JPH07123117A - データ転送制御方式 - Google Patents

データ転送制御方式

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JPH07123117A
JPH07123117A JP5266823A JP26682393A JPH07123117A JP H07123117 A JPH07123117 A JP H07123117A JP 5266823 A JP5266823 A JP 5266823A JP 26682393 A JP26682393 A JP 26682393A JP H07123117 A JPH07123117 A JP H07123117A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】WANの回線種や下位プロトコルを意識したア
プリケーションプログラム作成を行なうことなく、WA
Nにおける通信料金を抑え、また、WANの回線種など
の変更にあってもアプリケーションプログラムの修正を
要しないデータ転送制御方式を提供する。 【構成】情報処理装置100において、WAN情報テー
ブル120にWAN情報を登録する情報登録手段105
と、WANの回線種を解析する情報解析手段110と、
アプリケーションプログラムとのやりとりを行なうAP
インタフェース手段130と、送信の制御法を選択する
送信制御選択手段135と、リトライ動作を監視するリ
トライ監視手段140と、無通信動作を監視する無通信
監視手段150と、回線接続手段160と、回線切断手
段170と、受信データを解析する受信制御選択手段1
80と、LAN側と接続する通信手段190とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイドエリアネットワー
ク(以下WANという)を経由して接続されたローカル
エリアネットワーク(以下LANという)上の情報処理
装置間でデータ送受信を行うデータ処理制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のデータ転送制御方式では、
LAN上のある情報処理装置とWANを経由した遠隔地
にある他の情報処理装置との間でデータ送受信を行う
際、WANにおけるコストは考慮されておらず、情報処
理装置上のアプリケーションプログラムを作成する段階
で、WANの回線種および下位プロトコルを考慮したア
プリケーションプログラム作りを行っていた。
【0003】例えば、以下のような回線障害発生時の処
理の場合である。WANを経由したLAN間のデータ転
送では、WANまでは正常でそれより先で回線障害が発
生しているような場合が発生する。すなわち、相手シス
テム側のLANで異常が発生していたり、相手システム
の応答すべきアプリケーションプログラムが立ち上がっ
ていないなどの場合である。このような場合には、送信
側の情報処理装置は、通常であれば、送信が失敗したも
のとして、リトライ処理を行なう。この時、WANの回
線種が専用線であれば、料金は情報量に依存しない定額
となるので、延々とリトライを繰り返しても、料金的な
問題は生じない。一方、WANの回線種がパケット網な
らば、料金はパケット課金による従量制となり、リトラ
イの都度課金されてしまう。従って、ある程度リトライ
しても成功しなければリトライを中止する方が、無駄な
課金を抑えるためには有効である。このように、回線障
害発生時には、回線種を考慮したアプリケーションプロ
グラム作成が要求されていた。
【0004】さらに、以下のようなデータ無送受信時の
処理の場合にもアプリケーションプログラム作成の際に
考慮が必要である。すなわち、送受信するデータが無く
ても下位プロトコルによっては常にデータのやりとりを
行なってしまうものも存在する。また、公衆回線網なら
ば、料金は時間による従量制となるため、無通信状態で
あっても接続されていれば課金されてしまう。従って、
送受信するデータが無い場合には回線を切断してしまう
方が、無駄な課金を抑えるためには有効である。このよ
うに、無通信時には、下位プロトコルや回線種を考慮し
たアプリケーションプログラム作成が要求されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のデータ転
送制御方式では、WANにおける無駄なコストを生じな
いようにするためには、WANの通信回線種や下位プロ
トコルを意識したアプリケーションプログラム作りを行
なう必要があった。従って、運用途中でWANの回線種
