JPH07125991A - 高所作業用車両のブーム装置 - Google Patents

高所作業用車両のブーム装置

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JPH07125991A
JPH07125991A JP27568993A JP27568993A JPH07125991A JP H07125991 A JPH07125991 A JP H07125991A JP 27568993 A JP27568993 A JP 27568993A JP 27568993 A JP27568993 A JP 27568993A JP H07125991 A JPH07125991 A JP H07125991A
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JP
Japan
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base
boom
rotation angle
vehicle
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP27568993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakanishi
寛 中西
Minoru Shirogata
実 白潟
Taku Nakada
卓 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、作業用上部旋回ベースを高所作業位
置の所定方向へ向ける操作の操作性を向上し得ると共に
作業性を向上し得る高所作業用車両のブーム装置を提供
することを目的とする。 【構成】本発明は、車体8に対し旋回自在に設けられた
下部旋回ベース5と、下部旋回ベース5の中心から起伏
自在に設けられた伸縮可能なブーム4と、ブーム4の先
端に設けられた旋回自在な上部旋回ベース3から構成さ
れる高所作業用車両のブーム装置であって、下部旋回ベ
ース5の回転角度を検出する下部エンコーダ14と、上
部旋回ベース3の回転角度を検出する上部エンコーダ1
3と、下部エンコーダ14及び上部エンコーダ13から
の値をもとに、下部旋回ベース5の移動回転角度と上部
旋回ベース3の移動回転角度を同一とする制御装置19
とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電柱間に電線等のケー
ブルを架け渡すケーブル架渉ロボット車および高所作業
車等の高所作業用車両において、高所における作業位置
へアクセスするときに使用するブーム、特に、ケーブル
架渉ロボット車の作業用上部旋回ベースの作業軸がブー
ムの旋回に関係無く所定方向を向くことができる高所作
業用車両のブーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6(a)に示すように、ケーブ
ル架渉ロボット車は、車体8に下部旋回ベース5を介し
てブーム4が設けられており、そのブーム4の先端には
上部旋回ベース3を介して作業用ベース、バケット等の
ワーキングベース2が取付けられている。このワーキン
グベース2にはマニピュレータ1が設けられ、前記車体
8にはキャビン6及び運転席7が設けられる。
【0003】前記ワーキングベース2を、電柱上部の作
業対象位置の正面にセッティングする場合、車両の停止
位置によって図6(b)に示すように、下部旋回ベース
5は車体8とθ1の角度を持ち、且つ作業用上部旋回ベ
ース3では、ケーブル9を架設する電柱10の軸とθ2
の角度を持つようにセッティングする。このセッティン
グは作業者のマニュアル作業で行なっていた。
【0004】特に、ケーブル架渉ロボット車のように、
地上のキャビン6内で上空のカメラからの映像により電
柱10へのアクセスは時間が掛り作業性が悪かった。
【0005】また、ケーブル架渉ロボット車のように、
地上のキャビン6内で上空のカメラからの映像によりブ
ーム4を電柱10の正面に位置決めする際、電柱10と
の距離、左右のずれ等を図7〜図10に示すようなブー
ムの操作手順、及び図11に示すような従来のマニュア
ル操作のフローチャートに示すように行っていた。即
ち、図7に示すように初期の位置決めを行った後、図8
に示すように下部旋回ベース5を回転方向Aに回転し、
その後図9に示すように作業用上部旋回ベース3を回転
方向Bに回転して後、図10に示すようにブーム4を移
動方向Cに伸縮し、その後位置の確認をして終了する。
この作業の繰り返しを行ないながらブーム4の電柱10
への位置決め、及び補正を行っていたため作業性が悪か
った。
【0006】このように、従来のブームのマニュアル操
作では、下部旋回ベースの回転角度の変位と作業用上部
旋回ベースの回転角度の変位を一致させることが困難で
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のブ
