JPH07122527B2 - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

Info

Publication number
JPH07122527B2
JPH07122527B2 JP9893690A JP9893690A JPH07122527B2 JP H07122527 B2 JPH07122527 B2 JP H07122527B2 JP 9893690 A JP9893690 A JP 9893690A JP 9893690 A JP9893690 A JP 9893690A JP H07122527 B2 JPH07122527 B2 JP H07122527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
temperature
cold water
main control
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9893690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04158A (ja
Inventor
智之 村山
繁則 舘下
敏之 金子
圭司 和田
孝樹 岩谷
哲郎 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9893690A priority Critical patent/JPH07122527B2/ja
Publication of JPH04158A publication Critical patent/JPH04158A/ja
Publication of JPH07122527B2 publication Critical patent/JPH07122527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B29/00Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously
    • F25B29/006Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously of the sorption type system

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は冷水と温水とを同時に供給する吸収冷温水機に
関する。
(ロ)従来の技術 例えば特公昭58−34730号公報には、冷水と温水とを同
時に供給する吸収冷温水機において、冷水と温水との温
度を制御する主制御の切替を、蒸発器からの冷水出口温
度及び温水器からの温水出口温度を検出して冷房負荷と
暖房負荷とを比較し、それぞれの負荷に応じて行う吸収
冷温水機が開示されている。そして、上記吸収冷温水機
において、高温発生器の熱源供給管に設けられた燃料制
御弁の開度は冷房主制御時には冷水出口温度(冷房負
荷)に応じて比例変化し、暖房主制御時には温水出口温
度(暖房負荷)に応じて比例変化する。
又、特開昭62−73054号公報には、発生器の加熱量を蒸
発器の冷水出口温度により制御する加熱量調節装置を備
え、この加熱量調節装置の制御がPID制御である吸収冷
凍機が開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記従来の技術において、特公昭58−34730号公報に開
示された吸収冷温水機の高温発生器の加熱量を、特開昭
62−73054号公報に開示された吸収冷凍機のように、冷
水出口温度によりPID制御した場合、冷水出口温度はほ
とんど変化しなくなる。又、高温発生器の加熱量を温水
出口温度によりPID制御した場合、温水出口温度はほと
んど変化しなくなる。このため、冷水主制御と温水主制
御との切換えを冷水出口温度と温水出口温度によって行
うことはできなかった。
本発明は冷水主制御と温水主制御との切換えを正確に行
うことを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、高温発生器
(1)、凝縮器(3)、蒸発器(4)、吸収器(5)な
どを接続して蒸発器から冷水を取り出す冷凍サイクル
と、この冷凍サイクルの高温側に付設されて温水を供給
する温水器(35)とから構成された吸収冷温水機におい
て、冷水出口温度検出器(44)、冷水入口温度検出器
(43)、温水出口温度検出器(46)、及び温水入口温度
