JPH0712421Y2 - 杭頭金具 - Google Patents
杭頭金具Info
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- JPH0712421Y2 JPH0712421Y2 JP1493993U JP1493993U JPH0712421Y2 JP H0712421 Y2 JPH0712421 Y2 JP H0712421Y2 JP 1493993 U JP1493993 U JP 1493993U JP 1493993 U JP1493993 U JP 1493993U JP H0712421 Y2 JPH0712421 Y2 JP H0712421Y2
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- plate
- concrete
- ring
- pile head
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【0001】
【産業用の利用分野】本考案は、コンクリート杭(パイ
ル)の軸方向端部に装設される主にキャップ形の杭頭金
具に関するものである。
ル)の軸方向端部に装設される主にキャップ形の杭頭金
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート杭の軸方向端部に
は、図6に例示するように、キャップ、シュー、継ぎ手
金具等の端部金具が設けられている。
は、図6に例示するように、キャップ、シュー、継ぎ手
金具等の端部金具が設けられている。
【0003】そのうち、キャップ形の端部金具は主に杭
頭側の端部に設けられるもので、例えば図7に示すよう
に、該杭頭の端部金具(A')は、杭(P) の肉厚部端面に相
当する鉄板製のリング状端板(1')と、杭端部外周に被着
される周側板(8')とにより構成され、リング状端板(1')
には杭(P) 内部の主筋(11') 端部を係止するための座付
き孔(2')が複数個設けられている。また杭(P) の他端部
に設けられるシューあるいは継ぎ手金具等の端部金具
(B')も、前記と同様に主筋(11') が係止されるようにな
っている。
頭側の端部に設けられるもので、例えば図7に示すよう
に、該杭頭の端部金具(A')は、杭(P) の肉厚部端面に相
当する鉄板製のリング状端板(1')と、杭端部外周に被着
される周側板(8')とにより構成され、リング状端板(1')
には杭(P) 内部の主筋(11') 端部を係止するための座付
き孔(2')が複数個設けられている。また杭(P) の他端部
に設けられるシューあるいは継ぎ手金具等の端部金具
(B')も、前記と同様に主筋(11') が係止されるようにな
っている。
【0004】コンクリート杭(P) は、前記のように形成
されたキャップ形等の端部金具と主筋とを成形用の型枠
内に設置して、内部に生コンクリートを充填し、遠心成
形等の手段により製作される。PCコンクリート杭を製
造する場合は、杭のコンクリートが固化した後に、杭端
部で主筋とコンクリートの付着が切れて、杭に与えたプ
リストレスが消滅するのを防止するために、前記のリン
グ状端板(1')の座付き孔(2')に主筋(11') 端部を係止
し、端板(1')を介して杭(P) のコンクリートに圧縮力を
与えている。また、図8に示すように、主筋(11') の端
部をねじ切りして、該ねじ部にナット(12') を螺着して
おき、該ナット(12') の座を利用してコンクリートに圧
縮力を与える場合もある。
されたキャップ形等の端部金具と主筋とを成形用の型枠
内に設置して、内部に生コンクリートを充填し、遠心成
形等の手段により製作される。PCコンクリート杭を製
造する場合は、杭のコンクリートが固化した後に、杭端
部で主筋とコンクリートの付着が切れて、杭に与えたプ
リストレスが消滅するのを防止するために、前記のリン
グ状端板(1')の座付き孔(2')に主筋(11') 端部を係止
し、端板(1')を介して杭(P) のコンクリートに圧縮力を
与えている。また、図8に示すように、主筋(11') の端
部をねじ切りして、該ねじ部にナット(12') を螺着して
おき、該ナット(12') の座を利用してコンクリートに圧
縮力を与える場合もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記のごとき
コンクリート杭の従来の端部金具は、端板がリング状を
なし、杭内孔部が開口した形態となるために、次のよう
な問題がある。
コンクリート杭の従来の端部金具は、端板がリング状を
なし、杭内孔部が開口した形態となるために、次のよう
な問題がある。
【0006】(1) 杭内孔部の端面に蓋がないと、遠
