JP3178418B2 - 先撚り仮撚り加工機 - Google Patents

先撚り仮撚り加工機

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JP3178418B2 JP16465698A JP16465698A JP3178418B2 JP 3178418 B2 JP3178418 B2 JP 3178418B2 JP 16465698 A JP16465698 A JP 16465698A JP 16465698 A JP16465698 A JP 16465698A JP 3178418 B2 JP3178418 B2 JP 3178418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸条を仮撚りする
とともに、仮撚りされた糸条に熱処理を施して伸縮性の
ある加工糸を製造する先撚り仮撚り加工機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ダブルツイスターユニットの給糸
ボビンから引き出された糸条に、仮撚りユニットにより
加撚を施すとともに、ダブルツイスターユニットの上方
で、且つ、仮撚りユニットの下方に配置されたヒーター
ユニットにより熱処理を施して、伸縮性のある加工糸を
製造するようにした先撚り仮撚り加工機が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の先撚り
仮撚り加工機においては、ヒーターユニットが、ダブル
ツイスターユニットの上方に配置されているために、先
撚り仮撚り加工機の高さが高くなり、先撚り仮撚り加工
機が大型化するとともに、ヒーターユニットへの糸通し
作業等の種々の作業の作業性が悪いという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、上述したような従来の先
撚り仮撚り加工機が有する課題を解決するとともに、製
造される加工糸の糸質の向上する先撚り仮撚り加工機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、ダブルツイスターユニッ
トとヒーターユニットと仮撚りユニットと巻き取りユニ
ットとを具備した先撚り仮撚り加工機であって、ダブル
ツイスターユニットとヒーターユニットとを、ほぼ同じ
高さに配設したものであり、第2には、ダブルツイスタ
ーユニットの上部にあるバルーンガイドと仮撚りユニッ
トより下流側にある第2フィードローラーとの間の糸条
の糸道が、ほぼ同一平面内に存在するように構成すると
ともに、糸条を、ダブルツイスターユニットとヒーター
ユニットとの間を、ほぼ垂直方向に下方に案内した後、
ヒーターユニットに下方から上方へ挿通するようにした
ものであり、第3には、仮撚りユニットの下方付近に糸
ガイドを配設し、仮撚りユニットを通さない糸条を、上
記糸ガイドを経て第2フィードローラーに供給するよう
にしたものであり、第4には、ダブルツイスターユニッ
トとヒーターユニットと仮撚りユニットと巻き取りユニ
ットとを具備した先撚り仮撚り加工機であって、ヒータ
ーユニットの前面が開放されるように、ダブルツイスタ
ーユニットを移動可能としたものである。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
【0007】Dは、先撚り仮撚り加工機の機台下部に配
設されたダブルツイスターユニットであり、静止状態の
給糸パッケージd1から引き出された糸条yは、駆動ベ
ルトd2により回転されるスピンドルd3に取着された
回転筒d4に穿設された透孔d4’を経て、給糸パッケ
ージd1の上方に配設されたバルーンガイドd5及びド
ロップワイヤd6に通される。ダブルツイスターユニッ
トDにより加撚された糸条yは、バルーンガイドd5の
上方(ダブルツイスターユニットDの上方)に配設され
た適当なカッターg1を通過した後、該カッターg1の
上方に配設された、駆動ローラーf1と一対のローラー
f2間に張設された無端ベルトf3とにより構成される
第1フィードローラーF1の上記ローラーf1と無端ベ
ルトf3によりニップされて送り出される。このよう
に、第1フィードローラーF1は、糸道上において、ダ
ブルツイスターユニットDにより下流側で、且つ、後述
するヒーターユニットより上流側にある。第1フィード
ローラーF1から引き出される糸条yに大きな張力が加
わっても、糸条yは、ローラーf1と無端ベルトf3に
より完全にニップされて、糸条yと、ローラーf1及び
無端ベルトf3間に滑りが生じることがないように構成
されている。
【0008】Hは、垂直な糸道h1を有するヒーターユ
