JPH07121818B2 - 光フアイバの製造方法 - Google Patents
光フアイバの製造方法Info
- Publication number
- JPH07121818B2 JPH07121818B2 JP61182005A JP18200586A JPH07121818B2 JP H07121818 B2 JPH07121818 B2 JP H07121818B2 JP 61182005 A JP61182005 A JP 61182005A JP 18200586 A JP18200586 A JP 18200586A JP H07121818 B2 JPH07121818 B2 JP H07121818B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- resin
- ultraviolet
- coating
- curing
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、線引きにより形成した光ファイバに紫外線硬
化型樹脂による被覆を施して光ファイバ素線を製造する
光ファイバ素線の製造方法の改良に関する。
化型樹脂による被覆を施して光ファイバ素線を製造する
光ファイバ素線の製造方法の改良に関する。
＜従来の技術＞ 従来、光ファイバに紫外線硬化型樹脂の被覆を施して光
ファイバ素線とする場合には、第２図に示すように、樹
脂塗布装置２により液状の紫外線硬化型樹脂３を光ファ
イバ１表面に塗布し、しかる後にこれを樹脂硬化装置５
内に送って紫外線６を照射することにより被覆樹脂を硬
化させて硬化樹脂４としていた。この種の被覆方法にお
いては樹脂塗布装置２と樹脂硬化装置５とが別々に検討
されてきたためこれらの適切な配置については検討され
ず、通常、樹脂塗布装置２と樹脂硬化装置５とは100mm
程度離れて設置されていた。
ファイバ素線とする場合には、第２図に示すように、樹
脂塗布装置２により液状の紫外線硬化型樹脂３を光ファ
イバ１表面に塗布し、しかる後にこれを樹脂硬化装置５
内に送って紫外線６を照射することにより被覆樹脂を硬
化させて硬化樹脂４としていた。この種の被覆方法にお
いては樹脂塗布装置２と樹脂硬化装置５とが別々に検討
されてきたためこれらの適切な配置については検討され
ず、通常、樹脂塗布装置２と樹脂硬化装置５とは100mm
程度離れて設置されていた。
＜発明が解決しようとする問題点＞ 上述のような従来の被覆方法においては、第２図に示す
ように、硬化樹脂４内に気泡８が生じたり、光ファイバ
１と硬化樹脂４との間に隙間９が生じたりして、均一な
被覆を施すことが難かしかった。
ように、硬化樹脂４内に気泡８が生じたり、光ファイバ
１と硬化樹脂４との間に隙間９が生じたりして、均一な
被覆を施すことが難かしかった。
一般に樹脂は硬化するときに収縮するため表面より樹脂
の硬化が進行すると内部は表層に引張られながら硬化し
ていていくので、最終硬化部分が硬化するときにその部
分に新たな樹脂の補給がない限り、その部分に気泡や隙
間が生じてしまうということがわかった。そして従来の
方法においては、硬化雰囲気内では被覆樹脂の量がすで
に決定しているので、最終硬化部分に新たな樹脂の補給
が不可能である。
の硬化が進行すると内部は表層に引張られながら硬化し
ていていくので、最終硬化部分が硬化するときにその部
分に新たな樹脂の補給がない限り、その部分に気泡や隙
間が生じてしまうということがわかった。そして従来の
方法においては、硬化雰囲気内では被覆樹脂の量がすで
に決定しているので、最終硬化部分に新たな樹脂の補給
が不可能である。
本発明はこのような事情に鑑み、光ファイバに紫外線硬
化型樹脂を被覆する場合に、その内部に気泡や隙間が発
生せず、均一な被覆を有する光ファイバ素線を製造しう
る光ファイバの製造方法を提供することを目的とする。
化型樹脂を被覆する場合に、その内部に気泡や隙間が発
生せず、均一な被覆を有する光ファイバ素線を製造しう
る光ファイバの製造方法を提供することを目的とする。
＜問題点を解決するための手段＞ 本発明者は、前記目的を達成するために種々検討を重ね
た結果、最終硬化部へ新たな樹脂が供給されるようにす
ることさらに光ファイバ内に紫外線を通して被覆樹脂の
内側からも硬化を進行させるようにすればよいことを知
見した。かかる知見に基づく本発明の構成は、光ファイ
バ用プリフォームを加熱炉により加熱溶融しながら線引
きして光ファイバを形成し、この光ファイバの外周に樹
脂塗布装置により液状の紫外線硬化型樹脂を塗布し、そ
の後紫外線を照射する樹脂硬化装置内を通過させること