等に変更が生じればアプリケーションプログラムも変更
しなければならなかった。また、WANに依存する処理
がアプリケーションプログラムに組み込まれていると、
異なるWANの間で同じアプリケーションプログラムを
使用することができないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため本発明のデータ転送制御方式は、広域ネットワー
クを介して接続するローカルエリアネットワークの一方
に接続する情報処理装置と他方に接続する情報処理装置
との間でデータ転送を行なう際のデータ転送制御方式で
あって、前記情報処理装置は、前記ローカルエリアネッ
トワークと接続してデータの送信および受信を行なう通
信手段と、アプリケーションプログラムとのデータのや
りとりを行なうアプリケーションプログラムインタフェ
ース手段と、転送相手である情報処理装置との回線の種
類や状態を格納する回線情報テーブルと、転送相手であ
る情報処理装置との回線毎にデータ転送の再試行を行っ
た回数を計数するリトライカウンタと、このリトライカ
ウンタの上限値を各回線毎に格納するリトライ上限値格
納手段と、前記リトライカウンタと前記リトライ上限値
とに基づいて転送相手である情報処理装置に対してデー
タ転送の再試行を行なう際の動作を監視するリトライ監
視手段と、転送相手である情報処理装置とのデータ転送
が無い状態の時間を計測する計数器を有し、この状態を
監視する無通信監視手段と、この無通信監視手段の計数
器の上限値を格納する監視タイマ上限値格納手段と、前
記無通信監視手段の指示により転送相手である情報処理
装置との回線を接続する回線接続手段と、前記無通信監
視手段の指示により転送相手である情報処理装置との回
線を切断する回線切断手段と、転送相手である情報処理
装置との回線種および下位プロトコルに関する情報を入
力して前記回線情報テーブルに登録する情報登録手段
と、この情報登録手段からの情報から転送相手である情
報処理装置との回線種および下位プロトコルを解析して
前記回線情報テーブルに設定する情報解析手段と、前記
アプリケーションプログラムインタフェース手段から受
け取ったデータに基づき前記回線情報テーブルを参照し
てデータ送信の制御方法を選択して前記リトライ監視手
段と前記通信手段と前記無通信監視手段に送信データを
渡す送信制御選択手段と、前記通信手段からデータを受
信して前記回線情報テーブルを参照することにより制御
方法を決定して前記リトライ監視手段と前記アプリケー
ションプログラムインタフェース手段と前記無通信監視
手段に受信データを渡す受信制御選択手段とを有してい
る。
【0007】
【実施例】次に本願発明のデータ転送制御方式の一実施
例について図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1を参照すると、本願発明の一実施例で
あるデータ転送制御方式は、情報処理装置100におい
て、情報登録手段105と、情報解析手段110と、W
AN情報テーブル120と、APインタフェース手段1
30と、送信制御選択手段135と、リトライ監視手段
140と、無通信監視手段150と、回線接続手段16
0と、回線切断手段170と、受信制御選択手段180
と、通信手段190とからなる。また、情報処理装置1
00は端末装置50に接続して、操作者とのやりとりを
行なう。また、情報処理装置100はLANに接続して
おり、さらにWANを経由して他のLAN上の相手側情
報処理装置200に接続している。
【0009】WAN情報テーブル120は、各データ転
送毎の状態を格納しておくための記憶手段である。情報
登録手段105は、データ転送開始時に端末装置50か
ら入力された各種情報に基づいてWAN情報テーブル1
20の設定登録を行う。情報解析手段110は、情報登
録手段105によってWAN情報テーブル120に設定
された情報からデータ転送制御方法を決定して、WAN
情報テーブル120に登録する。APインタフェース手
段130は、アプリケーションプログラムから送信すべ
きデータを受け取り、送信制御選択手段135に渡す。
また、受信制御選択手段180からの、あるいはリトラ
イ監視手段140からの、受信データをアプリケーショ
ンプログラムに渡す。送信制御選択手段135は、送信
データから送信先アドレスを抽出して、これを基にWA
N情報テーブル120を参照して相手システムへ転送す
る際の制御方法を認識する。リトライ監視手段140
は、WAN情報テーブル120内のリトライカウンタを
監視して通信手段190やAPインタフェース手段13