ニットであり、ヒーターユニットHは、ダブルツイスタ
ーユニットDの後方(ダブルツイスターユニットDに対
して、先撚り仮撚り加工機の奥側)で、且つ、ダブルツ
イスターユニットDとほぼ同じ高さに配設されている。
ここで、ダブルツイスターユニットDは、下は、スピン
ドルd3における駆動ベルトd2への接触箇所から、上
は、バルーンを収束させるバルーンガイドd5までを含
むものである。そして、ヒーターユニットHは、その上
端部が、ダブルツイスターユニットDの上端部(バルー
ンガイドd5)とほぼ同じ高さである。また、ヒーター
ユニットHは、その下端部が、少なくとも、ダブルツイ
スターユニットDの中央部より下方に位置するように配
置されている。このように構成することにより、先撚り
仮撚り加工機の高さを低くすることができ、ヒーターユ
ニットへの糸通し作業等の種々の作業の作業性が向上す
る。
【0009】第1フィードローラーF1から送り出され
た糸条yは、第1フィードローラーF1の後方に配設さ
れた糸ガイドg2を経て、ダブルツイスターユニットD
とヒーターユニットHとの間に形成されている間隙を、
ほぼ垂直方向に下方に案内され、次いで、ヒーターユニ
ットHの糸条導入側h2に配設された、上記糸ガイドg
2の下方に位置する糸ガイドg3に案内され、次いで、
該糸ガイドg3の水平方向後方で、ヒーターユニットH
の下端部にある糸条導入口h3の下方に配設された糸ガ
イドg4を経て、ヒーターユニットHの糸道h1に下方
から上方へ挿通される。
【0010】ヒーターユニットHの上端部にある糸条導
出口h4から出た糸条yは、ヒーターユニットHの糸道
h1に沿って上方に配設された仮撚りユニットTにより
加撚され、仮撚りユニットTから出た糸条yは、仮撚り
ユニットTの上方に配設された糸ガイドg5及び上述し
た第1フィードローラーF1の上方に配設された第2フ
ィードローラーF2の後方近傍に配設された糸ガイドg
6を経て、第2フィードローラーF2により送り出され
る。このように、第2フィードローラーF2は、糸道上
において、仮撚りユニットTより下流側で、且つ、巻き
取りユニットWより上流側にある。第2フィードローラ
ーF2により送り出された加工糸y’は、巻き取りユニ
ットWにおいて、第2フィードローラーF2の位置を綾
振り支点として綾振りされながら、クレードルアームw
1に支持され、フリクションローラーw2により回転駆
動されているパッケージw3に巻き取られる。上記の仮
撚りユニットTは、第1フィードローラーF1と第2フ
ィードローラーF2との間の高さに配置されている。
【0011】図1には、スピナt1が、スピナt1を挟
持するように配置された2つの回転ローラt2により回
転される形式の仮撚りユニットTが示されているが、糸
条を、交差して走行する一対のベルトにより挟持して加
撚する仮撚りユニット等、種々の仮撚りユニットを使用
することができる。
【0012】以下に、一例としての第2フィードローラ
ーF2を、図2及び図3を用いて説明する。
【0013】F2’は、第2フィードローラーF2を構
成する一対のフィードローラー構成部材であり、フィー
ドローラー構成部材F2’は、駆動軸f4の先端に取着
されたディスクf5及び駆動軸f4が取着された面に対
して反対側に位置するディスクf5の面に、ディスクf
4の外周に沿って等間隔に取着された、ほぼ半球状の突
起部材f6から構成されている。このようなフィードロ
ーラー構成部材F2’を、図3に示されているように、
一方のフィードローラー構成部材F2’のディスクf5
に取着されたほぼ半球状の突起部材f6と、他方のフィ
ードローラー構成部材F2’のディスクf5に取着され
たほぼ半球状の突起部材f6とが、互いに噛み合うよう
に配置して第2フィードローラーF2が構成される。
【0014】糸条yは、図3に示されているように、一
対のフィードローラー構成部材F2’の噛み合うように
配置された突起部材f6により形成される谷間部分に沿
って、上記突起部材f6の外周面により案内される。一
対のフィードローラー構成部材F2’の駆動軸f4が、
図示されていない適当な駆動源により回転されると、突
起部材f6の外周面に案内されている糸条yは、突起部
材f6が取着されているディスクf5の回転方向に送ら
れるように構成されている。そして、第2フィードロー
ラーF2から送り出される糸条yに、所定以上の過剰な
張力が加わった場合には、糸条yは、一対のフィードロ
ーラー構成部材F2’の噛み合うように配置された突起
部材f6の外周面上を、糸条送り出し方向に沿って滑っ
て、第2フィードローラーF2により送られる糸条に加
わった所定以上の過剰な張力を吸収するように構成され
