JPH06257907A - 空調機の凝縮器汚れ判定装置 - Google Patents

空調機の凝縮器汚れ判定装置

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JPH06257907A
JPH06257907A JP4390993A JP4390993A JPH06257907A JP H06257907 A JPH06257907 A JP H06257907A JP 4390993 A JP4390993 A JP 4390993A JP 4390993 A JP4390993 A JP 4390993A JP H06257907 A JPH06257907 A JP H06257907A
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JP
Japan
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condenser
fouling
refrigerant
dirt
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4390993A
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English (en)
Inventor
Minoru Shindo
実 新藤
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝縮器の冷却管の汚れを確実に判定して、異
常な高圧圧力の上昇を防ぐことができる空調機の凝縮器
汚れ判定装置を得る。 【構成】 凝縮器2の出口及び入口付近の各冷却水配管
と凝縮器2の冷媒液出口にそれぞれ温度センサ5〜7を
設けると共に、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスの圧力を
検出する圧力センサ8を設け、かつ上記各温度センサ5
〜7及び上記圧力センサ8の検出値に基づいて上記凝縮
器2の冷却管2aの汚れを示す第1の汚れ換算値MTD
と第2の汚れ換算値△Tを演算し、それぞれ判定基準値
と比較することにより、上記第1と第2の汚れ換算値が
それぞれ判定基準値を所定時間継続して越えた時に制御
信号を送出する演算装置9と、上記制御信号に基づいて
警報を発する警報装置10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調機の凝縮器の汚
れにより異常高圧となるのを防止するために凝縮器の冷
却管の汚れを判定する空調機の凝縮器汚れ判定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の空調機の冷凍サイクルを示
すものである。図において、1は冷媒ガスを圧縮する圧
縮機、2は圧縮された冷媒ガスを冷却水により冷却して
高圧液冷媒にするための凝縮器、3は高圧液冷媒を膨張
させる膨張弁、4は膨張させた冷媒を蒸発させて蒸発す
るときに熱を奪う作用を利用して冷却するための蒸発器
である。
【0003】上記構成の空調機は、圧縮機1で圧縮され
た冷媒ガスを凝縮器2で冷却水により冷却し、高圧液冷
媒を膨張弁3で膨張させ蒸発器4で膨張させた冷媒が蒸
発するときに熱を奪う作用を利用して冷却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おいて、凝縮器2の冷却管2aの汚れが進んでくると、
凝縮能力が低下し、圧縮機1で圧縮された冷媒ガス圧力
が異常上昇し、圧縮機1出口付近にの配管に設けられた
安全装置1aが作動して、図示しない圧縮機駆動用モー
タの動力回路が遮断され、圧縮機1が停止する。この現
象を高圧カットと言う。圧縮機1で圧縮され高圧となっ
た冷媒ガスは図示矢印の方向へ流れ、膨張弁3に至るま
では高圧状態である。
【0005】上記の如く、異常な高圧圧力の上昇の要因
は、凝縮器2の冷却管2aの汚れによるものが大半を占
め、今までは外気温度の低い時季(冷却水温度の低い時
季)の判定が難しく、そのまま外気温度が上昇すると、
高圧カットに至り、冷却不能になっていた。
【0006】すなわち、外気温度が低い時季は、冷却水
の温度が低く、凝縮能力が増える。凝縮器2の冷却管2
aが汚れていると、凝縮能力が通常は低下しているの
で、この時、降圧圧力は上昇しない。そのため、凝縮器
2の冷却管2aが汚れているかの判定が難しいという問
題点があった。
【0007】この発明は上述した従来例における問題点
を解消するためになされたもので、凝縮器の冷却管の汚
れを確実に判定して、異常な高圧圧力の上昇を防ぐこと
ができ、外気温度が低い時季においても高圧圧力の上昇