検出器(45)と、温水入口温度検出器(45)の温度と冷
水入口温度検出器(43)の温度とに応じて冷水主制御と
温水主制御との切換える冷主温主切換装置(41)と、こ
の冷主温主切換装置(41)から信号を入力して冷水主制
御時には冷水出口温度検出器(44)の温度に応じて高温
発生器(1)の加熱量をPID制御によって調節し、か
つ、温水主制御時には温水出口温度検出器(46)の温度
に応じて高温発生器(1)の加熱量をPID制御によって
調節する制御装置(42)とを備えた吸収冷温水機を提供
するものである。
又、温水入口温度検出器(45)の温度と冷水入口温度検
出器(43)の温度とによって冷水主制御の領域と温水主
制御の領域とが設定され、それぞれの温度検出器(4
5),(43)の温度が冷水主制御の領域から温水主制御
の領域に移った後、所定時間経過後のそれぞれの温度が
温水主制御の領域であるときに冷水主制御から温水主制
御への切換えを行う冷主温主切換装置(41)と、この冷
主温主切換装置(41)から信号を入力して冷水主制御時
には冷水出口温度検出器(44)の温度に応じて高温発生
器(1)の加熱量をPID制御によって調節し、温水主制
御時には温水出口温度検出器(46)の温度に応じて高温
発生器(1)の加熱量を調節する制御装置(42)を備え
た吸収冷温水機を提供するものである。
(ホ)作 用 吸収冷温水機が冷水主制御或いは温水主制御によって運
転されているとき、高温発生器(1)の加熱量のPID制
御による調節によって冷水出口温度或いは温水出口温度
はほぼ設定温度に保たれる。又、冷水負荷或いは温水負
荷が変化し、冷水入口温度或いは温水入口温度が変化し
た場合には冷主温主切換装置(41)が動作し、冷水主制
御と温水主制御とが確実に切換えられる。
又、冷水入口温度及び温水入口温度が冷水主制御の領域
から温水主制御の領域に移ったとき、所定時間、吸収冷
温水機は冷水主制御の運転を継続し、その後、各入口温
度が温水主制御の領域にあるときは、吸収冷温水機は温
水主制御の運転に切換わり、冷水主制御と温水主制御と
が頻繁に切換わることが回避される。
(ヘ)実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図に示したものは吸収冷温水機であり、冷媒に水
(H2O)、吸収剤(吸収液)に臭化リチウム(LiBr)水
溶液を使用したものである。
第1図において(1)はバーナ(1B)を備えた高温発生
器、(2)は低温発生器、(3)は凝縮器、(3A)は冷
媒液溜め、(4)は蒸発器、(5)は吸収器、(6)は
低温熱交換器、(7)は高温熱交換器、(8)ないし
(14)は吸収液管、(15)は吸収液ポンプ、(16)及び
(17)は冷媒管、(18)は冷媒液流下管、(19)は冷媒
液循環管、(19P)は冷媒ポンプ、(2A)はオーバーフ
ロー管、(20)はバーナ(1B)に接続された燃料供給
管、(21)は加熱量制御弁、(22)は冷水配管、(23)
は蒸発器熱交換器であり、それぞれは第1図に示したよ
うに配管接続されている。又、(A)は上胴、(B)は
下胴である。さらに、(25)は冷却水配管であり、この
冷却水配管(25)の途中には吸収器熱交換器(26)及び
凝縮器熱交換器(27)が設けられている。又、(30)は
冷媒管(17)に設けられた冷媒ドレン制御弁である。
(35)は高温発生器(1)に付設された温水器、(36)
は温水器(35)の下部と高温発生器(1)との間に接続
された温水ドレン管であり、この温水ドレン管(36)の
途中に温水ドレン制御弁(37)が設けられている。又、
(38)は温水配管であり、この温水配管(38)の途中に
温水器熱交換器(40)が設けられている。
(41)は冷水主制御と温水主制御とを切換える冷主温主
切換装置、(42)は加熱量制御弁(21)の開度を調節す
る加熱量制御装置、(43)及び(44)は蒸発器(4)の
入口側及び出口側の冷水配管(22)にそれぞれ取り付け
られた冷水入口温度検出器及び冷水出口温度検出器、
(45)及び(46)は温水器(35)の入口側及び出口側の
温水配管(38)にそれぞれ取り付けられた温水入口温度
検出器及び温水出口温度検出器である。そして、冷水入
口温度検出器(43)及び温水入口温度検出器(45)は冷
主温主切換装置(41)に接続され、冷水出口温度検出器
(44)及び温水出口温度検出器(46)は加熱量制御装置
(42)に接続されている。又、(47)は冷主温主切換装
置(41)の切換回路、(48)は切換片であり、切換接片
