JP2563514B2 - 冷暖房装置 - Google Patents

冷暖房装置

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JP2563514B2 JP63233017A JP23301788A JP2563514B2 JP 2563514 B2 JP2563514 B2 JP 2563514B2 JP 63233017 A JP63233017 A JP 63233017A JP 23301788 A JP23301788 A JP 23301788A JP 2563514 B2 JP2563514 B2 JP 2563514B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は室内外ユニットを冷媒配管接続して、冷暖房
を行なう装置において、特にバーナ等で冷媒を加熱して
室内ユニットへ熱搬送して暖房を行なう冷暖房装置に関
するものである。
従来の技術 従来この種の冷暖房装置は、第3図に示す様に、暖房
運転時、冷媒加熱器1により、加熱気化された冷媒は、
気液分離器2、開状態の第1電磁弁3を通して室内熱交
換器4に圧送され、放熱により凝縮液化し、第1逆止弁
5を介して、受液器6へ流入する。この時、第2電磁弁
7、第3電磁弁8、第4電磁弁9は閉状態である。受液
器6へ液冷媒が溜ると開閉弁10が開となり冷媒加熱器1
より上方へ配設してある受液器6から、自重で液冷媒が
第2逆止弁11を介して冷媒加熱器1へ流入する。この時
は冷媒加熱器1と受液器6の圧力は均圧化され室内熱交
換器4から液冷媒は受液器6へ流入しない。次に受液器
6内の液冷媒が無くなると、開閉弁10は閉状態となり再
び受液器6へ凝縮液冷媒が溜り込む。この時第2逆止弁
11により受液器6へ流入する液冷媒は冷媒加熱器へは流
れない。
以上のように開閉弁10の開閉の繰り返しにより、冷媒
加熱器1へは受液器6から間欠的に液冷媒が供給され冷
媒加熱器1で蒸発ガス化した冷媒が室内熱交換器4へ圧
送されるサイクルを暖房運転時繰り返す。
また、暖房運転中、第2電磁弁7、第3電磁弁8、第
4電磁弁9及び第3逆止弁12、第4逆止弁13は閉状態と
なっているものの長時間運転すると、第2〜第4電磁弁
7、8、9および第3、第4逆止弁12、13からの冷媒洩
れにより、徐々に圧縮機14、アキュームレータ15および
室外凝縮器16内に冷媒がたまり込み、暖房運転サイクル
中の冷媒が減少し、冷媒加熱器1内の冷媒温度が上昇す
る。冷媒温度が上昇し、冷媒温度検知器17の設定温度に
達すれば、制御装置18が作動し、冷媒加熱器1内のバー
ナ19の燃焼を停止する。燃焼停止後、第4電磁弁9を開
とし、圧縮機14を一定時間運転し、圧縮機14、アキュー
ムレータ15および室外凝縮器16内に溜り込んだ冷媒を再
び暖房サイクルへ戻し、暖房再運転を行なう。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記構成においては、冷媒減少により冷
媒加熱器1内の冷媒温度が上昇し、冷媒温度検知器17の
設定温度に達し、第4電磁弁9を開とし、圧縮機14を一
定時間運転して、圧縮機14、アキュームレータ15、室外
凝縮器16内へ溜り込んだ冷媒を再び暖房サイクルへ戻し
ても、冷媒加熱器1の温度が低下しないため、暖房再運
転時冷媒加熱器1の温度が高く、すぐ冷媒加熱器1内の
冷媒温度が上昇し、再度冷媒温度検知器17が作動し、第
4電磁弁9、圧縮器14が動作する。この動作をくりかえ
すため暖房運転が十分行なえないとか、頻繁に冷媒加熱
器1内の冷媒温度が上昇し、冷媒の熱安定性をそこねる
課題があった。
本発明はこのような課題を解決したもので、システム
の信頼性と、確実な暖房運転保証を目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の冷暖房装置は、暖
房運転時、暖房サイクル中の冷媒が減少し、冷媒加熱器
内の冷媒温度上昇した時に、バーナを停止して、圧縮機
を一定時間駆動させ、受液器内の冷媒を室外熱交換器を
介して圧縮機へ吸入させ、強制的に受液器内へ新しい液
冷媒を確保する構成としたものである。
