JPH07121940A - デジタル再生制御装置 - Google Patents

デジタル再生制御装置

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Publication number
JPH07121940A
JPH07121940A JP5264666A JP26466693A JPH07121940A JP H07121940 A JPH07121940 A JP H07121940A JP 5264666 A JP5264666 A JP 5264666A JP 26466693 A JP26466693 A JP 26466693A JP H07121940 A JPH07121940 A JP H07121940A
Authority
JP
Japan
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block
address
block address
speed
speed error
Prior art date
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Pending
Application number
JP5264666A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Hirano
博久 平野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5264666A priority Critical patent/JPH07121940A/ja
Publication of JPH07121940A publication Critical patent/JPH07121940A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープフォーマット上のインターフレーム・
ギャップ(IFG)を挟むブロック周期区間の速度誤差
量を無効にして前ブロックの速度誤差量に保持してテー
プ速度を制御することを目的とする。 【構成】 アドレス多数決処理手段6は、評価トラック
に対する他トラックとのアドレス一致数が所定数以上の
とき、評価トラックのブロックを有効と判定する。代表
ブロックアドレス生成手段7は、最初に有効と判定した
評価トラックのブロックアドレスをブロック周期信号に
よって格納する。フラグ生成手段8は、代表ブロックア
ドレス値がフレームの最終アドレス値と判定した場合、
無効フラグを出力する。速度誤差検出手段9は、フラグ
生成手段8の無効フラグが有効のときブロック周期信号
でブロック間の周期を求め、目標ブロック周期との速度
誤差量を出力し、無効のときは前ブロックの速度誤差量
を保持して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープの長手方向
に複数のトラックで記録されたテープフォーマットから
音声等を再生するデジタル再生に最適なテープ速度を制
御するデジタル再生制御装置を提供する。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のデジタル再生制御装置に
ついて説明する。
【0003】図5は従来例におけるデジタル再生制御装
置のブロック図である。図5において、1は磁気テー
プ、2はピンチローラ、3はキャプスタン、4は磁気ヘ
ッド、5は磁気ヘッド4からの再生データ30を入力と
し、直列型デジタルデータをトラック毎に直並列変換し
たのち10−8変換し、各トラックのブロックアドレス
のうち特定トラックのブロックアドレス38と特定トラ
ックのブロック周期39を出力する復調回路、9はブロ
ック周期信号39の周期より十分高いクロックで計測
し、目標周期との差を求め、速度誤差量35として出力
する速度誤差検出手段、10は基準ブロックアドレスと
ブロックアドレス38との位相差を検出する位相誤差検
出回路、11は位相誤差検出回路10で検出された位相
誤差量に位相ゲインを乗じる位相ゲイン乗算回路、12
は速度誤差検出手段9で検出された速度誤差量にゲイン
を乗じる速度ゲイン乗算回路、13は位相ゲイン乗算回
路11の出力信号と速度ゲイン乗算回路12の出力信号
を加算する加算器、14はD/A変換回路、15はキャ
プスタン3の回転速度が目標速度になるようにキャプス
タンモータ16を駆動する駆動回路、16は駆動回路1
5によってキャプスタン3を回転させるキャプスタンモ
ータである。
【0004】次に、図6,図7について説明する。図6
は磁気テープ上の記録フォーマットで、説明を簡単にす
