JPH0712424A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0712424A
JPH0712424A JP5149362A JP14936293A JPH0712424A JP H0712424 A JPH0712424 A JP H0712424A JP 5149362 A JP5149362 A JP 5149362A JP 14936293 A JP14936293 A JP 14936293A JP H0712424 A JPH0712424 A JP H0712424A
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JP
Japan
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indoor
temperature
outdoor air
air
indoor unit
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JP5149362A
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English (en)
Inventor
Junichi Kameyama
純一 亀山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱源機1台に対して複数台接続された各室内
機毎に冷房・暖房運転が選択可能であって、換気用の室
外空気導入により発生した負荷を室内機の運転形態に応
じて低減化するとともに、室外空気と室内空気との温度
差により生じる不都合を解消し得る空気調和装置の提
供。 【構成】 この空気調和装置においては、室外空気吸引
用送風機を備えてなる第1の室内機Bが、吸引した室外
空気を室内側熱交換器5にて冷媒と熱交換させたのち第
2の室内機C又はDに送り込むものである。運転制御装
置90は、室外空気温度が室内空気温度より高い場合に
は、第1の室内機Bを冷房運転させて冷却した室外空気
を、冷房運転中の第2の室内機C又はDに送り込んだの
ち室内に導入し、逆に低い場合には、第1の室内機Bを
暖房運転させて加熱した室外空気を、暖房運転中の第2
の室内機C又はDに送り込んだのち室内に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱源機1台に対して
複数台の室内機を接続した多室型ヒートポンプ式空気調
和装置に係り、詳しくは各室内機毎に冷暖房を選択的
に、かつ一方の室内機では冷房を、他方の室内機では暖
房を同時に行うことができるとともに、少なくとも1台
の室内機が室内換気機能を有する空気調和装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この発明の従来技術について説明
する。図10はこの発明の従来技術の空気調和装置の冷
媒回路を中心とする全体構成図である。また、図11、
図12、図13は図10の従来技術における冷暖房運転
時の動作状態をそれぞれ示したもので、図11は冷房の
みまたは暖房のみの運転動作状態図、図12及び図13
は冷暖房同時運転の動作を示すもので、図12は暖房主
体(装置全体の暖房運転容量が冷房運転容量より大きい
場合)を示し、図13は冷房主体(装置全体の冷房運転
容量が暖房運転容量より大きい場合)を示す運転動作状
態図である。なお、この従来技術では熱源機1台に対し
室内機3台を接続した場合について説明するが、2台以
上の室内機を接続した場合はすべて同様である。
【0003】図10において、Aは熱源機、Bは第1の
室内機、C,Dは第2の室内機で、第1の室内機B及び
第2の室内機C,Dは後述するように互いに並列接続さ
れており、冷凍サイクル上それぞれ同じ構成となってい
る。また、1は圧縮機、2は熱源機Aの冷媒流通方向を
切り換える四方切換弁、3は熱源機側熱交換器、4はア
キュムレータであり、上記四方切換弁2を介して圧縮機
1と接続されている。これらによって熱源機Aが構成さ
れる。
【0004】そして、5はそれぞれ室内機B,C,Dに
設けられた室内側熱交換器、6は熱源機Aの四方切換弁
2と後述する中継器Eとを第4の逆止弁33(後述)を
介して接続する管内径の太い第1の接続配管、6b,6
c,6dはそれぞれ室内機B,C,Dの室内側熱交換器
5と中継器Eとを接続し、第1の接続配管6に対応する
室内機側の第1の接続配管、7は熱源機Aの熱源機側熱
交換器3と中継器Eとを第3の逆止弁32(後述)を介
して接続し上記第1の接続配管6よりも管内径の細い第
2の接続配管である。また、7b,7c,7dはそれぞ
れ室内機B,C,Dの室内側熱交換器5と中継器Eとを
後述の第1の流量制御装置9を介して接続し、第2の接
続配管7に対応する室内機側の第2の接続配管である。
8は室内機側の第1の接続配管6b,6c,6dを、第
1の接続配管6側または第2の接続配管7側に流路切換
可能に接続する三方切換弁である。
【0005】9は室内側熱交換器5に近接して接続さ
れ、冷房時は室内側熱交換器5の出口側の冷媒の過熱度
により、暖房時は過冷却度によりそれぞれ絞り制御され
る第1の流量制御装置であって、室内機側の第2の接続
配管7b,7c,7dに接続されている。10は室内機
側の第1の接続配管6b,6c,6dを、第1の接続配
管6または、第2の接続配管7に流路切換え可能に接続
する三方切換弁8よりなる第1の分岐部である。11は
室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dとそれらの
会合部とを備えてなる第2の分岐部である。12は第2
の接続配管7の途中に設けられた気液分離装置であっ
て、その気相部(装置上部)は三方切換弁8の第1口8
aに接続され、その液相部(装置下部)は第2の分岐部
11に接続されている。
【0006】13は気液分離装置12と第2の分岐部1
1との間に介設され開閉自在に絞り制御される第2の流
量制御装置、14は第2の分岐部11と上記第1の接続
配管6とを結ぶバイパス配管、15はバイパス配管14
の途中に設けられ開閉自在に絞り制御される第3の流量
制御装置である。16b,16c,16dはそれぞれバ
イパス配管14の第3の流量制御装置15の下流に設け
られ、第2の分岐部11における各室内機側の第2の接
続配管7b,7c,7dとの間でそれぞれ熱交換を行う
第3の熱交換部、16aはバイパス配管14の第3の流
量制御装置15の下流及び第3の熱交換部16b,16
c,16dの下流に設けられ、第2の分岐部11におけ
る各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dの会合
部との間でそれぞれ熱交換を行う第2の熱交換部であ
る。
【0007】17は第2の分岐部11と上記第1の接続
配管6との間に介設され開閉自在に絞り制御される第4
の流量制御装置、19はバイパス配管14の上記第3の
流量制御装置15の下流及び第2の熱交換部16aの下
流に設けられ、気液分離装置12と第2の流量制御装置
13とを接続する配管との間で熱交換を行う第1の熱交
換部である。Eは、第1の分岐部10、第2の分岐部1
1、気液分離装置12、第2の流量制御装置13、熱交
換部16a,16b,16c,16d,19、第3の流
量制御装置15、及び第4の流量制御装置17を内蔵し
た中継器である。
【0008】一方、23は第2の流量制御装置13と気
液分離装置12とを接続する配管に設けられた第3の温
度検出装置、25は上記第3の温度検出装置23と同じ
配管に設けられた第1の圧力検出装置、26は第2の分
岐部11近傍に設けられた第2の圧力検出装置である。
また、32は上記熱源機側熱交換器3と上記第2の接続
配管7との間に設けられた第3の逆止弁であり、上記熱
源機側熱交換器3から上記第2の接続配管7へのみ冷媒
流通を許容する。33は上記熱源機Aの四方切換弁2と
上記第1の接続配管6との間に設けられた第4の逆止弁
であり、上記第1の接続配管6から上記四方切換弁2へ
のみ冷媒流通を許容する。34は上記熱源機Aの四方切
換弁2と上記第2の接続配管7との間に設けられた第5
の逆止弁であり、上記四方切換弁2から上記第2の接続
配管7へのみ冷媒流通を許容する。35は上記熱源機側
熱交換器3と上記第1の接続配管6との間に設けられた
第6の逆止弁であり、上記第1の接続配管6から上記熱
源機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。即ち、上
記第3、第4、第5、第6の逆止弁32,33,34,
35より、熱源機側切換弁40が構成される。
【0009】41は一端を気液分離装置12に接続し他
端を第1の接続配管6に接続した液抜き配管、42は液
抜き配管41の気液分離装置12と第1の接続配管6と
の間に設けた第5の流量制御装置、43は液抜き配管4
1の第5の流量制御装置42の下流に設けられ、気液分
離装置12と第1の分岐部10とを接続する配管との間
で熱交換を行う第4の熱交換部である。51は液抜き配
管41の第4の熱交換部43の出口側に設けた第4の温
度検出装置、52は第1の接続配管6と第1の分岐部1
0を接続する配管に設けた第3の圧力検出装置、53は
バイパス配管14の第1の熱交換部19の出口側に設け
た第5の温度検出装置である。
【0010】また、第1の室内機Bは、室内空気を循環
させて冷暖房運転を行うのは無論のこと、例えば室内の
換気を目的として、室外の空気を吸い込みその室内側熱
交換器5を通過させて、更にこの空気を第2の室内機
C,Dの室内側熱交換器5に1次側空気として供給する
ようにも構成されている。
【0011】次に動作について説明する。まず、図11
を用いて全ての室内機の運転形態が冷房運転のみである
場合について説明する。運転に先立って、各三方切換弁
8の第1口8aは閉路にされ、それぞれの第2口8bと
第3口8cは開路にされている。同図に実線矢印で示す
ように、圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは
四方切換弁2を通り、熱源機側熱交換器3で例えば室外
空気と熱交換して凝縮された後、第3の逆止弁32、第
2の接続配管7、気液分離装置12、第2の流量制御装
置13の順に通り、更に第2の分岐部11、室内機側の
第2の接続配管7b,7c,7dを通り、各室内機B,
C,Dに流入する。各室内機B,C,Dに流入した冷媒
は、各室内側熱交換器5の出口の過熱度により制御され
る第1の流量制御装置8により低圧まで減圧されて室内
側熱交換器5で室内空気と熱交換して蒸発しガス化され
室内を冷房する。
【0012】このガス状態となった冷媒は、室内機側の
第1の接続配管6b,6c,6d、三方切換弁8、第1
の分岐部10、第1の接続配管6、第4の逆止弁33、
四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入
される循環サイクルを構成し、室内の冷房運転を行う。
