JPH071199B2 - 赤外線検出器 - Google Patents

赤外線検出器

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JPH071199B2
JPH071199B2 JP62041657A JP4165787A JPH071199B2 JP H071199 B2 JPH071199 B2 JP H071199B2 JP 62041657 A JP62041657 A JP 62041657A JP 4165787 A JP4165787 A JP 4165787A JP H071199 B2 JPH071199 B2 JP H071199B2
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dewar
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諭 若林
徹 野々山
徹 田治米
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/06Arrangements for eliminating effects of disturbing radiation; Arrangements for compensating changes in sensitivity
    • G01J5/061Arrangements for eliminating effects of disturbing radiation; Arrangements for compensating changes in sensitivity by controlling the temperature of the apparatus or parts thereof, e.g. using cooling means or thermostats

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えば赤外線撮像装置などに用いられる赤外
線検出器に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は例えばジョン・ウィリーアンドサンズ(John W
iley & Sons)から1969年発行のハドソン著(R.D.HUDS
ON.JR)「赤外線システム・エンジニアリング」(Infra
red System Engineering)のP354に示された従来の赤外
線検出器の断面図である。図において(1)は二重壁で
できた容器で、以下これをデュワー(Dewar)という。
(2)はデュワー窓、(3)は量子形赤外線検出素子
(以下これを検出素子という)、(4)はコールドシー
ルド、(5)はコールドフィルタ、(6)は冷媒容器、
(7)は被測定赤外線、(8),(9)は不要赤外線
(被測定赤外線(7)以外の赤外線)、(12)は検出素
子(3)の取り付け基板である。なお冷媒容器(6)に
は冷媒が注入されており、これにより検出素子(3)を
冷却してその検出感度を増大している。また、コールド
フィルタ(5)はコールドシールド(4)に固着され、
そしてこのコールドシールド(4)は冷媒容器(6)の
壁部に接着されているのでコールドシールド(4)、コ
ールドフィルタ(5)は共に冷却されている。さらに検
出素子(3)、コールドシールド(4)、コールドフィ
ルタ(5)の冷却を効率良く行うために、デュワー
(1)とデュワー窓(2)によって囲まれた空間は真空
状態にされている。
従来の赤外線検出器は上記のように構成され、そして被
測定赤外線(7)はデュワー窓(2)、コールドシール
ド(4)の開口部及びコールドフィルタ(5)を通して
検出素子(3)に入射されて、検出される。ここで、コ
ールドシールド(4)はコールドフィルタ(5)を保持
するとともに、常温の周囲背景から放射される不要赤外
線が検出素子(3)に入射するのを防止し、これによっ
て検出素子(3)の雑音を低減するために設けられてい
る。したがって、コールドシールド(4)は表面の放射
率を高くするとともに低温に冷却されているので、コー
ルドシールド(4)の表面から放射される不要赤外線の
量は被測定赤外線(7)に比して無視できるほどに低減
される。また、コールドフィルタ(5)はコールドシー
ルド(4)の開口部を通して検出素子(3)に入射する
被測定赤外線(7)の波長域(以下これを所要波長域と
いう)を透過し、これにより所望しない波長域の赤外線
透過を抑えて、雑音を更に低減する。このためコールド
フィルタ(5)は前記所要波長域において吸収の小さい
基板の表面に前記所要波長域を選択的に透過する誘電体
材料を蒸着して構成する。また、コールドフィルタ
(5)自体から放射する不要赤外線量を抑制するために
コールドフィルタ(5)が低温に冷却されていることは
