JPH0712216A - 自動変速機のシフト装置 - Google Patents

自動変速機のシフト装置

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JPH0712216A
JPH0712216A JP14901593A JP14901593A JPH0712216A JP H0712216 A JPH0712216 A JP H0712216A JP 14901593 A JP14901593 A JP 14901593A JP 14901593 A JP14901593 A JP 14901593A JP H0712216 A JPH0712216 A JP H0712216A
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shift
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shift device
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Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
Toshimichi Hanai
利通 花井
Ichiro Kaneishi
一郎 金石
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 万一検出不良が起こった場合でも、運転者の
意図から大きく外れたポジションにシフトすることのな
い自動変速機のシフト装置を提供する。 【構成】 シフトポジション検出機構(9)を、複数の
検出部(51〜54)の組み合わせで構成する。第1の
検出部(51)と第2の検出部(52)は、前進走行レ
ンジ側に配置されている。これら検出部(51〜54)
は、検出不良のとき、実際の操作レンジまたは実際の変
速レンジに対し安全側となるレンジを検出可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シフトレバーの指示
位置を電気的に検出してアクチュエータを駆動し、自動
変速機の設定レンジを切り換えるようにした自動変速機
のシフトシフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動変速機のシフト装置
としては、例えば特開平2−256523,特開平3−
15229,USP−4817471に記載されたもの
がある。特開平2−256523に記載のものはシフト
操作部の操作レンジ検出信号、自動変速機の変速レンジ
検出信号,ブレーキ信号等をコントローラに読み込み、
次に切換えるべき変速レンジを判断し、アクチュエータ
を作動させ、変速を行なうものである。そして、シフト
操作部の操作レンジ検出手段は各操作レンジ毎に設けら
れた接点で構成され、この接点検出信号をコントローラ
に読み込み、操作レンジを検出することができる。
【0003】前記特開平3−15229に記載のもの
は、シフト操作部をロータリー式としたもので、ポジシ
ョン検出手段はエンコーダ式としている。
【0004】さらに、USP−4817471に記載の
ものは、図17のような検出手段を備えている。この検
出手段は、例えばシフト操作部であるシフトレバーに連
動するエンコーダパネル101を備えている。エンコー
ダパネル101には、接点を構成する導通板103が設
けられている。そして、この導通板103の接点を検出
器105で検出する構成となっている。この場合、検出
信号は図18の(a) や(b) の信号の組み合わせでパーキ
ング位置やドライブ位置等を検出する構成となってい
る。従って、1つの操作レンジを、上記のように単純な
接点の検出ではなく、複数の接点の組み合わせによって
検出するため、より安全性が向上している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記U
SP−4817471のように、複数の接点の組み合わ
せで操作レンジを検出し、安全性を向上させることはで
きても、接点不良やハーネスの断線が起った場合には、
シフト操作部が何れの操作レンジにあるか判断できない
可能性がある。この場合、検出不良としてハーネスの断
線が起ったことを検出し、自動変速機を強制的にニュー
トラルレンジとすることも考えられるが、これではハー
ネスの断線が起ったときに走行が全くできない状態とな
り、安全ではあるものの修理工場まで自走することがで
きず、レッカーをたのまなければならない不都合を招く
恐れがある。
【0006】そこでこの発明は、複数の接点の組み合わ
せでシフト位置を検出をし、安全性を向上させながら、
万一検出不良が起った場合でも運転者の意図から大きく
外れたレンジにシフトすることがなく、走行継続をも可
能とする自動変速機のシフト装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、前進走行レンジと非前進走行レン
ジとを選択的に設定可能な自動変速機と、該自動変速機
の変速レンジを切り換えるアクチュエータと、該アクチ
ュエータにより切り換えたレンジを検出する変速レンジ
検出手段と、前記自動変速機のレンジを指示するシフト
操作部と、該シフト操作部の操作レンジを検出する操作
レンジ検出手段と、該操作レンジ検出手段の検出信号に
基づき前記アクチュエータに作動信号を出力する制御手
段とよりなり、前記変速レンジ検出手段および操作レン
ジ検出手段の少なくとも一方は、複数の検出部の組み合
わせで構成され、前記複数の検出部は、前進走行レンジ
