JPH0783597A - 熱交換器の汚れ検出方法 - Google Patents

熱交換器の汚れ検出方法

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JPH0783597A
JPH0783597A JP23126793A JP23126793A JPH0783597A JP H0783597 A JPH0783597 A JP H0783597A JP 23126793 A JP23126793 A JP 23126793A JP 23126793 A JP23126793 A JP 23126793A JP H0783597 A JPH0783597 A JP H0783597A
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JP
Japan
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temperature
cooling fluid
heat exchanger
flow rate
cooled
Prior art date
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Pending
Application number
JP23126793A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Tazawa
紳一郎 田澤
Junji Okita
純二 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】熱交換器の被冷却流体出口側と、冷却流体出入
口に設置した温度検出装置20,21,22の検出値か
ら、熱交換器の汚れを検出すると共に、冷却流体流量の
過不足を判断する。 【効果】熱交換器の汚れの測定時に、冷却流体流量によ
る影響を除外することができ、熱交換器汚れ検出装置の
信頼性を向上することができる。また、適切な冷却流体
流量を自動的に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器の汚れ検知方
法に係り、特に、オイルフリースクリュ圧縮機の圧縮空
気の冷却、潤滑油の冷却に使用する熱交換器に好適な汚
れ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却流体および被冷却流体の出入口温度
と流量を実測して実際の交換熱量を演算し、その熱交換
器の初期の交換熱量と比較することによって、熱交換器
の性能劣化、すなわち、汚れ具合を判定するものが特開
平4−19329号公報に記載されている。
【0003】また、被冷却流体および冷却流体の流量を
ほぼ一定としたオイルフリースクリュ圧縮機では、従来
例えば、特開昭57−169600号公報に示すよう
に、被冷却流体出口温度と冷却流体入口温度との差の大
小により熱交換器の汚れ、特に冷却流体側の汚れ具合を
判定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の特開平
4−19329号公報記載のものは、冷却流体および被
冷却流体の出入口温度の検出装置のほかに、流量を検出
する装置が必要となり、コストが増大する恐れがあっ
た。
【0005】また、上記従来の技術の後者の特開昭57
−169600号公報記載のものは、冷却流体の流量を
必ずしも流していないとき、例えば、オイルフリースク
リュ圧縮機のように冷却流体を流す動力を外部に依存す
る装置においては、冷却流体の流量を検知する手段を別
に設ける必要があり、流量検知手段が無いと冷却流体の
流量が不足しているのか、汚れ具合が大きくなっている
のかの相違が判定できないという不具合があった。
【0006】本発明は、熱交換器の汚れ検出方法におい
て、極度なコスト増大とならず、冷却流体流量不足によ
る誤動作を無くしたた熱交換器の汚れ検出方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は容積型圧縮機に用いられる熱交換器の冷却
流体出口温度および該冷却流体入口温度との温度差を演
算し、該温度差が所定値以内であるときに、被冷却流体
出口温度と前記冷却流体入口温度との温度差が所定値を
超えたときに前記熱交換器に汚れありと判断するもので
ある。
【0008】
【作用】例えば、オイルフリースクリュ圧縮機のように
被冷却流体、および冷却流体の流量がほぼ一定である場
合、周囲環境温度により、各温度は図1〜3に示される
様に変化する。被冷却流体出口温度と冷却流体入口温度
との差をとれば、図4に示したように、周囲環境温度に
依らずほぼ一定となり、この値とあらかじめ設定された
値との大小から、熱交換器の汚れ具合を判定することが
できる。図1〜3で、横軸の周囲環境温度とは、この場
合、大気温度や冷却流体(冷却水)温度(入口温度)を
さしている。また、図中の実線は、冷却流体側汚れ無し
の場合、破線は汚れ有り(各図で同一条件)の場合であ
る。白抜き矢印は、汚れ具合が増加した際の変化の方向
を表わす。この方向は、また、冷却流体流量が減少した