心成形時に、内部に充填したコンクリートがリング状端
板より溢れ出て、良好なコンクリート杭を製作できず、
そのために別個に蓋を設けて製造しなければならず、手
数がかかる。
心成形時に、内部に充填したコンクリートがリング状端
板より溢れ出て、良好なコンクリート杭を製作できず、
そのために別個に蓋を設けて製造しなければならず、手
数がかかる。
【0007】(2) また製作された杭が基礎杭として
実際地盤に用いられる場合、通常図4に例示するように
ミルク注入工法等で打設されるものであり、まずスクリ
ューオーガー(20)等で所定地盤を掘孔し〔図4
(a)〕、所定深さの掘孔が終われば、セメントミルク
あるいはモルタル等(21)を孔(22)内に充填しながらオー
ガー(20)を地上に引き上げ、モルタル等(21)が充填され
た孔〔図4(b)〕内に、前記のように製造された杭
(P) を吊り下ろし、所定深さまで圧入して〔図4
(c)〕、モルタル等を固結させることにより、基礎杭
が造成される。
実際地盤に用いられる場合、通常図4に例示するように
ミルク注入工法等で打設されるものであり、まずスクリ
ューオーガー(20)等で所定地盤を掘孔し〔図4
(a)〕、所定深さの掘孔が終われば、セメントミルク
あるいはモルタル等(21)を孔(22)内に充填しながらオー
ガー(20)を地上に引き上げ、モルタル等(21)が充填され
た孔〔図4(b)〕内に、前記のように製造された杭
(P) を吊り下ろし、所定深さまで圧入して〔図4
(c)〕、モルタル等を固結させることにより、基礎杭
が造成される。
【0008】この場合において、コンクリート杭(P) を
掘孔内に挿入した状態で、杭頭側における杭内孔が開口
していると、杭周囲に充填されるべきセメントミルクや
モルタル等が溢れて、杭内孔にまで充填されることにな
り、きわめて不経済である。
掘孔内に挿入した状態で、杭頭側における杭内孔が開口
していると、杭周囲に充填されるべきセメントミルクや
モルタル等が溢れて、杭内孔にまで充填されることにな
り、きわめて不経済である。
【0009】(3) また一般に、前記のように打設さ
れた基礎杭は、上部のフーチング(23)と剛に連接される
もので、その場合、図5に示すように杭(P) 頭部内に受
け皿(24)をセットするとともに、鉄筋籠(25)を挿入し、
モルタル、コンクリート等を充填して杭頭部を固めた
後、前記鉄筋籠(25)の上部とフーチング(23)内の鉄筋(2
6)とを連結する。
れた基礎杭は、上部のフーチング(23)と剛に連接される
もので、その場合、図5に示すように杭(P) 頭部内に受
け皿(24)をセットするとともに、鉄筋籠(25)を挿入し、
モルタル、コンクリート等を充填して杭頭部を固めた
後、前記鉄筋籠(25)の上部とフーチング(23)内の鉄筋(2
6)とを連結する。
【0010】ところが、前記(1)のようにモルタル等
が杭頭部の孔内に充填された状態で固結されると、上記
の受け皿(24)および鉄筋籠(25)を杭頭部内に埋設してフ
ーチング(23)と剛に連接することができなくなり、基礎
構造として水平力にきわめて弱い構造物しか形成できな
いことになる。
が杭頭部の孔内に充填された状態で固結されると、上記
の受け皿(24)および鉄筋籠(25)を杭頭部内に埋設してフ
ーチング(23)と剛に連接することができなくなり、基礎
構造として水平力にきわめて弱い構造物しか形成できな
いことになる。
【0011】本考案は、上記の問題点を解決し、基礎杭
造成時においては杭内孔を閉塞状態に保持し得てモルタ
ル等が杭孔内に入り込むのを防止でき、しかも基礎杭造
成後は杭内孔を容易に開口させ得てフーチングとの連結
も容易かつ強固に行なえ、さらに製作が容易で経済的な
コンクリート杭の杭頭金具を提供しようとするものであ
る。
造成時においては杭内孔を閉塞状態に保持し得てモルタ
ル等が杭孔内に入り込むのを防止でき、しかも基礎杭造
成後は杭内孔を容易に開口させ得てフーチングとの連結
も容易かつ強固に行なえ、さらに製作が容易で経済的な
コンクリート杭の杭頭金具を提供しようとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、コンクリート
杭の軸方向端部に装着される杭頭金具であって、特に上
記の課題解決の手段として、杭の肉厚部端面に略相当す
るリング状板部と杭内孔部に略相当する内方板部とから
なる端板を有し、別形成されたリング状板部と内方板部
とが、杭内径部よりやや内側位置に断続状をなす切り溝
を形成するように点付け等の溶接手段により所要個所で
連接構成されてなることを特徴とする。
杭の軸方向端部に装着される杭頭金具であって、特に上
記の課題解決の手段として、杭の肉厚部端面に略相当す
るリング状板部と杭内孔部に略相当する内方板部とから