と非前進走行レンジとを区別した検出を可能とする区分
検出部を含み、前記各検出部は、その組み合わせによ
り、各レンジに応じた検出信号の組み合わせを検出レン
ジとしてを出力可能な検出接点を有し、前記各検出部の
検出接点は、検出不良の際に区分検出部が区別するレン
ジに応じた検出信号の組み合わせを出力可能なように配
置されていることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の自動変
速機のシフト装置であって、前記区分検出部は、同じ検
出機能を備える2つのものからなり、前進走行レンジ検
出側に設けられたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載の自動変
速機のシフト装置であって、前記区分検出部は、前進走
行レンジ側に設けられる前進走行レンジ検出側部と非前
進走行レンジ側に設けられる非前進走行レンジ検出側部
とからなることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1、又は請求項
2、若しくは請求項3記載の自動変速機のシフト装置で
あって、前記制御手段は、前記区分検出部が検出不良の
とき、検出レンジをニュートラルレンジと判断すること
を特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1、又は請求項
2、又は請求項3,若しくは請求項4記載の自動変速機
のシフト装置であって、前記制御手段は、前記検出信号
の組み合わせが各レンジのいずれかにも該当しないと
き、検出レンジをニュートラルレンジと判断することを
特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1、請求項2、
若しくは請求項3記載の自動変速機のシフト装置であっ
て、前記操作レンジ検出手段における前記検出部の検出
接点は、検出不良の際、区分検出部に基づき、シフト操
作部が非前進走行レンジにあると判断されるとき、検出
レンジを操作レンジ又はニュートラルレンジとし、シフ
ト操作部が前進走行レンジにあると判断されるとき、検
出レンジを前進走行レンジのいずれかのレンジとする検
出信号の組み合わせを出力可能な接点配置を有すること
を特徴とする自動変速機のシフト装置。
【0013】請求項7の発明は、請求項1、又は請求項
2、若しくは請求項3記載の自動変速機のシフト装置で
あって、前記変速レンジ検出手段における前記検出部の
検出接点は、検出不良の際、区分検出部に基づき、変速
レンジが非前進走行レンジにあると判断されるとき、検
出レンジを前記変速レンジ又は後退レンジとし、変速レ
ンジが前進走行レンジにあると判断されるとき、検出レ
ンジを前進走行レンジのいずれかのレンジとする検出信
号の組み合わせを出力可能な接点配置を有することを特
徴とする自動変速機のシフト装置。
【0014】請求項8の発明は、請求項7記載の自動変
速機のシフト装置であって、前記制御手段は、検出不良
の際に、前記アクチュエータが前記自動変速機を所定の
変速レンジから前記シフト操作部で指示された目標変速
レンジへ切り換え動作するとき、前記複数の検出部が、
切り換え動作方向で目標変速レンジよりも遠い変速レン
ジを検出した際に、前記アクチュエータへの作動信号の
出力を停止することを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成の請求項1の発明では、各検出部の検
出接点により操作レンジ検出手段、あるいは変速レンジ
検出手段は、複数の検出部からの検出信号の組み合わせ
による検出レンジを呈示する。
【0016】制御手段は検出レンジに基づいて操作レン
ジ(シフト操作部側のレンジ)又は変速レンジ(自動変
速機側のレンジ)を判断する。これによって、シフト操
作部の操作レンジに応じてアクチュエータが作動し、自
動変速機の変速レンジが切り換えられる。
【0017】又、区分検出部によって検出レンジが前進
走行レンジか、非前進走行レンジかを区別した検出を可
能としている。
【0018】各検出部の検出接点は検出不良の際に、区
分検出部が区別するレンジに応じた検出信号の組み合わ
せを出力可能なように配置されているため、前進走行レ
ンジ側で検出不良が起った場合、検出レンジは前進走行
レンジの何れかのレンジとなり、前進走行を可能とす
る。又、非前進走行レンジ側で検出不良が起った場合、
検出レンジは非前進走行レンジ側のものとなり、前進走
行は行なわれない。
【0019】請求項2の発明では、同じ検出機能を備え
た2つの区分検出部によって前進走行レンジ側であるこ
とを検出することができ、安全性が増大している。
【0020】請求項3の発明では、前進走行レンジ側
と、非前進走行レンジ側との何れにも区分検出部を設け
ており、双方の区分検出部が同時に接点不良となっても
安全側の検出(フェイルセーフ)を行なうことができ
る。
【0021】請求項4の発明では、区分検出部が検出不
良の時、制御手段は検出レンジをニュートラルレンジと
判断するため、フェイルセーフを行なうことができる。
【0022】請求項5の発明では、検出信号の組み合わ
せが各レンジの何れにも該当しない時、制御手段は検出
レンジをニュートラルレンジと判断するためフェイルセ
ーフを行なうことができる。
【0023】請求項6の発明では、検出不良の際、シフ
ト操作部が非前進走行レンジにあると判断されると、検
出レンジが操作レンジ又はニュートラルレンジとなる。
また、シフト操作部が前進走行レンジにあると判断され
ると、検出レンジが前進走行レンジのいずれかとなる。
