JP2991715B2 - マイクロプロセッサ制御の機械装置 - Google Patents

マイクロプロセッサ制御の機械装置

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JP2991715B2 JP63195789A JP19578988A JP2991715B2 JP 2991715 B2 JP2991715 B2 JP 2991715B2 JP 63195789 A JP63195789 A JP 63195789A JP 19578988 A JP19578988 A JP 19578988A JP 2991715 B2 JP2991715 B2 JP 2991715B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロプロセッサで制御される機械に関
し、特に、マイクロプロセッサがメインプログラムおよ
び多くのサブルーチンプログラムに従がって、各種の細
かい複雑な機械動作を監視しかつ制御する機械装置に関
する。
〔従来の技術〕
機械の制御を行なうプログラムにおいて、機械の状態
に応じて、モードを分類して、また制御すべき内容に応
じて、プログラムをサブルーチン化して作成する事によ
り、プログラムの共通化,信頼性の向上がもたらされ
る。
また各々のモードに対してサブルーチン検索用のテー
ブルを複数持たせる事により急ぎの処理の対応が可能と
なり、制御上の余裕度向上となる。
例えば、複写機においては、例えば第11図に示す制御
動作が実行され、電源投入後、パワーオンリセット後
は、以下に述べる様に各状態毎の制御モードが実行され
る。
STモード:CPUのイニシャライズ各I/Oの初期設定等を
行なう。
電源投入後の初期設定である。
ILモード:機械の初期モード設定を行なう。
倍率,給紙段,セット枚数,濃度etcの初
期設定。
各出力状態の初期化。
周辺機等とのインターフェイス,通信の開
始。
その他各入力信号の安定状態までの待ち機
能などもある。
WTモード:待機状態での処理を行なう。
定着ヒータのリロードチェック。
キー入力による各種モード設定。
各種異常チェック。
FTモード:コピー処理の前準備処理を行なう(給紙
前)。
感光体の初期化。
原稿のサイズのチェック。etc CPモード:リピートコピー中の処理を行なう。
LTモード:リピート終了後の後処理を行なう。
EMモード:機械の異常発生後の処理を行なう。
ペーパージャム,ドアオープン,サービス
マン異常etcに対応した保護処理および報知。
MEモード:メンテナンスモード,サービスマン等が機
械の動作状態をチェックしたり、修正したりする場合の
モード。
以上の様に機械の状態によってモードが分類されてお
り、各モードにおいて行なうべき処理が決っているの
で、各モード別に行なうべきサブルーチンを順番に並べ
た、サブルーチンテーブルを持っており、サブルーチン
テーブルに配置されたサブルーチンを順次実行する。
ところが、機械の機能が多様化して実行する処理が複
雑になってきたため、各々のモードにおいて行なうべき
処理が増加してきている。
複写機の機種毎に、多くの機能の内の特定の機能のみ
を設定するように、特開昭59−125754号公報および特開
昭60−149058号公報には、全機種の全機能を実行する各
種サブルーチンプログラムと、その中の特定のサブルー
チンプログラムのみを選択するサブルーチン指定情報テ
ーブルメモリとを備えて、各機種は、それに備わったテ
ーブルメモリのサブルーチン指定情報に基づいてサブル
ーチンを選択して実行する。
これによれば、全機種共通のサブルーチンを開発する
と、機種毎にはテーブルメモリを設定すればよいので、
機種毎の機能バラエティを多く設計し得る。しかしプロ
グラムは、全機種共通のサブルーチンの開発で実質上済
むので、機種のバラエティに対して、プログラム開発の
労力が低減する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、複写機能の向上と機能の多様化が更に
進行し、マイクロプロセッサの制御動作がより複雑にな
る。
そうすると、各々のモード内での各々のサブルーチン
の実行(チェック)間隔(周期)がだんだんと長くなり
つつある。又、機械が高速化されてきているため、各々
のサブルーチンの実行周期は短く(実行は早く)したい
傾向にある。
つまり、処理すべき内容は増加しているが、処理する
スピードはより速い事が必要となってきているのであ
る。
本発明は、この要求を満す機械装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
例えば複写機を例にとると、機械の一連の動作モード
(例えば第11図)の内の、各モード内のサブルーチンに
は早い周期(2〜3msec)毎に処理する必要があるもの
(例えばタイマー関係やドラムパルスチェックetc)と
比較的ゆっくりの処理でも良いものがあり、大部分のサ
ブルーチンは比較的ゆっくりの処理(10〜20msec毎)で
も十分に機能を満足するものである。
そこで本発明の機械装置は、機械動作および状態読取
を行なう、各々サブルーチン化されたサブルーチン動作
情報を記憶したサブルーチンメモリ手段;機械の状態に
応じて分類されたモード毎にそれぞれモード内で実行す
る必要のあるサブルーチン動作情報を呼び出すためのサ
ブルーチン指定情報を記憶したサブルーチンテーブルメ
モリ手段;および、該サブルーチンテーブルメモリ手段
から機械の状態に応じてサブルーチン指定情報を読み出
し該サブルーチン指定情報に従ってサブルーチンメモリ
手段よりサブルーチン動作情報を読み出しこの読み出し
たサブルーチン動作情報に従って機械の動作を制御する
メインルーチン制御情報、を記憶したメインルーチンメ
モリ手段;とマイクロプロセッサを備え、マイクロプロ
セッサによって、前記メインルーチン制御情報に基づい
て機械の動作を制御するマイクロプロセッサ制御の機械
装置において、 前記の、機械の状態に応じて分類されたあるモード内
で実行する必要のあるサブルーチン動作情報を、比較的
に短い周期の処理を要する動作情報と比較的に長い周期
の処理を要する動作情報の少くとも2組に区分して、そ
れぞれを指定するサブルーチン指定情報を少くとも2組
のサブルーチンテーブルメモリ手段に記憶し、このよう
に区分した該モードにおいては、該少くとも2組のサブ
ルーチンテーブル手段の各サブルーチン指定情報を交互
に読出して、該モードの動作を制御する。
〔作用〕
以上の構成によれば、まず、一連の動作制御の内を各
々機能に応じたモードに分けられ、かつそれぞれのモー
ド内で必要な処理をサブルーチン化して各モードで共通
に使用できる様な構成であるので、ソフトの開発,デバ
ック,メンテナンスの効率が良い。
次に、本発明の機械装置では前述の通り、このような
モード各モードにサブルーチンテーブルを2つ以上持つ
様に構成する。これにより、早い周期の処理が必要なサ
ブルーチンとゆっくりした処理で良いサブルーチンが区
分され、効率の良い制御が実現する。
つまり、早い処理が必要なサブルーチン用のサブルー
チンテーブルと比較的ゆっくりな処理で良いサブルーチ
ン用のサブルーチンテーブルの2つのサブルーチンテー
ブルを1つのモード内に持っ事である。すなわち、サブ
ルーチン化する事によって1つ1つのサブルーチンの実
行が遅くなることに対して早い処理が必要なものと、ゆ
っくりした処理で良いものに分類し、それぞれのサブル
ーチンの機能を損うことなく、制御が可能となる。
具体的には、各モードにおいて実行するサブルーチン
の検索を2つのサブルーチンテーブルから交互に行なう
ので、より早い処理が必要なサブルーチンはゆっくりし
た処理で良いサブルーチンと比べると数倍早い処理を行
なうことが出来、マイクロプロセッサの動作効率が向上
する。
これは早い処理が必要なサブルーチンの数とゆっくり
した処理で良いサブルーチンの数を比べると早い処理が
必要なサブルーチンの方がずっと少ない(例えば約1/10
位)ためである。
たとえば、早い処理としては、 ・検知の信号の入力処理, ・出力信号の出力処理, ・ドラムクロックのカウントチェック処理(タイミン
グ制御のチェック)etc、 があり、ゆっくりとした処理としては; ・異常チェック処理, ・ドアオープンチェック処理, ・表示モードの変更処理, ・各種モードにおける判断処理etc、 がある。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
〔実施例〕
第2図に、本発明を実施する一形式の複写機を示す。
第2図を参照して全体の動作を説明する。概略でいう
と、この複写機は複写機本体とADF(自動原稿送り装
置)60,ソータ70,自動両面ユニット80等のオプションユ
ニット群で構成されている。記録シートを供給する給紙
系は、5段になっており、各給紙系にそれぞれ給紙カセ
ット(又はトレイ)21,22,23,24及び25が備わってい
る。
複写機本体の最上部に原稿を載置するコンタクトガラ
ス1が備わっており、その下方に光学走査系30が備わっ
ている。光学走査系30には、露光ランプ31,第1ミラー3
2,第2ミラー32,第3ミラー34,レンズ35,第4ミラー36,
スリット37等々が備わっている。原稿読取り走査を行な
う場合、光路長が変化しないように露光ランプ31と第1
ミラー32を塔載した第1キャリッジと第2ミラー33及び
第3ミラー34を塔載した第2キャリッジとが2:1の相対
速度で機械的に走査駆動される。また、倍率を変える場
合にはレンズ35の位置および第2ミラー33,第3ミラー3
4を塔載した第2キャリッジの位置をステッピングモー
タの駆動によって変えることによって行なっている。
従って、露光ランプ31から出た光は第1ミラー32,第
2ミラー33,第3ミラー34,レンズ35,第4ミラー36およ
びスリット37を介して感光体ドラム2上に結像される。
感光体ドラム2の周囲には、メインチャージャー3,イ
レーサ4,現像器5,転写前除電ランプ6,転写チャージャー
7,分離チャージャー8,クリーニングユニット9等々が備
わっている。
像再成プロセスを簡単に説明する。感光体ドラム2の
表面は、メインチャージャー3の放電によって、所定の
高電位に一様に帯電する。像再生に利用されない部分の
電荷は、イレーサ4によって消去される。感光体ドラム
2の帯電した面に、原稿からの反射光が照射されると、
照射される光の強度に応じて、その部分の電位が変化
(低下)する。感光体ドラム2は図に矢印で示す方向に
回転し、それに同期して光学走査系30は原稿面を順次走
査するので、感光体ドラム2の表面には、原稿像の濃度
(光反射率)分布に応じた電位分布、即ち静電潜像が形
成される。
静電潜像が形成された部分が現像器5の近傍を通る
と、電位分布に応じて現像器5内のトナーが感光体2の
表面に吸着し、それによって静電潜像が現像され、静電
潜像に応じた可視像が感光体ドラム2上に形成される。
一方コピープロセスの進行に同期して5つの給紙系のい
ずれか選択されたものから記録シートが供給される。こ
の記録シートは、レジストローラ27を介して、所定のタ
イミングで感光体ドラム2の表面に重なるように送り込
まれる。
そして、転写チャージャー7によって感光体ドラム2
上の可視像(トナー像)が記録シート側に転写し、更に
分離チャージャー8によって、可視像が転写された記録
シートは感光体ドラム2から分離する。分離した記録シ
ートは、搬送ベルト11によって定着器12まで搬送され
る。定着器12を通ると、記録シート上のトナー像は、定
着器12によって記録シート上に定着される。定着を終え
た記録シートは、所定の排紙経路を通って、ソータ70又
は両面ユニット80に排出される。
第4図に第2図の複写機の電気回路構成の概略を示
す。主制御ボード200には、マイクロプロセッサ210,読
み出し専用メモリ(ROM)220,読み書きメモリ(RAM)23
0,パラレルI/Oポート240,シリアルI/Oポート250,A/Dコ
ンバータ260,割込みコントローラ270,タイマ280,および
不揮発性読み書きメモリ290が備わっている。(最近は
上記構成要素の大部分が1チップ内に納められているCP
Uもある)。
この主制御ボード200に操作ボード310,光学系制御ボ
ード320やランプ制御ボード330やヒータ制御ボード340
を制御するためのAC系制御ボード325,高圧電源ユニット
