JPH07120165B2 - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH07120165B2
JPH07120165B2 JP60257547A JP25754785A JPH07120165B2 JP H07120165 B2 JPH07120165 B2 JP H07120165B2 JP 60257547 A JP60257547 A JP 60257547A JP 25754785 A JP25754785 A JP 25754785A JP H07120165 B2 JPH07120165 B2 JP H07120165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は機器制御装置に関し、特に複数個の制御部を備
え、複数の入出力部を高速で制御する制御装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、この種の装置は機能の充実を図るためマイクロコ
ンピユータ化されてきているが、機能の増加に伴つて機
器内の制御対象物も増加し、さらにこれら制御対象物の
制御に高速応答性が要求されるようになつた。しかし、
この様な高速応答性が要求される制御対象物の数が多く
なると、プログラムによる時分割制御は適さないため、
この様な制御には1つの制御対象物に1つのマイクロコ
ンピユータを対応させる、いわゆるマルチプロセサ方式
を用いたり、専用のハードウエア回路を付加したりして
対処していた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来例では回路規模が大きくなり、又信頼性も低
く、コストの高いものになると言う欠点があつた。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、主制御部
及び複数の副制御部によって、複数の工程からなる一連
の画像処理制御を行なう場合、制御構成を簡略化すると
ともに、システムの変更や機能の拡張に容易に対応でき
る制御装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]及び[作用] 上記目的を達成するために本発明の制御装置は以下の様
な構成を備える。即ち、 主制御部と複数の副制御部と、画像処理を行なうための
複数のプロセス機器を動作させるための複数の入出力部
とを備え、前記主制御部よりの制御情報に基づいて複数
の工程から成る一連の画像処理制御を行なう制御装置で
あって、 前記複数の副制御部のそれぞれは、前記複数の工程のそ
れぞれを実行するための制御プログラムを格納したメモ
リを有し、かつ前記複数の入出力部を共有し、 前記主制御部は前記複数の副制御部のそれぞれに対して
実行する工程を制御情報により指定し、 前記複数の副制御部のそれぞれは前記制御情報により指
定された工程の制御プログラムを独立して実行する。
[実施例] この問題を解決する一手段として、例えば第1図に示す
実施例の複写機は、主制御部としてのマスタCPU2と副制
御部としてのスレーブCPU3〜5とI/O群6とを備える。
かかる第1図の構成において、スレーブCPU3〜5はI/O
群6を共有し、マスタCPU2よりの指示に従って並列動作
を行い、各I/Oを制御する。
以下、添付図面に従つて本発明の一実施例を詳細に説明
する。
[複写機の回路ブロツクの説明(第1図)] まず第1図は実施例の複写機の回路構成を示すブロツク
図であり、図中1は各種入力キー及び表示部より構成さ
れる操作部であり、2は全体のまとめを行うマスタCPU