従って、フェイルセーフとともに、走行継続をも可能と
する。
【0024】請求項7の発明では、検出不良の際、変速
レンジが非前進走行レンジにあると判断されると、検出
レンジがその変速レンジ又は後退レンジとなる。また、
変速レンジが前進走行レンジにあると判断されると、検
出レンジが前進走行レンジのいずれかとなる。従って、
フェイルセーフとともに、走行継続をも可能ととする。
【0025】請求項8の発明では、請求項7に加え、接
点不良の際に、アクチュエータが自動変速機を所定の変
速レンジからシフト操作部で指示された目標変速レンジ
へ切り換え動作する時、変速レンジ検出手段が目標レン
ジより遠いレンジを検出した時点でアクチュエータを停
止させることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0027】図1は実施例の自動変速機のシフト装置の
概略構成図であり、図において、符号1はステアリング
ホイール、2はステアリングコラム、3はシフト操作部
(シフトレバーに相当する部分)であり、このシフト操
作部3はステアリングコラム2に取り付けられている。
また、4はエンジン、5はエンジンと一体の自動変速機
(トランスミッション)、6は自動変速機の設定レンジ
を切り換えるためにマニュアルバルブを操作するマニュ
アルレバー、7は該レバーを駆動するモータ(アクチュ
エータ)である。
【0028】シフト操作部3の中には、操作したレンジ
の位置を検出するための操作シフトポジション検出機構
(操作レンジ検出手段)8が内蔵され、自動変速機5の
中には、マニュアルレバー6の位置つまり自動変速機5
の設定レンジを検出するための変速シフトポジション検
出機構(変速レンジ検出手段)9が内蔵されている。こ
れらの検出機構8,9からの検出信号はシフトコントロ
ーラ(制御手段)10に入力され、該シフトコントロー
ラ10は、これらの検出信号及び、スロットルセンサ1
1からのスロットル開度信号、車速センサ12からの車
速信号、ブレーキ作動センサ13からのブレーキ信号、
イグニッションスイッチ14からの信号等を読み込み、
シフトするポジションを判断し、モータ7を駆動して自
動変速機5のレンジの切り換えを行う。
【0029】この実施例では、シフトレンジ(シフトポ
ジションとも言う)が、Pレンジ(パーキングレン
ジ),Rレンジ(リバースレンジ),Nレンジ(ニュー
トラルレンジ),Dレンジ(ドライブレンジ),3レン
ジ(サードレンジ),2レンジ(セカンドレンジ),1
レンジ(ローレンジ)の7ポジションある。このうち、
Pレンジ,Rレンジ,Nレンジは非前進走行レンジであ
る。また、Dレンジ,3レンジ,2レンジ,1レンジは
前進走行レンジである。なお、ここではオーバードライ
ブの説明は省略する。
【0030】図2を用いてシフト操作部3の詳細、図3
及び図4を用いて操作シフトポジション検出機構8の詳
細をそれぞれ説明する。
【0031】図2において、シフト操作部3は、ベース
31と操作体33とを有する。操作体33は、把手35
が形成されたケーシング37と、このケーシング37と
一体の支持ブロック39と、この支持ブロック39とベ
ース31とを連結する一対の平行リンク41A,41B
とを備えている。各リンク41A,41Bの一端部はそ
れぞれにピン43を介して支持ブロック39に上下方向
への相対回動が可能に連結され、各他端部はそれぞれボ
ール形のピボット45を介してベース31に支承され、
これにより操作体33は上下方向と前後方向への移動が
可能となっている。
【0032】一方のリンク41Aの他端部にはアーム4
7が延出形成され、このアーム47とベース31との間
に、操作体33の操作位置を位置決めするためのロック
機構49が設けられている。このロック機構49は、操
作体33の位置をシフトポジションP,R,N,D,
3,2,1に対応した位置に位置決めし、弾性体のボー
ルベース31の凸凹により必要に応じてロックするもの
である。
【0033】また、他方のリンク41Bのベース31側
には操作シフトポジション検出機構9を構成する扇形板
50が連結されている。
【0034】図3に示すように、この扇形板50には、
ピボット45を中心にして、同心円状に第1〜第4の4
枚の円弧板状の検出部51,52,53,54が固定さ
れている。各検出部51,52,53,54は、検出接
点51a,〜51d,52a〜52d,53a〜53
c,54a〜54cを有している。第1の検出部51は
最外周に配置され、第2の検出部52はその内側に配置
され、第3の検出部53はさらにその内側に配置され、
第4の検出部54は最内周に配置されている。これら第
1〜第4の検出部51〜54は、それぞれシフトコント
ローラ10の入力チャンネルch1〜ch4に接続され
ると共に、抵抗を介してアース端子に接続されている。
【0035】扇形板50には、ピボット45を中心にし
て回転方向に等間隔にシフトポジションP,R,N,
D,3,2,1に対応する位置がこの順番で設定されて
いる。各検出部51〜54は、内周側の連絡片部56
と、その外周側の所定位置に突設された検出接点57と
からなる。
【0036】第1の検出部51及び第2の検出部52
は、いずれも前進走行レンジ側のポジションD〜1の範
囲だけに配置されており、D,3,2,1の全部のポジ
ションに検出接点57を備えている。したがって、これ
ら第1の検出部51及び第2の検出部52は、接点とし
ては全く同機能を果たし、区分検出部として機能する。
【0037】また、第3の検出部53は、ポジション
1,2,Rのみに検出接点57を備えている。さらに、
