JPH07120643B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH07120643B2
JPH07120643B2 JP8317289A JP8317289A JPH07120643B2 JP H07120643 B2 JPH07120643 B2 JP H07120643B2 JP 8317289 A JP8317289 A JP 8317289A JP 8317289 A JP8317289 A JP 8317289A JP H07120643 B2 JPH07120643 B2 JP H07120643B2
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semiconductor device
metallization
groove
manufacturing
semiconductor substrate
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敬 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体基板、特に、化合物半導体基板上に素
子を形成してなる半導体装置、例えば、MMIC(マイクロ
ウエーブモノリシックIC)およびその製造方法に関し、
さらに詳しくは、半導体基板を薄くした際に、半導体装
置の機械的強度を高めるために該半導体基板の側面に形
成されるメタライズ(金属層)の構造および製造方法に
関する。
[従来の技術] この種の半導体装置の製造手順を、第2図に基づいて説
明する。
先ず、第2図(A)に示されるように、トランジスタや
コンデンサなどの素子1,2が形成された半導体基板、例
えば、GaAs基板3を、フォトエッチング工程に移し、チ
ップ分離すべき箇所(スクライブライン)以外の部分が
すべてフォトレジストで覆われるように、レジストパタ
ーンを形成してドライエッチング法によってGaAs基板3
にスクライブ用の溝5を形成する。この溝5の深さは、
最終的に得られる半導体装置の基板の厚さとほぼ等しい
深さ、例えば、20〜30μmに選ばれる。その後、マスク
として使用したフォトレジストを第2図(B)に示され
るように除去する。
次に、再び、フォトエッチング工程に移し、第2図
(C)に示されるように、スクライブ用の溝5の部分が
露出し、かつ、素子1,2の部分がフォトレジスト10で覆
われるようにレジストパターンを形成する。そして、後
の電気メッキ工程で必要となる給電層6を、スパッタリ
ング法によって第2図(D)に示されるように、全面に
形成する。
さらに、もう一度、フォトエッチング工程に移し、電気
メッキの際にメタライズの成長を阻止するための壁とな
るフォトレジスト11によるパターンを第2図(E)に示
されるように基板3の表面に形成する。
次に、給電層6が露出している部分に、電気メッキ法に
よって第2図(F)に示されるようにメッキ、すなわ
ち、機械的強度を高めるためのメタライズ(金属層)7
を形成し、そして、第2図(G)に示されるように、不
要な上層のフォトレジスト11、給電層6および下層のフ
ォトレジスト10を除去し、さらに、スクライブ用の溝5
に沿って分割することにより、基板3の側面にメタライ
ズ7が形成された半導体装置が得られることになる。
[発明が解決しようとする課題] このような従来例の半導体装置では、側面のメタライズ
7が、第2図(G)に示されるように、表面側に張り出
した構造となり、このため、ワイヤボンディングなどを
行う際に、ワイヤがメタライズ7に接触しないように素
子1,2を側面から離して形成しなければならず、その分
半導体装置のサイズが大きくなる。また、半導体装置を
取り付け合、いわゆる、キャリアに半田で固定する際
に、半田がメタライズ7を伝って基板表面にまで達し、
素子1,2を破壊する場合があるという難点もある。
さらに、従来の製造方法では、基板表面に、例えば、20
〜30μmものスクライブ用の溝5を形成した後にフォト
エッチング工程を繰り返して行わねばならず、フォトレ
ジスト塗膜の不均一、現像後溝内に発生するレジスト残
渣などの問題が生じるとともに、歩留まりの低下や工程
数が多いために製造に時間がかかるなどの難点がある。
本発明は、上述の技術的課題を解決し、半導体装置の信
頼性を高めるとともに、製造時における歩留まりの向上
および製造に要する時間を短縮することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明
の半導体装置では、半導体基板上に素子が形成された半
導体装置の機械的強度を高めるためのメタライズが、前
記半導体基板上に張り出さないように該半導体基板の側
面のみに形成されるようにしている。
また、請求項2に記載の本発明の半導体装置の製造方法
では、、半導体基板上の素子を覆うようにレジストを形
成する工程と、前記レジストをマスクとしてウエットエ
ッチングによりスクライブ用の溝を形成する工程と、無
電解メッキ法によって前記スクライブ用の溝のみに給電
層を形成する工程と、前記給電層上に電気メッキ法によ
ってメタライズを形成する工程と、前記レジストを除去
する工程と、前記スクライブ用の溝に沿って分割する工
程とを含んでいる。
[作用] 本発明の半導体装置では、メタライズが半導体基板上に
張り出していないので、半導体基板上の素子を従来例の
ように側面から離した位置に形成する必要がなく、した
がって、半導体装置のサイズを従来よりも小さくするこ
とが可能となり、また、半導体装置を半田によってキャ
リアに固定する場合に、半田がメタライズを伝って表面
まで上がってきて素子を破壊するといったことが防止さ
れる。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、スクライブ
用の溝を形成した後には、フォトエッチング工程を通す
必要がないので、製造工程が簡素化され、従来例のよう
に、フォトエッチング工程におけるフォトレジスト塗膜
の不均一、溝内に発生するレジスト残渣などの問題、あ
るいは、歩留まり低下や製造に時間がかかるといった問
題も解消されることになる。
[実施例] 以下、図面によって本発明の実施例について、詳細に説
明する。
第1図は、本発明の一実施例の半導体装置を製造するた
めの方法を示す断面図であり、第2図の従来例に対応す
る部分には、同一の参照符を付す。
先ず、第1図(A)に示されるように、トランジスタや
コンデンサなどの素子1,2が形成された半導体基板、例
えば、GaAs基板3を、フォトエッチング工程に移し、第
1図(B)に示されるように、チップ分離すべき箇所
(スクライブライン)以外の部分がすべてフォトレジス
ト4で覆われるように、レジストパターンを形成する。
このフォトレジスト4としては、次工程のウエットエッ
チングおよびメッキ液に対して耐性のあるもの、例え
ば、環化ゴム系のフォトレジストが用いられる。
次に、フォトレジスト4をマスクとしてウエットエッチ
ングを行い、第1図(C)に示されるようにスクライブ
用の溝5を形成する。本発明方法では、従来のドライエ
ッチングに代えてウエットエッチングによってスクライ
ブ用の溝5を形成するようにしているが、その理由は、
ドライエッチングのようにレジスト残渣が溝5内に発生
しないこと、フォトレジスト4の端からアンダーカット
が入って溝5が形成されること、さらには、フォトレジ
スト4を後続の工程でそのまま利用できるためである。
次に、無電解メッキを行って第1図(D)に示されるよ
うに、スクライブ用の溝5の内壁だけに金やニッケルな
どからなる給電層6を形成する。無電解メッキ法では、
処理の条件を適当に設定することにより、フォトレジス
ト4に給電層6を成長させることなく、半導体基板3の
みに給電層6を成長させることが可能である。
そして、第1図(E)に示されるように、給電層6上に
電気メッキ法によって、例えば、金やニッケルからなる
メタライズ7を形成する。このとき、スクライブ用の溝
5を形成する際にできたアンダーカットによってフォト
レジスト4がメタライズ7の成長を阻止する壁となり、
メタライズ7が基板3の表面まで延びることがない。
次に、第1図(F)に示されるように、不要となったフ
ォトレジスト4を除去し、さらに、スクライブ用の溝5
に沿って分割することにより、メタライズ7が、GaAs基
板3上に張り出すことなく、該基板3の側面のみに形成
された半導体装置を得ることになる。
このように本発明の半導体装置では、第1図(F)に示
されるように、その機械的強度を高めるためのメタライ
ズ7が、半導体装置の表面側に張り出すことなく、その
側面のみに形成されるので、半導体基板上の素子1,2を
従来例のように側面から離した位置に形成する必要がな
く、したがって、半導体装置のサイズを従来よりも小さ
くすることが可能となる。また、半導体装置を半田によ
ってキャリアに固定する場合に、半田がメタライズを伝
って表面まで上がってきて素子1,2を破壊するといった
ことが防止される。
また、本発明の製造方法では、第2図の従来例に比べて
工程数を大幅に低減することが可能になるとともに、ス
クライブ用の溝5を形成した後には、フォトエッチング
工程を一度も通す必要がないので、従来例のように、フ
ォトエッチング工程におけるフォトレジスト塗膜の不均
一、溝内に発生するレジスト残渣などの問題、あるい
は、歩留まり低下や製造に時間がかかるといった問題も
解消されることになる。
上述の実施例では、スクライブ用の溝5内に無電解メッ
キ法によって給電層6を形成した後、さらに、機械的強
度を高めるために、電気メッキ法によってメタライズ7
を形成するようにしているけれども、給電層6の厚みを
厚くすることにより、給電層6をメタライズ7として兼
用してもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明の半導体装置では、メタライズが半
導体基板上に張り出していないので、半導体基板上の素
子を従来例のように側面から離した位置に形成する必要
がなく、半導体装置のサイズを小さくすることが可能と
なり、また、半導体装置を半田によってキャリアに固定
する場合に、素子が破壊されるといったことが防止され
る。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、スクライブ
用の溝を形成した後には、フォトエッチング工程を通す
必要がないので、製造工程が簡素化され、歩留まりが向
上し、製造時間も大幅に短縮されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の製造方法を示す断面図、第
2図は従来例の製造方法を示す断面図である。 1,2…素子、3…GaAs基板、4…フォトレジスト、5…
スクライブ用の溝、6…給電層、7…メタライズ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に素子が形成された半導体装
    置の機械的強度を高めるためのメタライズ(金属層)
    が、前記半導体基板上に張り出さないように該半導体基
    板の側面のみに形成されることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】半導体基板上の素子を覆うようにレジスト
    を形成する工程と、前記レジストをマスクとしてウエッ
    トエッチングによりスクライブ用の溝を形成する工程
    と、無電解メッキ法によって前記スクライブ用の溝のみ
    に給電層を形成する工程と、前記給電層上に電気メッキ
    法によってメタライズを形成する工程と、前記レジスト
    を除去する工程と、前記スクライブ用の溝に沿って分割
    する工程とを含む前記請求項1に記載の半導体装置の製
    造方法。
JP8317289A 1989-03-30 1989-03-30 半導体装置およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH07120643B2 (ja)

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JP3374880B2 (ja) * 1994-10-26 2003-02-10 三菱電機株式会社 半導体装置の製造方法、及び半導体装置
JP2000332100A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2016175171A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機に使用されるワーク固定用ジグ

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