作用 本発明は上記構成によって、暖房運転中に冷媒加熱器
内の冷媒温度が上昇して暖房運転を停止しても、再暖房
起動時は受液器内は常に新しい液冷媒が確保されて、冷
媒加熱器内へ液冷媒が流入し、冷媒加熱器の温度が低下
しているため、異常な冷媒温度上昇がなく、安定した暖
房運転ができ、かつ冷媒の熱安定性が向上する。
実施例 以下本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図は本発明による冷暖房装置の全体構成を示すも
ので、19は室外ユニット、20は室内ユニット、21、22は
室外ユニット19と室内ユニット20を接続する冷媒配管で
ある。23は暖房時使用する熱搬送暖房でロックであり、
上部より順に開閉弁24、受液器25、第1逆止弁26、気液
分離器27を設け、最下部にバーナ28を有する冷媒加熱器
29があり、冷媒加熱器29と気液分離器27最下部をつなぐ
導管30加熱器29より気液分離器27上部および開閉弁24に
設けた均圧管31、開閉弁24と受液器25間に冷媒が流入す
る戻り管32と、戻り管32中に設けた第2逆止弁33を主部
材として構成している。又、34は冷媒加熱器29の冷媒温
度を検知する冷媒温度検知器である。35は圧縮機で36は
第3逆止弁、37は四方弁、38は第2電磁弁で、四方弁37
と室外熱交換器39との間に設けている。又、40は室外熱
交換器39と受液器25上部との間に設けた第1電磁弁であ
り、41は気液分離器27上部と四方弁37、第3逆止弁36間
に至る暖房管路で、途中に第4逆止弁42を設けている。
43は冷媒加熱器29と、減圧装置44間に設けた第3電磁弁
であり、減圧装置44と室内ユニット20内の室内熱交換器
45は冷媒配管22で連通されており、その配管途中より、
戻り管32が分岐されている。又、四方弁37と室内ユニッ
ト20内の室内熱交換器45は冷媒配管21で連通されてい
る。46は四方弁37と圧縮機の吸入側に設けたアキューム
レータで46は冷媒温度検知器34が作動した時に、バーナ
28、第1電磁弁40、第2電磁弁38、圧縮機35を制御する
制御装置であり、その制御フローは第2図に示すような
っている。
上記構成において冷房運転時は、四方弁37はON状態
(図中点線)となり、第2電磁弁38、第3電磁弁43、第
1電磁弁40は開、開閉弁24は閉状態であり、圧縮機35か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒が、第3逆止弁36、四
方弁37、第2電磁弁38を通り室外熱交換器39へ入る。室
外熱交換器39で放熱凝縮した後、第1電磁弁40、受液器
25、第1逆止弁26、気液分離器27、導管30、冷媒加熱器
29を通り、第3電磁弁43を介して、減圧装置44へ減圧膨
張し、冷媒配管22から、室内熱交換器45に入る。室内熱
交換器45で蒸発ガス化した後、冷媒配管21、四方弁37、
アキュームレータ46を経て圧縮機35に戻る。
一方、暖房運転時は、四方弁37はオフ状態(図中実
線)で、第1、第2、第3電磁弁40、38、43は閉状態で
あり、バーナ28の燃焼が開始されると同時に開閉弁24が
開閉動作を繰り返す。ここで受液器25に溜った液冷媒は
第1逆止弁26、気液分離器27を通り導管30から冷媒加熱
器29に供給される。冷媒加熱器29でバーナ28により加熱
された冷媒は、均圧管31から気液分離器27を経てガス冷
媒のみ暖房管路41を通り、第4逆止弁42、四方弁37を経
て、冷媒管路21から室内熱交換器45へ圧送され凝縮液化
する。この時開閉弁24が閉状態となっておれば、凝縮液
化した冷媒は冷媒加熱器29、気液分離器27より高い位置
に配設してある受液器25に、冷媒管路22、戻り管32、第
2逆止弁33を経て、流入し、受液器25に液冷媒溜り込み
が完了すると開閉弁24は開となり受液器25内の冷媒は自
重および均圧管の圧力で第1逆止弁26から気液分離器27
へ流入し、気液分離器27から導管30により冷媒加熱器29
へ流入する。開閉弁24が開状態の時は受液器25へは凝縮
液冷媒は流入しない。以上のような動作を暖房運転時は
繰返し、冷媒加熱器29へは間欠的に液冷媒が供給され、
室内熱交換器45へはガス冷媒が圧送される。