350,自動原稿送り装置60,ソータ70,両面ユニット80,給
紙ユニット360,ドライバ370,380および信号処理回路390
等が接続されている。
操作ボード310は、複写機の動作モードを指定するた
めのキー,動作モードやコピー枚数その他機械の異常等
の表示を行なう表示素子などがあり、オペレータが機械
の操作するために必要な機能を持っている。
光学系制御ボード320は、光学走査系30の走査駆動用
モータM1やレンズ35および第2キャリッジを倍率を調整
する時に駆動するためのステッピングモータM2,M3を制
御する。
AC系制御ボード325は、ランプ制御ボード330,ヒータ
制御ボード340を通して光学走査系30の露光ランプ31の
光量を制御したり、定着器12に備わった定着ヒータHT1
と感光体ドラム2に内蔵されたドラムヒータHT2の温度
を制御する。
高圧電源ユニット350は、メインチャージャー3,現像
カートリッジ5のバイアス電極5a,転写チャージャー7,
および分離チャージャー8の各々に印加する高圧電力を
生成する。
ドライバ370には、各種の交流負荷(400)が接続され
ており、ドライバ380には、各種の直流負荷(410)が接
続されており、信号処理回路390には、各種センサ(42
0)が接続されている。
具体的にいうと、各種交流負荷400の代表的なもの
は、感光体ドラム2等を駆動するメインモータ,現像カ
ートリッジ用のモータ,搬送ファンモータおよび冷却用
ファンモータ等である。また、各種直流負荷410の代表
的なものは、クリーニングブルード制御用ソレノイド,
レジストローラ制御用クラッチ,給紙コロ制御用クラッ
チ,分離爪制御用ソレノイド,イレーサ4,トータルカウ
ンタ,トナー補給制御用ソレノイドなどである。
更に、各種センサ420の代表的なものは、前記メイン
モータ回転に同期したパルスを発生するタイミングパル
ス発生器,トナー像センサPSEN,トナー色センサCSEN,レ
ジストローラ27の近傍で記録紙を検出するレジストセン
サ,各給紙系に設けられた紙サイズセンサおよび紙有無
センサである。
次に第5図に第4図の主制御ボード上のマイクロプロ
セッサ210の概略動作を示す。本発明の制御方式はこの
マイクロプロセッサ210のプログラムに関するものであ
る。まず第5図中に示された各種記号の内容について簡
単に説明する。
Ccopy:コピー枚数カウンタ 終了したコピープロセスの回数を計数する。設定回数
のコピープロセスが完了すると0にクリアされる。
Nset:コピー枚数設定値レジスタ 1枚の原稿あたりのコピー枚数が設定される。この枚
数はテンキーで指定される。
NK:テンキー入力レジスタ テンキーから入力される10進数値の値を保持する。
第5図を参して、マイクロプロセッサ210の概略動作
を説明する。電源がオンすると、最初にステップSA1のC
PUイニシャライズ処理を行なう。
この処理では、主制御ボード200自身の状態をイニシ
ャライズする。即ち、読み書きメモリ230の内容をクリ
アし、各種モード設定を初期化し、出力ポートをリセッ
トする。次にステップSA2の初期設置処理を行なう。こ
の処理では主制御ボード200に接続された各種ボードお
よび各種装置の状態(動作モード)を初期化して、複写
機が初期状態になるように設定する。
またタイマ270のモード設定および計数値の設定も行
なう。
さらに、第4図に示されるように主制御ボード200と
操作ボード310,光学系制御ボード320,AC系制御ボード32
5の3つのボードとの間で行なわれている。シリアル通
信開始の処理とイニシャルデータの送信処理もこのステ
ップSA2で行なわれる。たとえば主制御ボード200から光
学系制御ボード320へは第4図のシリアルTXD(メイン→
光学)において電源投入時にレンズ補正データを送信し
ている様に行なっている。
ステップSA3では、待機モード処理を行なう。この時
点では、コピー動作は行なっていないので機械は停止し
ており、待機状態となっている。待機状態では、次のよ
うな処理を行なっている。まず、各種入力ポートに印加
される信号の状態を読み取り、その結果をメモリ230に
記憶する。次に予めメモリ230内に記憶された出力制御
