JP2001099467A - 蓄熱装置の制御装置 - Google Patents

蓄熱装置の制御装置

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JP2001099467A
JP2001099467A JP27814399A JP27814399A JP2001099467A JP 2001099467 A JP2001099467 A JP 2001099467A JP 27814399 A JP27814399 A JP 27814399A JP 27814399 A JP27814399 A JP 27814399A JP 2001099467 A JP2001099467 A JP 2001099467A
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Japan
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heat source
day
storage tank
heat
temperature
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JP27814399A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tsuji
勝也 辻
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷予測用教師データとしての日量熱負荷量
の演算及び蓄熱量の把握のために蓄熱槽水位センサを使
用していた、このため、水位センサ自身の故障、水位調
整不良及び水位異常によるセンサ異常が発生する問題が
あった。 【解決手段】 この発明に係る蓄熱装置の制御装置は、
過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度及び当該
日の運転開始・終了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶する手
段と、当日の平均外気温度を予測する手段と、当日の運
転開始時の氷蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運転終
了時の氷蓄熱槽出口目標温度を設定する手段と、各手段
から得られる数値から各熱源機の合計能力を持つ熱源機
の所要運転時間を算出する手段と、算出した所要運転時
間を熱源機番号順に各熱源機の能力比で最大運転時間ず
つ分配する手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蓄熱媒体の蓄熱
により所定時間帯に空調動作し、空調負荷の状況に応じ
て熱源機を運転する蓄熱装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開平7−133945号公
報に示された従来の蓄熱装置の回路図である。図におい
て、1は空冷チラー、2は蓄熱槽、3はブライン/水熱
交換器、4はブラインポンプ、5は冷水温度制御用の二
方弁、6は製氷熱交器、7は氷蓄熱ユニット全体を制御
する制御装置、8は冷水管路、9はブライン管路であ
る。
【0003】また、10は外気温度測定器、11は冷水
の出口温度を測定する第一冷水温度測定器、12は冷水
の入口温度を測定する第二冷水温度測定器、13は蓄熱
槽内2内温度及び水位を測定する第一蓄熱槽センサ、1
4は蓄熱槽2内温度及び水位を測定する第二蓄熱槽セン
サ、15は氷蓄熱ユニットによって構成された蓄熱装置
である。
【0004】なお、外気温度測定器10、第一冷水温度
測定器11、第二冷水温度測定器12、第一蓄熱槽セン
サ13、及び第二蓄熱槽センサ14の出力が制御装置7
に入力される。また、これらの入力値に基づいて負荷予
測を行うニューロ制御機能が制御装置7に設けられてい
る。
【0005】次に、従来技術の動作について説明する。
通常の氷蓄熱ユニットと同様に一日の8時から18時を
空調時間帯とし、22時から翌日8時までが蓄熱時間帯
として設定される。そして、空調時間帯の前の0時〜8
時の最低気温から教師データを用い、ニューロ手法によ
り当日の熱負荷量を8時に予測する。また、ピークカッ
ト時間帯を13時から15時と考えて、その間のチラー
の運転を行わないとして全負荷量をカバーするようにチ
ラーの運転時間を決める。
【0006】このときに、 チラーの稼動時間={〔(日量負荷予測量)×0.
8〕−(蓄熱量)}/(チラー冷却能力) 運転開始時刻=空調開始時刻 として設定される。
【0007】また、過去の熱源機器の運転実績と気象デ
ータに基づいて、ある期間に消費される供給流量を予測
し運転データを決め、監視し運転・停止を実行する技術
が特開平9−243134号公報に開示されている。
【0008】さらにまた、曜日モード、季節、および時
間帯に応じた過去の供給熱量実績値を用いて、所定の期
間(例えば先24時間)に消費される供給熱量を予測
し、この供給熱量予測値と類似した過去の実績値から類
似日を設定し、選定された類似日の運転実績値に追従す
るように、類似日と当日の蓄熱量の差、類似日の供給熱
量実績値と当日の供給熱量予測値との差、および類似日
の熱源機の運転実績値から、当日の運転補正時間を演算
し、運転スケジュールの設定を支援する技術が特開平7
−110147号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の蓄
熱装置においては、蓄熱槽2内水位から各時刻の蓄熱量
を演算して、これらの蓄熱量と空冷チラー1の冷却能力
とから各時刻の熱負荷を演算し、さらにこれらの熱負荷
を積算して日量熱負荷量を算出する。このため、負荷予
測用教師データとしての日量熱負荷量の演算及び蓄熱量
の把握のために高価な第二蓄熱槽センサ14の水位セン
サを使用していたが、水位センサ自身の故障、水位調整
不良及び水位異常によるセンサ異常が発生するという問
題があった。
【0010】また、従来の蓄熱装置の制御装置は氷蓄熱
