JPH08205185A - カラーフレーミング信号生成回路 - Google Patents

カラーフレーミング信号生成回路

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JPH08205185A
JPH08205185A JP7007213A JP721395A JPH08205185A JP H08205185 A JPH08205185 A JP H08205185A JP 7007213 A JP7007213 A JP 7007213A JP 721395 A JP721395 A JP 721395A JP H08205185 A JPH08205185 A JP H08205185A
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JP
Japan
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signal
field
circuit
ctl
duty ratio
Prior art date
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JP7007213A
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Shoichi Endo
尚一 遠藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTRテープから再生されたコントロール信
号に異常が生じた場合にも、正しいカラーフレーミング
信号およびフレームCTL信号を供給することができる
カラーフレーミング信号生成回路を提供する。 【構成】 CF信号生成回路6において、デューティ比
判定回路604は再生CTL信号のデューティ比に対応
する値のフィールド信号を生成する。FCTL計数回路
610は、周波数信号FGを計数してフィールドCTL
計数信号を生成する。正常動作時、選択判定回路614
は、一定周期でこれらの信号の値を一致させ、これらの
信号の値に不一致が生じた場合、または、フィールド信
号の連続性が損なわれた場合にフィールドCTL計数信
号を、これ以外の場合にはフィールド信号をカラーフレ
ーミング信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR装置において、
VTRテープから再生したコントロール信号からカラー
フレーミング信号を生成するカラーフレーミング信号生
成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】録画済のVTRテープには、編集作業の
便宜を図るためにフィールドコントロール(フィールド
CTL;再生CTL)信号が記録されている。このフィ
ールドCTL信号は、図7に示すように、所定の周期
(8周期)ごとにデューティ比が、例えば6:4,5:
5,5:5,5:5,4:6,5:5,5:5,5:5
と変化する。カラーフレーミング信号生成回路は、図7
に示すように、VTRテープから再生されたフィールド
CTL信号のデューティ比に基づいて、フィールドCT
L信号の1周期ごとに値が1ずつ増加し、デューティ比
が6:4のフィールドCTL信号の周期に値が0、デュ
ーティ比が4:6のフィールドCTL信号の周期に値が
4となるカラーフレーミング(フィールド)信号を生成
する。
【0003】また、カラーフレーミング信号生成回路
は、フィールドCTL信号の値が0,2,…,6の場合
に論理値0となって偶数フィールド(even field)を示
し、フィールドCTL信号の値が1,3,…,7の場合
に論理値1となって奇数フィールド(odd field) を示す
フレームコントロール(フレームCTL)信号を生成す
る。なお、カラーフレーミング信号はフィールドCTL
信号の立ち下がり(無効エッジ)で変化し、フレームC
TLは、図7中に矢印で示すフィールドCTL信号の有
効エッジで変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VTR
テープの傷等によりフィールドCTL信号のデューティ
比に異常が生じることがある。例えば図8の円内に示す
ように、本来デューティ比が5:5の周期であるはずの
周期においてデューティ比が4:6以下になってしまう
と、本来3となるはずのカラーフレーミング信号の値が
4となり、フレームCTL信号の論理値も反転してしま
う。
【0005】また、例えば、図9に示すように、フィー
ルドCTL信号のデューティ比が4:6となる周期が欠
