JPH07121259A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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Publication number
JPH07121259A
JPH07121259A JP5266998A JP26699893A JPH07121259A JP H07121259 A JPH07121259 A JP H07121259A JP 5266998 A JP5266998 A JP 5266998A JP 26699893 A JP26699893 A JP 26699893A JP H07121259 A JPH07121259 A JP H07121259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
clock signal
circuit
signal
interrupt
Prior art date
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Pending
Application number
JP5266998A
Other languages
English (en)
Inventor
Satokatsu Nakamura
里克 中村
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
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Publication of JPH07121259A publication Critical patent/JPH07121259A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータシステムにおいて、CPUがア
イドル状態である時のシステムの消費電力を削減する。 【構成】 CPU101がアイドル状態であることを検
知する回路103と、CPU101へのクロック信号φ
clk2の供給を制御する回路105を備え、CPU1
01がアイドル状態であることが検知された場合、CP
Uは自身を割り込み待機状態にし、クロック信号制御回
路105はクロック信号φclk2のCPU101への
供給を停止し、該状態においてCPU101に対する割
り込みφintがあった場合、クロック信号制御回路1
05はこれを検知して、直ちにCPU101に対するク
ロック信号φclk2の供給を再開し、CPU101は
割り込み待機状態から復帰して通常動作を再開する構造
を備えることを特徴としたコンピュータシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブック型パーソナルコンピ
ュータに代表される携帯可能なコンピュータの普及にと
もない、バッテリー寿命延長のためコンピュータシステ
ムの低消費電力化が重要な課題となってきている。
【0003】コンピュータシステムの消費電力を削減す
る方法として一般的によく用いられる手法の一つは、C
PUの動作状態を監視し、CPUがキー入力待ち状態の
ように特に仕事をしていない状態(アイドル状態)であ
ることが検知されると、CPUを割り込み待機状態へ移
行させることで低消費電力化を行う方法である。
【0004】CPUのアイドル状態検出方法について例
をあげて説明する。最も簡単で多く用いられている手法
は、キー入力のない時間を計測し、この時間が規定値を
越えた場合、CPUはアイドル状態であるとみなす方法
である。しかしこの方法ではシステムが長時間の計算を
行っている場合などをアイドル状態であると誤認してし
まう問題がある。
【0005】この点を改良した手法として以下のような
ものがある。アプリケーションプログラムもしくはオペ
レーティングシステムがキー入力待ち状態であるとき、
システムBIOSに対してキーボード入力読み込みのた
めの割り込みを頻繁に発するので、BIOSプログラム
中に該割り込みの発生頻度を計測するルーチンを挿入
し、この発生頻度によってCPUのアイドル状態を検知
する方法である。
【0006】この他にも専用ハードウェアを設けて、ア
イドル命令発生頻度(特開平4−311230)やアド
レスバスの変化パターンを監視して、アイドル状態を特
定する方法など多くの方法が考案されている。
【0007】CPUの割り込み待機状態への移行はCP
U自身が割り込み待機命令を発することによって行われ
る。割り込み待機命令はCPUによってそれぞれ固有の
ニーモニック(HLT,STOP,WAIT等)によっ
て表されるが、最近ではほとんどのCPUにこの種の命
令がサポートされるようになってきている。
【0008】割り込み待機命令が発せられるとCPUは
命令の実行を停止し、割り込み待機ループ状態への移行
を行う。この間CPUのメモリデバイスや外部I/Oに
対するアクセスはいっさい行われないため、CPUにお
いて消費される電力は通常状態に対して削減される。
【0009】割り込み待機状態からの復帰は、その名の
通りキーボードや通信からの割り込み信号やリセット信
号をCPUが検知することによって行われる。割り込み
待機状態から復帰したCPUは直ちに通常動作を再開す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】CPUを割り込み待機
状態へ移行させる従来の低消費電力化方法においては、
CPUにおける消費電力は通常動作時に比べて削減され
るものの、その低減される割合はせいぜい数割であり、
CPUは低消費電力状態においても、依然として無駄な
電力の消費を継続している。
【0011】なぜなら低消費電力状態においてもCPU
に対するクロック信号の供給は継続されており、このク
ロック信号によってCPU内の数多くのFETが動作を
継続し、電力の消費を続けているからである。
【0012】近年大部分のCPUはCMOSで構成され
ており、その消費電力は動作クロック周波数に比例す
る。周波数0の状態においてはCPUは最後に動作を行
った状態を維持したまま、その消費電力はリーク電流等
によるごく僅かなものだけとなる。
【0013】本発明の目的は、コンピュータシステムの
使用感には影響を与えずに、アイドル状態におけるCP
Uの消費電力を極限まで削減することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のコンピュータシステムは、CPUがアイドル状
態であることを検知する手段と、CPUからの制御信号
に応じてクロック信号発生回路で発生された原クロック
信号のCPUへの供給を制御するクロック信号制御回路
と、CPUに対する割り込み信号をクロック信号制御回
路が直接検知できる構造を備え、CPUがアイドル状態
であることが検知された場合、CPUを割り込み待機状
態にした後、CPUに対するクロック信号の供給を停止
し、該状態においてCPUに対する割り込みがあった場
合、クロック信号制御回路はこれを検知し、直ちにCP
Uに対するクロック信号の供給を再開し、CPUは割り
込み待機状態から復帰して、通常動作を再開する構造を
備えることを特徴とする。
【0015】
【実施例1】本発明の基本構成を図1に示す。図1にお
いて101はCPUを、102は周辺回路および外部イ
ンターフェース回路を、103はアイドル状態検出回路
を、104はクロック信号発生回路を、105はクロッ
ク信号制御回路を、φclk1は原クロック信号を、φ
clk2はCPUに供給されるクロック信号を、φst
opはクロック信号制御回路に対するクロック供給停止
の制御信号を、φintは周辺回路および外部インター
フェース回路102から発せられる全ての割り込み信号
の論理和を取った信号を、φidleはアイドル検出回
路103に送られるCPUの状態信号を、φsleep
はCPU101の低消費電力への移行を制御する制御信
号をそれぞれ示す。
【0016】なおアイドル状態の検出を、専用のハード
ウェアを用いずCPU101自身が行う場合にはアイド
ル検出回路103は必要がない。
