JPH06249536A - 吸収冷凍機の運転台数制御装置 - Google Patents

吸収冷凍機の運転台数制御装置

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JPH06249536A
JPH06249536A JP5933893A JP5933893A JPH06249536A JP H06249536 A JPH06249536 A JP H06249536A JP 5933893 A JP5933893 A JP 5933893A JP 5933893 A JP5933893 A JP 5933893A JP H06249536 A JPH06249536 A JP H06249536A
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absorption
temperature difference
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absorption refrigerating
outlet
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Tetsuo Kishimoto
哲郎 岸本
Satoru Suzuki
覚 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍能力の低下した吸収冷凍機の運転頻度を
下げることにより、装置全体の成績係数を上げ、エネル
ギー効率を高める。 【構成】 温度検出手段T1が検出する冷水あるいは温
水(以下、冷水とする)の温度と二次側設定温度から空
気調和機6の負荷の大きさを判断し、並列に接続した吸
収冷凍機1〜4の運転台数を制御する制御装置7におい
て、各吸収冷凍機の冷水出入口部に設置した温度検出手
段T2〜T9により求めた各吸収冷凍機の冷水出入口温
度差と、吸収冷凍機毎に燃料弁(図示せず)の開度で定
まる冷水の出入口設計温度差とを比較演算し、この値が
所定値、例えば出入口設計温度差に対する実測の出入口
温度差が0.8に達しない吸収冷凍機があれば、この運
転順位を下位に位置付けて運転するように設け、且つ、
異常表示部71を設けて冷凍能力が低下している吸収冷
凍機の表示を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能力を高めるために吸
収冷凍機を並列に複数台設置するマルチタイプ吸収冷凍
機において運転台数を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば特公昭6
2−62266号公報に開示された二次側の負荷変動に
対応して吸収冷凍機の運転台数を決定する技術がある。
しかし、この制御方法は単に二次側負荷の変化に安定し
た状態で対応することを意図したものであり、不凝縮ガ
スの発生などにより能力の低下している吸収冷凍機があ
ってもこれを考慮することなく、設計上の能力から二次
側負荷に対応可能な吸収冷凍機の中から最も小型の吸収
冷凍機を選択して起動する方式を採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、能力の低下
した吸収冷凍機が選択して運転されると、燃料を余分に
消費することになり、エネルギー効率が低下すると云っ
た問題点があり、この点の解決が課題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、並列に複数
台設置した吸収冷凍機の運転台数を負荷量に応じて切り
換え制御する装置において、各吸収冷凍機の冷水あるい
は温水の出入口温度差を検出する手段と、この手段が検
出した各吸収冷凍機の前記出入口温度差と吸収冷凍機毎
に燃料弁の開度で定まる冷水あるいは温水の出入口設計
温度差を比較演算する手段とを有し、比較演算した値が
所定値に達しない吸収冷凍機の運転順位を下位に位置付
けることを特徴とする吸収冷凍機の運転台数制御装置で
あり、また、比較演算した値が所定値に達しない吸収冷
凍機の能力低下を報知する警報手段を有する吸収冷凍機
の運転台数制御装置である。
【0005】
【作用】吸収冷凍機毎に検出した冷水あるいは温水の出
入口温度差と、吸収冷凍機毎の燃料弁の開度で定まる冷
水あるいは温水の出入口設計温度差とを比較演算し、こ
の比較演算して求めた値で所定値に達しない吸収冷凍機
があれば、この吸収冷凍機の運転順位を下位に位置付け