落した場合、それ以降、フィールドCTL信号のデュー
ティ比が6:4となる周期までカラーフレーミング信号
およびフレームCTL信号が異常になる。従来のカラー
フレーミング信号生成回路においては、上述したフィー
ルドCTL信号のデューティ比異常、あるいは、欠落が
生じた場合であっても、カラーフレーミング信号および
フレームCTL信号を補正する基準となる信号がないの
で、これらの信号を補正することができない。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、VTRテープから再生された
フィールドCTL信号に異常が生じた場合に、速やかに
カラーフレーミング信号およびフレームCTL信号を補
正し、これらの信号を正しい値に戻すことができるカラ
ーフレーミング信号生成回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカラーフレーミング信号生成回路は、VTR
テープから再生され、所定の周期ごとに所定のデューテ
ィ比をとるフィールドコントロール信号からカラーフレ
ーミング信号を生成するカラーフレーミング信号生成回
路であって、VTRテープがピンチオンされたVTRテ
ープ走行系のキャプスタンの回転に対応しており、前記
フィールドコントロール信号に同期した周波数信号を計
数して前記所定の周期の計数信号を生成する周波数信号
計数回路と、前記フィールドコントロール信号のデュー
ティ比を判定するデューティ比判定回路と、判定された
前記フィールドコントロール信号のデューティ比に対応
する値のフレーミング信号を生成するフレーミング信号
生成回路と、前記フィールドコントロール信号の周期ご
とに、前記フレーミング信号の連続性を判定する連続性
判定手段と、前記フレーミング信号の連続性が損なわ
れ、または、前記フレーミング信号と前記計数信号とが
一致しない場合に、前記計数信号を前記カラーフレーミ
ング信号として出力し、これ以外の場合に、前記フレー
ミング信号を前記カラーフレーミング信号として出力す
るカラーフレーミング信号出力手段とを有する。
【0008】好適には、前記カラーフレーミング信号の
値が偶数であるか、または、奇数であるかを示すフレー
ムコントロール信号を生成するフレームコントロール信
号生成手段をさらに有する。
【0009】
【作用】周波数信号計数回路は、VTRテープがピンチ
オンされたVTRテープ走行系のキャプスタンの回転に
対応した周波数信号を計数して、フィールド信号と同じ
周期の計数信号を生成する。ここで、VTRテープがピ
ンチオンされたキャプスタンは、VTRテープの進行に
従って回転するので、キャプスタンの周波数信号はVT
Rから再生されたフィールドコントロール信号と同期し
ている。デューティ比判定回路は、フィールドコントロ
ール信号のデューティ比を判定する。ここで、フィール
ドコントロール信号は、上述のように、8周期ごとにデ
ューティ比が、例えば6:4以上,5:5,5:5,
5:5,4:6以下,5:5,5:5,5:5の順に変
化する。
【0010】フレーミング信号生成回路は、判定された
フィールドコントロール信号のデューティ比に対応する
値のフレーミング信号を生成する。つまり、フレーミン
グ信号生成回路は、フィールドコントロール信号の1周
期ごとにフィールド信号の値を1ずつ増加させ、デュー
ティ比が6:4以上のフィールドコントロール信号の周
期にフィールド信号の値を0とし、デューティ比が4:
6以下のフィールドコントロール信号の周期にフィール
ド信号の値を4にして出力する。
【0011】連続性判定手段は、そのフィールドコント
ロール信号の周期のフレーミング信号の値が、1つ前の
フレーミング信号の値よりも1増加していること、ある
いは、そのフィールドコントロール信号の周期のフレー
ミング信号の値が0である場合に、1つ前のフレーミン
グ信号の値が7であること(連続性)を判定する。カラ
ーフレーミング信号出力手段は、フレーミング信号の連
続性が損なわれ、フレーミング信号と計数信号とが一致
しない場合に、計数信号をカラーフレーミング信号とし
て出力し、これ以外の場合には、フレーミング信号をカ
ラーフレーミング信号として出力する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明に係るカラーフレーミング信号生成回路(CF信
号生成回路)6が適用されるVTR再生装置1の構成を
示す図である。図1に示すように、VTR再生装置1
は、テープ走行系2、再生増幅器(RECA)20、信
号処理系3、モータ制御系4および制御回路5から構成
されている。
【0013】テープ走行系2は、再生ヘッド12、コン