を確実に検知することができる空調機の凝縮器汚れ判定
装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空調機の
凝縮器汚れ判定装置は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、
圧縮された冷媒ガスを冷却水により冷却して高圧液冷媒
にするための凝縮器と、その高圧液冷媒を膨張させる膨
張弁と、膨張させた冷媒を蒸発させて蒸発するときに熱
を奪う作用を利用して冷却するための蒸発器とを備えた
空調機において、上記凝縮器の出口及び入口付近の各冷
却水配管と上記凝縮器の冷媒液出口にそれぞれ温度セン
サを設けると共に、上記圧縮機で圧縮された冷媒ガスの
圧力を検出する圧力センサを設け、かつ上記各温度セン
サ及び上記圧力センサの検出値に基づいて上記凝縮器の
冷却管の汚れを示す第1の汚れ換算値と第2の汚れ換算
値を演算し、それぞれ判定基準値と比較することによ
り、上記第1と第2の汚れ換算値がそれぞれ判定基準値
を所定時間継続して越えた時に制御信号を送出する演算
装置と、上記制御信号に基づいて警報を発する警報装置
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明においては、凝縮器の出口及び入口付
近の各冷却水配管と上記凝縮器の冷媒液出口にそれぞれ
設けられた各温度センサ及び圧縮機で圧縮された冷媒ガ
スの圧力を検出する圧力センサの検出値に基づき、演算
装置により、凝縮器の冷却管の汚れを示す第1の汚れ換
算値と第2の汚れ換算値が演算され、それぞれ判定基準
値と比較されて、上記第1と第2の汚れ換算値がそれぞ
れ判定基準値を所定時間継続して越えた時に制御信号が
送出される。そして、警報装置は、この演算装置からの
制御信号に基づいて警報を発する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例に係るを示すもの
で、同図(a)は冷凍サイクル図、同図(b)は凝縮器
の汚れ判定装置の構成図である。
【0011】図1(a)において、図2と同一部分は同
一符号を示し、1は冷媒ガスを圧縮する圧縮機、2は圧
縮された冷媒ガスを冷却水により冷却して高圧液冷媒に
するための凝縮器、3は高圧液冷媒を膨張させる膨張
弁、4は膨張させた冷媒を蒸発させて蒸発するときに熱
を奪う作用を利用して冷却するための蒸発器であり、1
aは上記凝縮器2の冷却管2aの汚れが進み、凝縮能力
が低下し、圧縮機1で圧縮された冷媒ガス圧力が異常上
昇した時に作動する安全装置で、図示しない圧縮機駆動
用モータのの動力回路を遮断して圧縮機1を停止させ
る。
【0012】また、新たな構成として、5と6は凝縮器
2の出口と入口の冷却水配管にそれぞれ設けられた温度
センサ、7は凝縮器2の冷媒液出口に設けられた温度セ
ンサ、8は圧縮機1で圧縮された冷媒ガスの圧力を検出
する圧力センサである。
【0013】さらに、図1(b)において、9は上記温
度センサ5〜7および上記圧力センサ8の検出値に基づ
いて上記凝縮器2の冷却管2aの汚れを示す第1の汚れ
換算値MTDと第2の汚れ換算値ΔTを演算し、それぞ
れ判定基準値と比較することにより、判定基準値を所定
時間継続して越えたときに警報装置10を動作させるマ
イクロコンピュータでなる演算装置である。
【0014】ここで、上記演算装置9で演算される第1
の汚れ換算値MTDは、冷媒の凝縮温度と冷却水温度と
の平均温度差を示し、また、第2の汚れ換算値ΔTは、
凝縮温度すなわち高圧圧力を測定しなくても求められる
簡易的な平均温度差を示し、それぞれ次式によって定義
される。
【0015】MTD={(凝縮温度−冷却水入口温度)
+(凝縮温度−冷却水出口温度)}/2 ΔT ={(液温度−冷却水入口温度)+(液温度−冷
却水出口温度)}/2 なお、上記凝縮温度は圧力センサ8による圧力検出値を
温度に換算した値、冷却水入口温度は温度センサ6によ
る検出値、冷却水出口温度は温度センサ5による検出
値、液温度は温度センサ7による検出値をそれぞれ示
す。
【0016】また、上記演算装置9には、凝縮器2のタ
イプ別に、上記第1の汚れ換算値MTDと上記第2の汚
れ換算値ΔTと比較される第1及び第2の判定基準値M
TDs及びΔTsが設定されており、外気温度の低い時
季のデータと外気温度の高い時季に高圧カットが作動し
たデータを多数採取し、これらデータの判別分析結果に
基づいて検証済みの値が以下に示すように設定されてい
る。
【0017】例えば、タイプ1(PW−CE,CR−D
J)の場合、第1及び第2の判定基準値MTDs及びΔ
Tsは、MTDs=11、ΔTs=4の値が、タイプ2
(PF、PW−D,CR−DE)の場合、MTDs=1