(48)は第2図に示したように冷水入口温度と温水入口
温度とに応じて冷水主制御側接点Cと温水主制御側接点
Hとに切換わる。ここで、第2図において、冷水入口温
度及び温水入口温度が実線(50)上のときには、切換接
片(48)は冷水主制御側接点Cに閉じる。
又、加熱量制御装置(42)は切換接片(48)が冷水主制
御側接点Cに閉じているとき、即ち冷水主制御時には冷
水出口温度検出器(44)の検出温度に応じて加熱量制御
弁(21)の開度をPID制御(比例動作+積分動作+微分
動作による制御)により調節する。即ち、冷水出口温度
に応じて第3図に示したように比例動作による加熱量制
御弁(21)の開度が決まり、又、冷水出口温度と設定温
度(例えば7℃)との差を積分して積分動作による加熱
量制御弁(21)の開度が決まり、かつ、冷水出口温度が
変化した場合には変化の大きさに応じて微分動作による
加熱量制御弁(21)の開度が決まる。そして、上記比例
動作、積分動作、及び微分動作による加熱量制御弁(2
1)の開度を加算した開度に加熱量制御弁(21)の開度
は調節される。又、加熱量制御装置(42)は温水出口温
度検出器(46)の検出温度に応じて温水ドレン制御弁
(37)の開度をP制御(比例動作)により調節する。
又、切換接片(48)が温水主制御側接点Hに閉じている
とき、即ち、温水主制御時には、加熱量制御装置(42)
は冷水出口温度検出器(44)の検出温度(以後冷水出口
温度という)に応じて冷媒ドレン制御弁(30)の開度を
P制御により調節し、温水出口温度検出器(46)の検出
温度(以下温水出口温度という)に応じて加熱量制御弁
(21)の開度をPID制御により調節する。
上記のように構成された吸収冷温水機の運転時、例えば
冷水入口温度が10.0℃であり、温水入口温度が例えば5
7.0℃のときには、冷主温主切換装置(41)の切換接片
(48)が冷水主制御側接点Cに切換っている。このた
め、冷主温主切換装置(41)から信号を入力した加熱量
制御装置(42)は上記のように冷水主制御の制御を行
い、冷水出口温度に応じて加熱量制御弁(21)へ開度信
号を出力し、加熱量制御弁(21)の開度がPID制御によ
り調節される。又、加熱量制御装置(21)は温水出口温
度に応じて温水ドレン制御弁(37)へ開度信号を出力
し、温水ドレン制御弁(37)の開度がP制御により調節
される。又、加熱量制御装置(42)は冷媒ドレン制御弁
(30)へ全開の信号を出力し、冷媒ドレン制御弁(30)
は全開している。又、吸収液ポンプ(15)及び冷媒ポン
プ(19P)はそれぞれ運転され、従来の吸収冷温水機と
同様に吸収液及び冷媒が循環し、蒸発器熱交換器(23)
で温度低下した冷水が負荷へ供給される。ここで、例え
ば冷水負荷が例えば100%であり、冷水出口温度が設定
温度の7℃で安定している場合には、比例動作による加
熱量制御弁(21)の開度は50%、積分動作による加熱量
制御弁(21)の開度は50%、微分動作による加熱量制御
弁(21)の開度は0%であり、加熱量制御弁(21)の開
度は100%である。又、冷水負荷が例えば50%であり、
冷水出口温度が設定温度で安定している場合には、比例
動作による加熱量制御弁(21)の開度は上記と同様に50
%であり、このとき、積分動作及び微分動作による加熱
量制御弁(21)の開度は0%であり、ここで、冷水負荷
が例えば増加して冷水出口温度が上昇した場合には、そ
れに応じて加熱量制御装置(42)は動作し、比例動作に
よる加熱量制御弁(21)の開度は上記の50%より大きく
なる。又、積分動作による加熱量制御弁(21)の開度が
生じると共に、冷水出口温度の上昇の割合、即ち冷水出
口温度の傾きに応じて微分動作による加熱量制御弁(2
1)の開度が生じ、加熱量制御弁(21)の開度は比例動
作と積分動作と微分動作とによる加熱量制御弁(21)の
開度を加算した値に制御される。そして、例えば比例動
作、積分動作、及び微分動作による加熱量制御弁(21)
の開度がそれぞれ例えば53%、2%、6%の場合は加熱
量制御弁(21)の開度は61%になる。そして、高温発生
器(1)での加熱量が増加し冷媒蒸気の発生量が増えて
蒸発器(4)の冷却能力が大きくなる。その後、冷水出
口温度がしだいに低下して設定温度に近くなるのに伴
い、比例動作による加熱量制御弁(21)の開度は50%に
近くなる。又、積分動作による加熱量制御弁(21)の開
度の変化は冷水出口温度が設定温度に近づくに伴い小さ
くなり、又、微分動作による加熱量制御弁(21)の開度
は冷水出口温度の傾きが零に近づくにつれて小さくな