第4の検出部54は、ポジション1,3,Pのみに検出
接点57を備えている。
【0038】このように構成された扇形板50の検出部
51〜54を可動接点とすると、これに対応させて、ベ
ース31側には固定接点60が設けられている。固定接
点60は、図4に示すように、第1〜第4の検出部51
〜54を横切る形で配置されており、第1〜第4の検出
部51〜54の各検出接点57に対応する位置に、4つ
の被接触部61〜64を有している。被接触部61〜6
4は互いに導通関係にあり、一様に定電圧源70に接続
されている。
【0039】したがって、固定接点60と接触する検出
接点57を持っている検出部51〜54の接続チャンネ
ルch1〜ch4には、Hiの信号が入力され、そうで
ない検出部51〜54の接続チャンネルch1〜ch4
には、Loの信号が入力される。例えば、扇形板50を
回動させることにより、ポジションDの位置を固定接点
60に位置合わせすると、第1の検出部51と第2の検
出部52には共にポジションDの位置に検出接点57が
あるから、これら検出部51、52の接続チャンネルc
h1、ch2の信号電圧がHiとなる。同時に、第3の
検出部53と第4の検出部54には共にポジションDの
位置に検出接点57が無いから、これら検出部53、5
4の接続チャンネルch3、ch4がLoとなる。ま
た、例えば図3に示すようにポジションNが固定接点6
0に位置しているときには、当ポジションNの位置には
検出接点57がどこにも存在しないから、全部のチャン
ネルch1〜ch4の信号電圧がLoとなる。
【0040】図5は、扇形板50を回動させて、各ポジ
ションを固定接点60に位置決めした場合の、各チャン
ネルch1〜ch4に表れる信号のパターンを示す。H
iを「〇」、Loを「×」で示してある。シフトコント
ローラ10には、予めこれらの信号パターンとレンジの
対照データ(図5の図表に相当するデータ)が備わって
おり、各チャンネルch1〜ch4から信号パターンが
入力されると、その信号パターンに該当するレンジを検
出レンジとして判断する。また、このシフトコントロー
ラ10は、入力された信号パターンが、予め登録された
どの信号パターンにも該当しないとき、検出レンジをニ
ュートラルレンジと判断する機能を有している。
【0041】上記のような検出部51〜54の構造によ
り、次の状態を生じる。即ち、各チャンネルch1〜c
h4が断線または接点不良(検出不良)を発生した場合
は、そのチャンネルの信号はLoとなる。したがって、
チャンネルの故障の態様によっては、実際のポジション
に対応した信号パターンとは異なった信号パターンを出
力する。この実施例の操作シフトポジション検出機構8
では、特にチャンネルch1とch2とが同一の信号を
発生するように構成されており、しかも、前進走行レン
ジ(D,3,2,1)側と非前進走行レンジ(P,R,
N)側とで区分した信号を発生するようになっている。
よって、前進走行レンジ側に操作しているときに、チャ
ンネルch1またはチャンネルch2に接点不良が発生
すると、チャンネルch1とch2の信号内容が異なる
ことで、不良の発生をシフトコントローラ10によって
検知することができる。シフトコントローラ10は、そ
の場合、該当する信号パターンがないと判断できるの
で、実際の操作ポジションに拘らず、検出レンジをニュ
ートラルレンジと判断する。また、非前進走行レンジ側
に操作しているときには、チャンネルch1、ch2の
内容は関与しないので、そのままの操作レンジが検出さ
れる。
【0042】また、チャンネルch3とチャンネルch
4について接点不良が発生した場合には、ある特定ポジ
ションでの信号パターンが、他のポジションにおける信
号パターンと一致するようになっている。ここで重要な
ことは、一致するポジションが、操作しているポジショ
ン(レンジ)に対して安全側に設定(フェイルセーフ)
されていることである。
【0043】図6は、実際の操作ポジションP,R,
N,D,3,2,1に対し、各チャンネルch1〜ch
4が接点不良を起こしたとき、どのような信号パターン
が出るかを示している。ここでは、Hi−Loの信号パ
ターンではなく、その信号パターンに対応するレンジで
示してある。
【0044】例えば、ch3のみが故障した場合、図5
の表のch3の縦枠内が全部×になる。そうすると、ポ
ジションPのときは信号パターンの内容は変化しないの
で、Pレンジに対応する信号パターンが発生する。ポジ
ションRのときは、ch1〜ch4の全部が×になり、
信号パターンがNレンジの信号パターンと一致する。し
たがって、実際はRレンジのポジションに操作されてい
るものの、信号パターンはNレンジに相当するから、シ
フトコントローラ10側ではNレンジを検出レンジと判
断する。ポジションNのときは、そのまま信号パターン
は変わらない。また、ポジションD、ポジション3のと
きも信号パターンは変わらず、正常時通りのレンジ判断
が行われる。
【0045】次に、ポジション2のときは、信号パター
ンがDレンジの信号パターンと一致する。したがって、
シフトコントローラ10側では、実際の操作ポジション
は2レンジの位置であるものの、検出レンジがDレンジ
であると判断する。また、ポジション1のときは、信号
パターンが3レンジの信号パターンと一致する。したが
って、シフトコントローラ10側では、実際の操作ポジ
ションは1レンジの位置であるものの、検出レンジが3
レンジであると判断する。つまり、RレンジのときはN
レンジ,2レンジのときはDレンジ、1レンジのときは
3レンジと判断され、その他の場合は操作しているレン