ームのマニュアル操作では、下部旋回ベースの回転角度
の変位と作業用上部旋回ベースの回転角度の変位を一致
させることが困難であった。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、作業用上部旋回ベースを高所作業位置の所定方向へ
向ける操作の操作性を向上し得ると共に作業性を向上し
得る高所作業用車両のブーム装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車体に対し旋回自在に設けられた下部旋回
ベースと、前記下部旋回ベースの中心から起伏自在に設
けられた伸縮可能なブームと、前記ブームの先端に設け
られた旋回自在な上部旋回ベースから構成される高所作
業用車両のブーム装置であって、前記下部旋回ベースの
回転角度検出手段と、前記上部旋回ベースの回転角度検
出手段と、前記各回転角度検出手段からの値をもとに、
下部旋回ベースの移動回転角度と上部旋回ベースの移動
回転角度を同一とする制御装置とを備えたことを特徴と
するものである。
【0010】
【作用】上記手段により本発明は、下部旋回ベースの回
転角度検出手段からの値及び作業用上部旋回ベースの回
転角度検出手段からの値をもとに、制御装置により下部
旋回ベースの移動回転角度と作業用上部旋回ベースの移
動回転角度を同一とすることにより、作業用上部旋回ベ
ースを作業対象物に平行にアクセスする際、下部旋回ベ
ースの旋回作業による作業用上部旋回ベースの操作が不
要となり操作性、作業性の向上が図れる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0012】まず、本発明のブーム装置が搭載されてい
るケーブル架渉ロボット車について説明する。
【0013】図1は、本発明に係るブーム制御方法をケ
ーブル架渉ロボット車に搭載した一実施例を示す図であ
る。
【0014】即ち、ケーブル架渉ロボット車11は、ト
ラックの車体8をベースとして構成され、車体8に対し
て水平旋回が自在な下部旋回ベース5が取付けられてい
る。
【0015】前記下部旋回ベース5の上部には、車体8
に対して起伏、伸縮自在なブーム4が取付けられ、ブー
ム4の先端には上部旋回ベース3が取付けられ、この上
部旋回ベース3の水平面にはマニピュレータ1を搭載し
たワーキングベース2が取付けられている。前記マニピ
ュレータ1にはテレビカメラ16が取付けられる。
【0016】また、前記下部旋回ベース5の外周の一
点、及び前記上部旋回ベース3の外周の一点にはそれぞ
れ移動角度検出センサを取付ける。
【0017】前記車体8にはキャビン6及び運転席7が
設けられる。
【0018】前記ケーブル架渉ロボット車11は、マニ
ピュレータ1、ワーキングベース2、上部旋回ベース
3、ブーム4、下部旋回ベース5、キャビン6、運転席
7、車体8からなり、オペレータがキャビン6内に搭乗
し、上空のテレビカメラ16の映像をキャビン6内のテ
レビモニタを見ながら遠隔操作するようになっている。
【0019】また、前記車体8の前後の4ケ所には作業
用車両走行装置12が設けられており、この作業用車両
走行装置12は、車体8の下方向への伸長が可能であ
る。
【0020】本実施例のブーム制御方法は、図1に示す
ように車体8に対して旋回自在に設けられた下部旋回ベ
ース5の外周部に下部エンコーダ14を取付け、ブーム
4の上部に設けた上部旋回ベース3の外周部に上部エン
コーダ13を設けている。
【0021】オペレータがキャビン6内よりブーム4を
操作し図2に示すようにワーキングベース2を電柱10
の作業位置近傍まで接近させた状態でワーキングベース
2上に設けた距離測定装置15によりワーキングベース
2と電柱10との距離lおよびケーブル9とワーキング
ベース2の方向のずれθ0を、たとえば視点位置測定制
御方法を使用し測定する。
【0022】この位置情報により図3に示すように、ケ
ーブル9とワーキングベース2が平行となるよう、上部
旋回ベース3を検出情報より得た角度だけ移動させる。
【0023】これにより、車体8とケーブル9とが角度
を持って駐車した場合でもケーブル9(作業対象物)と
ワーキングベース2を平行にすることが可能となる。
【0024】この状態を原点とし、この作業の後はオペ
レータが下部旋回ベース5を左右に回転させると上部旋
回ベース3も下部旋回ベース5の変位角度量を変位させ
ることにより図3に示すように常にケーブル9とワーキ
ングベース2は平行状態を維持できる。
【0025】図4は、上述したブームを用いた作業フロ
ーチャートである。即ち、ブーム4の先端に距離測定装
置15を取付け、ブーム4をマニュアル操作により電柱
10の作業位置まで誘導して初期の位置決めをする。そ
こで、距離測定装置15により上部旋回ベース3と対象
物(電柱10)との距離lを測定し、その情報により対
象ケーブル9と上部旋回ベース3との角度のずれを算出
し、その角度を補正し上部旋回ベース3を対象ケーブル
9と平行になるように自動回転する。
【0026】このポイントを原点としてブーム制御がス
