JPH07125496A - 転写フィルム - Google Patents

転写フィルム

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JPH07125496A
JPH07125496A JP29724093A JP29724093A JPH07125496A JP H07125496 A JPH07125496 A JP H07125496A JP 29724093 A JP29724093 A JP 29724093A JP 29724093 A JP29724093 A JP 29724093A JP H07125496 A JPH07125496 A JP H07125496A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料
により形成されている100μm以上の膜厚を有する転
写フィルムを提供する。 【構成】 透明性と離型性を有する基材フィルム2と、
該基材フィルム2上に積層された非粘着・半硬化状態の
紫外線硬化型樹脂塗料からなるハードコート層3と、前
記ハードコート層3上に積層された完全硬化時において
該ハードコート層3の紫外線硬化型樹脂塗料の完全硬化
時における硬度より低い硬度となる非粘着・半硬化状態
の紫外線硬化型樹脂塗料からなる下塗層4とにより構成
され、前記ハードコート層3と前記下塗層4との総和積
層厚が100μm〜600μmである転写フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数層の紫外線硬化型
樹脂塗料層が非粘着・半硬化状態で積層されてなる転写
フィルム、特に、ハードコート層から下塗層までの層厚
が100μm以上である転写フィルムに関するものであ
る。本発明に係る転写フィルムは、内装用材料、例え
ば、内壁材や床材に用いられる紙や塩ビフィルムの保護
ラミネート材として、特に適している。
【0002】
【従来の技術】電離放射線硬化性樹脂塗料を使用した転
写シートは公知であり、その代表例として、特開昭64
−18698号に開示される転写シートが挙げられる。
当該転写シートは、離型性シートの離型性面に、共に未
硬化状態において固体で熱可塑性の電離放射線硬化性樹
脂塗料からなる保護層(ハードコート層)及び接着剤層
(下塗層)を積層したものであり、保護層及び接着剤層
の厚みは、それぞれ乾燥時で、1μm〜10μm程度と
されている。そして、同公報には、転写の最中に電離放
射線硬化性樹脂塗料の耐熱性が要求される場合には、完
全硬化に至らない範囲で部分硬化状態にしておいた転写
シートを使用して転写し、その後、電離放射線を照射す
ることができる旨が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電離放射線硬化
性樹脂塗料を使用した転写シートは、前掲公報にも見ら
れる通り、転写される膜厚が薄いものであるから、これ
を内装材や床材に用いられる紙や塩ビフィルムの保護ラ
ミネート材として使用しても、高級感や質感が得られ
ず、耐擦傷性にも劣るという問題点があった。また、家
具や什器等の表面が粗い物品や表面に継ぎ目等の段差を
有する物品に使用する場合には、当該被転写物の表面の
状態に影響されて、転写された膜層の表面に被転写物自
体の表面状態が現れ、手触りによる滑らかさ感や光沢感
が得られないという問題点もあった。なお、本発明者
は、永年にわたり電離放射線樹脂、特に紫外線硬化型樹
脂塗料を使用した転写フィルムの開発・普及に取り組ん
でいるが、今日まで転写される膜厚が100μm以上の
電離放射線硬化性樹脂を使用した転写フィルムの実用例
に接したことはない。
【0004】そこで、本発明者は、上記諸問題点を解決
するために、100μm以上の膜厚をもって転写できる
紫外線硬化型樹脂塗料を使用した転写フィルムの提供を
技術的課題として研究を行った。そして、その研究過程
において以下の事柄を確認した。 .基材フィルム上に完全硬化時において耐擦傷性に優
れた硬度のハードコート層が形成できる未硬化状態の紫
外線硬化型樹脂塗料を100μm程度展着し、これを転
写フィルムとして使用する場合には、被転写物との接着