なる端板を有し、別形成されたリング状板部と内方板部
とが、杭内径部よりやや内側位置に断続状をなす切り溝
を形成するように点付け等の溶接手段により所要個所で
連接構成されてなることを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成よりなる本考案の杭頭金具を用いれ
ば、これを主筋端部を係合した状態で遠心成形によりコ
ンクリート杭を製造する際、別な端板を用いて閉塞しな
くとも、前記杭内孔部も閉塞された状態に保持され、型
枠内に充填されたコンクリートが端面から溢れ出るのを
防止でき、良好な遠心成形が行なえる。
ば、これを主筋端部を係合した状態で遠心成形によりコ
ンクリート杭を製造する際、別な端板を用いて閉塞しな
くとも、前記杭内孔部も閉塞された状態に保持され、型
枠内に充填されたコンクリートが端面から溢れ出るのを
防止でき、良好な遠心成形が行なえる。
【0014】また前記杭頭金具が設けられたコンクリー
ト杭にあっては、杭頭側の杭内孔部が閉塞されているた
めに、基礎杭施工時において、セメントミルクやモルタ
ル等が充填された掘孔内に前記杭を圧入した際、仮にモ
ルタル等が杭頭部上に溢れても、杭内孔部を閉塞する端
板上に載るだけで、杭内孔部にモルタル等が流れこむこ
とがない。
ト杭にあっては、杭頭側の杭内孔部が閉塞されているた
めに、基礎杭施工時において、セメントミルクやモルタ
ル等が充填された掘孔内に前記杭を圧入した際、仮にモ
ルタル等が杭頭部上に溢れても、杭内孔部を閉塞する端
板上に載るだけで、杭内孔部にモルタル等が流れこむこ
とがない。
【0015】しかも、基礎杭造成後のフーチングとの連
結においては、前記端板のうち、リング状板部に断続状
の切り溝を形成するように溶接手段により連接された内
方板部を、前記切り溝の部分で杭内周に沿って円形に容
易に切離でき、従来と同様に杭頭部の内孔が開口した状
態とすることができる。それゆえ杭内孔上部にフーチン
グとの連結のための鉄筋篭を挿入セットしてコンクリー
ト等を充填固結するのにも問題がない。
結においては、前記端板のうち、リング状板部に断続状
の切り溝を形成するように溶接手段により連接された内
方板部を、前記切り溝の部分で杭内周に沿って円形に容
易に切離でき、従来と同様に杭頭部の内孔が開口した状
態とすることができる。それゆえ杭内孔上部にフーチン
グとの連結のための鉄筋篭を挿入セットしてコンクリー
ト等を充填固結するのにも問題がない。
【0016】殊に、リング状板部と内方板部とを点付け
等の溶接手段により連接構成することとしたので、リン
グ状板部のみを厚肉に形成することが可能で、例えばこ
のリング状板部を主筋端部の係止作用に問題のない充分
な肉厚を有するものとし、一方、前記のように切離され
取り除かれる内方板部を薄肉に形成しておくことがで
き、製作が容易でかつ経済性にも優れ、また前記の切離
作業も容易に行なえる。さらに杭を溶接手段により連接
使用する場合にも、前記リング状板部を厚肉にすること
で、充分な連接強度を保有でき、またPC杭等のように
主筋に緊張を与える場合であっても、充分な板強度を保
持できる。
等の溶接手段により連接構成することとしたので、リン
グ状板部のみを厚肉に形成することが可能で、例えばこ
のリング状板部を主筋端部の係止作用に問題のない充分
な肉厚を有するものとし、一方、前記のように切離され
取り除かれる内方板部を薄肉に形成しておくことがで
き、製作が容易でかつ経済性にも優れ、また前記の切離
作業も容易に行なえる。さらに杭を溶接手段により連接
使用する場合にも、前記リング状板部を厚肉にすること
で、充分な連接強度を保有でき、またPC杭等のように
主筋に緊張を与える場合であっても、充分な板強度を保
持できる。
【0017】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1〜図3は本考案に係る杭頭金具(A) の実施例を
示す斜視図である。
る。図1〜図3は本考案に係る杭頭金具(A) の実施例を
示す斜視図である。
【0018】図において、(1) はコンクリート杭(P) の
肉厚部端面に略相当するリング状板部(1a)と杭内孔部に
略相当する内方板部(1b)とからなる端板であり、リング
状板部(1a)の径方向中間部には杭の主筋(11)が通る孔
(2) が周方向に所要の間隔をおいて複数個設けられてい
る。
肉厚部端面に略相当するリング状板部(1a)と杭内孔部に
略相当する内方板部(1b)とからなる端板であり、リング
状板部(1a)の径方向中間部には杭の主筋(11)が通る孔
(2) が周方向に所要の間隔をおいて複数個設けられてい
る。
【0019】この端板(1) は、それぞれ別個に形成され
たリング状板部(1a)と内方板部(1b)とが、杭(P) の内径