【0017】アイドル状態検出回路103もしくはCP
U101自身のアイドル状態検出ルーチンは、従来の技
術の項で述べたような種々の方法によりCPU101の
状態の監視を続けている。そしてCPU101がアイド
ル状態であると判断されると、CPU101に対して低
消費電力状態移行信号φsleepが発せられる。
【0018】CPU101はこの制御信号φsleep
を受け取ると、割り込み待機命令を発して自身を割り込
み待機状態へ移行させるとともに、クロック信号制御回
路105に対してクロック信号供給停止制御信号φst
opを発して、自身へのクロック信号φclk2の供給
を停止させ、アイドル状態における消費電力を最低限に
抑える。
【0019】通常状態において、CPU101は絶えず
周辺回路102中のメモリデバイスからプログラムやデ
ータを読み込み、その実行を行っている。CPU101
へのクロック信号φclk2の供給を停止する際、CP
U101がメモリデバイスにアクセスしている状態で停
止を行った場合、メモリデバイスのチップセレクト端子
はアクティブ状態に固定されるため、メモリデバイスは
動作状態が継続され、大電流が流れる結果となってしま
う。
【0020】すなわちクロック信号φclk2の供給停
止は、CPU101が周辺回路および外部インターフェ
ース回路102に対して一切アクセスを行っていないこ
とが保証される状態で行わなければならない。
【0021】このような状態を作り出すために、前述の
割り込み待機命令の使用が有効である。割り込み待機状
態において、CPUは周辺回路および外部インターフェ
ース回路102に対して一切アクセスを行わないことが
保証されているため、この状態においてCPU101に
対するクロック信号φclk2の供給を停止すること
で、CPU101の消費電力を確実に低減することが可
能になる。
【0022】CPU101が低消費電力状態へ移行する
際のフローチャートを図2に示す。CPU101は割り
込み待機状態移行してしまった後では何の動作もできな
いため、低消費電力状態へ移行の際は、クロック信号制
御回路105に対してクロック信号停止信号φstop
を発した後、自身に対して割り込み待機命令を発するい
う順序で動作を行う必要がある。しかし上述したように
CPU101に対するクロック信号φclk2の停止
は、CPU101が割り込み待機状態に移行した後行わ
れなくてはならない。
【0023】このためにはクロック信号制御回路105
に送られた制御信号φstopは一定の時間遅延の後、
クロック信号φclk2の供給停止の動作を行う必要が
ある。
【0024】すなわちクロック信号制御回路105はそ
の内部に時間計測手段を備え、クロック信号供給停止信
号φstopを受け取った際、一定の待ち時間を設け、
CPU101が割り込み待機状態に移行した後、クロッ
ク信号φclk2の供給を停止する構造を備えること
で、目的とする制御を行うことが可能になる。
【0025】続いて低消費電力状態からの復帰について
述べる。低消費電力状態において、外部からの割り込み
があった場合、クロック信号制御回路105は直ちにC
PU101に対してクロック信号φclk2の供給を再
開し、CPU101は活動を再開して、割り込みに対す
る動作を開始しなくてはならない。
【0026】いままで述べてきたように、クロック信号
制御回路105によるクロック信号φclk2の供給停
止の制御は、CPU101からのクロック信号停止制御
信号φstopによってなされた。しかしクロック信号
φclk2の停止解除をCPU101からの信号によっ
て制御することはできない。
【0027】なぜなら割り込みによって割り込み待機状
態から復帰し、クロック信号制御回路105に対して停
止解除の制御信号を送ろうにも、そもそもCPU101
はその駆動を行うためのクロック信号φclk2の供給
を停止された状態であるから、いつまで待ってもそれら
の動作は実行されない。
【0028】すなわちクロック信号制御回路105は割
り込み信号φintを直接検知できる構造を備え、クロ
ック信号φclk2供給停止の解除の制御は、この割り
込み信号φintによってなされる必要がある。
【0029】以上述べてきた構造を備えるクロック信号
制御回路の回路図の例を図3に示す。図3において30
1は遅延発生回路を、302と302は立ち上がりエッ
ジ動作のデータタイプフリップフロップを、304と3
05はAND回路をそれぞれ示す。また図3の回路にお
いては供給停止信号φstopおよび割り込み信号φi
ntはいずれも正論理信号としている。
【0030】クロック信号供給停止制御信号φstop
は通常はLレベルに保たれており、フリップフロップ3
02および303のセット端子はともに有効になってい
るので、それぞれのck端子への入力は無視され、クロ
ック信号φclk2は常に出力を続けている。
【0031】低消費電力状態への移行時、CPUは制御
信号φstopをHレベルに変化させる。これによって
フリップフロップ302および303のセット状態はと
もに解除され、ck端子への入力待ち状態となる。その
後フリップフロップ303のck入力端子には遅延発生
回路であらかじめ規定された時間だけ遅延されたクロッ
ク停止信号が入力されクロック信号φclk2の出力は
停止される。
【0032】上記したようにこの低消費電力状態におい
て、割り込み信号φintを受け付けるフリップフロッ
プ302のck端子は有効となっており、割り込み信号
φintがHレベルになると、直ちにフリップフロップ
303の出力はHレベルに戻り、クロック信号φclk
2の供給が再開される。そしてCPUからの制御信号φ
stopは低消費電力状態からの復帰ルーチンの中で次
回に備えてリセットされる構造とする。
【0033】コンピュータシステムにおけるクロック信
号源としては通常、高い精度と温度に対する安定度が得
られる水晶振動子を用いることが一般的である。CPU
に対するクロック信号の供給が停止されている低消費電
力状態において、クロック発生回路に対する電源の供給
を停止するなどして、水晶振動子の発振自体も停止して
しまえば、システム全体の消費電力はさらに低減される
が、このことは以下に述べるような問題を引き起こす。
【0034】水晶振動子の発振において、一度停止した
発振を再び起動し、安定した定常振幅を得るためには、
通常数ミリ秒から数十ミリ秒という、コンピュータの処
理速度に比して、莫大とも言える時間を要する。この値
は発振回路の回路定数の調節によってある程度の短縮は
可能であるが、総じて不安定であり、温度変化等の影響
を受け易い。
【0035】低消費電力状態において水晶振動子の発振
も停止してしまった場合、外部割り込みによる通常状態
への復帰の際、再び発振されたクロック信号が完全に安
定することが保証される最悪値の時間まで待って、動作
の再開を行わなくてはならないため、通常状態へのスム
ーズな移行が阻害されユーザーに不快な使用感を与える
結果となってしまう。
【0036】したがってCPUに対するクロック信号φ
clk2の供給の停止は、水晶振動子の発振は継続した
ままで、図3に示したような論理的な方法で行うべきで
ある。低消費電力状態におけるクロック信号発生回路の
電力の削減については、クロック信号発生回路とクロッ
ク信号制御回路を一体化してIC化を行い、IC内部で
低電圧レベルで発振・制御を行い、最終段においてレベ
ル変換したクロック信号をCPUに対して出力する方法
などが有効である。
【0037】
【実施例2】実施例1で述べたようにクロック信号制御
回路105はクロック信号停止制御信号φstopを受
け取った際、一定の待ち時間を計測した後、CPU10
1へのクロック信号φclk2の供給を停止する。この
待ち時間は長いほど安全ではあるが、その分低消費電力
状態への移行に時間を要するため、電力が無駄に消費さ
れてしまうとともに、低消費電力状態へのきめ細かい移
行および復帰の制御が不可能になってしまう。
【0038】本実施例においては、必要最小限の待ち時
間を計測し、CPU101が割り込み待機状態に移行し
た後、冗長な待ち時間なくクロック信号φclk2の供
給を停止する構造を備えたクロック信号制御回路105
について述べる。
