JPH07122314B2 - 軒樋支持具 - Google Patents

軒樋支持具

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JPH07122314B2
JPH07122314B2 JP1016048A JP1604889A JPH07122314B2 JP H07122314 B2 JPH07122314 B2 JP H07122314B2 JP 1016048 A JP1016048 A JP 1016048A JP 1604889 A JP1604889 A JP 1604889A JP H07122314 B2 JPH07122314 B2 JP H07122314B2
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eaves
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研造 杉本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建物の軒先に設けられる軒樋を支持するのに
用いられる軒樋支持具に関する。
(従来の技術) 軒樋支持具には、軒樋に形成されている樋耳を係止する
ことによって軒樋を吊状態に支持する吊りタイプのもの
がある。
このような軒樋支持具では、樋耳を係止部で係止る際
に、樋耳が係止部に容易に挿入できるようにする挿入
性、樋耳が係止部から外れないようにする抜け止め性、
軒樋に加わる外力や軒樋自身の熱伸縮及び変形や鼻隠し
板の凹凸を吸収する移動性、それに構造簡素性等の諸条
件を満たすことが要求される。
上述した諸条件を考慮に入れた従来の軒樋支持具として
は、例えば、実開昭60−42831号公報や実開昭59−69337
号公報に記載されているようなものが知られている。
前者の軒樋支持具は、支持杆の両端部に軒樋の樋耳が係
止される係止部が形成され、この係止部の内部にバネ板
が装着されたものであった。即ち、係止部に樋耳を挿入
する際には、バネ板を弾性変形させながら押し込み、挿
入後はバネ板が復元することで、樋耳の外れを防止する
ものであった。
また、後者の軒樋支持具は、中央部がヒンジで連結され
た支持杆の両端に係止部が形成され、かつ支持杆の下側
にバネを介して抜止板が弾性支持されたものであった。
従って、係止部に樋耳を挿入する際には、抜止板を支持
杆に対して上方へ持ち上げて押し込み、挿入後はこの抜
止板が復元することで樋耳の外れを防止するものであっ
た。また、抜止板が弾性支持されていることに加えて、
支持杆がヒンジを中心とした円運動をできることによ
り、軒樋に加わる外力や、軒樋自身の熱伸縮及び変形
や、鼻隠し板の凹凸を多少吸収できるようになってい
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の軒樋支持具にあっては、軒樋に外
力が加わった場合や、軒樋自身が熱伸縮あるいは変形し
た場合や、鼻隠し板に凹凸がある場合等において、軒樋
はバネ板の弾性変形により多少軒樋支持具に対して移動
し、これらの外力や軒樋の熱伸縮及び変形や鼻隠し板の
凹凸を吸収しようとするものの、バネ板が基本的には、
係止部から抜け落ちないように樋耳を押圧支持するよう
構成されているので、樋耳の抜け止め性と軒樋の移動性
とを両方満足させるのは困難であった。
また、後者の軒樋支持具では、分割された支持杆、ヒン
ジ、バネ、抜止板等の多くの部品が必要になるし、その
組み立て手間が必要になる。従って、部品点数が多くな
ると共に、これらの組み立てに手間が要る分だけ製作性
が悪く、また、構造も複雑になるという問題があった。
更に、支持杆がヒンジを支点とした円運動をできること
により、軒樋に加わる外力や、軒樋自身の熱伸縮及び変
形や、鼻隠し板の凹凸を吸収できるものの、この円運動
によって逆に前後の係止部の間隔が安定しなくなり、樋
耳の抜け止め性が欠落することにもなっていた。
本発明は、上述のような従来の問題点を解決し、挿入
性,抜け止め性,移動性,構造簡素性の全てを満足させ
る軒樋支持具を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の軒樋支持具は、軒樋
の樋耳が係止される係止部が形成されている軒樋支持具
であって、前記係止部のうち、少なくとも軒樋の後耳が
係止される後耳係止部には後耳に係合する係止片と、こ
の係止片に対向する抜止片とが形成され、この両片はそ
れぞれ下方に膨出した湾曲状に形成されており、一方、
軒樋の前耳が係止される前耳係止部の根元部には、軒樋
側に開口した切欠部が形成され、この切欠部の開口端は
奥部より狭くされている (作用) 本発明の軒樋支持具では、後耳係止部に形成された係止
片と抜止片との間から軒樋の後耳を挿入することによ
り、係止片を後耳に係合させ、軒樋を吊状態に支持す
る。
この場合、係止片及び抜止片は、下方に膨出した湾曲状
に形成されることによって弾性変形可能となっているた
め、係止片と抜止片の間隙は、これらの弾性変形により
広がり、後耳の挿入は容易に行える。
また、係止片に対向して抜止片が設けられているので、
係止片が後耳から外れるのを防止するといった抜け止め
に有効である。
また、係止片及び抜止片の弾性変形により、軒樋が軒樋
支持具に対して前後方向へ摺動可能となる。即ち、この
軒樋の摺動により、軒樋に加わる外力や、軒樋自身の熱
伸縮及び変形や、鼻隠し板の凹凸を吸収することができ
る。
さらに、軒樋の前耳が係止される前耳係止部の根元部に
は、軒樋側に開口した切欠部が形成され、この切欠部の
開口端は奥部より狭くされているので、前耳係止部全体
がこの切欠部の奥部を支点として屈曲変形可能となって
おり、切欠部の開口端が閉じる位置にて、前耳係止部の
屈曲変形が規制されることになり、上記後耳係止部の効
果と相俟って、積雪荷重、軒樋の伸縮や変形などの負荷
力により、前耳係止部の耳部係止力が影響を受けること
がない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図〜第5図により実施例の構成を説明する。
第1図は、軒樋1が本実施例の軒樋支持具2を用いて建
物の鼻隠し板3に取り付けられている軒樋支持構造を示
している。尚、4は垂木である。
軒樋1は、平坦な底部11の両側に後側壁12と前側壁13が
立設された溝形状に形成され、前側壁13は後側壁12より
も高く形成されている。
後側壁12の上端には、後耳14が外側に突出して形成さ
れ、該後耳14は中空状に形成されている。
前側壁13の上端には前耳15が外側に突出して形成されて
おり、該前耳15の内部には樋内面に開口した凹部16が形
成されると共に、該凹部16の開口部には、該開口部の上
側略半分を塞ぐように垂下片17が垂設されている。
軒樋支持具2は、合成樹脂一体成形品であり、ポリカー
ボネート樹脂等の耐候性に優れた合成樹脂が用いられて
いる。
また、軒樋支持具2の本体は、鼻隠し板3に沿って固定
される固定部21と、該固定部21の上端から前方に延在し
て設けられた支持杆部22とから構成されている。
該支持杆部22は、固定部21の上端から前方に延びる水平
基部221と、該水平基部221から前下方向に延在する下向
傾斜部222と、該下向傾斜部222から前方に延在する水平
部223と、該水平部223から前上方向に延在する上向傾斜
部224とから成っている。
また、軒樋支持具2には、前記後耳14が係止される後耳
係止部23と、前耳15が係止される前耳係止部24が形成さ
れている。
後耳係止部23は、第2図に示すように、後耳14の下面18
に係合するように固定部21に突設された係止片23aと、
後耳14が挿入される間隙23cを保持して係止片23aに対向
するように下向傾斜部222に突設された抜止片23bとを備
えている。
そして前記係止片23a及び抜止片23bは、細幅に形成され
ると共に、下方に膨出する湾曲状に形成されることで、
弾性変形可能となっている。
前耳係止部24は、第3図に示すように、上向傾斜部224
の上端に形成され、前耳15の凹部16が係合される係止片
24aと、垂下片17が挿入される溝部24cを間に保持して前
記係止片24aに対向する抜止片24bとで形成されている。
該抜止片24bは、上下二段にリップ部24d,24eを有してお
り、このリップ部24d,24eは、それぞれ細幅に形成され
ることで屈曲変形可能となっている。また、前記抜止片
24bの上面は溝部24cに向けて下る傾斜面に形成されてい
る。
また、前耳係止部24の根元部であって、上向傾斜部224
の下側面には、軒樋1の前側壁13に向かって開口した切
欠部5が形成されており、前耳係止部24は、全体がこの
切欠部5を支点として屈曲変形可能となっている。ま
た、前記切欠部5の開口部51は奥部よりも幅狭く形成さ
れ、この開口部51が閉じる位置で前耳係止部24の屈曲変
形が規制されるようになっている。
次に実施例の作用を説明する。
本実施例の軒樋支持具2で軒樋1を支持する際には、該
軒樋支持具2を固定部21において鼻隠し板3に固定し、
次に、後耳係止部23で軒樋1の後耳14を係止すると共
に、前耳係止部24で軒樋1の前耳15を係止する。
後耳係止部23による後耳14の係止は、後耳14を係止片23
aと抜止片23bの間隙23cから押し込んで係止片23aを後耳
14の下面18に係合することにより行われる。抜止片23b
は後側壁12に内面に近接(当接させてもよい)状態とな
る。
この場合、係止片23a及び抜止片23bは、湾曲状に形成さ
れることで弾性変形可能であるため、係止片23aと抜止
片23bの間隙23cは、係止片23a,抜止片23bの弾性変形に
より広がり、後耳14の挿入は容易に行える。
また、係止片23aに対向して抜止片23bが設けられている
ので、係止片23aが後耳14の下面18から外れるのを防止
するといった抜け止めに有効である。
更に、係止片23a,抜止片23bの弾性変形により係止片23a
及び抜止片23bが前後方向へ移動可能であるので、軒樋
1が軒樋支持具2に対して前後方向へ摺動可能となる。
即ち、軒樋1に積雪または落雪荷重やはしご掛けあるい
はボールの衝突等による外力が加わった場合や、温度変
化により軒樋1自身に熱伸縮や変形が生じた場合や、鼻
隠し板3に凹凸があるような場合には、係止片23a及び
抜止片23bが前後移動して軒樋1が前後方向へ摺動す
る。そして、この軒樋1の摺動により、軒樋1に外力が
加わった場合には、この外力を吸収して後耳14の破損を
防止できるし、軒樋1自身に熱伸縮や変形が生じた場合
には、軒樋1の軸方向や前後方向への移動を吸収して軒
樋1の変形や接続部の外れを防止することができるし、
鼻隠し板3に凹凸があった場合には、この凹凸を吸収し
て後耳係止部23と後耳14との相対位置の誤差を吸収し
て、軒樋1を軒樋支持具2に対し適正に取り付けること
ができる。第4図は、軒樋1が後方へ摺動した場合の後
耳係止部23を示しており、第5図は軒樋1が前方へ移動
した場合の後耳係止部23を示している。
また、前耳係止部24による前耳15の係止は、係止片24a
を凹部16に係合すると共に、溝部24cに垂下片17を挿入
することで行われる。この場合、抜止片24bのリップ部2
