JP2010036566A - 回転式スタンプ - Google Patents

回転式スタンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2010036566A
JP2010036566A JP2008205808A JP2008205808A JP2010036566A JP 2010036566 A JP2010036566 A JP 2010036566A JP 2008205808 A JP2008205808 A JP 2008205808A JP 2008205808 A JP2008205808 A JP 2008205808A JP 2010036566 A JP2010036566 A JP 2010036566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamp
shaft
rotary
pattern
marking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008205808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5347366B2 (ja
Inventor
Tsutomu Hirose
努 広瀬
Tomohiro Irako
知浩 伊羅子
Susumu Shinmyo
進 神明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2008205808A priority Critical patent/JP5347366B2/ja
Publication of JP2010036566A publication Critical patent/JP2010036566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5347366B2 publication Critical patent/JP5347366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】印面体の離脱を防止した再利用可能な回転式スタンプを提供する。
【解決手段】スタンプ本体10Aの下端に回転式印面部10Bを着脱自在に設ける。この印面部を交換することでスタンプの再利用が図れる。この印面部は印面回転体20を有し、その周面に印面パターン部22が形成されている。印面体を回転させることで印面パターンが紙面に転写される。印面パターンは、あて名などの印刷面を隠してあて名を判読できないようなパターンに構成される。
印面体を軸支する軸支部32,33は支持ケースの内面側に設けられ、この軸支部に関連して印面体用回転軸の押さえ板50がスタンプ本体の内部に設けられ、不要な力が印面体に加わっても、この押さえ板によって軸支部から回転軸の離脱が防止される。
【選択図】 図4

Description

この発明は回転式スタンプに関する。詳しくは、印面パターンを紙面に転写する印面部(回転式)をカートリッジ式とすることで、印面部を交換するだけで何度でも印面パターンを転写できるようにすると共に、印面部が形成された印面回転体の離脱を防止できるようにしたものである。
近年の情報通信の発達に伴い、個人的な情報でも様々な方面に漏洩し、社会問題化している。個人情報保護法も施行されている昨今、個人情報はできるだけ漏洩しないように自らが管理するのが好ましい。その管理は勤務先や個人の居住空間を問わない。
例えば、家庭だけを例にとってみても、各種のダイレクトメール、請求書、個人宛の手紙を始めとして、宅配便や小包など様々な個人情報を記した内容物が送られてくる。当然それらには住所、電話番号、氏名などの個人情報が記載されているので、それらを破り捨てないで廃棄処分(ゴミ集積所などに放置)すると、ゴミ袋を開封することで、廃棄処分品から個人情報を簡単に取得でき、これが個人情報の漏洩に繋がる。
例えば、廃棄処分された郵便物などの封書に記載された差出人などから、宛先人のさらなる個人情報を推定できる。学校などから送られてくる封書から、その宛先人は学生であると特定できるし、年齢層までをも簡単に推定できるからである。それ以外でも、廃棄された請求書(電気やガスの請求量など)から、個人宅の日常的な情報も推定できることになる。廃棄処分した者も特定できることはもちろんである。これらは何れも個人情報の漏洩に繋がる。
そのため、できるだけ、これらの個人情報が漏洩しないような手段を講ずる必要がある。例えば、封書を例示すれば、封書の差出人や宛先人、それらの電話番号などを解読できないように封書を破り捨てればよいが、そうでないときは封書の印刷面を判読できない程度に隠せればよい。マーカなどで黒く塗り潰すことでもよい。
しかし、いちいち印刷面や、ペン書きした面(住所や氏名の欄)を黒く塗り潰すのは面倒である。できれば、一挙に必要とする個所を塗り潰せた方が好ましいので、そのような場合には現在知られているスタンプを応用することが考えられる。このスタンプは、ポリウレタンなどのプラスチックを発泡成形した多孔質の印液含浸部材を使用したものである(例えば特許文献1)。
このスタンプは、その印面部が横長の方形状をなし、押捺することで印面パターンを紙面に転写するものであるが、さらにこの印面部を回動自在に構成し、印面部を回転させながら印面パターンを転写するものも知られている(例えば特許文献2)。