でROM2aに制御プログラムやデータ等を内蔵している。
3〜5は負荷の制御を受け持つスレーブCPUで、ROM3a〜
5aは同じ制御プログラムが内蔵されていて、共通のI/O
群6を制御する。このI/O群6はマスタCPU2及びスレー
ブCPU3〜5により制御可能である。
7〜13はマスタCPU2により直接制御される負荷群であ
り、7はメインモータ、8は光除電器、9は帯電器、10
は露光ランプ、11は現像バイアス、12は転写器、13は定
着ヒータである。
14は光学系走査用スキヤンモータ、15,16は給紙ローラ
駆動用の給紙モータ、17はレジストローラ駆動用レジス
トモータ、18はズームレンズ駆動用変倍モータ、19は前
後端及びサイドイレース用ブランク露光である。
20は定着器の温度検出用定着サーミスタ、21は光学系の
ホームポジシヨン(H.P)検出用H.Pセンサ、22,23は給
紙カセツト内の紙の有無を検出する給紙センサで、給紙
カセツトの数に対応し、ここでは2個設けられている。
21はズームレンズの絶対位置補正用の変倍用H.Pセン
サ、26は給紙部よりレジストローラへ紙が正確に送出さ
れてくるか否かを検出するレジストセンサである。35a
は現像器内のトナー量を検出するためのトナー補給セン
サ、37aはクリーナ部の排トナー量を検出するための排
トナーセンサである。
CLK1は感光体ドラムの回転に同期して得られるドラムク
ロツクであり、CLK2は光学系の走査に同期して得られる
スキヤンクロツクであり、共にマスタCPU2、スレーブCP
U3〜5へ接続されている。
[複写機の概略構成の説明(第2図)] 第2図は複写機の概略断面図であり、第1図と同じもの
は同一記号で示している。
10の原稿照明手段である露光ランプにより原稿がスリツ
ト露光され、原稿像がズームレンズ30によつて感光ドラ
ム34上に結像される。この時の原稿反射光は第1ミラー
27、第2ミラー28、第3ミラー29、ズームレンズ30、第
4ミラー31、第5ミラー32、第6ミラー33を介して感光
ドラム34に導かれる。
この時感光ドラム34の矢印方向(A)の回転にあわせ、
露光ランプ10と第1ミラー27が矢印方向(B)へ移動す
る。そしてこの露光ランプ10と第1ミラー27の移動速度
の1/2の速度で、第2ミラー28と第3ミラー29が同一矢
印方向(B)へ移動する。これは光路長を一定にするた
めである。そして露光ランプ10と第1ミラーが原稿の長
さ分走査した後、矢印方向(C)へ移動を始め、H.Pセ
ンサ21へ達することにより停止、または連続コピー時は
これらの繰り返し動作を行う。
上記動作によつて、帯電器9により帯電された感光ドラ
ム34上に静電潜像を形成し、35の現像器により作像され
る。給紙aカセツト40あるいは給紙bカセツト41から、
給紙aローラ38あるいは給紙bローラ39により一枚づつ
給紙され、レジストローラ42でレジストレーシヨンされ
た転写紙へ転写器12により転写される。その後分離器36
により転写された転写紙が感光ドラム34より分離され、
搬送器43によつて搬送され、定着器44により転写紙に転
写されたトナーを定着した後、機外へ排出される。
[複写機のタイミング説明(第3図)] 第3図は複写機の制御状態を示すタイミングチヤートで
あり、これは1枚コピー時の物である。
図中各種モータ及びブランク露光はフラツトなレベルで
記述されているが、何れにおいてもこれらはタイミング
を示すものであり、実際の制御状態とは異なるものであ
る。
操作部1のコピーキーが押されることにより、ドラムク
ロツクCLK1、スキヤンクロツクCLK2の出力が開始され、
スキヤンモータ14による往復動作が実行されて、再びH.