性が非常に悪く、また、紫外線硬化型樹脂塗料が未硬化
状態であるために取扱いが不便で実用できないこと。 .基材フィルム上に100μm以上、例えば、300
〜500μm厚さの紫外線硬化型樹脂塗料を展着しよう
としても、未硬化の状態でこれほどの層厚を保持するこ
とが極めて困難であるため実用できないこと。 .基材フィルム上に完全硬化時において耐擦傷性に優
れた硬度のハードコート層が形成できる未硬化状態の紫
外線硬化型樹脂塗料(塗膜形成成分が、例えばアクリル
系樹脂のもの)を展着した後、続いて、当該塗料層の上
に、硬化時における硬度が異なる他の紫外線硬化型樹脂
塗料(塗膜形成成分が、例えばポリエステル系樹脂のも
の)を展着すると、先に展着された塗料層内に後の塗料
層が割り込むようにして入り込んで混ざり合ってしまう
ため、紫外線照射により硬化させた場合、先に展着した
層が割れてしまって実用できないこと(なお、紫外線硬
化型樹脂塗料は、その完全硬化時における硬度と接着性
とが両立しないものであって、高い硬度を得る場合には
接着力が低下してしまい、逆に強い接着力を得る場合に
は硬度が低下してしまうので、硬度・接着力を共に満足
させるにはハードコート層に用いる塗料と下塗層に用い
る塗料の配合組成を異なったものにすることが必須とな
る。)。
【0005】本発明者は、上記技術上の難問を踏まえ、
前記技術的課題を達成するために、試行錯誤的な実験・
試作を数多く重ねた結果、非粘着・半硬化状態の紫外線
硬化型樹脂塗料層を形成して置いた上に、当該塗料層と
は異なる配合組成の紫外線硬化型樹脂塗料を展着し、非
粘着・半硬化状態として複数積層させることにより、上
記技術上の諸難問を解決したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。すなわち、本発明
は、透明性と離型性を有する基材フィルム2と該基材フ
ィルム2上に積層された非粘着・半硬化状態の紫外線硬
化型樹脂塗料からなるハードコート層3と該ハードコー
ト層3上に積層された完全硬化時において当該ハードコ
ート層3の紫外線硬化型樹脂塗料の完全硬化時における
硬度より低い硬度となる非粘着・半硬化状態の紫外線硬
化型樹脂塗料からなる下塗層4とにより構成され、前記
ハードコート層3と前記下塗層4との総和積層厚を10
0μm〜600μmとした転写フィルムである。
【0007】また、本発明は、透明性と離型性を有する
基材フィルム2と該基材フィルム2上に積層された非粘
着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料からなるハード
コート層3と該ハードコート層3上に少なくとも一層積
層された完全硬化時において当該ハードコート層3の紫
外線硬化型樹脂塗料の完全硬化時における硬度より低い
硬度となる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料
からなる中塗層5と該中塗層5上に積層された完全硬化
時において当該中塗層5の紫外線硬化型樹脂塗料の完全
硬化時における硬度より低い硬度となる非粘着・半硬化
状態の紫外線硬化型樹脂塗料からなる下塗層4とにより
構成され、前記ハードコート層3から最上部の前記下塗
層4までの総和積層厚を100μm〜600μmとした
転写フィルムである。
【0008】また、本発明に係る上記各転写フィルム
は、ハードコート層3並びに中塗層5とする各紫外線硬
化型樹脂塗料中の塗膜形成成分がアクリル系樹脂であ
り、下塗層4とする紫外線硬化型樹脂塗料中の塗膜形成
成分がポリエステル系樹脂であるという態様を採ること
ができる。
【0009】次に、本発明の構成をより詳しく説明す
る。透明性と離型性を有する基材フィルムとしては、市
販の各種プラスチック製透明フィルムを用いることがで
き、種々様々な厚みのものが市販されているので、それ
らの内から例えば、厚さ約20〜350μmの範囲のも
の選択入手して用いればよい。プラスチック製透明フィ
ルムは、ポリエステル製、ポリエチレン製、ポリプロピ
レン製、ポリカーボネート製のものが好適であるが、ア
クリル系樹脂のフィルムであってもよい。なお、離型性
を得るために、基材フィルムに離型剤を塗布してもよい
が、基材フィルムからハードコート層を剥離する際に