0に通知を行なう。無通信監視手段150は、通信状態
を監視して回線の接続や切断を行なう。回線接続手段1
60は、無通信監視手段150からの指示に従って回線
の接続を行なう。回線切断手段170は、無通信監視手
段150からの指示に従って回線の切断を行なう。受信
制御選択手段180は、受信データから送信元アドレス
を抽出してWAN情報テーブル120を参照して送信元
である相手システムとのデータ制御方法を認識する。ま
た、APインタフェース手段130に受信データを渡
す。通信手段190は、LANに接続して他システムと
の間で、送信データを送信し、受信データを受信する。
【0010】図2を参照すると、WAN情報テーブル1
20は送受信対象となる各相手システム毎にデータ転送
に拘わる状態を格納している。WAN情報テーブル12
0の項目中、「相手アドレス」は、送受信対象となる相
手システムのアドレスを指す。「WAN回線種」は、例
えば専用回線やパケット網といった、回線の種類を表
す。「下位プロトコル」は、例えばTCP/IPなど
の、データ通信の際の下位レベルのプロトコルを表す。
「制御方法」は、後述するようにデータ転送を行なう際
の制御方法を表す。「リトライ上限値」は、障害発生時
のリトライをする際のリトライ回数の上限値を表す。
「リトライカウンタ」は、既に何回リトライしているか
を計数するカウンタである。この「リトライカウンタ」
は、初期値0から始まり相手システムへのデータ送信に
対して無応答だった場合に「リトライ上限値」までカウ
ントアップされ、再びデータ送受信が開始されると再び
0となる。「監視タイマ上限値」は、無通信監視手段1
50にある無通信監視用タイマの上限値を表す。「回線
状態」は、当該回線が現在接続されているか切断されて
いるかを示す。
【0011】図3を参照すると、送信データまたは受信
データのデータ形式を表している。「送信先アドレス
部」は、送信先の情報処理装置のアドレスを表す。「送
信元アドレス部」は、送信元の情報処理装置のアドレス
を表す。「データ部」は、本来転送すべきデータ部分を
表す。送信時であれば、「送信先アドレス部」に送信先
相手システムのアドレスを、「送信元アドレス部」には
自システムのアドレスをそれぞれ書き込む。また、受信
時であれば、「送信先アドレス部」には自システムのア
ドレスが書き込まれた状態になっており、「送信元アド
レス部」にはそのデータを送信した相手システムのアド
レスが書き込まれてくる。
【0012】次に、本願発明のデータ転送制御方式の上
記実施例の動作について詳細に説明する。
【0013】まず、データ転送に先だって、予め他の情
報処理装置とのデータ転送経路について以下のようにW
AN情報テーブル120に設定しておく必要がある。例
えば、端末装置50から、「相手アドレス」と、情報処
理装置100と送信先の情報処理装置200との間のW
ANの「回線種」と、「下位プロトコル」と、「リトラ
イ上限値」と、「監視タイマ上限値」とを入力する。情
報登録手段105は、これらの入力情報の内「相手アド
レス」によってWAN情報テーブル120を検索して、
既にその「相手アドレス」についての登録があればその
対応する個所に各入力情報を上書きし、もし該当「相手
アドレス」がまだ登録されていなければ、WAN情報テ
ーブル120の空き領域を確保して対応する個所に各入
力情報を登録する。そして、さらにWAN情報テーブル
120の「リトライカウンタ」を0に設定し、「回線状
態」を”切断”に設定する。また、情報解析手段110
は、情報登録手段105からの入力情報によって「制御
方法」を次のように決定する。なお、本実施例では「相
手アドレス」を端末装置から入力するようにしている
が、システム初期設定時に決めておくようにしてもかま
わない。
【0014】図4を参照すると、情報解析手段110の
動作の処理手順の一例を表している。まず、ステップ1
11において、WANの「回線種」の課金体系が定額か
どうかを判断する。例えば、「回線種」が専用線である
場合には一般に料金は定額であるといえるので、ステッ
プ115において後述の『制御方法(c)』を採用する
ことになる。次に、ステップ112において、データ無
通信時に課金されるかどうかを「回線種」と「下位プロ
トコル」とから判断する。例えば、「回線種」が公衆回
線網であれば、一般に時間課金による従量制なので、ス
テップ114において後述の『制御方法(b)』を採用
する。また、「回線種」がパケット網の場合にはパケッ
ト課金による従量制となるが、さらに「下位プロトコ