【0039】CPU101がクロック信号停止制御信号
φstopを発してから割り込み待機状態へ移行し終わ
るまでどれだけの時間を要するかは、低消費電力状態へ
の移行ルーチンのソフトウェアの構成による。移行ルー
チンの実際のニーモニックの例を図4に示す。図4にお
いて;の後ろのサイクル数はCPU101が各命令を実
行するために必要な駆動クロック信号数を表す。
【0040】クロック停止制御信号φstop出力開始
から割り込み待機命令完了までのサイクル数を加算する
ことで、CPU101がクロック信号停止制御信号φs
topを発してから割り込み待機状態へ移行し終わるま
での時間を正確に得ることができる。図4の例おいては
この時間はクロック信号6サイクルであり、したがって
クロック信号制御回路105はクロック停止制御信号φ
stopを受け取った際、原クロック信号を7サイクル
以上計測した後、CPUに対するクロック信号φclk
2の供給を停止すれば、そのときCPU101は確実に
割り込み待機状態に移行していることになる。
【0041】クロック信号制御回路105内に原クロッ
ク信号φclk1のパルス数を計測する回路を備え、あ
らかじめ規定されたパルス数を計測した後クロック信号
φclk2の供給停止動作を行う構造とすることで、C
PU101が割り込み待機状態に移行した後、冗長な待
ち時間なくクロック信号φclk2の供給停止を行う構
造を備えたシステムの実現が可能になる。
【0042】本実施例におけるクロック信号制御回路の
例を図5に示す。図5において501は負論理のリセッ
ト端子を備えた整数カウンタを示す。図5の回路は図3
の回路における遅延発生回路301の部分を、原クロッ
ク信号φclk1を計測するためのカウンタ501に置
き換えた構造となっている。カウンタ501としては標
準ロジックICのバイナリカウンタ4024や10進カ
ウンタ74160等を組み合わせることで任意の整数カ
ウンタを実現できる。
【0043】カウンタ501は通常状態ににおいてはク
ロック停止制御信号φstopによってリセットされて
おり、低消費電力状態への移行時、クロック停止制御信
号φstopがHレベルとなることでリセットを解除さ
れカウント動作を開始する。そしてあらかじめ規定され
たパルス数だけ原クロック信号φclk1をカウントし
た後フリップフロップ502に対してクロック停止の制
御信号を出力する。その他の動作は実施例1において説
明した図3の回路と同様であるのでここでは説明を省略
する。
【0044】
【実施例3】クロック信号制御回路105がクロック信
号停止制御信号φstopを受け取った際、CP U1
01が割り込み待機状態に移行した後、冗長な待ち時間
なくクロック信号φclk2の供給を停止する構造を実
現する方法としては、実施例2に述べた原クロック信号
φclk1のパルス数を計測する方法の他に、CPU1
01が割り込み待機状態への移行を完了したことを検知
して、クロック信号φclk2の供給を停止する方法が
ある。
【0045】割り込み待機状態においてCPUは外部バ
スの活動を停止し、−OE,−WE,−CS等の制御信
号は全て非アクティブ状態に固定され、またデータバス
およびアドレスバスは割り込み待機状態移行時の値を保
持した状態となる。通常状態において外部バスは常に動
作状態にあるので、上記したバスの活動停止を検知する
ことで、CPUが割り込み待機状態へ移行したことを知
ることができる。
【0046】検知回路の一例を図6に示す。図6におい
て601はAND回路を、602と603と604は負
論理のリセット端子を備えたデータタイプフリップフロ
ップを、−CS0、1・・・nはシステム上のメモリデ
バイスに対するチップセレクト信号を、φstop’は
CPUに対するクロック信号の供給停止を直接制御する
制御信号をそれぞれ示す。
【0047】図6の回路においてはシステム上の全ての
メモリデバイスの−CS信号の論理積を取ることでバス
の活動停止の検知を行う。このような状態は、通常状態
においても拡張バスにアクセスしている時などには起こ
りうるので、マクロ的にみると万能ではない。しかし今
この回路に判断を求めるのは、CPUがアイドル状態で
あることが検知された場合だけであるので、このような
簡単な回路においてもその任を果たすのに十分であると
考えられる。
【0048】ただ通常状態においてバスは常に動作状態
にあると上記したが、CPU内の命令キューバッファが
満杯になったときなど、ごく短い期間に限って、非活動
状態となることもあるので、図6に示したようにクロッ
ク信号数パルス分の確認時間を設けた方がより確実な割
り込み待機状態を検知が可能である。
【0049】この他にもアドレスやデータの変化状態を
監視し、ある期間に渡ってアドレスやデータの変化がな
いことを検知することで、CPUが割り込み待機状態へ
移行したことを確認する方法なども考えられる。
【0050】本実施例のシステムを示すブロック図を図
7に示す。図7において701は図6に例示したような
バス監視回路を、φbusはデータやアドレスやチップ
セレクト信号などのバス信号群をそれぞれ示す。バス監
視回路701はクロック信号停止制御信号φstopが
アクティブになった状態で、バス信号の監視を開始し、
バスが休止状態すなわちCPUが割り込み待機状態であ
ると判断すると、フリップフロップ702に対して制御
信号を出力する。その他の動作は実施例1において説明
した図3の回路と同様であるのでここでは説明を省略す
る。
【0051】なおCPUの割り込み待機状態へ移行を確
認した後、クロック信号の供給を停止する本実施例の方
法においては、クロック停止制御信号φstopはCP
Uからではなく、アイドル状態検出回路から直接出力さ
れる構造にすることも可能である。
【0052】
【実施例4】クロック信号の停止時および再供給時、注
意しなくてはならないのがクロック信号の位相である。
クロック信号φclk2の再供給を制御する外部からの
割り込み信号φintはCPU101を駆動しているク
ロック信号φclk2とは全く非同期で発生する。また
クロック信号φclk2の停止を制御するCPU101
からの制御信号φstopは基本的にはクロック信号φ
clk2と同期しているものの、CPU101内部およ
びクロック信号制御回路105との接続においての遅延
を考慮にいれなくてはならない。
【0053】すなわちこれらの制御信号はクロック信号
φclk2とは同期されていないと考えるの必要があ
り、これらの制御信号によってなされるクロック信号φ
clk2の供給停止および再開の制御はクロック信号φ
clk2が任意の位相状態においてなされると考える必
要がある。
【0054】したがって例えばクロック信号がLレベル
からHレベルの遷移の途中で停止されたりまたは再起動
されたりする場合や、停止もしくは再起動の際のクロッ
ク信号幅が極端に長くなったり、短くなったりする場合
も起こりうる。使用するCPUの種類によっては、これ
らのことが原因となり大電流が流れたり、またデータエ
ラー等が起こったりする可能性がある。
【0055】本実施例においては、クロック信号制御回
路105の最終段に、クロック信号の停止および再起動
を制御する制御信号を原クロック信号に同期させる回路
を設け、この原クロック信号に同期した制御信号によっ
て、クロック信号の停止および再起動の制御を行う構造
とすることによって、上記の問題を解決する。
【0056】本実施例におけるクロック信号制御回路の
回路図の例を図8に示す。図8においてタイミング計測
回路801は、実施例2および3において述べた原クロ
ック信号数計測回路やバス監視回路を総称してこのよう
に記述している。また図8において802のフリップフ
ロップが同期回路の役割を担っている。
【0057】フリップフロップ802のデータ端子への
入力は原クロック信号φclk1が任意の位相状態にお
いて起こるが、フリップフロップ802は制御信号の出
力を、原クロック信号φclk1の次の立ち下がりエッ
ジと同期して行う。
【0058】このことによってクロック信号停止の制御
の際は、原クロック信号φclk1が完全にL状態とな
ってから出力の停止が行われ、また再出力の制御の際に