は、塗料層は完全硬化状態となっているので、離型剤を
塗布しなくても無理なく剥がすことができるから離型剤
の塗布は必須ではない。
【0010】基材フィルムには、必要に応じて、その表
面に加工を施す場合もある。すなわち、被転写物の面を
艶消し仕上げとする場合には、基材フィルムの塗布面
に、例えば180〜240メッシュの粒度でサンドブラ
スト法によって粗面加工を施して使用し、また、立体模
様面仕上げとする場合には、エンボス法によって凹凸模
様面を形成した基材フィルムを使用するか、或いは、基
材フィルムの塗布面に印刷によって印刷インキによる凹
凸模様を形成して使用する。なお、塗布面が平滑な基材
フィルムを使用すれば被転写面を鏡面仕上げとすること
ができる。
【0011】紫外線硬化型樹脂塗料は、市販品を用いれ
ばよく、ハードコート層用、下塗層用及び中塗層用とし
て透明又は着色した各種の紫外線硬化型樹脂塗料が、大
日本インキ工業株式会社等のメーカーによって製造さ
れ、市販されているので、完全硬化時の鉛筆硬度を目安
として使用目的に応じた塗料を容易に選択入手すること
ができる。なお、ハードコート層及び中塗層はアクリル
系樹脂を塗膜形成成分とする紫外線硬化型樹脂塗料によ
り形成し、下塗層をポリエステル系樹脂を塗膜形成成分
とする紫外線硬化型樹脂塗料により形成するのが好適で
ある。これは、通常、アクリル系樹脂を塗膜形成成分と
するものは高い硬度が得られるが接着力の点で劣り、ポ
リエステル系樹脂を塗膜形成成分とするものは逆に接着
力の点では優れているが高い硬度が得られ難いからであ
る。
【0012】本発明における「非粘着・半硬化状態」と
は、各塗料層がゲル化状態にあって、その表面を指で触
れても塗料が指につかない程度にまで硬化している状態
をいう。上記状態は、塗料層を完全硬化させるに必要な
紫外線照射量の約1/3〜2/3量をもって紫外線を照
射することにより得ることができる。照射量の制御は照
射時間によって容易に行うことができる。例えば、塗料
を展着した基材フィルムの一部を切り取って照射量測定
試料とし、この試料を紫外線照射器の光源から一定距離
はなした位置に置いて、その試料面に紫外線を照射し、
照射開始時点から当該塗料層が完全硬化した時点までの
時間をはかり、完全硬化させるに必要な照射時間(以
下、「完全硬化時間」という。)を求める。そして、上
記塗料を展着した基材フィルムの該塗料層面から紫外線
照射器の光源までの距離を前記一定距離と等しい距離に
設定し、その塗料層面に紫外線を先に求めた完全硬化時
間の約1/3〜2/3に相当する時間照射することによ
って、当該塗料層を上記非粘着・半硬化状態とすること
ができる。
【0013】なお、紫外線照射に用いる紫外線照射器
は、各種のものが市販されているので、所要のものを容
易に選択入手できる。例えば、商品名「サランUVハン
ド装置」(サラン・インターナショナル社製)は紫外線
硬化型樹脂塗料用として販売されているものであるか
ら、これを選択すれば取扱い等に便利である。
【0014】次に、本発明の構成を図面に基づきより詳
しく説明すれば次の通りである。図1は本発明に係る転
写フィルムの実施態様を模型的に示した縦断面説明図で
あり、図において、1は三層構造の転写フィルムであ
り、2は透明性と離型性を有する基材フィルム、3は基
材フィルム2上に積層された非粘着・半硬化状態の紫外
線硬化型樹脂塗料からなるハードコート層、4はハード
コート層3上に積層された非粘着・半硬化状態の紫外線
硬化型樹脂塗料からなる下塗層である。
【0015】基材フィルム2として、厚さ約20〜35
0μmの範囲内にあるプラスチック製透明フィルム2を
使用し、ハードコート層3として、完全硬化状態で5〜
6Hの鉛筆硬度となる紫外線硬化型樹脂塗料を使用し、
その層厚を約10〜60μmの範囲内とし、下塗層4と
して、完全硬化状態で2〜4Hの鉛筆硬度となる紫外線
硬化型樹脂塗料を使用し、その層厚を約30〜300μ
mの範囲内とすることが好適である。このように、下塗
層4の完全硬化時の硬度をハードコート層3の完全硬化
時の硬度より小さい値、より好ましくは、ハードコート
層3の完全硬化時の硬度に近い硬度値とすれば、好結果
が得られる。
