JPH07122187B2 - 仮撚加工装置 - Google Patents

仮撚加工装置

Info

Publication number
JPH07122187B2
JPH07122187B2 JP15070687A JP15070687A JPH07122187B2 JP H07122187 B2 JPH07122187 B2 JP H07122187B2 JP 15070687 A JP15070687 A JP 15070687A JP 15070687 A JP15070687 A JP 15070687A JP H07122187 B2 JPH07122187 B2 JP H07122187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
cooling plate
heating device
twisting
false twisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15070687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63315628A (ja
Inventor
史夫 種植
俊三 内藤
宏和 松岡
山本  茂
Original Assignee
帝人製機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 帝人製機株式会社 filed Critical 帝人製機株式会社
Priority to JP15070687A priority Critical patent/JPH07122187B2/ja
Publication of JPS63315628A publication Critical patent/JPS63315628A/ja
Publication of JPH07122187B2 publication Critical patent/JPH07122187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成
繊維に仮撚加工を施す装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、仮撚加工の生産性を高めるために、加工速度を高
速にすることが行われており、これに伴って、加熱装
置、冷却プレートの長さも次第に長くする必要が生じて
きている。このような高速化に伴う加熱装置や冷却プレ
ートの長大化は、機台高さを高くし、通常の建物内への
格納を困難にするうえ、糸掛作業をも困難にするという
欠点をもたらす。
そのため、加熱装置部で糸条を折り返すようにして、加
熱装置の短小化を図ったり、あるいは、加熱装置、冷却
プレート、撚掛装置等の配置に工夫をこらして、機台の
高さを低くおさえようとする試みが種々提案されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの従来技術においては、加熱装置
部あるいは加熱装置から撚掛装置に至るまでの間で、糸
条屈曲角(θ)が90度以上となるように折り曲げられた
り、あるいは屈曲されたりしており、そのために、900
〜1,000m/分といったような高速度で加工すると、毛羽
や断糸が発生し易く、更には、加熱装置への撚の遡及が
阻害されて、均一な嵩高加工糸を得るのが困難になると
いう問題が生ずる。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点を解消し、糸
条屈曲角(θ)が90度以上となるように折り曲げたり、
屈曲させたりせずに機台の高さを低くすることの可能な
高速仮撚加工装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた
結果、冷却プレートを湾曲させると共に、加熱装置を高
温にすることによって、加熱装置の長さを短くすればよ
いことを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、作業通路を挟んで片側に第1糸送り装
置、略垂直な加熱装置を、その反対側に撚掛装置、第2
糸送り装置、巻取装置を設け、該作業通路を跨いで冷却
プレートを配設した仮撚加工装置において、加熱装置の
長さを1.5m以下とし、かつ湾曲冷却プレートを上方へ凸
となるように設けると共に、加熱装置の糸条入口部から
撚掛装置に至るまでの間の糸条屈曲角(θ)を90度未満
に保ったことを特徴とする仮撚加工装置である。
以下、図により本発明を説明する。
第1図は、本発明装置の一例を示す側面図であり、作業
通路Sを挟んで片側に供給糸条パッケージ1を載置する
クリールスタンド2、第1糸送り装置3、略垂直な加熱
装置4を設け、その反対側に撚掛装置5、第2糸送り装
置6、第2加熱装置7、第3糸送り装置8、巻取装置9
を設けており、作業通路Sを跨いで冷却プレート10を配
設している。尚、11〜14は糸ガイド、15は仮撚加工装置
のフレーム、16は作業台車、Yは糸条を示す。
加熱装置4の長さは1.5mであり、冷却プレート10は湾曲
させると共に、加熱装置4の糸条入口部から撚掛装置5
に至る間の糸条屈曲角(θ)を90度未満に保持する。
ここで、糸条屈曲角(θ)とは、第2図に示すように、
糸条Yの直線進行方向Aに対して、偏向させた角度θを
意味する。
加熱装置4は、300〜600℃といった高温度に加熱され、
冷却プレート10を湾曲させることと相俟って、従来、2.