この種スタンプは、印面部を回転させながら転写するものであるから、転写長には制限されないので、必要な長さだけ自由に印面パターンを転写できる。
特開2004−17578号公報 特開2004−90577号公報
ところで、特許文献2に開示されている回転式のスタンプは、使い捨てタイプである。つまり、含浸させた印液がなくなると、印面パターンを転写できなくなるが、印液を補充できる構造とはなっていないので、印液がなくなった段階で、スタンプの使命が終わってしまう。したがって、スタンプ全体を廃棄処分しなければならない。しかし、資源の有効利用の観点などから考えると、印面部を交換できるように構成するのが好ましい。
また、このように印面部を交換式にした場合、印面部を支持する支持ケースがスタンプ本体に対して着脱自在に構成されると共に、印面部の軸支については以下のように構成することが考えられる。
その構造にもよるが、印面部の回転軸をその支持ケースに設けた軸支部に装着する場合、支持ケースの下面側から装着できるように構成することが考えられる。
しかし、その場合、支持ケースの下面側に軸支部が露出することになるので、紙紛や、塵埃等が軸支部に付着し易くなり、これによって長い間の使用を考慮すると、印面部のスムーズな回転を妨げられるおそれがある。軸支部を露呈させるのは、デザイン上からも好ましくない。
そうなると、支持ケースの内側に軸支部を設ける必要がある。そうすると、支持ケースの上面側から印面部を装着することになる。しかも、軸支部に対する印面部回転軸の装着を容易にするためには、軸支部の軸装着面側は開放された構成が採用されることになる。
しかし、このように軸支部の軸装着面側を開放し、開放した面側より回転軸を差し込んで回動自在に軸支するように構成した場合には、回転軸の装着が容易になる反面、使用中に印面部に不要な力が加わると、回転軸が軸支部から抜けるおそれがある。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、印面部を交換自在に構成すると共に、印面部に不要な力が加わっても印面部が外れないようにした回転式スタンプを提案するものである。印面パターンは用途によって適宜変更できるので、印面パターンを適宜選択すれば、通常の押捺判としても使用できる。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係る回転式スタンプは、
スタンプ本体と、
このスタンプ本体の下面側に設けられた回転式印面部とで構成され、
上記回転式印面部は、印面回転体と、この印面回転体を回動自在に支持する支持ケースとを有し、
上記印面回転体は、筒状をなす印液含浸部材の周面に印面パターン部が形成されたものであり、
上記支持ケースは、上記スタンプ本体に対し着脱自在に構成され、上記印面パターン部を回動自在に装着する軸支部が設けられると共に、上記スタンプ本体内部に印面回転体の軸に対する離脱防止用の押さえ板が設けられたことを特徴とする。
この発明では、スタンプ本体と回転式印面部とで回転式スタンプが構成される。スタンプ本体は把持部として機能する。スタンプ本体は中空で、下端部が開口された縦長の矩形体として構成される。
スタンプ本体の下面には回転式印面部が設けられる。回転式印面部は、印面回転体と、これを支える支持ケースとで構成される。回転式印面部は、筒状をなす印液含浸部材と、この印液含浸部材を保持する回転軸とで構成される。印液含浸部材の周面は印面パターン部となされる。
印面パターンは用途に応じた印面となされる。上述したように、あて名などの印刷面の字体を隠すときには、印面パターンを転写することで、その下地となる印刷面の字体が判読できないようなパターンとなされる。印面パターンは凸面となされ、その他の周面(凹面)は印液が漏れないような処理が施され、印面パターンのみ印液が浸潤するようになされる。
支持ケースには、その中央下面側に窓孔が穿設され、この窓孔を介して外部にその一部が露出するように回転式印面部が保持される。そのため、この窓孔に沿って、支持ケースの内面側に向かうように一対の軸支部が形成される。軸支部は、窓孔の長手方向の両端部に形成される。
回転式印面部の回転軸を装着し易くするため、軸支部は、回転軸を回動自在に保持する軸装着孔が設けられると共に、軸装着面側にはこの軸装着孔に連なるように一対の脚部が設けられる。
したがってこれら一対の脚部間は空間部となる。回転軸の軸芯は、開放されたこの空間部を利用して軸装着孔内に装着される。
回転軸が軸装着孔から離脱しないような押さえ板が設けられる。押さえ板には、空間部内に臨むような脚片が設けられ、この脚片によって軸芯を支える。したがって、軸装着孔から軸芯を離脱させるような不用意な外力が加わっても、脚片によって軸芯の浮き上がりが阻止され、回転軸は軸装着孔から離脱しない。外力がなくなれば、軸芯は再び軸装着孔内に収まるので、常時安定走行を実現できる。
一対の脚部間を挟持するような挟持片を設けた押さえ板でもよい。押さえ板はスタンプ本体の中空内にこのスタンプ本体と一体形成される。
この発明では、回転式印面部をスタンプ本体に対して着脱自在に構成したので、回転式印面部を交換するだけで再利用が可能になり、回転式スタンプを有効利用できる。さらに、回転式印面部には、支持ケースの内部に軸支部を設けると共に、印面回転体の軸支部からの離脱を防止する押さえ板を設けたので、印面回転体の装着を容易にしながら、印面回転体の離脱を防止して印面回転体の安定走行を実現できる。