トロール信号ヘッド14および周波数発生装置(FG
A,FGB)16,18から構成される。テープ走行系
2は、制御回路5の制御に従って、VTRテープ10を
正方向または逆方向に走行させ、再生ヘッド12を介し
て再生信号をVTRテープ10から読み出し、コントロ
ール信号ヘッド14を介してコントロール信号をVTR
テープ10から読み出し、読み出したこれらの信号を、
それぞれ再生増幅器20および信号処理系3に対して出
力する。
【0014】周波数発生装置16,18は、VTRテー
プ10を走行させるキャプスタンの回転に対応し、例え
ば90°の位相差を有する周波数信号FG−A,FG−
Bを生成してCF信号生成回路6に対して出力する。な
お、VTRテープ10がピンチオン(ピンチローラとキ
ャプスタンローラとでVTRテープ10を挟んで走行可
能にした状態に)されたキャプスタンは、VTRテープ
の進行に従って回転するので、キャプスタンの周波数信
号FG−A,FG−BはVTRから再生されたフィール
ドコントロール(フィールドCTL;再生CTL)信号
と同期する。
【0015】再生増幅器20は、再生ヘッド12から出
力された再生信号を等化・増幅して信号処理系3の映像
信号再生回路32に対して出力する。信号処理系3は、
映像信号再生回路32、コントロール信号再生回路(C
TL再生回路)34、タイミング信号発生回路(TG回
路)36、CF信号生成回路6から構成される。映像信
号再生回路32は、TG回路36から入力された基準パ
ルス信号、CTL再生回路34から入力されたフィール
ドCTL信号、および、CF信号生成回路6から入力さ
れたカラーフレーミング信号およびフレームCTL信号
に基づいて、再生増幅器20から入力された再生信号か
ら映像信号を再生して出力する。
【0016】CTL再生回路34は、コントロール信号
ヘッド14から入力されたコントロール信号からフィー
ルドCTL信号を再生し、フィールドCTL信号として
映像信号再生回路32およびCF信号生成回路6に対し
て出力する。TG回路36は、再生信号に同期し、周波
数信号FG−A,FG−B、フレームCTL信号および
カラーフレーミング信号より充分高い周波数の基準パル
ス信号を生成して映像信号再生回路32およびCF信号
生成回路6に対して出力する。
【0017】以下、図2を参照してCF信号生成回路6
の構成を説明する。図2は、図1に示したCF信号生成
回路6の構成を示す図である。CF信号生成回路6は、
正逆転検出回路600、カウンタ回路602、デューテ
ィ比判定回路604、差計算回路606、計算タイミン
グ発生回路608、フィールドCTLカウンタ回路(F
CTL計数回路)610、連続性判定回路612、選択
判定回路614および比較回路616から構成され、周
波数発生装置16,18から入力された周波数信号FG
−A,FG−B、CTL再生回路34から入力されたフ
ィールドCTL信号、および、TG回路36から入力さ
れた基準パルス信号とに基づいて、カラーフレーミング
信号およびフレームCTL信号を生成して映像信号再生
回路32に対して出力する。
【0018】正逆転検出回路600は、周波数信号FG
−A,FG−Bの位相関係から、テープ走行系2のキャ
プスタンが正方向に回転しているか、逆方向に回転して
いるかを検出し、検出結果をデューティ比判定回路60
4、計算タイミング発生回路608およびFCTL計数
回路610に対して正逆信号として出力する。カウンタ
回路602は、周波数信号FG−A,FG−Bの両方か
らなる周波数信号FGを計数し、計数値を基準パルスに
同期してラッチして差計算回路606に対して出力す
る。
【0019】計算タイミング発生回路608は、正逆転
検出回路600から入力された正逆信号およびフィール
ドCTL信号に基づいて、差計算回路606における周
波数信号FGの計数値の差を算出するタイミング信号を
発生し、差計算回路606に対して出力する。差計算回
路606は、計算タイミング発生回路608から入力さ
れるタイミング信号に従って、フィールドCTL信号が
論理値1の間の周波数信号FGの計数値とフィールドC
TL信号が論理値0の間の周波数信号FGの計数値との
差を算出し、算出結果をデューティ比判定回路604に
対して出力する。
【0020】デューティ比判定回路604は、差計算回
路606の算出結果に基づいて、その周期のフィールド
CTL信号のデューティ比を判定し、判定結果を連続性
判定回路612、選択判定回路614および比較回路6
16に対して出力する。また、デューティ比判定回路6
04は、フィールドCTL信号のデューティ比を判定の
判定結果に基づいて、フィールドCTL信号の1周期ご