Pセンサ21によりホームポジシヨンに戻つたことが確認
されるとスキヤンクロツクCLK2を停止する。また転写紙
上に画像が転写定着された後、機外に排紙されることに
より、ドラムクロツクCLK1の出力が停止する。
[マスタCPUの動作説明(第4図)(第8図〜第10
図)] 第4図はマスタCPU2のROM2aに内蔵された制御プログラ
ムのフローチヤートである。
電源スイツチがオンされると開始され、まずステツプS1
でマスタCPU2のRAMと各PORTを初期化し、ステツプS2に
おいては操作部1のコントロールを行う。これは操作部
1上のキーチエツクを行なつて、後述するモードの変更
等に合わせ適切なる表示を行ない、又、機械の異常等も
表示するものである。
ステツプS3は定着器44を適正な温度にコントロールする
ステツプであり、定着サーミスタより得た温度情報によ
りウエイト中は170℃に、又コピー中は190℃にコントロ
ールする。ステツプS4はスレーブCPU3〜5のコントロー
ルを行うものであり、ウエイト中である本ステツプにお
いては、第8図に示すモードナンバー0〜4を順次スレ
ーブCPU3〜スレーブCPU5へ割り当て、機械の状態のチエ
ツクと機械のコントロールを行うものである。
このウエイト中の流れを第9図に示す。本図においては
スレーブCPUの番号とモードナンバーが限定された様に
書かれているが、これに限定されるものではない。又モ
ードからモードへの移行は、本実施例においては異常の
無い時に移行する様になつているが、これを例えば特定
処理ブロツク語とに移行してもかまわない。これにより
更に異常に対する応答が早くなることは言うまでもな
く、従つてこのモードからモードへの移行も本実施例に
特に限定されるものではない。
ステツプS5ではコピースタートか否かを判定し、機械上
あるいは操作部上の諸条件に問題がなく、かつコピーキ
ーがオンされている時は次のステツプS6へ、又コピーキ
ーがオンされていない時、或は諸条件に問題があるとき
はステツプS2へ戻る。ステツプS6ではタイミング制御を
行なわない負荷のメインモータ7、光除電器8、帯電器
9をオンし、ステツプS7ではスレーブCPU3〜5のコント
ロールを行う。
コピー中である本ステツプでは、第8図に示すモードナ
ンバー0〜9を順次スレーブCPU3〜スレーブCPU5へ割り
当て、機械の状態チエツクと機械のコントロールを行
う。このコピー中の流れを第10図に示す。第10図におい
てもスレーブCPUの番号とモードナンバーが限定されて
いるかの様に書かれているが、これに限定されるもので
はない。
次にステツプS8でドラムクロツクCLK1とスキヤンクロツ
クCLK2のカウントを行ない、これらの値はこれ以後のス
テツプで参照される。ここでは各クロツクCLK1、CLK2の
入力毎に、マスタCPU2のRAMのドラムクロツクカウンタM
DCNTと、スキヤンクロツクカウンタMSCNTをインクリメ
ントし、所定タイミングにおいてクリア等を行ない、又
同時にコピー枚数の減算等も行なつている。この事は後
述するように操作部の一部、例えばコピー枚数やコピー
ストツプキーの管理も行なつていることになる。
ステツプS9は定着器44を適正な温度にコントロールし、
定着サーミスタ20より得た温度情報により190℃にコン
トロールしている。ステツプS10はスキヤンクロツクCLK
2のチエツクであり、MSCNTの値がT1になるとステツプS1
1へ進む露光ランプ10を点灯する。
ステツプS12は同様にスキヤンクロツクCLK2のチエツク
を行ない、MSCNTの値がT2のときに次ステツプS13へ進み
露光ランプ10をオフにする。これにより露光ランプ10は
(T2−T1)X(スキヤンクロツクの周期)の間、点灯す
ることになる。
同様にステツプS14ではドラムクロツクCLK1のカウント
数をチエツクし、MDCNTの値がT3になるとステツプS15へ
進み現像バイアス11をオンにする。ステツプS16では、
ドラムクロツクCLK1のカウント値を示すMDCNTがT4にな
ると、ステツプS17に進み現像バイアス11をオフにす
る。ここでT1<T2<T3<T4である。
ステツプS18は排紙センサ25により最終紙が排紙された
