JPH07124096A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JPH07124096A
JPH07124096A JP30107393A JP30107393A JPH07124096A JP H07124096 A JPH07124096 A JP H07124096A JP 30107393 A JP30107393 A JP 30107393A JP 30107393 A JP30107393 A JP 30107393A JP H07124096 A JPH07124096 A JP H07124096A
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JP
Japan
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lower door
door
plate
open position
rear plate
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Application number
JP30107393A
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English (en)
Inventor
Fumio Ishiguro
文男 石黒
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07124096A publication Critical patent/JPH07124096A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/0076Washing or rinsing machines for crockery or tableware of non-domestic use type, e.g. commercial dishwashers for bars, hotels, restaurants, canteens or hospitals
    • A47L15/0081Washing or rinsing machines for crockery or tableware of non-domestic use type, e.g. commercial dishwashers for bars, hotels, restaurants, canteens or hospitals with vertical sliding closing doors, e.g. hood-type dishwashers

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 洗浄室の出入口を上下二枚の扉にて開閉可能
とする食器洗浄機において、下扉を折り曲げ可能にして
洗浄室内の掃除や点検を容易ならしめ、下扉の折り曲げ
時に上扉が自然と下降することを防止する。 【構成】 洗浄室の出入口の下扉は、回動可能に連結さ
れた前板19と後板20とからなり、前板19と後板2
0の間には嵌合筒24と係合ロッド25とを備えた回動
阻止機構が構成されており、係合ロッド25を嵌合筒2
4に係合することによって下扉は回動阻止状態となり、
抜くことによって回動可能となる。また、後板20の後
端部にはロック機構28が設けられており、後板20の
後側面部から係止ピン30を突出可能としている。前板
19と後板20とを覆い隠すようにその外側にはカバー
が設けられており、前方にスライドさせることによって
回動阻止機構による回動阻止状態を解除すると共に、係
止ピン30を突出させて下扉を係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄室の出入口が二枚
の扉によって開閉可能とされる洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗浄機にとしては、特開平5ー
103743号公報にて開示されたものが知られてい
る。これは、洗浄機本体の正面部に形成された出入口に
上下に二枚の扉が設けられおり、上側に位置する上扉
は、出入口の上半分を塞ぐ閉鎖位置とそこから上方に移
動した開放位置との間でスライド可能となっており、出
入口の下側に位置する下扉は、出入口の下方部に設けら
れているヒンジ機構を介して出入口の下半分を塞ぐ閉鎖
位置と出入口の下方部からほぼ水平に延びる開放位置と
の間で回動可能となっている。
【0003】さらに、上扉と下扉とは、扉連動機構によ
って連結されており、下扉に設けたハンドルを握ってこ
れを閉鎖位置から開放位置に回動させれば、それに連動