【0016】次に、本実施態様における転写フィルム1
の製造方法を説明する。図4は図1に示す転写フィルム
の製造方法を模型的に示した縦断面説明図である。先
ず、基材フィルム2上に完全硬化状態で硬度5〜6Hと
なる紫外線硬化型樹脂塗料を約10〜60μmの範囲内
にある厚さに展着する(図4のa 参照)。展着には塗
料用スプレーガンを用いると便利である。なお、基材フ
ィルム2が非常に薄いものである場合には、ボール紙や
ベニヤ板等に基材フィルム2の周囲を仮止めした状態で
展着し、塗料層を半硬化させてから取り外せばよい。続
いて、前記塗料層の表面に紫外線照射器により紫外線を
完全硬化させるに必要な紫外線照射量の約1/3〜2/
3量(照射時間約10〜30秒間)照射して該層を半硬
化させ、厚さ約10〜60μmの範囲内にあるハードコ
ート層3を得る(図4のb 参照)。その後、ハードコ
ート層3上に完全硬化状態で硬度2〜4Hとなる紫外線
硬化型樹脂塗料を約30〜300μmの範囲内にある厚
さに展着し(図4のc 参照)、続いて、紫外線照射器
により紫外線を完全硬化させるに必要な紫外線照射量の
約1/3〜2/3量(照射時間約20〜70秒間)照射
して該層を半硬化させ、厚さ約30〜300μmの範囲
内にある下塗層4を得る(図4のd 参照)。
【0017】また、図2は本発明に係る転写フィルムの
他の実施態様を模型的に示した縦断面説明図であり、本
実施態様は、ハードコート層にさらなる耐擦傷性が要求
され、ハードコート層の硬度と下塗層の硬度とに開きが
ある場合に有効である。図において、図1と同一符号は
同一又は相当部分を示し、6は四層構造の転写フィルム
であり、5はハードコート層3上に積層されたハードコ
ート層3の完全硬化時の硬度より低い硬度(完全硬化
時)となる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料
からなる中塗層、4は中塗層5上に積層された中塗層5
の完全硬化時の硬度より低い硬度(完全硬化時)となる
非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料からなる下
塗層である。
【0018】本実施態様では、ハードコート層3とし
て、完全硬化状態で7〜8Hの鉛筆硬度となる紫外線硬
化型樹脂塗料を使用し、その層厚を約5〜20μmの範
囲内とし、完全硬化させるに必要な紫外線照射量の約1
/3〜2/3量(照射時間約5〜10秒間)紫外線を照
射することによって非粘着・半硬化状態とすることがで
きる。また、中塗層5としては、完全硬化状態で5Hの
鉛筆硬度となる紫外線硬化型樹脂塗料を使用し、その層
厚を約10〜60μmの範囲内とし、完全硬化させるに
必要な紫外線照射量の約1/3〜2/3量(照射時間約
10〜30秒間)紫外線を照射する。さらに、下塗層4
としては、完全硬化状態で2Hの鉛筆硬度となる紫外線
硬化型樹脂塗料を使用し、その層厚を約30〜300μ
mの範囲内とし、完全硬化させるに必要な紫外線照射量
の約1/3〜2/3量(照射時間約20〜70秒間)紫
外線を照射する。この場合、ハードコート層3と中塗層
5には塗膜形成成分がアクリル系樹脂である紫外線硬化
型樹脂塗料を、下塗層4には塗膜形成成分がポリエステ
ル系樹脂である紫外線硬化型樹脂塗料を用いることが好
ましい。
【0019】また、図3は本発明に係る転写フィルムの
他の実施態様を模型的に示した縦断面説明図であり、本
実施態様は、より厚い膜厚が転写できるフィルムを得る
ために、図2に示す実施態様における中塗層5を第一の
中塗層5aとし、当該第一の中塗層5a上に、さらに、
第二の中塗層5bを積層したものである。この場合、第
二の中塗層5bには、図2に示す実施態様における下塗
層4と同種の紫外線硬化型樹脂塗料を用いることが好ま
しい。
【0020】次に、転写方法の一例を図面に基づき説明
する。図5は本発明に係る転写フィルムを被転写物に転
写する態様を模型的に示した縦断面説明図である。
【0021】被転写物としては、内装用材料を始め、各
種用途に使用される紙や塩ビシートは勿論、木板、プラ
スチック板、金属板等の各種材料を対象とでき、また、
家具や什器等の物品も対象にできる。その被転写面は平