前述のとおりである。さらに誘電体材料を蒸着して構成
されたコールドフィルタ(5)は赤外線の不要な波長域
に対しては反射率が高いように構成されているので、コ
ールドシールド(4)、取り付け基板(12)、検出素子
(3)から放射される赤外線のうち、たとえば第2図に
不要赤外線(8)として示す赤外線のうち不要な波長域
部分はコールドフィルタ(5)で反射して、検出素子
(3)に入射する。しかし、前述のようにコールドシー
ルド(4)、取り付け基板(12)、赤外線検出素子
(3)は低温に冷却されているので、その不要赤外線の
放射量は無視できるほど小さい。したがって、このよう
な径路を経て入射される赤外線による検出器雑音は無視
できる。
また、コールドフィルタ(5)を省略し、そのかわりに
デュワー窓(2)に前記誘導体材料のフィルタを構成し
ても、デュワー(1)の外部から入射する赤外線のうち
被測定赤外線(7)の波長域以外のものを除去するとい
う目的を達することはできるが、このような構造にする
と、デュワー(1)の外筒内面から放射された不要赤外
線(9)の不要波長域部分はデュワー窓(2)に形成さ
れた誘電体フィルタで反射されて検出素子(3)に入射
して雑音となる。デュワー(1)の外筒内面は冷媒容器
(6)に接する部分以外は冷却されないので、この雑音
は無視できない大きさになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の赤外線検出器では、雑音の低減を図
るために検出素子、コールドシールド及びコールドフィ
ルタを冷却する必要があった。このため冷媒に対する熱
負荷が大きくなるので、検出素子、コールドシールド及
びコールドフィルタを所定の温度まで冷却する時間が長
くなるという問題点があった。特に赤外線誘導ミサイル
に用いられる赤外線検出器では数秒で所定の温度まで冷
却する必要があり、そのため冷却に要する時間が長いと
いうことは致命的な問題点であった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、雑音低減作用を従来と同様に保ったまま、冷
媒に対する熱負荷を大幅に減少して所定の温度まで冷却
するに要する時間を大幅に短縮することができる赤外線
検出器を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の赤外線検出器ではコールドフィルタを省略し
て冷媒に対する熱負荷を大幅に減少すると同時にデュワ
ー窓の形状を楕円をその短軸を軸として回転して得られ
る回転楕円面の形状としてこの部分に誘電体材料を蒸着
して不要波長域を透過させないフィルタを構成した。従
ってデュワー(1)の外部からの赤外線はデュワー窓に
形成されているフィルタによって所要波長域のものだけ
が赤外線検出素子には入射され、またデュワーの内部表
面から放射される赤外線のうち前記楕円の焦点より外側
の部分から放射される赤外線は回転楕円状表面によって
前記楕円の焦点より外側の部分へ反射され赤外線検出素
子には入射されないようにした。
〔作用〕
この発明にかかる赤外線検出器の構造では、デュワー窓
に構成された誘電体フィルタによって反射された赤外線
検出素子に入射する赤外線は、赤外線検出素子及びその
近傍から放射される微小な量の赤外線だけであり、他の
部分からの不要赤外線は検出素子に入射しないので、誘
電体フィルタをコールドフィルタとしてコールドシール
ド内に取り付ける必要がなくなり熱負荷が低減される。
〔実施例〕
以下この発明の実施例を図面について説明する。第1図
はこの発明の一実施例を示す断面図であって、第1図に
おいて第2図と同一符号は同一又は相等部分を示し、
(10)はこの発明のデュワー窓、(11)はデュワー窓
(10)の内面及び外面の少なくとも一方の面に形成され
た誘電体フィルタ、(13a),(13b)は楕円の焦点、
(14)は楕円の短軸である。
デュワー窓(10)は(13a),(13b)に焦点を持つ楕円
をその短軸(14)のまわりに回転させた時に得られる回
転楕円面の形状に形成されている。この楕円を回転した
とき焦点(13a),(13b)の軌跡は円となり、この円を
仮に焦円と言うことにすると検出素子(3)は焦円の内
部(第1図に示す例では焦円の中心位置)に置かれる。
また、デュワー窓(10)は常温の雰囲気内に置かれてい
る。
上記にように構成された赤外線検出器においては、デュ
ワー窓(10)を通過し、そして検出素子(3)に入射す
る被測定赤外線(7)は、誘電体フィルタ(11)によっ
てその不要な波長域が遮断されるので、雑音の増加が抑
制される。
次にデュワー(1)内から放射された不要赤外線の影響
について説明する。デュワー窓(10)の形状は回転楕円
面になっているので、焦円内の部分から放射され誘電体
フィルタ(11)で反射される赤外線は焦円内に入射さ
れ、焦円外の部分から放射され誘電体フィルタ(11)で
反射される赤外線は焦円外に入射される。ところで、焦