は、原クロック信号半パルス分だけの待ち時間が設けら
れ、原クロック信号φclk1の次の立ち上がりエッジ
から確実に再出力が行われる。
【0059】したがってCPUに対するクロック信号φ
clk2供給の停止および再開は、クロック信号φcl
k2が途中で途切れたり、途中から始まったりすること
なく、信号幅を完全に保ったまま常に一定の位相で行わ
れる。
【0060】
【実施例5】多くのパーソナルコンピュータシステム
は、システム内の各種のタイミング信号を発生するシス
テムタイマ回路を備えており、該回路は通常CPUを駆
動するクロック信号とは異なったクロック信号によって
駆動されている。
【0061】一般にシステムタイマの役割としては以下
の3つが挙げられる。1つはCPUに対して定間隔の割
り込み信号を発生させることで、通常オペレーティング
システム(以下OSと略)はこの割り込み信号を用いて
日付および時間の管理を行い、またいくつかのアプリケ
ーションプログラムはこの割り込みを時間の計測やタイ
ミングの取得に利用している。2つ目はダイナミックR
AMのためのリフレッシュ信号をメモリコントロール回
路に転送することであり、3つ目はスピーカ音源用信号
をスピーカ回路に対して転送することである。
【0062】実施例1から5において述べてきたCPU
に対するクロック信号の供給を停止する低消費電力状態
においては、あらゆる割り込み信号によってクロック信
号の供給は直ちに再開され、CPUは割り込み待機状態
から復帰して動作を再開する構造を備えている。すなわ
ち上述したシステムタイマ回路からの等間隔の割り込み
信号によってもCPUは低消費電力状態からの復帰を行
う。
【0063】システムタイマからの等間隔の割り込み信
号は、一般にその周期が短いため(例えばIBM−PC
においては約18.2Hz)、CPUは頻繁に低消費電
力状態からの復帰を行わなくてはならず、低消費電力状
態を設けたことによる、消費電力節約の効果が薄くなっ
てしまうという問題がある。
【0064】この問題を解決し、低消費電力状態におけ
るシステムの消費電力状態をより一層低減させるため
に、低消費電力状態への移行時、CPUに対するシステ
ムタイマ回路からの割り込み信号を禁止する構造を設け
る。
【0065】本実施例の基本ブロック図を図9に示す。
図9において901はCPUを、902はシステムタイ
マ回路を、903はタイマ割り込み制御回路を、904
はCPUクロック信号発生回路を、905はクロック信
号制御回路を、φintstopはタイマ割り込み制御
信号を、φTint1はタイマ割り込み信号を、φTi
nt2は制御された後のタイマ割り込み信号をそれぞれ
示す。
【0066】タイマ割り込み制御回路903はCPU9
01からの制御信号φintstopにより割り込み信
号φTint2の転送許可および禁止の制御が可能で、
低消費電力状態移行時、CPU901はタイマ割り込み
制御回路903に対して割り込み信号転送禁止の制御信
号φintstopを送り、タイマ割り込み信号φTi
nt2の転送を禁止する。
【0067】なおシステムタイマ回路のなかには、あら
かじめこのような機能を備えており、制御端子の設定に
よって割り込み信号の転送を禁止できる構造を備えたも
のもあり、その場合、割り込み制御信号φintsto
pをシステムタイマ回路の制御端子に転送することで同
様の制御を行う。
【0068】低消費電力状態において、システムタイマ
回路902からの割り込み信号φTint2を禁止する
ことによって以下のような問題が生じる。OSは通常、
システムタイマ回路902からの割り込み信号φTin
t2を利用して、日付および時刻の管理を行っている
が、低消費電力状態において割り込み信号φTint2
が禁止されることで、時間の経過を計測することが不可
能になり、通常状態に復帰した際、実際の時間との間に
狂いが生じてしまう。
【0069】近年大部分のコンピュータシステムはリア
ルタイムクロック(以下RTCと略)を備えている。以
前のコンピュータシステムは電源OFF時に時間を計測
する手段を持たず、システム立ち上げ時にユーザーが日
付および時刻の設定を行わなければならなかった。RT
Cはこのわずらわしさを解決するために設けられ、バッ
テリーでバックアップされているため、システムが電源
OFFの状態であっても常に時間の計測を続けることが
可能である。OSは立ち上げ時にRTCの値を読み込
み、システムの日付および時刻の設定を行う。
【0070】RTCの駆動に使用されるクロック信号
は、通常の時計用として使用されている32.768K
Hzという低い周波数のものが多く用いられる。このた
めRTCはコンピュータシステムの他の部分に比べて消
費電力が極端に少なく、バッテリーによる長期間のバッ
クアップが可能になっている。
【0071】上述した低消費電力時に時刻に狂いが生じ
るという問題も、このRTCを利用することで解決が可
能である。すなわち低消費電力状態からの復帰の際に、
OSがRTCの値を読み込み、日付および時刻の値を修
正するという構造を備えることで、低消費電力時にCP
Uからの割り込みを禁止して省電力化を図り、なおかつ
OSが管理するシステム内の時計に狂いが生じないとい
うシステムの実現が可能である。
【0072】
【実施例6】実施例5に述べたシステムにおいては、低
消費電力状態においてもシステムタイマ回路自体は常に
その動作を継続しており、電力が消費し続けられてい
る。低消費電力時システムタイマ回路に対する駆動クロ
ック信号の供給を停止することで、一層の省電力化を図
ることが可能になる。
【0073】本実施例におけるシステムの基本ブロック
を図10に示す。図10において1001はCPUを、
1002はタイマ用クロック発生回路を、1003はタ
イマ用クロック制御回路を、1004はシステムタイマ
回路を、1005は制御信号マスク回路を、1006は
メモリコントロール回路を、1007はメモリデバイス
を、1008はスピーカ回路を、φTck1はタイマ用
原クロック信号を、φTck2はシステムタイマ回路に
供給されるクロック信号を、φTstop1はCPU1
001から送られるタイマ用クロック制御信号を、φT
stop2はマスク回路1005を経てタイマ用クロッ
ク制御回路1003に送られるクロック制御信号を、φ
Tmaskはタイマ用クロック制御信号を有効にするか
否かをユーザーが設定するためのマスク信号を、φTi
ntはタイマ割り込み信号を、φrefshはリフレッ
シュ信号を、φselfrはセルフリフレッシュモード
移行制御信号を、φspkは音源用クロック信号を、φ
busはバス信号群を、φmemはメモリコントロール
回路とメモリデバイス間の信号群をそれぞれ示す。
【0074】タイマ用クロック制御回路1003は制御
信号φTstop2によってシステムタイマ回路100
4に対するクロック信号φTck2の供給の停止および
再開の制御を行う。低消費電力状態への移行時、CPU
1001はクロック信号供給停止の制御信号φTsto
p1を発し、システムタイマ回路1004に対するクロ
ック信号φTck2の供給を停止することで、システム
タイマ回路の消費電力は極限まで低減され、システム全
体の消費電力はより一層低減する。
【0075】タイマ用クロック制御回路1003の実際
の回路構成は、実施例1から4において述べたCPUに
対するクロック信号制御回路と同様であるので、ここで
は説明を省略する。ただCPU用クロック制御回路の場
合は、クロック信号再供給の制御は直接割り込み信号に
よってなされる必要があったが、タイマ用クロック制御
信号1003の場合には停止および再供給のどちらの制
御も同一の制御信号φTstop2によってなされる構
造でかまわない。なぜならシステムタイマ回路1004
に対するクロック信号φTck2の供給の再開は、CP
Uが再び動作を開始した後、低消費電力状態からの復帰
ルーチンの中で行われれば十分であるからである。
【0076】低消費電力状態において、システムタイマ
回路1004に対するクロック信号φTck2の供給を
停止することによって生じる問題とその解決法について
以下に述べる。
【0077】まずOSが管理するシステム時計の時刻の
狂いに関しては、実施例5において述べたのと同様、低
消費電力状態からの復帰時に、OSがRTCの値を読み
込み、時刻の修正を行うことで解決できる。OSがRT
Cの値を読み込んだ時、まだシステムタイマの動作が止
まっていた場合には、再び時刻に遅れが生じてしまうの
で、CPUはタイマ用クロック制御信号φTstop1
を発して、システムタイマが再起動された後、RTCの
値を読み込む順序で低消費電力状態からの復帰を行う必
要がある。
【0078】またシステムタイマ回路1004はスピー
カ回路1008に対して、音源用のクロック信号φsp
kの供給をおこなっているが、低消費電力状態において
スピーカ回路1008を駆動することは通常ありえない
ため、音源用クロック信号φspkの供給が停止するこ
とに起因する問題は生じない。
【0079】さらにシステムタイマ回路1004はメモ
リコントロール回路に対して、ダイナミックRAM(以
下DRAMと略)のリフレッシュ用の信号φrefsh
の供給を行っているが、低消費電力状態においてシステ
ムタイマが停止することで、リフレッシュ信号φref
shが供給されなくなると、DRAMはリフレッシュ動
作を行えず、その記憶を消失してしまう。
【0080】この問題を解決するための最も安易な方法
はメモリデバイス1007としてスタティックRAM
(以下SRAMと略)を使用することである。SRAM
は記憶素子がフリップフロップで構成されており、電源
電圧さえ与えられていればリフッレッシュ動作不要で記
憶の保持が可能である。しかしSRAMはその構造から
DRAMに比べると単位面積当たりの記憶密度が低く、
その分価格が高いという短所があり、一般に大きな容量
を必要とするコンピュータシステムのメインメモリ用と
しては利用が難しいのが実状である。
【0081】近年DRAM本体にリフレッシュ信号発生
回路を内蔵し、外部からのリフレッシュ信号なしでも記
憶の保持を行える、いわゆるセルフリフレッシュモード
を備えたDRAMが各半導体メーカーから販売され始め
ている。この種のDRAMは外部からの制御信号によっ
てセルフリフレッシュモードへの移行および復帰を行う
ことが可能である。現在まだ通常のDRAMと比してや
や高価であるが、その価格の差は今後徐々に縮まってい
くことが予想される。
【0082】メモリデバイスとしてセルフリフレッシュ
モードを備えたDRAMを用い、低消費電力状態への移
行時、CPU1001からセルフリフレッシュモード移
行制御信号φselfrを送って、DRAMをセルフリ
フレッシュ状態に移行させることで、システムタイマ回
路1004からのリフレッシュ信号φrefshなしで
も記憶の保持が可能なシステムを実現できる。
【0083】以上述べたように通常の使用方法において
は、低消費電力時システムタイマ回路1004に対する
クロック信号φTck2の供給を停止することによる問
題点は回避できる。
【0084】しかし例えば低消費電力状態においても、
システムタイマ回路1004からの割り込み信号φTi
ntを外部に取り出し計測などの目的で使用する場合
や、またメモリデバイス1007にセルフリフレッシュ
機構を持たないDRAMを使用している場合など、シス
テムによっては、低消費電力状態においてシステムタイ
マ回路1004に対するクロック信号φTck2を停止
してしまうことでなお問題が生じる場合もある。
【0085】このような時、マスク回路1005を設
け、あらかじめユーザーが制御信号φTmaskを設定
しておくことによって、クロック制御信号φTstop
1を無効し、低消費電力状態においてもシステムタイマ
回路1004の動作が継続する構造を備えることで、よ
りフレキシブルなシステムの提供が可能になる。
【0086】
【実施例7】フロッピーディスクドライブ(以下FDD
と略)はコンピュータシステムの外部記憶装置として広
く普及しているが、本実施例においてはこのFDDの省
電力化について述べる。
【0087】FDDはCPUからの指令によって初めて
情報の読み書きという与えられた役割を実行するため、
低消費電力状態において自ら割り込み信号を発して動作
を開始することはありえない。したがってCPUがアイ
ドル状態である間、FDDコントロール回路はその動作
を停止させてもなんら差し支えないことがわかる。
【0088】本実施例における基本ブロック図を図11
に示す。図11において1101はCPUを、1102
はFDDコントロール回路を、1103はFDD本体
を、1104はFDD用クロック発生回路を、1105
はFDD用クロック制御回路を、φFck1はFDD用
原クロック信号を、Fck2はFDDコントロール回路
に供給されるクロック信号を、φFstopはFDD用
クロック信号制御信号を、φfddはコントロール回路
1102とFDD本体1103の間でやりとりされる信
号群をそれぞれ示す。
【0089】低消費電力時、コントロール回路1102
の動作を停止させ、その電力消費を抑えるには、すでに
実施例1から6において述べてきたように、FDDコン
トロール回路に対するクロック信号φFck2の供給を
停止することが最も効果的である。低消費電力状態への
移行時CPU1101はFDD用クロック制御回路11
05に対してクロック停止制御信号φFstopを送
り、FDDコントロール回路1102に対するクロック
信号φFck2の供給を停止させ、FDDコントロール
回路1102の消費電力を最低限に抑える。
【0090】低消費電力状態からの復帰時においてはク
ロック制御回路1105に対してクロック再開命令の制
御信号φFstopを転送して、クロック信号供給を再
開する。クロック信号制御回路1105の詳しい構造に
ついては、すでに実施例1から6において述べてきたの
でここでは説明を省略する。
【0091】なお市販のFDDコントロール回路の中に
は、独自の低消費電力モードを備えているものがあり、
制御端子への信号によって通常モードからの移行および
復帰が可能であるので、クロック信号の供給を停止する
代わりにこの機能を利用してもよい。
【0092】
【実施例8】ハードディスクドライブ(以下HDDと
略)に関してもFDDの場合と同様、低消費電力状態に
おいて自ら割り込み信号を発して、動作を始める可能性
はない。しかしHDDの省電力化においては以下の点に
関して注意が必要である。
【0093】HDDはアームに支えられた数ミリ角の磁
気ヘッドを、ディスク媒体が回転する際に媒体面に沿っ
て流れる空気流によって浮上させ、データの記録および
再生を行う仕組みである。このため媒体回転用のモータ
を起動してから、媒体の回転が安定し、情報の記憶が可
能になるまで、通常数ミリ秒以上の少なからぬ時間が必
要とされ、また消費電力もその際に最大となる。
【0094】したがってあまり頻繁に媒体回転用のモー
タを停止することは、使い勝手と省電力化の両面におい
て賢い手段とは言えない。かといって長時間アクセスア
クセスが行われない状態でモーターだけ回し続けること
もシステムの省電力化には得策ではない。
【0095】このような特性を持つHDDの省電力化に
関しては以下の方法が最良と考えられる。すなわちシス
テムが低消費電力状態へ移行する際には媒体回転用モー
タ部以外の部分の動作を停止させ、さらに規定時間以上
低消費電力状態が継続すれば、媒体回転用のモータを停
止するという方法である。
【0096】本実施例の基本構成を図12に示す。図1
2において1201はCPUを、1202はHDDコン
トロール回路を、1203は媒体回転用モータコントロ
ール回路を、1204はHDD本体を、1205はHD
Dコントロール回路用クロック発生回路を、1206は
HDDコントロール回路用クロック制御回路を、120
7はモータ用クロック発生回路を、1208はモータ用
クロック制御回路を、1209は時間計測回路を、φH
ck1はHDDコントロール回路用原クロック信号を、
φHck2はHDDコントロール回路1202に供給さ
れるクロック信号を、φHstopはHDDコントロー
ル回路用クロック制御信号を、φMck1は媒体回転モ
ータ用原クロック信号を、φMck2はモータコントロ
ール回路1203に供給されるクロック信号を、φMs
topはモータの回転停止制御信号を、φMcksto