る。そして、冷水出口温度が設定温度で安定したとき、
冷水負荷が例えば75%のときには、比例動作による加熱
量制御弁(21)の開度は50%、積分動作による加熱量制
御弁(21)の開度は25%、又、微分動作による加熱量制
御弁(21)の開度は0%である。
又、冷水負荷が減少して冷水出口温度が設定温度より低
下した場合には、上記の冷水負荷の増加時とは逆に比例
動作による加熱量制御弁(21)の開度が減少すると共
に、積分動作及び微分動作による加熱量制御弁(21)の
開度はそれぞれマイナスになる。そして、加熱量制御弁
(21)の開度は、比例動作、積分動作、及び微分動作に
よる加熱量制御弁(21)の開度をそれぞれ加算した値に
制御される。ここで、例えば比例動作、積分動作、及び
微分動作による加熱量制御弁(21)の開度がそれぞれ47
%、−4%、−8%のときには、加熱量制御弁(21)の
開度は47−4−8=35%になる。その後、冷水出口温度
が上昇して冷水出口温度が設定温度にて安定したとき、
冷水負荷が例えば43%のときには、比例動作及び積分動
作による加熱量制御弁の開度はそれぞれ50%、−7%に
なる。
以後、冷水出口温度が設定温度より高くなった場合、或
いは低くなった場合には、加熱量制御装置(42)が動作
し、加熱量制御弁(21)の開度がPID制御により調節さ
れ、高温発生器(1)の加熱量が変化して、冷水出口温
度はほぼ設定温度に保たれ、冷水出口温度の変化は僅か
である。
又、高温発生器(1)にて吸収液から分離した冷媒蒸気
の一部は温水器(35)へ流れ、温水器熱交換器(40)を
流れる温水と熱交換して凝縮する。そして、凝縮した冷
媒液が温水ドレン管(36)及び温水ドレン制御弁(37)
を経て高温発生器(1)へ戻る。又、温水器熱交換器
(40)で温度上昇した温水が負荷へ供給される。このと
き、上記のように温水出口温度に応じて温水ドレン制御
弁(37)の開度がP制御により調節される。そして、温
水出口温度が低下したときには、それに比例して温水ド
レン制御弁(37)の開度が大きくなり、温水器(35)の
冷媒液面が低下する。冷媒液面が低下すると温水器熱交
換器(40)の熱交換面積が増加して熱交換量が増え、温
水出口温度が上昇する。又、温水出口温度が上昇したと
きには、それに比例して温水ドレン制御弁(37)の開度
が小さくなり、温水器(35)の冷媒液面が上昇する。冷
媒液面が上昇すると温水器熱交換器(40)の熱交換面積
が減少して熱交換量が減り、温水出口温度が低下する。
又、温水負荷が大きく、温水入口温度が例えば55.2℃で
あり、冷水入口温度が例えば9.0℃のときには、冷主温
主切換装置(41)の切換接片(48)が温水主制御側接点
Hに切換っている。このため、冷主温主切換装置(41)
から信号を入力した加熱量制御装置(42)は温水主制御
の制御を行い、温水出口温度に応じて加熱量制御弁(2
1)へ開度信号を出力し、加熱量制御弁(21)の開度が
冷水主制御の場合と同様にPID制御により調節される。
又は加熱量制御装置(42)は冷水入口温度に応じて冷媒
ドレン制御弁(30)へ開度信号を出力し、冷媒ドレン制
御弁(30)の開度がP制御により調節される。又、加熱
量制御装置(42)は温水ドレン制御弁(37)へ全開の信
号を出力し、温水ドレン制御弁(37)は全開している。
そして、冷水出口温度が上昇したときには、それに比例
して冷媒ドレン制御弁(30)の開度が大きくなる。そし
て、高温発生器(1)から冷媒管(16),(17)及び低
温発生器(2)を経て凝縮器(3)へ流れる冷媒の量が
増加し、又、低温発生器(2)での冷媒蒸気の発生量が
増える。このため、凝縮器(3)から蒸発器(4)へ流
れる冷媒液の量が増え、蒸発器(4)からの冷水出口温
度が低下する。又、冷水出口温度が低下したときには、
それに比例して冷媒ドレン制御弁(30)の開度が小さく
なる。そして、上記冷水出口温度が上昇したときとは逆
に、凝縮器(3)から蒸発器(4)へ流れる冷媒液の量
が減少し、冷水出口温度が上昇する。又、温水出口温度
に応じて加熱量制御弁(21)の開度がPID制御により調
節され、温水出口温度がほぼ設定温度に保たれ、温水出
口温度の変化は僅かである。
又、上記のように温水主制御の運転が行われていると
き、温水負荷が減少し、温水入口温度が上昇して例えば
55.5℃以上になり、このとき、冷水入口温度が例えば1
0.0℃であり、温水入口温度及び冷水入口温度が冷水主
制御の領域に入ったときには、各温度検出器(43),