この時、冷媒は第1の接続配管6にて低圧であり、第2
の接続配管7にて高圧であるため、必然的に第3の逆止
弁32、第4の逆止弁33へ流通する。
【0013】また、このサイクルの時、第2の流量制御
装置13を通過した冷媒の一部がバイパス配管14へ入
り第3の流量制御装置15で低圧まで減圧されて、第3
の熱交換部16b,16c,16dで第2の分岐部11
の各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dの冷媒
との間で、また第2の熱交換部16aで第2の分岐部1
1の各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dの会
合部の冷媒との間で、更に第1の熱交換部19で第2の
流量制御装置13に流入する冷媒との間で、熱交換を行
い蒸発する。この蒸発したバイパス配管14の冷媒は、
第1の接続配管6へ入り第4の逆止弁33、四方切換弁
2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環
サイクルを構成し、室内の冷房運転を行う。一方、第
1、第2、第3の熱交換部19,16a,16b,16
c,16dでの熱交換により冷却され、過冷却度を充分
につけられた上記第2の分岐部11における冷媒は、冷
房しようとしている室内機B,C,Dへ流入する。
【0014】次に、図11を用いて全ての室内機の運転
形態が暖房運転のみである場合について説明する。運転
に先立って、各三方切換弁8の第2口8bは閉路にさ
れ、それぞれの第1口8aと第3口8cは開路にされて
いる。同図に点線矢印で示すように、圧縮機1より吐出
された高温高圧の冷媒ガスは、四方切換弁2を通り、第
5の逆止弁34、第2の接続配管7、気液分離装置12
を通り、第1の分岐部10、三方切換弁8、室内機側の
第1の接続配管6b,6c,6dの順に通り、各室内機
B,C,Dの各室内側熱交換器5に流入し、室内空気と
熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。この液状態と
なった冷媒は、各室内側熱交換器5の出口の過冷却度に
より制御される第1の流量制御装置9を通り、室内機側
の第2の接続配管7b,7c,7dから第2の分岐部1
1に流入して合流し、更に第4の流量制御装置17を通
り減圧される。
【0015】この場合、各室内側熱交換器5からの冷媒
は、第1の流量制御装置9または第4の流量制御装置1
7で低圧の気液二相状態まで減圧される。この低圧まで
減圧された冷媒は、第1の接続配管6を経て、第6の逆
止弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、室外空気と熱
交換して蒸発しガス状態となり、四方切換弁2、アキュ
ムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを
構成し、室内の暖房運転を行う。冷媒はこの時、第1の
接続配管6にて低圧であって、第2の接続配管7にて高
圧であるため、必然的に第5の逆止弁34、第6の逆止
弁35へ流通する。
【0016】次に、冷暖房同時運転であって暖房主体の
運転を行う場合について図12を用いて説明する。ここ
では、例えば第1及び第2の室内機B,Cの2台が暖房
を、第2の室内機Dの1台が冷房を行おうとしている場
合について説明する。運転に先立って、各室内機B,C
に接続された三方切換弁8の第2口8bは閉路にされ、
それぞれの第1口8aと第3口8cは開路にされてい
る。また、室内機Dに接続された三方切換弁8の第1口
8aは閉路にされ、その第2口8bと第3口8cは開路
にされている。同図に点線矢印で示すように、圧縮機1
より吐出された高温高圧の冷媒ガスは、四方切換弁2を
経て第5の逆止弁34、第2の接続配管7を通して中継
器Eへ送られ、気液分離装置12を通り、第1の分岐部
10、三方切換弁8、室内機側の第1の接続配管6b,
6cの順に通り、暖房しようとしている各室内機B,C
に流入し、これらの室内側熱交換器5で室内空気と熱交
換して凝縮液化され、室内を暖房する。
【0017】この凝縮液化した冷媒は、各室内側熱交換
器5の出口の過冷却度により制御される第1の流量制御
装置9を通り、若干減圧されて高圧と低圧の中間の圧力
(中間圧)になり、室内機側の第2の接続配管7b,7
cから第2の分岐部11に流入する。この冷媒の一部
は、室内機側の第2の接続配管7dを通り、冷房しよう
とする室内機Dに入り、その室内側熱交換器5の出口の
過熱度により制御される第1の流量制御装置9にて減圧
された後に、室内側熱交換器5に入って熱交換により蒸
発しガス状態となって室内機Dに配備された室内を冷房
し、第1の接続配管6d、三方切換弁8を経て第1の接
続配管6に流入する。
【0018】一方、他の残りの冷媒は、第2の分岐部1
1を通り第1の圧力検出装置25の検出圧力(高圧)
と、第2の圧力検出装置26の検出圧力(中間圧)との
圧力差を一定とするように制御される第4の流量制御装
置17を通り、室内機Dを通って冷房に供された後の冷
媒と合流して太い第1の接続配管6を経て、第6の逆止
弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、室外空気と熱交
換して蒸発しガス状態となる。この冷媒は、四方切換弁
2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環
サイクルを構成し、暖房主体の冷暖房同時運転を行う。
この時、冷房する室内機Dの室内側熱交換器5の蒸発圧
力と熱源機側熱交換器3の凝縮圧力との圧力差は、冷媒
流路が管内径の太い第1の接続配管6に切り換えられる
ため小さくなる。
【0019】また、冷媒はこの時、第1の接続配管6に
て低圧であって、第2の接続配管7にて高圧であるた
め、必然的に第5の逆止弁34、第6の逆止弁35へ流
通する。このサイクルの時、一部の液冷媒は、第2の分
岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7
dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量制
御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部16
b,16c,16dで第2の分岐部11の各室内機側の
第2の接続配管7b,7c,7dの冷媒との間で、また
第2の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内機側
の第2の接続配管7b,7b,7dの会合部の冷媒との
間で、更に第1の熱交換部19で第2の流量制御装置1
3から流入する冷媒との間で、熱交換を行い蒸発する。
【0020】この蒸発した冷媒は、第1の接続配管6、
第6の逆止弁35を経由して熱源機側熱交換器3へ入
り、室外空気と熱交換して蒸発気化した後、四方切換弁
2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される。一
方、第1、第2、第3の熱交換部19,16a,16
b,16c,16dで熱交換し、冷却され過冷却度を十
分につけられた上記第2の分岐部11の冷媒は、冷房し
ようとする室内機Dへ流入する。
【0021】次に、冷暖房同時運転であって冷房主体の
運転を行う場合について図13を用いて説明する。ここ
では、例えば第1及び第2の室内機B,Cの2台が冷房
を、第2の室内機Dの1台が暖房を行おうとしている場
合について説明する。運転に先立って、各室内機B,C
に接続された三方切換弁8の第1口8aは閉路にされ、
それぞれの第2口8bと第3口8cは開路にされてい
る。また、室内機Dに接続された三方切換弁8の第2口
8bは閉路にされ、その第1口8aと第3口8cは開路
にされている。
【0022】同図に実線矢印で示すように、圧縮機1よ
り吐出された高温高圧の冷媒ガスは、四方切換弁2を経
て熱源機側熱交換器3に流入し、室外空気と任意量熱交
換して気液二相で高温高圧の状態となる。その後、この
気液二相で高温高圧状態の冷媒は、第3の逆止弁32、
第2の接続配管7を経て、中継器Eの気液分離装置12
へ送られる。ここで、ガス状冷媒と液状冷媒とに分離さ
れ、分離されたガス状冷媒は第1の分岐部10、三方切
換弁8、室内機側の第1の接続配管6dの順に通り、暖
房しようとする室内機Dに流入し、その室内側熱交換器
5で室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内機Dの配備
された室内を暖房する。更に、その後の冷媒は、室内機
Dの室内側熱交換器5の出口の過冷却度により制御され
る第1の流量制御装置9を通り、少し減圧されて高圧と
低圧の中間の圧力(中間圧)となり、第2の分岐部11
に流入する。
【0023】一方、残りの液状冷媒は、第1の圧力検出
装置25の検出圧力(高圧)と第2の圧力検出装置26
の検出圧力(中間圧)との圧力差を一定とするように制
御される第2の流量制御装置13を通って、第2の分岐
部11に流入し、室内機Dにて暖房に供された冷媒と合
流する。そして、第2の分岐部11、室内機側の第2の
接続配管7b,7cの順に通り、各室内機B,Cに流入
する。各室内機B,Cに流入した冷媒は、各室内側熱交
換器5の出口の過熱度により制御される第1の流量制御
装置9により低圧まで減圧された後に、それぞれの室内
側熱交換器5に流入し、室内空気と熱交換して蒸発しガ
ス化され、室内機B,Cの配備された室内をそれぞれ冷
房する。更に、このガス状態となった冷媒は、室内機側
の第1の接続配管6b,6c、第1の分岐部10の三方
切換弁8を通り、第1の接続配管6、第4の逆止弁3
3、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に
吸入される循環サイクルを構成し、冷房主体の冷暖房同
時運転を行う。冷媒はこの時、第1の接続配管6にて低
圧であって、第2の接続配管7にて高圧であるため、必
然的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33へ流通す
る。
【0024】このサイクルの時、一部の液冷媒は、第2
の分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b,7
c,7dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の
流量制御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換
部16b,16c,16dで第2の分岐部11の各室内
機側の第2の接続配管7b,7c,7dの冷媒との間
で、また第2の熱交換部16aで第2の分岐部11の各
室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dの会合部の
冷媒との間で、更に第1の熱交換部19で第2の流量制