るため片側を再生している場合はトラック数が3トラッ
クに限定した場合を示す。
【0005】再生方向1にテープが進行中はAグループ
が再生され、再生方向2にテープが進行中はBグループ
が再生される。A,Bグループそれぞれ3トラックの音
声デジタルトラックで、ひとつのテープトラックは1ブ
ロック(51ワード)×32ブロックを1テープフレー
ムとして構成されており、ブロックアドレス値は、先頭
ブロックアドレス0から最終ブロックアドレス31、そ
してインターフレーム・ギャップ(以後、IFGとす
る。)を挟んで次のテープフレームの先頭ブロックアド
レス0となるように、付加されている。
【0006】すなわち、ひとつのトラックのテープフレ
ーム間には、IFGが挿入される。IFGの目的は、デ
ジタル入力等で音声の入力サンプリング周波数にジッタ
が存在する場合、テープ記録処理を適応させるため可変
長になっている。
【0007】その長さは標準で64チャンネルビットで
あり、サンプリング周波数がずれるため変化する。
【0008】サンプリング周波数のずれ量の上下限値
は、本フォーマットの場合、±0.2%の範囲内に決め
られているので、IFGは64チャンネルビットをセン
ター値として32〜96チャンネルビットの間で変化
し、テープに記録される。
【0009】図7は1テープブロックのデータフォーマ
ットを示す。1ワードを10ビット幅として、ブロック
の先頭を示す同期信号Sと、そのブロックのフレームア
ドレスとブロックアドレスを示すHD1とHD2(HD
1データとHD2データは同一データ)の3ワードのヘ
ッダーデータとD0〜D47のPCMデータの合計{5
1ワード×10ビット}を1テープブロックとして構成
されている。
【0010】以上のように構成された従来のデジタル再
生制御装置について、以下その動作を説明する。
【0011】再生時において、駆動回路15、キャプス
タンモータ16、キャプスタン3、ピンチローラ2から
なる速度制御ループで駆動回路15に目標速度とキャプ
スタン回転速度の誤差量をフィードバックし、磁気テー
プ1を復調回路5で安定して再生できるように走行させ
る。
【0012】いま、図6の磁気テープ上の記録フォーマ
ットでAグループを再生方向1で再生しているとき、復
調回路5で再生されたTA0,TA1,TA2の各ブロ
ックアドレスのうち、特定トラックのブロックアドレス
38とブロック周期信号39を出力する。
【0013】速度誤差検出手段9は、図8に示すよう
に、ブロック周期に比べて高い基準クロック36でカウ
ントして得られた基準カウンタ100の出力と目標ブロ
ック周期値37の差分をブロック周期信号39でラッチ
し、その出力を速度誤差量35として速度ゲイン乗算回
路12へ出力する。
【0014】速度ゲイン乗算回路12では、速度誤差量
35に所定のゲインを乗じ、加算器13へ入力する。
【0015】次に、再生時の位相制御は、基準カウンタ
で発生した基準アドレスと再生された代表ブロックアド
レス38との位相誤差量を位相誤差検出回路10で求
め、その出力に位相ゲイン乗算回路11で所定の位相ゲ
インを乗じ、加算器13に入力する。
【0016】速度ゲイン乗算回路12の出力と位相ゲイ
ン乗算回路11の出力を加算器13で加算した出力をD
/A変換回路14を介して駆動回路15に入力する。
【0017】駆動回路15は、D/A変換回路14の出
力をもとに、キャプスタン3の回転速度が目標速度にな
るようにフィードバックをかけて、キャプスタンモータ
16を駆動するので、テープ速度を目標速度になるよう
に制御していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、IFG区間を挟むブロック周期は、IF
G長が96チャンネルビットの場合、1テープブロック
が510チャンネルビット(51ワード×10ビット)
とすると、IFGを含まない正しいブロック周期に比
べ、速度誤差量は{96チャンネルビット÷510チャ
ンネルビット)となり、18.8%の速度誤差エラーを
速度ゲイン乗算回路に出力するため、誤った速度誤差量
でテープ速度を制御することになる。
【0019】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、特定のトラックのブロックアドレスを用いること
なく、信頼性の高い代表ブロックアドレスを用いてIF
G区間を検出し、テープフォーマット上のIFGを挟む
ブロック周期区間の速度誤差量を無効にして、前ブロッ
クの速度誤差量に保持することを目的とする。
【0020】また本発明は、逆方向再生のときでも、信
頼性の高い代表ブロックアドレスを用いてIFG区間を