により前記紫外線硬化型樹脂を硬化させて光ファイバ素
線とする光ファイバの製造方法において、前記樹脂塗布
装置の光ファイバ入口端及び光ファイバ出口端が紫外線
雰囲気内に位置するようにしたことを特徴とする。
た結果、最終硬化部へ新たな樹脂が供給されるようにす
ることさらに光ファイバ内に紫外線を通して被覆樹脂の
内側からも硬化を進行させるようにすればよいことを知
見した。かかる知見に基づく本発明の構成は、光ファイ
バ用プリフォームを加熱炉により加熱溶融しながら線引
きして光ファイバを形成し、この光ファイバの外周に樹
脂塗布装置により液状の紫外線硬化型樹脂を塗布し、そ
の後紫外線を照射する樹脂硬化装置内を通過させること
により前記紫外線硬化型樹脂を硬化させて光ファイバ素
線とする光ファイバの製造方法において、前記樹脂塗布
装置の光ファイバ入口端及び光ファイバ出口端が紫外線
雰囲気内に位置するようにしたことを特徴とする。
＜作用＞ 上述のように、樹脂塗布装置の光ファイバ出口端を紫外
線雰囲気内に位置させると、表面から硬化を始めても樹
脂塗布装置から出て直ぐ硬化するので、最終硬化部分に
新しい樹脂が供給され易くなり気泡及び隙間の発生が防
止される。さらにこれに加え樹脂塗布装置の光ファイバ
入口端も紫外線雰囲気内にあるようにすると、光ファイ
バ内に紫外線が入り、被覆樹脂の内側からも硬化してい
くので光ファイバと樹脂との間の隙間の発生がさらに防
止される。
線雰囲気内に位置させると、表面から硬化を始めても樹
脂塗布装置から出て直ぐ硬化するので、最終硬化部分に
新しい樹脂が供給され易くなり気泡及び隙間の発生が防
止される。さらにこれに加え樹脂塗布装置の光ファイバ
入口端も紫外線雰囲気内にあるようにすると、光ファイ
バ内に紫外線が入り、被覆樹脂の内側からも硬化してい
くので光ファイバと樹脂との間の隙間の発生がさらに防
止される。
＜実 施 例＞ 以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第１図は本実施例を実施するための装置を示す。同図に
示すようにこの装置は光ファイバ１に液状の紫外線硬化
型樹脂３を塗布する樹脂塗布装置２と紫外線6aを照射す
る樹脂硬化装置５とを連続的に配置してあり、樹脂塗布
装置２の光ファイバ出口端が紫外線6aの雰囲気中にある
ようになっている。また、樹脂塗布装置２の光ファイバ
入口端にも紫外線ランプ７を配設して、樹脂塗布装置２
に入る光ファイバ１に紫外線6bを照射できるようになっ
ている。ここで、樹脂塗布装置２としては加圧型ダイス
を用い、樹脂硬化装置５及び紫外線ランプ７としてはフ
ュージョン社製のメタル・ハライドランプを用いた。
示すようにこの装置は光ファイバ１に液状の紫外線硬化
型樹脂３を塗布する樹脂塗布装置２と紫外線6aを照射す
る樹脂硬化装置５とを連続的に配置してあり、樹脂塗布
装置２の光ファイバ出口端が紫外線6aの雰囲気中にある
ようになっている。また、樹脂塗布装置２の光ファイバ
入口端にも紫外線ランプ７を配設して、樹脂塗布装置２
に入る光ファイバ１に紫外線6bを照射できるようになっ
ている。ここで、樹脂塗布装置２としては加圧型ダイス
を用い、樹脂硬化装置５及び紫外線ランプ７としてはフ
ュージョン社製のメタル・ハライドランプを用いた。
このような装置を用い外径125μｍの光ファイバ１に外
径250μｍのコーティングを試みた。なお、被覆樹脂３
としては粘度5000cpsの紫外線硬化型アクリレートを用
い、0.5kg/cm2の圧力で加圧塗布し、また光ファイバ走
行速度は300m/分とした。この結果、外径変動が250±２
μｍの範囲におさまり、かつ気泡及び隙間は認められな
かった。
径250μｍのコーティングを試みた。なお、被覆樹脂３
としては粘度5000cpsの紫外線硬化型アクリレートを用
い、0.5kg/cm2の圧力で加圧塗布し、また光ファイバ走
行速度は300m/分とした。この結果、外径変動が250±２
μｍの範囲におさまり、かつ気泡及び隙間は認められな
かった。
比較のため同様にして第２図に示すように樹脂塗布装置
２と樹脂硬化装置５との距離を100mmとして配置して、
同様のコーティングを行ったところ、外径変動は240±1
0μｍとなり、かつ光ファイバの被覆中に気泡及び隙間
が生じていた。
２と樹脂硬化装置５との距離を100mmとして配置して、
同様のコーティングを行ったところ、外径変動は240±1
0μｍとなり、かつ光ファイバの被覆中に気泡及び隙間
が生じていた。
＜発明の効果＞ 以上、実施例とともに具体的に説明したように、本発明
によれば従来方法と較べて外径が均一で、且つ気泡及び