槽と一体で設計された熱源機のみを制御する方式であっ
たので、氷蓄熱装置と吸収式冷温水機、空冷ヒートポン
プチラー等の複数の機器を組み合わせた構成の熱源シス
テムの運転制御に対しては、別にシステム制御用の制御
装置を設置しなければならず空調システム全体が割高に
なってしまうという問題があった。
【0011】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたもので、蓄熱槽の水位センサなしに負荷予測
用教師データ用の日量熱負荷量が算出でき、さらに蓄熱
量が把握できる蓄熱装置及びその制御装置を得ることを
目的とする。
【0012】また、複数の機器を組み合わせた構成の熱
源システムの運転制御に対応できる蓄熱装置の制御装置
を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る蓄熱装置
の制御装置は、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外
気温度及び当該日の運転開始・終了時の氷蓄熱槽出口温
度を記憶する手段と、当日の平均外気温度を予測する手
段と、当日の運転開始時の氷蓄熱槽出口温度を検出する
手段と、運転終了時の氷蓄熱槽出口目標温度を設定する
手段と、各手段から得られる数値から各熱源機の合計能
力を持つ熱源機の所要運転時間を算出する手段と、算出
した前記所要運転時間を熱源機番号順に各熱源機の能力
比で最大運転時間ずつ分配する手段とを備えたものであ
る。
【0014】また、この発明に係る蓄熱装置の制御装置
は、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度及び
当該日の運転開始・終了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶す
る手段と、当日の平均外気温度を予測する手段と、当日
の運転開始時の氷蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運
転終了時の氷蓄熱槽出口目標温度を設定する手段と、各
手段から得られる数値から各熱源機の合計能力を持つ熱
源機の所要運転時間を算出する手段と、算出した各熱源
機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時間を、熱源機の
積算運転時間の少ない順に各熱源機の能力比で最大運転
時間ずつ分配する手段を備えたものである。
【0015】また、この発明に係る蓄熱装置の制御装置
は、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度及び
当該日の運転開始・終了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶す
る手段と、当日の平均外気温度を予測する手段と、当日
の運転開始時の氷蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運
転終了時の氷蓄熱槽出口目標温度を設定する手段と、各
手段から得られる数値から各熱源機の合計能力を持つ熱
源機の所要運転時間を算出する手段と、算出した各熱源
機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時間を、熱源機の
能率の良い順に各熱源機の能力比で最大運転時間ずつ分
配する手段を備えたものである。
【0016】また、この発明に係る蓄熱装置の制御装置
は、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度及び
当該日の運転開始・終了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶す
る手段と、当日の平均外気温度を予測する手段と、当日
の運転開始時の氷蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運
転終了時の氷蓄熱槽出口目標温度を設定する手段と、各
手段から得られる数値から各熱源機の合計能力を持つ熱
源機の所要運転時間を算出する手段と、算出した各熱源
機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時間を、各熱源機
に均等に分配する手段を備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を説明する。図1は実施の形態1の蓄熱装
置を示す冷媒回路図である。図において、16は氷蓄熱
ユニットからなる蓄熱装置、17は蓄熱装置及び熱負荷
へ冷温熱を供給する熱源機、18は熱源機17に内蔵さ
れブラインを冷却するブライン側熱交換器、19は熱源
機17に内蔵され冷温水を作る水側熱交換器、20は圧
縮機、21は氷蓄熱槽からなる蓄熱槽、22は蓄熱槽2
1からの戻りブラインを各ブライン側熱交換器18へ送
るブラインポンプ、23は空調機、24は冷温水を空調
機23へ供給する負荷側ポンプ、25は三方弁、26は
水からなる蓄熱媒体、27はブライン側熱交換器18と
蓄熱槽21の間に接続されてブライン回路を構成するブ
ライン管路である。
【0018】28は各ブライン側熱交換器から蓄熱槽2
1へ供給するブラインを合流させる送りヘッダ、29は
蓄熱槽21から各ブライン側熱交換器18へ環流するブ
ラインを分配する戻りヘッダ、30は水側熱交換器19
と空調機23の間に設けられた第一水管路、31は水用
熱交換器19と三方弁25の間に設けられた第二水管
路、32は各水側熱交換器から空調機23へ供給する冷
温水を合流させる送りヘッダ、33は空調機から各水側
熱交換器へ還流する冷温水を分配配する戻りヘッダ、3
4は送りヘッダ32と三方弁25の第二口の間に設けら
れた第三水管路、35は第三水管路34の途中と蓄熱槽
21の間に設けられた第四水管路、36は蓄熱槽21の
出口と三方弁25の第一口の間に設けられた第五水管
路、37は蓄熱槽21の出口に設けられ蓄熱槽出口温度
を測定する水温センサ、38は三方弁25の第三口と空