とに1ずつ増加し、デューティ比が6:4以上のフィー
ルドCTL信号の周期に値が0になり、デューティ比が
4:6以下のフィールドCTL信号の周期に値が4にな
るフィールド信号を生成して選択判定回路614および
比較回路616に対して出力する。
【0021】FCTL計数回路610は、正逆信号、お
よび、基準パルス信号に同期してラッチされたカウンタ
回路602の計数値に基づいて、フィールドCTL信号
の1周期に対応するカウンタ回路602の計数値を検出
し、周波数信号FGを計数してフィールドCTL計数信
号を生成して選択判定回路614および比較回路616
に対して出力する。
【0022】連続性判定回路612は、フィールドCT
L信号の1周期前のフィールド信号の値と、その周期の
フィールド信号の値とを比較し、その連続性を判定す
る。つまり、その周期の1つ前のフィールド信号の値よ
りも1増加している場合、または、その周期のフィール
ド信号の値が0である場合に、1つ前のフィールド信号
の値が7である場合に連続性があると判定して判定結果
を選択判定回路614に対して出力する。
【0023】比較回路616は、例えばフィールドCT
L信号の立ち上がりエッジに同期してフィールド信号の
値とフィールドCTL計数信号の値とを比較し、比較結
果を選択判定回路614に対して出力する。選択判定回
路614は、連続性判定回路612によりフィールド信
号の連続性が損なわれ、または、比較回路616により
フィールド信号の値とフィールドCTL計数信号の値と
が異なった場合に、デューティ比が4:6以下および
6:4以上になるフィールドCTL信号の周期におい
て、フィールドCTL計数信号をカラーフレーミング信
号として出力し、これ以外の場合には、フィールド信号
をカラーフレーミング信号として出力する。
【0024】また、選択判定回路614は、カラーフレ
ーミング信号の値が偶数であることを論理値0で示し、
奇数であることを論理値1で示すフレームコントロール
信号(フレームCTL信号)を生成して出力する。さら
に、選択判定回路614は、FCTL計数回路610を
制御して、所定のタイミングでフィールドCTL計数信
号とフィールド信号との位相(値)合わせを行う。
【0025】以下、図3〜図6を参照して、CF信号生
成回路6の動作を説明する。図3は、フィールドCTL
信号が正常な場合のCF信号生成回路6の動作を示すタ
イミングチャートである。図4は、フィールドCTL信
号にデューティ比の異常が生じている場合のCF信号生
成回路6の動作を示すタイミングチャートである。
【0026】図5は、フィールドCTL信号が1周期
分、欠落した場合のCF信号生成回路6の動作を示すタ
イミングチャートである。図6は、フィールドCTL信
号にヒゲが生じた場合のCF信号生成回路6の動作を示
すタイミングチャートである。なお、図3〜図6の上部
に付した矢印は、VTRテープ10が送られる正方向を
示し、フィールドCTL信号波形に付した矢印は、有効
エッジを示す。
【0027】図3に示すように、フィールドCTL信号
が正常である場合には、デューティ比判定回路604
は、フィールドCTL信号の立ち下がりでフィールド信
号の値を変更して出力する。また、選択判定回路614
は、図3中に点線の矢印で示すように、フィールドCT
L信号のデューティ比が4周期ごとに5:5以外の値を
とることを検出した後に、フィールドCTL信号のデュ
ーティ比が6:4になる周期a、および、デューティ比
が4:6になる周期bの立ち下がりエッジにおいてフィ
ールド信号とフィールドCTL信号との位相を合わせ
る。以上の動作により、選択判定回路614は、デュー
ティ比判定回路604から出力されるフィールド信号を
カラーフレーミング信号として出力し、このカラーフレ
ーミング信号に基づいて、フレームCTL信号を生成し
て出力する。
【0028】図4の円内に示すように、VTRテープ1
0に生じた傷等により、フィールドCTL信号のデュー
ティ比が、本来5:5であるべき周期において、デュー
ティ比が4:6以下になった場合には、デューティ比判
定回路604は、その周期でフィールド信号の値を4に
して出力する。従って、図4に示した場合においては、
フィールドCTL信号の立ち下がりエッジにおいてフィ
ールド信号の値が2から4に変化し、その連続性が損な
われることになる。
【0029】連続性判定回路612がフィールド信号の
連続性が損なわれていると判定すると、選択判定回路6
14は、連続性判定回路612の判定結果に基づいて、
FCTL計数回路610から入力されるフィールドCT
L計数信号をカラーフレーミング信号として出力し、さ
らに、カラーフレーミング信号に基づいてフレームCT