部よりやや内側位置、すなわち杭内径よりやや径小の円
上に断続状のスリットである切り溝(4) を残存形成する
ように点付け等の溶接手段により複数個所で連接されて
構成されている。(3) は非切り溝部である連接部分を示
す。
たリング状板部(1a)と内方板部(1b)とが、杭(P) の内径
部よりやや内側位置、すなわち杭内径よりやや径小の円
上に断続状のスリットである切り溝(4) を残存形成する
ように点付け等の溶接手段により複数個所で連接されて
構成されている。(3) は非切り溝部である連接部分を示
す。
【0020】前記のようにリング状板部(1a)と内方板部
(1b)とを溶接手段により連接構成することとした場合、
製作が容易であり、またリング状板部(1a)を内方板部(1
b)より厚肉にしておくことができ、この肉厚を利用して
前記孔(2) を主筋端部を係合させる座付き孔として形成
しておくことができる。
(1b)とを溶接手段により連接構成することとした場合、
製作が容易であり、またリング状板部(1a)を内方板部(1
b)より厚肉にしておくことができ、この肉厚を利用して
前記孔(2) を主筋端部を係合させる座付き孔として形成
しておくことができる。
【0021】前記の内方板部(1b)には、前記と同様に一
部を切らないで残した切り溝(5) による円窓(6) を設け
てあり、例えば杭製作時に、必要があれば前記切られて
いない部分(7) で折り曲げあるいは切離して開口でき、
内孔部を観察できるようになっている。なお、前記の観
察後は折り曲げを元に戻すか、あるいは円窓(6) の上面
に接着テープ等を貼着して蓋をした状態にすればよい。
部を切らないで残した切り溝(5) による円窓(6) を設け
てあり、例えば杭製作時に、必要があれば前記切られて
いない部分(7) で折り曲げあるいは切離して開口でき、
内孔部を観察できるようになっている。なお、前記の観
察後は折り曲げを元に戻すか、あるいは円窓(6) の上面
に接着テープ等を貼着して蓋をした状態にすればよい。
【0022】(8) は杭端部外周に被着される周側板であ
り、図の場合、前記の端板(1) の外周に溶接手段等によ
り連接されている。杭頭金具(A) の製作上、前記のよう
に端 板(1) のリング状板部(1a)と周側板(8) とを連接構
成するほうが、プレス絞り加工による場合よりも容易で
あり、また端板(1) のリング状板部(1a)を図のように厚
肉に形成しておくことも問題なく可能になる。図の場
合、周側板(8) の円形を保持するために数状の円周方向
のリブ(9) が形成されている。
り、図の場合、前記の端板(1) の外周に溶接手段等によ
り連接されている。杭頭金具(A) の製作上、前記のよう
に端 板(1) のリング状板部(1a)と周側板(8) とを連接構
成するほうが、プレス絞り加工による場合よりも容易で
あり、また端板(1) のリング状板部(1a)を図のように厚
肉に形成しておくことも問題なく可能になる。図の場
合、周側板(8) の円形を保持するために数状の円周方向
のリブ(9) が形成されている。
【0023】上記のように構成された杭頭金具(A) によ
れば、主筋(11)の端部を係合した状態で成形用の型枠内
に設置して、従来と同様に遠心成形法によりコンクリー
ト杭を製造するが、その際、端板(1) の内方板部(1b)に
よって杭内孔部が閉塞されているため、別な端板を用い
て閉塞しなくとも、型枠内に充填されたコンクリートが
端面から溢れ出るのを防止でき、良好な遠心成形が行な
え、杭頭金具(A) の内方板部(1b)により杭内孔部が閉塞
されたコンクリート杭(P) を製造することができる。
れば、主筋(11)の端部を係合した状態で成形用の型枠内
に設置して、従来と同様に遠心成形法によりコンクリー
ト杭を製造するが、その際、端板(1) の内方板部(1b)に
よって杭内孔部が閉塞されているため、別な端板を用い
て閉塞しなくとも、型枠内に充填されたコンクリートが
端面から溢れ出るのを防止でき、良好な遠心成形が行な
え、杭頭金具(A) の内方板部(1b)により杭内孔部が閉塞
されたコンクリート杭(P) を製造することができる。
【0024】そして上記のように製造されたコンクリー
ト杭(P) を使用した基礎杭施工においては、図4に示す
従来法と同様に、まず、スクリューオーガー(20)で地盤
を掘孔しその孔(22)内にモルタル等(21)を充填する。次
にリング状板部(1a)および内方板部(1b)よりなる端板
(1) と周側板(8) とからなる杭頭金具(A) が装設された
前記のコンクリート杭(P) を、前記孔(22)内に吊り下ろ
し、モルタル中に所定深さ(地表面下)まで圧入する。
この際キャップ形の杭頭金具(A) の杭内孔部がこれに相