調機24の間に設けられた第六水管路、39は第六水管
路の途中に設けられ空調機へ供給する冷温水温度を測定
する水温センサ、40は蓄熱装置16に設けられた外気
温度センサ、41は蓄熱装置16の運転を制御する制御
装置である。
【0019】上記のように構成された蓄熱装置におい
て、冷房蓄熱時に熱源機17が発生する冷熱をブライン
ポンプ22を運転して蓄熱槽21へ供給し蓄熱媒体26
を凍結させる。また、暖房蓄熱時に熱源機17が発生す
る温熱を冷温水ポンプ24を運転して蓄熱媒体26を暖
める。そして、蓄熱槽21に蓄えられた冷熱または温熱
が、蓄熱媒体26を第六水管路38及び冷温水ポンプ2
4を介して空調機23へ供給されて冷房作用または暖房
作用を発生する。そして、空調機23で冷房作用または
暖房作用を発生して還流する蓄熱媒体26は、水側熱交
換器19を経て一部が蓄熱槽21へ、残りが三方弁25
を経て蓄熱槽21から供給される蓄熱媒体26と合流し
て再び空調機23へ供給される。
【0020】このときに、熱源機17を運転して水側熱
交換器19で還流した蓄熱媒体26を適宜に冷却または
加熱することによって、空調終了時点で蓄熱量が零にな
るようにする。尚、熱源機17を複数台設けるのは、部
分負荷時の低効率運転を避け、故障によるリスクを分散
させるためである。
【0021】次に、制御装置41の動作を図2を基に説
明する。図2は制御装置のブロック図である。図におい
て、42は過去の参照日の熱源機運転時間実績値(蓄熱
/空調時間帯別)、平均外気温度(蓄熱/空調時間帯
別)、運転開始/終了時の蓄熱槽出口温度を記憶する手
段で、これら過去の参照日の熱源機運転時間実績値(蓄
熱/空調時間帯別)、平均外気温度(蓄熱/空調時間帯
別)、運転開始/終了時の蓄熱槽出口温度の値が当日の
熱源機運転時間計画値のベースとなる。尚、参照日と
は、間近の同種日を基本とし、祝日でない月曜日から金
曜日の平日、祝日でない土曜日、日曜日及び祝日に分類
する。
【0022】43は外気温度センサ40の検出信号を1
時間毎に記憶する手段、44はこの外気温度センサ40
の検出信号を1時間毎に記憶する手段43で記憶した外
気温度を基に当日の平均外気温度(蓄熱/空調時間帯
別)を予測する手段、45は当日の運転開始時の蓄熱槽
出口温度を記憶する手段、46は当日の運転終了時の蓄
熱槽出口目標温度を設定する手段、47は前記過去の参
照日の熱源機運転時間実績値(蓄熱/空調時間帯別)、
平均外気温度(蓄熱/空調時間帯別)、運転開始/終了
時の蓄熱槽出口温度を記憶する手段42、外気温度セン
サ40の検出信号を1時間毎に記憶する手段43で記憶
した外気温度を基に当日の平均外気温度(蓄熱/空調時
間帯別)を予測する手段44、当日の運転開始時の蓄熱
槽出口温度を記憶する手段45及び当日の運転終了時の
蓄熱槽出口目標温度を設定する手段46から得られる数
値を基に当日の熱源機所要運転時間を算出する手段、
【0023】48は前記過去の参照日の熱源機運転時間
実績値(蓄熱/空調時間帯別)、平均外気温度(蓄熱/
空調時間帯別)、運転開始/終了時の蓄熱槽出口温度を
記憶する手段42、外気温度センサ40の検出信号を1
時間毎に記憶する手段43で記憶した外気温度を基に当
日の平均外気温度(蓄熱/空調時間帯別)を予測する手
段44、当日の運転開始時の蓄熱槽出口温度を記憶する
手段45及び当日の運転終了時の蓄熱槽出口目標温度を
設定する手段46から得られる数値を基に当日の熱源機
所要運転時間を算出する手段47にて算出した、当日の
熱源機所要運転時間を各熱源機に分配する手段、49は
分配された各熱源機の運転時間計画値を基に各熱源機に
運転指令を与える手段である。
【0024】次に、蓄熱装置における当日の熱源機所要
運転時間を算出する方法を図3に示したフローチャート
を基に説明する。図3は当日の熱源機所要運転時間を算
出するフローチャートである。図において、ステップ5
1で現在時刻が蓄熱運転開始時刻(22時)かを判定
し、開始時刻であればステップ52で当日(翌日)の曜
日判定を行う。この蓄熱運転開始時刻時刻を運転開始時
刻とし、運転終了時刻は運転開始時刻から1日(24時
間)経過時の時刻とする。ステップ53で前記ステップ
52で判定した当日(翌日)の曜日から参照日(平日/
土曜/日曜)を判定する。ステップ54で当日の運転開
始時の蓄熱槽出口温度Tstt(0)を検出し、制御装
置41のメモリに記憶する。ステップ55で参照日の蓄
熱時間帯の熱源機運転時間実績値Xnr及び空調時間帯
の熱源機運転時間実績値Xdrをメモリから読み出す。
【0025】ステップ56で運転開始時蓄熱槽出口温度
Tstr(0)及び運転終了時蓄熱槽出口温度Tstr
(24)をメモリから読み出す。ステップ57で参照日
の蓄熱時間帯平均外気温度Tanr及び空調時間帯平均
外気温度Tadrをメモリから読み出す。ステップ58
で蓄熱時間帯平均外気温度Tant及び空調時間帯平均
外気温度Tadtを予測する。ステップ59で蓄熱時間
帯の平均外気温度Tantにおける熱源機の合計能力Q
Rnt及び空調時間帯の平均外気温度Tadtにおける
熱源機の合計能力QRdtを算出する。
【0026】ステップ60で参照日の蓄熱時間帯の熱源
機運転時間Xnrが夜間運転最大時間Xnmaxと等し
いか否かを判定する。これはなるべく昼間の空調運転時
間を減らして、夜間に運転時間をシフトするためであ
る。
【0027】蓄熱時間帯の熱源機運転時間Xnrが夜間
運転最大時間Xnmaxと等しければ、 ΔXn:参照日との蓄熱槽出口水温差に対する補正分+
蓄熱時間帯における参照日との外気温度差に伴う熱源機
能力差に対する補正分。 ΔXd:参照日との蓄熱槽出口水温差に対する補正分+
空調時間帯における参照日との外気温度差に伴う熱源機
能力差に対する補正分。 とすると、当日の蓄熱時間帯の熱源機所要運転時間Xn
t[時間]、及び空調時間帯の熱源機所要運転時間Xd
t[時間]は、 Xnt=Xnr+ΔXn・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) Xdt=Xdr+ΔXd・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) で与えられるから、ステップ61でΔXnを0[時間]
として、ΔXdを算出する。 ΔXd=(ρ・c・W・DT+e・ΔTan・Xnr+c・ΔTad・Xdr+a・ΔT ad)/QRdt・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
【0028】ここで、添え字、t:当日(予測値、計画
値)、r:参照日(実績値) ρ・c・W:蓄熱槽内水(および槽自身)の熱容量 [Mcal/℃] DT={Tstr(24)−Tstt(24)}−{Tstr(0)−Tstt (0)}・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) Tstt(24):運転終了時の蓄熱槽出口目標温度Δ
Tan=Tant−Tanr:蓄熱時間帯平均気温の当
日予測値と参照日実績 値との差・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) ΔTad=Tadt−Tadr:空調時間帯平均気温の
当日予測値と参照日実績 値との差・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) QRn=−e・Tan+f・・・・・・・・・・・・・・・・(7) QRd=−c・Tad+d・・・・・・・・・・・・・・・・・(8) QRn:蓄熱時間帯蓄熱運転時の平均気温Tanにおけ
る熱源機合計能力[Mcal/h] QRd:空調時間帯空調運転時の平均気温Tadにおけ
る熱源機合計能力[Mcal/h] である。
【0029】式(3)の右辺は、それぞれ、 分子第1項(ρ・c・W・DT):蓄熱槽出口温度差から
求められる1日運転前後の残蓄熱量差の参照日と当日の
差[Mcal] 分子第2項(e・ΔTan・Xnr):蓄熱時間帯外気温
度差に伴う熱源機蓄熱時間帯能力積算値の参照日と当日
の差[Mcal] 分子第3項(c・ΔTad・Xdr):空調時間帯外気温
度差に伴う熱源機空調時間帯能力積算値の参照日と当日
の差[Mcal] 分子第4項(a・ΔTad):空調時間帯外気温度差に
伴う空調熱負荷積算値の参照日と当日の差[Mcal] 分母(QRdt):当日予想される熱源機空調時間帯合
計能力[Mcal/h]に対応している。
【0030】式(7)、(8)における係数c、d、
e、fは、熱源機合計能力(蓄熱時間帯QRn、空調時
間帯QRd)と外気温度(蓄熱時間帯平均Tan、空調
時間帯平均Tad)の関係を表す係数で、熱源機の機種
ごとに予め定数または蓄熱媒体温度の関数などで設定し
ておく。
【0031】当日の蓄熱時間帯の熱源機所要運転時間X
nt、及び空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdtは式
(1)、(2)より、 Xnt=Xnr=Xnmax[時間]・・・・・・・・・・・(9) Xdt=Xdt+ΔXd[時間]・・・・・・・・・・・・(10) となる。
【0032】次いで、ステップ62で、ステップ61に
て算出した空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdtが負
か否か判定する。Xdtが負の場合、ΔXd=−Xdr
(Xdt=0)として、蓄熱時間帯の熱源機所要運転時
間Xntを減らして蓄熱量を制御する必要がある。この
ときの蓄熱時間帯熱源機運転時間計画補正値ΔXnは
【0033】 ΔXn=(ρ・c・W・DT+e・ΔTan・Xnr+c・ΔTad・Xdr+a・ΔTad −QRdt・ΔXd)/QRnt・・・・・・・・・・(11) から求められる。
【0034】右辺分子の最後の項(−QRdt・ΔX
d)は、当日の熱源機所要運転時間Xdtが減った分の
熱量を補正するためのものである。
【0035】当日の蓄熱時間帯の熱源機所要運転時間X
nt[時間]、及び空調時間帯の熱源機所要運転時間X
dt[時間]は、 Xnt=Xnmax+ΔXn[時間]・・・・・・・・・(12) Xdt=0[時間]・・・・・・・・・・・・・・・・・(13) となる。
【0036】Xdtが負でなければステップ64でXd
t<0.5[時間]か否かを判定し、 Xdt<0.5
[時間]であればステップ65で空調時間帯の熱源機所
要運転時間Xdtは0と見なしてXdt=0とする。
【0037】逆に、Xdt≧0.5[時間]であればス
テップ66でXdt>Xnmaxか否かを判定し、Xd
t>Xnmaxであればステップ67で空調時間帯の熱
源機所要運転時間Xdtを空調時間帯運転最大時間Xd
nmaxとする。
【0038】一方、参照日の運転について、蓄熱時間帯
の熱源機運転時間Xnrが蓄熱時間帯運転最大時間Xn
max未満であれば、ステップ68でつぎの式からΔX
nを求める。 ΔXn=(ρ・c・W・DT+e・ΔTan・Xnr+c・ΔTad・Xdr+a・ΔTad )/QRnt・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(14)
【0039】したがって、当日の蓄熱時間帯の熱源機所
要運転時間Xnt[時間]、及び空調時間帯の熱源機所
要運転時間Xdt[時間]は、 Xnt=Xnr+ΔXn[時間]・・・・・・・・・・・(15) Xdt=0[時間]・・・・・・・・・・・・・・・・・(16) となる。
【0040】次に、ステップ69でXnt≧Xnmax
か否かを判定する。Xnt≧Xnmaxの場合、ステッ
プ70でXnt=Xnmaxとして、空調時間帯の熱源
機の運転によって蓄熱量不足を補う必要がある。このと
きの空調時間帯の熱源機運転時間計画補正値ΔXdは、
つぎの式から求める。 ΔXd=(ρ・c・W・DT+e・ΔTan・Xnr+c・ΔTad・Xdr+a・ΔTad− QRdt・ΔXd)/QRnt・・・・・・・・・・(17) 分子の最後の項(−QRdt・ΔXd)は、当日蓄熱時
間帯の運転時間が増えた分の熱量を補正するためのもの
である。
【0041】したがって、当日の蓄熱時間帯の熱源機所