用のデータ群を各々のデータに対応付けられた出力ポー
トに出力して、その出力ポートに接続された装置を制御
する。
更に、予め読み取られたメモリ230に記憶された各種
入力ポートの状態を判定し、異常の有無のチェックも行
なっている。異常がある場合には、その異常の内容によ
り所定の異常処理を行なう。たとえば用紙やトナー、定
着用のシリコンオイル等が無い事を検知した場合には、
ペーパーエンド表示,トナーエンド表示,オイルエンド
表示や補給をうながすメッセージ(ガイダンス)表示等
を操作ボード30上の表示部に表示させたり、また、定着
の温度ビューズ切れや露光ランプ切れ、等のサービスマ
ンによる修理が必要となる異常が発生した場合には、そ
の異常内容とサービスマンコールをオペレータにうなが
す表示を第3図に示す操作ボード上に表示したりする。
これらの表示データはシリアル通信により、主制御ボー
ド200から操作ボード310へ送られる。
異常が無ければ、その他の入力ポートの状態を判定し
処理を行なう。
例えば操作ボード310(第4図)からの入力の処理を
行なう。(操作ボード310からの入力データもシリアル
通信によって主制御ボード200へ送られてくる。)この
処理では操作ボード310内に設けられた各種のモード選
択スイッチ(第3図)の状態を判定し、その結果に応じ
て以後の処理を決定する。
次にキー入力があったかどうか判別し、キー入力があ
った場合には、そのキー入力に応じた処理を行なう。例
えば、通常の動作モードでは、テンキーK10からの入力
があったら、押されたキーに対応付けられた数値をコピ
ー枚数レジスタにストアする。
また、倍率調整キーK6a,K6b等からの入力があったら
光学系制御ボード320へ変倍データを送る。
また、予じめメモリ230および290に記憶された表示用
データを所定のタイミングでシリアル通信を用いて操作
ボード310へ出力し、そのデータを操作ボード310上の表
示器に表示する。表示するデータは前記モードスイッチ
の状態により、各仕向地別の表示形態に切り換えられて
表示される。操作ボード内のマイクロプロセッサによっ
てたとえば、表示器D1には、コピー枚数の設定値が表示
され、表示器D4にはコピー倍率が表示される。
コピー可の状態でない場合、又はプリントスタートキ
ーKSがオンしない場合には上記待機モードSA3を繰り返
し実行する。コピー可とならないのは例えば定着温度が
予め定めた範囲外である場合、何らかの異常が検出され
た場合である。
コピー可の状態でプリントスタートキーKSが押される
と、ステップSA6の複写前モード処理を実行する。この
処理では、複写プロセスを開始する直前の処理として、
メインモータの駆動スタート,感光体ドラム2の複写前
クリーニング処理、等々を行なう。テンキーK10で予め
入力したコピー枚数(NK)がコピー枚数設定値レジスタ
Nsetにストアされる。
またこの時、主制御ボード200から光学系制御ボード3
20へシリアル通信によって割込みマスク解除のデータを
送る。これは、コピー動作中における主制御ボードと光
学系制御ボードとの間でのタイミング関係の通信を割込
み、信号を用いて行なっているので、その割込み信号を
有効とするか無視するかをシリアル通信のデータによっ
て行なっているためである。つまり、コピー中は割込み
信号を有効として、コピー動作に必要なタイミング信号
をやり取りしており、待機中は割込み信号によるタイミ
ング信号は必要ないので、割込みをマスクしておくため
である。
SA6が終了すると、ステップSA7の複写モード処理を実
行する。この時点で、実際にコピープロセスが実行され
る。この処理にはコピープロセス処理,紙搬送処理,ト
ナー補給処理,異常チェック処理等々が含まれる。
コピープロセス処理では、メインモータ回転量に対応
するパルスを発生する。タイミングパルス発生器の出力
に同期した所定のタイミングで各プロセス要素や機械動
作要素、給紙要素等をオン/オフ制御する。また、光学
系制御ボードへ所定のテイミングでスキャナースタート
信号を割込み信号として送ると、露光ランプが画像先端
位置に来た時に光学系制御ボードから主制御ボードへL.