ている。
【0015】ダブルツイスターユニットD、ヒーターユ
ニットH、仮撚りユニットT及び巻き取りユニットWか
らなる先撚り仮撚り加工ユニットUは、図1に示されて
いるように、背中合わせに配置されているとともに、機
台の長手方向に沿って、多数、配置されて先撚り仮撚り
加工機が構成されており、背中合わせに配置された仮撚
り加工ユニットUのダブルツイスターユニットD間に、
ダブルツイスターユニットDとほぼ同じ高さにヒーター
ユニットHが配置されており、ヒーターユニットHに
は、一方の仮撚り加工ユニットU側の糸条yを加熱する
ために糸道h1と、もう一方の仮撚り加工ユニットU側
の糸条yを加熱するために糸道h1’とが並設されてい
る。
【0016】上述したように、給糸パッケージd1から
引き出された糸条yは、バルーンガイドd5及びカッタ
ーg1を経て、第1フィードローラーF1により送り出
され、次いで、第1フィードローラーF1の後方に配設
された糸ガイドg2及び該糸ガイドg2の下方に位置す
る糸ガイドg3により、ダブルツイスターユニットDと
ヒーターユニットHとの間に形成されている間隙を、ほ
ぼ垂直方向に下方に案内された後、糸ガイドg4を経て
ヒーターユニットHに下方から上方へ挿通される。ヒー
ターユニットHから出た糸条yは、仮撚りユニットTに
より加撚され、その後、糸ガイドg5、g6を経て、第
2フィードローラーF2により送り出されながら、クレ
ードルアームw1に支持され、フリクションローラーw
2により回転駆動されているパッケージw3に巻き取ら
れる。
【0017】上述したバルーンガイドd5、カッターg
1、第1フィードローラーF1、糸ガイドg2、g3、
g4、仮撚りユニットT、糸ガイドg5、g5及び第2
フィードローラーF2は、バルーンガイドd5と第2フ
ィードローラーF2との間に存在する糸条yの糸道が、
ほぼ同一平面内に存在するように配置されている。この
ように、バルーンガイドd5と第2フィードローラーF
2との間に存在する糸条yの糸道を、ほぼ同一平面内に
在るように構成することにより、糸道が複雑化すること
が防止できるとともに、隣接する仮撚り加工ユニットU
間の間隔を狭くすることができる。
【0018】g7は、仮撚りユニットTの下方付近で、
ヒーターユニットHから出て、仮撚りユニットTに向か
う糸条yの糸道に接近して配設された糸ガイドであり、
上述した第1フィードローラーF1の後方に配設された
糸ガイドg2の位置より高い位置に配設されている。
【0019】ダブルツイスターユニットDの給糸パッケ
ージd1から引き出された糸条yを、仮撚りユニットT
に通さないで、仮撚りを施さない場合には、ヒーターユ
ニットHから出た糸条yは、図1において、右側に位置
する仮撚り加工ユニットUに示されているように、仮撚
りユニットTの下方付近に配設された糸ガイドg7に掛
けられ、その後、第2フィードローラーF2の後方近傍
に配設された糸ガイドg7を経て、第2フィードローラ
ーF2により送り出されながら、第2フィードローラー
F2の後方に配設された巻き取りユニットWに送られ
る。
【0020】また、ダブルツイスターユニットDの給糸
パッケージd1から引き出された糸条yを、仮撚りユニ
ットT及びヒーターユニットHを通すことなく、上述し
た先撚り仮撚り加工機を、単に、ダブルツイスターとし
て使用する場合には、糸条yを、図1において、点線で
示されているように、上述した第1フィードローラーF
1の後方に配設された糸ガイドg2に掛けられた糸条y
を、仮撚りユニットTの下方付近に配設された糸ガイド
g7に掛け、その後、糸条yは、第2フィードローラー
F2の後方近傍に配設された糸ガイドg6を経て、第2
フィードローラーF2により送り出されながら、第2フ
ィードローラーF2の後方に配設された巻き取りユニッ
トWに送られる。
【0021】上述したように、ヒーターユニットHが、
ダブルツイスターユニットDの後方で、且つ、ダブルツ
イスターユニットDとほぼ同じ高さに配設されているの
で、先撚り仮撚り加工機の高さを低くすることができ、
従って、先撚り仮撚り加工機の設置スペースを減少する
ことができるとともに、ヒーターユニットHへの糸通し
作業を含め種々の作業の作業性を向上することができ
る。
【0022】また、ヒーターユニットHを、ダブルツイ
スターユニットDとほぼ同じ高さに配設したので、ヒー
ターユニットHから出た糸条yを冷却するためのヒータ
ーユニットHと仮撚りユニットT間に位置するクーリン
グゾーンZを長くすることができ、従って、製造される
加工糸y’の糸質を向上することができる。
【0023】図示されていない綾振り支点からパッケー
ジw3に至る加工糸y’を巻き取る場合に、綾振り支点