要運転時間Xnt[時間]、及び空調時間帯の熱源機所
要運転時間Xdt[時間]は、 Xnt=Xnmax[時間]・・・・・・・・・・・・・(18) Xdt=ΔXd[時間]・・・・・・・・・・・・・・・(19) となる。
【0042】次に、ステップ71でXdt<0.5[時
間]か否かを判定してXdt<0.5[時間]であれば
ステップ72で空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdt
は0と見なしてXdt =0とする。Xdt≧0.5
[時間]であればステップ73でXdt>Xdnmax
か否かを判定し、Xdt>Xdmaxであればステップ
74で空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdtを空調時
間帯運転最大時間Xdmaxとする。
【0043】以上、当日の蓄熱時間帯の熱源機所要運転
時間Xnt及び空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdt
を算出したら、ステップ75で蓄熱時間帯の熱源機の運
転時間実績値Xnr及び空調時間帯の熱源機の運転時間
実績値Xdrをリセットして処理を終了する。
【0044】次に、上記により算出した当日の空調時間
帯の熱源機所要運転時間Xdt及び蓄熱時間帯の熱源機
所要運転時間Xntを各熱源機に分配する処理につい
て、図4に示す当日の空調時間帯の熱源機所要運転時間
を各熱源機に振り分けるフローチャート及び図5に示す
当日の蓄熱時間帯の熱源機所要運転時間を各熱源機に振
り分けるフローチャートにより説明する。
【0045】図4は空調時間帯の熱源機所要運転時間X
dtを各熱源機番号の少ない順に分配し、各熱源機の運
転時間計画値を算出するフローチャートである。図にお
いて、ステップ76で空調時間帯の熱源機運転時間Xd
tを読み込み、ステップ77で熱源機台数Nは1台かの
判定を行い、1台であればステップ78で読み込んだ熱
源機運転時間Xdtを熱源機運転時間計画値Xd1にセ
ットし終了する。熱源機台数が1台でなければ、No.1
熱源機から運転時間を最大運転時間ずつ順次分配するた
め、ステップ79で変数k(=1〜N)に初期値として
1をセットする。次に、ステップ80でNo.k熱源機
1台で運転した場合の所要運転時間hkを蓄熱装置にお
ける当日の熱源機所要運転時間Xdtより熱源機の合計
能力QRdtとNo.k熱源機能力QRdkの比から算
出し、ステップ81にて上記で算出したNo.k熱源機
運転時間hkと1日の蓄熱最大運転時間Xmaxと比較
し、熱源機運転時間hkが蓄熱運転時間最大値Xmax
以上であればステップ82でNo.k熱源機運転時間X
dkを蓄熱運転時間最大値Xmaxとする。
【0046】次に、熱源機台数分の運転時間算出終了判
定のため、ステップ83で変数kと熱源機台数Nの比較
を行い、変数kと熱源機台数Nが等しければ処理を終了
し、等しくなければステップ84でNo.k熱源機の運
転時間Xmaxを能力QRdtの熱源機の運転時間に換
算した時間(QRdk/QRdt)・Xmaxを蓄熱装
置における熱源機所要運転時間Xdtから差し引いた値
を次の熱源機番号の熱源機運転時間算出時の蓄熱装置に
おける熱源機所要運転時間Xdtとする。その後、次の
熱源機番号の熱源機について運転時間算出処理を行うた
め、ステップ85で変数kに1を加えてステップ80に
進み、処理を続ける。
【0047】ステップ81で熱源機運転時間hkが蓄熱
運転時間最大値Xmax未満であれば、ステップ86で
No.k熱源機の運転時間Xdkをhkとし、ステップ
87で変数kと熱源機台数Nの比較を行う。ステップ8
7で変数kと熱源機台数Nが等しければ処理を終了し、
等しくなければステップ88で変数kに1を加えて、ス
テップ89でNo.k熱源機の運転時間Xdkにゼロを
設定し、ステップ87に進み、残りの熱源機について運
転時間ゼロ設定を行う。
【0048】また、図5は蓄熱時間帯の熱源機所要運転
時間Xntに関するフローチャートである。蓄熱時間帯
の熱源機運転時間計画値については夜間電力負荷を平準
化する必要がないので、蓄熱時間帯の熱源機所要運転時
間Xntを各熱源機の熱源機運転時間計画値にそのまま
均等にセットする。
【0049】図5において、ステップ90で蓄熱時間帯
熱源機運転時間計画値Xntを読み込み、No.1熱源
機から運転時間を均等にセットするため、ステップ91
で変数k(=1〜N)に初期値として1をセットする。
次に、ステップ92でNo.k熱源機の運転時間Xnk
にXntをセットし、ステップ93で変数kと熱源機台
数Nの比較を行う。ステップ93で変数kと熱源機台数
Nが等しければ処理を終了し、等しくなければステップ
94で変数kに1を加えて、ステップ92に進み、残り
の熱源機の熱源機運転時間計画値について蓄熱時間帯の
熱源機所要運転時間Xntをセットする。
【0050】以上のように、蓄熱装置における当日の熱
源機所要運転時間を算出してこれを各熱源機の能力比で
熱源機番号の少ない順に従って各熱源機に最大運転時間
ずつ分配を行い、各熱源機の運転時間を算出することが
できる。
【0051】さらに、各熱源機の合計能力を持つ熱源機
の所要運転時間の各熱源機への分配順位を固定(熱源機
番号の少ない順)した場合は、使用時間を長くしたい熱
源機を熱源機番号で選択できるので、既設熱源機に新設
熱源機を組合わせる時に新設熱源機の分配順位を高くす
れば、新設熱源機の積算運転時間が伸び、既設熱源機と
の積算運転時間のバランス調整ができる。
【0052】実施の形態2.図6により、この発明の実
施の形態2を説明する。図6は、実施の形態2における
空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdtを各熱源機に振
り分けるフローチャートである。まず、蓄熱運転開始時
における各熱源機の積算運転時間を熱源機毎に制御装置
41のメモリに記憶しておく。次に、実施の形態1と同
様に当日の熱源機所要運転時間Xdt及びXntを算出
する。これについては実施の形態1と同様のため、説明