0〜2.5mを要していた加熱装置4の長さを、1.5m以下に
短縮することが可能となる。単に加熱装置4を高温に加
熱したり、あるいは冷却プレート10を湾曲させたりした
だけで、加熱装置4を短縮しようとすると捲縮性能の劣
った仮撚加工糸しか得られない。また、加熱装置4の糸
条入口部から撚掛装置5に至る間の糸条屈曲角(θ)が
90度以上になると、毛羽、断糸が起こり易くなり、ガイ
ド摩耗が増大し、更には、加熱装置4への撚の遡及が阻
害されて、均一な嵩高加工糸を得るのが困難となるので
不適当である。
冷却プレートは、上方へ凸となるように湾曲させても、
下方へ凸となるように湾曲させてもよい。冷却プレート
10を、第1図に示すように上方へ凸となるように湾曲さ
せると、糸条の屈曲角を90度未満に保持するのが容易に
なり、更には、冷却プレート10の下に位置する作業通路
Sを広くとることができ、台車16等の通行が容易にな
り、作業がしやすくなる。
また、第3図に示すように、冷却プレートを10′、10″
に分割し、冷却プレート10′、10″を下方へ凸となるよ
うに湾曲させ、ガイド17を介して両者を上方へ凸となる
ように配設し、作業通路Sを広くとるようにしてもよ
い。第3図において、4は加熱装置、5は撚掛装置、6
は第2糸送り装置、12、13、14は糸ガイドである。尚、
冷却プレート10、10′、10″の湾曲曲率半径は、8m以
下、特に2〜6mであることが望ましい。また、第1図に
示すように、冷却プレート10の糸条入口部10aよりも糸
条出口部10bの方が高い位置にあるように、冷却プレー
ト10を配設することは、糸条屈曲角(θ)を小さくする
うえで好ましいことである。更に、第4図に示すよう
に、冷却プレート10が支点18を軸にして下方(作業通路
S側)へ揺動するようにしておき、糸掛け時には冷却プ
レート10を下方へ揺動させ、正常運転時には元の位置に
戻して、フレーム15に設けた係合具19にフック20を介し
て固定するようにすると糸掛け作業がやり易く便利であ
る。
撚掛装置5としては、スピンドル式、内接摩擦式、ある
いは外接ディスク摩擦式、ベルト摩擦式等の撚掛装置が
用いられるが、特に高速化を図るうえで、外接ディスク
摩擦式、ベルト摩擦式が好適に用いられる。また、第1
図に示すようにこれらの撚掛装置を傾斜して取り付ける
のが糸条の屈曲角(θ)を小さくするうえで好ましい。
(作用) 次に、作用について説明する。
第1図において、クリールスタンド2に載置された供給
糸条パッケージ1から取り出された糸条Yは、第1糸送
り装置3と第2糸送り装置6との間で、加熱装置4、冷
却プレート10及び撚掛装置5を介して仮撚加工される。
この場合、加熱装置4の温度は、加工速度、糸条繊度な
どに応じて設定されるが、900〜1,000m/分又はそれ以上
の高速で加工することを考慮して、300〜600℃、特に好
ましくは380〜550℃に設定される。このように、加熱装
置4を高温に加熱し、かつ冷却プレート10を湾曲させる
ことによって、加熱装置4の長さを1.5m以下に短縮する
ことができる。また、加熱装置4の糸条入口部から撚掛
装置5までの間の糸条屈曲角(θ)を90度未満に保持す
る。これによって、高速加工時に毛羽、断糸が起こりに
くく、更には、加熱装置4への撚の遡及が阻害されない
ため、均一な嵩高加工糸が得られる。
第1糸送り装置3と第2糸送り装置6との間で仮撚加工
された糸条は、必要に応じて、第2糸送り装置6と第3
糸送り装置8の間で第2加熱装置7により熱処理を施さ
れ、巻取装置9に巻取られる。
尚、本発明における仮撚加工は、延伸同時仮撚加工をも
含むものであることは言うまでもない。
(発明の効果) 本発明によれば、加熱装置の長さを1.5m以下にまで短縮
することができるため、機台の高さを低くすることがで
き、特別に装置格納用建物を建てなくても、通常の建物
に収納することができ、更には、湾曲冷却プレートを上
方に凸に配設しているため作業通路が広くなり、糸掛作
業も極めて容易になる。
また、900〜1,000m/分といった高速での加工において
も、走行糸条のサージング現象が起こらず、毛羽、断糸
の発生が少なく、良好な捲縮性能を有する均一な嵩高糸
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の一例を示す側面図、第2図は、
糸条屈曲角(θ)の説明図、第3図は、本発明装置の他
の例を示す冷却プレート部分の側面図、第4図は、本発
明で用いられる冷却プレートの操作を説明するための要
部側面図である。 3……第1糸送り装置、4……加熱装置、5……撚掛装
置、6……第2糸送り装置、10、10′、10″……冷却プ
レート、10a……冷却プレートの糸条入口部、 10b……冷却プレートの糸条出口部、Y……糸条、S…
…作業通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業通路を挟んで片側に第1糸送り装置、
    略垂直な加熱装置を、その反対側に撚掛装置、第2糸送
    り装置、巻取装置を設け、該作業通路を跨いで冷却プレ
    ートを配設した仮撚加工装置において、加熱装置の長さ
    を1.5m以下とし、かつ湾曲冷却プレートを上方へ凸とな
    るように設けると共に、加熱装置の糸条入口部から撚掛
