JPH0712435A - 吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自動排出装置 - Google Patents
吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自動排出装置Info
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- JPH0712435A JPH0712435A JP17611293A JP17611293A JPH0712435A JP H0712435 A JPH0712435 A JP H0712435A JP 17611293 A JP17611293 A JP 17611293A JP 17611293 A JP17611293 A JP 17611293A JP H0712435 A JPH0712435 A JP H0712435A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸収冷温水機又は吸収冷凍機において、あら
ゆる運転モードで制限なく不凝縮ガスを自動排気する。 【構成】 不凝縮ガスの捕集室１４内の圧力を検知する
圧力センサＰｓ、吸収器１０内の温度を検知する温度セ
ンサＴｌ、及び冷水出口温度又は温水出口温度を検知す
る温度センサＴｓからの信号を演算器２４に入力し、こ
の演算器２４からの信号により抽気ポンプ１６を稼動さ
せる。
ゆる運転モードで制限なく不凝縮ガスを自動排気する。 【構成】 不凝縮ガスの捕集室１４内の圧力を検知する
圧力センサＰｓ、吸収器１０内の温度を検知する温度セ
ンサＴｌ、及び冷水出口温度又は温水出口温度を検知す
る温度センサＴｓからの信号を演算器２４に入力し、こ
の演算器２４からの信号により抽気ポンプ１６を稼動さ
せる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷温水機又は吸収
冷凍機において、あらゆる運転モードで制限なく不凝縮
ガスを自動排気できる不凝縮ガス全自動排出装置に関す
る。
冷凍機において、あらゆる運転モードで制限なく不凝縮
ガスを自動排気できる不凝縮ガス全自動排出装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の不凝縮ガス排出装置は、不凝縮ガ
スを捕集室に自動的に貯溜し、人為的に圧力を計測して
抽気ポンプにてマニュアルにて排気するように構成され
たものが主であった。
スを捕集室に自動的に貯溜し、人為的に圧力を計測して
抽気ポンプにてマニュアルにて排気するように構成され
たものが主であった。
【０００３】また、特公昭６１−２５９９３号公報に
は、不凝縮ガスを抽気室内に導入し、この不凝縮ガスが
所定量蓄積されると、圧力検知器がこの圧力を検知して
動作し排気ポンプを稼動させるようにした抽気装置が記
載されている。
は、不凝縮ガスを抽気室内に導入し、この不凝縮ガスが
所定量蓄積されると、圧力検知器がこの圧力を検知して
動作し排気ポンプを稼動させるようにした抽気装置が記
載されている。
【０００４】また、特公平３−６２９８７号公報には、
吸収冷凍機内の不凝縮ガスを冷媒蒸気と共に抽気路経由
で抽気室内に抽気し、抽気された冷媒蒸気を吸収液に吸
収させつつ不凝縮ガスと分離して不凝縮ガスを捕集室に
貯え、捕集室内の不凝縮ガスを排出路経由で排気ポンプ
により機外へ排気する不凝縮ガス排出装置において、前
記捕集室内の圧力を感知する圧力検知器と、この圧力検
知器からの信号を入力して前記圧力の上昇速度を算出す
る演算装置と、この演算装置からの信号により使用者へ
警報を発する報知装置とを備えた吸収冷凍機の不凝縮ガ
ス排出装置が記載されている。
吸収冷凍機内の不凝縮ガスを冷媒蒸気と共に抽気路経由
で抽気室内に抽気し、抽気された冷媒蒸気を吸収液に吸
収させつつ不凝縮ガスと分離して不凝縮ガスを捕集室に
貯え、捕集室内の不凝縮ガスを排出路経由で排気ポンプ
により機外へ排気する不凝縮ガス排出装置において、前
記捕集室内の圧力を感知する圧力検知器と、この圧力検
知器からの信号を入力して前記圧力の上昇速度を算出す
る演算装置と、この演算装置からの信号により使用者へ
警報を発する報知装置とを備えた吸収冷凍機の不凝縮ガ
ス排出装置が記載されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の装置にお
いては、以下の問題を生じ、いずれも使用が限定され、
すなわち、冷房運転モードにおいてのみ自動排気が可能
で、暖房運転モードでは自動排気ができなかった。 （１） 冷却水温度が仕様値より高くなると、不凝縮ガ
スと共に吸収液を抽気ポンプが吸引し、ポンプの破損や
ポンプの到達真空度の低下による不凝縮ガス（空気）の
逆漏入による胴内の腐食事故の誘発を起こす。 （２） 配管系等の腐食発生に伴ない、胴内への空気漏
入や腐食抑制剤（インヒビター）の減少による不凝縮ガ
スの多量発生があった場合にも、吸収液を抽気ポンプが
吸引し、前項と同様の事故を併発する。
いては、以下の問題を生じ、いずれも使用が限定され、
すなわち、冷房運転モードにおいてのみ自動排気が可能
で、暖房運転モードでは自動排気ができなかった。 （１） 冷却水温度が仕様値より高くなると、不凝縮ガ
スと共に吸収液を抽気ポンプが吸引し、ポンプの破損や
ポンプの到達真空度の低下による不凝縮ガス（空気）の
逆漏入による胴内の腐食事故の誘発を起こす。 （２） 配管系等の腐食発生に伴ない、胴内への空気漏
入や腐食抑制剤（インヒビター）の減少による不凝縮ガ
スの多量発生があった場合にも、吸収液を抽気ポンプが
吸引し、前項と同様の事故を併発する。
【０００６】（３） 冷房負荷が異常に高くなり、冷水
温度が所定値以上に上昇した場合も、（１）項と同様の
事故を併発する。 （４） 冷温水機が暖房運転モードで稼動中は、抽気ポ
ンプの到達真空度と、捕集器内圧力及び不凝縮ガスの胴
内導入部の圧力との圧力バランスが所定範囲外となり、
抽気ポンプが吸収液を吸引し、（１）項同様の事故を併
発する。 （５） 前記（４）項の理由で、暖房運転モードでの自
動排気ができなかったが、運転に支障が出なかったた
め、不凝縮ガスの排気がされなかった。この結果、吸収
冷温水機の真空管理が行なわれず、空気の漏入による胴
内腐食の進行による事故を未然に防止することが、従来
は不可能であった。
温度が所定値以上に上昇した場合も、（１）項と同様の
事故を併発する。 （４） 冷温水機が暖房運転モードで稼動中は、抽気ポ
ンプの到達真空度と、捕集器内圧力及び不凝縮ガスの胴
内導入部の圧力との圧力バランスが所定範囲外となり、
抽気ポンプが吸収液を吸引し、（１）項同様の事故を併
発する。 （５） 前記（４）項の理由で、暖房運転モードでの自
動排気ができなかったが、運転に支障が出なかったた
め、不凝縮ガスの排気がされなかった。この結果、吸収
冷温水機の真空管理が行なわれず、空気の漏入による胴
内腐食の進行による事故を未然に防止することが、従来
は不可能であった。
【０００７】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、上記の従来の問題点を解決し、さらに、あらゆる運
転モードにおいても何等制限されることなく、不凝縮ガ
スを全自動で排出できる装置を提供することを目的とす
る。
で、上記の従来の問題点を解決し、さらに、あらゆる運
転モードにおいても何等制限されることなく、不凝縮ガ
スを全自動で排出できる装置を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自
動排出装置は、図１に示すように、吸収冷温水機・冷凍
機の吸収器１０内の不凝縮ガスを冷媒蒸気とともに抽気
室１２内に抽気し、抽気された冷媒蒸気を吸収液に吸収
させつつ不凝縮ガスと分解して不凝縮ガスを捕集室１４
に貯え、捕集室内の不凝縮ガスを適時抽気ポンプ１６を
マニュアルにて運転して機外へ排気するようにした不凝
縮ガス自動排出装置において、冷媒蒸気を吸収した吸収
液と不凝縮ガスとを分離する気液分離器１８と、捕集室
