JPH07125397A - スタンプ - Google Patents

スタンプ

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JPH07125397A
JPH07125397A JP27445793A JP27445793A JPH07125397A JP H07125397 A JPH07125397 A JP H07125397A JP 27445793 A JP27445793 A JP 27445793A JP 27445793 A JP27445793 A JP 27445793A JP H07125397 A JPH07125397 A JP H07125397A
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ink
stamp
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stamp face
imprinted
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Tetsuyuki Toyama
哲之 遠山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捺印すべき面に段差などがあるときでも、同
面に不要なインクが付着するおそれがなく、鮮明なスタ
ンピングを連続して簡単かつ快適に行うことのできるス
タンプを提供する。 【構成】 スタンプSは、丸い筒状の印面体1と、印面
体1を保持する円柱状のホルダー2と、ホルダー2を転
動可能に保持するフレーム3と、ケーシング4と、把手
5と、キャップ6とを備えている。印面体1は、ホルダ
ー2の内部に収納されたスタンプ用インクの通過が可能
な連続気孔体からなり、その外面が印面にされている。
この印面は捺印部13と非捺印部14とから構成されて
いる。捺印部13には、捺印を希望する文が反転状態で
凸状に形成されている。非捺印部14は、その全面が熱
溶着によりシールされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスタンプに関するもの
であり、さらに詳しくは、紙、布、木などの、一般にス
タンプ用インクを吸収する材質からなる面に捺印(スタ
ンピング)する目的で使用されるとともに、金属、ガラ
ス、プラスチックなどの、一般にスタンプ用インクを吸
収しない材質からなる面(インク非吸収面)に捺印する
目的でも使用されるスタンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インク非吸収面に捺印する場合に
は、まず、ゴム製または金属製の印面体に所望の文字、
記号、図形など(文字、記号、図形、模様その他の表現
形式のうちの1つからなるもの、またはこれらの2つ以
上の組み合わせからなるものをいう。)を形成して印面
を作る。次いで、このような印面体の印面に、スタンプ
台を用いていわゆる不滅インク(油性インク)や速乾性
不滅インクを付着させる。そして、その印面体の印面
を、捺印すべき金属、ガラス、プラスチックなどのイン
ク非吸収面に押し付けることにより行っていた。
【0003】このような方法で多数回の捺印をする場合
には、捺印するたびにスタンプ台のインクを印面体の印
面に付着させなければならず、きわめてわずらわしい。
そこで、印面体をスタンプ用インクの通過が可能な材料
から作り、この印面体を印面体保持用ホルダーの一端に
取り付け、ホルダーの内部にインクを収納しておき、そ
のインクを印面体へ徐々ににじみ出させるようにしたス
タンプが開発された。
【0004】しかしながら、このようなスタンプにあっ
ては、印面体における印面の全体からインクがにじみ出
る。すなわち、印面体の印面のうち、文字、記号、図形
などが凸状に形成された捺印部と、この捺印部よりも低
い高さで設けられた非捺印部との双方からインクがにじ
み出る。
【0005】このため、その捺印部が捺印すべき面に垂
直に押し付けられない場合、捺印部の面積が非捺印部に
比べて小さすぎる場合、捺印部が印面の中央だけに形成
されている場合または捺印すべき面に強く捺印しすぎた
場合などには、非捺印部のインクが捺印すべき面に付着
してしまうという不都合があった。
【0006】さらに、ホルダーの内部に収納されたイン
クは、印面体の捺印部からだけでなく非捺印部からもに
じみ出る。このため、インクの蒸発が速く、インク補充