て二次側負荷に対応するので、不凝縮ガスが機内に発生
するなどして能力の低下した吸収冷凍機の運転頻度が減
少し、燃料消費が節約されて成績係数が向上する。
【0006】また、能力の低下した吸収冷凍機の存在が
警報手段により報知されるので、修理などの対策を遅滞
なく講じることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1において、1〜4は並列に設置した
吸収冷凍機であり、それぞれがそれ自体は従来周知の吸
収器・蒸発器・凝縮器・発生器・熱交換器(何れも図示
せず)などから構成され、ポンプ5によって例えばビル
の空気調和機6に冷水または温水(以下、冷水として説
明する)を循環供給することができるようになってい
る。7は、温度検出手段T1が検出する冷水の温度と二
次側設定温度から空気調和機6の負荷の大きさを判断
し、吸収冷凍機1〜4の運転台数を制御する制御装置で
あり、通信回線を介して吸収冷凍機それぞれの制御部と
接続している。なお、T2〜T9は、吸収冷凍機1〜4
それぞれの冷水出入口部に設置した温度検出手段であ
り、計測した温度データを前記通信回線を介して制御装
置7に送信可能となっている。
【0008】吸収冷凍機1〜4それぞれは、従来周知の
吸収冷凍機と同様に負荷の大きさに応じて再生器への燃
料供給を制御する燃料弁(図示せず)の開度を調節して
火力が制御できるようになっており、各機器が正常に動
作していると、燃料弁が比例制御タイプであればその開
度毎に冷水の出入口温度差ΔTが図2の出入口設計温度
差Aのように一義的に定まる(吸収冷凍機1〜4で異な
っても良い)。
【0009】しかし、低圧設計となっている機内に配管
接続部などから大気が侵入したり、冷媒や吸収液と機器
の金属とが反応して水素ガスなどが発生すると、これら
のガスは通常の冷凍サイクルでは凝縮することがない不
凝縮ガスであるので、内圧が上がって冷媒の蒸発が妨げ
られ、冷水の出入口温度差ΔTに所定の温度差が得られ
なくなる。
【0010】このような状態になった吸収冷凍機では、
所定の冷水温度差を得るために燃料弁の開度をより大き
くした運転が行われ、成績係数が低下してガスなどの燃
料を無駄に消費することになるので、
【0011】吸収冷凍機1〜4それぞれについて、温度
検出手段T2〜T9が実際に検出した各吸収冷凍機の冷
水出入口温度差ΔTの、前記出入口設計温度差Aに対す
る温度差比k(ΔT/A)が所定の割合、例えば図2に
示したように0.8として定めた破線の限界温度差比B
以下となった時には、その吸収冷凍機の冷凍能力が低下
していると制御装置7が判定を下し、負荷に対応して吸
収冷凍機1〜4を運転する際に、この吸収冷凍機の運転
順位を下位に位置付けて運転するようになっており、ま
た、冷凍能力が低下している吸収冷凍機を、制御装置7
の異常表示部71に液晶などで表示するように設けてい
る。
【0012】例えば、図3に例示したように、負荷の変
化に対応するため吸収冷凍機1・2・4を順次起動して
冷水供給運転を行っていて、時刻aで吸収冷凍機2の温
度差比kが例えば0.78と算出され、冷凍能力が低下
していると判定されると、制御装置7が吸収冷凍機2に
停止信号を出力してこの運転を停止し、代わりに吸収冷
凍機3に起動信号を出力してこの運転を開始する。
【0013】また、吸収冷凍機2の能力が低下している
ことを、時刻aから異常表示部71に表示し、警報を発
する。
【0014】時刻bに至って負荷がさらに増加した時に
は、停止している吸収冷凍機2に制御装置7から運転信
号を出力してこれを起動する。さらに、時刻cに至って
負荷が減少すると、冷凍能力の低下している吸収冷凍機
2に制御装置7から優先的に運転停止信号を出力してこ
れを停止させる。
【0015】上記したように本発明の制御装置7によれ
ば、吸収冷凍機1〜4それぞれについて負荷(燃料弁の
開度)毎に一義的に定まる冷水の出入口設計温度差A
と、温度検出手段T2〜T8が検出した実際の冷水の出
入口温度差ΔTとの温度差比kから、吸収冷凍機1〜4
それぞれの冷凍能力の状態を判定し、能力が低下した吸
収冷凍機があればこれの運転順位を下位に位置付けて運
転するので、不凝縮ガスが発生するなどして冷凍能力の
低下した吸収冷凍機を運転する時間が短くなり、トータ
ルの成績係数が向上する。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0017】例えば、所定の出入口設計温度差Aに対す
る限界温度差比Bを適宜の比率(例えば、0.7〜0.
