィルム2とガラス板3とを部分的に仮止
めすることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。接着
フィルム1は例えば約60℃で軟化し、約100℃で溶
融するものを使用することができ、EVA(ポリエチレ
ン−ポリビニルアルコール共重合体)粉末やPVB(ポ
リビニルブチラール)粉末を溶融させて形成した樹脂フ
ィルム、EVAケン化共重合体フィルム、あるいはこれ
らのフィルムにエンボスを施したものを例示することが
できる。装飾フィルム2はPET(ポリエチレンテレフ
タレート)フィルムに模様や色を印刷(プリント)した
ものなどを用いることができる。ガラス板3は厚さ3m
m程度のフロート板ガラスなどを使用することができ
る。
【0008】そして二枚の接着フィルム1の間に装飾フ
ィルム2を介在させてフィルムの積層物4を形成し、図
1(a)に示すように二枚のガラス板3をこの積層物4
を介在させて重ね合わせる。次に図1(b)に示すよう
にこの重ね合わせ物5の一方の面の複数箇所にノズル6
から吹き出される約100℃の熱風7を吹き付けて重ね
合わせ物5の内部の接着フィルム1を部分的に溶融さ
せ、その後熱風7の吹き付けを停止して常温に戻すこと
によってガラス板3と装飾フィルム2を熱風7の吹き付
けた部分において接着し、仮止めをおこなう。この仮止
め箇所はガラス板3の大きさによって異なるが、例えば
ガラス板3の大きさが800mm×2000mmであれ
ば10か所程度設けるのがよい。このあとこの重ね合わ
せ物5を加圧釜に立てて入れ、加圧して接着フィルム
1、装飾フィルム2及びガラス板3の間に存在する空気
を脱気して各部材を密着させると共に、遠赤外線で加熱
して接着フィルム1を全部溶融させ、その後常温に戻す
ことによってガラス板3と装飾フィルム2を全面におい
て接着し、合わせガラスが形成されるものである。
【0009】このように加圧条件下でガラス板3と装飾
フィルム2の全面を接着する前に、接着フィルム1を部
分的に熱溶融させてガラス板3と装飾フィルム2を部分
的に接着することによって、接着フィルム1と装飾フィ
ルム2とガラス板3とを部分的に仮止めすることがで
き、加圧釜内で重ね合わせ物5を立てて配置したとして
も接着フィルム1と装飾フィルム2とガラス板3とをず
れないようにすることができる。
【0010】尚、上記加圧条件下での処理は例えばオー
トクレーブ法によっておこなうことができる。
【0011】
【発明の効果】上記のように本発明は、接着フィルムを
部分的に熱溶融させてガラス板と装飾フィルムを部分的
に接着したので、ガラス板と装飾フィルムの全面を接着
する前に、接着フィルムと装飾フィルムとガラス板とを
部分的に仮止めすることができ、加圧釜内で重ね合わせ
物を立てて配置したとしても接着フィルムと装飾フィル
ムとガラス板とをずれないようにすることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
重ね合わせ物の断面図、(b)は斜視図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 接着フィルム 2 装飾フィルム 3 ガラス板 4 積層物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着フィルムを装飾フィルムを介在させ
    て積層すると共に複数枚のガラス板を上記フィルムの積
    層物を介在させて重ね合わせ、接着フィルムを部分的に
    熱溶融させてガラス板と装飾フィルムを部分的に接着
    し、その後加圧条件下で接着フィルム全体を熱溶融させ
    てガラス板と装飾フィルムの全面を接着することを特徴
    とする合わせガラスの製造方法。
JP27021693A 1993-10-28 1993-10-28 合わせガラスの製造方法 Withdrawn JPH07126045A (ja)

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JP27021693A JPH07126045A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 合わせガラスの製造方法

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JP27021693A JPH07126045A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 合わせガラスの製造方法

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JPH07126045A true JPH07126045A (ja) 1995-05-16

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ID=17483165

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JP27021693A Withdrawn JPH07126045A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 合わせガラスの製造方法

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JP (1) JPH07126045A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029641A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Central Glass Co Ltd 合わせガラスの板ズレ防止方法および板ズレ防止装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029641A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Central Glass Co Ltd 合わせガラスの板ズレ防止方法および板ズレ防止装置

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Legal Events

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Effective date: 20010130