１４内の圧力を検知する圧力センサＰｓと、吸収器１０
内の温度を検知する温度センサＴｌと、蒸発器２０に接
続された冷水出口管又は温水出口管２２内の冷水又は温
水の温度を検知する温度センサＴｓと、圧力センサＰ
ｓ、温度センサＴｌ及び温度センサＴｓからの信号を入
力する演算器２４とからなり、この演算器２４からの信
号により前記抽気ポンプ１６が自動で稼動するようにし
たことを特徴としている。
めに、本発明の吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自
動排出装置は、図１に示すように、吸収冷温水機・冷凍
機の吸収器１０内の不凝縮ガスを冷媒蒸気とともに抽気
室１２内に抽気し、抽気された冷媒蒸気を吸収液に吸収
させつつ不凝縮ガスと分解して不凝縮ガスを捕集室１４
に貯え、捕集室内の不凝縮ガスを適時抽気ポンプ１６を
マニュアルにて運転して機外へ排気するようにした不凝
縮ガス自動排出装置において、冷媒蒸気を吸収した吸収
液と不凝縮ガスとを分離する気液分離器１８と、捕集室
１４内の圧力を検知する圧力センサＰｓと、吸収器１０
内の温度を検知する温度センサＴｌと、蒸発器２０に接
続された冷水出口管又は温水出口管２２内の冷水又は温
水の温度を検知する温度センサＴｓと、圧力センサＰ
ｓ、温度センサＴｌ及び温度センサＴｓからの信号を入
力する演算器２４とからなり、この演算器２４からの信
号により前記抽気ポンプ１６が自動で稼動するようにし
たことを特徴としている。
【０００９】本発明において解決すべき課題は、前述の
ように、自動で不凝縮ガスを排気する際、抽気ポンプが
吸収液を吸引するのを防止することである。このため、
抽気ポンプが吸収液を吸引しない条件を解明すると、以
下の関係が成立する場合、抽気ポンプが吸収液を吸引し
ないことを、本発明者は知見した。
ように、自動で不凝縮ガスを排気する際、抽気ポンプが
吸収液を吸引するのを防止することである。このため、
抽気ポンプが吸収液を吸引しない条件を解明すると、以
下の関係が成立する場合、抽気ポンプが吸収液を吸引し
ないことを、本発明者は知見した。
【００１０】Ｐｐ≦Ｐｔ−Ｐｄ ただし、Ｐｐ：抽気ポンプ到達真空度 Ｐｔ：捕集室の貯溜圧力 Ｐｄ：不凝縮ガス導入口圧力（胴内圧力）
【００１１】ここで、不凝縮ガス導入口圧力（胴内圧
力）Ｐｄが運転モード及び運転条件で、ある一定の推移
をたどることが判っているので、この条件設定をするこ
とであらゆる運転モードで制限なく不凝縮ガスを自動排
出できるのである。
力）Ｐｄが運転モード及び運転条件で、ある一定の推移
をたどることが判っているので、この条件設定をするこ
とであらゆる運転モードで制限なく不凝縮ガスを自動排
出できるのである。
【００１２】このため、運転モードの判断は、冷水出口
管又は温水出口管２２に温度センサＴｓを設けることに
加え、機械の運転モードで共になされる。また、不凝縮
ガス導入口圧力Ｐｄは、吸収器１０に温度センサＴｌを
設け、圧力と温度が常に比例関係にあることに着目し、
検出することが可能となった。また、温度センサＴｌの
検出を補正するものとして、冷水出口管又は温水出口管
２２の温度センサＴｓも併せ使用する。この結果、温度
センサＴｌ及びＴｓにより不凝縮ガス導入口圧力Ｐｄを
演算器により算出し、上式の抽気ポンプが吸収液を吸引
しない条件を満たす条件で、捕集室１４に設けた圧力セ
ンサＰｓにて抽気ポンプ１６を稼動させれば、あらゆる
条件にて自動的に不凝縮ガスを排気することができる。
管又は温水出口管２２に温度センサＴｓを設けることに
加え、機械の運転モードで共になされる。また、不凝縮
ガス導入口圧力Ｐｄは、吸収器１０に温度センサＴｌを
設け、圧力と温度が常に比例関係にあることに着目し、
検出することが可能となった。また、温度センサＴｌの
検出を補正するものとして、冷水出口管又は温水出口管
２２の温度センサＴｓも併せ使用する。この結果、温度
センサＴｌ及びＴｓにより不凝縮ガス導入口圧力Ｐｄを
演算器により算出し、上式の抽気ポンプが吸収液を吸引