pはモータ用クロック制御信号を、φTstartは時
間計測開始制御信号を、φTsetは計測時間設定信号
を、φbusはバス信号群を、φhddはHDDコント
ロール回路1202とHDD本体1203との間でやり
とりされる信号群を、φmotorは媒体回転用モータ
関係の信号群をそれぞれ示す。なおHDDコントロール
回路用クロック発生回路1205と媒体回転モータ用ク
ロック発生回路1207は共通のものを用いても良い。
【0097】低消費電力状態への移行時、CPU120
1はHDDコントロール回路クロック制御信号φHst
opを発してHDDコントロール回路1202へのクロ
ック信号φHck2の供給を停止させるとともに、時間
計測回路1209に対して時間計測開始信号φTsta
rtを発して、媒体回転用モータ停止までの時間計測を
開始させる。この時点では媒体回転用モータコントロー
ル回路1203はCPU1201とのやり取りは行わず
に、モータの回転動作を継続している。
【0098】モータ停止制御までの時間はあらかじめ定
めておくが、マイクロ秒単位の精度が要求されるわけで
はないので、時間計測回路1209としてはマルチバイ
ブレータ回路のような抵抗成分Rと容量成分Cによって
時定数を決めるものでも十分である。水晶発振を用いる
場合には周波数が低いものの方が消費電力が少なく好適
であり、例えばRTC用のクロック信号を流用しても良
い。また設定時間は時間設定信号φTsetを利用し
て、ユーザーが設定プログラムなどによって設定できる
構造とすることで、よりフレキシブルなシステムの提供
が可能になる。
【0099】時間計測回路1209が規定の時間を計測
し終わる以前に、CPUに対して割り込みが起こり、シ
ステムの低消費電力状態からの復帰がなされた場合、C
PU1201はクロック制御信号φHstopを発し
て、HDDコントロール回路1202に対するクロック
信号φHck2の供給を再開するとともに、時間計測回
路1209に対して制御信号φTstartを送って、
計測値をリセットして計測を終了させる。
【0100】時間計測回路1209が規定の時間を計測
し終わるまで低消費電力状態が継続された場合には、時
間計測回路1209はまず媒体回転モータ制御回路12
03に対して回転停止制御信号φMstopを発して、
モータの回転を停止の制御を行った後、モータ用クロッ
ク制御回路1208に対してモータ用クロック信号停止
制御信号φMckstopを発して、モータコントロー
ル回路1203に対するクロック信号φMck2の供給
を停止し省電化を図るとともに、自身の計測値をリセッ
トして、計測を終了する。
【0101】低消費電力状態からの復帰時においては、
CPUは2つのクロック信号制御回路1206および1
208に対してクロック信号供給再開の制御信号を転送
した後、モータ制御回路1203に対してモータ回転再
開の制御信号φMstopを転送する。動作停止および
再開の詳しい方法については、すでに実施例1から7に
おいて述べてきたものと同一であるので、ここでは説明
を省略する。
【0102】なお市販のHDDコントロール回路および
モータコントロール回路の中には、独自の低消費電力モ
ードを持つものがあり、制御端子への信号によって通常
モードからの移行および復帰が可能であるので、クロッ
ク信号の供給を停止する代わりにこの機能を利用しても
よい。
【0103】また市販のHDDコントロール回路の中に
は、ここで述べたHDDコントロール回路1202とモ
ータコントロール回路1203を1チップのICにまと
めたものもある。このようなHDDコントロール回路を
使用する場合、モータ制御部分とそれ以外の部分を別々
に制御することができないので、時間計測回路1209
からのクロック制御信号φMckstopを待って、コ
ントロール回路全体の動作を停止する必要がある。
【0104】
【実施例9】大部分のコンピュータシステムは、プリン
タインターフェースを備えており、外部にプリンタを接
続してデータを打ち出すことが可能である。プリンタイ
ンターフェースとしてはセントロニクスインターフェー
スが最も多く使用されているが、他にRS232−Cイ
ンターフェースやGPIBインターフェースなども使わ
れる。
【0105】プリンターインタフェースは一般に双方向
に信号のやりとりを行うが、プリンタ側からの出力はデ
ータ転送時のやりとりにのみ使用されるので、先に述べ
たFDDなどと同様、システムがアイドル状態であると
きに、みずから割り込み信号を発して動作を始めること
はありえない。したっがってシステムが低消費電力状態
にあるときには、そのコントロール回路の動作を停止さ
せることで省電力化を図ることが可能である。
【0106】本実施例の基本構成を図13に示す。図1
3において1301はCPUを、1302はプリンタイ
ンターフェース回路を、1103はプリンタ用コネクタ
を、1304はシステム外部に接続されるプリンタを、
1305はプリンタ用クロック発生回路を、1306は
プリンタ用クロック制御回路を、φPck1はプリンタ
用原クロック信号を、Pck2はプリンタインターフェ
ース回路に供給されるクロック信号を、φPstopは
プリンタ用クロック信号制御信号を、φprint1お
よびφprint2はインターフェース回路1302と
プリンタ1304の間でやりとりされる信号群をそれぞ
れ示す。
【0107】低消費電力時、インターフェース回路13
02の動作を停止させ、その電力消費を抑えるには、す
でに実施例1から8において述べてきたように、プリン
タインターフェース回路に対するクロック信号φPck
2の供給を停止することが最も効果的である。低消費電
力状態への移行時、CPU1301はプリンタ用クロッ
ク制御回路1306に対してクロック停止制御信号φP
stopを送り、プリンタインターフェース回路130
2に対するクロック信号φPck2の供給を停止させ、
プリンタインターフェース回路1102の消費電力を最
低限に抑える。
【0108】低消費電力状態からの復帰時においては、
クロック制御回路1306に対してクロック再開命令の
制御信号φPstopを転送して、クロック信号供給を
再開する。クロック信号制御回路1306の詳しい構造
については、すでに実施例1から8において述べてきた
のでここでは説明を省略する。
【0109】なお市販のプリンタインターフェース回路
の中には、独自の低消費電力モードを持つものがあり、
制御端子への信号によって通常モードからの移行および
復帰が可能であるので、クロック信号の供給を停止する
代わりにこの機能を利用してもよい。
【0110】
【実施例10】大部分のコンピュータシステムは電話回
線やコンピュータネットワークを通して他のコンピュー
タとの通信を行う機構を備えている。通信インターフェ
ースとして最も多く用いられているのはRS232C規
格に準拠したものであり、多くのコンピュータシステム
がRS232Cのコントローラおよびコネクタを備えて
いる。
【0111】RS232C通信ブロックの基本構成を図
14に示す。図14において1401はCPUを、14
02は通信インターフェース回路を、1403は通信用
クロック信号発生回路を、1404は出力信号ドライバ
回路を、1405は入力信号ドライバ回路を、1406
は通信用コネクタを、1407はモデム、ネットワーク
などの通信用機器を、φbusはバス信号群を、φCc
lkは通信用クロック信号を、φoutは出力通信信号
を、φVoutは通信用電位レベルの出力通信信号を、
φinは入力通信信号を、φVinは通信用電位レベル
の入力通信信号を、φcomは通信信号群をそれぞれ示
す。
【0112】RS232Cの電送信号の電位レベルは±
5V以上と規格に定められている。出力ドライバ回路1
404はコンピューター内の信号電位レベル(通常+5
V−GND)の出力信号φoutを電送信号電位レベル
にレベルシフトする役割を果たす。AC電源で駆動され
るデスクトップ型コンピュータにおいては、電源回路か
ら+5Vの他に−5Vや±12Vなどの直流電位レベル
が供給されている場合が多く、出力ドライバ1404は
それらの電位レベルを利用して電送信号φVoutを作
り出すことができる。
【0113】しかし最近普及してきた乾電池を電源とす
るノートブック型コンピュータの場合、電源から供給さ
れる直流電位レベルは+5Vのみの場合が多い。このよ
うなコンピュータ向けに昇圧回路を内蔵したRS232
C用出力ドライバ回路がいくつかの半導体メーカーから
発売されている。このようなドライバ回路の場合、信号
の転送を行っていない状態であっても、常に昇圧に必要
な電力を消費し続けている。一方入力ドライバ回路14
05としては標準ロジックICの1つである4050な
どのレベルダウンコンバート回路を使うことで、非使用
時にはほとんど電流の消費がない構成が可能である。
【0114】外部通信用機器1407から送られた信号
が、入力ドライバ回路1405を経て通信インターフェ
ース回路1402に伝えられると、通信インターフェー
ス回路1402はCPU1401に対して割り込み信号
を発し、外部からの通信に対しての応対を促す。
【0115】このように外部からの通信はCPU140
1がたとえアイドル状態であっても送られてくる場合が
ある。したがって通信ブロックの省電力化はそれに対応
できるものでなくてはならない。
【0116】通信ブロック省電力化の基本ブロック図を
図15に示す。図15において1508は割り込み信号
作成回路を、1509は通信用クロック制御回路を、1
510はマスク回路を、φCintは外部通信機器15
07から何らかの信号が入力されたことを知らせる割り
込み信号を、φCstopは通信用クロック停止制御信
号を、φVstop1および2は出力ドライバ回路15
04内の昇圧停止制御信号を、φCmaskは上記昇圧
停止制御信号を無効にすることが可能なマスク信号をそ
れぞれ示す。
【0117】低消費電力状態への移行時、CPU150
1は通信用クロック制御回路に対してクロック停止制御
信号φCstopを転送し、通信インターフェース回路
1502に対するクロック信号φCclk2の供給を停
止するとともに、出力ドライバ回路1504が昇圧回路
を内蔵している場合、昇圧停止制御信号φVstop2
を転送することによって昇圧回路の動作も停止して、消
費電力の削減を図る。
【0118】出力ドライバ回路内の昇圧回路の動作を停
止する方法に関しては、多くの場合出力ドライバ回路に
昇圧回路の動作を制御する端子が備わっており、これを
利用することで容易に行える。もしこの種の端子が存在
しない場合、昇圧回路内部には必ず基準となるクロック
信号が存在するので、何らかの方法でこのクロック信号
を停止することで昇圧回路の動作は停止し、電力の消費
を止めることが可能である。
【0119】このような低消費電力状態において外部通
信機器1507からの信号入力があった場合、通信ブロ
ックは直ちに低消費電力状態から復帰し、外部からの入
力信号に対応しなくてはならない。
【0120】入力ドライバ回路1505は上記したよう
に、電力の消費なしに待機状態にあり、通信電位レベル
の入力信号φVinに変化が生じた場合は、直ちにそれ
をコンピュータ内ロジックレベル信号φinに伝える。
割り込み信号作成回路1508は入力信号φinの全て
の信号の論理和を取ることで、入力信号φinのうち一
つでもアクティブとなった場合、通信用クロック制御回
路1509に対してクロック再開制御信号φCintを
転送し、直ちに通信インターフェース回路1502に対
するクロック信号φCclk2の供給を再開させる。
【0121】割り込み信号作成回路1508および通信
用クロック制御回路1509の回路図の例を図16に示
す。図16においてOR回路1601が割り込み信号作
成回路である。図16においては入力信号φinが正論
里であると考えており、もし入力信号φinが負論理で
ある場合には割り込み信号作成回路はNAND回路にな
り、また入力信号φinの各信号の論理レベルが同じで
ない場合にはインバータ回路等を使用して全ての信号の
論理レベルを揃える必要がある。図16における通信用
クロック制御回路の動作は実施例1から5において述べ
たCPU用クロック制御回路の動作とほぼ同じであるの
で、ここでは詳しい説明は省略する。
【0122】出力ドライバ回路1504内の昇圧回路再
駆動の制御はCPUが出力を行う際に制御信号φVst
op2によって行えば十分であり、通信用クロック制御
回路1509のように、入力割り込み信号φCintに
よって行われる必要はない。また通信ブロック以外から
のCPUへの割り込みによって、システムの低消費電力
状態から復帰が行われる場合、通信用クロック信号φC
clk2の供給再開の制御はCPU1501からの制御
信号φCstopによって行われる。
【0123】通信用コネクタにマウスをつないで使う場
合などにおいて、常に通信用電位レベル信号φVout
が供給されていることが必要なケースがある。このよう
な場合、昇圧回路停止の制御に対してマスク回路151
0を設け、マスク制御信号φCmaskによって低消費
電力時の昇圧回路の停止を制御できる構造を備えること
によって、よりフレキシブルなシステムの提供が可能に
なる。
【0124】なお市販の通信インターフェース回路の中
には、独自の低消費電力モードを持つものがあり、制御
端子への信号によって通常モードからの移行および復帰
が可能であるので、クロック信号の供給を停止する代わ
りにこの機能を利用してもよい。
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明のコンピ
ュータシステムはCPUのアイドル状態におけるシステ
ムの消費電力低減を実現し、バッテリーの長寿命化の効
果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるシステムの基本構成図であ
る。
【図2】低消費電力状態移行および復帰のフローチャー
トである。
【図3】クロック信号制御回路の回路図の例である
【図4】低消費電力移行ルーチンの実際のニーモニック
の例である。
【図5】クロック制御信号回路の回路図の例である
【図6】バス監視回路の回路図の例である。
【図7】クロック制御信号回路の回路図の例である
【図8】クロック制御信号回路の回路図の例である
【図9】実施例5におけるシステムの基本構成図であ
る。
【図10】実施例6におけるシステムの基本構成図であ
る。
【図11】実施例7におけるシステムの基本構成図であ
る。
【図12】実施例8におけるシステムの基本構成図であ
る。
【図13】実施例9におけるシステムの基本構成図であ
る。
【図14】通信ブロックのブロック図である。
【図15】実施例10におけるシステムの基本構成図で
ある。
【図16】通信用クロック制御回路の回路図の例であ
る。
【符号の説明】
101 CPU 102 周辺回路および外部インターフェース回
路 103 アイドル状態検出回路 104 クロック信号発生回路 105 クロック信号制御回路 φclk1 原クロック信号 φclk2 CPUに供給されるクロック信号 φstop クロック供給停止制御信号 φint 割り込み信号 φidle CPU状態信号 φsleep アイドル状態検出信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUおよび該CPUを駆動するための
    クロック信号を発生するクロック信号発生回路を備える
    コンピュータシステムにおいて、さらにCPUがアイド
    ル状態であることを検知する手段と、CPUからの制御
    信号に応じてクロック信号発生回路で発生された原クロ
    ック信号のCPUへの供給を制御するクロック信号制御
    回路と、CPUに対する割り込み信号をクロック信号制
    御回路が直接検知できる手段を備え、CPUがアイドル
    状態であることが検知された場合、CPUを割り込み待
    機状態にした後、CPUに対するクロック信号の供給を
    停止し、該状態においてCPUに対する割り込みがあっ
    た場合、クロック信号制御回路はこれを検知し、直ちに
    CPUに対するクロック信号の供給を再開し、CPUは
    割り込み待機状態から復帰して、通常動作を再開する構
    造を備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1のコンピュータシステムにおい
    て、さらに原クロック信号のパルス数を計測する手段を
    備え、クロック信号制御回路はクロック信号供給停止の
    制御信号をCPUから受け取った際、上記手段によっ
    て、あらかじめ規定されたパルス数を計測した後、CP
    Uに対するクロック信号の供給を停止する構造を備える
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1のコンピュータシステムにおい
    て、さらにCPUが割り込み待機状態への移行を完了し
    たことを検知する手段を備え、クロック信号制御回路は
    クロック信号供給停止の制御信号をCPUから受け取っ
    た際、上記手段によって、CPUが割り込み待機状態へ
    の移行を完了したことを確認した後、CPUに対するク
    ロック信号の供給を停止させる構造を備えることを特徴
    とするコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1のコンピュータシステムにおい
    て、さらにクロック信号制御回路はクロック信号供給お
    よび停止を制御する信号を原クロックと同期する回路を
    備え、クロック信号供給の停止および再開の制御は、常
    に上記の原クロック信号と同期された制御信号によって
    行われる構造を備えることを特徴としたコンピュータシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 CPUに供給されるクロック信号とは異
    なるクロック信号によって駆動されるシステムタイマ回
    路を備えるコンピュータシステムにおいて、さらにCP
    Uがアイドル状態であることを検知する手段と、通常時
    はシステムタイマ回路からCPUに対して等間隔で発生
    されている割り込み信号のCPUへの転送を制御する手
    段と、上記2種類のクロック信号とは異なる低周波数の
    クロック信号によって駆動されるリアルタイムクロック
    を備え、CPUがアイドル状態であることが検知された
    場合、システムタイマ回路からCPUへの割り込み信号
    の転送を禁止し、該状態においてCPUに対して割り込
    みがあった場合、システムタイマからCPUへの割り込
    み信号の転送を再開し、コンピュータシステムのオペレ
    ーティングシステムはリアルタイムクロックの値を読み
    込み、オペレーティングシステムが管理する内部時計の
    値を修正する構造を備えることを特徴としたコンピュー
    タシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5のコンピュータシステムにおい
    て、さらにシステムタイマ回路へのクロック信号の供給
    を制御する手段を備え、CPUがアイドル状態であるこ
    とが検知された場合、システムタイマ回路に対するクロ
    ック信号の供給を停止し、該状態においてCPUに対し
    て割り込みがあった場合、直ちにシステムタイマ回路に
    対するクロック信号供給を再開する構造を備えることを
    特徴としたコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 外部記憶装置としてフロッピーディスク
    ドライブを備えるコンピュータシステムにおいて、さら
    にCPUがアイドル状態であることを検知する手段と、
    フロッピーディスクコントロール回路の動作の停止と停
    止解除を制御する手段を備え、CPUがアイドル状態で
    あることが検知された場合、フロッピーディスクコント
    ロール回路の動作を停止し、該状態においてCPUに対
    する割り込みがあった場合、フロッピーディスクコント
    ロール回路の動作の停止を解除する構造を備えることを
    特徴とするコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 外部記憶デバイスとしてハードディスク
    ドライブを備えるコンピュータシステムにおいて、さら
    にCPUがアイドル状態であることを検知する手段と、
    ハードディスクコントロール回路の動作の停止と停止解
    除を制御する手段と、ハードディスク媒体回転用モータ
    コントロール回路の動作の停止と停止解除を制御する手
    段と、専用の時間計測手段を備え、CPUがアイドル状
    態であることが検知された場合、ハードディスクコント
    ロール回路の動作を停止するとともに、時間計測を開始
    し、時間計測が終了する以前にCPUに対して割り込み
    があった場合は、ハードディスクコントロール回路の動
    作を再開するととともに、時間計測の値をリセットして
    計測を終了し、時間計測が終了するまでCPUに対して
    割り込みがなく、アイドル状態が継続された場合には、
    媒体回転用モータコントロール回路の動作を停止すると
    ともに、時間計測の値をリセットして計測を終了し、該
    状態においてCPUに対して割り込みがあった場合、ハ
    ードディスクコントロール回路および媒体回転用モータ
    コントロール回路の動作を再開する構造を備えることを
    特徴とするコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 外部に接続されたプリンタに対してデー
    タ出力を行うプリンタインターフェース回路を備えるコ
    ンピュータシステムにおいて、さらにCPUがアイドル
    状態であることを検知する手段と、プリンタインターフ
    ェース回路の動作の停止と停止解除を制御する手段を備
    えCPUがアイドル状態であることが検知された場合、
    プリンタインターフェース回路の動作を停止し、該状態
    においてCPUに対する割り込みがあった場合、プリン
    タインターフェース回路の動作の停止を解除する構造を
    備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 外部とのデータのやりとりを行う通信
    インターフェース回路を備えるコンピュータシステムに
    おいて、さらにCPUがアイドル状態であることを検知
    する手段と、通信インターフェース回路の動作の停止と
    停止解除を制御する手段と、出力ドライバ回路の動作の
    停止と停止解除を制御する手段と、通信インターフェー
    ス回路に対する外部からの信号入力を常時検知する手段
    を備え、CPUがアイドル状態であることが検知された
    場合、通信インターフェース回路および出力ドライバ回
    路の動作を停止し、該状態において外部からの信号入力
    があった場合、もしくは通信ブロック以外からCPUに
    対する割り込みがあった場合、通信インターフェース回
    路および出力ドライバ回路の動作停止を解除する構造を
    備えることを特徴とするコンピュータシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122828A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Fuji Xerox Co Ltd 中央処理装置、制御装置、及びプログラム
JP2011107799A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Renesas Electronics Corp 非対称型マルチプロセッサの割込み制御方法、非対称型マルチプロセッサ
KR101136036B1 (ko) * 2003-12-24 2012-04-18 삼성전자주식회사 유휴 모드에서의 전력 소모가 감소된 프로세서 시스템 및그 방법

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