して上扉も閉鎖位置から開放位置へスライドして出入口
は全開状態となり、下扉を閉鎖位置から開放位置へ回動
させれば、それに連動して上扉も開放位置から閉鎖位置
へスライドして出入口は全閉状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に出入口を上下二枚の扉によって開閉するようにしてい
るとはいえ、各扉は未だに相当な大きさを有している。
このため、この種の大型洗浄機では、例えば下扉を開放
した状態で前方から洗浄室内に手を差し入れようとして
も、開放位置で手前に延びている下扉が邪魔になって手
を洗浄室内に深く差し入れることができず、洗浄室内の
掃除や点検を行い難いという問題があった。
【0005】これを解消するには、下扉を途中から折り
曲げ可能な構成とし、洗浄室内の掃除や点検を行うとき
には、その下扉を折曲げて作業者が洗浄室に近付くこと
ができるようにすることが考えられる。しかし、この種
の扉構造では、扉の開放操作をできるだけ軽い力で行う
ことができるように、上扉と下扉とを連動させる扉連動
機構は両扉の重量バランスを考慮して設計されるから、
扉の全開状態では、下扉の開放位置でここに下向きに作
用する力と、上扉の開放位置でここに下向きに作用する
力とがほとんど吊り合った状態になっている。このた
め、単に下扉を折り曲げ可能な構成にしただけでは、下
扉を折曲げたときに下扉の重心位置がヒンジ側にずれて
下扉の下向きに作用する力が小さくなるため、力のバラ
ンスが崩れて上扉が自重によって自然と閉鎖位置に引き
降ろされるおそれがある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、下扉を折り曲げ可能にして洗浄室内の
掃除や点検を容易ならしめ、しかも、それでいながら下
扉の折り曲げ時に上扉が自然と下降することを確実に防
止できる洗浄機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明である洗浄機は、
洗浄機本体の正面部に形成され洗浄室内に洗浄対象物を
出し入れするための出入口と、ヒンジ機構を介して洗浄
機本体に回動可能に設けられ、出入口の一部分を閉鎖す
る閉鎖位置と、出入口の下方部からほぼ水平に延びる開
放位置との間で回動可能にされた下扉と、出入口のうち
下扉による閉鎖から残された部分を閉鎖する閉鎖位置
と、この閉鎖位置から上方へ変位した開放位置との間で
変位可能に設けられた上扉と、下扉の閉鎖位置から開放
位置への回動に伴って上扉を閉鎖位置から開放位置へ変
位させ、下扉の開放位置から閉鎖位置への回動に伴って
上扉を開放位置から閉鎖位置へ変位させる扉連動機構と
を備えたものにおいて、下扉をヒンジ部を介して互いに
折れ曲がり回動可能な後板及び前板からなる二分割形に
構成すると共に、下扉を開放位置に保持させるロック機
構を設けたことに特徴を有する。
【0008】また、下扉に後板及び前板の回動を阻止す
る回動阻止機構を設け、その回動阻止機構による後板及
び前板の回動阻止状態の解除操作を行うことによってロ
ック機構が下扉を開放位置に保持させる作動状態に入る
ようにしてもよい。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、例えば洗浄室内
の点検の必要がある場合には、まず出入口の下部を塞い
でいる下扉を手前に引いて開放させる。下扉と上扉とは
扉連動機構によって連動関係にあるから、下扉を閉鎖位
置から開放位置へ回動させると、これに伴って上扉も閉
鎖位置から開放位置へ変位する。ここで、下扉はヒンジ
部を介して互いに折れ曲がり回動可能な後板及び前板か
ら二分割形に構成されているから、前板を後板に対して
回動させることにより、下扉が折れ曲がり状態となって
洗浄室に近付くことが容易になる。また、下扉を開放位
置に保持させるロック機構が設けられているから、これ
にて下扉が開放位置に保持され、従って、下扉の折曲げ
によって力のバランスが崩れたとしても、上扉が不用意
に下降することはない。
【0010】また、請求項2の発明によれば、回動阻止
機構による後板及び前板の回動阻止状態の解除操作を行
うと、ロック機構が下扉を開放位置に保持させる作動状
態に入る。従って、下扉を折曲げるために本来的に必要
な回動阻止機構の解除操作を行うだけでロック機構が作
動することになり、いちいちロック機構を作動させる必
要もないし、ロック機構の掛け忘れもなくなる。
【0011】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。請求項
1の洗浄機によれば、下扉を折曲げることが可能である
から洗浄室内に深く手を差し入れることができるように
なって掃除や点検作業が容易となり、しかも、それでい