4d,24eが屈曲変形可能なため、凹部16への係止片24aの
挿入及び溝部24cへの垂下片17の挿入が容易になる。
また、抜止片24bのリップ部24d,24eの屈曲変形に加え
て、係止片24aが切欠部5を支点として全体的に屈曲変
形可能なため、これらの屈曲変形により軒樋1が、前後
方向へ摺動可能となる。即ち、軒樋1に加わる外力や、
軒樋1自身の熱伸縮及び変形や、鼻隠し板3の凹凸を吸
収することができる。更に抜止片24bを有するので、係
止片24aが後耳18の下面19から外れるといった抜けを確
実に防止できる。
以上のように、本実施例の軒樋支持具2は、後耳係止部
23及び前耳係止部24に対する後耳14及び前耳15の挿入が
容易であり、また、後耳係止部23及び前耳係止部24から
後耳14及び前耳15が外れることがない。更に、軒樋1へ
の外力や、軒樋1自身の熱伸縮及び変形や、鼻隠し板3
の凹凸を吸収することもできる。また、合成樹脂一体成
形品とすることにより、多少複雑な形状でも一度の成形
で効率良く形成することができる。尚、後耳係止部23及
び前耳係止部24のみを合成樹脂で形成し、他の部分を金
属で形成してもよい。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
例えば、前耳係止部は後耳係止部と同じ構造にしてもよ
い。
(発明の効果) 以上説明したきたように、本発明の軒樋支持具にあって
は、少なくとも軒樋の後耳が係止される後耳係止部には
後耳に係合する係止片と、この係止片に対向する抜止片
とが形成され、この両片は下方に膨出した湾曲状に形成
されているので、簡素な構造でありながらも、後耳を係
止部へ容易に挿入でき、かつ後耳が係止部から外れるの
を防止することができ、しかも、軒樋に加わる外力や、
軒樋自身の熱伸縮及び変形や、鼻隠し板の凹凸を極めて
効果的に吸収することができるという効果が得られる。
さらに、軒樋の前耳が係止される前耳係止部の根元部に
は、軒樋側に開口した切欠部が形成され、この切欠部の
開口端は奥部より狭くされているので、前耳係止部全体
がこの切欠部を支点として屈曲変形可能となっており、
切欠部の開口端が閉じる位置にて、前耳係止部の屈曲変
形が規制されることになり、上記後耳係止部の効果と相
俟って、積雪荷重、軒樋の伸縮や変形などの負荷力によ
り、前耳係止部の耳部係止力が影響を受けることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の軒樋支持具を用いた軒樋支持構
造を示す断面図、第2図は該軒樋支持具の後耳係止部を
示す側面図、第3図は前記軒樋支持具の前耳係止部を示
す側面図、第4図及び第5図は、軒樋摺動時の後耳係止
部を示す側面図である。 1…軒樋 14…前耳(樋耳) 15…後耳(樋耳) 18…下面 2…軒樋支持具 23…後耳係止部(係止部) 23a…係止片 23b…抜止片 24…前耳係止部(係止部) 24a…係止片 24b…抜止片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒樋の樋耳が係止される係止部が形成され
    ている軒樋支持具であって、前記係止部のうち、少なく
    とも軒樋の後耳が係止される後耳係止部には後耳に係合
    する係止片と、この係止片に対向する抜止片とが形成さ
    れ、この両片は下方に膨出した湾曲状に形成されてお
    り、一方、軒樋の前耳が係止される前耳係止部の根元部
    には、軒樋側に開口した切欠部が形成され、この切欠部
    の開口端は奥部より狭くされていることを特徴とする軒
    樋支持具。
JP1016048A 1989-01-24 1989-01-24 軒樋支持具 Expired - Lifetime JPH07122314B2 (ja)

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JP1016048A JPH07122314B2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24 軒樋支持具

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JP1016048A JPH07122314B2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24 軒樋支持具

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JPH02197650A JPH02197650A (ja) 1990-08-06
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JP1016048A Expired - Lifetime JPH07122314B2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24 軒樋支持具

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53135637U (ja) * 1977-03-31 1978-10-26
JPH0425470Y2 (ja) * 1987-01-20 1992-06-18

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JPH02197650A (ja) 1990-08-06

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