(45)の温度によって冷主温主切換装置(41)が動作す
る。そして、切換接片(48)は温水主制御側接点Hから
冷水主制御側接点Cへ切換わる。このため、加熱量制御
装置(42)は温水主制御から冷水主制御に切換わり、上
記のように吸収冷温水機は冷水主制御の運転を行う。
又、冷水主制御の運転が行われているとき、温水負荷が
増加して温水入口温度が低下して55.5℃より低くなり、
このとき、冷水入口温度が例えば10.0℃であり、温水入
口温度及び冷水入口温度が温水主制御の領域に入ったと
きには、冷主温主切換装置(41)が動作する。そして、
切換接片(48)は冷水主制御側接点Cから温水主制御側
接点Hへ切換わる。このため、加熱量制御装置(42)は
冷水主制御から温水主制御に切換わり、吸収冷温水機は
温水主制御の運転を行う。
又、冷水主制御の運転が行われているとき、冷水負荷が
大幅に減少して冷水入口温度が例えば7.3℃より低くな
り、そのとき温水入口温度が例えば57.0℃であり、温水
入口温度と冷水入口温度が温水主制御の領域に入ったと
きには、上記と同様に冷主温主切換装置(41)が動作し
て、吸収冷温水機は温水主制御の運転を行う。その後、
吸収冷温水機の冷水負荷、或いは温水負荷が変化して冷
水入口温度、或いは温水入口温度が変化した場合には上
記と同様に冷主温主切換装置(41)が動作して冷水主制
御と温水主制御とが切換わる。
上記実施例によれば、吸収冷温水機の運転時、冷水主制
御が行われている場合には、冷水出口温度に応じて燃料
制御弁(21)の開度がPID制御によって調節され、高温
発生器(1)の加熱量が変化し、冷水出口温度をほぼ設
定温度に保つことができると共に、温水主制御が行われ
ている場合には、温水出口温度に応じて燃料制御弁(2
1)の開度がPID制御によって調節され、高温発生器
(1)の加熱量が変化し、温水出口温度をほぼ設定温度
に保つことができ、又、冷水入口温度検出器(43)及び
温水入口温度検出器(45)が冷水入口温度及び温水入口
温度を検出して、各入口温度即ち冷水負荷及び温水負荷
に応じて冷主温主切換装置(41)が動作して冷水主制御
と温水主制御とを切換えることができ、冷水出口温度及
び温水出口温度がほぼ一定に保たれるPID制御に対応す
ることができる。
以下、第1図に示したように、冷主温主切換装置(41)
にタイマー回路(41T)を設けた本発明の他の実施例に
ついて説明する。タイマー回路(41T)は冷水入口温度
と温水入口温度とが第2図に示した冷水主制御の領域か
ら温水主制御の領域に移ったときに時間を計り始める。
その後、吸収冷温水機は冷水主制御の運転を継続し、所
定時間(例えば1分間)経過してタイマー回路(41T)
が動作したとき、冷水入口温度及び温水入口温度が温水
主制御の領域にある場合には、冷主温主切換装置(41)
の切換接片(48)は冷水主制御側接点Cから温水主制御
側接点Hに切換わり、吸収冷温水機は冷水主制御から温
水主制御の運転に切換わる。又、タイマー回路(41T)
が時間を計り始めた後、所定時間経過したときの冷水入
口温度及び温水入口温度が冷水主制御の領域に移ってい
た場合には、切換接片(48)は冷水主制御側接点Cに閉
じており、冷水主制御の運転が継続する。
上記のように冷水入口温度と冷水出口温度とが冷水主制
御の領域から温水主制御の領域に移ったとき、直ちに吸
収冷温水機の運転が冷水主制御から温水主制御に切換わ
らず、タイマー回路(41T)が動作を始め、所定時間冷
水主制御の運転を継続し、所定時間経過後、冷水入口温
度と温水入口温度とが温水主制御の領域にあるとき冷水
主制御から温水主制御に切換わる。このため、冷水入口
温度と温水入口温度とが冷水主制御の領域と温水主制御
の領域との境界の近くにあり、短時間、冷水入口温度と
冷水入口温度とが温水主制御の領域に移った場合の冷水
主制御と温水主制御との頻繁な切換わりを防止すること
ができ、冷媒ドレン制御弁(30)及び温水ドレン制御弁
(37)の頻繁な開閉を回避することができ、又、冷水及
び温水温度変化を僅かに抑えることができる。
(ト)発明の効果 本発明は以上のように構成された吸収冷温水機であり、
蒸発器から冷水を取り出す冷凍サイクルと、この冷凍サ
イクルの高温側に配設されて温水を供給する温水器とか
ら構成された吸収冷凍機において、温水入口温度と冷水
入口温度とに応じて冷水と温水との主制御の切換えを行
う冷主温主切換装置と、この冷主温主切換装置から信号
を入力して冷水主制御時には冷水出口温度に応じて発生
器の加熱量をPID制御によって調節し、温水主制御時に
は温水出口温度に応じて発生器の加熱量を調節する制御
装置とを備えているので、冷水主制御時の冷水出口温度
及び温水主制御時の温水出口温度をほぼ設定温度に保つ
ことができ、又、冷水入口温度及び温水入口温度、即ち
冷水負荷及び温水負荷に応じて冷水主制御と温水主制御
とを確実に切換えることができ、PID制御に対応した吸
収冷温水機を提供することができる。
又、冷水主制御の運転から温水主制御の運転に切換わる
とき、冷水入口温度及び温水入口温度が冷水主制御の領
域から温水主制御の領域へ移った後、所定時間後も各入
口温度が温水主制御の領域にあるとき、冷水主制御から
温水主制御に移るので、冷水主制御と温水主制御との間
での頻繁な切換わりを防止でき、冷水出口温度及び温水
出口温度を一層安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す吸収冷温水機の回路構
成図、第2図は冷水入口温度と温水入口温度とによる冷
水主制御と温水主制御との関係図、第3図は比例動作に
よる冷水出口温度と加熱量制御弁との関係図である。 (1)……高温発生器、(2)……低温発生器、(3)
……凝縮器、(4)……蒸発器、(5)……吸収器、
(35)……温水器、(41)……冷主温主切換装置、(41
T)……タイマー回路、(42)……制御装置、(43)…
…冷水入口温度検出器、(44)……冷水出口温度検出
器、(45)……温水入口温度検出器、(46)……温水出
口温度検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 圭司 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 岩谷 孝樹 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 岸本 哲郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−118560(JP,A) 特開 昭62−73054(JP,A) 特開 昭53−114551(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを接
    続して蒸発器から冷水を取り出す冷凍サイクルと、この
    冷凍サイクルの高温側に付設されて温水を供給する温水
    器とから構成された吸収冷温水機において、蒸発器から
    の冷水出口温度を検出する冷水出口温度検出器、蒸発器
    への冷水入口温度を検出する冷水入口温度検出器、温水
    器からの温水出口温度を検出する温水出口温度検出器、
    及び温水器への温水入口温度を検出する温水入口温度検
    出器と、この温水入口温度検出器の温度と冷水入口温度
    検出器の温度とに応じて冷水主制御と温水主制御との切
    換えを行う冷主温主切換装置と、この冷主温主切換装置
    から信号を入力して冷水主制御時には冷水出口温度検出
    器の温度に応じて発生器の加熱量をPID制御によって調
    節し、かつ、温水主制御時には温水出口温度検出器の温
    度に応じて発生器の加熱量をPID制御によって調節する
    制御装置とを備えたことをを特徴とする吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】発生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを接
    続して蒸発器から冷水を取り出す冷凍サイクルと、この
    冷凍サイクルの高温側に付設されて温水を供給する温水
    器とから構成された吸収冷温水機において、蒸発器から
    の冷水出口温度を検出する冷水出口温度検出器、蒸発器
    への冷水入口温度を検出する冷水入口温度検出器、温水
    器からの温水出口温度を検出する温水出口温度検出器、
    及び温水器への温水入口温度を検出する温水入口温度検
    出器と、この温水入口温度検出器の温度と冷水入口温度
    検出器の温度とによって冷水主制御の領域と温水主制御
    の領域とが設定され、上記それぞれの温度検出器の温度
    が冷水主制御の領域から温水主制御の領域に移ってから
    所定時間後のそれぞれの温度が温水主制御の領域である
    ときに冷水主制御から温水主制御への切換えを行う冷主
    温主切換装置と、この冷主温主切換装置から信号を入力
    して冷水主制御時には冷水出口温度検出器の温度に応じ