ル」が、例えばTCP/IPのように、常にデータのや
りとりが行われるようなものであれば、ステップ114
において後述の『制御方法(b)』を採用する。また、
同じく「回線種」がパケット網の場合でも、「下位プロ
トコル」が、例えばDINAのように、必要時にのみデ
ータのやりとりを行なうものであれば、ステップ113
において後述の『制御方法(a)』を採用する。このよ
うにして決定された制御方法は、WAN情報テーブル1
20の「制御方法」に設定される。
【0015】次に、APインタフェース手段130は、
アプリケーションプログラムからの図3のデータ形式を
持つ送信データを送信制御選択手段135に渡す。送信
選択制御手段135は送信データから「送信先アドレ
ス」を抽出して、これによりWAN情報テーブル120
を参照することによって、相手システムへのデータ転送
の際の「制御方法」を認識する。
【0016】以下では、上記『制御方法(a)』,『制
御方法(b)』および『制御方法(c)』の具体的制御
方法について説明する。
【0017】情報解析手段110において、『制御方法
(a)』が選択された場合、すなわち、相手システムか
らの無応答時にリトライ制御を行なう場合には、以下の
手順で処理を行なう。
【0018】まず、データ送信時には、送信制御選択手
段135は図3のデータ形式の送信データをリトライ監
視手段140に渡す。図5を参照すると、ステップ14
1においてデータ送信であると判断した場合、リトライ
監視手段140は、送信データから「送信先アドレス」
を抽出して、これによりWAN情報テーブル120を検
索して、対応する「リトライカウンタ」を参照する(ス
テップ142)。このとき、「リトライカウンタ」=
0、すなわちリトライをしていない通常状態であるか、
「リトライカウンタ」<「リトライ上限値」、すなわち
リトライ中の状態であるかの、いずれかの場合であれ
ば、そのまま送信データを通信手段190に渡し、送信
先の情報処理装置へ送信する(ステップ143)。ま
た、「リトライカウンタ」≧「リトライ上限値」、すな
わちリトライ停止状態であれば送信データは破棄して、
相手システムから応答が無かったものとみなしてAPイ
ンタフェース手段130に通知する(ステップ14
5)。
【0019】データを相手システムに送信したにも拘わ
らず無応答であった旨が通信手段190から通知された
場合には、WAN情報テーブル120の対応する「リト
ライカウンタ」を1つカウントアップする(ステップ1
44)。そして、無応答であった旨をAPインタフェー
ス手段130に通知する(ステップ145)。
【0020】相手システムからデータを受信した場合に
は、通信手段190は相手システム200からの受信デ
ータを受信制御選択手段180に渡す。受信制御選択手
段180は受信データから送信元アドレスを抽出し、W
AN情報テーブル120を参照して相手システムの「制
御方法」を認識する。このとき、もし制御方法(a)で
あれば、受信制御選択手段180はリトライ監視手段1
40に受信データを渡す。リトライ監視手段140は、
この受信データから送信元アドレスを抽出し、WAN情
報テーブル120の対応する「リトライカウンタ」を参
照する(ステップ146)。このとき、「リトライカウ
ンタ」≠0、すなわちリトライ中またはリトライ停止状
態であれば、「リトライカウンタ」を0にリセットして
リトライをしていない通常状態にしておく(ステップ1
47)。はじめから「リトライカウンタ」=0であれ
ば、上記リセット処理は不要である。そして、受信デー
タをAPインタフェース手段130に渡す。APインタ
フェース手段130はこの受信データをアプリケーショ
ンプログラムに渡す。
【0021】次に、情報解析手段110において、『制
御方法(b)』が選択された場合、すなわち、相手シス
テムからの無応答時のリトライ制御に加えてデータ無通
信時のタイマ制御も行なう場合には、以下の手順で処理
を行なう。
【0022】まず、データ送信時には、送信制御選択手
段135は図3のデータ形式の送信データを無通信監視
手段150に渡す。図6を参照すると、無通信監視手段
150は、送信データから「送信先アドレス」を抽出し
て、これによりWAN情報テーブル120の対応する
「回線状態」を参照する(ステップ152)。このと
き、もしWAN情報テーブル120の対応する「回線状
態」が”接続状態”であれば、リトライ監視手段140
に送信データを渡して起動する(ステップ157)。こ
れ以降、リトライ監視手段140は、制御方法(a)、
すなわち図5の処理手順、と同様の動作を行なう。ま