しない条件を満たす条件で、捕集室１４に設けた圧力セ
ンサＰｓにて抽気ポンプ１６を稼動させれば、あらゆる
条件にて自動的に不凝縮ガスを排気することができる。
【００１３】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。図
１は、本発明の不凝縮ガス全自動排出装置を備えた、吸
収冷温水機の一例を示している。１０は吸収器、２０は
蒸発器で同じ胴内に設けられている。吸収器１０内の不
凝縮ガスは、冷媒蒸気とともに抽気管２６を通って抽気
室１２へ導入される。
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。図
１は、本発明の不凝縮ガス全自動排出装置を備えた、吸
収冷温水機の一例を示している。１０は吸収器、２０は
蒸発器で同じ胴内に設けられている。吸収器１０内の不
凝縮ガスは、冷媒蒸気とともに抽気管２６を通って抽気
室１２へ導入される。
【００１４】吸収器１０内の吸収液の一部は吸収液ポン
プ２８により吸収液管３０を通って抽気室１２へ供給さ
れ、不凝縮ガスは吸収液のエゼクタ作用により吸収液と
ともに吸収液・不凝縮ガス管３２を通って気液分離器１
８に導入される。このとき、冷媒蒸気は吸収液に吸収さ
れる。気液分離器１８で分離された吸収液は、吸収液管
３４を通って吸収器１０へ循環され、一方、不凝縮ガス
は不凝縮ガス管３６を通って捕集室１４に導かれる。抽
気室１２と捕集室１４とは仕切り部材３８により仕切ら
れ、これら２つの室１２、１４で自動抽気装置４０を構
成している。なお、抽気室と捕集室とを別個に設けるこ
ともできる。
プ２８により吸収液管３０を通って抽気室１２へ供給さ
れ、不凝縮ガスは吸収液のエゼクタ作用により吸収液と
ともに吸収液・不凝縮ガス管３２を通って気液分離器１
８に導入される。このとき、冷媒蒸気は吸収液に吸収さ
れる。気液分離器１８で分離された吸収液は、吸収液管
３４を通って吸収器１０へ循環され、一方、不凝縮ガス
は不凝縮ガス管３６を通って捕集室１４に導かれる。抽
気室１２と捕集室１４とは仕切り部材３８により仕切ら
れ、これら２つの室１２、１４で自動抽気装置４０を構
成している。なお、抽気室と捕集室とを別個に設けるこ
ともできる。
【００１５】捕集室１４は、抽気電磁弁４２、４４を備
えた抽気管４６を介して抽気ポンプ１６に接続されてい
る。また、捕集室１４には、捕集室内の圧力を検知する
圧力センサＰｓが設けられ、吸収器１０には、吸収器内
の温度を検知する温度センサＴｌが設けられ、蒸発器２
０に接続された冷水出口管又は温水出口管２２には、冷
水出口温度又は温水出口温度を検知する温度センサＴｓ
が設けられている。
えた抽気管４６を介して抽気ポンプ１６に接続されてい
る。また、捕集室１４には、捕集室内の圧力を検知する
圧力センサＰｓが設けられ、吸収器１０には、吸収器内
の温度を検知する温度センサＴｌが設けられ、蒸発器２
０に接続された冷水出口管又は温水出口管２２には、冷
水出口温度又は温水出口温度を検知する温度センサＴｓ
が設けられている。
【００１６】圧力センサＰｓ、温度センサＴｌ及び温度
センサＴｓからの信号は演算器２４に入力され、この演
算器からの信号により抽気ポンプ１６が稼動するように
構成されている。４８は電動機、５０は冷媒ポンプ、５
２は凝縮器、５４は低温再生器、５６は冷暖切替弁、５
８は熱交換器、６０は高温再生器、６２はバーナ、６４
は吸収液ポンプ、６６は熱回収器、６８は気液分離器で
ある。
センサＴｓからの信号は演算器２４に入力され、この演
算器からの信号により抽気ポンプ１６が稼動するように
構成されている。４８は電動機、５０は冷媒ポンプ、５
２は凝縮器、５４は低温再生器、５６は冷暖切替弁、５
８は熱交換器、６０は高温再生器、６２はバーナ、６４
は吸収液ポンプ、６６は熱回収器、６８は気液分離器で
ある。
【００１７】暖房運転モードで不凝縮ガスを自動排気を
する場合、不凝縮ガス導入口の温度センサＴｌの温度を
４０℃以下に条件設定し、温水温度センサＴｓで同時に