続いて、この発明に係る回転式スタンプの好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1はこの発明にかかる回転式スタンプ10の概要を示す斜視図である。図2はその正面図、図3はその右側面図である。図1〜図3に示すようにこの回転式スタンプ10はほぼ縦長で扁平な立方体をなす。
回転式スタンプ10は、スタンプ本体10Aと、その下面側に設けられた回転式印面部10Bとで構成される。
スタンプ本体10Aは中空で、下端部が開口された縦長の矩形体として構成される。スタンプ本体10Aは把持部として機能するので、握持し易いように多少長目となっている。スタンプ本体10Aはプラスチックで成形されたものが使用される。
スタンプ本体10Aの下端面には回転式印面部10Bが設けられる。回転式印面部10Bは、印面回転体20と、これを支える支持ケース30とで構成される。
図4に示すように、印面回転体20は、筒状をなす印液含浸部材21と、この印液含浸部材21を保持する回転軸40,45とで構成される。印液含浸部材21は、印液を長期間に亘って含浸できる材質が使用されるもので、この例では多孔質からなるポリウレタン系発泡材等の熱可塑性樹脂が使用されている。
印液含浸部材21の周面は印面パターン部22となされる。印面パターンは印液含浸部材21の周面全体に亘り形成されると共に、用途に応じた印面となされる。上述したように、あて名などの印刷面の字体を隠すときには、印面パターンを転写することで、その下地となる印刷面の字体が判読できなくなるようなパターンとなされる。詳細は後述する。
印面パターンは凸面となされ、余白部分(凹面)は印液が漏れないような処理が施されて、印面パターンのみ印液が浸潤するようになされる。例えば、凸面のみ細孔が残るようにフラッシュ式に構成された印面パターンとなされる。
具体的には、印液含浸部材21として多孔質からなる熱可塑性樹脂系のポリウレタン系発泡材を使用する場合には、印面パターン部の凸面のみ細孔が残るように、印面パターン部の余白部分(凹面)に対して、熱した金型を当てたり、レーザー光を照射して溶融硬化させることで、印液が滲み出さないように加工することができる。この加工処理によって、印面パターンの凸面のみ印液が滲み出すようにすることができる。本実施例では凹凸面により印面パターンを形成しているが、平坦な面にも前述した方式で印面パターンを形成することができる。
筒状をなす印液含浸部材21には、樹脂で成形された回転軸が装着固定される。この例では回転軸が2つに分割され、一対の回転軸40,45をそれぞれの端部から装着することで印液含浸部材21に固定している。
一方の回転軸40は、一方が開口された有底軸筒40aと、その有底部側であって、外側に所定長だけ突出した軸芯40bとで構成される。軸筒40aにはさらに有底部側より半径方向に延びる環状のフランジ42が、これら軸筒40a、軸芯40bと一体形成される。
軸筒40aには、その外周面に図5に示すようなスリット状の溝40cが複数、この例ではほぼ45°間隔で設けられている。この溝40cは、印液含浸部材21に対する装着を容易にすると共に、装着後における印液含浸部材21との接触を安定にするために設けられている。
本実施例では軸筒40a,45aにスリット状の溝40c,45cを形成して印液含浸部材21との接触を安定させたが、この逆の構成でもよい。つまり、印液含浸部材21に溝を設け、軸筒40a,40b側に突起を設け、溝と突起をはめ合わせる構成でも、同様の効果を期待できる。
他方の回転軸45も同様に構成されたものであり、図4に示すように軸筒45a、軸芯45bおよびフランジ46がそれぞれ一体形成されたものであり、軸筒45aの周面には溝45cが設けられている。
印液含浸部材21の厚みは3mmで、直径が15mm程度であり、その長さは15mm程度のものが使用されている。したがってフランジ42,46は印液含浸部材21の厚みのうち約半分程度接触するような外径に選定されている。また、回転軸40,45の各軸芯40b,45bの径は2.5〜3.0mmのものである。これらの数値は実施例に制限されるものではない。
続いて、支持ケース30について図4を中心にして説明する。支持ケース30は上述した印面回転体20を回動自在に軸支しながら、スタンプ本体10Aに対して着脱自在に構成したものである。
支持ケース30には、その中央下面側に長方形状の窓孔31が穿設され、この窓孔31を介して外部にその周面の一部(印面パターン部22の一部)が露出するように印面回転体20が保持される。
そのため、この窓孔31に沿って、支持ケース30の内面側に向かうように一対の軸支部32,33が形成される。軸支部32,33は、窓孔31の長手方向(印面回転体20の長手方向)の両端部に形成される。
軸支部32,33の構成について図5および図7を参照して説明する。一方の軸支部32は、その中心部に所定径をなす軸装着孔32cが穿設される。軸装着孔32cはその全周に亘るように穿設されるのではなく、軸支部32の上面に当たる部分が一部開放されている。
この開放部分に当たる空間部36と対峙するように、軸装着孔32cに連なって一対の脚部32a,32bが設けられている。空間部36の幅は、軸装着孔32cの内径よりも狭い。
どの程度狭くするかは任意であるが、後述するようにこの空間部36を介して一対の脚部32a,32bを多少拡幅しながら(撓ませながら)、回転軸(実際は軸芯40b)40を圧入して装着するため、装着が比較的容易であり、しかも印面回転体20の通常の使用状態では、装着した回転軸40が容易に抜け出ないような幅に選定される(図5参照)。