滑に加工されていても、凹凸を有する面であっても、曲
面であってもよい。そこで、木目模様や大理石模様等を
印刷してあるシート状物を被転写物として本発明に係る
転写フィルムを転写する場合について説明する。
【0022】先ず、転写フィルム1を転写する際に、被
転写物シート8と転写フィルム1とを密着状態にするた
めに、被転写物シート8の転写面に紫外線感光性樹脂塗
料(例えば、SA309−1:商品名:販売元 サラン
・インターナショナル社:製造元 大日本インキ工業株
式会社:塗膜形成成分はアクリル系樹脂)を厚さ10〜
30μmの範囲内となるように塗布して、未硬化状態の
表面処理層9を形成する(図5のa 参照)。続いて、
上記の表面処理が施された被転写物シート8上に、転写
フィルム1の下塗層4を向けて該転写フィルム1を重ね
合わせ、圧延ローラーを備えた平面ラミネータ(NT−
1800:商品名:オカモト株式会社製)10に通して
両者を密着させる(図5のb 参照)。この場合、未硬
化状態にある表面処理層9の存在によって空気が両者間
に残存することが防止できる。その後、被転写物シート
8に密着している転写フィルム1の透明フィルム2面か
ら紫外線を半硬化塗料層が完全硬化するまで照射する
(図5のc 参照)。最後に、透明フィルム2を剥離す
ることにより、被転写物シート8に転写フィルム1の積
層体3,4が転写され、表面に保護ラミネート材が形成
されたシートが得られる。なお、被転写物の材質や転写
面の状態によっては上記表面処理層9の形成を省略して
もよい。
【0023】
【作用】本発明においては、紫外線硬化型樹脂塗料層を
非粘着・半硬化状態としたから、その上に紫外線硬化型
樹脂塗料層を容易に積層でき、これにより従来に無い厚
さ100μm以上の膜厚をもって紫外線硬化型樹脂塗料
層が転写でき、転写フィルムを形成することができると
共に、配合組成の異なる紫外線硬化型樹脂塗料層を積層
しても層間で混ざり合ってしまうことがないので、所要
の性能を具備した転写フィルムを容易に形成することが
できる。また、本発明に係る転写フィルムは、再び紫外
線を照射して完全硬化するまで、非粘着・半硬化状態で
あるから、当該転写フィルムを被転写物に張りつける際
の取扱いが便利であり、また、該転写フィルムの保護層
面を被転写物の転写面に当接させた状態で該転写フィル
ムの他面をローラ等で押圧して該保護層面を該転写面に
密着させると、半硬化状態の保護層と透明フィルム面と
の接触面も押圧されて密着し、該接触面が透明フィルム
面の形態(微細な凹凸粗面又は平滑面)と同一状態にな
る。加えて、被転写物表面に微細な凹部が存在していて
も該凹部の押圧される保護層の半硬化状態の塗料により
埋められ均されるから当該凹部の形状が転写膜の表面に
現れることはない。また、紫外線照射によって完全硬化
された後における透明フィルムの剥離は、保護層が硬化
しているので容易であり、硬化した保護層の面に再現さ
れた形態(微細な凹凸粗面又は平滑面)を損傷すること
はない。さらに、基材フィルム上に積層される層の総和
積層厚を約100μm〜600μmとしたから、転写フ
ィルムを取扱う上に程良い厚さであって、このような膜
厚をもって被転写物に転写することにより、被転写物は
高級感や質感を有し、耐擦傷性に優れたものとなる。な
お、総和積層厚を約600μm以上とすることは取扱い
性や保存性、特に転写時の取扱い性の面で問題があり、
また、実用面からも約600μm以上のものが要求され
ることは殆どないと推定される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づき説明す
る。 実施例1.図1に示すように、透明性と離型性を有する
基材フィルムとして、平滑な表面を持つ厚さ約350μ
mのポリエステル製透明フィルム1(東レルミラー:商
品名:東レ株式会社製)を使用し、透明フィルム1の一
面にサンドブラスト法(粒度180メッシュ)によって
微細な凹凸の粗面加工を施す。そして、この透明フィル
ム1の加工面にハードコート層3として、完全硬化時に
硬度5Hとなる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂
塗料(ハードコート480UV:商品名:販売元 サラ