か否かをチエツクするものであり、最終紙が排紙されて
いなければステツプS7へ戻り、前述の動作を繰り返し、
又最終紙が排紙されていればステツプS19へ進み、ドラ
ムクロツクCLK1のチエツクを行ない、カウント数がT5
(T4<T5)の時に次ステツプS20へ進み、帯電器、光除
電器、メインモータをオフにし、再びステツプS2へ戻り
ウエイト状態となる。
[スレーブCPUの動作説明(第5図(a)〜(h)、第
8図〜第10図)] 第5図(a)〜第5図(h)はスレーブCPU3〜5のROM3
a〜5aに内蔵された制御プログラムのメインフローチヤ
ートであり、ROM3a〜5aの内容はいずれも同じであるた
め、ここではスレーブCPU3をもとに説明する。
まずマスタCPU2の場合と同様に図示しない電源スイツチ
がオンされると開始され、まずステツプS30でスレーブC
PU3のRAMとPORTを初期化し、ステツプS31〜ステツプS40
で第8図に示すモードのうちどのモードが指定されてい
るかをチエツクする。もしモードが指定されていれば、
所定の処理を行ない該処理終了後、或はモード指定がさ
れていない場合には、ステツプS41でコピー中か否かの
チエツクを行ない、コピー中でなければステツプS31へ
戻り、又コピー中であればステツプS42へ進む。
ステツプS42ではドラムクロツクCLK1のカウントを、SDC
NTを用いて行うとともにコピー枚数のチエツクを行な
い、他の処理中に参照可能にしている。この処理終了後
はステツプS31へ戻り上記説明した動作を繰り返し行
う。次に各モードの処理説明を行う。
トナー補給のチエツクであるモード0の時はステツプS4
3へ進み、ステツプS43でトナー補給センサ35aがオンし
ているか否かをチエツクし、オンしていなければ正常で
あることをマスタCPU2に知らせてステツプS41へ進む。
オンしていればステツプS44へ進み、所定回数(或は所
定時間)トナー補給センサ35aがオンしているか否かを
チエツクする。所定回数(或は所定時間)に達していな
ければステツプS41へ進み、所定回数(或は所定時間)
に達していればステツプS45でマスタCPU2へ異常(トナ
ー無し)であることを知らせる。なお後述するが、スレ
ーブCPU3〜5よりマスタCPU2へのデータの送出により、
マスタCPU2に割り込みが発生し、マスタCPU2は割り込み
処理ルーチンの中でスレーブCPU3〜5よりのデータの処
理を行う。
紙なしのチエツクを行うモード1の時はステツプS46へ
進み、給紙aセンサ22がオンか否かをチエツクし、オン
していなければマスタCPU2へ正常(給紙a側)であるこ
とを知らせステツプS48へ進む。オンしていればステツ
プS47でマスタCPU2へ異常(給紙a側紙無し)であるこ
とを知らせ、ステツプS48に進み給紙bセンサ23がオン
か否かをチエツクし、ステツプS46,47と同様の動作を行
う。
排トナーのチエツクを行うモード2の時はステツプS50
へ進み、排トナーセンサ37aがオンか否かをチエツク
し、オンしていなければマスタCPU2へ正常であることを
知らせてステツプS41へ進む。オンしていればステツプS
51へ進み、所定回数(或は所定時間)排トナーセンサ37
aがオンしているか否かをチエツクし、所定回数(或は
所定時間)に達していなければステツプS41へ進むが、
所定回数(或は所定時間)に達していればステツプS52
でマスタCPU2に異常(排トナー異常)であることを知ら
せる。
また変倍レンズの制御を行うモード3の時は第5図
(b)のステツプS60へ進み、電源オン直後か否かをチ
エツクする。電源オン直後であればステツプS61へ進み
変倍ホームポジシヨンセンサ24がオンしているか否かを
チエツクする。オンしていなければステツプS62で、CPU
2へ異常(変倍レンズ未設定)である事を知らせ、ステ
ツプS63で変倍レンズをホームポジシヨン側に移動する
べく変倍モータ18を駆動した後、ステツプS41へ戻る。
一方、ステツプS61で変倍ホームポジシヨンセンサ24が
オンしていれば、ステツプS64へ進み、初期設定位置で
ある等倍位置へ移動するように変倍モータ18をコントロ
ールし、所定位置に達したならばマスタCPUへ正常であ