検出し、テープフォーマット上のIFGを挟むブロック
周期区間の速度誤差量を無効にして、前ブロックの速度
誤差量に保持することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のデジタル再生制御装置は、直列型デジタル
データから復調したトラック毎のブロックアドレスをも
とに、評価トラックに対する他トラックとのアドレス一
致数が所定数以上のとき、評価トラックのブロックを有
効と判定するアドレス多数決処理手段と、時間軸上で最
初に有効と判定した評価トラックのブロックアドレスを
ブロック周期信号によって、格納する代表ブロックアド
レス生成手段と、代表ブロックアドレス値が、テープフ
レームの最終アドレス値と判定した場合、無効フラグを
出力するフラグ生成手段と、フラグ生成手段の無効フラ
グが有効のとき、ブロック周期信号でブロック間の周期
を求め、目標ブロック周期との速度誤差量を出力し、無
効のときは、前ブロックの速度誤差量を保持して出力す
る速度誤差検出手段とを備えたものである。
【0022】また、本発明のデジタル再生制御装置は、
代表ブロックアドレス値の(最先頭ブロックアドレス+
1)を検出して、逆方向再生でのIFGを挟むブロック
間を判定するフラグ生成手段を備えたものである。
【0023】
【作用】本発明は上記した構成により、信頼性の高い代
表ブロックアドレスから、テープフレームの最終ブロッ
クアドレス('d31)を検出し、フレーム間を挟むI
FG区間を判定して、IFG区間の速度誤差量を無効に
し、前ブロックの速度誤差量に保持することができる。
【0024】また、本発明は上記した構成により、逆方
向再生時にテープフレームの(最先頭ブロックアドレス
+1)を検出して、フレーム間を挟むIFG区間を判定
して、IFG区間の速度誤差量を無効にし、前ブロック
の速度誤差量に保持することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例におけるデジタル
再生制御装置のブロック図を示す。図1において、1は
磁気テープ、2はピンチローラ、3はキャプスタン、4
は磁気ヘッド、5は磁気ヘッド4からの再生データ30
を入力とし、直列型デジタルデータをトラック単位で直
並列変換したのち10−8変換して、トラック毎にブロ
ックアドレスを格納する復調回路、6は復調回路5で得
られた各トラックのブロックアドレスをもとに多数決処
理を行うアドレス多数決処理手段、7はアドレス多数決
処理手段6によって、時間軸上で最初に有効と判定した
評価トラックのブロックアドレスをブロック周期信号3
2によって格納する代表ブロックアドレス生成手段、8
は代表ブロックアドレス生成手段7からの代表ブロック
アドレス値によって、フレームの最終ブロックアドレス
を検出して、IFGを挟むブロック間と判定し、無効フ
ラグを出力するフラグ生成手段、9はフラグ生成手段8
の無効フラグが有効のときには、ブロック周期信号32
の周期を十分高いクロックで計測してブロック周期を求
めて、目標ブロック周期との速度誤差量を出力し、無効
のときは、前のブロックの速度誤差量を保持して出力す
る速度誤差検出手段、10は基準ブロックアドレスと代
表ブロックアドレスとの位相差を検出する位相誤差検出
回路、11は位相誤差検出回路10で検出された位相誤
差を駆動回路15にフィードバックするためのゲインを
乗じる位相ゲイン乗算回路、12は速度誤差検出手段9
で検出された速度誤差を駆動回路15にフィードバック
するためのゲインを乗じる速度ゲイン乗算回路、13は
位相ゲイン乗算回路11の出力信号と速度ゲイン乗算回
路12の出力信号を加算する加算器、14はD/A変換
回路、15はキャプスタン3の回転速度が目標速度にな
るようにキャプスタンモータ16を駆動する駆動回路、
16は駆動回路15によってキャプスタン3を回転させ
るキャプスタンモータである。
【0027】以上のように構成された本発明のデジタル
再生制御装置について、以下その動作を説明する。
【0028】従来例と同様に再生時において、駆動回路
15、キャプスタンモータ16、キャプスタン3、ピン
チローラ2からなる速度制御ループで駆動回路15に目
標速度とキャプスタン回転速度の誤差量をフィードバッ
クし、磁気テープ1を復調回路5で安定して再生できる
ように走行させる。
【0029】いま、図6の磁気テープ上の記録フォーマ
ットでAグループを再生方向1で再生しているとき、復
調回路5で再生されたTA0,TA1,TA2の各ブロ
ックアドレスをもとに、アドレス多数決処理手段6によ
り、TA0を時間軸上で最初の評価トラックとした場
合、TA0のブロックアドレスに対する他トラックTA