場合にも、同じ様相となり、これだけでは、どちらの場
合か判定は不可である。そこで、別に、冷却流体出入口
温度差を監視することによって、あらかじめ設定された
値との比較により、冷却流体流量の過不足を判定させ
る。
【0009】次に、例えば、オイルフリースクリュ圧縮
機のような産業機械において、重要視されるのは、機器
がトリップするか否かであり、従って冷却流体の絶対量
を規定し、監視するのではなく、運転環境に合わせた、
適切な流量を監視する方が能率的で経済的である。そこ
で、機器のトリップ対象となる、被冷却流体出口温度を
検出して、この値とあらかじめ設定された値とを比較す
ることによって、冷却流体流量の不足を監視するか、ま
たは、図2、図3に示されるように、被冷却流体出口温
度と冷却流体出口温度との周囲環境温度に対する変化率
が、周囲環境温度に依らずほぼ一定である特性を利用
し、冷却流体出口温度を検出して、同様に、冷却流体流
量の不足を監視する。
【0010】さらに、検出された冷却流体流量の過不足
度により、冷却流体の流量の増減を行なう機器の制御機
構に、信号等を送り、冷却流体の流量を制御する。この
場合、例えば、冷却流体出口温度が一定となるように、
冷却流体流量を調整したとすると、周囲環境温度によ
る、各温度の変化は図9〜11の様になる。被冷却流体
出口温度と冷却流体入口温度との差は、図11に示した
ように、周囲環境温度に依らずほぼ一定とはならない
が、汚れ具合を判定する基準値をあらかじめ周囲環境温
度の関数として決めておけばよい。
【0011】
【実施例】図5に、本発明の一実施例のシステムフロー
を示す。熱交換器1の被冷却流体出口側と、冷却流体出
入口に、それぞれ温度検出装置(温度センサ等)2,
3,4を設置する。さらに、これらの信号を取り込み、
あらかじめ設定された値をもとに、熱交換器1の汚れ検
出および冷却流体の流量の過不足を判断させる制御装置
5と、結果の表示装置6を設置する。図6に、本実施例
のフローチャートを示す。まず、温度検出装置2,3,
4から温度データを読み込み、次に、冷却流体出入口温
度差が、あらかじめ設定された温度範囲にない場合は、
その値によって、冷却流体流量の状態を判定し、その
後、被冷却流体出口温度と冷却流体入口温度との差が、
あらかじめ設定された許容値を超えた場合、汚れ有と判
定する。その結果により、例えば、冷却流体流量不足、
冷却流体流量過多、冷却流体側汚れ有、清掃実施等のメ
ッセ−ジを表示させる。
【0012】図7に、本発明の他の実施例のシステムフ
ローを示す。パッケージ外部の空気は、エアフィルタ1
1を通り、一段圧縮機12へと入る。ここで、空気は大
気圧・大気温度状態から加圧されて、高圧・高温とな
る。このときの温度(被冷却流体入口温度)は、前述の
図1に示したように周囲環境温度によって変化する。ま
た、このときの風量は、圧縮機構が容積型であるがゆえ
に、体積流量はほぼ一定である。この状態の圧縮空気が
中間段冷却器13に、被冷却流体として流れ込み、出口
温度まで冷却される。その後、二段圧縮機14で、さら
に加圧されて、高圧・高温となった圧縮空気が、逆止弁
15、ラインサイレンサ16を通過して、後段冷却器1
7へと流れ、前記の中間段冷却器13と同様に冷却され
た後、パッケージ外部へ供給される。一方、冷却水は、
配管取合部18より、パッケージ内部へと供給され、中
間段冷却器13、および、後段冷却器17へと並列に流
れ、熱交換を終えた後、配管取合部19より、パッケー
ジ外部へと排出される。また、熱交換器出口温度センサ
20、冷却水入口温度センサ21、冷却水出口温度セン
サ22は、中間段冷却器13の汚れ検出および冷却水量
の不足を判断させる制御装置23と接続されており、さ
らに制御装置23は、表示パネル24と、接続されてい
る。なお、本実施例では、圧縮空気が被冷却流体、冷却
水が冷却流体とみなすことができる。また、対象となる
熱交換器が、中間段冷却器13および、後段冷却器17
の二種あるが、運転状況から汚れ具合は両者ほぼ同一と
想定し、中間段冷却器13に対してのみ、汚れ判定を適
用する。この場合のフローチャートを図8に示す。ま
ず、温度データを読み込む、次に機器のトリップ判定
(2段吸入温度が、トリップ限界値を超えていれば、機
器の運転を強制的に停止する)を行なう。そして、水量
判定(冷却水出口温度の値が許容温度を超えていれば、
冷却水量不足と表示)を行ない、トリップ危険性(2段
吸入温度が、トリップ限界値に近ければ、2段吸入温度
高と表示)を確認する。前記の場合は、トリップ危険性
がなければ、汚れ具合の判定は行なわない。トリップ危
険性有の場合は、引き続き、汚れ具合を判定(2段吸入
温度と冷却水入口温度の差が、あらかじめ設定された許
容値を超えた場合、エアクーラ清掃と表示)させる。
【0013】図12に、他の実施例のシステムフローを
示す。これは、図5に示したシステムフローに、冷却流
体流量調整弁7、流量調整弁制御装置8で構成されてい
る冷却流体流量調整機構が追加されたものである。図1
3にフローチャートを示す。流れは、図6と同様で、相
違点についてのみ、以下説明する。検出した冷却流体出