式のスタンプではインクの補充を頻繁に行わなければな
らず、インク使い切り式のスタンプではインク寿命が長
くないという問題点があった。
【0007】そこで、本願の出願人は、上記の問題点を
解消すべく、次のような特徴を有するスタンプを開発
し、すでにその出願を行った(特開平4−363285
号公報として出願公開ずみ)。
【0008】すなわち、そのスタンプは、前記公報にお
ける、明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載されて
いるように、スタンプ用インクの透過(通過)可能な連
続気孔体からなる印面体と、この印面体を保持するとと
もに内部にインク収納部が設けられたホルダーとを備
え、印面体の印面が、文字、記号、図形などが凸状に形
成されかつインクの透過が可能である捺印部と、この捺
印部よりも高さが低く形成されかつ熱溶着によりシール
されてインクの透過が不可能である非捺印部とからな
り、さらに、印面体がホルダーの一端部に接合状に取り
付けられ、かつ両者の接合部が熱溶着によりシールされ
てなることを特徴とする。
【0009】そして、このようなスタンプにあっては、
同明細書の第2ページの段落番号
〔0009〕の箇所に
記載されているような作用・効果を有している。すなわ
ち、印面体の印面における熱溶着処理により、連続気孔
体の表面が所定の文字、記号、図形などの部分を残した
状態で溶融固化して非捺印部が形成されるため、非捺印
部においては連続気孔体の気孔が潰れている。また、印
面体がホルダーの一端部に接合状に取り付けられ、かつ
両者の接合部が熱溶着によって溶融固化している。した
がって、所定の文字、記号、図形などの形成された捺印
部以外の部分からインクがにじみ出ることがない。ま
た、印面のうち外部空気と接触するのは捺印部だけに限
定されるため、ホルダー内のインクおよび溶剤が蒸発す
るのを最小限に抑えることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスタンプは、特に印面体が平板状である場合につい
て想定しているため、特殊な用途においては次のような
不都合が生じるおそれがある。
【0011】すなわち、捺印すべき面がほぼ平坦である
ときには、印面体の非捺印部および取付部が捺印すべき
面に当接しても、同面に不要なインクが付着するおそれ
がなく、きれいなスタンピングを連続して簡単かつ快適
に行うことができる。
【0012】しかしながら、捺印すべき面が平坦でな
く、段差などがあったり凹凸があったり湾曲したりして
いるときには、鮮明なスタンピングが困難であったり不
可能であるという不都合が生じるおそれがある。
【0013】この発明は、上記のような実情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、捺印すべき面が平坦で
なく、段差などがあったり凹凸があったり湾曲したりし
ているときでも、同面に不要なインクが付着するおそれ
がなく、また、ホルダーの内部に収納されたインクおよ
び溶剤の蒸発が遅く、鮮明なスタンピングを連続して簡
単かつ快適に行うことのできるスタンプを提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、スタ
ンプ用インクの通過が可能な連続気孔体からなる丸い筒
状の印面体と、円柱状であって、その周壁に嵌めかぶせ
られる印面体を保持するとともにインク収納部およびイ
ンク通過用開口部が設けられたホルダーと、このホルダ
ーを転動可能に保持するフレームとを備え、印面体の印
面が、文字、記号、図形などが凸状に形成されかつイン
クの通過が可能である捺印部と、この捺印部よりも高さ
が低く形成されかつ熱溶着によりシールされてインクの
通過が不可能である非捺印部とからなり、印面体がホル
ダーの周壁に前記開口部を覆う状態に嵌めかぶせられ、
印面体の周縁部とホルダーの周壁もしくは周縁部とで形
成される両者の境界部が熱溶着によりシールされて、そ
の境界部におけるインクの通過が不可能にされてなるス
タンプが提供される。
【0015】
【作用】この発明に係るスタンプは、印面体の印面にお
ける熱溶着処理により、連続気孔体の表面が所定の文
字、記号、図形などの部分(捺印部)を残した状態で溶
融した後に固化して非捺印部が形成されているため、非
捺印部においては連続気孔体の気孔が潰れてシールされ
ている。また、印面体がホルダーの周壁にインク通過用
開口部を覆う状態に嵌めかぶせられ、印面体とホルダー