隙間の存在しないコーティングを高速で施すことができ
る。
によれば従来方法と較べて外径が均一で、且つ気泡及び
隙間の存在しないコーティングを高速で施すことができ
る。
第１図は、本発明方法を実施するための装置を示す説明
図、第２図は従来技術にかかる被覆装置を示す説明図で
ある。 図 面 中、 １は光ファイバ、 ２は樹脂塗布装置、 ３は紫外線硬化型樹脂、 ４は硬化樹脂、 ５は樹脂硬化装置、 6a,6bは紫外線、 ７は紫外線ランプである。
図、第２図は従来技術にかかる被覆装置を示す説明図で
ある。 図 面 中、 １は光ファイバ、 ２は樹脂塗布装置、 ３は紫外線硬化型樹脂、 ４は硬化樹脂、 ５は樹脂硬化装置、 6a,6bは紫外線、 ７は紫外線ランプである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田 耕司 神奈川県横浜市戸塚区田谷町１番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−27625（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】光ファイバ用プリフォームを加熱炉により
加熱溶融しながら線引きして光ファイバを形成し、この
光ファイバの外周に樹脂塗布装置により液状の紫外線硬
化形樹脂を塗布し、その後紫外線を照射する樹脂硬化装
置内を通過させることにより前記紫外線硬化形樹脂を硬
化させて光ファイバ素線とする光ファイバの製造方法に
おいて、 前記樹脂塗布装置の光ファイバ入口端及び光ファイバ出
口端が紫外線雰囲気内に位置するようにしたことを特徴
とする光ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61182005A JPH07121818B2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 光フアイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61182005A JPH07121818B2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 光フアイバの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6340745A JPS6340745A (ja) | 1988-02-22 |
| JPH07121818B2 true JPH07121818B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=16110656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61182005A Expired - Lifetime JPH07121818B2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 光フアイバの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07121818B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63318509A (ja) * | 1987-06-22 | 1988-12-27 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 石英ガラス系光ファイバ及びその製造方法 |
| JP7078459B2 (ja) * | 2018-05-31 | 2022-05-31 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバ製造加工装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6027625A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | プラスチツク被覆光フアイバの製造方法 |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP61182005A patent/JPH07121818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6340745A (ja) | 1988-02-22 |
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