その幅は、軸支部32を構成する材質によっても多少変わる。この例ではABS樹脂による成形品であるため、軸装着孔32cの内径のほぼ7割〜8割程度が空間部36の幅に選定されている。
他方の軸支部33も同様に構成されており、したがって図5に示すように一対の脚部33a,33bと、軸装着孔33cを有すると共に、一対の脚部33a,33bによって形成される空間部の幅も上述したと同様な長さに選定されている。
図4のように印面回転体20を装着したとき印面パターン部22の一部が窓孔31から露出するように、軸支部32,33、特に軸装着孔32c,33cの支持ケース30下面からの位置関係が選定されている。
軸支部32,33に関連して、図4に示すように回転軸40,45の軸芯40b,45bが軸装着孔32c,33cから離脱しないように押さえ板50が設けられる。
回転軸の離脱防止用として機能するこの押さえ板50は、図8および図9に示すようにスタンプ本体10Aの内部から垂下するように設けられた板体であって、この例では、押さえ板50の端面側に、軸支部32,33の各空間部(軸支部32側の空間部36のみ図示)内に臨み、装着された軸芯40b,45bのそれぞれに対して少許の間隙を保持して対峙するような脚片50a,50bを有する(図4〜図6参照)。
脚片50a,50bは、空間部36内に挿入できるような細長い板体であり、軸芯40b,45bと対峙するその先端部は、図5〜図7に示すように多少湾曲しており、仮に軸芯40b,45bが接触しても接触抵抗(回転摩擦)が少なくなるように工夫されている。
スタンプ使用中に、印面回転体20に対して想定以上の力(外力)が加わると軸芯40b,45bが軸装着孔32c,33cから外れるおそれがあるが、そのような外力が加わったとしても、脚片50a,50bに軸芯40b,45bが当接するので、軸芯40b,45bが軸装着孔32c,33cから離脱するのを確実に阻止できる。
支持ケース30はスタンプ本体10Aに対して着脱が自在となるように構成されている。この例では、スタンプ本体10Aと支持ケース30の各短辺側の面にロック機構が施されている。
図4を参照して説明する。支持ケース30の短辺35a,35bの上端面と、スタンプ本体10Aを構成する短辺12a,12bの下端面を利用してロック機構13,14が構成される。
短辺35a,35b側には、その厚みがほぼ1/2になされた係止凹部13b,14bが形成され、これと対峙するスタンプ本体10A側の短辺12a,12b側には、同じく厚みが1/2になされた係止凸部13a,14aが設けられており、係止凹部13b,14bに係止凸部13a,14aを係止させることで、支持ケース30がスタンプ本体10Aに係止される。
このロック機構13,14を設けることで、スタンプ本体10Aに対して回転式印面部10Bが着脱自在となるから、回転式印面部10Bをカートリッジ式として使用することができる。
なお、支持ケース30の各長辺35c,35d側の端面は、図5および図6に示すように、スタンプ本体10Aの対応する長辺12c,12dと対接するだけの構成となっている。これらの部分に対しても上述したようなロック機構を付設することもできる。支持ケース30は図2および図3に示すようにキャップ70によって印面パターン部22を保護している。
図10に印面パターン部22に形成された印面パターンの一例を示す。上述したように印面パターンを転写してあて名の部分を隠すような目的でこの回転式スタンプ10を使用する場合には、その目的に合致した大きさと、パターン構成となされる。
その一例を図10に示す。図10は印面パターンの展開図であって、縦方向の長さWaは印面回転体20の円周(周長)に相当し、横方向の長さWbは印面回転体20の幅(長さ)に相当する。
この例は、文字、数字、記号などをその大きさと太さとをランダムに変えた字体を、その大きさと太さがバランスよく配列されて、字体同士の空間を少なくすると共に、印字の濃淡が均一化するように、印面パターンが構成されている。
漢字は、ゴシック体、明朝体を適当に織り交ぜてある。ローマ字やひらがな、数字でもローマ数字、アラビア数字などが使用され、ギリシャ文字なども使用されている。
このように多種多様な字体を満遍なく配置することで、下地となるあて名の文字など太さや大きさが変わっても、簡単には下地の文字などを判読できなくすることができる。
このような印面パターンを有する印面回転体20を、あて名が記録された紙面に対して回転させて印面パターンを転写すれば、図11のような比較的細字で、しかもあて名面積が小さいものでも、図12のように太字で、あて名面積が大きくても、ほぼ確実にあて名部分を隠すことができる。
もちろん、印面回転体20を回転させた分だけ印面パターンを転写することができるから、隠すべきあて名などの長さに応じて印面パターンを転写できる。また、印液が少なくなって印面パターンが薄く転写されるようになったときには、カートリッジ式の回転式印面部10Bのみを新しいカートリッジと交換するか、あるいは外して印液を印液含浸部材21に補充したものを装着すれば、回転式スタンプ10として再利用できる。
上述した押さえ板50の他の例を、図13以下に示す。図13以下の例は、軸支部32,33を構成する一対の脚部を挟持することで、回転軸の抜けを防止したものである。
