JPH05114359A - 塗布手段 - Google Patents
塗布手段Info
- Publication number
- JPH05114359A JPH05114359A JP27403891A JP27403891A JPH05114359A JP H05114359 A JPH05114359 A JP H05114359A JP 27403891 A JP27403891 A JP 27403891A JP 27403891 A JP27403891 A JP 27403891A JP H05114359 A JPH05114359 A JP H05114359A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- coating means
- robot
- area
- sponge brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】CRTのファンネル内面上に塗り残しなく正確
にしかも能率的にカーボン塗膜を形成し得るロボットコ
ーティング用塗布手段を提供する。 【構成】ロボットの変位可能な先端支持部に設けられる
塗布手段であって、該塗布手段が大きな塗布面積を有す
る第1の塗布手段10と、この第1の塗布手段が有する
塗布面積より小さな塗布面積を有する第2の塗布手段1
1とからなる。
にしかも能率的にカーボン塗膜を形成し得るロボットコ
ーティング用塗布手段を提供する。 【構成】ロボットの変位可能な先端支持部に設けられる
塗布手段であって、該塗布手段が大きな塗布面積を有す
る第1の塗布手段10と、この第1の塗布手段が有する
塗布面積より小さな塗布面積を有する第2の塗布手段1
1とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布手段に係り、特に
陰極線管(CRT)を構成するファンネルの内面をロボ
ットコーティングするために用いる塗布手段に関するも
のである。
陰極線管(CRT)を構成するファンネルの内面をロボ
ットコーティングするために用いる塗布手段に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】陰極線管(CRT)は図5に示されてい
るように、パネル1とファンネル2とから構成されてお
り、ファンネル2は電子銃を配設するネック管3とアノ
ード電圧端子となるアノードボタン4を有する。
るように、パネル1とファンネル2とから構成されてお
り、ファンネル2は電子銃を配設するネック管3とアノ
ード電圧端子となるアノードボタン4を有する。
【0003】ファンネル2内面上には、導電膜としての
カーボン塗膜が形成されている。従来このカーボン塗膜
の形成は、垂直多関節ロボットの先端に付設したただ1
個の大型スポンジハケを用いたロボットコーティングに
より行っていた。
カーボン塗膜が形成されている。従来このカーボン塗膜
の形成は、垂直多関節ロボットの先端に付設したただ1
個の大型スポンジハケを用いたロボットコーティングに
より行っていた。
【0004】図6はアノードボタンを示すファンネル断
面図であり、ファンネル2が位置決め装置5により支持
固定されている。図7はそのアノードボタン部の拡大断
面図で従来の大型ハケを使用している様子を示す。
面図であり、ファンネル2が位置決め装置5により支持
固定されている。図7はそのアノードボタン部の拡大断
面図で従来の大型ハケを使用している様子を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、ア
ノードボタン4付近は凹凸の段差が大きく、従来の大型
スポンジハケ10では特に凹部領域(図中、A,B部)
にカーボンを十分に塗布できなかった。そのため、導電
膜としてのカーボン塗膜形成塗布密度にバラツキを生じ
た。
ノードボタン4付近は凹凸の段差が大きく、従来の大型
スポンジハケ10では特に凹部領域(図中、A,B部)
にカーボンを十分に塗布できなかった。そのため、導電
膜としてのカーボン塗膜形成塗布密度にバラツキを生じ
た。
【0006】そこで、本発明はCRTのファンネル内面
上に塗り残しなく正確にしかも能率的にカーボン塗膜を
形成し得るロボットコーティング用塗布手段を提供する
ことを目的とする。
上に塗り残しなく正確にしかも能率的にカーボン塗膜を
形成し得るロボットコーティング用塗布手段を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、ロボットの変位可能な先端支持部に設けられる塗布
手段であって、該塗布手段が大きな塗布面積を有する第
1の塗布手段と、この第1の塗布手段が有する塗布面積
より小さな塗布面積を有する第2の塗布手段とからなる
ことを特徴とする塗布手段によって解決される。
ば、ロボットの変位可能な先端支持部に設けられる塗布
手段であって、該塗布手段が大きな塗布面積を有する第
1の塗布手段と、この第1の塗布手段が有する塗布面積
より小さな塗布面積を有する第2の塗布手段とからなる
ことを特徴とする塗布手段によって解決される。
【0008】
【作用】本発明によれば、大きな塗布面積の第1の塗布
手段10(スポンジハケ等)と、小さな塗布面積の第2
の塗布手段11の2つの塗布手段によってロボットコー
ティングがなされるため、広い領域部と凹凸部あるいは
段差部のある狭い領域部(A,B部)がそれぞれ第1の
塗布手段10、第2の塗布手段11により適宜選択され
て塗布せしめられる。
手段10(スポンジハケ等)と、小さな塗布面積の第2
の塗布手段11の2つの塗布手段によってロボットコー
ティングがなされるため、広い領域部と凹凸部あるいは
段差部のある狭い領域部(A,B部)がそれぞれ第1の
塗布手段10、第2の塗布手段11により適宜選択され
て塗布せしめられる。
【0009】本発明では、第1の塗布手段と第2の塗布
手段のそれぞれの塗布面積は被塗布面の状態により適宜
決められる。
手段のそれぞれの塗布面積は被塗布面の状態により適宜
決められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示す概略図で
ある。図1に示すように、垂直多関節ロボット12の先
端に第1塗布手段としての従来の大型スポンジハケ10
と、そのスポンジハケ10に対向し、約1/10の塗布
面積を有する第2塗布手段としてのアノード用小型スポ
ンジハケ11が設けられている。この大型スポンジハケ
10と小型スポンジハケ11はロボット先端支持部9で
支持され、この2つのハケを合わせて以下本実施例ハケ
と記す。
ある。図1に示すように、垂直多関節ロボット12の先
端に第1塗布手段としての従来の大型スポンジハケ10
と、そのスポンジハケ10に対向し、約1/10の塗布
面積を有する第2塗布手段としてのアノード用小型スポ
ンジハケ11が設けられている。この大型スポンジハケ
10と小型スポンジハケ11はロボット先端支持部9で
支持され、この2つのハケを合わせて以下本実施例ハケ
と記す。
【0012】図2は先端に取り付けられた本実施例ハケ
の拡大図であり、従来の大型スポンジハケ10は平面図
で示し、アノード用小型スポンジハケ11は側面図で示
す。なお、図3には図2に対応した小型スポンジハケ1
1の概略平面図と、従来の大型スポンジハケ10の概略
側面図を示す。
の拡大図であり、従来の大型スポンジハケ10は平面図
で示し、アノード用小型スポンジハケ11は側面図で示
す。なお、図3には図2に対応した小型スポンジハケ1
1の概略平面図と、従来の大型スポンジハケ10の概略
側面図を示す。
【0013】上記本実施例ハケを配設した垂直多関節ロ
ボット12を上下左右に回動を混えて最適位置へ移動さ
せながらカーボンを塗布する。各スポンジハケ10およ
び11には、カーボン原料を貯蔵するカーボンタンクに
接続されたビニールホースを通してカーボンが供給され
る。このカーボンの供給はハケ10,11に個別に取り
付けられたマイクロチューブポンプによって行われる。
ボット12を上下左右に回動を混えて最適位置へ移動さ
せながらカーボンを塗布する。各スポンジハケ10およ
び11には、カーボン原料を貯蔵するカーボンタンクに
接続されたビニールホースを通してカーボンが供給され
る。このカーボンの供給はハケ10,11に個別に取り
付けられたマイクロチューブポンプによって行われる。
【0014】図4はファンネルに取り付けられたアノー
ド部周囲のカーボン塗布方法の一例を示す図である。
ド部周囲のカーボン塗布方法の一例を示す図である。
【0015】図中、〜と矢印はカーボン塗布順序と
その方向を示す。すなわち、ファンネル内面にカーボン
を塗布する方法の一例として、まず凹凸段差のあるアノ
ードボタン4の回りを小型スポンジハケ11を用いて塗
布する。塗布順序は上述のように→→→の順序
で行い、細部まで綿密に塗り残しなく正確に塗布でき
る。その後、従来用いていた大型スポンジハケ10で上
記塗布部を除くファンネル内面全体を塗布する。
その方向を示す。すなわち、ファンネル内面にカーボン
を塗布する方法の一例として、まず凹凸段差のあるアノ
ードボタン4の回りを小型スポンジハケ11を用いて塗
布する。塗布順序は上述のように→→→の順序
で行い、細部まで綿密に塗り残しなく正確に塗布でき
る。その後、従来用いていた大型スポンジハケ10で上
記塗布部を除くファンネル内面全体を塗布する。
【0016】スポンジハケへのマイクロチューブポンプ
によるカーボンの供給は塗布時のみ行い、その他の時点
では停止状態とする。なお、本カーボン塗布工程の前工
程は洗浄工程、後工程はフリット塗布工程である。
によるカーボンの供給は塗布時のみ行い、その他の時点
では停止状態とする。なお、本カーボン塗布工程の前工
程は洗浄工程、後工程はフリット塗布工程である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればフ
ァンネル内面のアノード部のように、凹凸段差がある領
域でも正確にしかも能率的にカーボン等を塗布(ロボッ
トコーティング)することができる。
ァンネル内面のアノード部のように、凹凸段差がある領
域でも正確にしかも能率的にカーボン等を塗布(ロボッ
トコーティング)することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】垂直多関節ロボットの先端に取り付けられた本
実施例スポンジハケの拡大図である。
実施例スポンジハケの拡大図である。
【図3】小型スポンジハケの概略平面図と従来の大型ス
ポンジハケの概略側面図である。
ポンジハケの概略側面図である。
【図4】ファンネルに取り付けられたアノード周囲のカ
ーボン塗布方法の一例を示す図である。
ーボン塗布方法の一例を示す図である。
【図5】陰極線管(CRT)を説明するための分解斜視
図である。
図である。
【図6】カーボン塗膜が形成されるファンネルの概略断
面図である。
面図である。
【図7】アノードボタン部近傍で大型ハケを使用してい
る様子を示す拡大断面図である。
る様子を示す拡大断面図である。
1 パネル 2 ファンネル 3 ネック管 4 アノードボタン 5 位置決め装置 10 従来の大型スポンジハケ(第1の塗布手段) 11 小型スポンジハケ(第2の塗布手段) 12 垂直多関節ロボット
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボットの変位可能な先端支持部に設け
られる塗布手段であって、該塗布手段が大きな塗布面積
を有する第1の塗布手段と、この第1の塗布手段が有す
る塗布面積より小さな塗布面積を有する第2の塗布手段
とからなることを特徴とする塗布手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27403891A JPH05114359A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 塗布手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27403891A JPH05114359A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 塗布手段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114359A true JPH05114359A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17536102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27403891A Pending JPH05114359A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 塗布手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05114359A (ja) |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27403891A patent/JPH05114359A/ja active Pending
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