を省略する。
【0053】次に、図6のステップ76で、ステップ7
6で空調時間帯の熱源機運転時間Xdtを読み込み、ス
テップ77で熱源機台数Nは1台かの判定を行い、1台で
あればステップ78で読み込んだ熱源機運転時間Xdt
を熱源機運転時間計画値Xd1にセットし終了する。熱
源機台数が1台でなければ、ステップ95にて、先に記
録した各熱源機の積算運転時間により、積算運転時間の
少ない順に運転時間を分配する順位を決定する。
【0054】さらに、ステップ96により、分配順位に
従い熱源機番号を並べ替える。このとき、制御装置41
のメモリには図7に示すような配置にて、先頭番地に記
録される熱源機番号は分配順位1位の熱源機の番号、先
頭番地+1の番地に記録される熱源機番号は分配順位2
位の熱源機の番号というように、先頭番地+(N−1)
の番地まで順次記録する。
【0055】次に、ステップ97で図7の先頭番地から
の相対番地iに初期値としてゼロをセットし、ステップ
98で先頭番地+iの番地に記録されている熱源機番号
をkにセットする。次に、ステップ80でNo.k熱源
機1台で運転した場合の所要運転時間hkを蓄熱装置に
おける当日の熱源機所要運転時間Xdtより熱源機の合
計能力QRdtとNo.k熱源機能力QRd1の比から算
出し、ステップ81にて上記で算出したNo.k熱源機
運転時間hkと1日の蓄熱最大運転時間Xmaxと比較
し、熱源機運転時間hkが蓄熱運転時間最大値Xmax
以上であればステップ82でNo.k熱源機運転時間X
dkを蓄熱運転時間最大値Xmaxとする。
【0056】次に、熱源機台数分の運転時間算出終了判
定のため、ステップ99で相対番地iと熱源機台数Nか
ら1を引いた値の比較を行い、相対番地iと熱源機台数
Nから1を引いた値が等しければ処理を終了し、等しく
なければステップ84でNo.k熱源機の運転時間Xm
axを能力QRdtの熱源機の運転時間に換算した時間
(QRdk/QRdt)・ Xmaxを蓄熱装置における
熱源機所要運転時間Xdtから差し引いた値を次の熱源
機運転時間算出時の蓄熱装置における熱源機所要運転時
間Xdtとする。その後、次の分配順位の熱源機につい
て運転時間算出処理を行うため、ステップ100で相対
番地iに1を加えてステップ98に進み、処理を続け
る。
【0057】ステップ81で熱源機運転時間hkが蓄熱
運転時間最大値Xmax未満であれば、ステップ86で
No.k熱源機の運転時間Xdkをhkとし、ステップ
101で相対番地iと熱源機台数Nから1を引いた値の
比較を行う。相対番地iと熱源機台数Nから1を引いた
値が等しければ処理を終了し、等しくなければステップ
102で相対番地iに1を加えて、ステップ103で先
頭番地+iの番地に記録されている熱源機番号をkにセ
ットする。さらに、ステップ104でNo.k熱源機の
運転時間Xdkにゼロを設定し、ステップ101に進
み、残りの熱源機について運転時間ゼロ設定を行う。
尚、蓄熱時間帯の熱源機所要運転時間Xntに関して
は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
【0058】以上のように熱源機所要運転時間を分配す
ることにより、各熱源機の積算運転時間が平滑化されて
均一になり、熱源機のメンテナンスを同一時期に実施で
きるので、メンテナンス費用を軽減できる。
【0059】実施の形態3.図8は、実施の形態3にお
ける空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdtを各熱源機
に振り分けるフローチャートである。図8と実施の形態
2を示す図6との相違点は、図6が予め記録しておいた
蓄熱運転開始時における各熱源機の積算運転時間よりス
テップ95において熱源機の積算運転時間の少ない順に
運転時間を分配する順位を決定していたことに対して、
図8では予め制御装置41に設定しておいた各熱源機の
効率よりステップ105において効率の良い順に熱源機
所要運転時間の分配順位を決定していることである。
【0060】これにより、効率の良い熱源機の運転稼動
率が高くなり、蓄熱装置全体として効率の良い運転を行
うことができる。
【0061】実施の形態4.図9により、この実施の形
態4を説明する。図9は、実施の形態4における空調時
間帯の熱源機所要運転時間Xdtを各熱源機に振り分け
るフローチャートである。まず、実施の形態1と同様に
当日の熱源機所要運転時間Xdt及びXntを算出す
る。これについては実施の形態1と同様のため、説明を
省略する。次にステップ76で空調時間帯の熱源機運転
時間Xdtを読み込み、ステップ77で熱源機台数Nは
1台かの判定を行い、1台であればステップ78で読み込
んだ熱源機運転時間Xdtを熱源機運転時間計画値Xd
1にセットし終了する。熱源機台数が1台でなければ、N
o.1熱源機から運転時間を最大運転時間ずつ順次分配
するため、ステップ79で変数k(=1〜N)に初期値
として1をセットする。
【0062】次に、ステップ106でNo.k熱源機の
運転時間XdkにXdtをセットし、ステップ87で変
数kと熱源機台数Nの比較を行う。ステップ87で変数
kと熱源機台数Nが等しければ処理を終了し、等しくな
ければステップ88で変数kに1を加えて、ステップ1
06に進み、残りの熱源機の熱源機運転時間計画値につ
いて空調時間帯の熱源機所要運転時間Xdtをセットす
る。尚、蓄熱時間帯の熱源機所要運転時間Xntに関し
ては、実施の形態1と同様であるので、説明を省略す
る。
【0063】このように、蓄熱装置における当日の熱源
機所要運転時間を各熱源機に均等に分配すれば、各熱源
機の運転時間計画値は蓄熱装置における熱源機所要運転
時間となり、設定時刻から運転開始し計画時間運転後同
時に終了する。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明の蓄熱装置の制
御装置によれば、過去の熱源機運転時間、平均外気温度
及び運転開始時及び終了時の蓄熱槽出口温度を記憶する
手段と、当日の平均外気温度を予測する手段と、当日の
運転開始時の蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運転終
了時の氷蓄熱槽出口目標温度を設定する手段と、各手段
から得られる値から各熱源機の合計能力を持つ熱源機の
所要運転時間を算出する手段と、算出した前記所要運転
時間を熱源機番号順に各熱源機の能力比で最大運転時間
ずつ分配する手段とを備えた構成としたので、過去の熱
源機運転時間実績値に基づいて当日の熱源機の運転時間
計画が蓄熱槽出口温度、外気温度予測値などにより設定
でき、蓄熱槽に高価な水位センサを必要とせず、簡易な
構成によって安価な蓄熱時間帯電力を有効に利用して所
要の空調作用を得ることができる効果がある。
【0065】また、この発明の蓄熱装置の制御装置によ
れば、過去の熱源機運転時間、平均外気温度及び運転開
始時及び終了時の蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当
日の平均外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時
の蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄
熱槽出口目標温度を設定する手段と、各手段から得られ
る値から各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を熱源
機の積算運転時間の少ない順に各熱源機の能力比で最大
運転時間ずつ分配する手段とを備えた構成としたから、
新設の熱源機が既設の熱源機よりも優先的に最大運転時
間ずつ分配されるので、各熱源機の積算運転時間が均一
化されて熱源機のメンテナンスを同一時期にでき、メン
テナンス費用を軽減できる効果がある。
【0066】また、この発明の蓄熱装置の制御装置によ
れば、過去の熱源機運転時間、平均外気温度及び運転開
始時及び終了時の蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当
日の平均外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時
の蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄
熱槽出口目標温度を設定する手段と、各手段から得られ
る値から各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を効率
の良い順に各熱源機の能力比で最大運転時間ずつ分配す
る手段とを備えた構成としたから、所要運転時間の分配
順位を設定し、各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要
運転時間をその分配順位に従い各熱源機に最大運転時間
ずつ分配を行えば、蓄熱装置全体として効率の良い運転
を行うことができる効果がある。
【0067】また、この発明の蓄熱装置の制御装置によ
れば、過去の熱源機運転時間、平均外気温度及び運転開
始時及び終了時の蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当
日の平均外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時
の蓄熱槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄
熱槽出口目標温度を設定する手段と、各手段から得られ
る値から各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を各熱
源機に均等に分配する手段とを備えた構成としたから、
熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時間の分配を
各熱源機に均等に行うように設定すれば、各熱源機が設
定時刻から同時に運転し計画時間運転後終了するので、
運転時間帯の熱源機の能力を最大能力まで発揮すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による蓄熱装置を示
す冷媒回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による蓄熱装置の制
御装置を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による蓄熱装置の制
御装置における、当日の熱源機所要運転時間を算出する
フローチャートである 。
【図4】 この発明の実施の形態1において当日の空調
時間帯の熱源機所要運転時間を各熱源機に振り分けるフ
ローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1において当日の蓄熱
時間帯の熱源機所要運転時間を各熱源機に振り分けるフ
ローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2において、当日の空
調時間帯の熱源機所要運転時間を各熱源機に振り分ける
フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2における制御装置の
メモリ内における熱源機番号の配置である。
【図8】 この発明の実施の形態3において当日の空調
時間帯の熱源機所要運転時間を各熱源機に振り分けるフ
ローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4において当日の空調
時間帯の熱源機所要運転時間を各熱源機に振り分けるフ
ローチャートである。
【図10】 従来の蓄熱装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
16 蓄熱装置、 17 熱源機、 18 ブライン側
熱交換器、 19 水側熱交換器、 21 蓄熱槽、
36 制御装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱槽とブライン側熱交換器と水側熱交
    換器とを搭載した複数台の熱源機の運転動作を制御する
    蓄熱装置の制御装置において、過去の熱源機運転時間、
    当該日の平均外気温度、当該日の運転開始時及び運転終
    了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当日の平均
    外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時の氷蓄熱
    槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄熱槽出
    口目標温度を設定する手段と、前記各手段よりそれぞれ
    得た、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度、
    当該日の運転開始時及び運転終了時の氷蓄熱槽出口温
    度、当日の平均外気温度予測値、当日の運転開始時の氷
    蓄熱槽出口温度、及び運転終了時の氷蓄熱槽出口目標温
    度から、各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
    間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を熱源
    機番号順に各熱源機の能力比で最大運転時間ずつ分配す
    る手段と、を備えたことを特徴とする蓄熱装置の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 蓄熱槽とブライン側熱交換器と水側熱交
    換器とを搭載した複数台の熱源機の運転動作を制御する
    蓄熱装置の制御装置において、過去の熱源機運転時間、
    当該日の平均外気温度、当該日の運転開始時及び運転終
    了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当日の平均
    外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時の氷蓄熱
    槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄熱槽出
    口目標温度を設定する手段と、前記各手段よりそれぞれ
    得た、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度、
    当該日の運転開始時及び運転終了時の氷蓄熱槽出口温
    度、当日の平均外気温度予測値、当日の運転開始時の氷
    蓄熱槽出口温度、及び運転終了時の氷蓄熱槽出口目標温
    度から、各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
    間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を熱源
    機の積算運転時間の少ない順に各熱源機の能力比で最大
    運転時間ずつ分配する手段と、を備えたことを特徴とす
    る蓄熱装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 蓄熱槽とブライン側熱交換器と水側熱交
    換器とを搭載した複数台の熱源機の運転動作を制御する
    蓄熱装置の制御装置において、過去の熱源機運転時間、
    当該日の平均外気温度、当該日の運転開始時及び運転終
    了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当日の平均
    外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時の氷蓄熱
    槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄熱槽出
    口目標温度を設定する手段と、前記各手段よりそれぞれ
    得た、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度、
    当該日の運転開始時及び運転終了時の氷蓄熱槽出口温
    度、当日の平均外気温度予測値、当日の運転開始時の氷
    蓄熱槽出口温度、及び運転終了時の氷蓄熱槽出口目標温
    度から、各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
    間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を熱源
    機の効率の良い順に各熱源機の能力比で最大運転時間ず
    つ分配する手段と、を備えたことを特徴とする蓄熱装置
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 蓄熱槽とブライン側熱交換器と水側熱交
    換器とを搭載した複数台の熱源機の運転動作を制御する
    蓄熱装置の制御装置において、過去の熱源機運転時間、
    当該日の平均外気温度、当該日の運転開始時及び運転終
    了時の氷蓄熱槽出口温度を記憶する手段と、当日の平均
    外気温度を予測する手段と、当日の運転開始時の氷蓄熱
    槽出口温度を検出する手段と、運転終了時の氷蓄熱槽出
    口目標温度を設定する手段と、前記各手段よりそれぞれ
    得た、過去の熱源機運転時間、当該日の平均外気温度、
    当該日の運転開始時及び運転終了時の氷蓄熱槽出口温
    度、当日の平均外気温度予測値、当日の運転開始時の氷
    蓄熱槽出口温度、及び運転終了時の氷蓄熱槽出口目標温
    度から、各熱源機の合計能力を持つ熱源機の所要運転時
    間を算出する手段と、算出した前記所要運転時間を各熱
    源機に均等に分配する手段と、を備えたことを特徴とす
    る蓄熱装置の制御装置。
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