口温度が、あらかじめ設定された温度範囲内から逸脱す
る場合、その値に対応した信号を流量調整弁制御装置8
へ送り、冷却流体流量調整弁7の開閉動作を行なって、
冷却流体流量を調整する。なお、あらかじめ設定された
温度範囲は、一定値に限らず、例えば、周囲環境温度に
合わせて、変化させてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、熱交換器の汚れ具合判
定時、その結果から冷却流体流量による影響を除外する
ことができ、よって、熱交換器汚れ検出装置の信頼性を
向上することができる。
【0015】また、本発明によれば、機器がトリップに
至る前の適切な時期に限り、熱交換器の汚れ具合を判定
するので、運転状況に合わせた機器の保守が可能とな
り、経済的である。
【0016】また、本発明によれば、流量調整を人手に
依らず、自動調整が可能となる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】 周囲環境温度と被冷却流体入口温度の関係を
示す図である。
【図2】 周囲環境温度と被冷却流体出口温度の関係を
示す図である。
【図3】 周囲環境温度と冷却流体出口温度の関係を示
す図である。
【図4】 周囲環境温度と、被冷却流体出口温度と冷却
流体入口温度との差の関係を示す図である。
【図5】 本発明の一実施例のシステムフローを示す。
【図6】 本発明の一実施例のフローチャートを示す。
【図7】 本発明の一実施例のシステムフローを示す。
【図8】 本発明の一実施例のフローチャートを示す。
【図9】 周囲環境温度と被冷却流体出口温度の関係を
示す図である。
【図10】 周囲環境温度と冷却流体出口温度の関係を示
す図である。
【図11】 周囲環境温度と、被冷却流体出口温度と冷却
流体入口温度との差の関係を示す図である。
【図12】 本発明の一実施例のシステムフローを示す。
【図13】 本発明の一実施例のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1:熱交換器、 2,3,4:温度検出装置(温度センサ等)、 5:汚れ検出および冷却流体の流量の過不足を判断させ
る制御装置、 6:結果の表示装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容積型圧縮機に用いられる熱交換器の冷却
    流体出口温度および該冷却流体入口温度との温度差を演
    算し、該温度差が所定値以内であるときに、被冷却流体
    出口温度と前記冷却流体入口温度との温度差が所定値を
    超えたときに前記熱交換器に汚れありと判断することを
    特徴とする熱交換器の汚れ検出方法。
  2. 【請求項2】前記熱交換器の汚れの判定は被冷却流体の
    出口温度と冷却流体の出口温度の少なくとも一方に基づ
    くことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の汚れ検出
    方法。
  3. 【請求項3】前記冷却流体の出口温度前記冷却流体の入
    口温度との温度差に基づいて、冷却流体流量の過不足を
    判定することを特徴とする請求項1記載の熱交換器の汚
    れ検出方法。
JP23126793A 1993-09-17 1993-09-17 熱交換器の汚れ検出方法 Pending JPH0783597A (ja)

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JP23126793A JPH0783597A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 熱交換器の汚れ検出方法

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JP (1) JPH0783597A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100905123B1 (ko) * 2003-07-19 2009-06-30 주식회사 포스코 열교환기의 오염 제거방법
JP2009243828A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 冷却装置および冷却装置監視システム
JP2009250486A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Hoshizaki Electric Co Ltd 製氷機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100905123B1 (ko) * 2003-07-19 2009-06-30 주식회사 포스코 열교환기의 오염 제거방법
JP2009243828A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 冷却装置および冷却装置監視システム
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