からパッケージw3に至る加工糸y’の長さは、パッケ
ージw3の中央で一番短く、パッケージw3の両端で一
番長くなる。従って、第2フィードローラーF2により
送り出されてくる加工糸y’の送り出し量が一定の場合
には、加工糸y’に加わる糸張力は、パッケージw3の
中央部からパッケージw3の両端部に行くにしたがって
大きくなる。
【0024】第2フィードローラーF2を、上述した第
1フィードローラーF1のように駆動ローラーf1と一
対のローラーf2間に張設された無端ベルトf3とによ
り構成されるニップ形式とした場合には、加工糸y’
は、ローラーf1と無端ベルトf3により完全にニップ
されているので、図示されていない綾振りガイドにより
綾振りされている加工糸y’に加わる張力は、パッケー
ジw3の中央部からパッケージw3の両端部に行くにし
たがって大きくなり、従って、パッケージw3の中央部
が柔らかく、パッケージw3の両端部が硬いパッケージ
w3が製造されることになる。このように、パッケージ
w3の中央部と両端部で硬さの異なるパッケージw3を
染色すると、染色液のパッケージw3への浸透量が、パ
ッケージw3の中央部と両端部とで異なるので、従っ
て、染色ムラが生じることになる。
【0025】また、パッケージw3の両端部における糸
張力の増加を防止するために、ニップ形式のフィードロ
ーラーによる加工糸y’の送り出し量を増やすと、パッ
ケージw3の両端部における糸張力が減少して、パッケ
ージw3の両端部から加工糸y’が落ちるという、所
謂、綾落ちが発生することになる。
【0026】本実施例においては、加工糸y’に、パッ
ケージw3の両端部において、パッケージw3の中央部
より大きな張力が加わった場合には、加工糸y’が、第
2フィードローラーF2に対して、糸条送り出し方向に
沿って滑るように構成されているので、パッケージw3
の両端部における加工糸y’の過度の糸張力が、第2フ
ィードローラーF2により吸収される。従って、パッケ
ージw3の硬さが、パッケージw3の中央部と両端部
で、ほぼ均一となり、従って、染色ムラ及び綾落ちの発
生が防止できる。
【0027】上述したパッケージw3の中央部とパッケ
ージw3の両端部とでの張力変動の大きさは、仮撚りユ
ニットTにより加撚され、該加撚がヒーターユニットH
によりセットされて製造される伸縮率の大きな加工糸
y’の場合には、加工糸y’自体の伸縮により吸収され
るので、さほど問題にならないが、上述したように、先
撚り仮撚り加工機を、ダブルツイスターとして使用した
場合に、加工糸y’の伸縮率は小さく、糸張力変動が、
加工糸y’自体の伸縮により吸収できない。従って、こ
のような場合には、第2フィードローラーF2を、加工
糸y’に過度の糸張力が加わった際に、加工糸y’が、
第2フィードローラーF2に対して、糸条送り出し方向
に沿って滑るように構成することにより、パッケージw
3の中央部とパッケージw3の両端部との張力変動が、
第2フィードローラーF2における加工糸y’の滑りに
より吸収されて、染色ムラや綾落ちの発生を防止するこ
とができる。
【0028】上述したように、バルーンガイドd5と第
2フィードローラーF2との間の糸条yの糸道が、ほぼ
同一平面内に存在するようにしたので、糸道が複雑化す
ることが防止できるとともに、隣接する仮撚り加工ユニ
ットU間の間隔を狭くすることができる。また、糸条y
を、ダブルツイスターユニットDとヒーターユニットH
との間を、ほぼ垂直方向に下方に案内した後、ヒーター
ユニットHに下方から上方へ挿通するようにしたので、
仮撚り加工ユニットUの奥行き、即ち、先撚り仮撚り加
工機の機台の幅を狭くすることができる。上記のよう
に、バルーンガイドd5と第2フィードローラーF2と
の間の糸条yの糸道が、ほぼ同一平面内に存在するよう
に構成するとともに、糸条yを、ダブルツイスターユニ
ットDとヒーターユニットHとの間を、ほぼ垂直方向に
下方に案内した後、ヒーターユニットHに下方から上方
へ挿通するように構成することにより、先撚り仮撚り加
工機を小型化することができる。
【0029】また、ヒーターユニットHの糸道h1への
糸通し等の作業に際して、ヒーターユニットHの前面に
位置するダブルツイスターユニットDにより、上記糸通
し等の作業性が悪くなるので、ダブルツイスターユニッ
トDを、図示されていない枢軸を中心に水平面上を回動
可能なアームの先端部に配設し、ヒーターユニットHの
糸道h1への糸通し等の作業の際には、枢軸を中心に、
ダブルツイスターユニットDを支持しているアームを回
動させて、ヒーターユニットHの前面を開放するように
構成する。このように構成することにより、ヒーターユ