    装置に至るまでの間の糸条屈曲角(θ)を90度未満に保
    ったことを特徴とする仮撚加工装置。
  2. 【請求項2】冷却プレートが、糸条入口部よりも糸条出
    口部の方が高い位置にあるように配設されている特許請
    求の範囲第1項記載の仮撚加工装置。
  3. 【請求項3】冷却プレートの湾曲曲率半径が8m以下であ
    る特許請求の範囲第1項、又は第2項記載の仮撚加工装
    置。
JP15070687A 1987-06-16 1987-06-16 仮撚加工装置 Expired - Fee Related JPH07122187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15070687A JPH07122187B2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 仮撚加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15070687A JPH07122187B2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 仮撚加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63315628A JPS63315628A (ja) 1988-12-23
JPH07122187B2 true JPH07122187B2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=15502633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15070687A Expired - Fee Related JPH07122187B2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 仮撚加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07122187B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0406673B1 (de) * 1989-07-01 1995-08-30 Barmag Ag Falschzwirnkräuselmaschine für einen synthetischen Faden
JP4060508B2 (ja) * 2000-02-16 2008-03-12 Tmtマシナリー株式会社 延伸仮撚加工機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63315628A (ja) 1988-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4809494A (en) Yarn false twist crimping machine
EP0330368B1 (en) False twister
JPS6113008B2 (ja)
US4058961A (en) False twist-crimping machine
US5671519A (en) Yarn texturing machine with cooling arrangement for heated false-twisted yarn
EP0900866B1 (en) Heating arrangement
US3559255A (en) Threading device for yarn heaters
USRE30159E (en) False twist-crimping machine
JPH07122187B2 (ja) 仮撚加工装置
US3710460A (en) Yarn treating jet having a guide fastened to its outlet end
JPH11131332A (ja) 繊維機械配置
US4202161A (en) Apparatus for producing novelty yarn
US2918778A (en) Textile machine
US6901734B2 (en) Yarn false twist texturing apparatus
CN100352985C (zh) 假捻卷曲变形机
JPH07122188B2 (ja) 仮撚加工方法
EP0571974B1 (en) A false twist texturing machine
JP2001040536A (ja) 糸条の弛緩熱処理方法および装置
JPS6142937Y2 (ja)
JPS61194232A (ja) 仮撚加工機
JPS5887333A (ja) 仮撚加工装置
JP3178418B2 (ja) 先撚り仮撚り加工機
JPH0874136A (ja) 延伸仮撚機の糸掛け装置
US5735112A (en) Yarn heating apparatus
US2970790A (en) Pressure thread guide

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees