JPH07120504B2 - 導電膜黒鉛の塗布装置 - Google Patents

導電膜黒鉛の塗布装置

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JPH07120504B2
JPH07120504B2 JP1132215A JP13221589A JPH07120504B2 JP H07120504 B2 JPH07120504 B2 JP H07120504B2 JP 1132215 A JP1132215 A JP 1132215A JP 13221589 A JP13221589 A JP 13221589A JP H07120504 B2 JPH07120504 B2 JP H07120504B2
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graphite
coating
conductive film
robot
valve
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JP1132215A
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和章 貴田
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は陰極線管、例えばカラー受像管の製造装置に関
し、特にバルブの外面に導電膜黒鉛を人工ロボットを使
って自動的に被着形成する塗布装置に関する。
〔従来の技術〕
陰極線管バルブは第2図のように、パネル部2及びファ
ンネル部3を備えており、ファンネル部3の所定の位置
には高電圧が印加されるアノードボタン5が形成され、
このアノードボタン5の周囲にはシリコン樹脂等の絶縁
性塗料6が塗布される。またファンネル部3の前記絶縁
性塗料6が塗布された部分を除いた所定の範囲には導電
膜黒鉛4(以下、黒鉛と略す)が被着形成されている。
従来の黒鉛を被着形成する手段が特開昭54−80668号に
開示されている。すなわち、従来は第3図のように、バ
ルブ1がパネル部2を下にして載置台7に置かれ、マス
キング治具8が被せられる。前記マスキング治具8は黒
鉛を塗布する所定の範囲に開口を有し、非塗布部分を遮
蔽するものである。
マスキング治具8を被せた状態で、例えば載置台7を回
転させて、バルブ1を回転させながら、一方向よりスプ
レーノズル9により黒鉛を噴きつけて黒鉛を被着形成し
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の黒鉛の被着形成方法はマスキング治具8
が黒鉛によって汚れるために、頻繁に洗浄、拭き取り作
業を行なう必要があり、また、黒鉛がマスキング治具の
わずかなすき間より非被覆部へ回り込み、これが黒鉛の
被着形成部とアノードボタン5におけるリークの原因と
なるばかりでなく、スプレーノズルの詰りが頻繁に発生
しその都度調整が必要であった。
又、非被覆部に飛散した黒鉛の公害,環境対策等、解決
すべき問題が多々あった。
さらには、マスキング治具の洗浄、取付け・取外し等の
専任の作業者が必要となり、かつ、これらの作業により
生産効率の向上が困難で、コスト的に大きな障害となっ
ていた。
本発明の目的は前記課題を解決した導電膜黒鉛の塗布装
置を提供することにある。
〔発明の従来技術に対する相違点〕
上述した従来の外部導電膜黒鉛の塗布方法に対し、本発
明は可変シーケンスロボットに固定した塗布部材をバル
ブの塗布面に当接させて黒鉛を被着形成するという相違
点を有する。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明に係る導電膜黒鉛の塗
布装置は、可変シーケンスロボットと、塗布部材と、位
置決め機構と、タンクと、絞り機構とを有する導電膜黒
鉛の塗布装置であって、 可変シーケンスロホットは、予め入力された教示プログ
ラムに従って塗布動作を行うものであり、 塗布部材は、前記可変シーケンスロボットのアーム先端
部に取付けられ、可変シーケンスロボットの制御によ
り、バルブの塗布面に黒鉛を塗布するものであり、 位置決め機構は、バルブの管軸方向及び管軸を中心とし
た円周方向を位置決めして該バルブを所定の位置に固定
するものであり、 タンクは、前記塗布部材が当接したときに該塗布部材に
導電膜黒鉛を供給するものであり、 絞り機構は、前記塗布部材に含浸した導電膜黒鉛を定量
まで絞り取るものである。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す正面図である。
図において、バルブ1はパネル部2を下にしてパレット
10に載せられ、コンベア11によって塗布位置へ送られ
る。
塗布位置に到着すると、バルブ1外周の4方向より位置
決め装置12によってバルブ1の管軸方向及び管軸を中心
とした円周方向の位置決めが行なわれる。
本実施例では可変シーケンスロボットとしての多関節ロ
ボット(以下、ロボットと略す)13を架台20に上下逆吊
りにして設置している。こうすることにより、ロボット
13の動作範囲を有効に利用することができる。ロボット
13のアーム先端には円筒形状をなした塗布スポンジ14が
アダプタ15を介して固定されている。また、ロボット13
近傍のロボットの動作範囲内に撹拌器16が具備されたタ
ンク17及び絞り器18が設置されている。
バルブ1の位置決め中に黒鉛を供給するため、塗布スポ
ンジ14をタンク17側に移動させ、撹拌器16上部に当接し
て黒鉛を含浸させる。但し、この時点では塗布スポンジ
14に含浸させた黒鉛の量が塗布時の消費量よりも一般に
多くなるため、塗布本数が多くなるにつれ、塗布スポン
ジ14の黒鉛含浸量が増え、垂れや溜りが発生し易くな
る。このため、本発明による実施例では黒鉛を塗布スポ
ンジ14に供給後、塗布スポンジ14をメッシュ状の絞り板
19に押し付けながら移動させ、余分な黒鉛を絞り出すよ
うにしている。この動作はロボット13を使用しているの
で、予めロボット13に教示しておくことにより、信号の
入力によって自動的に行なわれる。
上記のように、バルブの位置決め、及び黒鉛の供給が完
了すると、ロボット13は予め入力された教示プログラム
に沿って塗布動作を開始する。塗布スポンジ14をバルブ
1の塗布範囲に当接させ、塗布面を移動して黒鉛を被着
形成する。ロボット13を使用することにより、微妙な姿
勢制御が可能なため、塗布各部において塗布スポンジ13
の押付力を最適な状態に制御することが容易である。
なお、自動化ラインに設置するような場合において、サ
イクルタイムを短縮する必要がある場合は、本発明の塗
布装置を複数台設置して、塗布範囲を分割して順次塗布
を行なうようにしてもよい。この場合、2台目以降の塗
布装置の塗布順序は、前のポジションで塗布を行なった
塗布面の境界部分を先に塗布することが望ましい。
一般に乾燥固化した黒鉛に、新たに黒鉛を重ね塗りした
場合は、その重合部において黒鉛のはがれが発生するの
で、上記のように境界部分の黒鉛が乾く前に速やかに黒
鉛を塗布することによって、この問題を解決することが
できる。
なお、本実施例では塗布部材にスポンジを使用したが、
刷毛等その他の材料を使用する場合においても本発明は
有効であることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は黒鉛が飛散することがない
ので、マスキング治具が不要となり、稼働率の向上が達
成でき、また安全衛生の面でも優れた効果があり、省力
化,効率化に多大な効果を発揮出来る。また、可変シー
ケンスロボットを使用しているので、複数の品種に対応
させることが容易である。さらに、絞り機構を設けるこ
とにより、長時間にわたって安定した塗布状態を保つこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る外部導電膜黒鉛の塗布装置を示す
正面図、第2図はバルブに外部導電膜黒鉛が被着形成さ
れた状態を示す正面図、第3図は従来の黒鉛の被着形成
方法を示す正面図である。 1……バルブ、10……パレット 11……コンベア、12……位置決め装置 13……ロボット、14……塗布スポンジ 15……アダプタ、16……撹拌器 17……タンク、18……絞り器 19……絞り板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変シーケンスロボットと、塗布部材と、
    位置決め機構と、タンクと、絞り機構とを有する導電膜
    黒鉛の塗布装置であって、 可変シーケンスロホットは、予め入力された教示プログ
    ラムに従って塗布動作を行うものであり、 塗布部材は、前記可変シーケンスロボットのアーム先端
    部に取付けられ、可変シーケンスロボットの制御によ
    り、バルブの塗布面に黒鉛を塗布するものであり、 位置決め機構は、バルブの管軸方向及び管軸を中心とし
    た円周方向を位置決めして該バルブを所定の位置に固定
    するものであり、 タンクは、前記塗布部材が当接したときに該塗布部材に
    導電膜黒鉛を供給するものであり、 絞り機構は、前記塗布部材に含浸した導電膜黒鉛を定量
    まで絞り取るものであることを特徴とする導電膜黒鉛の
    塗布装置。
JP1132215A 1989-05-25 1989-05-25 導電膜黒鉛の塗布装置 Expired - Lifetime JPH07120504B2 (ja)

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JPH02312135A JPH02312135A (ja) 1990-12-27
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JPH09153334A (ja) * 1995-11-29 1997-06-10 Mitsubishi Electric Corp 陰極線管装置及びその製造方法
CN114260167B (zh) * 2021-12-10 2023-08-04 重庆石墨烯研究院有限公司 一种光学薄膜的制备方法及装置

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JPH02117649U (ja) * 1989-03-09 1990-09-20

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