1、ΔTs=6の値が、タイプ3(PW−25DA)の
場合、MTDs=15、ΔTs=5がそれぞれ設定記憶
されており、上記演算装置9は、上記各判定基準値を所
定時間越えたとき、警報装置10を動作させて、凝縮器
2の冷却管2aが汚れていることを発報表示させる。
【0018】したがって、上記実施例によれば、外気温
度が低い時季に冷却水温度が低下しても、凝縮器の冷却
管の汚れを判定でき、冷房運転を停止しても差し支えな
いときに凝縮器2の冷却管2aの洗浄作業ができる。ま
た、上記判定基準値を可変調整することにより、多種類
の凝縮器に使用可能になる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、凝縮
器の出口及び入口付近の各冷却水配管と上記凝縮器の冷
媒液出口にそれぞれ温度センサを設けると共に、圧縮機
で圧縮された冷媒ガスの圧力を検出する圧力センサを設
け、かつ上記各温度センサ及び上記圧力センサの検出値
に基づいて上記凝縮器の冷却管の汚れを示す第1の汚れ
換算値と第2の汚れ換算値を演算し、それぞれ判定基準
値と比較することにより、上記第1と第2の汚れ換算値
がそれぞれ判定基準値を所定時間継続して越えた時に制
御信号を送出する演算装置と、上記制御信号に基づいて
警報を発する警報装置とを備えたので、外気温度が低い
時季に冷却水温度が低下しても、凝縮器の冷却管の汚れ
を判定でき、冷房運転を停止しても差し支えないときに
凝縮器の冷却管の洗浄作業ができる。また、上記判定基
準値を可変調整することにより、多種類の凝縮器に使用
可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る空調機の凝縮器汚れ
判定装置を説明する冷凍サイクル図と凝縮器の汚れ判定
装置を示す構成図である。
【図2】従来例に係る凝縮器の汚れ判定装置を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 1a 安全装置 2 凝縮器 2a 冷却管 3 膨張弁 4 蒸発器 5 温度センサ 6 温度センサ 7 温度センサ 8 圧力センサ 9 演算装置 10 警報装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、外気温度が低い時季は、冷却水
の温度が低く、凝縮能力が増える。凝縮器2の冷却管2
aが汚れていると、凝縮能力が通常は低下しているの
で、この時、高圧圧力は上昇しない。そのため、凝縮器
2の冷却管2aが汚れているかの判定が難しいという問
題点があった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、圧縮され
    た冷媒ガスを冷却水により冷却して高圧液冷媒にするた
    めの凝縮器と、その高圧液冷媒を膨張させる膨張弁と、
    膨張させた冷媒を蒸発させて蒸発するときに熱を奪う作
    用を利用して冷却するための蒸発器とを備えた空調機に
    おいて、上記凝縮器の出口及び入口付近の各冷却水配管
    と上記凝縮器の冷媒液出口にそれぞれ温度センサを設け
    ると共に、上記圧縮機で圧縮された冷媒ガスの圧力を検
    出する圧力センサを設け、かつ上記各温度センサ及び上
    記圧力センサの検出値に基づいて上記凝縮器の冷却管の
    汚れを示す第1の汚れ換算値と第2の汚れ換算値を演算
    し、それぞれ判定基準値と比較することにより、上記第
    1と第2の汚れ換算値がそれぞれ判定基準値を所定時間
    継続して越えた時に制御信号を送出する演算装置と、上
    記制御信号に基づいて警報を発する警報装置とを備えた
    ことを特徴とする空調機の凝縮器汚れ判定装置。
JP4390993A 1993-03-04 1993-03-04 空調機の凝縮器汚れ判定装置 Pending JPH06257907A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0894220A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Matsushita Refrig Co Ltd 冷却装置の放熱異常警報装置
CN112393347A (zh) * 2020-12-07 2021-02-23 珠海格力电器股份有限公司 蒸发式冷却机组及蒸发式冷却机组的除垢控制方法和装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60149857A (ja) * 1984-01-18 1985-08-07 ダイキン工業株式会社 水冷式凝縮器の警報装置

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