ながらロック機構によって下扉を開放位置に保持するこ
とができるから、下扉を折り曲げても上扉が自然に下降
することがなくなる。また、請求項2の洗浄機によれ
ば、下扉を折曲げるために本来的に必要な回動阻止機構
の解除操作を行うだけでロック機構が作動することにな
るから、下扉の折曲げの度にロック機構を作動させる必
要もなく、またロック機構の掛け忘れもなくなり、作業
がいっそう簡単になる上に、確実性が高くなる。
【0012】
【実施例】
<第一実施例>以下、本発明の第一実施例について図1
乃至図8を参照しながら説明する。本実施例の概略的構
成を図1に示す。洗浄機本体1内には、食器やトレイ等
を洗浄する洗浄室2と図示しない洗浄装置が設けられて
おり、洗浄機本体正面部には、洗浄室2に食器やトレー
等を出し入れ可能とする広めの出入口3が天井部に渡っ
て形成されている。さらに、この出入口3には二枚の扉
が上下に設けられている。
【0013】さて、図2に示すように出入口3の上側に
位置する上扉4は、出入口3の左右両縁部のうち上半部
に形成されているガイド溝1aに嵌り込んでいて、上下
方向に移動可能となっている。この上扉4の左右両側面
部には上下方向に上扉係合溝4aが設けられており、そ
の各上扉係合溝4a内の上下両端部には計4個の滑車5
が突出してガイド溝1a内に設けられいる係合突条6と
係合している。これにて、上扉4は出入口3の上半分を
塞ぐ閉鎖位置と、ここから上方に移動した開放位置との
間でスライド可能とされる。
【0014】また、図4に示すように出入口3の下縁部
には蝶番8が設けられており、これにて出入口3の下半
部を塞ぐ下扉9が開閉回動可能となっている。この下扉
9の左右両側部からは先端側がL字形に屈曲する連結ア
ーム10が洗浄機本体1内側に延出しており、各連結ア
ーム10の屈曲部には枢軸10aを介して係合金具11
が連結されている。この各係合金具11には上下方向に
延びる係合溝11aが形成さており、洗浄機本体1の正
面部内側部のうち出入口3の下方に突設された左右2つ
の支持金具12の係合突起12aとそれぞれ係合してい
る。これによって、係合金具11は下扉9の回動に連動
して係合突起12aに案内されながら上下に移動し、係
合金具11が上方に移動して係合溝11aの下端部が係
合突起12aに係止されることにより下扉9の回動限界
位置が規制される。これらの構成は下扉9のヒンジ機構
13に相当し、出入口3の下半分を塞ぐ閉鎖位置と、出
入口3の下方部からほぼ水平に延出する開放位置との間
で下扉9を回動可能としている。
【0015】また、各連結アーム10の先端部と上扉4
の下端部に突設されている左右2つの取付金具14との
間にはそれぞれ連結金具15が設けられている。この連
結金具15には、その上端部寄りにネジ式の調節部16
が設けられており、その調節部16を調節することによ
り連結金具15の長さを調節することができるようにな
っている。これにて扉連動機構17が構成され、下扉9
の閉鎖位置から開放位置への回動に伴って上扉4を閉鎖
位置から開放位置へ持ち上げ、下扉9の開放位置から閉
鎖位置への回動に伴って上扉4を開放位置から閉鎖位置
へ降ろすことができる。なお、各連結アーム10の先端
部と洗浄機本体1の正面部との間には引っ張りバネ18
が設けられており、下扉9を開放位置方向に軽く付勢し
て下扉9の開放操作を軽くしている。
【0016】さて、図5、図6に示すように下扉9は前
板19と後板20とに二分割されており、後板20は洗
浄機本体1側に位置し、前板19は後板20の前方に位
置している。さらに、前板19と後板20とはヒンジ部
に相当する蝶番21によって互いに回動可能に連結され
ると共に、前板19及び後板20はその周縁部が上方に
屈曲形成されて角皿形をなしている。
【0017】さらに、下扉9には前板19と後板20と
を覆い隠すように袋形のカバー22が設けられている。
このカバー22は左右両端部及び前方端部が上方に屈曲
形成された底板の上部に天井板を設けて構成されてい
て、下扉9(前板19及び後板20)の外側に嵌合され
て前後方向にスライド可能となっている。また、カバー
22の天井板には、その開口縁の中央に凹部が形成され
ており、その凹部には周知構造のターンファスナ23が
設けられている。このターンファスナ23を後板20に
設けた図示しない係合部に係合状態とすると、カバー2
2は前板19及び後板20を完全に覆った状態で後板2
0に係止され、係合を外すことによってカバー22はス
ライド可能となる。
【0018】ところで、前板19と後板20との間に
は、各2本の嵌合筒24と係合ロッド25とを備えた回
動阻止機構26が設けられている。このうち嵌合筒24
は後板20の底板上面部であって前板19側の端縁部に
左右両側に位置して設けられており、後板20側に向い