ることを知らせる。これらは変倍レンズがステツピング
モータで駆動されているため、電源オン後の絶対位置を
確認するのに必要な絶対位置補正処理である。
ステツプS60て電源入力直後でない時はステツプS65に進
み、倍率が変更されたか否かをチエツクする。倍率が変
更されていなければステツプS41に戻るが、倍率変更の
要求があればステツプS66へ進み、要求された倍率の位
置へ移動したか否かをチエツクする。移動していればマ
スタCPU2へ正常であることを知らせステツプS41へ進む
が、移動していなければステツプS67へ進み、マスタCPU
2へ異常(変倍レンズ移動巾)を知らせ、ステツプS68で
定められた倍率位置へ変倍レンズを移動するべく変倍モ
ータ18を駆動する。
スキヤナのホームポジシヨンをチエツクするモード4の
場合は、第5図(c)のステツプS69へ進み、光学系が
H.Pセンサ21によつて検知されるか否かをチエツクす
る。ホームポジシヨンにあればマスタCPU2へ正常である
ことを知らせステツプS41へ進むが、ホームポジシヨン
になければステツプS70でマスタCPU2へ異常(光学系ホ
ームポジシヨンはずれ)を知らせ、ステツプS71で光学
系がH.Pセンサ21側へ移動するようステツピングモータ
であるスキヤンモータ14を駆動させる。
次にコピー時におけるスキヤナの移動を行うモード5の
場合は第5図(d)のステツプS80へ進み、後述するRAM
300のエンドフラグEFLG1のチエツクを行ない、エンドフ
ラグEFLG1が立つていれば、このことをマスタCPU2へ知
らせステツプS41に進む。エンドフラグEFLG2が立つてい
なければステツプS81へ進み、同じく後述する反転フラ
グ(RFLG)のチエツクを行う。反転フラグRFLGが立つて
いなければステツプS82へ進み、光学系の移動距離に対
応したパルス数(ステツピングモータ駆動パルス数)の
チエツクを行う。所定パルス数に達していない時、即ち
原稿サイズに等しい距離を移動していなければ、ステツ
プS83へ進みステツピングモータであるスキヤンモータ1
4を前進駆動させる。
一方、ステツプ82で光学系が原稿サイズに等しい距離を
移動していれば、ステツプS84に進み反転フラグRFLGを
セツトする。従つてここまでの処理で光学系は前進し露
光プロセスを終了したことになる。
ステツプS84で反転フラグRFLGをセツトすることによ
り、次の処理の流れにおいてステツプS81で反転フラグR
FLGがオンと判断されるためステツプS85に進み、光学系
を更新させるモードとなる。
ステツプS85でH.Pセンサ21をチエツクし、光学系がホー
ムポジシヨンに達していなければステツプS86へ進み、
スキヤンモータ14を後進駆動させた後、ステツプS88へ
進む。又、ステツプS85で光学系がホームポジシヨンに
達していればステツプS87へ進み、反転フラグRFLGのリ
セツトを行う。これは後進が完了し、前述の動作と合わ
せて露光プロセスの一行程が終了したことを示してい
る。
次にステツプS88でコピー枚数のカウント値とドラムク
ロツクCLK1のカウント値のチエツクにより、露光プロセ
スが全て完了したかをチエツクし、完了していなければ
再びステツプS41へ進む。プロセスが全て完了していれ
ば、マスタCPU2へ完了信号を送り、エンドフラグEFLG1
をセツトした後にステツプS41へ進む。
給紙a指定による給紙aローラ38の駆動を行うモード6
の時は、第5図(e)のステツプS90へ進み、給紙aセ
ンサ22のチエツクを行う。給紙aセンサ22がオンしてい
なければステツプS92へ進むが、給紙aセンサ22がオン
していればステツプS91へ進み、マスタCPU2へ異常(給
紙a側紙無し)を送り、エンドフラグEFLG2をセツトす
る。ステツプS92ではエンドフラグEFLG2のチエツクを行
う。エンドフラグEFLG2がセツトされていればこれをマ
スタCPU2へ知らせ、ステツプS41に進む。
エンドフラグEFLG2がセツトされていなければ、ステツ
プS93へ進み、給紙aのローラ38が転写紙をレジストロ
ーラまでの十分な距離分移動させるだけのパルス数t1が
給紙aモータ15に与えられたかをチエツクする。
このパルス数がt1に達していればステツプS98へ進む
が、パルス数がt1に達していなければステツプS94へ進
む。ステツプS94では給紙aローラ38が転写紙をレジス
トローラ42の手前に設置されているレジストセンサ26ま
での距離以上移動させるに足りるパルス数t2が、給紙a
モータに与えられたかをチエツクする。パルス数がt2に
達していなければステツプS97に進み、給紙aモータ15
を駆動させ、ステツプS98へ進む。ステツプS98ではコピ
ー枚数のカウント値とドラムクロツクCLK1を計数するSD
CNTをチエツクして給紙搬送が完了したかをみる。完了
していなければステツプS41へ進み、完了していればマ
スタCPU2へ完了を知らせ、エンドフラグEFLG2をセツト
した後にステツプS41に進む。
一方、ステツプS94でパルス数がt2に達しているとステ
ツプS95に進み、レジストセンサ26をチエツクする。レ
ジストセンサ26がオンしていなければステツプS96に進
み、マスタCPU2へ給紙a部にジヤムが発生したことを知
らせ、エンドフラグEFLG2をセツトする。
同様に、給紙bの指定による給紙bローラ39の駆動を行
うモード7の動作フローチヤートを第5図(f)に示
す。本図におけるステツプS100〜ステツプS108の動作は
第5図(e)のステツプS90〜ステツプS98とほぼ同様で
あるため、ここでは省略する。
レジストローラ42の駆動を行うモード8の時は第5図
(g)のステツプS110へ進み、ステツプS110では後述す
るエンドフラグEFLG4のチエツクを行う。エンドフラグE
FLG4が立つていればステツプS41へ進む。エンドフラグE
FLG4が立つていなければステツプS111へ進み、給紙モー
タ15又は16の駆動パルス数がt5になつたか、即ち転写紙
の送り量が十分であるかをみる。パルス数がt5に達して
いればステツプS112へ進み、パルス数がt5に達していな
ければステツプS116へ進む。
ステツプS112では、転写紙が送られてから後端がレジス
トセンサ26を離れるのに十分な距離に相当するパルス数
(給紙モータ15又は16の駆動パルス数)t6のチエツクを
行なう。パルス数がt6に達していなければステツプS115
へ進み、パルス数がt6に達していればステツプS113へ進
む。ステツプS113ではレジストセンサ26のチエツクを行
ない、レジストセンサ26がオンしていなければステツプ
S115へ進むが、レジストセンサ26がオンしていればステ
ツプS114へ進み、マスタCPU2へ異常(レジスト部ジヤ
ム)を送り、エンドフラグEFLG4をセツトしてステツプS
41へ進む。
ステツプS115ではステツピングモータであるレジストモ
ータ17を駆動し、ステツプS116ではコピー枚数のカウン
ト値とドラムクロツクCLK1のカウント値のチエツクを行
ない、レジスト搬送が完了したかをチエツクし、完了し
ていなければステツプS41へ進む。完了していれば、マ
スタCPU2へ完了信号を送り、エンドフラグEFLG4をセツ
トした後、ステツプS41へ進む。
192ドツトブランクLEDの駆動を行うモードであるモード
9の時は、第5図(h)のステツプS120へ進み、後述す
るエンドフラグRAM300のEFLG5のチエツクを行う。エン
ドフラグEFLG5がオンであれば、ステツプS41へ進み、エ
ンドフラグEFLG5がオンでなければステツプS121に進
む。
ステツプS121ではドラムクロツクCLK1を計数しているSD
CNTの内容をチエツクし、カウント数(ドラムクロツ
ク)が原稿の先端に至るまでのt7のチエツクを行う。カ
ウント数がt7未満であれば、原稿の先端に到達していな
いためステツプS124へ進む。カウント数がt7以上であれ
ばステツプS122へ進み、カウント数(ドラムクロツク)
が原稿の先端(t7以上)から原稿の後端(t8未満)に至
るまでの時間t8のチエツクを行う。
カウント数がt8以上であればステツプS123へ進み、カウ
ント数(ドラムクロツク)が原稿の後端(t8以上)から
SDCNTがクリアされるまでの時間t9のチエツクを行う。S
DCNTのカウント数がt9であればステツプS127へ進み、t9
でなければステツプS124へ進む。ステツプS124ではブラ
ンク露光の全ドツトを点灯するためのデータを準備す
る。これは感光体ドラム上の静電潜像中の、原稿前後イ
レースになる。
この後ステツプS127へ進む。又ステツプS122においてカ
ウント数がt8未満であればステツプS125へ進み、原稿或
は転写紙の何れかのサイズ(サイド)をコード化し(ブ
ランク露光は時分割駆動であるため一時コード化す
る)、ステツプS126でコード化されたデータを準備す
る。ステツプS127ではコピー枚数のカウント値とドラム
クロツクCLK1のカウント値のチエツクを行い、ブランク
露光が完了したかをチエツクし、完了していなければス
テツプS41へ進み、完了していればマスタCPU2へ完了を
知らせ、エンドフラグEFLG5をセツトした後、ステツプS
41へ進む。
[マスタCPUの割込み処理ルーチンの説明(第6図)] 第6図はマスタCPU2の割込処理ルーチンであり、スレー
ブ側からの正常復帰或は異常時に起動がかかるものであ
る。
まずステツプS130ではどのスレーブをセレクトしていた
かを所定レジスタにセツトし、ステツプS131でどのモー
ドをセレクトしていたかを所定レジスタにセツトする。
これらのデータは第4図のステツプS2の操作部コントロ
ール時に参照され、異常或は正常復帰の状態表示を行う
ものであり、さらには第4図のステツプS4においてスレ
ーブCPU3〜5、その他のモードセレクトを中止し、正常
復帰に至るまで固定的にコントロールするものである。
次にステツプS132でコピー中か否かをチエツクし、コピ
ー中でなけれはステツプS138へ進み、当該マスタ割込処
理ルーチンを終わるためにリターン命令を行う。コピー
中であればステツプS133へ進み、異常状態が重異常であ
るか否かのチエツクを行う。重異常であればステツプS1
35へ進み、軽異常であればステツプS134へ進み、軽異常
であるため現在行なわれている各プロセス終了させるた
めのラストコピーサイクルをセツトし前述したステツプ
S138へ進む。
ステツプS135は重異常であるため、直ちに全負荷をリセ
ツトし、ステツプS136ではドラムクロツクカウンタMDCN
TとスキヤンクロツクカウンタMSCNTのカウントを停止す
る。
ステツプS137でドラムクロツクカウンタMDCNTの値をT5
にセツトし、ステツプS138のリターン命令でマスタ割込
処理ルーチンを終わる。
[スレーブCPU割込みルーチンの説明(第7図)] 第7図はスレーブ側の割込処理ルーチンであり、I/O群
6を共通に使用するため、スレーブCPU側の基本クロツ
クとしてマスタCPU2から各スレーブCPU3〜5へ時分割で
送られてくる信号によって起動される。
まずステツプS140では出力データをI/O群6へ出力し、
ステツプS141ではモードのチエツクを行ない、モード0
〜2であればステツプS143へ進み、当該スレーブ割込処
理ルーチンを終わるためのリターン命令を行なう。又ス
テツプS141で、モード3〜モード9であれば次ステツプ
へ進む。ステツプS142では当該割込回数をカウントし、
ステツプS143のリターン命令でスレーブ割込処理ルーチ
ンを終わる。
以上、本実施例で提案した内容を詳説するならば、被制
御物であるメインモータの回転に応じて発生するクロツ
クを各スレーブに共通に入力し、モードが変わつても該
クロツクをイベントカウントする事により絶対量を知る
事ができるため、モード切換、或はスレーブCPUの切換
とともにシーケンスの流れに同期させて動作をセレクト
する必要がなく、非常に操作しやすい構成となつてい
る。
以上述べた如く本実施例によれば、高精度な制御が可能
となり、また高い信頼性が得られ、かつ高速並列処理が
可能となる。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、副制御部が共通に作
成できるためハード構成及びソフト構成が簡単になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は回路構成を示すブロツク図、 第1図(b)はスレーブCPUのRAM構成図、 第2図は複写機の概略断面図、 第3図は所定モードにおける負荷のオン、オフを示すタ