次に、長時間の暖房運転中において、閉状態である第
1電磁弁40、第2電磁弁38、および、第3逆止弁36、四
方弁37より、室外熱交換器39内および、圧縮機35、アキ
ュームレータ46へ徐々に冷媒が溜り込み、暖房サイクル
中の冷媒が減少し、冷媒加熱機29内の冷媒温度が上昇
し、冷媒温度検知器34が設定温度に達すると、第2図の
制御フローに示すごとく、制御回路46により、バーナ28
がオフした後第1電磁弁40、第2電磁弁38が開となり、
圧縮機35が運転を開始し、受液器25内の冷媒を第1電磁
弁40、室外熱交換器39、第2電磁弁38、四方弁37、アキ
ュームレータ46を介して、圧縮機35に吸入する。
圧縮機35に吸入された冷媒は、第3逆止弁36、四方弁
37、冷媒配管21を通り室内熱交換器45へ放出される。
受液器25の冷媒を抜くと、室内熱交換器45、冷媒配管
22、戻り管32内の液冷媒が、第2逆止弁33を通り受液器
25内へ流入する。この時、開閉弁24、第3電磁弁43は閉
状態である。圧縮機35が運転したと同時にタイマーカウ
ントされて、一定時間を越えると、第1電磁弁40が閉止
し、室外熱交換機39に溜った冷媒をくみ上げ、後にタイ
マーが設定時間になると、第2電磁弁38圧縮機35が停止
する。圧縮機35停止と同時に暖房運転が再スタートす
る。ここで受液器25に入った液冷媒は自重より第1逆止
弁26、気液分離器27、導管30から、冷媒加熱器29に流入
し、高温となっている冷媒加熱器29を冷却する。これに
より暖房再スタート時における、冷媒加熱器29の異常な
冷媒温度上昇をおさえることができ安定した暖房運転が
できる。
発明の効果 以上の様に本発明の冷暖房装置によれば、長時間の暖
房運転時、暖房サイクル中の冷媒が減少し、冷媒加熱器
内の冷媒温度が異常に上昇した時、バーナを停止して、
圧縮機を一定時間駆動させ、受液器内の冷媒を室外熱交
換器を介して圧縮機へ吸入させることによって、強制的
に受液器内へ新しい液冷媒を確保して、この液冷媒によ
り冷媒加熱器を冷却する構成とした。これによって、暖
房再スタート時の冷媒加熱器内の異常な冷媒温度上昇が
なくなり、安定した暖房運転が確保でき、かつ冷媒の熱
安定性向上、ひいてはシステムの信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による冷暖房装置の冷媒回路
構成図、第2図は冷媒加熱器温度上昇時の制御回路のフ
ローチャート、第3図は従来の冷暖房装置の冷媒回路構
成図である。 23……熱搬送暖房ブロック、24……開閉弁、25……受液
器、26……第1逆止弁、27……気液分離器、28……バー
ナ、21……冷媒加熱器、33……第2逆止弁、34……冷媒
温度検知器、35……圧縮機、36……第3逆止弁、37……
四方弁、38……第2電磁弁、39……室外熱交換器、40…
…第1電磁弁、42……第4逆止弁、43……第3電磁弁、
44……減圧装置、45……室内熱交換器、46……制御装
置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉弁、受液器、第1逆止弁、気液分離
    器、冷媒加熱器、バーナー、第2逆止弁から成る熱搬送
    暖房ブロックの受液器上部と、第1電磁弁、室外熱交換
    器、第2電磁弁、四方弁、アキュームレータ、圧縮器、
    第3逆止弁、室内熱交換器、減圧装置、第3電磁弁から
    冷媒加熱器に至る間を、環状の冷媒管路で結合するとと
    もに、気液分離器と、四方弁、第3第止弁間に、第4逆
    止弁を設けた冷媒管路を接続し、室内熱交換器と減圧装
    置間から第2逆止弁に至る冷媒管路を接続し、冷媒加熱
    器に冷媒温度を検知する冷媒温度検知器を設け、暖房運
    転中に冷媒温度検知器が設定温度以上になった時、バー
    ナの燃焼を停止し、受液器内の冷媒を、第1電磁弁、室
    外熱交換器、第2電磁弁、四方弁、アキュームレータを
    介して、室内熱交換器へ押し出す様に圧縮機を一定時間
    運転する制御装置を設けた冷暖房装置。
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