そのため、図14のようにそれぞれの軸支部32,33に対応した押さえ板60A,60Bが設けられる。一方の押さえ板60Aの構成を図13および図15に示す。
この押さえ板60Aはその先端部62a,62bに、一対の脚部32a,32bをその両側から挟持できるような幅wと、深さを持った凹部62cが形成され、凹部62cを一対の脚部32a,32b間に差し込むことで、一対の脚部32a,32bの撓みを防止する。
こうすることで、回転軸40を構成する軸芯40bを軸装着孔32cから離脱させ得るような余分な力が印面回転体20に加わっても、凹部62cの作用で一対の脚部32a,32bが撓まないように規制されているため、軸芯40bが軸装着孔32cから外れることはない。他方の軸芯45bについても同じである。
上述した押さえ板50,60は、回転軸40,45の軸装着孔32c,33cからの離脱を防止できる構成であればよいので、その形状などは、上述した実施例に限られない。
この発明は、紙面に記された内容を隠したいような場合に使用される回転式スタンプに適用できる。
この発明に係る回転式スタンプの一例を示す斜視図である。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 図1の要部の縦断面図である。 図3のII−II線上の要部断面図である。 図2のI−I線上の要部断面図である。 軸支部の拡大断面図である。 スタンプ本体の要部の縦断面図である。 図8のA−A線上断面図である。 印面パターンの一例を示すパターン図である。 あて名ラベル面を隠蔽するときの使用例(その1)である。 あて名ラベル面を隠蔽するときの使用例(その2)である。 押さえ板の他の例であって、軸受け部との関係を示す要部断面図である。 図13のスタンプ本体の縦断面図である。 図14のB−B線上断面図である。
符号の説明
10・・・回転式スタンプ
10A・・・スタンプ本体
10B・・・回転式印面部
20・・・印面回転体
21・・・印液含浸部材
22・・・印面パターン部
40,45・・・回転軸
40b,45b・・・軸芯
32,33・・・軸支部
32a,32b,33a,33b・・・脚部
32c,33c・・・軸装着孔
50,60・・・押さえ板
50a,50b・・・脚片
60A,60B・・・挟持片

Claims (3)

  1. スタンプ本体と、
    このスタンプ本体の下面側に設けられた回転式印面部とで構成され、
    上記回転式印面部は、印面回転体と、この印面回転体を回動自在に支持する支持ケースとを有し、
    上記印面回転体は、筒状をなす印液含浸部材の周面に印面パターン部が形成されたものであり、
    上記支持ケースは、上記スタンプ本体に対し着脱自在に構成され、上記印面パターン部を回動自在に装着する軸支部が設けられると共に、上記スタンプ本体内部に印面回転体の軸に対する離脱防止用の押さえ板が設けられた
    ことを特徴とする回転式スタンプ。
  2. 上記軸支部は、支持ケースの内部に設けられると共に、
    この軸支部は一対の脚部と、これら一対の脚部間に形成された軸装着孔からなり、
    上記押さえ板に設けられた一対の脚片が上記軸装着孔と対峙するように配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の回転式スタンプ。
  3. 上記押さえ板は、上記一対の脚部を挟持する挟持片を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の回転式スタンプ。
JP2008205808A 2008-08-08 2008-08-08 回転式スタンプ Active JP5347366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205808A JP5347366B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 回転式スタンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008205808A JP5347366B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 回転式スタンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010036566A true JP2010036566A (ja) 2010-02-18
JP5347366B2 JP5347366B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=42009596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008205808A Active JP5347366B2 (ja) 2008-08-08 2008-08-08 回転式スタンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5347366B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103085514A (zh) * 2013-01-14 2013-05-08 江苏大学 一种新型自动复位式光敏滚章
US20130298789A1 (en) * 2012-05-11 2013-11-14 Plus Corporation Roller stamp