    て発生器の加熱量をPID制御によって調節し、かつ温水
    主制御時には温水出口温度検出器の温度に応じて発生器
    の加熱量をPID制御によって調節する加熱量制御装置を
    備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
JP9893690A 1990-04-13 1990-04-13 吸収冷温水機 Expired - Fee Related JPH07122527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9893690A JPH07122527B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 吸収冷温水機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9893690A JPH07122527B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 吸収冷温水機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04158A JPH04158A (ja) 1992-01-06
JPH07122527B2 true JPH07122527B2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=14233009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9893690A Expired - Fee Related JPH07122527B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 吸収冷温水機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07122527B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4895658B2 (ja) * 2006-04-03 2012-03-14 三洋電機株式会社 吸収冷温水併給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04158A (ja) 1992-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2523042B2 (ja) 吸収冷温水機
JPH07122527B2 (ja) 吸収冷温水機
JP2858922B2 (ja) 吸収冷温水機の制御装置
JP2532982B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JPH07122528B2 (ja) 吸収冷凍機
JPS602584B2 (ja) 吸収式冷凍機の安全装置
JP2823266B2 (ja) 再生器の制御装置
JP2816012B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JPS602580B2 (ja) 吸収式冷温水機の制御装置
JP2523044B2 (ja) 吸収冷温水機の制御装置
JP2823272B2 (ja) 吸収冷温水機の再生器制御装置
JPS6118366Y2 (ja)
JP3157349B2 (ja) 吸収式冷凍機の制御装置
JP3831425B2 (ja) 吸収式冷温水機の制御方法
JPS6135890Y2 (ja)
JPS6117319Y2 (ja)
JP3710907B2 (ja) 吸収式冷凍装置
JPS6113884Y2 (ja)
JP2777470B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JPS6157537B2 (ja)
JP2858938B2 (ja) 吸収冷温水機
JP2883372B2 (ja) 吸収冷温水機
JP3157668B2 (ja) 吸収式冷温水機
JPS601544B2 (ja) 一重二重効用吸収冷凍機の制御装置
JP3326240B2 (ja) 吸収式冷凍機の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091225

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees