JPH0712126Y2 - テールゲートの骨格構造 - Google Patents

テールゲートの骨格構造

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JPH0712126Y2
JPH0712126Y2 JP14991987U JP14991987U JPH0712126Y2 JP H0712126 Y2 JPH0712126 Y2 JP H0712126Y2 JP 14991987 U JP14991987 U JP 14991987U JP 14991987 U JP14991987 U JP 14991987U JP H0712126 Y2 JPH0712126 Y2 JP H0712126Y2
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JP
Japan
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tailgate
panel
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outer panel
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JP14991987U
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JPS6452929U (ja
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岡本  将
嘉久 小島
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バンタイプやワゴンタイプあるいはハッチバ
ックタイプ等のようにテールゲートを有する自動車に用
いて好適のテールゲートの骨格構造に関する。
[従来の技術] 第2図に示すように、バンタイプやワゴンタイプあるい
はハッチバックタイプ等の自動車1の後部には、テール
ゲート2がそなえられている。そして、テールゲート2
において、テールゲートガラス3が、その左右枠部をな
すテールゲート骨格構造4′に取り付けられている。
テールゲート骨格構造4′(特にその左右骨格構造)
は、従来、第3図に示すように、インナパネル4′aと
アウタパネル4′bとから構成されている。インナパネ
ル4′aおよびアウタパネル4′bの外側には、それぞ
れスポット溶接用の外側縁フランジ4′c,4′dがテー
ルゲートガラス3の面に対し平行に形成される一方、イ
ンナパネル4′aおよびアウタパネル4′bの内側に
は、それぞれスポット溶接用の内側縁フランジ4′e,
4′fがテールゲートガラス3の面に対し平行に形成さ
れている。そして、外側縁フランジの4′cと4′dと
を重合させてスポット溶接するとともに、内側縁フラン
ジ4′eと4′fとを重合させてスポット溶接すること
により、インナパネル4′aとアウタパネル4′bとが
結合されて、テールゲート骨格構造4′が、テールゲー
トガラス3の枠部を成し閉断面構造を有するように形成
されている。
このように形成されたテールゲート骨格構造4′のアウ
タパネル4′bの外面に、接着材5,5′によってテール
ゲートガラス3が固着される。
なお、第3図において、符号3aはテールゲートガラス3
の外縁に取り付けられたモールで、このモール3aは、ア
ウタパネル4′bの外側縁フランジ4′dの外面に密着
している。また、符号6はボデーサイドパネルを示す。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、テールゲート骨格構造4′は、強度部材とし
て所要の構造強度を確保するために、ある程度の幅を有
している。例えば、モール3aの端部からインナパネル
4′aの内側縁フランジ4′eの端部までの幅l0(第3
図参照)は70mm程度となっている。
一方で、車室内からの後方の視認性や眺望を向上させる
ために、テールゲートガラス3を通しての後方視界エリ
ア(第2図の幅L参照)をできるだけ拡くすることが望
まれている。そこで、テールゲート骨格構造4′の幅を
狭くすることも考えられるが、ただ単に幅を狭くしただ
けでは、強度部材としてのテールゲート骨格構造4′の
構造強度が損なわれてしまう。
本考案は、上述のような状況下において創案されたもの
で、構造強度を損なうことなく、サイド骨部材の幅を細
く形成して、後方視界エリアを拡大できるようにしたテ
ールゲートの骨格構造を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案のテールゲートの骨格構造は、そのイ
ンナパネルおよびアウタパネルの各内側縁のフランジ
が、基部を車体の前方へ偏倚されることによりそのフラ
ンジ面を上記基部より後方へ傾斜されて、上記内側縁フ
ランジの先端部が車体の側部外方寄りに偏倚されたこと
を特徴としている。
[作用] 上述の本考案のテールゲートの骨格構造では、インナパ
ネルおよびアウタパネルにより囲まれる閉断面積を確保
しながら、上記のインナパネルおよびアウタパネルの各
内側縁フランジの先端部が車体の側部外方寄りに偏倚さ
れるので、構造強度を損なうことなく、テールゲートガ
ラスの枠部を成す骨格構造の幅を狭くすることができ
る。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としてのテールゲー
トの骨格構造を説明すると、第1図は本考案の一実施例
としてのテールゲートの骨格構造を示す断面図(第3図
に対応する)である。なお、本実施例においても、従来
と同様に、テールゲート2(第2図参照)を後部に有す
るバンタイプやワゴンタイプあるいはハッチバックタイ
プ等の自動車1(第2図参照)に適用した場合について
説明する。
第1図に示すように、本実施例でも、テールゲート骨格
構造4(特にその左右骨格構造)は、インナパネル4aと
アウタパネル4bとから構成され、これらのインナパネル
4aおよびアウタパネル4bの外側には、それぞれスポット
溶接用の外側縁フランジ4c,4dがテールゲートガラス3
の面に対し平行に形成されている。
一方、本実施例では、アウタパネル4bの内側縁部には、
車体の前方へ傾斜する傾斜面4gが形成され、この傾斜面
4gとインナパネル4aとの当接する部分を基部4hとして、
この基部4hから、インナパネル4aおよびアウタパネル4b
の各内側縁フランジ4e,4fが、車体の後方へ向けそのフ
ランジ面を傾斜させて形成されている。
つまり、インナパネル4aおよびアウタパネル4bの各内側
縁フランジ4e,4fが、基部4hを車体の前方へ偏倚される
(従来構造を第1図に鎖線で示す)ことによりそのフラ
ンジ面を基部4hより後方へ傾斜されて形成され、これに
伴って内側縁フランジ4e,4fの先端部4iが車体の側部外
方寄りに偏倚された位置に配置されている(第1図の鎖
線参照)。
そして、外側縁フランジ4cと4dとを重合させてスポット
溶接するとともに、内側縁フランジ4eと4fとを重合させ
てスポット溶接することにより、インナパネル4aとアウ
タパネル4bとが結合されて、テールゲート骨格構造4
が、テールゲートガラス3の枠部を成し閉断面構造を有
するように形成されている。
このように形成されたテールゲート骨格構造4のアウタ
パネル4bの外面に、接着材5,5′によってテールゲート
ガラス3が固着される。
なお、テールゲートガラス3の外縁に取り付けられたモ
ール3aは、アウタパネル4bの外側縁フランジ4dの外面に
密着している。また、第1図において、符号6はボデー
サイドパネルを示す。
本考案の一実施例としてのテールゲートの骨格構造は上
述のごとく構成されているので、インナパネル4aおよび
アウタパネル4bにより囲まれる閉断面積を確保しなが
ら、インナパネル4aおよびアウタパネル4bの各内側縁フ
ランジ4e,4fの先端部4iが車体の側部外方寄りに偏倚さ
れて配置されることになるので、構造強度を損なうこと
なく、テールゲートガラス3の枠部を成すテールゲート
骨格構造4の幅を狭くすることができる。具体的には、
モール3aの端部から内側縁フランジ4e,4fの先端部4iま
での幅l1は、従来構造の幅l0(第3図参照)よりも5〜
10mm程度狭くでき、60〜65mm程度とすることができる。
従って、テールゲートガラス3を通しての後方視界エリ
ア(第2図の幅L参照)も幅方向に10〜20mm程度拡大す
ることができ、車室内からの後方の視認性や眺望を向上
させることができる。
なお、本実施例では、インナパネル4aおよびアウタパネ
ル4bにより囲まれる閉断面積は、鎖線で示す従来構造に
比べてわずかに少なくなっているが、アウタパネル4bの
傾斜面4gと内側縁フランジ4fとにより上下方向に屈曲部
が形成されることで、十分に補強されることになる。
このように、本実施例の構造によれば、構造強度を損な
うことなく、テールゲートガラス3の左右枠部材を成す
テールゲート骨格構造4の幅を狭く形成することができ
るので、後方視界エリアを拡大でき、車室内からの後方
の視認性や眺望を大幅に向上させることができるのであ
る。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のテールゲートの骨格構造
によれば、インナパネルおよびアウタパネルの各内側縁
フランジが、基部を車体の前方へ偏倚されることにより
そのフランジ面を上記基部より後方へ傾斜されて、上記
内側縁フランジの先端部が車体の側部外方寄りに偏倚さ
れるという極めて簡素な構成で、構造強度を損なうこと
なく、左右枠部材を成す骨格構造の幅を狭くして後方視
界エリアを拡大でき、車室内からの後方の視認性や眺望
が大幅に向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのテールゲートの骨格
構造を示す断面図であり、第2,3図は従来のテールゲー
トの骨格構造を示すもので、第2図は従来構造を有する
自動車の斜視図、第3図は第2図のIII-III線に沿う断
面図である。 1……自動車、2……テールゲート、3……テールゲー
トガラス、3a……モール、4……テールゲート骨格構
造、4a……インナパネル、4b……アウタパネル、4c,4d
……外側縁フランジ、4e,4f……内側縁フランジ、4g…
…傾斜面、4h……基部、4i……先端部、5,5′……接着
材、6……ボデーサイドパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テールゲートガラスの枠部を形成し、上記
    テールゲートガラスをその外面に固着され、インナパネ
    ルとアウタパネルとが各内側縁フランジおよび各外側縁
    フランジで結合した閉断面構造を有するテールゲートの
    骨格構造において、上記のインナパネルおよびアウタパ
    ネルの各内側縁フランジが、基部を車体の前方へ偏倚さ
    れることによりそのフランジ面を上記基部より後方へ傾
    斜されて、上記内側縁フランジの先端部が車体の側部外
    方寄りに偏倚されたことを特徴とする、テールゲートの
    骨格構造。
JP14991987U 1987-09-30 1987-09-30 テールゲートの骨格構造 Expired - Lifetime JPH0712126Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6452929U JPS6452929U (ja) 1989-03-31
JPH0712126Y2 true JPH0712126Y2 (ja) 1995-03-22

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JP6304014B2 (ja) * 2014-12-15 2018-04-04 トヨタ自動車株式会社 車両用樹脂バックドア

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