ジがそのまま検出される。
【0046】このことが図6のチャンネルch3のみが
接点不良の時の欄に示されている。同様にチャンネルc
h4のみが接点不良の時、チャンネルch3とch4と
が同時に接点不良の時は、図6に該当欄に示すようにな
る。この図から明らかなように、検出不良の際には、実
際の操作レンジ(ポジション)がP,R,Nのとき、そ
の操作レンジまたはニュートラルレンジと判断され、実
際の操作レンジが前進走行レンジのとき、前進走行レン
ジのいずれかのレンジと判断される。
【0047】従って接点不良が起っても常に安全側の検
出を行なうことができ、自動変速機を、運転者の操作意
識とは大きくかけ離れない状態とすることができる。ま
た、接点不良の際にも運転者の意識通りに走行を継続さ
せることも可能となる。さらに、区分検出部が同じ機能
を有する2つのものからなるため、安全性がより向上す
る。
【0048】次に、自動変速機5側の変速シフトポジシ
ョン検出機構9の内容について説明する。図7は、同検
出機構9の構造及びシフトコントローラ10等との接続
関係をしている。図において、6は自動変速機のレンジ
を切り換えるマニュアルレバー、7はモータ、200は
異常を知らせる警報手段である。
【0049】この検出機構9では、扇形板150が固定
され、可動接点160がレバー6側に設けられている。
勿論逆に取り付けられてもよい。扇形板150には、レ
バー6の回動支点を中心にして、同心円状に第1〜第4
の4枚の円弧板状の検出接点(検出部)151,15
2,153,154が固定されている。第1の検出部1
51は最外周に配置され、第2の検出部152はその内
側に配置され、第3の検出部153はさらにその内側に
配置され、第4の検出部154は最内周に配置されてい
る。これら第1〜第4の検出部151〜154は、それ
ぞれシフトコントローラ10の入力チャンネルch1〜
ch4(但し、これらは操作シフトポジション検出機構
8側の入力チャンネルとは別に設けられたチャンネルで
あり、ここでは便宜上同一符号のチャンネルとして示し
てある)に接続されると共に、抵抗を介してアース端子
に接続されている。
【0050】扇形板150には、回動支点を中心にして
回転方向に等間隔にシフトポジションP,R,N,D,
3,2,1に対応する位置がこの順番で設定されてい
る。各検出部151〜154は、内周側の連絡片部15
6と、その外周側の所定位置に突設された検出接点15
7とからなる。
【0051】第1の検出部151及び第2の検出部15
2は、いずれも前進走行レンジ側のポジションD〜1の
範囲だけに配置されており、D,3,2,1の全部のポ
ジションに検出接点157を備えている。したがって、
これら第1の検出部151及び第2の検出部152は、
接点としては全く同機能を果たし、区分検出部として機
能する。ここまでは、操作シフトポジション検出機構8
側と同様の構造である。
【0052】そして、第3の検出部153は、ポジショ
ン3,D,N,Pのみに検出接点157を備えている。
さらに、第4の検出部154は、ポジション2,D,N
のみに検出接点157を備えている。
【0053】このように構成された扇形板150の検出
部151〜154を固定接点とすると、これにレバー6
側の可動接点160が対応している。可動接点160
は、第1〜第4の検出部151〜154を横切る形で配
置されており、第1〜第4の検出部151〜154の各
検出接点157に対応する位置に、4つの被接触部16
1〜164を有している。被接触部161〜164は互
いに導通関係にあり、一様に定電圧源70に接続されて
いる。
【0054】したがって、可動接点160と接触する検
出接点157を持っている検出部151〜154の接続
チャンネルch1〜ch4には、Hiの信号が入力さ
れ、そうでない検出部151〜154の接続チャンネル
ch1〜ch4には、Loの信号が入力される。例え
ば、レバー6を回動させることにより、ポジション2の
位置に可動接点160を位置合わせすると、第1の検出
部151と第2の検出部152と第4の検出部154に
は共にポジション2の位置に検出接点157があるか
ら、これら検出部151、152、154の接続チャン
ネルch1、ch2、ch4の信号電圧がHiとなる。
同時に、第3の検出部153には共にポジションDの位
置に検出接点157が無いから、検出部153の接続チ
ャンネルch3がLoとなる。また、例えばポジション
Rに可動接点160が位置しているときには、当ポジシ
ョンRの位置には検出接点157がどこにも存在しない
から、全部のチャンネルch1〜ch4の信号電圧がL
oとなる。
【0055】図8は、各ポジションにおける信号パター
ンを示す。シフトコントローラ10は、この対照表に従
って変速レンジを検出する。また、図9は、チャンネル
ch3またはチャンネルch4が接点不良を起こした場
合の検出レンジを示す。この図から明らかなように、実
際の変速レンジが前進走行レンジ(D,3,2,1)の
うちのいずれかのレンジであるときには、前進走行レン
ジのいずれかのレンジに対応する信号パターンが出力さ
れる。特にここでは、実際の変速レンジ、またはそれよ
りも低位のレンジ(低い変速段間で自動変速が行われる
レンジ)に相当する信号パターンが出力される。また、
実際の変速レンジが非前進走行レンジ(P,R,N)で
あるときには、当該変速レンジに対応する信号パターン
がそのまま、あるいはリバースレンジに対応する信号パ
ターンが出力される。また、該当する信号パターンが、
登録されている信号パターンの中に存在しないときに
は、シフトコントローラ10がニュートラルレンジと判