E(リードエッジ)信号が割込み信号として返って来
る。主制御ボードではL.E信号を受け取った時点でタイ
ミングパルスの値をある一定値(本実施例では1928)に
補正する。
このパルス補正は、感光体ドラム上の画像と給紙口よ
り給紙された転写用紙との位置合わせを正しくするため
に行なわれるものである。
つまり、L.E信号を受け取った時に、ちょうど感光体
ドラム上に原稿先端の画像が形成されているのであるか
ら、第2図の感光体ドラム回りのレイアウトからL.Eの
位置が用紙の先端と出合う転写位置までの距離が計算で
きる。そうすれば、今度は用紙がレジストローラから転
写位置までの距離も一定であるのでL.Eのタイミングよ
りレジストスタートタイミングが計算できる事になる。
本実施例においては、L.E信号が1928パルスで来ると
レジストスタートを2000パルスとすれば、画像がちよう
ど用紙先端で転写される様になっている。
1サイクルのコピープロセスが終了するまで複写モー
ド処理を繰り返し実行し、それが終了すると、コピー枚
数カウンタCcopyをインクリメント(+1)し、その結
果をコピー枚数設定値レジスタNsetの内容と比較する。
Ccopy=Nsetでなければ再び、複写モード処理SA7に進
み、次のコピー作用動作を開始する。
Ccopy=Nsetになると、即ち、最終コピーに対してSA7
の複写モード処理が終了すると、カウンタCcopyの内容
をクリアし、ステップSA12の複写後、モード処理を実行
する。この処理では、コピー画像が転写された紙の排紙
処理,感光体ドラムのコピー後クリーニング処理等を行
なう。
排紙が完了するとステップSA3の待機モード処理に戻
り、上記処理を繰り返す。
以上に説明した制御動作(第5図)ステップSA1〜SA1
2は、先に説明した、第11図に示す各種モードと次の様
に対応する。
SA1:STモード SA2:ILモード SA3:WTモード SA6:FTモード SA7:CPモード SA12:LTモード 次に、本発明の実施部分について更に詳細に説明す
る。第1図に、第5図に示す制御動作をもたらす、プロ
グラムの実行過程(メインプログラム:メインルーチン
制御情報)を示す。この内容は次の通りである。
STEP1:電源投入後のパワーオンリセット後の初期モー
ドセット。スタックポインタの設定,RAM領域のクリア,C
PU動作モードの初期設定,外部の接続されたI/Oのモー
ドイニシャル等を行なう(STモード:第11図)。
STEP2:電源投入後の最初のモードであるILモード(第
11図)におけるサブルーチンを実行するために、サブル
ーチンポインタ1(POSUB1 H/L)にILモードのサブルー
チンテーブル(サブルーチンテーブルメモリ手段)の先
頭アドレスであるTBiL1をセットする。
STEP3:サブルーチンテーブルを2つ持っているモード
か否かのチェックを行なう。本実施例では、FTモード,C
Pモード,LTモードではサブルーチンテーブルは2つ持っ
ているので、次のSTEP4に進む。他のモードでは、サブ
ルーチンテーブルは1つしか持っていないので、STEP5
に進む。
STEP4:2つのサブルーチンテーブルを交互に検索する
ため、サーチフラグを反転しサーチフラグが1か0かに
よって、サブルーチンポインタ1又はサブルーチンポイ
ンタ2にセットされたサブルーチンを実行する様に分岐
する。
STEP5(STEP5−1):サブルーチンポインタ1又は2
にセットされたサブルーチンのアドレスをJMPアドレス
(実行アドレス)としてロードする。
STEP6(STEP6−1):サブルーチンポインタ1又は2
に、次に実行する予定のサブルーチンのアドレスをセッ
トする。
STEP7:JMPアドレスに示されたサブルーチン(実行す
るサブルーチン)を実行する。その後、再度STEP3に戻
り、順次必要なサブルーチンを実行する。
モードの変更は、モード変更用のサブルーチンを実行
することによって変更可能である。この変更の例を、第
8a図,第8b図,第9図および第10図に示す。なお、第8a
図および第8b図は、CPモードからCPモードへの変更処理
(リピート)を示し、第9図はWTモードからWTモードへ
の変更処理(リピート)を示し、第10図はWTモードから
FTモードへの変更処理を示す。
第6図に、サブルーチンテーブルが1つだけのWTモー
ド(待機モード)におけるサブルーチンテーブルの内容
(サブルーチン指定情報)を示す。WTモードではコピー
動作を行なっていない(機械は動作中でない)ので、駆
動用のモータは停止しており、ドラムクロック等のタイ
ミングの精度が必要な処理はない。そのため、WTモード
に必要なサブルーチンを1つのサブルーチンテーブル上
に配置して、順次処理を行なっても、時間的な余裕があ
る。
第7a図および第7b図に、サブルーチンテーブルが2つ
あるCPモード(リピートコピー中:機械が動作中)にお
けるサブルーチンテーブル1(第7a図)とサブルーチン
テーブル2(第7b図)の内容を示す。CPモードでは、複
写機はコピー動作を行なっている最中のため、ドラムク
ロック等により、給紙のタイミングや画像形成のための
帯電,露光,イレース等々のタイミング、又、感光体上
の画像と用紙との画像合せのためのレジストローラ駆動
タイミング等の処理が必要となる。
これらのタイミングは、それぞれの機械によって異な
るが、一般的には4〜5msec以内の精度でチェックし処
理を行なわないと、コピー画像にずれとして現われてく
る。しかし、第6図に示した処理内容の多さからも想像
できる様に、1ループの処理を行なうのに5mesc以上を
要してしまう場合が多い。そこで第7a図および第7b図に
示すように、1つのモード(CPモード)において、2つ
のサブルーチンテーブル(第7a図および第7b図)を持
ち、速い処理が必要なサブルーチンだけを別のサブルー
チンテーブル(第7b図)として登録することにより、問
題を解決した。
第7a図および第7b図を参照して更にこの点を詳細に説
明すると、まず、CPモードに入ってくるとCPモード内へ
入った時、給紙1枚毎に1回だけ行なう処理が配置され
ているTBCP1とTBCP10がそれぞれのサブルーチンポイン
タ(POSUB1 H/L)と(POSUB2 H/L)にセットされている
ので、それぞれのテーブルに配置されたサブルーチンを
交互に実行する。
続いて、CPモード内で常に実行する必要のあるサブル
ーチンが配置されているTBCP2とTBCP20のサブルーチン
を交互に実行する。TBCP2とTBCP20のサブルーチンの最
後にはそれぞれサブルーチンポインタを元のTBCP2とTBC
P20の先頭に戻すサブルーチンCP9990とCP9991が置かれ
ている(第8a図および第8b図を参照)。この時、TBCP2
とTBCP20に配置されているサブルーチンの数が、それぞ
れ75と15であるので、TBCP20に配置されているサブルー
チンはTBCP2に配置されているサブルーチンの5倍の頻
度で処理されることになる。つまり、処理速度は5倍速
いということになる。よって、速いサブルーチンテーブ
ル(TBCP20:第7b図)側のサブルーチンの実行が1めぐ
りするのが約2〜3msecかかるとすれば、ゆっくりした
サブルーチンテーブル(TBCP2:第7a図)側のサブルーチ
ンの実行は、1めぐり約10〜15msecになる。
このように、所要モードにおいて速い処理が必要なサ
ブルーチンとゆっくりした処理でもよいサブルーチンと
を分けることにより、従来の方式を変更することなく、
複雑化かつ高速化してきた制御に対して、更に余裕度の
ある制御を行なうことが可能となった。なお、上記の様
にゆっくりした処理におけるサブルーチンテーブルに配
置されたものでも、例えば10〜15msec毎の処理が行なわ
れるので、人の操作(入力)の読取処理などは、それで
もまだ十分な余裕があり、全く問題とならない。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、まず、一連の動作制御の
内を各々機能に応じたモードに分け、かつそれぞれのモ
ード内で必要な処理をサブルーチン化して各モードで共
通に使用できる様な構成としているので、ソフトの開
発,デバッグ,メンテナンスの効率が良い。
次に、本発明の機械装置では前述の通り、このような
モード各モードにサブルーチンテーブルを2つ以上持つ
様に構成しており、これにより、早い周期の処理が必要
なサブルーチンとゆっくりした処理で良いサブルーチン
が区分され、効率の良い制御が実現する。
つまり、早い処理が必要なサブルーチン用のサブルー
チンテーブルと比較的ゆっくりな処理で良いサブルーチ
ン用のサブルーチンテーブルの2つのサブルーチンテー
ブルを1つのモード内に持っており、すなわち、サブル
ーチン化する事によって1つ1つのサブルーチンの実行
が遅くなることに対して早い処理が必要なものと、ゆっ
くりした処理で良いものの分類し、それぞれのサブルー
チンの機能を損うことなく、制御が可能となる。
具体的には、各モードにおいて実行するサブルーチン
の検索を2つのサブルーチンテーブルから交互に行なう