て2本が平行して設けられている。また、係合ロッド2
5は円柱形状をなすと共に、前板19に設けたガイド筒
27に案内されて後板20側に進出或いは後退可能に設
けられており、後板20側に進出することにより嵌合筒
24内に進入し、もって前板19を後板20に対して回
動不能な状態とする。なお、各係合ロッド25の前端部
(図3において右端部)にはフランジ部25aが形成さ
れており、これがカバー22内であって天井板の下面中
央部の左右両側部に取り付けられた2枚の取付板22a
間に挟み込まれている。これによって、カバー22が下
扉9に沿って前後方向にスライドするのに連動して係合
ロッド25も嵌合筒24内を前後方向に移動する。そし
て、カバー22の開口縁22bが後板20上にある場合
には、係合ロッド25は後板20の嵌合筒24に係合し
ており、カバー22が前方にスライドしてその開口縁2
2bが後板20の前端部を離れれば係合ロッドも後板2
0の嵌合筒24から抜け出すようになっている。
【0019】なお、カバー22内で天井板の下面中央部
には停止板22cが下向きに突設されており、前板19
の前面壁部と接触するようになっている。これによっ
て、カバー22が出入口3から離れる方向にスライド
し、そのカバー22の開口縁22bが後板20の前端縁
を通過して後板20が完全に露出される位置で、停止板
22cが前板19の前面壁部に当接してスライドを停止
させる。
【0020】さらに、図7、図8に示すように後板20
の底板上面部の後部にはロック機構28が設けられてお
り、このロック機構28について以下説明する。後板2
0の後側壁部には開口部が形成されており、その開口部
から内側方向に係止ピンガイド筒29が延設されてい
る。この係止ピンガイド筒29には係止ピン30が挿入
され、係止ピン30の先端部が開口部を貫通して後板2
0の外側に突出可能となっている。また、係止ピン30
の基端部には端板31が取り付けられており、この端板
31には係止ピン30を間に挟んで左右両側に2本のバ
ネ32が後側壁部との間に取り付けられ、これにて係止
ピン30が後板20から洗浄機本体1側に突出する方向
に常に付勢される。
【0021】一方、端板31の左右両側方には一対の係
止ピンスライドアーム33が回動可能に設けられてい
る。この各係止ピンスライドアーム33の一端部は端板
31に当接可能で、その回動によって係止ピン30を洗
浄機本体1から離れる方向にスライドさせることができ
る。また、各係止ピンスライドアーム33の他端部は上
向きに屈曲されてここが押圧部33aとされており、カ
バー22の天井板下面後端部に下向きに突設されている
押圧板22dによって押されるようになっている。な
お、各係止ピンスライドアーム33の後端部と後板20
の後側壁部との間には引っ張りバネ34が取り付けら
れ、アーム33の一端部が端板31に当接するように付
勢している。そのバネ34の弾性力は端板31に取り付
けられた引っ張りバネ32の弾性力より弱く、係止ピン
スライドアーム33のがたつきを無くす機能を有する。
【0022】次に、本実施例の作用について述べる。例
えば掃除や点検のために洗浄室2内に手を差し入れるに
は、まず下扉9のハンドル9aに手を掛けてした扉9を
手前に引く。すると、図3に示す状態から下扉9は扉連
動機構17を介して上扉4を上方向に持ち上げながら下
方向に回動する。そして、下扉9が約90度回動すると
支持金具12の係合突起12aが係合金具11の係合溝
11aによって係止されるようになって回動が規制され
る。この状態では、下扉9はほぼ水平になった開放位置
にあり、上扉4は上にスライド移動した開放位置にあっ
て出入口3は全開状態となっている。しかし、この状態
で下扉9は作業者の手前側に大きく延びた状態にあるか
ら、これが邪魔になって作業者は洗浄室2に十分に近付
くことができず、出入口3内に手を差し入れ難い状況に
ある。
【0023】そこで、ターンファスナ23を外し、下扉
9の左右両側部を手で握ってカバー22を手前に引く。
すると、図5に示すようにカバー22の開口縁22bが
後板20の前端部を通過して後板20が完全に露出され
る状態となれば、前板19の係合ロッド25が後板20
の嵌合筒24から抜け出て前板19が後板20に対して
回動可能となるの。そこで、前板19を後板20に対し
て下方向に回動させれば、図6に示すように下扉9が折
り曲げ状態となる。
【0024】ここで、上述のように下扉9を折曲げれ
ば、下扉9の重心位置が蝶番8側に移動するために下扉
9に作用する下向きのモーメントが小さくなる。この結
果、上扉4に作用する下向きの力とのバランスが崩れて
下扉9は閉鎖位置方向(上向き)に回動しようとする。
ところが、カバー22を手前に引くことによって、図7
に示す状態から押圧板22dが係止ピンスライドアーム