断する。なお、チャンネルch1またはチャンネルch
2が検出不良を起こした場合は、図6と同じ検出レンジ
と判断されるので、ここでは省略してある。
【0056】シフトコントローラ10は、シフト操作部
3からの信号により目標変速レンジを決定する。そし
て、その目標変速レンジとなるようにモータ7に作動信
号を供給して、自動変速機5のレンジを切り換える。
【0057】この場合、一例としてCh4のみが接点不
良の際、DからPへ変速レンジが切換えられるとき、実
際の変速レンジがNの位置のとき、Pの検出が行なわ
れ、その位置で変速レンジが設定される。従って、変速
レンジはRとなることはなく安全である。他の場合も略
同様である。
【0058】また、変速シフトポジション検出機構8の
信号に基づいて判断した変速レンジが、目標変速レンジ
よりも遠いレンジ(外側のレンジ)となった場合、つま
り目標変速レンジよりも遠い変速レンジ(外側のレン
ジ)を検出した場合、その時点でモータ7への作動信号
の供給を停止し、その場所にレバー6を停止させる。
【0059】さらに詳しく述べる。変化した後のポジシ
ョンを目標ポジション(目標変速レンジ)、変化する前
のポジションを前ポジションとすると、まず前ポジショ
ンから目標ポジションの方向にモータを一定量駆動す
る。目標ポジションが検出されるまで駆動を繰り返し、
途中で変速シフトポジション検出機構9の信号に基づい
て検出したポジションが、前ポジションに対して目標ポ
ジションよりも遠くにあるはずのポジションであるなら
ば、そこでモータの駆動を停止し、警報を出す。例外と
して、その中で「R」の次に「1」のポジションが検出
されたときのみ、モータを逆方向に「R」が検出される
出るまで駆動するものとする。
【0060】シフトコントローラ10は、この内容を図
10に示すフローチャートに従って実行する。以下、こ
のフローチャートに従って制御内容を説明する。処理が
スタートして、ステップS1でシフト操作部のポジショ
ンが変化したか否かを判断する。シフト操作部のポジシ
ョンが変化しない場合は、ステップS2で自動変速機
(T/M)のポジションが変化したか否かを判断する。
いずれもNOの場合は、ステップS1、S2を繰り返
す。シフト操作部のポジションが変化しないのに、自動
変速機のポジションが変化した場合は、ステップS2か
らステップS8に進み、警報を発して終了する。
【0061】シフト操作部のポジションを変化させた場
合は、ステップS1からステップS3に進み、モータが
作動したか否かを判断する。シフト操作部のポジション
が変化したにも拘らずモータが作動していない場合は、
ステップS8に進み警報を発する。モータが作動してい
る場合は、ステップS4に進み、検出ポジションが目標
ポジションよりも外側(遠い)か否かを判断する。NO
の場合は、ステップS5にて検出ポジションが目標ポジ
ションに一致したか否かを判断する。NOの場合は、ス
テップS3に戻りモータ作動を続ける。そして、検出ポ
ジションが目標ポジションに一致したら、ステップS5
の判断がYESとなって、ステップS1に戻る。目標ポ
ジションに一致する前に、検出ポジションが目標ポジシ
ョンよりも外側になったら、その時点でステップS4か
らステップS6に進み、例外条件に該当するか否かを判
定する。即ち、前のポジションが「R」で今のポジショ
ンが「1」か否かを判断する。NOの場合は、ステップ
S8に進んで、警報を発する。YESの場合は、ステッ
プS7にてモータを逆方向に検出ポジションが「R」に
なるまで回し、ステップS8に進む。
【0062】このような制御を行うことにより、例え
ば、ch3、4が接点不良のとき、Dレンジからニュー
トラルレンジに切り換える指示を出したとすると、自動
変速機はニュートラルレンジが検出されるまで動こうと
するが、ニュートラルレンジの位置でRレンジの検出が
行われ、ニュートラルレンジの位置よりも遠いレンジで
あると判断されて、その位置で自動変速機が止まる。従
って、実ポジションはニュートラルレンジとなる。
【0063】図11に、上記制御によって達成される実
ポジションを示す。ここでは、シフト操作部をシフト操
作する前と後の組み合わせ毎の実ポジションを示してあ
る。この図から明らかなように、検出不良が発生した場
合でも、運転者の意図から大きく外れたレンジ設定がな
されなくなり、安全性が確保される。即ち、P,R,N
にシフトする場合は、そのレンジまたはニュートラルレ
ンジに、D,3,2,1にシフトする場合は、そのレン
ジ、ニュートラルレンジ、またはそのレンジよりも高い
段のレンジ(1,2,3,Dの順に高い段となる)のい
ずれかに設定される。
【0064】なお、上記実施例では、レンジがP,R,
N,D,3,2,1の7ポジションの場合を示したが、
本発明は、P,R,N,D,4,3,2,1の8ポジシ
ョンの場合にも適用することができる。この場合は、検
出接点を第1〜第5の5個用いる。各接点にはチャンネ
ルch1〜ch5が対応しており、図12に示すような
信号パターンが各レンジに対応している。この例では、
各チャンネルch1〜ch5の検出不良が発生した場
合、図13に示すような検出結果が得られる。また、ポ
ジション数がこれより多い場合にも本発明が適用可能で
ある。
【0065】図14は、操作シフトポジション検出機構
8の他の実施例を示している。この実施例では、第1の
検出部51,第3の検出部53,第4の検出部54は図
3の実施例と同一であるが、第2の検出部52Aを図3
の第2の検出部52と異なったものとしている。すなわ
ち、この第2の検出部52Aは非前進走行レンジ側に設