当する内方板部(1b)で閉蓋されているから、杭周辺のモ
ルタル等が杭頭部上にまで溢れても杭頭部より杭内孔に
流入することがない。
ト杭(P) を使用した基礎杭施工においては、図4に示す
従来法と同様に、まず、スクリューオーガー(20)で地盤
を掘孔しその孔(22)内にモルタル等(21)を充填する。次
にリング状板部(1a)および内方板部(1b)よりなる端板
(1) と周側板(8) とからなる杭頭金具(A) が装設された
前記のコンクリート杭(P) を、前記孔(22)内に吊り下ろ
し、モルタル中に所定深さ(地表面下)まで圧入する。
この際キャップ形の杭頭金具(A) の杭内孔部がこれに相
当する内方板部(1b)で閉蓋されているから、杭周辺のモ
ルタル等が杭頭部上にまで溢れても杭頭部より杭内孔に
流入することがない。
【0025】また前記の基礎杭施工後のフーチングとの
連結においては、杭頭金具(A) の端板(1) の上面に付着
したモルタルや土砂等を取り除いて、内方板部(1b)の上
面を軽打すれば、前記内方板部(1b)はリング状板部(1a)
との溶接手段による連接部分(3) が切離して、切り溝
(4) の個所において切離されて取り除かれ、杭内孔が開
口した状態になる。
連結においては、杭頭金具(A) の端板(1) の上面に付着
したモルタルや土砂等を取り除いて、内方板部(1b)の上
面を軽打すれば、前記内方板部(1b)はリング状板部(1a)
との溶接手段による連接部分(3) が切離して、切り溝
(4) の個所において切離されて取り除かれ、杭内孔が開
口した状態になる。
【0026】特に、リング状板部(1a)に点付け等の溶接
手段により連接されている内方板部 (1b)を、強度上問題
のない肉厚にしたリング状板部(1a)に比して薄肉にして
おくことができるので、連接部分(3) での前記の切離作
業が容易であり、また取除いて廃棄するのも容易であ
る。
手段により連接されている内方板部 (1b)を、強度上問題
のない肉厚にしたリング状板部(1a)に比して薄肉にして
おくことができるので、連接部分(3) での前記の切離作
業が容易であり、また取除いて廃棄するのも容易であ
る。
【0027】そして、図5のように、杭頭部の内孔に受
け皿(24)を嵌め、さらにフーチング(23)との連結用の鉄
筋籠(25)をセットしコンクリートを充填して杭頭部を固
めた後、従来と同様にフーチング(23)の鉄筋(26)と連結
し、さらにフーチングのコンクリートを打設することに
より、フーチングと剛に連結することができる。
け皿(24)を嵌め、さらにフーチング(23)との連結用の鉄
筋籠(25)をセットしコンクリートを充填して杭頭部を固
めた後、従来と同様にフーチング(23)の鉄筋(26)と連結
し、さらにフーチングのコンクリートを打設することに
より、フーチングと剛に連結することができる。
【0028】なお、前記の受け皿(24)の代わりに内方板
部(1b)を杭内孔の所定の深さまで沈めて、充填するコン
クリート等の受け皿として利用してもよい。
部(1b)を杭内孔の所定の深さまで沈めて、充填するコン
クリート等の受け皿として利用してもよい。
【0029】
【考案の効果】上記したように本考案の杭頭金具によれ
ば、杭内孔部を閉塞した状態に保持できるために、遠心
成形時に他の別な蓋用端板を取着しなくともコンクリー
トの溢出を防止して良好な成形が行なえる。
ば、杭内孔部を閉塞した状態に保持できるために、遠心
成形時に他の別な蓋用端板を取着しなくともコンクリー
トの溢出を防止して良好な成形が行なえる。
【0030】また前記杭頭金具が設けられたコンクリー
ト杭にあっては、基礎杭施工においてモルタル等が充填
された掘削孔内に前記杭を圧入する際、モルタル等の杭
内孔部分への流入を防止でき、しかも前記の基礎杭打設
後は杭内孔部に相当する部分を切り溝の部分で杭内周に
沿って容易に切離除去し得て、杭内孔を開口させること
ができ、杭内孔上部にフーチング連結のための鉄筋篭を
挿入セットするのにも何等差し支えがなく、以て杭とフ
ーチングとを剛に連結でき、水平支持力の強い基礎構造
を構成できる。
ト杭にあっては、基礎杭施工においてモルタル等が充填
された掘削孔内に前記杭を圧入する際、モルタル等の杭
内孔部分への流入を防止でき、しかも前記の基礎杭打設
後は杭内孔部に相当する部分を切り溝の部分で杭内周に
沿って容易に切離除去し得て、杭内孔を開口させること
ができ、杭内孔上部にフーチング連結のための鉄筋篭を
挿入セットするのにも何等差し支えがなく、以て杭とフ
ーチングとを剛に連結でき、水平支持力の強い基礎構造
を構成できる。
【0031】殊に本考案の杭頭金具の場合、端板のうち
の杭の肉厚部端面に相当するリング状板部と杭内孔部に
相当する内方板部とを別形成して溶接手段により連接構
成したので、容易かつ安価に製作できる上、特にリング
状板部のみを厚肉にして、最終的に取除かれてしまう内
方板部を薄肉に構成することができるので、経済的で あ
り、しかもリング状板部を厚肉にすることで、主筋端部
を係止する座付き孔を形成するのが容易に可能になる
上、杭を連接使用する場合にも充分な連接強度を保有で
き、またPC杭等のように主筋に緊張を与える場合であ
っても、充分な板強度を保持できる。
の杭の肉厚部端面に相当するリング状板部と杭内孔部に
相当する内方板部とを別形成して溶接手段により連接構
成したので、容易かつ安価に製作できる上、特にリング
状板部のみを厚肉にして、最終的に取除かれてしまう内
方板部を薄肉に構成することができるので、経済的で あ
り、しかもリング状板部を厚肉にすることで、主筋端部
を係止する座付き孔を形成するのが容易に可能になる
上、杭を連接使用する場合にも充分な連接強度を保有で
き、またPC杭等のように主筋に緊張を与える場合であ
っても、充分な板強度を保持できる。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の正面図。
【図3】前図III −III における断面図である。
【図4】杭頭金具を装設したコンクリート杭を使用した
施工状態を示す略示断面図である。
施工状態を示す略示断面図である。
【図5】フーチングとの連結構造を示す略示断面図てあ
る。
る。
【図6】端部金具を設けたコンクリート杭の一部欠截側
面図である。
面図である。
【図7】従来の杭頭端部金具を1例を示す正面図(a)
と断面図(b)である。
と断面図(b)である。
【図8】従来の杭頭端部金具を他の例を示す正面図
(a)と断面図(b)である。
(a)と断面図(b)である。
(A) ……本考案の杭頭金具 (1) ……端板 (1a)……リング状板部 (1b)……内方板部 (2) ……孔 (3) ……連接部分 (4) ……切り溝 (5) ……切り溝 (6) ……窓 (7) ……切らずに残した部分 (8) ……周側板 (11)……主筋 (P) ……コンクリート杭
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート杭の軸方向端部に装着される
杭頭金具であって、杭の肉厚部端面に略相当するリング
状板部と杭内孔部に略相当する内方板部とからなる端板
を有し、別形成されたリング状板部と内方板部とが、杭
内径部よりやや内側位置に断続状の切り溝を形成するよ
うに点付け等の溶接手段により所要個所で連接構成され
てなることを特徴とする杭頭金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1493993U JPH0712421Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 杭頭金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1493993U JPH0712421Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 杭頭金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH064142U JPH064142U (ja) | 1994-01-18 |
| JPH0712421Y2 true JPH0712421Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=11874936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1493993U Expired - Lifetime JPH0712421Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 杭頭金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712421Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5119159Y1 (ja) * | 1970-12-21 | 1976-05-20 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1493993U patent/JPH0712421Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH064142U (ja) | 1994-01-18 |
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