9)で定め、この限界温度差比Bの値から実際に温度検
出手段T2〜T9などが検出する出入口温度差ΔTを減
じ、この値が正の時には冷凍能力に著しい劣化はなく、
負の時に冷凍能力が劣化していると判定するように設け
ることも可能である。
【0018】また、比較演算して求めた値が所定の値に
達しない吸収冷凍機が複数ある時には、所定値から離れ
た吸収冷凍機程下位に位置付けて運転するように設け
る。
【0019】また、温度検出手段T3・5・7・9は、
空気調和機6の出口側の適宜の位置に設置する一つの温
度検出手段で代替することができる。
【0020】さらに、並列に設置する吸収冷凍機は冷凍
能力が同じであっても良いし、異なる能力を持つもので
あっても良いし、燃料弁は比例制御以外の制御方式であ
っても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明になる吸収冷
凍機は、並列に複数台設置した吸収冷凍機の運転台数を
負荷量に応じて切り換え制御する装置において、各吸収
冷凍機の冷水あるいは温水の出入口温度差を検出する手
段と、この手段が検出した各吸収冷凍機の前記出入口温
度差と吸収冷凍機毎に燃料弁の開度で定まる冷水あるい
は温水の出入口設計温度差を比較演算する手段とを有
し、比較演算した値が所定値に達しない吸収冷凍機の運
転順位を下位に位置付けることを特徴とする吸収冷凍機
の運転台数制御装置であり、さらに比較演算した値が所
定値に達しない吸収冷凍機の能力低下を報知する警報手
段を有する吸収冷凍機の運転台数制御装置であるので、
【0022】不凝縮ガスが機内に発生するなどして能力
の低下した吸収冷凍機の運転頻度が減少し、燃料消費が
節約されて成績係数が向上する。また、能力の低下した
吸収冷凍機の存在が警報手段により報知されるので、修
理などの対策を遅滞なく講じることができるなど、顕著
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のブロック説明図である。
【図2】能力不足の吸収冷凍機を検知する方法の説明図
である。
【図3】制御例の説明図である。
【符号の説明】
1〜4 吸収冷凍機 5 ポンプ 6 空気調和機 7 制御装置 71 異常表示部 T1〜T9 温度検出手段 A 出入口設計温度差 B 限界温度差比

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に複数台設置した吸収冷凍機の運転
    台数を負荷量に応じて切り換え制御する装置において、
    各吸収冷凍機の冷水あるいは温水の出入口温度差を検出
    する手段と、この手段が検出した各吸収冷凍機の前記出
    入口温度差と吸収冷凍機毎に燃料弁の開度で定まる冷水
    あるいは温水の出入口設計温度差を比較演算する手段と
    を有し、比較演算した値が所定値に達しない吸収冷凍機
    の運転順位を下位に位置付けることを特徴とする吸収冷
    凍機の運転台数制御装置。
  2. 【請求項2】 並列に複数台設置した吸収冷凍機の運転
    台数を負荷量に応じて切り換え制御する装置において、
    各吸収冷凍機の冷水あるいは温水の出入口温度差を検出
    する手段と、この手段が検出した各吸収冷凍機の前記出
    入口温度差と吸収冷凍機毎に燃料弁の開度で定まる冷水
    あるいは温水の出入口設計温度差を比較演算する手段
    と、比較演算した値が所定値に達しない吸収冷凍機の能
    力低下を報知する警報手段と、を有する吸収冷凍機の運
    転台数制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001099467A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Mitsubishi Electric Corp 蓄熱装置の制御装置
CN105402929A (zh) * 2014-09-10 2016-03-16 矢崎能源系统公司 吸收式冷冻系统
JP2018128228A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 熱源機制御装置、熱源機装置、および熱源機システム

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