けられており、検出接点57はN、R、Pに対応した3
つのもので構成されている。従って、この実施例では第
1の検出部51が前進走行レンジ側を区分して検出し、
第2の検出部52Aが非前進走行レンジ側を区分して検
出する構成となっている。他の構成は、図3の実施例と
同一であるため、同符号を付して重複した説明は省略す
る。
【0066】そしてこの実施例での各チャンネルch1
〜ch4に表われる信号のパターンは、図15のように
なる。すなわち図5の場合と比較してch2が非前進走
行側であるP.R.NでHi 「○」となる。
【0067】図16は、この実施例における接点不良時
の信号パターン、すなわち検出レンジを示している。図
6の場合と比較してch2のみが接点不良となった時、
ch1及びch2が同時に接点不良になった時の信号パ
ターンが異なっている。
【0068】まずch2のみが接点不良の時、非前進走
行レンジ側では該当パターンが無いとしてシフトコント
ローラ10においてNと判断される。前進走行レンジ側
では、ch2の接点不良が関与しないためそのままの信
号パターンが検出される。
【0069】ch1,ch2が同時に接点不良になった
時、前進走行レンジ側,非前進走行レンジ側の何れでも
Nと判断される。
【0070】従って、この実施例でも上記実施例同様の
作用効果を奏する他、区分検出部である第1,第2の接
点51,52Aの双方が接点不良になった場合ても、フ
ェイルセーフを行なうことができる。
【0071】なお、図14〜図16の実施例を変速レン
ジ検出手段に適用することもできる。
【0072】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、区分検出部を設けたことにより検出不良が
発生した際にも検出レンジが安全側に判断され、フェイ
ルセーフが達成されると共に、運転者の意図に大きく反
したレンジ切り換えが行なわれることはなく、検出不良
の際にも走行を継続することが可能である。
【0073】しかも、検出不良の際に検出接点からの信
号パターンが安全側となるような接点配置としているた
め、制御手段で判断する以前にハードの段階で安全性を
確保することができ、構造が簡単でより信頼性が向上し
ている。
【0074】請求項2の発明によれば、前進走行レンジ
検出側を同じ検出機能を備える2つの区分検出部によっ
て検出するようにしているから、安全性をより向上させ
ることができる。
【0075】請求項3の発明によれば、区分検出部を前
進走行レンジ側と、非前進走行レンジ側の双方に設けて
いるため、双方の区分検出部が同時に接点不良となって
も、安全性を確保することができる。
【0076】請求項4の発明では、区分検出部が検出不
良の時、制御手段によりニュートラルレンジと判断する
ので安全性を確保することができる。
【0077】請求項5の発明によれば、検出信号の組み
合わせが各レンジの何れにも該当しない時、検出レンジ
がニュートラルレンジとなり、安全性を確保することが
できる。
【0078】請求項6の発明によれば、検出不良の際
に、シフト操作部が非前進走行レンジにあると、検出レ
ンジが操作レンジ又はニュートラルレンジとなり、安全
性を確保することができる。同様に、前進走行レンジに
あると、検出レンジが前進走行レンジのいずれかのレン
ジとなり、前進走行を確保することができる。
【0079】請求項7の発明によれば、検出不良の際
に、変速レンジが非前進走行レンジにあると、検出レン
ジがその変速レンジ又は後退レンジとなり、運転者の意
図とは大きく離れたレンジとならず、安全性を確保する
ことができる。同様に、前進走行レンジにあると、検出
レンジが前進走行レンジのいずれかのレンジとなり、前
進走行を確保することができる。
【0080】請求項8の発明では、検出不良の際にアク
チュエータでレンジの切り換えを行なっている時、目標
変速レンジよりも遠い変速レンジを検出した時点でアク
チュエータを停止するので、運転者の意図から大きく外
れたレンジ設定がなされなくなり、安全性が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】同実施例のシフト操作部の構成を示す図であ
る。
【図3】同実施例のシフト操作部に組み込まれた操作シ
フトポジション検出機構の詳細を示す正面図である。
【図4】同機構の側面図である。
【図5】同機構のシフトポジションと各チャンネルの信
号の関係を示す図である。
【図6】同機構において、チャンネル故障時の実際のポ
ジションと検出レンジとの関係を示す図である。
【図7】同実施例における変速シフトポジション検出機
構とシフトコントローラとの接続関係を示す正面図であ
る。
【図8】同機構のシフトポジションと各チャンネルの信
号の関係を示す図である。
【図9】同機構において、チャンネル故障時の実際のポ
ジションと検出レンジとの関係を示す図である。
【図10】同実施例の装置において、自動変速機の設定
レンジを切り換える場合の制御内容を示すフローチャー
トである。
【図11】同実施例の装置において、自動変速機の設定
レンジを切り換える制御を行った場合の各ケース毎の実
ポジションを示す図である。
【図12】本発明の他の実施例におけるシフトポジショ
ンと各チャンネルの信号の関係を示す図である。
【図13】同他の実施例において、チャンネル故障時の
実際のポジションと検出レンジとの関係を示す図であ
る。
【図14】他の実施例に係る操作シフトポジション検出
機構の詳細を示す正面図である。
【図15】同機構のシフトポジションと各チャンネルの
信号との関係を示す図である。