この条件を満していることを確認する。主にこの条件を
満足するのは、暖房運転停止中、又は運転開始時となる
が、低負荷運転の場合は、運転停止直後でも可能とな
る。この条件下において、運転中に自動的に捕集室１４
に貯溜した不凝縮ガスが、所定の圧力の９０mmHgに到達
していれば、上記の条件に達した時点で自動的に排気
し、所定の排気完了圧力５０mmHg以下になれば、自動排
気を完了させる。
する場合、不凝縮ガス導入口の温度センサＴｌの温度を
４０℃以下に条件設定し、温水温度センサＴｓで同時に
この条件を満していることを確認する。主にこの条件を
満足するのは、暖房運転停止中、又は運転開始時となる
が、低負荷運転の場合は、運転停止直後でも可能とな
る。この条件下において、運転中に自動的に捕集室１４
に貯溜した不凝縮ガスが、所定の圧力の９０mmHgに到達
していれば、上記の条件に達した時点で自動的に排気
し、所定の排気完了圧力５０mmHg以下になれば、自動排
気を完了させる。
【００１８】上記条件下において、圧力センサＰｓの圧
力が９０mmHgA 以上であれば不凝縮ガスを自動的に排気
し、圧力センサＰｓの圧力が５０mmHgA 以下になれば、
自動排気を完了させる。９０mmHgA という値は、不凝縮
ガス導入口圧力（胴内圧力）Ｐｄと、捕集室の貯溜圧力
Ｐｔとがあらゆる運転モードで常にＵシールが保てるこ
とを確認した圧力で、式Ｐｔ≦Ｐｄ＋９０が成立すると
して求めた値であり、５０mmHgA という値は、不凝縮ガ
ス導入口圧力（胴内圧力）Ｐｄと、捕集室の貯溜圧力Ｐ
ｔとがあらゆる運転モードで性能に支障ない胴内圧力で
あることを確認できれば良い。このため、前記のＰｔ≦
Ｐｄ＋９０が成立すれば、Ｕシールが切れず、胴内が最
適な状態を維持できるため、抽気ポンプがハンチングし
ない適切な圧力８０mmHgを決定すれば良いことになる。
力が９０mmHgA 以上であれば不凝縮ガスを自動的に排気
し、圧力センサＰｓの圧力が５０mmHgA 以下になれば、
自動排気を完了させる。９０mmHgA という値は、不凝縮
ガス導入口圧力（胴内圧力）Ｐｄと、捕集室の貯溜圧力
Ｐｔとがあらゆる運転モードで常にＵシールが保てるこ
とを確認した圧力で、式Ｐｔ≦Ｐｄ＋９０が成立すると
して求めた値であり、５０mmHgA という値は、不凝縮ガ
ス導入口圧力（胴内圧力）Ｐｄと、捕集室の貯溜圧力Ｐ
ｔとがあらゆる運転モードで性能に支障ない胴内圧力で
あることを確認できれば良い。このため、前記のＰｔ≦
Ｐｄ＋９０が成立すれば、Ｕシールが切れず、胴内が最
適な状態を維持できるため、抽気ポンプがハンチングし
ない適切な圧力８０mmHgを決定すれば良いことになる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 （１） 冷房運転モード及び暖房運転モードの両方の運
転モードにおいて、不凝縮ガスを自動的に排出すること
ができる。
で、つぎのような効果を奏する。 （１） 冷房運転モード及び暖房運転モードの両方の運
転モードにおいて、不凝縮ガスを自動的に排出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の不凝縮ガス全自動排出装置を備えた、
吸収冷温水機の一例を示す系統的説明図である。
吸収冷温水機の一例を示す系統的説明図である。
１０ 吸収器 １２ 抽気室 １４ 捕集室 １６ 抽気ポンプ １８ 気液分離器 ２０ 蒸発器 ２２ 冷水出口管又は温水出口管 ２４ 演算器 Ｐｓ 圧力センサ Ｔｌ 温度センサ Ｔｓ 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金谷 利彦 滋賀県草津市青地町1000番地 川重冷熱工 業株式会社本社工場内
Claims (1)
- 【請求項１】 吸収冷温水機・冷凍機の吸収器（１０）
内の不凝縮ガスを冷媒蒸気とともに抽気室（１２）内に
抽気し、抽気された冷媒蒸気を吸収液に吸収させつつ不
凝縮ガスと分離して不凝縮ガスを捕集室（１４）に貯
え、捕集室内の不凝縮ガスを適時抽気ポンプ（１６）を