ン・インターナショナル社:製造元 大日本インキ工業
株式会社:塗膜形成成分はアクリル系樹脂)を厚さ30
μmで積層する。この塗料層の非粘着・半硬化状態は、
紫外線照射器(サランUVハンド装置:商品名:サラン
・インターナショナル社製)により約30cm離れた上
方から紫外線を約20秒間照射することにより得られ
る。なお、比較のため、照射時間を10秒間としたとこ
ろ、塗料層面がべたついており、指で触ると塗料が付着
した。次に、上記ハードコート層3上に下塗層4とし
て、完全硬化時に硬度2Hとなる非粘着・半硬化状態の
紫外線硬化型樹脂塗料(アンダーコート260UV:商
品名:販売元 サラン・インターナショナル社:製造元
大日本インキ工業株式会社:塗膜形成成分はポリエス
テル系樹脂)を厚さ70μmで積層する。この塗料層の
非粘着・半硬化状態は、紫外線照射器により約30cm
離れた上方から紫外線を約30秒間照射することにより
得られる。以上の通りにして、ハードコート層3と下塗
層4との総和厚さが約100μmの転写フィルム1を得
た。
【0025】実施例2.図2に示すように、透明性と離
型性を有する基材フィルムとして、平滑な表面を持つ厚
さ188μmのポリエステル製透明フィルム1(東レル
ミラー:商品名:東レ株式会社製)を使用し、この透明
フィルム1の平滑面にハードコート層3として、完全硬
化時に硬度8Hとなる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化
型樹脂塗料(ハードコート440UV:商品名:販売元
サラン・インターナショナル社:製造元 大日本イン
キ工業株式会社:塗膜形成成分はアクリル系樹脂)を厚
さ20μmで積層する。この塗料層の非粘着・半硬化状
態は、実施例1と同じ方法により紫外線を約10秒間照
射することによって得られる。次に、このハードコート
層3上に中塗層5として、完全硬化時に硬度5Hとなる
非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料(ハードコ
ート480UV:商品名:販売元 サラン・インターナ
ショナル社:製造元 大日本インキ工業株式会社:塗膜
形成成分はアクリル系樹脂)を厚さ60μmで積層す
る。この塗料層の非粘着・半硬化状態は、実施例1と同
じ方法により紫外線を約30秒間照射することによって
得られる。次に、この中塗層5上に下塗層4として、完
全硬化時に硬度2Hとなる非粘着・半硬化状態の紫外線
硬化型樹脂塗料(アンダーコート260UV:商品名:
販売元 サラン・インターナショナル社:製造元 大日
本インキ工業株式会社:塗膜形成成分はポリエステル系
樹脂)を厚さ300μmで積層する。この塗料層の非粘
着・半硬化状態は、実施例1と同じ方法により紫外線を
約70秒間照射することによって得られる。以上の通り
にして、ハードコート層3から下塗層4までの総和厚さ
が約380μmの転写フィルム5を得た。
【0026】実施例3.図3に示すように、透明性と離
型性を有する基材フィルムとして、平滑な表面を持つ厚
さ約5μmのポリエステル製透明フィルム1(東レルミ
ラー:商品名:東レ株式会社製)を使用し、この透明フ
ィルム1の平滑面にハードコート層3として、完全硬化
時に硬度8Hとなる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型
樹脂塗料(ハードコート440UV:商品名:販売元
サラン・インターナショナル社:製造元 大日本インキ
工業株式会社:塗膜形成成分はアクリル系樹脂)を厚さ
10μmを積層する。この塗料層の非粘着・半硬化状態
は、実施例1と同じ方法により紫外線を約7秒間照射す
ることによって得られる。次に、このハードコート層3
上に第一の中塗層5aとして、完全硬化時に硬度5Hと
なる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料(ハー
ドコート480UV:商品名:販売元 サラン・インタ
ーナショナル社:製造元 大日本インキ工業株式会社:
塗膜形成成分はアクリル系樹脂)を厚さ50μmで積層
する。この塗料層の非粘着・半硬化状態は、実施例1と
同じ方法により紫外線を約25秒間照射することによっ