33の押圧部33aから離れ、バネ32の弾性力によっ
て係止ピン30が後板20の開口部を介して外側に突出
して図8に示すように出入口3の下端部上面1bに係合
するようになっている。このため、下扉9はその係止ピ
ン30によって閉鎖位置方向への回動が阻止された状態
にあり、下扉9は開放位置に保持されると共に上扉4も
開放位置から下降することができない。従って、作業者
は洗浄室2内に手を差し入れて作業を行うことができる
ようになる。
【0025】<第二実施例>以下、本発明の第二実施例
について図9乃至図11を参照しながら説明する。本実
施例と第一実施例との相違点は、ヒンジ機構13及びロ
ック機構28の構成にあり、その他の構成については基
本的には同じである。
【0026】図9に示すように下扉41から延出する左
右両連結アーム42には、その中間の屈曲部に係合突起
42aが設けられており、これが係合金具43に上下に
延びるように形成した係合溝43a内に嵌め込まれてい
る。これらの各係合金具43の下端部は、洗浄機本体1
の正面部であって出入口3の下方部の左右両側部に設け
られている支持金具44によって回動可能に支持されて
いる。これによって、図9の状態から下扉41が開放方
向に回動すると、係合突起42aが係合金具43を前方
に旋回させながら係合溝43a内を上方に移動し、下扉
41が上方向に回動すると、係合金具43を後方に回動
させながら係合溝43a内を下方に移動する。
【0027】一方、各係合溝43aの上端部にはロック
溝43bが後方向に直角に屈曲する形で連なると共に係
合金具43の中央部には突片をL字形に屈曲させて受部
43cが形成されており、更に洗浄機本体1との間に設
けた引っ張りバネ45により常に下扉41側に旋回する
ように付勢されている。そして、下扉41を覆うカバー
46の上部には、洗浄機本体1側の左右両端部に位置し
て突出部46aが設けられており、カバー46が前板4
7及び後板48を完全に覆った状態では突出部46aが
係合金具43の受部43cをバネ45の弾性力に抗して
後方向に押すようになっている。これらが本実施例特有
のロック機構49を構成するもので、その作用は次の通
りである。
【0028】まず、第一実施例と同様に下扉41を手前
に引けば、図9に示す状態から下扉41は扉連動機構1
7を介して上扉4を上方に持ち上げながら開放位置へ回
動する。この時、連結アーム42の係合突起42aは下
扉41の回動に伴って係合金具43の係合溝43a内を
下端部から上端部へと移動し、係合突起42aが係合溝
43aの上端部に至ったところで下扉41のそれ以上の
回動が規制されて図10に示す状態となる。
【0029】そして、下扉41を折り曲げるためにター
ンファスナ23を外してカバー46を手前に引けば、図
11に示すようにカバー46の突出部46aが受部43
cから離れるのでバネ45の弾性力によって係合金具4
3が前方に回動して、係合突起42aがロック溝43b
内に進入する。すると、係合突起42aがそれ以上下へ
移動することができなくなるから、結局、下扉41の閉
鎖方向への回動ひいては上扉4の下降が阻止される。ま
た、カバー46を洗浄機本体方向にスライドさせて後板
48を完全に覆うと、突出部46aがバネ45の弾性力
に抗して受部43cを押圧し係合金具43が後方に回動
する。そして、係合突起42aがロック溝43bから外
れ、下扉41を閉鎖方向に回動することができる。
【0030】このように上記実施例によれば、第一実施
例同様に下扉41を折り曲げても閉鎖位置に引き戻され
ることがないので、出入口3を開放した状態で洗浄室2
に深く手を差し入れることができ、洗浄室2の点検等が
容易になる。
【0031】<第三実施例>以下、本発明の第三実施例
について図12乃至図14を参照しながら説明する。本
実施例と第一実施例との相違点は、ロック機構28の構
成にあり、その他の構成については基本的には同じであ
る。
【0032】洗浄機本体1の正面部には、出入口3の下
部であって左右両側部に支持金具61が内側に突設され
ており、各支持金具61には係合アーム62が上下に回
動可能に支持されている。この係合アーム62の先端部
には係合爪部62aが形成され、下扉63を覆い隠すカ
バー64の上面の左右両後端部に突設されている係合突
起64aに係合可能となっている。また、各係合アーム
62の中央下端部は突出して係止部62bとなってお
り、後板68の後側壁部後方に回動して下扉63を係止
する。さらに、各係合アーム62の後端部上部と洗浄機
本体1の正面部であって支持金具61の上方に突設して
いる取付金具65との間にはバネ66が設けられてお
り、係合アーム62の先端部を下扉63側方向に常に付
勢している。これらにて本実施例特有のロック機構67
が構成されている。