イミングチヤート、 第4図はマスタCPUの処理を示すメインフローチヤー
ト、 第5図(a)〜第5図(h)はスレーブCPUの処理を示
すメインフローチヤート、 第6図はマスタCPUの割込処理ルーチンのフローチヤー
ト、 第7図はスレーブCPUの割込処理ルーチンのフローチヤ
ート、 第8図は制御モードを表わす図、 第9図はウエイト中のスレーブCPUのモード移行を示す
図、 第10図はコピー中のスレーブCPUのモード移行を示す図
である。 図中、1……操作部(キー群&デイスプレイ)、2……
マスタCPU、3〜5……スレーブCPU、6……I/O群、7
……メインモータ、8……光除電器、9……帯電器、10
……露光ランプ、11……現像バイアス、12……転写器、
13……定着ヒータ、14……スキヤンモータ、15……給紙
aモータ、16……給紙bモータ、17……レジストモー
タ、18……変倍モータ、19……ブランク露光、20……定
着サーミスタ、21……H.Pセンサ、22……給紙aセン
サ、23……給紙bセンサ、24……変倍H.Pセンサ、25…
…排紙センサ、26……レジストセンサ、34……感光ドラ
ム、35……現像器、35a……トナー補給センサ、42……
レジストローラ、43……搬送部、44……定着器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−64502(JP,A) 特開 昭59−154564(JP,A) 特開 昭60−48504(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主制御部と複数の副制御部と、画像処理を
    行なうための複数のプロセス機器を動作させるための複
    数の入出力部とを備え、前記主制御部よりの制御情報に
    基づいて複数の工程から成る一連の画像処理制御を行な
    う制御装置であって、 前記複数の副制御部のそれぞれは、前記複数の工程のそ
    れぞれを実行するための制御プログラムを格納したメモ
    リを有し、かつ前記複数の入出力部を共有し、 前記主制御部は前記複数の副制御部のそれぞれに対して
    実行する工程を制御情報により指定し、 前記複数の副制御部のそれぞれは前記制御情報により指
    定された工程の制御プログラムを独立して実行すること
    を特徴とする制御装置。
JP60257547A 1985-08-08 1985-11-19 制御装置 Expired - Fee Related JPH07120165B2 (ja)

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JP60257547A JPH07120165B2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19 制御装置
US06/893,915 US4811052A (en) 1985-08-08 1986-08-06 Control device for control of multi-function control units in an image processing apparatus
DE3689301T DE3689301T2 (de) 1985-08-08 1986-08-08 Steuerungseinrichtung im Bildverarbeitungsgerät.
EP86306165A EP0216484B1 (en) 1985-08-08 1986-08-08 Control device in image processing apparatus

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JPS58115518A (ja) * 1981-12-29 1983-07-09 Fujitsu Ltd クロスコ−ル制御方式
CA1208687A (en) * 1982-09-21 1986-07-29 Ernest L. Legg Multiprocessor memory map

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