ニットHへの糸通し等の作業の作業性が向上する。
【0030】なお、本実施例では、スピンドルd3を駆
動ベルトd2により駆動するダブルツイスターユニット
Dについて説明したが、各スピンドルd3毎に駆動モー
タを設けた単錘駆動型のダブルツイスターユニットとし
てもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0032】ダブルツイスターユニットとヒーターユニ
ットとを、ほぼ同じ高さに配設したので、先撚り仮撚り
加工機の高さを低くすることができ、従って、先撚り仮
撚り加工機の設置スペースを減少することができるとと
もに、ヒーターユニットへの糸通し作業を含め種々の作
業の作業性を向上することができる。
【0033】ダブルツイスターユニットとヒーターユニ
ットとを、ほぼ同じ高さに配設したので、ヒーターユニ
ットから出た糸条を冷却するクーリングゾーンを長くす
ることができ、従って、製造される加工糸の糸質を向上
することができる。
【0034】バルーンガイドと第2フィードローラーと
の間の糸条の糸道が、ほぼ同一平面内に存在するように
したので、糸道が複雑化することが防止できるととも
に、隣接する仮撚り加工ユニット間の間隔を狭くするこ
とができ、更に、糸条を、ダブルツイスターユニットと
ヒーターユニットとの間を、ほぼ垂直方向に下方に案内
した後、ヒーターユニットに下方から上方へ挿通するよ
うにしたので、仮撚り加工ユニットの奥行き、即ち、機
台の幅を狭くすることができ、全体として、先撚り仮撚
り加工機を小型化することができる。
【0035】仮撚りユニットの下方付近に糸ガイドを配
設したので、先撚り仮撚り加工機を、仮撚りユニットを
通さない糸条処理や、単なるダブルツイスターとしての
糸条処理に利用することができ、従って、先撚り仮撚り
加工機の利用範囲が向上する。
【0036】ヒーターユニットの前面が開放されるよう
に構成したので、ヒーターユニットへの糸通し等の作業
の作業性が向上する。従って、ヒーターユニットへの糸
通し等を困難にすることなく、ダブルツイスターユニッ
トとヒーターユニットとを、ほぼ同じ高さに配設するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の先撚り仮撚り加工機の側面図で
ある。
【図2】図2は本発明の先撚り仮撚り加工機に使用され
る一例としての第2フィードローラーの分解斜視図であ
る。
【図3】図3は本発明の先撚り仮撚り加工機に使用され
る一例としての第2フィードローラーの斜視図である。
【符号の説明】
D・・・・・・・ダブルツイスターユニット F1・・・・・・第1フィードローラー F2・・・・・・第2フィードローラー H・・・・・・・ヒーターユニット T・・・・・・・仮撚りユニット W・・・・・・・巻き取りユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 1/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダブルツイスターユニットとヒーターユニ
    ットと仮撚りユニットと巻き取りユニットとを具備した
    先撚り仮撚り加工機であって、ダブルツイスターユニッ
    トとヒーターユニットとを、ほぼ同じ高さに配設したこ
    とを特徴とする先撚り仮撚り加工機。
  2. 【請求項2】ダブルツイスターユニットの上部にあるバ
    ルーンガイドと仮撚りユニットより下流側にある第2フ
    ィードローラーとの間の糸条の糸道が、ほぼ同一平面内
    に存在するように構成するとともに、糸条が、ダブルツ
    イスターユニットとヒーターユニットとの間を、ほぼ垂
    直方向に下方に案内された後、ヒーターユニットに下方
    から上方へ挿通されることを特徴とする請求項1に記載
    の先撚り仮撚り加工機。
  3. 【請求項3】仮撚りユニットの下方付近に糸ガイドを配
    設し、仮撚りユニットを通さない糸条を、上記糸ガイド
    を経て第2フィードローラーに供給することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の先撚り仮撚り加工機。
  4. 【請求項4】ダブルツイスターユニットとヒーターユニ
    ットと仮撚りユニットと巻き取りユニットとを具備した
    先撚り仮撚り加工機であって、ヒーターユニットの前面
    が開放されるように、ダブルツイスターユニットが移動
    可能であることを特徴とする先撚り仮撚り加工機。
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