御装置13に流入する冷媒との間で、熱交換を行って蒸
発する。この蒸発した冷媒は第1の接続配管6、第4の
逆止弁33へ入り、四方切換弁2、アキュムレータ4を
経て圧縮機1に吸入される。一方、第1、第2、第3の
熱交換部19,16a,16b,16c,16dで熱交
換し冷却され過冷却度を十分につけられた第2の分岐部
11における冷媒は、冷房しようとしている室内機B,
Cへ流入する。
【0025】ここで、気液分離装置12にて分離された
ガス状冷媒と液状冷媒との境界面である液面が、気液分
離装置12の液抜き配管41よりも下位にある場合、ガ
ス状冷媒は液抜き配管41に流入し第5の流量制御装置
42にて低圧まで減圧される。この場合は、第5の流量
制御装置42の入口における冷媒がガス状態であるた
め、第5の流量制御装置42を流れる冷媒は少ない。こ
のため、液抜き配管41を流れる冷媒は、第4の熱交換
部43にて、気液分離装置12から第1の分岐部10に
流入する高圧のガス状冷媒と熱交換して低圧の過熱ガス
になり、第1の接続配管6に流入する。
【0026】逆に、気液分離装置12にて分離されたガ
ス状冷媒と液状冷媒との境界面である液面が、気液分離
装置12の液抜き配管41よりも上位にある場合は、液
状冷媒が液抜き配管41に流入し第5の流量制御装置4
2にて低圧まで減圧される。この場合は、第5の流量制
御装置42の入口における冷媒が液状態であるため、第
5の流量制御装置42を流れる冷媒は、上記入口におけ
る冷媒がガス状態の場合と比べて実質的に多い。そのた
め、液抜き配管41を流れる冷媒は、第4の熱交換部4
3にて、気液分離装置12から第1の分岐部10に流入
する高圧のガス状冷媒と熱交換しても低圧の過熱ガスに
ならず、気液二相のままで第1の接続配管6に流入す
る。
【0027】次に、第1の室内機Bの動作について説明
する。第1の室内機Bは、第2の室内機C,Dの運転ま
たは停止に連動して、運転または停止するように構成さ
れている。この場合、第1の室内機Bの空気吸入側風路
は室内側から室外側に切り換えられている。そして、第
2の室内機C,Dが、1台でも暖房運転している場合に
は第1の室内機Bは暖房運転し、第1の室内機Bに吸い
込まれた冷たい室外空気は、第1の室内機Bの室内側熱
交換器5で暖められた後、第2の室内機C,Dに供給さ
れる。
【0028】また、第2の室内機C,Dのいずれもが暖
房運転してなく、かついずれかが冷房運転している場合
には、第1の室内機Bは冷房運転する。このとき、第1
の室内機Bに吸い込まれた室外空気は、第1の室内機B
の室内側熱交換器5で冷却された後、第2の室内機C,
Dに供給される。更に、第2の室内機C,Dのいずれも
が暖房運転でも冷房運転でもなく、かついずれかが送風
運転の場合、第1の室内機Bは送風運転を行い、これに
よって室外空気を吸引してそのまま室内の換気を行う。
従って、換気装置を別途設けることなく室内の換気機能
を有するとともに、室外空気を室内に導入することによ
り発生する負荷にも対応できる構成となっている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の多室内機型ヒートポンプ式の空気調和装置によれ
ば、冷暖房を選択的に、かつ一方の室内機では冷房、他
方の室内機では暖房を同時に行うことができるうえ、第
2の室内機C,Dの運転または停止に連動して、第1の
室内機Bを運転または停止させて室外空気の導入による
換気を行えるものであった。しかしながら、この従来の
空気調和装置は室外空気と室内空気との温度差を考慮し
て第1の室内機Bを運転制御するものではなかった。即
ち、この第1の室内機Bは一定の冷暖房能力にて熱交換
した室外空気をそのとき運転中の第2の室内機C,Dに
送り込むため、例えばある第2の室内機が冷房運転中で
あって、室外空気温度が室内温度空気より高い場合であ
っても、第1の室内機Bにより比較的緩やかに冷却され
た室外空気しか冷房運転中の第2の室内機に送り込むこ
とができなかった。これでは、冷房運転中の第2の室内
機にとって、室内空気に対する本来の冷房負荷以外に、
送り込まれた室外空気に対する無用な冷房負荷が増加す
ることになる。
【0030】一方、例えばある第2の室内機が暖房運転
中であって、室外空気温度が室内空気温度より低い場合
であっても、第1の室内機Bにより比較的緩やかに過熱
された室外空気しか暖房運転中の第2の室内機に送り込
むことができなかった。これでは、暖房運転中の第2の
室内機にとって、室内空気に対する本来の暖房負荷以外
に、送り込まれた室外空気に対する無用な暖房負荷が増
加することになる。また、例えばある第2の室内機が送
風運転中であって、室外空気温度が室内空気温度よりも
高い(低い)場合であれば、室内空気とは温度の異なる
室外空気が室内に送り込まれることになる。これでは、
そのときの室内空気の温度を一定に保持しつつ送風運転
を行うことができないといった不都合を生じる。
【0031】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、各室内機毎に冷暖房を選択的
に、かつ一方の室内機では冷房を、他方の室内機では暖
房を同時に行うことが可能で、室外空気の導入による室
内の換気を行えるのはもとより、室外空気の室内への導
入により生ずる負荷を、運転中の室内機の運転形態に応
じて低減化させる構成において、室外空気と室内空気と
の温度差を考慮し、この温度差により生じる不都合を解
消し得る空気調和装置の提供を目的とするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置は、圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交換器、アキ
ュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内側熱交換
器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室内機と
を、第1、第2の接続配管を介して接続すると共に、複
数台の室内機の室内側熱交換器の一方の冷媒出入口を第
1の接続配管または、第2の接続配管に切り換え可能に
接続する切換弁を有する第1の分岐部と、複数台の室内
機の室内側熱交換器の他方の冷媒出入口を、第1の流量
制御装置を介して第2の接続配管に接続してなる第2の
分岐部とを第2の流量制御装置を介して接続し、室外空
気吸引用送風機を備え少なくとも室外空気吸引用送風機
により吸引された室外空気を熱交換させる第1の室内機
と、室内空気を循環させる送風機を備え該送風機により
循環される室内空気または、第1の室内機から送り込ま
れた熱交換後の室外空気を熱交換させる第2の室内機と
により複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖房同時
運転可能なものにおいて、室外空気の温度を検出する第
1の温度検出装置と、室内空気の温度を検出する第2の
温度検出装置と、第2の室内機の運転時に、第1の温度
検出装置により検出された室外空気温度と第2の温度検
出装置により検出された室内空気温度とを比較し、検出
された室外空気温度が検出された室内空気温度よりも高
い場合に、第1の室内機に冷房運転を行わせる第1の制
御装置とを設けたことを特徴とするものである。
【0033】また、圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交
換器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内
側熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室
内機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると共
に、複数台の室内機の室内側熱交換器の一方の冷媒出入
口を第1の接続配管または、第2の接続配管に切り換え
可能に接続する切換弁を有する第1の分岐部と、複数台
の室内機の室内側熱交換器の他方の冷媒出入口を、第1
の流量制御装置を介して第2の接続配管に接続してなる
第2の分岐部とを第2の流量制御装置を介して接続し、
室外空気吸引用送風機を備え少なくとも室外空気吸引用
送風機により吸引された室外空気を熱交換させる第1の
室内機と、室内空気を循環させる送風機を備え該送風機
により循環される室内空気または、第1の室内機から送
り込まれた熱交換後の室外空気を熱交換させる第2の室
内機とにより複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖
房同時運転可能なものにおいて、室外空気の温度を検出
する第1の温度検出装置と、室内空気の温度を検出する
第2の温度検出装置と、第2の室内機の運転時に、第1
の温度検出装置により検出された室外空気温度と第2の
温度検出装置により検出された室内空気温度とを比較
し、検出された室外空気温度が検出された室内空気温度
よりも低い場合に、第1の室内機に暖房運転を行わせる
第2の制御装置とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0034】更に、圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交
換器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内
側熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室
内機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると共
に、複数台の室内機の室内側熱交換器の一方の冷媒出入
口を第1の接続配管または、第2の接続配管に切り換え
可能に接続する切換弁を有する第1の分岐部と、複数台
の室内機の室内側熱交換器の他方の冷媒出入口を、第1
の流量制御装置を介して第2の接続配管に接続してなる
第2の分岐部とを第2の流量制御装置を介して接続し、
室外空気吸引用送風機を備え少なくとも室外空気吸引用
送風機により吸引された室外空気を熱交換させる第1の
室内機と、室内空気を循環させる送風機を備え該送風機
により循環される室内空気または、第1の室内機から送
り込まれた熱交換後の室外空気を熱交換させる第2の室
内機とにより複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖
房同時運転可能なものにおいて、室外空気の温度を検出
する第1の温度検出装置と、室内空気の温度を検出する
第2の温度検出装置と、第1の温度検出装置により検出
された室外空気温度と第2の温度検出装置により検出さ
れた室内空気温度とを比較して、検出された室外空気温
度が検出された室内空気温度よりも高いと判断し、更に
第2の室内機のうち冷房運転または送風運転を行う室内
機が1台もなく、かつ少なくとも1台の暖房運転を行う
第2の室内機があると判断した場合に、第1の室内機に
暖房運転を行わせる第3の制御装置とを設けたことを特
徴とするものである。
【0035】そして、圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱
交換器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室
内側熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の
室内機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると
共に、複数台の室内機の室内側熱交換器の一方の冷媒出
入口を第1の接続配管または、第2の接続配管に切り換
え可能に接続する切換弁を有する第1の分岐部と、複数
台の室内機の室内側熱交換器の他方の冷媒出入口を、第
1の流量制御装置を介して第2の接続配管に接続してな
る第2の分岐部とを第2の流量制御装置を介して接続
し、室外空気吸引用送風機を備え少なくとも室外空気吸
引用送風機により吸引された室外空気を熱交換させる第
1の室内機と、室内空気を循環させる送風機を備え該送
風機により循環される室内空気または、第1の室内機か
ら送り込まれた熱交換後の室外空気を熱交換させる第2
の室内機とにより複数台の室内機を構成してなり、冷
房、暖房同時運転可能なものにおいて、室外空気の温度
を検出する第1の温度検出装置と、室内空気の温度を検
出する第2の温度検出装置と、第1の温度検出装置によ
り検出された室外空気温度と第2の温度検出装置により
検出された室内空気温度とを比較して、検出された室外
空気温度が検出された室内空気温度よりも低いと判断
し、更に第2の室内機のうち暖房運転または送風運転を
行う室内機が1台もなく、かつ少なくとも1台の冷房運
転を行う第2の室内機があると判断した場合に、第1の
室内機に冷房運転を行わせる第4の制御装置とを設けた
ことを特徴とするものである。
【0036】
【作用】この発明による空気調和装置によれば、元来よ
り、冷暖房を選択的に、かつ一方の室内機では冷房、他
方の室内機では暖房を同時に行うことができ、第2の室
内機の運転または停止に連動して、第1の室内機を運転
または停止させて室外空気の導入による換気を行うこと
ができる。そのうえ、この空気調和装置では、第2の室
内機のうち少なくとも1台が、冷房、暖房、送風運転の
内いずれかの運転状態であると、かつ第1の温度検出装
置により検出された室外空気温度が第2の温度検出装置
により検出された室内空気温度よりも高いものと、第1
の制御装置が判断すると、この第1の制御装置は第1の
室内機に冷房運転を行わせ、第1の室内機にて例えば室
内空気温度程度まで冷却された室外空気を第2の室内機
に供給する。これにより、第2の室内機の換気による冷
房負荷を軽減できる。また、暖房負荷の換気による無用
な増加を抑えることができる。
【0037】また、第2の室内機のうち少なくとも1台
が、冷房、暖房、送風運転の内いずれかの運転状態であ
ると、かつ第1の温度検出装置により検出された室外空
気温度が第2の温度検出装置により検出された室内空気
温度よりも低いものと、第2の制御装置が判断すると、
この第2の制御装置は第1の室内機に暖房運転を行わ
せ、第1の室内機にて例えば室内空気温度程度まで暖め
られた室外空気を第2の室内機に供給する。これによ
り、第2の室内機の換気による暖房負荷を軽減できる。
また、冷房負荷の換気による無用な増加を抑えることが
できる。
【0038】また、第3の制御装置によって、第1の温
度検出装置により検出された室外空気温度が第2の温度
検出装置により検出された室内空気温度よりも高いと判
断され、更に第2の室内機のうち冷房運転または送風運
転を行う室内機が1台もなく、かつ少なくとも1台の暖
房運転を行う第2の室内機があると判断されると、第3
の制御装置は第1の室内機に暖房運転を行わせ、第1の
室内機にて暖められた室外空気を第2の室内機に供給す
る。これにより、第2の室内機の暖房負荷を軽減するこ
とができる。
【0039】そして、第4の制御装置によって、第1の
温度検出装置により検出された室外空気温度が第2の温
度検出装置により検出された室内空気温度よりも低いと
判断され、更に第2の室内機のうち暖房運転または送風
運転を行う室内機が1台もなく、かつ少なくとも1台の
冷房運転を行う第2の室内機があると判断されると、第
4の制御装置は第1の室内機に冷房運転を行わせ、第1
の室内機にて冷却された室外空気を第2の室内機に供給
する。これにより、第2の室内機の冷房負荷を軽減する
ことができる。
【0040】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例による空気調和装
置の冷媒開路を中心とする全体構成図であり、図2は第
1の室内機の構成要素を示す構成図である。なお、この
実施例では熱源機1台に室内機3台を接続した場合につ
いて説明するが、2台以上の室内機を接続した場合はす
べて同様である。
【0041】図1において、Aは熱源機、Bは第1の室
内機、C,Dは第2の室内機であり、第1の室内機B、
第2の室内機C,Dは後述するように互いに並列接続さ
れており、冷凍サイクル上それぞれ同等の構成となって
いる。また、1は圧縮機、2は熱源機Aの冷媒流通方向
を切り換える四方切換弁、3は熱源機側熱交換器であ
る。4はアキュムレータであって、上記四方切換弁2を
介して圧縮機1と接続されている。これらによって熱源
機Aが構成される。
【0042】そして、5はそれぞれ室内機B,C,Dに
設けられた室内側熱交換器、6は熱源機Aの四方切換弁
2と中継器E(後述する)とを第4の逆止弁33(後述
する)を介して接続する管内径の太い第1の接続配管、
6b,6c,6dはそれぞれ室内機B,C,Dの各室内
側熱交換器5と中継器Eとを接続し、第1の接続配管6
に対応する室内機側の第1の接続配管、7は熱源機Aの
熱源機側熱交換器3と中継器Eとを第3の逆止弁32
(後述する)を介して接続し上記第1の接続配管6より
も管内径の細い第2の接続配管である。
【0043】また、7b,7c,7dはそれぞれ室内機
B,C,Dの各室内側熱交換器5と中継器Eとを第1の
流量制御装置9(後述する)を介して接続し、第2の接
続配管7に対応する室内機側の第2の接続配管である。
8は室内機側の第1の接続配管6b,6c,6dを、第
1の接続配管6側または第2の接続配管7側に流路切り
換え可能に接続する三方切換弁である。9は室内側熱交
換器5に近接して接続され、冷房時は室内側熱交換器5
の出口側の冷媒の過熱度、暖房時は過冷却度に基づいて
絞り制御される第1の流量制御装置であって、室内機側
の第2の接続配管7b,7c,7dに接続される。10
は室内機側の第1の接続配管6b,6c,6dを、第1
の接続配管6または第2の接続配管7に流路切換え可能
に接続する三方切換弁8を備えてなる第1の分岐部、1
1は室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dとそれ
らの会合部とを備えてなる第2の分岐部、12は第2の
接続配管7の途中に設けられた気液分離装置であって、
その気相部(装置上部)は三方切換弁8の第1口8aに
接続され、その液相部(装置下部)は第2の分岐部11
に接続されている。
【0044】13は気液分離装置12と第2の分岐部1
1との間に介設され開閉自在に絞り制御される第2の流
量制御装置、14は第2の分岐部11と上記第1の接続
配管6とを結ぶバイパス配管、15はバイパス配管14
の途中に設けられ開閉自在に絞り制御される第3の流量
制御装置である。16b,16c,16dはそれぞれバ
イパス配管14の第3の流量制御装置15の下流に設け
られ、第2の分岐部11における各室内機側の第2の接
続配管7b,7c,7dとの間でそれぞれ冷媒の熱交換
を行う第3の熱交換部、16aはバイパス配管14の第
3の流量制御装置15の下流及び第3の熱交換部16
b,16c,16dの下流に設けられ、第2の分岐部1
1における各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7
dの会合部との間でそれぞれ冷媒の熱交換を行う第2の
熱交換部である。
【0045】17は第2の分岐部11と上記第1の接続
配管6との間に介設され開閉自在に絞り制御される第4
の流量制御装置、19はバイパス配管14の上記第3の
流量制御装置15の下流及び第2の熱交換部16aの下
流に設けられ、気液分離装置12と第2の流量制御装置
13とを接続する配管との間で冷媒の熱交換を行う第1
の熱交換部である。
【0046】そして、Eは、第1の分岐部10、第2の
流量制御装置13、第2の分岐部11、気液分離装置1
2、熱交換部16a,16b,16c,16d,19、
第3の流量制御装置15、及び第4の流量制御装置17
を内蔵した中継器である。一方、23は第2の流量制御
装置13と気液分離装置12とを接続する配管に設けら
れた第3の温度検出装置、25は上記第3の温度検出装
置23と同じ配管に設けられた第1の圧力検出装置、2
6は第2の分岐部11の近傍に設けた第2の圧力検出装
置である。また、32は上記熱源機側熱交換器3と上記
第2の接続配管7との間に設けられた第3の逆止弁であ
り、上記熱源機側熱交換器3から上記第2の接続配管7
へのみ冷媒流通を許容する。33は上記熱源機Aの四方
切換弁2と上記第1の接続配管6との間に設けられた第
4の逆止弁であり、上記第1の接続配管6から上記四方
切換弁2へのみ冷媒流通を許容する。34は上記熱源機
Aの四方切換弁2と上記第2の接続配管7との間に設け
られた第5の逆止弁であり、上記四方切換弁2から上記
第2の接続配管7へのみ冷媒流通を許容する。35は上
記熱源機側熱交換器3と上記第1の接続配管6との間に
設けられた第6の逆止弁であり、上記第1の接続配管6
から上記熱源機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容す
る。即ち、上記第3、第4、第5、第6の逆止弁32,
33,34,35から、熱源機側切換弁40が構成され
る。
【0047】41は一端を気液分離装置12に接続し他
端を第1の接続配管6に接続した液抜き配管、42は液
抜き配管41の気液分離装置12と第1の接続配管6と
の間に設けた第5の流量制御装置、43は液抜き配管4
1の第5の流量制御装置42の下流に設けられ、気液分
離装置12と第1の分岐部10を接続する配管の冷媒と
の間で熱交換を行う第4の熱交換部である。51は液抜
き配管41の第4の熱交換部43の出口側に設けた第4
の温度検出装置、52は第1の接続配管6と第1の分岐
部10を接続する配管に設けた第3の圧力検出装置、5
3はバイパス配管14の第1の熱交換部19の出口側に
設けた第5の温度検出装置である。90は主として第1
の室内機Bを運転制御する運転制御装置である。尚、第
2の室内機C,Dには、それらの室内側熱交換器5に室