て得られる。次に、この第一の中塗層5a上に第二の中
塗層5bとして、完全硬化時に硬度2Hとなる非粘着・
半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料(アンダーコート2
60UV:商品名:販売元 サラン・インターナショナ
ル社:製造元 大日本インキ工業株式会社:塗膜形成成
分はポリエステル系樹脂)を厚さ270μmで積層す
る。この塗料層の非粘着・半硬化状態は、実施例1と同
じ方法により紫外線を約60秒間照射することによって
得られる。さらに、この第二の中塗層5b上に下塗層4
として、完全硬化時に硬度2Hとなる非粘着・半硬化状
態の紫外線硬化型樹脂塗料(アンダーコート260U
V:商品名:販売元 サラン・インターナショナル社:
製造元 大日本インキ工業株式会社:塗膜形成成分はポ
リエステル系樹脂)を厚さ270μmで積層する。この
塗料層の非粘着・半硬化状態は、実施例1と同じ方法に
より紫外線を約60秒間照射することによって得られ
る。以上の通りにして、ハードコート層3から最上部の
下塗層4までの総和厚さが約600μmの転写フィルム
5を得た。
【0027】
【使用例】次に、本発明に係る転写フィルムの使用例の
一例を図面に基づき説明する。図6は転写フィルムの使
用例の一例を模型的に示した説明図であり、実施例1に
おいて得られた転写フィルム1を被転写物である塩化ビ
ニルシート8に転写する場合を示したものである。
【0028】表面に木目模様がグラビア印刷によって印
刷されている厚さ約20μmの塩化ビニルシート8(F
100GSC:商品名:大阪樹脂加工株式会社製)が回
転ローラ11上に載置され、図6に示すように矢印A方
向へ搬送される。続いてその下流において、当該塩化ビ
ニルシート8の表面に、塗布ローラ12により紫外線感
光性樹脂塗料(SA309−1:商品名:販売元 サラ
ン・インターナショナル社:製造元 大日本インキ工業
株式会社:塗膜形成成分はアクリル系樹脂)が厚さ約1
0μm塗布されることにより当該塩化ビニルシート8上
には未硬化状態の表面処理層9が形成される(図5のa
参照)。表面処理層9が形成された塩化ビニルシート
8は、引き続き搬送され、その下流において、当該塩化
ビニルシート8上に、転写フィルム1の下塗層4を向け
て該転写フィルム1が重ねられ、圧延ローラ13を備え
た平面ラミネータ10に通されて塩化ビニルシート8と
転写フィルム1とが密着状態に接合される(図5のb
参照)。次に、転写フィルム1の半硬化塗料層が完全硬
化状態となるまで、紫外線照射器14で塩化ビニルシー
ト8に密着している転写フィルム1の透明フィルム2面
から紫外線を照射する(図5のc 参照)。その後、透
明フィルム2を剥離することにより表面に保護ラミネー
ト材が形成されている塩化ビニルシート8を得る(図5
のd 参照)。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、非粘着性・半硬化状態
で紫外線硬化型樹脂塗料を積層するようにしたので、紫
外線硬化型樹脂塗料層を容易に積層できると共に、配合
組成の異なる紫外線硬化型樹脂塗料層を積層しても層間
で混ざり合ってしまうことはないので、従来に無い10
0μm〜600μmの膜厚をもって転写でき、且つ所要
の性能を具備した転写フィルムが提供でき、これを用い
れば、被転写物は高級感や質感を有し、耐擦傷性に優れ
たものとなる。また、本発明に係る転写フィルムは非粘
着性・半硬化状態のシート状であるため、取扱いが便利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写フィルムの第一の実施例を模
型的に示した縦断面説明図である。
【図2】本発明に係る転写フィルムの第二の実施例を模
型的に示した縦断面説明図である。
【図3】本発明に係る転写フィルムの第三の実施例を模
型的に示した縦断面説明図である。
【図4】第一の実施例による転写フィルムの製造方法を
模型的に示した縦断面説明図である。
【図5】第一の実施例による転写フィルムを被転写物に
転写する方法を模型的に示した縦断面説明図である。
【図6】第一の実施例による転写フィルムの使用例の一
例を模型的に示した説明図である。