た、もしWAN情報テーブル120の対応する「回線状
態」が”切断状態”であれば、回線接続手段160によ
り相手システムとの回線を接続して送受信可能な状態に
し(ステップ153)、WAN情報テーブル120の対
応する「回線状態」を”接続状態”に設定する(ステッ
プ154)。これら前準備終了後、送信制御選択手段1
35は送信データを通信手段190に渡して、相手シス
テムに送信する(ステップ155)。
【0023】データ受信時には、通信手段190は相手
システム200からの受信データを受信制御選択手段1
80に渡す。受信制御選択手段180は受信データから
「送信元アドレス」を抽出して、WAN情報テーブル1
20を参照して「制御方法」を認識する。このとき、も
し制御方法(b)であれば、無通信監視手段150に受
信データを渡す。無通信監視手段150は、無通信監視
手段150が有する無通信監視のためのタイマを初期状
態にセットして、リトライ監視のためにリトライ監視手
段140に受信データを渡して起動する(ステップ15
7)。これ以降、リトライ監視手段140は、制御方法
(a)、すなわち図5の処理手順、と同様の動作を行な
う。
【0024】また、無通信監視手段150は無通信監視
のためにかけたタイマがWAN情報テーブル120の対
応する「監視タイマ上限値」に達した時、回線切断手段
170により回線を切断する(ステップ158)。そし
て、WAN情報テーブル120の対応する「回線状態」
に”回線切断”を設定する(ステップ159)。
【0025】次に、情報解析手段110において、『制
御方法(c)』が選択された場合、すなわち、相手シス
テムからの無応答時のリトライ制御もデータ無通信時の
タイマ制御も行なわない場合には、以下の手順で処理を
行なう。
【0026】データ送信時には、送信制御選択手段13
5はそのまま通信手段190に送信データを渡し、相手
システムへ送信する。すなわち、他の制御方法のような
設定は行わない。
【0027】また、データ受信時には、通信手段190
は相手システム200からの受信データを受信制御選択
手段180に渡す。受信制御選択手段180は受信デー
タから「送信元アドレス」を抽出して、WAN情報テー
ブル120の対応する「制御方法」を認識する。もし、
制御方法(c)であれば、APインタフェース手段13
0に受信データを渡す。APインタフェース手段130
は、アプリケーションプログラムにこの受信データを渡
す。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本願発明のデータ転
送制御方式によれば、WANの回線種や下位プロトコル
を意識したアプリケーションプログラム作成を行なうこ
となく、WANにおける通信料金を抑えることができ
る。また、WANの回線種などの変更時にアプリケーシ
ョンプログラムを修正する必要がなく、さらに、異なる
WAN間で一つのアプリケーションプログラムを汎用的
に使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のデータ転送制御方式の一実施例の構
成図である。
【図2】本願発明におけるWAN情報テーブルの構成の
一例を表す図である。
【図3】本願発明における送受信データの構成の一例を
表す図である。
【図4】本願発明における情報解析手段の動作の処理手
順の一例を表す図である。
【図5】本願発明におけるリトライ監視手段の動作の処
理手順の一例を表す図である。
【図6】本願発明における無通信監視手段の動作の処理
手順の一例を表す図である。
【符号の説明】
50 端末装置 100,200 情報処理装置 105 情報登録手段 110 情報解析手段 120 WAN情報テーブル 130 APインタフェース手段 135 送信制御選択手段 140 リトライ監視手段 150 無通信監視手段 160 回線接続手段 170 回線切断手段 180 受信制御選択手段 190 通信手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広域ネットワークを介して接続するローカ
    ルエリアネットワークの一方に接続する情報処理装置と
    他方に接続する情報処理装置との間でデータ転送を行な
    う際のデータ転送制御方式であって、前記情報処理装置
    は、 前記ローカルエリアネットワークと接続してデータの送
    信および受信を行なう通信手段と、 アプリケーションプログラムとのデータのやりとりを行
    なうアプリケーションプログラムインタフェース手段