マニュアルにて運転して機外へ排気するようにした不凝
縮ガス自動排出装置において、 冷媒蒸気を吸収した吸収液と不凝縮ガスとを分離する気
液分離器（１８）と、 捕集室（１４）内の圧力を検知する圧力センサ（Ｐｓ）
と、 吸収器（１０）内の温度を検知する温度センサ（Ｔｌ）
と、 蒸発器（２０）に接続された冷水出口管又は温水出口管
（２２）内の冷水又は温水の温度を検知する温度センサ
（Ｔｓ）と、 圧力センサ（Ｐｓ）、温度センサ（Ｔｌ）及び温度セン
サ（Ｔｓ）からの信号を入力する演算器（２４）とから
なり、 この演算器（２４）からの信号により前記抽気ポンプ
（１６）が自動で稼動するようにしたことを特徴とする
吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自動排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17611293A JP3330681B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自動排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17611293A JP3330681B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自動排出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0712435A true JPH0712435A (ja) | 1995-01-17 |
| JP3330681B2 JP3330681B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=16007902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17611293A Expired - Lifetime JP3330681B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 吸収冷温水機・冷凍機の不凝縮ガス全自動排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3330681B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011043878A1 (en) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | Johnson Controls Technology Company | Absorption system |
| KR20200043100A (ko) * | 2018-10-17 | 2020-04-27 | 한국전자제품자원순환공제조합 | 소형 폐가전용 냉매회수장치 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP17611293A patent/JP3330681B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011043878A1 (en) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | Johnson Controls Technology Company | Absorption system |
| KR20200043100A (ko) * | 2018-10-17 | 2020-04-27 | 한국전자제품자원순환공제조합 | 소형 폐가전용 냉매회수장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3330681B2 (ja) | 2002-09-30 |
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