【0033】この構成において、第一実施例同様に下扉
63を手前に引けば、図12の状態から下扉63は扉連
動機構17を介して上扉4を上方に持ち上げながら開放
位置に回動する。この時、係合アーム62の先端部はバ
ネ66によって下扉63側方向に付勢されているので、
下扉63が閉鎖位置から開放位置へ回動するのに伴って
係合アーム62も回動することになる。そして、図13
に示すように下扉63が開放位置に位置すると、係合ア
ーム62の係合爪部62aがカバー64の係合突起64
aに係合する。これによって、カバー64の手前方向の
スライドが阻止されるので、洗浄室2に食器等を搬入す
る際にカバー64の上面部を滑らせながら行うことがで
きる。
【0034】そして、洗浄室2の点検等を行うには、係
合アーム62をバネ66の弾性力に抗して上方に僅かに
持ち上げて係合爪部62aを係合突起64aから外し、
カバー64を手前に引く。すると、図14に示すように
係合アーム62の先端部は、バネ66の弾性力によって
下方向に回動して下扉63の後板68内に進入し、係止
部62bが後板68の後側壁部と係合するようになる。
これにて下扉63はロック状態となって閉鎖方向に回動
することができなくなり、ひいては上扉4の下降を確実
に阻止することができる。また、カバー64を洗浄機本
体1側方向にスライドさせれば、係止爪部62aがカバ
ー64の開口縁上端部によって上方に持ち上げられ、係
止部62bが後板68の後側壁部から外れて下扉63の
ロック状態は解除される。その他、本発明は上記しかつ
図面に示す実施例に限定されるものではなく、要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す全体の斜視図
【図2】 上扉の下部を示す横断面図
【図3】 出入口が閉鎖状態でのヒンジ機構を示す縦断
面図
【図4】 出入口が開放状態でのヒンジ機構を示す縦断
面図
【図5】 回動許容機構を示す下扉における一部破断斜
視図
【図6】 折り曲げ状態でのロック機構及び回動許容機
構を示す斜視図
【図7】 下扉が係止されていない状態でのロック機構
を示す上面図
【図8】 ロック機構による下扉の係止状態を示す上面
【図9】 第二実施例において出入口の閉鎖状態を示す
縦断面図
【図10】 出入口が開放状態でのヒンジ機構及びロッ
ク機構を示す縦断面図
【図11】 ロック機構による係止状態を示す縦断面図
【図12】 第三実施例において出入口の閉鎖状態を示
す縦断面図
【図13】 下扉が開放位置でのロック機構を示す縦断
面図
【図14】 ロック機構による下扉の係止状態を示す縦
断面図
【符号の説明】
1…洗浄機本体 2…洗浄室 3…出入口 4…上扉
9、41、63…下扉13…ヒンジ機構 17…扉連動
機構 19、47…前板 20、48、68…後板 2
1…ヒンジ部 26…回動阻止機構 28、49、67
…ロック機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄機本体の正面部に形成され洗浄室内に
    洗浄対象物を出し入れするための出入口と、 ヒンジ機構を介して前記洗浄機本体に回動可能に設けら
    れ、前記出入口の一部分を閉鎖する閉鎖位置と、前記出
    入口の下方部からほぼ水平に延びる開放位置との間で回
    動可能にされた下扉と、 前記出入口のうち前記下扉による閉鎖から残された部分
    を閉鎖する閉鎖位置と、この閉鎖位置から上方へ変位し
    た開放位置との間で変位可能に設けられた上扉と、 下扉の閉鎖位置から開放位置への回動に伴って上扉を閉
    鎖位置から開放位置へ変位させ、下扉の開放位置から閉
    鎖位置への回動に伴って上扉を開放位置から閉鎖位置へ
    変位させる扉連動機構とを備えたものにおいて、 前記下扉をヒンジ部を介して互いに折れ曲がり回動可能
    な後板及び前板からなる二分割形に構成すると共に、前
    記下扉を前記開放位置に保持させるロック機構を設けた
    ことを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】前記下扉に前記後板及び前板の回動を阻止
    する回動阻止機構を設け、その回動阻止機構による前記
    後板及び前板の回動阻止状態の解除操作を行うことによ
    って前記ロック機構が前記下扉を開放位置に保持させる
    作動状態に入るようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の洗浄機。
JP30107393A 1993-11-04 1993-11-04 洗浄機 Pending JPH07124096A (ja)

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