ので、より早い処理が必要なサブルーチンはゆっくりし
た処理で良いサブルーチンと比べると数倍早い処理を行
なうことが出来、マイクロプロセッサの動作効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の機械装置のマイクロプロセッサが実
行するメインルーチンのプログラム実行動作を示すフロ
ーチャートである。 第2図は、本発明の一実施例である複写機の主に機構部
の構成を示すブロック図である。 第3図は、第2図に示す複写機の操作ボードの平面図で
ある。 第4図は、第2図に示す複写機の電気系統の構成を示す
ブロック図である。 第5図は、第4図に示すマイクロプロセッサ210が、第
1図に示すメインルーチンの実行により実現する制御動
作を示すフローチャートである。 第6図は、マイクロプロセッサ210の、複写機が停止中
のWTモードを実行するサブルーチンテーブルの内容を示
す平面図である。 第7a図および第7b図は、複写機が、動作中にマイクロプ
ロセッサ210が実行するCTモードのサブルーチンテーブ
ルの内容を示す平面図であり、第7a図は遅い処理でまに
合うサブルーチンだけを集合化した第1サブルーチンテ
ーブルを、第7b図は速い処理が必要なサブルーチンだけ
を別に集合化した第2サブルーチンテーブルを示す。 第8a図および第8b図は、マイクロプロセッサ210の、CP
モードからCPモードへの変更処理を示すフローチャート
である。 第9図は、マイクロプロセッサ210の、WTモードからWT
モードへの変更処理を示すフローチャートである。 第10図は、マイクロプロセッサ210の、WTモードからFT
モードへの変更処理を示すフローチャートである。 第11図は、複写機が実行するモードとその実行順を示す
ブロック図である。 1:コンタクトガラス、2:感光体ドラム 3:メインチャージャ、4:イレーサ 5:現像器、6:転写前除電ランプ 7:転写チャージャ、8:分離チャージャ 9:クリーニングユニット、21〜25:給紙カセット 30:光学走査系、31:露光ランプ、 32〜34,36:ミラー、35:レンズ 37:スリット、60:自動原稿送り装置 70:ソータ、80:自動両面ユニット 210:マイクロプロセッサ(マイクロプロセッサ) 220:ROM(サブルーチンメモリ手段,サブルーチンテー
ブルメモリ手段,メインルーチンメモリ手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械動作および状態読取を行なう、各々サ
    ブルーチン化されたサブルーチン動作情報を記憶したサ
    ブルーチンメモリ手段;機械の状態に応じて分類された
    モード毎にそれぞれモード内で実行する必要のあるサブ
    ルーチン動作状報を呼び出すためのサブルーチン指定情
    報を記憶したサブルーチンテーブルメモリ手段;およ
    び、該サブルーチンテーブルメモリ手段から機械の状態
    に応じてサブルーチン指定情報を読み出し該サブルーチ
    ン指定情報に従ってサブルーチンメモリ手段よりサブル
    ーチン動作情報を読み出しこの読み出したサブルーチン
    動作情報に従って機械の動作を制御するメインルーチン
    制御情報、を記憶したメインルーチンメモリ手段;とマ
    イクロプロセッサを備え、マイクロプロセッサによっ
    て、前記メインルーチン制御情報に基づいて機械の動作
    を制御するマイクロプロセッサ制御の機械装置におい
    て、 前記の、機械の状態に応じて分類されたあるモード内で
    実行する必要のあるサブルーチン動作情報を、比較的に
    短い周期の処理を要する動作情報と比較的に長い周期の
    処理を要する動作情報の少くとも2組に区分して、それ
    ぞれを指定するサブルーチン指定情報を少くとも2組の
    サブルーチンテーブルメモリ手段に記憶し、このように
    区分した該モードにおいては、該少くとも2組のサブル
    ーチンテーブル手段の各サブルーチン指定情報を交互に
    読出して、該モードの動作を制御することを特徴とす
    る、マイクロプロセッサ制御の機械装置。
  2. 【請求項2】前記少くとも2組のサブルーチンテーブル
    手段を用いるモードは、機械が動作中に実行されるモー
    ドである、請求項1記載の、マイクロプロセッサ制御の
    機械装置。
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