L信号を生成して出力する。
【0030】ただし、選択判定回路614は、フィール
ドCTL計数信号とフィールド信号との位相合わせが1
回もなされていない場合には、フィールドCTL計数信
号の値は意味がないため、フィールド信号がカラーフレ
ーミング信号として出力する。また、比較回路616に
おいて、フィールドCTL信号計数信号の値とフィール
ド信号の値との不一致が検出されている間は、選択判定
回路614は、これらの信号の位相合わせを行わない。
以上述べた動作により、図4に示したような異常がフィ
ールドCTL信号に生じている場合にも、CF信号生成
回路6から出力されるカラーフレーミング信号の連続性
は損なわれず、また、フレームCTL信号の値が逆転す
ることもない。
【0031】図5のフィールドCTL信号の波形に点線
で示すように、フィールドCTL信号のデューティ比
4:6になる周期が欠落した場合、フィールド信号は変
化せず、その値は3のままとなり、フレームCTL信号
も変化しない。図5中に点線の矢印を付して示すよう
に、欠落した周期の次の周期のフィールドCTL信号の
立ち上がりエッジで、比較回路616はフィールド信号
とフィールドCTL計数信号との不一致を検出する。
【0032】選択判定回路614は、比較回路616の
検出結果に基づいて、フィールドCTL計数信号をカラ
ーフレーミング信号として出力し、カラーフレーミング
信号に基づいてフレームCTL信号を生成して出力す
る。以上述べた動作により、図5中に点線の矢印で示す
時点以降のカラーフレーミング信号の値およびフレーム
CTL信号の値は正常になる。なお、このような場合に
も、所定の回路をCF信号生成回路6に付加することに
より、既知の技術を用いてフレームCTL信号の値を常
に正常に保つことが可能である。
【0033】図6の円内に示すように、フィールドCT
L信号に非常に幅が狭いパルス(ヒゲ)が生じた場合、
連続性判定回路612は、その周期のデューティ比を
4:6以下と判断し、フィールド信号の値を4にして出
力する。一方、比較回路616は、ヒゲの立ち上がりエ
ッジで、フィールド信号とフィールドCTL計数信号と
の不一致を検出する。
【0034】選択判定回路614は、比較回路616の
検出結果に基づいて、フィールドCTL計数信号をカラ
ーフレーミング信号として出力し、カラーフレーミング
信号に基づいてフレームCTL信号を生成して出力す
る。以上述べた動作により、カラーフレーミング信号の
値およびフレームCTL信号の値は正常に保たれる。
【0035】以下、VTR再生装置1の動作を説明す
る。制御回路5の制御に従って、モータ制御系4および
テープ走行系2がVTRテープ10をキャプスタンにピ
ンチオンさせ、走行させる。周波数発生装置16,18
は、キャプスタンの回転に対応する周波数信号FG−
A,FG−Bを生成してモータ制御系4およびCF信号
生成回路6に対して出力する。
【0036】再生ヘッド12は、VTRテープ10から
映像信号を読み出し、再生増幅器20に対して出力す
る。再生増幅器20は、再生ヘッド12から入力された
映像信号を等化し、増幅し、再生信号として信号処理系
3に対して出力する。信号処理系3のTG回路36は、
フィールドCTL信号から基準パルス信号を生成し、映
像信号再生回路32およびCF信号生成回路6に対して
出力する。
【0037】コントロール信号ヘッド14は、VTRテ
ープ10からコントロール信号を読み出し、CTL再生
回路34に対して出力する。CTL再生回路34は、V
TRテープ10から読み出されたコントロール信号から
フィールドCTL信号を生成して映像信号再生回路32
およびCF信号生成回路6に対して出力する。CF信号
生成回路6は、フィールドCTL信号、周波数信号FG
−A,FG−Bおよび基準パルス信号に基づいて、カラ
ーフレーミング信号およびフレームCTL信号を生成
し、映像信号再生回路32に対して出力する。映像信号
再生回路32は、入力される各信号に基づいて、再生信
号から元映像信号を再生して出力する。
【0038】以上述べたように、CF信号生成回路6に
よれば、VTRテープ10の傷等により、フィールドC
TL信号に異常が生じた場合に、カラーフレーミング信
号およびフレームCTL信号を補正することができる。
従って、これらの信号の異常に伴って生じる再生映像信
号の乱れも有効に抑えることができる。また、CF信号
生成回路6によれば、再生速度が1倍速以外の場合であ
っても、再生方向の正逆にかかわらず、カラーフレーミ
ング信号およびフレームCTL信号を補正することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るカラーフ