【図16】同機構において、チャンネルに故障時の実際
のポジションと検出レンジとの関係を示す図である。
【図17】従来例に係る機構の正面図である。
【図18】同信号のテーブルを示す図である。
【符号の説明】
3 シフト操作部 5 自動変速機 7 モータ(アクチュエータ) 8 変速シフトポジション検出機構(変速レンジ検出手
段) 9 操作シフトポジション検出機構(操作レンジ検出手
段) 10 シフトコントローラ(制御手段) 51,52,52A,151,152 検出部(区分検
出部) 53,54,153,154 検出接点(検出部) 57 検出接点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前進走行レンジと非前進走行レンジとを選
    択的に設定可能な自動変速機と、 該自動変速機の変速レンジを切り換えるアクチュエータ
    と、 該アクチュエータにより切り換えたレンジを検出する変
    速レンジ検出手段と、 前記自動変速機のレンジを指示するシフト操作部と、 該シフト操作部の操作レンジを検出する操作レンジ検出
    手段と、 該操作レンジ検出手段の検出信号に基づき前記アクチュ
    エータに作動信号を出力する制御手段とよりなり、 前記変速レンジ検出手段および操作レンジ検出手段の少
    なくとも一方は、複数の検出部の組み合わせで構成さ
    れ、 前記複数の検出部は、前進走行レンジと非前進走行レン
    ジとを区別した検出を可能とする区分検出部を含み、 前記各検出部は、その組み合わせにより、各レンジに応
    じた検出信号の組み合わせを検出レンジとして出力可能
    な検出接点を有し、 前記各検出部の検出接点は、検出不良の際に区分検出部
    が区別するレンジに応じた検出信号の組み合わせを出力
    可能なように配置されていることを特徴とする自動変速
    機のシフト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機のシフト装置
    であって、 前記区分検出部は、同じ検出機能を備える2つのものか
    らなり、前進走行レンジ検出側に設けられたことを特徴
    とする自動変速機のシフト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動変速機のシフト装置
    であって、 前記区分検出部は、前進走行レンジ側に設けられる前進
    走行レンジ検出側部と非前進走行レンジ側に設けられる
    非前進走行レンジ検出側部とからなることを特徴とする
    自動変速機のシフト装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、又は請求項2、若しくは請求
    項3記載の自動変速機のシフト装置であって、 前記制御手段は、前記区分検出部が検出不良のとき、検
    出レンジをニュートラルレンジと判断することを特徴と
    する自動変速機のシフト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、又は請求項2、又は請求項
    3,若しくは請求項4記載の自動変速機のシフト装置で
    あって、 前記制御手段は、前記検出信号の組み合わせが各レンジ
    のいずれかにも該当しないとき、検出レンジをニュート
    ラルレンジと判断することを特徴とする自動変速機のシ
    フト装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、若しくは請求項3
    記載の自動変速機のシフト装置であって、 前記操作レンジ検出手段における前記検出部の検出接点
    は、検出不良の際、区分検出部に基づき、シフト操作部
    が非前進走行レンジにあると判断されるとき、検出レン
    ジを操作レンジ又はニュートラルレンジとし、シフト操
    作部が前進走行レンジにあると判断されるとき、検出レ
    ンジを前進走行レンジのいずれかのレンジとする検出信
    号の組み合わせを出力可能な接点配置を有することを特
    徴とする自動変速機のシフト装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、又は請求項2、若しくは請求
    項3記載の自動変速機のシフト装置であって、 前記変速レンジ検出手段における前記検出部の検出接点
    は、検出不良の際、区分検出部に基づき、変速レンジが
    非前進走行レンジにあると判断されるとき、検出レンジ
    を前記変速レンジ又は後退レンジとし、変速レンジが前
    進走行レンジにあると判断されるとき、検出レンジを前
    進走行レンジのいずれかのレンジとする検出信号の組み
    合わせを出力可能な接点配置を有することを特徴とする
    自動変速機のシフト装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の自動変速機のシフト装置
    であって、 前記制御手段は、検出不良の際に、前記アクチュエータ
    が前記自動変速機を所定の変速レンジから前記シフト操
    作部で指示された目標変速レンジへ切り換え動作すると
    き、前記複数の検出部が、切り換え動作方向で目標変速
    レンジよりも遠い変速レンジを検出した際に、前記アク
    チュエータへの作動信号の出力を停止することを特徴と
    する自動変速機のシフト装置。
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