との境界部が熱溶着によって同様に固化している。
【0016】かくして、印面体は非捺印部と境界部とに
おいてシールされており、それらの箇所から、ホルダー
のインク収納部に収納されたインクが外部へ通過しない
ようになっている。したがって、印面体の非捺印部や境
界部が捺印すべき面に当接しても、同面に不要なインク
が付着するおそれがない。
【0017】さらに、印面体の非捺印部と境界部とがシ
ールされているので、外部空気と接触する箇所は印面の
捺印部だけに限られる。したがって、ホルダーの内部に
収納されたインクが蒸発するのを最小限に抑えることが
できるため、インク補充式スタンプではインクの補充を
頻繁に行う必要がなくなり、また、インク使い切り式ス
タンプではインク寿命がより長くなる。
【0018】この発明において、印面体は丸い筒状の部
材として構成される。印面体を構成する連続気孔体とし
ては、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフ
ィン系樹脂からなるものが好ましい。ホルダーの材質と
しては、印面体を構成する連続気孔体の原材料であるポ
リオレフィン系樹脂と同質のものを使用するのが好まし
い。なぜなら、印面体をホルダーの周壁にインク通過用
開口部を覆う状態に嵌めかぶせた後に熱溶着をするが、
両者の接合すべき箇所(境界部)を熱により溶融した後
に固化して溶着させる工程において、両者の原材料が同
質であれば、印面体に非捺印部を形成する際の熱溶着条
件と同一の条件で印面体とホルダーとの確実な熱溶着を
簡単に行うことが可能になるからである。
【0019】ホルダーは、中空または中実の円柱状の部
材として構成される。ホルダーには、1つ以上のインク
収納部および1つ以上のインク通過用開口部が設けられ
る。インク補充式のスタンプにあっては、ホルダーに、
インクを補充するためにインク注入口などの開口部を設
けておく。
【0020】印面体は、ホルダーの周壁に、そのインク
通過用開口部を覆う状態に嵌めかぶせられる。そして、
両者の境界部、すなわち印面体の周縁部とホルダーの周
壁とで形成される部分、もしくは印面体の周縁部とホル
ダーの周縁部とで形成される部分が熱溶着によりシール
される。
【0021】
【実施例】以下、この発明の1つの実施例を図面に基づ
いて詳しく説明する。なお、これによってこの発明が限
定されるものではない。
【0022】図1はこの発明の1実施例に係るスタンプ
Sの全体構成を示す。この図1においてスタンプSは、
丸い筒状の印面体1と、この印面体1を保持する円柱状
のホルダー2と、このホルダー2を転動可能に保持する
フレーム3と、このフレーム3と一体化されて印面体
1、ホルダー2およびフレーム3を覆うケーシング4
と、このケーシング4の上側に取り付けられた把手5
と、ケーシング4の下端に下方から着脱可能に装着され
るキャップ6とを備えている。
【0023】印面体1は、スタンプ用の速乾性不滅イン
ク(速乾性油性インク)の通過が可能な連続気孔体から
なる。この連続気孔体は、ポリプロピレン樹脂からな
り、立体網目構造の気孔を多数、有している。この連続
気孔体は、その気孔率(空隙率)が連続気孔体の全体積
の55〜75%であるものを用いるのが好ましい。この
印面体1に用いられた連続気孔体における立体網目の1
つ(気孔の1つ)の大きさ(径)は、電子顕微鏡で確認
したところ、0.5 〜30ミクロンであった。
【0024】ホルダー2は、ポリプロピレン樹脂製であ
って、図2〜図4に示すように、一端が開口した中空円
柱状のホルダー本体部2aと、このホルダー本体部2a
に嵌められた芯軸2bと、ホルダー本体部2aの一端に
装着されてその開口を閉塞するホルダーキャップ2cと
を有している。
【0025】ホルダー2はさらに、1つのインク収納部
7を有している。このインク収納部7には、スタンプ用
速乾性不滅インクが収納されている。また、ホルダー2
の周壁には、細長い長方形のインク通過用開口部9が、
円周方向へ角度60度毎に上下2箇所ずつ、設けられて
いる。インク収納部7には、収納された前記インクを補
充するための雌ねじ状インク注入口10が設けられてい
る。そして、このインク注入口10に、ポリウレタン樹
脂製のパッキン12を介して、雄ねじ式インク栓11が
着脱可能にねじ嵌められている。
【0026】フレーム3、ケーシング4および把手5
は、ポリアセタール樹脂製であり、所望の着色が施され
ている。キャップ6は、ポリプロピレン樹脂製であり、
透明にされている。
【0027】印面体1の外周面は印面にされている。こ
の印面は捺印部13と非捺印部14とから構成されてい
る。捺印部13には、捺印を希望する日本語の文および
英語の文が反転状態で2段に配置され、凸状に形成され
ている。捺印部13は前記インクの通過が可能である。
非捺印部14は、捺印部13よりも高さが低く形成され
ており、その全面が熱溶着によりシールされている。し
たがって、非捺印部14は前記インクの通過が不可能で
ある。
【0028】捺印部13および非捺印部14は次のよう
にして形成されたものである。すなわち、まず、所望の
日本語の文(「天地無用」)および英語の文(「Thi
sSide Up」)を平坦な表面に凹状にかつ2段併
記状に彫刻した金属製の彫刻型を作っておく。そして、
この彫刻型を、その彫刻面を上にした状態で、120〜
180℃の温度に加熱された熱板の上に載せて、所定温
度まで加熱する。
【0029】次いで、所定温度まで加熱された彫刻型の
彫刻面の一方の端部に、ポリプロピレン樹脂からなり丸
い筒状の印面予定部を有する連続気孔体(印面体1にな
る前のもの)と、この連続気孔体を保持するホルダー2
とから構成されたローラ体の印面予定部を当接させる。
次いで、そのローラ体を加圧状態で前記彫刻面の他方の
端部まで転動させる。すると、彫刻型に彫られた各文字
がローラ体の印面予定部に転写される。
【0030】上記のような当接・加圧・転動により、連
続気孔体の印面予定部における当接箇所は、熱により溶
融した後に固化して表面部分の気孔が潰れる。そして、
ポリプロピレンのフィルム状の膜で被われて完全にシー
ルされ、非捺印部14が形成される。
【0031】上記の当接・加圧・転動作業の際、連続気
孔体の印面予定部はその一部箇所が、彫刻型の彫刻面に
おける、彫刻されてできた凹部に嵌まり込んで凸状にな
る。しかし、このとき、印面予定部におけるその一部箇
所は、同彫刻面における凹部の底面には当接しない。こ
のため、連続気孔体の印面予定部におけるその一部箇所
(非当接箇所)は、立体網目構造の気孔を残したまま
で、所望の日本語の文および英語の文が反転状態で凸状
に形成され、捺印部13になる。
【0032】次に、このスタンプSの組立作業の手順に
ついて説明する。まず、ホルダー2におけるホルダー本
体2aの周壁に、すべての開口部9を覆う状態に、丸い
筒状の印面体1を嵌めかぶせる。次いで、ホルダー本体
2aにホルダーキャップ2cを装着する。かくして、印
面体1がホルダー2に保持される。
【0033】印面体1がホルダー2に保持されると、印
面体1の周縁部とホルダー本体2aの周壁もしくは周縁
部とで形成される両者の境界部を熱溶着によりシールす
る。この熱溶着は、所定の直径を有するように形成され
120〜180℃の温度に加熱されたリングを用いる。
すなわち、上記リングを上記境界部に嵌めかぶせて上記
境界部に当接させ、そのまま0.2 〜3秒間保持する。ホ
ルダー本体2aとホルダーキャップ2cとの境界部にも
同様の熱溶着を施してシールする。
【0034】このような熱溶着が終わると、印面体1付
きのホルダー2のインク注入口10から所定量のインク
をインク収納部7へ注入する。インク注入が済むと、パ
ッキン12を介してインク栓11を装着する。次いで、
印面体1付きのホルダー2をケーシング4と一体化した
フレーム3に装着する。そして、ケーシング4にキャッ
プ6を装着することにより、すべての組立作業が完了す
る。
【0035】インク収納部7に注入されたインクは、イ
ンク収納部7を通って印面体1の内面から外面へ向けて
自動的に供給されるので、印面体1の捺印部13は常に
インクを保持することができる。
【0036】図5は、この実施例に係るスタンプSを用
いて、所定の品物が収納されたダンボール箱15の上面
にスタンピングを行ったときの状態を示す。すなわち、
ダンボール箱15の上面には、左右2つの蓋用フラップ
16・17の対向縁部16a・17aどうしの境い目に
封緘用の透明テープ18が貼られている。
【0037】ダンボール箱15の上面には、透明テープ
18を横断して、スタンプSによるスタンピングが施さ
れている。そして、「天地無用」と「This Sid
eUp」とに上下2段併記された注意書がエンドレス状
に表示されている。2つの対向縁部16a・17aどう
しには、少しの段差が生じているが、2段併記された注
意書は鮮明である。
【0038】スタンプSは、上記のように、丸い筒状の
印面体1と、この印面体1を保持する円柱状のホルダー
2とを備え、ホルダー2が転動可能とされている。ま
た、印面体1およびホルダー2は、印面体1の捺印部1
3を除いて完全にシールされており、その捺印部13以
外の箇所から、ホルダー2のインク収納部7に収納され
たインクが外部へ通過しないようになっている。したが
って、このスタンプSによれば、捺印すべき面が平坦で
なく段差などがあったり凹凸があったり湾曲したりして
いるときでも、印面体1の非捺印部14や前記境界部が
捺印すべき面に当接した際に、同面に不要なインクが付
着するおそれがない。
【0039】また、このスタンプSにあっては、外部空
気と接触する箇所は印面体1の捺印部13だけに限られ
る。したがって、このスタンプSによれば、ホルダー2
の内部に収納されたインクが蒸発するのを最小限に抑え
ることができるため、従来のようにインクの補充を頻繁
に行う必要がなくなる。
【0040】この実施例においては、スタンプSに上記
のような速乾性不滅インクを使用する場合について説明
したが、この発明に係るスタンプは、これに限定される
ことはなく、一般の不滅インク(油性インク)や水性イ
ンクを使用してもよいことはいうまでもない。
【0041】また、この実施例においては、ホルダー2
にインク注入口10を設け、インクの補充が可能なスタ
ンプSについて説明したが、この発明に係るスタンプ
は、これに限定されることはなく、インク注入口10や
それに類するものを設けず、ホルダー2内にあらかじめ
インクを封入した、インク使い切り式のものであっても
よい。
【0042】
【発明の効果】この発明に係るスタンプは、上記のよう
に構成されているので、捺印すべき面が平坦でなく段差
などがあったり凹凸があったり湾曲したりしているとき
でも、同面に不要なインクが付着するおそれがなく、ま
た、ホルダーの内部に収納されたインクおよび溶剤の蒸
発が遅く、鮮明なスタンピングを連続して簡単かつ快適
に行うことができる。さらに、印面体が平板状である従
来のスタンプの場合は、捺印するときに印面体の捺印部
全体が捺印すべき面に当たる、面接触であるが、この発
明に係るスタンプによれば、印面体が丸い筒状であるの
で、捺印するときに印面体の捺印部が線状に捺印すべき
面に当たる、線接触となり、軽々と捺印することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に係るスタンプの一部を切
り欠いた全体斜視図。
【図2】そのスタンプの一部における中央縦断面図。
【図3】そのスタンプの一部における中央横断面図。
【図4】そのスタンプを構成するホルダーの部分斜視
図。
【図5】そのスタンプを用いてスタンピングを行った段
ボール箱の斜視図。
【符号の説明】
1 印面体 2 ホルダー 3 フレーム 4 ケーシング 5 把手 6 キャップ 7 インク収納部 9 インク通過用開口部 10 インク注入口 11 インク栓 12 パッキン 13 捺印部 14 非捺印部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプ用インクの通過が可能な連続気
    孔体からなる丸い筒状の印面体と、円柱状であって、そ
    の周壁に嵌めかぶせられる印面体を保持するとともにイ
    ンク収納部およびインク通過用開口部が設けられたホル
    ダーと、このホルダーを転動可能に保持するフレームと
    を備え、 印面体の印面が、文字、記号、図形などが凸状に形成さ
    れかつインクの通過が可能である捺印部と、この捺印部
    よりも高さが低く形成されかつ熱溶着によりシールされ
    てインクの通過が不可能である非捺印部とからなり、 印面体がホルダーの周壁に前記開口部を覆う状態に嵌め
    かぶせられ、印面体の周縁部とホルダーの周壁もしくは
    周縁部とで形成される両者の境界部が熱溶着によりシー
    ルされて、その境界部におけるインクの通過が不可能に
    されてなるスタンプ。
  2. 【請求項2】 印面体を構成する連続気孔体が、ポリオ
    レフィン系樹脂からなりかつ立体網目構造の連続気孔を
    有しており、その気孔率は全体積の55〜75%であ
    り、気孔の1つの大きさは0.5 〜30ミクロンであり、
    ホルダーが、印面体を構成する連続気孔体と同種のポリ
    オレフィン系樹脂からなる請求項1記載のスタンプ。
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