レーミング信号生成回路によれば、VTRテープから再
生されたフィールドCTL信号に異常が生じた場合に、
速やかにカラーフレーミング信号およびフレームCTL
信号を補正し、これらの信号を正しい値に戻すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラーフレーミング信号生成回路
が適用されるVTR再生装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示したカラーフレーミング信号生成回路
の構成を示す図である。
【図3】フィールドCTL信号が正常な場合のカラーフ
レーミング信号生成回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図4】フィールドCTL信号にデューティ比の異常が
生じている場合のカラーフレーミング信号生成回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図5】フィールドCTL信号が1周期分、欠落した場
合のカラーフレーミング信号生成回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】フィールドCTL信号にヒゲが生じた場合のカ
ラーフレーミング信号生成回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図7】従来のカラーフレーミング信号生成回路の正常
動作を示すタイミングチャートである。
【図8】従来のカラーフレーミング信号生成回路におい
て、フィールドCTL信号にデューティ異常が生じてい
る場合の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】従来のカラーフレーミング信号生成回路におい
て、フィールドCTL信号に欠落が生じている場合の動
作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…VTR再生装置、2…テープ走行系、10…VTR
テープ、12…再生ヘッド、14…コントロール信号ヘ
ッド、16,18…周波数発生装置、20…再生増幅
器、3…信号処理系、32…映像信号再生回路、34…
CTL再生回路、36…TG回路、4…モータ制御系、
5…制御回路、6…CF信号生成回路、600…正逆転
検出回路、602…カウンタ回路、604…デューティ
比判定回路、608…計算タイミング発生回路、610
…FCTL計数回路、612…連続性判定回路、614
…選択判定回路、616…比較回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】VTRテープから再生され、所定の周期ご
    とに所定のデューティ比をとるフィールドコントロール
    信号からカラーフレーミング信号を生成するカラーフレ
    ーミング信号生成回路であって、 VTRテープがピンチオンされたVTRテープ走行系の
    キャプスタンの回転に対応しており、前記フィールドコ
    ントロール信号に同期した周波数信号を計数して前記所
    定の周期の計数信号を生成する周波数信号計数回路と、 前記フィールドコントロール信号のデューティ比を判定
    するデューティ比判定回路と、 判定された前記フィールドコントロール信号のデューテ
    ィ比に対応する値のフレーミング信号を生成するフレー
    ミング信号生成回路と、 前記フィールドコントロール信号の周期ごとに、前記フ
    レーミング信号の連続性を判定する連続性判定手段と、 前記フレーミング信号の連続性が損なわれ、または、前
    記フレーミング信号と前記計数信号とが一致しない場合
    に、前記計数信号を前記カラーフレーミング信号として
    出力し、これ以外の場合に、前記フレーミング信号を前
    記カラーフレーミング信号として出力するカラーフレー
    ミング信号出力手段とを有するカラーフレーミング信号
    生成回路。
  2. 【請求項2】前記カラーフレーミング信号の値が偶数で
    あるか、または、奇数であるかを示すフレームコントロ
    ール信号を生成するフレームコントロール信号生成手段
    をさらに有する請求項1に記載のカラーフレーミング信
    号生成回路。
JP7007213A 1995-01-20 1995-01-20 カラーフレーミング信号生成回路 Pending JPH08205185A (ja)

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