【符号の説明】
1,6,7 転写フィルム 2 透明フィルム 3 ハードコート層 4 下塗層 5 中塗層 5a 第一の中塗層 5b 第二の中塗
層 8 被転写物シート(塩化ビニルシート) 9 表面処理層 10 平面ラミネー
タ 11 回転ローラ 12 塗布ローラ 13 圧延ローラ 14 紫外線照射

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明性と離型性を有する基材フィルム2
    と、 該基材フィルム2上に積層された非粘着・半硬化状態の
    紫外線硬化型樹脂塗料からなるハードコート層3と、 前記ハードコート層3上に積層された完全硬化時におい
    て該ハードコート層3の紫外線硬化型樹脂塗料の完全硬
    化時における硬度より低い硬度となる非粘着・半硬化状
    態の紫外線硬化型樹脂塗料からなる下塗層4とにより構
    成され、 前記ハードコート層3と前記下塗層4との総和積層厚が
    100μm〜600μmであることを特徴とする転写フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 透明性と離型性を有する基材フィルム2
    と、 前記基材フィルム2上に積層された非粘着・半硬化状態
    の紫外線硬化型樹脂塗料からなるハードコート層3と、 前記ハードコート層3上に少なくとも一層積層された完
    全硬化時において該ハードコート層3の紫外線硬化型樹
    脂塗料の完全硬化時における硬度より低い硬度となる非
    粘着・半硬化状態の紫外線硬化型樹脂塗料からなる中塗
    層5と、 前記中塗層5上に積層された完全硬化時において該中塗
    層5の紫外線硬化型樹脂塗料の完全硬化時における硬度
    より低い硬度となる非粘着・半硬化状態の紫外線硬化型
    樹脂塗料からなる下塗層4とにより構成され、 前記ハードコート層3から最上部の前記下塗層4までの
    総和積層厚が100μm〜600μmであることを特徴
    とする転写フィルム。
  3. 【請求項3】 ハードコート層3とする紫外線硬化型樹
    脂塗料中の塗膜形成成分がアクリル系樹脂であり、下塗
    層4とする紫外線硬化型樹脂塗料中の塗膜形成成分がポ
    リエステル系樹脂である請求項1記載の転写フィルム。
  4. 【請求項4】 ハードコート層3及び中塗層5とする各
    紫外線硬化型樹脂塗料中の塗膜形成成分がアクリル系樹
    脂であり、下塗層4とする紫外線硬化型樹脂塗料中の塗
    膜形成成分がポリエステル系樹脂である請求項2記載の
    転写フィルム。
  5. 【請求項5】 非粘着・半硬化状態が紫外線硬化型樹脂
    塗料を完全硬化させるに必要な紫外線照射量の約1/3
    〜2/3量の紫外線照射量を照射して形成されている請
    求項1ないし4のいずれかに記載の転写フィルム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000002739A1 (fr) * 1998-07-13 2000-01-20 Hyogo Trading Co., Ltd. Materiau de revetement par transfert et procede de revetement par transfert d'une surface de miroir
JP2011021051A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Dic Corp 活性エネルギー線硬化性転写シートの製造方法
JP2011031469A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Okura Ind Co Ltd 転写シート
JP2014233959A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 株式会社ミマキエンジニアリング 被転写体製造方法、インクジェットプリンタ、転写フィルム及び被転写体

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