円内の部分は検出素子(3)と同時に冷媒容器(5)の
冷媒で冷却されるので、焦円内の部分、すなわち検出素
子(3)自体及び取り付け基板(12)からの赤外線放射
量は充分に小さく、雑音の増加が抑制できる。
なお、検出素子(3)の近傍の取り付け基板(12)上に
電極等の高反射率部分が設けられた場合、デュワー
(1)内外の常温部分から放射された不要赤外線のデュ
ワー(1)内における多重反射により、前記高反射部分
の電極等に入射し、これが反射された後、誘電体フィル
タ(11)で再反射されて、検出素子(3)に入射する可
能性がある。これに対しては、前記高反射率部分の電極
等をたとえばペンキ等の絶縁性赤外線吸収層で被覆して
その影響を除去することができる。
ところで、デュワー窓(10)及び誘電体フィルタ(11)
は常温状態であるから、その不要赤外線の放射量は従来
のコールドフィルタ(5)による不要赤外線の放射量に
比して大きい。しかし、デュワー窓(10)及び誘電体フ
ィルタ(11)は吸収率の小さな材料で構成され、しかも
放射率の値は吸収率の値と等しいので、これらの材料に
よる不要赤外線の放射率は小さいといえる。したがっ
て、デュワー窓(10)、誘電体フィルタ(11)は常温で
あっても、赤外線放射量は小さく、これによって生じる
雑音も小さい。
なお上記実施例ではコールドシールドを用いた場合につ
いて述べたが、この発明はコールドシールドを用いない
場合にも利用できることは明らかである。
なお、第1図に示す実施例では検出素子(3)が1個の
場合を示したが、この発明はこれに限らず、複数の検出
素子を基板(12)に取り付けた場合にも同様の効果をも
つことは明らかである。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、デュワー窓を回転楕円
面状にし、そしてデュワー窓の表面に蒸着により誘電体
フィルタを構成し、回転楕円面の焦円内に赤外線検出素
子が位置するように取り付けるという構造により、冷却
の必要なコールドフィルタを省略してこれと同等の雑音
低減を行うので、冷媒の熱負荷を低減し、冷却に要する
時間を大幅に短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第2図は従
来の赤外線検知器を示す断面図。 (1)はデュワー、(3)は量子形赤外線検出素子、
(4)はコールドシールド、(6)は冷媒容器、(7)
は被測定赤外線、(8),(9)は不要赤外線、(10)
はデュワー窓、(11)は誘電体フィルタ、(12)は取り
付け基板、(13a),(13b)は楕円の焦点、(14)は楕
円の短軸。 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4420688(US,A) 米国特許4421985(US,A) 米国特許2115143(US,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が真空状態にされたデュワーと、この
    デュワーの一部として設けられ被測定赤外線を通過させ
    る開口部を有するデュワー窓と、上記デュワー内の上記
    デュワー窓開口部から入射する被測定赤外線を検出する
    位置に設けられた赤外線検出素子と、この赤外線検出素
    子を冷却する冷却手段とを有する赤外線検出器におい
    て、 上記デュワー窓を、楕円をその短軸のまわりに回転させ
    て得られる回転楕円面状に形成し、上記デュワー窓の内
    面及び外面のうちの少なくとも一方の面に所要波長域を
    選択的に透過する誘導体フィルタを構成し、 上記楕円の二つの焦点が上記楕円の短軸のまわりに回転
    した軌跡により表わされる焦円の範囲内に上記赤外線検
    出素子を位置させることを特徴とする赤外線検出器。
  2. 【請求項2】赤外線検出素子の位置する焦円の範囲内に
    おける高反射率部分を、絶縁性赤外線吸収層で被覆した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の赤外線検
    出器。
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JP5138257B2 (ja) * 2007-03-28 2013-02-06 大阪瓦斯株式会社 加熱調理器用の赤外線強度検出装置
RU192540U1 (ru) * 2019-07-23 2019-09-23 Акционерное общество "Московский завод "САПФИР" Охлаждаемый планарный фотодиод на основе кристаллов антимонида индия

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