タートする。その後、下部旋回ベース5の回転移動を行
なっても下部旋回ベース5と上部旋回ベース3の角度の
ずれを保ち続ける制御方法(図3より、下部旋回ベース
5をθ1からθ回転させた場合、上部旋回ベース3もθ
2+θの回転角の位置へ移動する制御方法)を用いるこ
とにより、上部旋回ベース3をケーブル9と平行になる
ように追従自動回転する。したがって、ブーム4を電柱
10の作業位置へアクセスする場合、原点決めを行なっ
た後、オペレータによるブーム4の操作は下部旋回ベー
ス5、ブーム4の伸縮操作及び位置の確認のみの繰り返
し作業となり従来より簡易にブーム4の位置決め作業が
行なえ、作業効率の向上も図れる。
【0027】図5は、ブーム回転角を制御する制御系の
基本構成図である。即ち、下部旋回ベース5の回転角度
を検出する下部エンコーダ14の値から、作業用上部旋
回ベース3の回転角度を検出する上部エンコーダ13の
値を引き算した値を、制御装置17に供給し、この制御
装置17により、下部旋回ベース5の移動回転角度と作
業用上部旋回ベース3の移動回転角度を同一とするよう
に作業用上部旋回ベース3を回転する。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、例
えばケーブル架渉ロボット車のワーキングベースを作業
対象物(電柱、ケーブル)に平行にアクセスする際、下
部旋回ベースの旋回作業による上部旋回ベースの操作が
不要となり操作性、作業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明に係る距離測定及び角度測定を行う状況
(対象物との位置関係)の一例を示す上面図である。
【図3】本発明に係る対象ケーブルとワーキングベース
を平行に制御する場合の一例を示す上面図である。
【図4】本発明に係るブームを用いた場合の作業の一例
を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る制御系の基本構成の一例を示す構
成説明図である。
【図6】従来のケーブル架渉ロボット外観を示す側面図
及び平面図である。
【図7】従来のマニュアル操作によるブームの操作手順
を示す上面図である。
【図8】従来のマニュアル操作によるブームの操作手順
を示す上面図である。
【図9】従来のマニュアル操作によるブームの操作手順
を示す上面図である。
【図10】従来のマニュアル操作によるブームの操作手
順を示す上面図である。
【図11】従来のマニュアル操作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…マニュピレータ、2…ワーキングベース、3…上部
旋回ベース、4…ブーム、5…下部旋回ベース、6…キ
ャビン、7…運転席、8…車体、9…ケーブル、10…
電柱、11…ケーブル架渉ロボット車、12…作業用走
行装置、13…上部エンコーダ、14…下部エンコー
ダ、15…距離測定装置、16…テレビカメラ、19…
制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対し旋回自在に設けられた下部旋
    回ベースと、前記下部旋回ベースの中心から起伏自在に
    設けられた伸縮可能なブームと、前記ブームの先端に設
    けられた旋回自在な上部旋回ベースから構成される高所
    作業用車両のブーム装置であって、 前記下部旋回ベースの回転角度検出手段と、 前記上部旋回ベースの回転角度検出手段と、 前記各回転角度検出手段からの値をもとに、下部旋回ベ
    ースの移動回転角度と上部旋回ベースの移動回転角度を
    同一とする制御装置とを備えたことを特徴とする高所作
    業用車両のブーム装置。
JP27568993A 1993-11-04 1993-11-04 高所作業用車両のブーム装置 Pending JPH07125991A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040094A1 (fr) * 1999-12-02 2001-06-07 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Dispositif de positionnement d'une fleche, pour un travail en hauteur
JP2012001104A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Showa Aircraft Ind Co Ltd 航空機用の水廻り作業車
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CN112192545A (zh) * 2020-08-24 2021-01-08 合肥中科创奥数字科技有限公司 一种可调节高度的巡检机器人

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