    と、 転送相手である情報処理装置との回線の種類や状態を格
    納する回線情報テーブルと、 転送相手である情報処理装置との回線毎にデータ転送の
    再試行を行った回数を計数するリトライカウンタと、 このリトライカウンタの上限値を各回線毎に格納するリ
    トライ上限値格納手段と、 前記リトライカウンタと前記リトライ上限値とに基づい
    て転送相手である情報処理装置に対してデータ転送の再
    試行を行なう際の動作を監視するリトライ監視手段と、 転送相手である情報処理装置との回線種および下位プロ
    トコルに関する情報を入力して前記回線情報テーブルに
    登録する情報登録手段と、 この情報登録手段からの情報から転送相手である情報処
    理装置との回線種および下位プロトコルを解析して前記
    回線情報テーブルに設定する情報解析手段と、 前記アプリケーションプログラムインタフェース手段か
    ら受け取ったデータに基づき前記回線情報テーブルを参
    照してデータ送信の制御方法を選択して前記リトライ監
    視手段と前記通信手段とに送信データを渡す送信制御選
    択手段と、 前記通信手段からデータを受信して前記回線情報テーブ
    ルを参照することにより制御方法を決定して前記リトラ
    イ監視手段と前記アプリケーションプログラムインタフ
    ェース手段に受信データを渡す受信制御選択手段とを有
    することを特徴とするデータ転送制御方式。
  2. 【請求項2】広域ネットワークを介して接続するローカ
    ルエリアネットワークの一方に接続する情報処理装置と
    他方に接続する情報処理装置との間でデータ転送を行な
    う際のデータ転送制御方式であって、前記情報処理装置
    は、 前記ローカルエリアネットワークと接続してデータの送
    信および受信を行なう通信手段と、 アプリケーションプログラムとのデータのやりとりを行
    なうアプリケーションプログラムインタフェース手段
    と、 転送相手である情報処理装置との回線の種類や状態を格
    納する回線情報テーブルと、 転送相手である情報処理装置との回線毎にデータ転送の
    再試行を行った回数を計数するリトライカウンタと、 このリトライカウンタの上限値を各回線毎に格納するリ
    トライ上限値格納手段と、 前記リトライカウンタと前記リトライ上限値とに基づい
    て転送相手である情報処理装置に対してデータ転送の再
    試行を行なう際の動作を監視するリトライ監視手段と、 転送相手である情報処理装置とのデータ転送が無い状態
    の時間を計測する計数器を有し、この状態を監視する無
    通信監視手段と、 この無通信監視手段の計数器の上限値を格納する監視タ
    イマ上限値格納手段と、 前記無通信監視手段の指示により転送相手である情報処
    理装置との回線を接続する回線接続手段と、 前記無通信監視手段の指示により転送相手である情報処
    理装置との回線を切断する回線切断手段と、 転送相手である情報処理装置との回線種および下位プロ
    トコルに関する情報を入力して前記回線情報テーブルに
    登録する情報登録手段と、 この情報登録手段からの情報から転送相手である情報処
    理装置との回線種および下位プロトコルを解析して前記
    回線情報テーブルに設定する情報解析手段と、 前記アプリケーションプログラムインタフェース手段か
    ら受け取ったデータに基づき前記回線情報テーブルを参
    照してデータ送信の制御方法を選択して前記リトライ監
    視手段と前記通信手段と前記無通信監視手段に送信デー
    タを渡す送信制御選択手段と、 前記通信手段からデータを受信して前記回線情報テーブ
    ルを参照することにより制御方法を決定して前記リトラ
    イ監視手段と前記アプリケーションプログラムインタフ
    ェース手段と前記無通信監視手段に受信データを渡す受
    信制御選択手段とを有することを特徴とするデータ転送
    制御方式。
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JP2013123187A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Samsung Yokohama Research Institute Co Ltd 通信装置、通信システム、及び通信方法

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