内空気を吸い込み室内に循環させる図外の送風機がそれ
ぞれ配備されている。
【0048】また、第1の室内機Bは、室内空気を循環
させて冷暖房運転または通風運転を行うのは無論のこ
と、例えば室内の換気を目的として、室外の空気を吸い
込みその室内側熱交換器5を通過させて、更にこの空気
を第2の室内機C,Dの各室内側熱交換器5に1次側空
気として供給するようにも構成されている。尚、第2の
室内機C,Dは、室内空気を室内側熱交換器5を通して
循環させる送風機(不図示)をそれぞれ個々に備えてい
る。
【0049】図2はこの実施例1ないし後述の実施例4
による空気調和装置の第2の室内機の構成要素を示す概
略構成図である。図において、5,9はそれぞれ図1で
説明した室内側熱交換器及び第1の流量制御装置であ
る。45,46,47,48はそれぞれ通風口であっ
て、45,46は室内に、47,48は室外にそれぞれ
例えばダクトで接続される。49は室外空気を吸引する
室外空気吸引用送風機、50は室内空気を吸引する送風
機、54は室内空気と室外空気を相互に顕熱及び潜熱と
も熱交換することにより室内に送り込まれる室外空気を
室内空気の環境条件に近づけるための全熱交換器、55
は室内空気温度を検出する第2の温度検出装置、56は
室外空気温度を検出する第1の温度検出装置である。
尚、この実施例1及び後述の実施例2乃至実施例4にお
いては、いずれも第1の室内機Bが室外空気を室内に導
入するための換気運転を行う場合について例示する。
【0050】但し、第1の室内機Bが換気運転を行わな
い場合、第1の室内機B内の通風経路は、図示せぬ風路
仕切り手段により室内側と室外側とに仕切られる。従っ
て、換気運転を行わない状態で、例えば第1の室内機B
の冷暖房運転を行う場合、室外空気吸引用送風機49の
駆動により、通風口46から吸入された室内空気は全熱
交換器54を経て室外空気吸引用送風機49(この場合
は、室外空気吸引用送風機49は室内空気を循環させる
送風機として機能する)に吸い込まれ、更に室内側熱交
換器5で熱交換した後に通風口46から室内に戻され
る。
【0051】図3は第1の室内機Bの運転状態の制御機
構を示すブロック図である。同図に示すように、第1の
室内機Bの運転制御装置90は、本発明にいう第1の制
御装置または第2の制御装置の一例であって、室外空気
温度を検出する第1の温度検出装置56及び室内空気温
度を検出する第2の温度検出装置55からの出力を受
け、室外空気温度と室内空気温度とを比較演算する温度
比較部80と、温度比較部80の演算結果を受けて第1
の室内機Bの運転状態を制御する運転制御部81と、運
転制御部81の演算結果を熱源機制御装置91に出力す
る運転信号出力部82とから構成される。次に、動作に
ついて説明するが、室内機が冷房運転のみ、暖房運転の
み、冷暖房同時で暖房主体運転、或いは冷暖房同時で冷
房主体運転における各々の動作は、図11、図12、図
13に示した従来の空気調和装置の動作と全く同様であ
るので、詳細な説明はここでは省略し、請求項1及び請
求項2の発明に係る第1の室内機Bの動作について説明
する。
【0052】図4は運転制御装置90による第1の室内
機Bの動作を示すフローチャートである。先ず、ステッ
プS50では第2の室内機C,Dのいずれかが運転して
いるか否かを判定し、運転している場合にはステップS
51へ進み、第2の室内機C,Dのいずれもが運転して
いない場合にはステップS52へ進み、第1の室内機B
の運転を停止させる。ステップS51では室外空気温度
が室内空気温度よりも高いか否かを判定し、高い場合に
はステップS53へ進み、高くない場合にはステップS
54へ進む。ステップS53では第1の室内機Bを冷房
運転させる。ステップS54では室外空気温度が室内空
気温度より低いか否かを判定し、低い場合にはステップ
S55へ進み、低くない場合にはステップS56へ進
む。ステップS55では第1の室内機Bを暖房運転させ
る。ステップS56では、室外空気温度と室内空気温度
とがほとんど同じであると判断されたので、第1の室内
機Bの冷凍サイクル運転は行わず、送風運転のみを行
う。
【0053】このように、第1の室内機Bは、第2の室
内機C,Dの運転または停止に連動して、運転または停
止するように制御される。このとき、第1の温度検出装
置56で検出される室外空気温度が第2の温度検出装置
55で検出される室内空気温度よりも高い場合には、第
1の室内機Bが冷房運転を行うことにより、第1の室内
機Bに吸い込まれた暖かい室外空気は、第1の室内機B
の室内側熱交換器5により室温程度まで冷却された後に
運転中の第2の室内機C,Dに供給される。
【0054】この場合、暖かい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで冷却されているので、例えば第
2の室内機C,Dが冷房運転している場合でも、冷房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで冷却されているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが暖房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度までしか冷却されないの
で、暖房負荷の増加にはつながらない。このように、第
1の室内機Bは、第2の室内機C,Dの運転または停止
に連動して運転または停止するが、第1の温度検出装置
56で検出される室外空気温度が第2の温度検出装置5
5で検出される室内空気温度よりも高い場合には、第2
の室内機C,Dの運転状態に関係なく冷房運転を行う。
【0055】また、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が、第2の温度検出装置55で検出され
る室内空気温度よりも低い場合(ステップS54でのY
es)には、第1の室内機Bが暖房運転を行う(ステッ
プS55)ことにより、第1の室内機Bの室内側熱交換
器5に吸い込まれた冷たい室外空気は、室温程度まで暖
められた後、第2の室内機C,Dに供給される。
【0056】この場合、冷たいい室外空気は第1の室内
機Bによって室温程度まで暖められているので、例えば
第2の室内機C,Dが暖房運転している場合でも、暖房
負荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例え
ば第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供
給される室外空気は室温程度まで暖められているため、
室内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例え
ば第2の室内機C,Dが冷房運転をしている場合でも、
供給される室外空気は室温程度しか暖められていないた
め、冷房負荷の増加につながらない。このように、第1
の室内機Bは、第2の室内機C,Dの運転または停止に
連動して運転または停止するが、第1の温度検出装置5
6で検出される室外空気温度が、第2の温度検出装置5
5で検出される室内空気温度よりも低い場合には、第2
の室内機C,Dの運転状態に関係なく暖房運転を行う。
【0057】また、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が、第2の温度検出装置55で検出され
る室内空気温度と等しい場合には、第1の室内機Bが送
風運転を行うことにより、第1の室内機Bに吸い込まれ
た室外空気は、そのままの温度で第2の室内機C,Dに
供給される。この場合、室外空気温度は室内空気温度と
等しいので、例えば第2の室内機C,Dが暖房運転して
いる場合でも、暖房負荷を増加させることなく換気運転
を行える。更に、例えば第2の室内機C,Dが送風運転
している場合でも、室内温度を一定に保った換気運転を
行える。また、例えば第2の室内機C,Dが冷房運転を
している場合でも、冷房負荷を増加させることなく、換
気運転を行える。このように、第1の室内機Bは、第2
の室内機C,Dの運転または停止に連動して、運転また
は停止するが、第1の温度検出装置56で検出される室
外空気温度が第2の温度検出装置55で検出される室内
空気温度と等しい場合は、第2の室内機C,Dの運転状
態には関係なく送風運転を行う。
【0058】実施例2.実施例2における空気調和装置
の冷媒回路構成要素は上記実施例1で示した図1の全体
構成図と同様であるため、ここではその図示及び説明を
省略する。次に、動作について説明するが、冷房運転の
み、暖房運転のみ、冷暖房同時で暖房主体運転、或いは
冷暖房同時で冷房主体運転における各々の動作は、図1
1、図12、図13に示した従来の空気調和装置の動作
と全く同様であるので、詳細な説明はここでは省略し、
請求項1及び請求項2の発明の別例に係る第1の室内機
Bの動作について説明する。また、第1の室内機Bの運
転制御装置の構成は実施例1で示した図3と同様である
ので省略する。
【0059】図5は運転制御装置90による第1の室内
機Bの動作の別例を示すフローチャートである。先ず、
ステップS57では第2の室内機C,Dのいずれかが運
転しているか否かを判定し、運転している場合にはステ
ップS58へ進み、運転していない場合にはステップS
59へ進む。ステップS59では第1の室内機Bの運転
を停止させる。ステップS58では室内空気温度に予め
設定した設定温度を加えた制御温度よりも室外空気温度
の方が高いか否かを判定し、高い場合にはステップS6
0へ進み、高くない場合にはステップS61へ進む。ス
テップS60では第1の室内機Bを冷房運転させる。ス
テップS61では室外空気温度に予め設定した設定温度
を加えた制御温度が室内空気温度より低いか否かを判定
し、低い場合にはステップS62へ進み、低くない場合
にはステップS63へ進む。ステップS62では第1の
室内機Bを暖房運転させる。ステップS63では第1の
室内機Bを送風運転させる。
【0060】上記のように、第1の室内機Bは、第2の
室内機C,Dの運転または停止に連動して、運転または
停止する。このとき、第1の温度検出装置56で検出さ
れる室外空気温度が第2の温度検出装置55で検出され
る室内空気温度に予め設定した設定温度を加えた制御温
度よりも高い場合には、第1の室内機Bが冷房運転を行
うことにより、第1の室内機Bに吸い込まれた暖かい室
外空気は、室温程度まで冷却された後に第2の室内機
C,Dに供給される。
【0061】この場合、暖かい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで冷却されているので、例えば第
2の室内機C,Dが冷房運転している場合でも、冷房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで冷却されているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが暖房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度にしか冷却されていないの
で、暖房負荷の増加にはつながらない。このように、第
1の室内機Bは、第2の室内機C,Dの運転または停止
に連動して運転または停止するが、第1の温度検出装置
56で検出される室外空気温度が第2の温度検出装置5
5で検出される室内空気温度に予め設定した設定温度を
加えた制御温度よりも高い場合には、第2の室内機C,
Dの運転状態に関係なく冷房運転を行う。
【0062】また、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度に予め設定した設定温度を加えた制御温
度が第2の温度検出装置55で検出される室内空気温度
よりも低い場合には、第1の室内機Bが暖房運転を行う
ことにより、第1の室内機Bに吸い込まれた冷たい室外
空気は、室温程度まで暖められた後に第2の室内機C,
Dに供給される。
【0063】この場合、冷たい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで暖められているので、例えば第
2の室内機C,Dが暖房運転している場合でも、暖房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで暖められているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが冷房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度にしか暖められていないの
で、冷房負荷の増加にはつながらない。このように、第
1の室内機Bは、第2の室内機C,Dの運転または停止
に連動して運転または停止するが、第1の温度検出装置
56で検出される室外空気温度に予め設定した設定温度
を加えた制御温度が第2の温度検出装置55で検出され
る室内空気温度よりも低い場合には、第2の室内機C,
Dの運転状態に関係なく暖房運転を行う。
【0064】一方、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が第2の温度検出装置55で検出される
室内空気温度に予め設定した設定温度を加えた制御温度
よりも低く、かつ第1の温度検出装置56で検出される
室外空気温度に予め設定した設定温度を加えた制御温度
が第2の温度検出装置55で検出される室内空気温度よ
りも高い場合には、第1の室内機Bが送風運転を行うこ
とにより、第1の室内機Bに吸い込まれた室外空気は、
そのまま第2の室内機C,Dに供給される。
【0065】この場合、室外空気温度は、加えられた設
定温度分の差は若干あるが、室内空気温度とほぼ等しい
ので、例えば第2の室内機C,Dが暖房運転している場
合でも、暖房負荷を増加させることなく換気運転を行え
る。更に、例えば第2の室内機C,Dが送風運転してい
る場合でも、室内温度を一定に保った換気運転を行え
る。また、例えば第2の室内機C,Dが冷房運転をして
いる場合であっても、冷房負荷を増加させることなく換
気運転を行える。このように、第1の室内機Bは、第2
の室内機C,Dの運転または停止に連動して運転または
停止するが、第1の温度検出装置56で検出される室外
空気温度が第2の温度検出装置55で検出される室内空
気温度に予め設定した設定温度を加えた制御温度よりも
低く、かつ第1の温度検出装置56で検出される室外空
気温度に予め設定した設定温度を加えた制御温度が第2
の温度検出装置55で検出される室内空気温度よりも高
い場合には、第1の室内機Bは第2の室内機C,Dの運
転状態に関係なく送風運転を行う。
【0066】実施例3.実施例3における空気調和装置
の冷媒回路構成要素は上記実施例1で示した図1の全体
構成図と同様であるため、ここではその図示及び説明を
省略する。図6は第1の室内機Bの運転状態の制御機構
を示すブロック図である。90aは第1の室内機Bの運
転制御装置(本発明にいう第3の制御装置または第4の
制御装置の一例)であり、室外空気温度を検出する第1
の温度検出装置56及び室内空気温度を検出する第2の
温度検出装置55からの出力を受け室外空気温度と室内
空気温度とを比較演算する温度比較部80と、温度比較
部80の演算結果及び第2の室内機Cの運転制御装置9
2及び第2の室内機Dの運転制御装置93からの出力を
受けて第1の室内機Bの運転状態を制御する運転制御部
81aと、運転制御部81aの演算結果を熱源機制御装
置91に出力する運転信号出力部82aとから構成され
る。続いて、動作について説明するが、冷房運転のみ、
暖房運転のみ、冷暖房同時で暖房主体運転、或いは冷暖
房同時で冷房主体運転における各々の動作は、図11、
図12、図13に示した従来の空気調和装置の動作と全
く同様であるので、詳細な説明はここでは省略し、請求
項3及び請求項4の発明に係る第1の室内機Bの動作に
ついて説明する。
【0067】図7は運転制御装置90aによる室内機B
の動作を示すフローチャートである。先ず、ステップS
64では第2の室内機C,Dのいずれかが運転中である
か否かを判定し、いずれかが運転している場合にはステ
ップS65へ進み、いずれも運転していない場合にはス
テップS66へ進む。ステップS66では第1の室内機
Bの運転を停止させる。ステップS65では室外空気温
度が室内空気温度より高いか否かを判定し、高い場合に
はステップS67へ進み、高くない場合にはステップS
68へ進む。ステップS67では第2の室内機C,Dの
いずれかが暖房運転しているか否かを判定し、暖房運転
している場合にはステップS70へ進み、冷房運転して
いない場合にはステップS69へ進む。ステップS69
では第1の室内機Bを冷房運転させる。
【0068】ステップS70では第2の室内機C,Dの
うち、暖房運転していないものについて冷房運転してい
るか否かを判定し、冷房運転している場合にはステップ
S71へ進み、冷房運転していない場合にはステップS
72へ進む。ステップS71では第1の室内機Bを冷房
運転させる。ステップS72では冷暖房いずれの運転も
行っていない第2の室内機C,Dについて送風運転して
いるか否かを判定し、送風運転している場合にはステッ
プS73へ進み、送風運転していない場合にはステップ
S74へ進む。ステップS73では第1の室内機Bを冷
房運転させる。また、ステップS74では第1の室内機
Bを暖房運転させる。
【0069】一方、ステップS68では、室外空気温度
が室内空気温度よりも低いか否かを判定し、低い場合に
はステップS75へ進み、低くない場合(即ち、室外空
気温度と室内空気温度とが等しい場合)にはステップS
76へ進む。ステップS76では第1の室内機Bを送風
運転させる。ステップS75では第2の室内機C,Dの
いずれかが冷房運転しているか否かを判定し、冷房運転
している場合にはステップS77へ進み、冷房運転して
いない場合にはステップS78へ進む。ステップS78
では第1の室内機Bを暖房運転させる。
【0070】ステップS77では第2の室内機C,Dの
うち、冷房運転していないものについて暖房運転してい
るか否かを判定し、暖房運転している場合にはステップ
S79へ進み、暖房運転していない場合にはステップS
80へ進む。ステップS79では第1の室内機Bを暖房
運転させる。ステップS80では冷暖房いずれの運転も
行っていない第2の室内機C,Dについて送風運転して
いるか否かを判定し、送風運転している場合にはステッ
プS81へ進み、送風運転していない場合にはステップ
S82へ進む。ステップS81では第1の室内機Bを暖
房運転させる。また、ステップS82では第1の室内機
Bを冷房運転させる。
【0071】このように、運転している第2の室内機
C,Dのうち、冷房運転、暖房運転、或いは送風運転が
混在している場合には、室外空気温度と室内空気温度と
を比較する。即ち、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が第2の温度検出装置55で検出される
室内空気温度よりも高い場合には、第1の室内機Bが冷
房運転を行うことにより、第1の室内機Bに吸い込まれ
た暖かい室外空気は、室温程度まで冷却された後に第2
の室内機C,Dに供給される。
【0072】この場合、暖かい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで冷却されているので、例えば第
2の室内機C,Dが冷房運転している場合でも、冷房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで冷却されているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが暖房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度にしか冷却されていないの
で、暖房負荷の増加にはつながらない。
【0073】一方、運転している第2の室内機C,Dの
うち、冷房運転、暖房運転、或いは送風運転が混在して
いる場合において、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が第2の温度検出装置55で検出される
室内空気温度よりも低い場合には、第1の室内機Bが暖
房運転を行うことにより、第1の室内機Bに吸い込まれ
た冷たい室外空気は、室温程度まで暖められた後に第2
の室内機C,Dに供給される。
【0074】この場合、冷たい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで暖められているので、例えば第
2の室内機C,Dが暖房運転している場合でも、暖房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで暖められているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが冷房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度にしか暖められていないの
で、冷房負荷の増加にはつながらない。
【0075】他方、運転している第2の室内機C,Dの
うち、冷房運転、暖房運転、或いは送風運転が混在して
いる場合において、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が第2の温度検出装置55で検出される
室内空気温度と等しい場合には、第1の室内機Bが送風
運転を行うことにより(ステップS76)、第1の室内
機Bに吸い込まれた室外空気はそのまま第2の室内機
C,Dに供給される。
【0076】この場合、室外空気温度は室内空気温度と
等しいので、例えば第2の室内機C,Dが暖房運転して
いる場合でも、暖房負荷が増加させることなく換気運転
を行える。更に、例えば第2の室内機C,Dが送風運転
している場合でも、室内温度を一定に保った換気運転を
行える。また、例えば第2の室内機C,Dが冷房運転を
している場合でも、冷房負荷を増加させることなく換気
運転を行える。
【0077】実施例4.実施例4における空気調和装置
の冷媒回路構成要素は上記実施例1で示した図1の全体
構成図と同様であるため、ここではその図示及び説明を
省略する。第1の室内機Bの運転状態の制御機構を示す
ブロック図は図6と同様であるので、その図示及び説明
は省略する。次に、動作について説明するが、冷房運転
のみ、暖房運転のみ、冷暖房同時で暖房主体運転、或い
は冷暖房同時で冷房主体運転における各々の動作は、図
11、図12、図13に示した従来の空気調和装置の動
作と全く同様であるので、詳細な説明はここでは省略
し、請求項3及び請求項4の発明の別例に係る第1の室
内機Bの動作について説明する。
【0078】図8は運転制御装置90aによる第1の室
内機Bの動作の別例を示すフローチャートである。先
ず、ステップS83では第2の室内機C,Dのいずれか
が運転しているか否かを判定し、いずれかが運転してい
る場合にはステップS84へ進み、いずれも運転してい
ない場合にはステップS85へ進む。ステップS85で
は第1の室内機Bの運転を停止させる。ステップS84
では室外空気温度が室内空気温度に予め設定した設定温
度を加えた制御温度よりも高いか否かを判定し、高い場
合にはステップS86へ進み、高くない場合にはステッ
プS87進む。
【0079】ステップS86では第2の室内機C,Dの
いずれかが暖房運転しているか否かを判定し、暖房運転
している場合にはステップS89へ進み、暖房運転して
いない場合にはステップS88へ進む。ステップS88
では第1の室内機Bを冷房運転させる。ステップS89
では第2の室内機C,Dのうち、暖房運転していないも
のについて冷房運転しているか否かを判定し、冷房運転
している場合にはステップS90へ進み、冷房運転して
いない場合にはステップS91へ進む。ステップS90
では第1の室内機Bを冷房運転させる。ステップS91
では冷暖房いずれの運転も行っていない第2の室内機
C,Dについて送風運転しているか否かを判定し、送風
運転している場合にはステップS92へ進み、送風運転
していない場合にはステップS93へ進む。ステップS
92では第1の室内機Bを冷房運転させる。また、ステ
ップS93では第1の室内機Bを暖房運転させる。
【0080】一方、ステップS87では、室外空気温度
に予め設定した設定温度を加えた制御温度が室内空気温
度よりも低いか否かを判定し、低い場合にはステップS
94へ進み、低くない場合(即ち、室外空気温度に関す
る制御温度と室内空気温度とが等しい場合)にはステッ
プS95へ進む。ステップS95では第1の室内機Bを
送風運転させる。ステップS94では第2の室内機C,
Dのいずれかが冷房運転しているか否かを判定し、冷房
運転している場合にはステップS96へ進み、冷房運転
していない場合にはステップS97へ進む。ステップS
97では第1の室内機Bを暖房運転させる。
【0081】ステップS96では第2の室内機C,Dの
うち、冷房運転していないものについて暖房運転してい
るか否かを判定し、暖房運転している場合にはステップ
S98へ進み、暖房運転していない場合にはステップS
99へ進む。ステップS98では第1の室内機Bを暖房
運転させる。ステップS99では冷暖房いずれの運転も
行っていない第2の室内機C,Dについて送風運転して
いるか否かを判定し、送風運転している場合にはステッ
プS100へ進み、送風運転していない場合にはステッ
プS101へ進む。ステップS100では第1の室内機
Bを暖房運転させる。また、ステップS101では第1
の室内機Bを冷房運転させる。
【0082】このように、運転している第2の室内機
C,Dのうち、冷房運転、暖房運転、或いは送風運転が
混在している場合には、室外空気温度と室内空気温度と
を比較する。即ち、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度が第2の温度検出装置55で検出される
室内空気温度に設定温度を加えた制御温度よりも高い場
合には、第1の室内機Bが冷房運転を行うことにより、
第1の室内機Bに吸い込まれた暖かい室外空気は、室温
程度(即ち、室内空気温度に関する制御温度により温度
制御幅を有する)まで冷却された後に、第2の室内機
C,Dに供給される。
【0083】この場合、暖かい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで冷却されているので、例えば第
2の室内機C,Dが冷房運転している場合でも、冷房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで冷却されているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが暖房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度にしか冷却されていないの
で、暖房負荷の増加にはつながらない。
【0084】一方、運転している第2の室内機C,Dの
うち、冷房運転、暖房運転、或いは送風運転が混在して
いる場合において、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度に設定温度を加えた制御温度が第2の温
度検出装置55で検出される室内空気温度よりも低い場
合には、第1の室内機Bが暖房運転を行うことにより、
第1の室内機Bに吸い込まれた冷たい室外空気は、室温
程度(即ち、室外空気温度に関する制御温度により温度
制御幅を有する)まで暖められた後に第2の室内機C,
Dに供給される。
【0085】この場合、冷たい室外空気は第1の室内機
Bによって室温程度まで暖められているので、例えば第
2の室内機C,Dが暖房運転している場合でも、暖房負
荷が増加することなく換気運転を行える。更に、例えば
第2の室内機C,Dが送風運転している場合でも、供給
される室外空気は室温程度まで暖められているため、室
内温度を一定に保った換気運転を行える。また、例えば
第2の室内機C,Dが冷房運転をしている場合でも、供
給される室外空気は室温程度にしか暖められていないの
で、冷房負荷の増加にはつながらない。
【0086】他方、運転している第2の室内機C,Dの
うち、冷房運転、暖房運転、或いは送風運転が混在して
いる場合において、第1の温度検出装置56で検出され
る室外空気温度に関する制御温度が第2の温度検出装置
55で検出される室内空気温度に関する制御温度と等し
い場合には、第1の室内機Bが送風運転を行うことによ
り(ステップS95)、第1の室内機Bに吸い込まれた
室外空気はそのまま第2の室内機C,Dに供給される。
【0087】この場合、室外空気温度に関する制御温度
は室内空気温度に関する制御温度と等しいので、例えば
第2の室内機C,Dが暖房運転している場合でも、暖房
負荷を増加させることなく換気運転を安定に行える。更
に、例えば第2の室内機C,Dが送風運転している場合
でも、室内温度を一定に保った換気運転を安定に行え
る。また、例えば第2の室内機C,Dが冷房運転をして
いる場合であっても、冷房負荷を増加させることなく換
気運転を安定に行える。
【0088】実施例5.なお、上記実施例1ないし実施
例4では、本発明の切換弁の一例として三方切換弁8を
設けたことにより、室内機側の第1の接続配管6b,6
c,6dを、第1の接続配管6または第2の接続配管7
とに流路切替え可能に接続した。しかしながら、本発明
の切換弁としては、上記の三方切換弁8に代えて、図9
に示すように、それぞれ2つの電磁開閉弁30,31の
開閉弁を組み合わせた構成としてもよい。このように流
路切替え可能に接続した場合も同様な作用効果が得られ
るのはいうまでもない。
【0089】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
この発明に係る空気調和装置は、冷暖房を選択的に、か
つ一方の室内機では冷房、他方の室内機では暖房を同時
に行うことができ、第2の室内機の運転または停止に連
動して、第1の室内機を運転または停止させて室外空気
の導入による換気を行うことができるのはもとより、第
2の室内機のうち少なくとも1台が、冷房、暖房、送風
運転の内いずれかの運転状態であるとき、第1の温度検
出装置により検出された室外空気温度が第2の温度検出
装置により検出された室内空気温度よりも高い場合に、
第1の室内機の冷房運転を行って、この第1の室内機に
て冷却された室外空気を第2の室内機に供給することに
より、第2の室内機の換気による冷房負荷を軽減でき、
かつ暖房負荷の換気による無用な増加を抑えることがで
きるので、室外空気導入による換気運転を効率よく行う
ことが可能となる。
【0090】また、第2の室内機のうち少なくとも1台
が、冷房、暖房、送風運転の内いずれかの運転状態であ
るとき、第1の温度検出装置により検出された室外空気
温度が第2の温度検出装置により検出された室内空気温
度よりも低い場合に、第1の室内機の暖房運転を行っ
て、この第1の室内機にて暖められた室外空気を第2の
室内機に供給することにより、第2の室内機の換気によ
る暖房負荷を軽減でき、かつ冷房負荷の換気による無用
な増加を抑えることができるので、室外空気導入による
換気運転を効率よく行うことが可能となる。
【0091】また、第1の温度検出装置により検出され
た室外空気温度が第2の温度検出装置により検出された
室内空気温度よりも高いと判断し、更に第2の室内機の
うち冷房運転または送風運転を行う室内機が1台もな
く、かつ少なくとも1台の暖房運転を行う第2の室内機
があると判断した場合、第1の室内機の暖房運転を行っ
て、この第1の室内機にて暖められた室外空気を第2の
室内機に供給することにより、第2の室内機の暖房負荷
を軽減できるので、室外空気導入による換気運転を効率
よく行うことが可能となる。
【0092】そして、第1の温度検出装置により検出さ
れた室外空気温度が第2の温度検出装置により検出され
た室内空気温度よりも低いと判断し、更に第2の室内機
のうち暖房運転または送風運転を行う室内機が1台もな
く、かつ少なくとも1台の冷房運転を行う第2の室内機
があると判断した場合、第1の室内機の冷房運転を行っ
て、この第1の室内機にて冷却された室外空気を第2の
室内機に供給することにより、第2の室内機の冷房負荷
を軽減できるので、室外空気導入による換気運転を効率
よく行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1乃至実施例4による空気調
和装置の冷媒回路を中心とする全体構成図である。
【図2】この発明の実施例1乃至実施例4による空気調
和装置の第2の室内機の構成要素を示す概略構成図であ
る。
【図3】この発明の実施例1及び実施例2による空気調
和装置における第1の室内機の運転状態の制御機構を示
すブロック図である。
【図4】この発明の実施例1による空気調和装置におけ
る第1の室内機の運転動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】この発明の実施例2による空気調和装置におけ
る第1の室内機の運転動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】この発明の実施例3及び実施例4による空気調
和装置における第1の室内機の運転状態の制御機構を示
すブロック図である。
【図7】この発明の実施例3による空気調和装置におけ
る第1の室内機の運転動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】この発明の実施例4による空気調和装置におけ
る第1の室内機の運転動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】この発明の実施例5による空気調和装置の冷媒
回路を中心とする全体構成図である。
【図10】従来技術による空気調和装置の冷媒回路を中
心とする全体構成図である。
【図11】従来技術による空気調和装置の室内機による
冷房のみまたは暖房のみの運転状態を説明するための冷
媒回路図である。
【図12】従来技術による空気調和装置の室内機による
冷暖房同時で暖房主体の運転状態を説明するための冷媒
回路図である。
【図13】従来技術による空気調和装置の室内機による
冷暖房同時で冷房主体の運転状態を説明するための冷媒
回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方切換弁 3 熱源機側熱交換器 4 アキュムレータ 5 室内側熱交換器 6,6a,6b,6c,6d 第1の接続配管 7,7a,7b,7c,7d 第2の接続配管 8 三方切換弁 9 第1の流量制御装置 10 第1の分岐部 11 第2の分岐部 13 第2の流量制御装置 30,31 電磁開閉弁 45,46,47,48 通風口 49 室外空気吸引用送風機 55 第2の温度検出装置 56 第1の温度検出装置 90,90a 運転制御装置 A 熱源機 B 第1の室内機 C 第2の室内機 D 第2の室内機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交換
    器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内側
    熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室内
    機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると共
    に、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の一方の
    冷媒出入口を上記第1の接続配管または、第2の接続配
    管に切り換え可能に接続する切換弁を有する第1の分岐
    部と、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の他方
    の冷媒出入口を、上記第1の流量制御装置を介して上記
    第2の接続配管に接続してなる第2の分岐部とを第2の
    流量制御装置を介して接続し、室外空気吸引用送風機を
    備え少なくとも上記室外空気吸引用送風機により吸引さ
    れた室外空気を熱交換させる第1の室内機と、室内空気
    を循環させる送風機を備え該送風機により循環される室
    内空気または、上記第1の室内機から送り込まれた熱交
    換後の室外空気を熱交換させる第2の室内機とにより上
    記複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖房同時運転
    可能なものにおいて、室外空気の温度を検出する第1の
    温度検出装置と、室内空気の温度を検出する第2の温度
    検出装置と、上記第2の室内機の運転時に、上記第1の
    温度検出装置により検出された室外空気温度と上記第2
    の温度検出装置により検出された室内空気温度とを比較
    し、上記検出された室外空気温度が上記検出された室内
    空気温度よりも高い場合に、上記第1の室内機に冷房運
    転を行わせる第1の制御装置とを設けたことを特徴とす
    る空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交換
    器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内側
    熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室内
    機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると共
    に、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の一方の
    冷媒出入口を上記第1の接続配管または、第2の接続配
    管に切り換え可能に接続する切換弁を有する第1の分岐
    部と、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の他方
    の冷媒出入口を、上記第1の流量制御装置を介して上記
    第2の接続配管に接続してなる第2の分岐部とを第2の
    流量制御装置を介して接続し、室外空気吸引用送風機を
    備え少なくとも上記室外空気吸引用送風機により吸引さ
    れた室外空気を熱交換させる第1の室内機と、室内空気
    を循環させる送風機を備え該送風機により循環される室
    内空気または、上記第1の室内機から送り込まれた熱交
    換後の室外空気を熱交換させる第2の室内機とにより上
    記複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖房同時運転
    可能なものにおいて、室外空気の温度を検出する第1の
    温度検出装置と、室内空気の温度を検出する第2の温度
    検出装置と、上記第2の室内機の運転時に、上記第1の
    温度検出装置により検出された室外空気温度と上記第2
    の温度検出装置により検出された室内空気温度とを比較
    し、上記検出された室外空気温度が上記検出された室内
    空気温度よりも低い場合に、上記第1の室内機に暖房運
    転を行わせる第2の制御装置とを設けたことを特徴とす
    る空気調和装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交換
    器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内側
    熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室内
    機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると共
    に、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の一方の
    冷媒出入口を上記第1の接続配管または、第2の接続配
    管に切り換え可能に接続する切換弁を有する第1の分岐
    部と、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の他方
    の冷媒出入口を、上記第1の流量制御装置を介して上記
    第2の接続配管に接続してなる第2の分岐部とを第2の
    流量制御装置を介して接続し、室外空気吸引用送風機を
    備え少なくとも上記室外空気吸引用送風機により吸引さ
    れた室外空気を熱交換させる第1の室内機と、室内空気
    を循環させる送風機を備え該送風機により循環される室
    内空気または、上記第1の室内機から送り込まれた熱交
    換後の室外空気を熱交換させる第2の室内機とにより上
    記複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖房同時運転
    可能なものにおいて、室外空気の温度を検出する第1の
    温度検出装置と、室内空気の温度を検出する第2の温度
    検出装置と、上記第1の温度検出装置により検出された
    室外空気温度と上記第2の温度検出装置により検出され
    た室内空気温度とを比較して、上記検出された室外空気
    温度が上記検出された室内空気温度よりも高いと判断
    し、更に上記第2の室内機のうち冷房運転または送風運
    転を行う室内機が1台もなく、かつ少なくとも1台の暖
    房運転を行う第2の室内機があると判断した場合に、上
    記第1の室内機に暖房運転を行わせる第3の制御装置と
    を設けたことを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、四方切換弁、熱源機側熱交換
    器、アキュムレータ等よりなる1台の熱源機と、室内側
    熱交換器、第1の流量制御装置等からなる複数台の室内
    機とを、第1、第2の接続配管を介して接続すると共
    に、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の一方の
    冷媒出入口を上記第1の接続配管または、第2の接続配
    管に切り換え可能に接続する切換弁を有する第1の分岐
    部と、上記複数台の室内機の上記室内側熱交換器の他方
    の冷媒出入口を、上記第1の流量制御装置を介して上記
    第2の接続配管に接続してなる第2の分岐部とを第2の
    流量制御装置を介して接続し、室外空気吸引用送風機を
    備え少なくとも上記室外空気吸引用送風機により吸引さ
    れた室外空気を熱交換させる第1の室内機と、室内空気
    を循環させる送風機を備え該送風機により循環される室
    内空気または、上記第1の室内機から送り込まれた熱交
    換後の室外空気を熱交換させる第2の室内機とにより上
    記複数台の室内機を構成してなり、冷房、暖房同時運転
    可能なものにおいて、室外空気の温度を検出する第1の
    温度検出装置と、室内空気の温度を検出する第2の温度
    検出装置と、上記第1の温度検出装置により検出された
    室外空気温度と上記第2の温度検出装置により検出され
    た室内空気温度とを比較して、上記検出された室外空気
    温度が上記検出された室内空気温度よりも低いと判断
    し、更に上記第2の室内機のうち暖房運転または送風運
    転を行う室内機が1台もなく、かつ少なくとも1台の冷
    房運転を行う第2の室内機があると判断した場合に、上
    記第1の室内機に冷房運転を行わせる第4の制御装置と
    を設けたことを特徴とする空気調和装置。
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