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303648A (en) * 1993-02-08 1994-04-19 Shiny Shih Roller stamp
JPH0636857U (ja) * 1992-10-26 1994-05-17 ヤマハチケミカル株式会社 浸透印式ローラースタンプ
JPH0715350U (ja) * 1993-08-27 1995-03-14 株式会社ミドリ 回転式スタンプ
JPH07125397A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Yamahachi Chem Kk スタンプ
JPH09277684A (ja) * 1996-04-16 1997-10-28 Brother Ind Ltd 印刷ローラ及び印刷装置
JP2000006508A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Maerchen World Kk 回転式スタンプ装置
JP3075044U (ja) * 2000-02-15 2001-02-09 株式会社横浜プラスチック ライト付き回転スタンプ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636857U (ja) * 1992-10-26 1994-05-17 ヤマハチケミカル株式会社 浸透印式ローラースタンプ
US5303648A (en) * 1993-02-08 1994-04-19 Shiny Shih Roller stamp
JPH0715350U (ja) * 1993-08-27 1995-03-14 株式会社ミドリ 回転式スタンプ
JPH07125397A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Yamahachi Chem Kk スタンプ
JPH09277684A (ja) * 1996-04-16 1997-10-28 Brother Ind Ltd 印刷ローラ及び印刷装置
JP2000006508A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Maerchen World Kk 回転式スタンプ装置
JP3075044U (ja) * 2000-02-15 2001-02-09 株式会社横浜プラスチック ライト付き回転スタンプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130298789A1 (en) * 2012-05-11 2013-11-14 Plus Corporation Roller stamp
CN103085514A (zh) * 2013-01-14 2013-05-08 江苏大学 一种新型自动复位式光敏滚章

Also Published As

Publication number Publication date
JP5347366B2 (ja) 2013-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20090079808A (ko) 스탬핑 장치
HK1100371A1 (en) Inkjet inks providing improved wet smudge on porous print media
JP5347366B2 (ja) 回転式スタンプ
KR100987549B1 (ko) 인주 내장형 기표용구
JP2013233777A (ja) ローラースタンプ
CN101633276B (zh) 印模
JP5482092B2 (ja) 回転式スタンプ
WO2007042890A3 (en) Pad printing machine
KR100978351B1 (ko) 배관표시기호 인쇄기
WO2013059207A1 (en) Stamp system with pivoting stamping jig
US6085648A (en) Stamp and stamp cassette
JP2010201664A (ja) 浸透印式ローラースタンプ
JP2010120314A (ja) 捺印装置
JP2007144968A (ja) 押し印
JP2019005916A (ja) 印判
JP3120143U (ja) 印章
JP2004188688A (ja) 印鑑
JP2012158027A (ja) ロール紙、及びロール紙ホルダ
JP4203280B2 (ja) 印判用スタンド
JPH07125397A (ja) スタンプ
KR200239336Y1 (ko) 슬림형 접이식 도장
JP2011062912A (ja) 印判
CN203077786U (zh) 用于印刷机滚筒的套筒
JP3182177U (ja) 印判
JP3161634U (ja) 不滅インクを用いた手動捺印用スタンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100806

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5347366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150