1,TA2とのブロックアドレス一致数が2以上のと
き、評価トラックTA0のブロックアドレスを有効と判
定する信号を出力する。
【0030】代表ブロックアドレス生成手段7は、アド
レス多数決処理手段6で最初に有効と判定したTA0の
トラックのブロック周期信号32のみを発生させ、ブロ
ック周期信号32で、TA0のトラックのブロックアド
レスを代表ブロックアドレスとして格納する。
【0031】フラグ生成手段8は代表ブロックアドレス
生成手段7から得られた信頼性の高い代表ブロックアド
レス値によって、フレームの最終ブロックアドレス 'd
31を検出して、IFGを挟むブロック間と判定し、無
効フラグを出力する。
【0032】速度誤差検出手段9は、図2に示すよう
に、ブロック周期に比べて高い基準クロック36でカウ
ントして得られた基準カウンタ100の出力と目標ブロ
ック周期値37の差分出力をラッチ回路102にラッチ
するかどうかを、フラグ生成手段8で得られたIFGを
挟むブロック間と判定した無効フラグによって、ブロッ
ク周期信号32を制御しているので、代表ブロックアド
レス値がフレームの最終ブロックアドレス 'd31のと
きは、IFGを挟むブロック周期の速度誤差量をラッチ
回路102にラッチせず、既にラッチされていた前ブロ
ックの速度誤差量を保持することができる。
【0033】図3は、前ブロックの速度誤差量を保持す
る正方向再生の無効フラグ生成タイミングを示してい
る。
【0034】図3において、ブロックアドレスは、TA
0トラック再生データを復調回路5で復調したブロック
アドレスである。TA1,TA2の各ブロックアドレス
も同様にして復調され、アドレス多数決処理手段6で評
価トラックTA0に対するTA1,TA2とのアドレス
一致数が2以上のとき評価トラックのブロック周期信号
32のみを発生し、ブロック周期を計測する。
【0035】同時に、代表ブロックアドレス生成手段7
でブロック周期信号32によって、評価トラックのブロ
ックアドレスを代表ブロックアドレスとして格納する。
【0036】代表ブロックアドレスのうちテープフレー
ムの最終ブロックアドレス 'd31をフラグ生成手段8
で検出し、1ブロック遅延させた無効フラグを出力する
ことでIFGを挟むブロック周期の計測結果を無効に
し、速度誤差量35を前ブロック 'd30の速度誤差量
に保持する。
【0037】以後の制御手順は従来例と同様に行われ、
速度誤差量35に所定のゲインを乗じた速度ゲイン乗算
回路12の出力と位相誤差量に所定のゲインを乗じた位
相ゲイン乗算回路11の出力を加算器13で加算した出
力をD/A変換回路14を介して駆動回路15に入力す
る。
【0038】駆動回路15は、D/A変換回路14の出
力をもとに、キャプスタン3の回転速度が目標速度にな
るようにフィードバックをかけて、キャプスタンモータ
16を駆動するので、テープ速度を目標速度になるよう
に制御が可能である。
【0039】以上のように本発明の実施例によれば、複
数のトラックで構成されたデジタル信号を復調回路で再
生した各トラックのブロックアドレスから多数決処理に
よって得られた評価トラックのブロックアドレスを代表
ブロックアドレスとしているので信頼性が高く、この代
表ブロックアドレス値のうち、フレームの最終アドレス
を検出することで、IFGを挟む区間の検出が正確に行
えるので、速度誤差検出手段でIFG区間の速度誤差量
は出力されることはなく、前ブロックの有効な速度誤差
量を保持することが可能となる。
【0040】次に、本発明の他の実施例について、図面
を参照しながら説明する。本発明はフラグ生成手段8を
逆再生方向で代表ブロックアドレス値の(最先頭ブロッ
クアドレス+1)を検出し、無効フラグを生成して逆方
向再生でのIFGを挟むブロック間を判定するようにし
たものである。
【0041】図6において、逆方向再生時にはAグルー
プを逆方向再生1の方向に再生する。したがって、ブロ
ックアドレス値の復調順は、最終ブロックアドレス3
1,30,・・・、そして先頭ブロックアドレス0のあ
と、IFGを挟んで次のテープフレームの最終ブロック
アドレス31,30を再生することになる。
【0042】図4は、前ブロックの速度誤差量を保持す
る逆方向再生の無効フラグ生成タイミングを示してい
る。
【0043】図4において、ブロックアドレスは、TA
0トラック再生データを復調回路5で復調したブロック
アドレスである。ブロックアドレス値の再生順は正方向
再生の場合と異なり、ブロックアドレス30,31,
0,1の順で再生される。
【0044】TA1,TA2の各ブロックアドレスも同
様にして復調され、アドレス多数決処理手段6で評価ト
ラックTA0に対するTA1,TA2とのアドレス一致
数が2以上のとき評価トラックのブロック周期信号32
のみを発生し、ブロック周期を計測する。
【0045】同時に、代表ブロックアドレス生成手段7
でブロック周期信号32によって、評価トラックのブロ
ックアドレスを代表ブロックアドレスとして格納する。
【0046】代表ブロックアドレスのうちテープフレー
ムの先頭ブロックアドレス 'd0に+1したアドレス
値、すなわち 'd0をフラグ生成手段8で検出し、1ブ
ロック遅延させた無効フラグを出力することでIFGを
挟むブロック周期の計測結果を無効にし、速度誤差量3
5を前ブロック 'd2の速度誤差量に保持することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、復調回路
で再生された各トラックのブロックアドレスから、多数
決処理によって得られた信頼性の高い代表ブロックアド
レス値のうちテープフレームの最終ブロックアドレスを
検出して無効フラグとすることで、IFGを挟むブロッ
ク周期の速度誤差量を無効にして、前ブロックの有効な
速度誤差量に保持するようにしたので誤った速度誤差量
でテープ速度を制御することを防止することができ、精
度の高いテープ速度の制御が可能となる。
【0048】また、逆方向再生時には、フラグ生成手段
で多数決処理によって得られた信頼性の高い代表ブロッ
クアドレス値のうちテープフレームの先頭ブロックアド
レス値+1を検出して無効フラグとすることで、IFG
を挟むブロック周期の速度誤差量を無効にして、前ブロ
ックの有効な速度誤差量に保持するようにしたので逆方
向再生時でも誤った速度誤差量でテープ速度を制御する
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデジタル再生制御装
置の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における速度誤差検出手段の内部構成
を示すブロック図
【図3】同実施例における正方向再生の無効フラグ生成
タイミング図
【図4】本発明の他の実施例における逆方向再生の無効
フラグ生成タイミング図
【図5】従来例におけるデジタル再生制御装置の構成を
示すブロック図
【図6】磁気テープ上の記録フォーマットを示す図
【図7】1テープブロックのデータフォーマットを示す
【図8】従来例における速度誤差検出手段の内部構成を
示すブロック図
【符号の説明】
6 アドレス多数決処理手段 7 代表ブロックアドレス生成手段 8 フラグ生成手段 9 速度誤差検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等間隔なブロック周期毎に、同期信号と
    アドレスが付加された直列型デジタルデータを1トラッ
    クとして、複数トラックで構成されたデジタル信号を記
    録した磁気テープの再生時に、復調データから得られた
    速度誤差量と位相誤差量にそれぞれ所定の定数を乗算し
    たあと加算してキャプスタンモータを所定内の速度に制
    御する磁気テープ再生制御装置であって、 前記直列型デジタルデータを復調して得られたトラック
    毎のブロックアドレスをもとに、評価トラックに対する
    他トラックとのアドレス一致数が所定数以上のとき、評
    価トラックのブロックアドレスを有効と判定するアドレ
    ス多数決処理手段と、 前記アドレス多数決処理手段によって、時間軸上で最初
    に有効と判定した評価トラックのブロックアドレスを、
    ブロック周期信号によって格納する代表ブロックアドレ
    ス生成手段と、 前記代表ブロックアドレス値によって、フレームの最終
    ブロックアドレスを検出して、インターフレーム・ギャ
    ップを挟むブロック間と判定し、無効フラグを出力する
    フラグ生成手段と、 前記フラグ生成手段の無効フラグが有効のときには、前
    記ブロック周期信号でブロック周期を求めて、目標ブロ
    ック周期との速度誤差量を出力し、無効のときは、前の
    ブロックの速度誤差量を保持して出力する速度誤差検出
    手段とを備えたデジタル再生制御装置。
  2. 【請求項2】 フラグ生成手段は、代表ブロックアドレ
    ス値によって、フレームの(最先頭ブロックアドレス+
    1)を検出して、逆方向再生でのインターフレーム・ギ
    ャップを挟むブロック間を判定する請求項1記載のデジ
    タル再生制御装置。
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