JPS643047Y2 - - Google Patents

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JPS643047Y2
JPS643047Y2 JP1982087494U JP8749482U JPS643047Y2 JP S643047 Y2 JPS643047 Y2 JP S643047Y2 JP 1982087494 U JP1982087494 U JP 1982087494U JP 8749482 U JP8749482 U JP 8749482U JP S643047 Y2 JPS643047 Y2 JP S643047Y2
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JP
Japan
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cold shield
infrared
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slit
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JP1982087494U
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English (en)
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JPS58189936U (ja
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Publication of JPS643047Y2 publication Critical patent/JPS643047Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は赤外線検知器に係り、特に赤外線検知
素子に対する入射光の視野角を規定するためのコ
ールド・シールドの構造の改良に関するものであ
る。
(b) 従来技術と問題点 一般的に用いられている赤外線検知器は、第2
図に示すように、赤外線透光窓13を設けたガラ
ス等からなる外筒11と、該赤外線透光窓13に
対向して赤外線検知素子15を載置した冷却基台
14を配設した内筒12とからなるデユアル構造
の断熱容器を主体としてなり、前記冷却基台14
上には、赤外線検知素子に対する入射光の視野規
定用スリツト17を有し、且つ内周面を黒色化し
たニツケル或いは銅等からなる金属製の円筒状の
コールド・シールド16が前記赤外線検知素子1
5を包囲する形に配置されている。
そして前記赤外線検知素子15をコールド・シ
ールド16と共に、前記冷却基台14を介して液
体窒素或いはジユールトムソン型の冷却器等によ
つて所定の低温に冷却して動作せしめ、検知対象
物からの赤外線以外の不要な背景幅射が前記赤外
線検知素子15に入射することを前記コールド・
シールド16によつて排除し、検知すべき赤外線
を該コールド・シールド16の視野規定用スリツ
ト17を通して前記赤外線検知素子15に入射せ
しめる構成がとられている。
ところで上述した従来のコールド・シールド1
6にあつては、内面に黒鉛等の膜18を設けてを
黒色化することにより、赤外線検知素子15と共
に低温に冷却した該コールド・シールド16の内
部に入射した不要な背景幅射の放射、或いは反射
を防止しているが、通常コールド・シールド16
はその製造を容易にするために該コールド・シー
ルド16の内面を黒色化する際に、同時にその外
周面をも黒色化している。
ところが上記のようにコールド・シールド16
の外周面を黒色化すると、該コールド・シールド
16が大気温度を有する外筒11よりの熱放射を
吸収し、該コールド・シールド16を前記赤外線
検知素子15と共に低温に冷却している液体窒素
或いは冷却機に対する熱負荷が増加するといつた
不都合が生じ、前記冷却手段に余分な負担がかか
る欠点があつた。
(c) 考案の目的 本考案は上記の従来の欠点を克服するためにな
されたもので、その目的は、大気温度を有する外
筒からの熱放射をコールド・シールドの外周面に
おいて反射して排除し、且つコールド・シールド
に設けた入射光の視野規定用スリツトの周囲の反
射膜と外筒に設けた赤外線透光窓との間で反射し
て不要な赤外線がコールド・シールド内に入射す
るのを防止することにより、冷却手段に対する熱
負荷を低減し得るようにした新規な赤外線検知器
を提供することにある。
(d) 考案の構成 そしてこの目的は、本考案によれば透光窓を設
けた外筒内に、該透光窓に対向して赤外線検知素
子とその赤外線検知素子に対する入射光の視野規
定用スリツトを有するコールド・シールドを載置
した冷却基台を備えた内筒が配置され、その内外
両筒間の空間を真空としたデユアル構造からなる
検知器の構成において、前記コールド・シールド
の視野規定用スリツトの周囲の外周面を傾斜した
形状とすると共に、その傾斜面を含むコールド・
シールドの全外周面を熱反射用の鏡面としたこと
を特徴とする赤外線検知器を提供することによつ
て達成される。
(e) 考案の実施例 以下、第1図により本考案の一実施例について
詳細に説明する。
第1図は本考案に係る赤外線検知器の一実施例
を示す要部断面図であり、図において赤外線透光
窓3は外筒1の上部に設けられており、この赤外
線透光窓3に対向して赤外線検知素子5を載置し
た冷却基台4が内筒2に配設されている。外筒1
と内筒2の間の空間を真空にしてデユアル構造の
断熱容器を構成している。
そして前記赤外線検知素子5が載置された冷却
基台4の上には、ガラス製のコールド・シールド
6が固着配置されている。
このコールド・シールドは、上部にこの赤外線
検知素子5に対する入射光の視野規定用スリツト
7を有し、且つこの入射光の視野規定用スリツト
7の周囲の外周面を傾斜した形状、例えば円錐形
状、或いは角錐形状とし、内面に黒鉛膜8等を塗
布して黒色化し、更にその傾斜面を含む全外周面
にアルミニウム(Al)等からなる反射膜9を蒸
着法等によつて被着させたものである。
上記のように外周面を反射膜9によつて鏡面と
したコールド・シールド6を、前記冷却基台4上
に配備した構成とすることにより、大気温度とな
つている外筒1からの放射熱が前記コールド・シ
ールド6の反射膜9で反射され、該コールド・シ
ールド6に吸収されることを防止でき、又、コー
ルド・シールド6に設けた入射光の視野規定用ス
リツト7の周囲の傾斜面部分の反射膜9と外筒1
に設けた赤外線透光窓3との間で反射した不要な
赤外線がコールド・シールド6内に入射するとい
つたことが排除される。
従つて、赤外線検知素子5をこのコールド・シ
ールド6と共に冷却基台4を介して低温に冷却す
る液体窒素或いは冷却機に対する余分な熱負荷が
解消し、その結果赤外線検知器の性能が向上す
る。
(f) 考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案に係る赤
外線検知器によれば、赤外線検知素子を載置した
冷却基台上に配置したコールド・シールドの視野
規定用スリツトの周囲の外周面を傾斜した円錐形
状、或いは角錐形状とし、かつ該コールド・シー
ルドの内面を黒色化すると共に、その傾斜面を含
む全外周面に反射膜を被覆して鏡面とすることに
より、大気温度を有する外筒からの放射熱をこの
コールド・シールドの反射膜、即ち、鏡面によつ
て反射排除すると同時にコールド・シールドに設
けた入射光の視野規定用スリツトの周囲の傾斜面
部分の反射膜と外筒に設けた赤外線透光窓との間
で反射する不要な赤外線がコールド・シールド内
に入射するのを防止することが可能となる。
よつて前記冷却基台を介して赤外線検知素子と
共にコールド・シールドをも低温に冷却する液体
窒素或いは冷却機等の冷却手段に対する余分な熱
負荷が排除され、赤外線検知器の性能を向上する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る赤外線検知器の一実施例
を示す要部断面図、第2図は従来の赤外線検知器
を示す要部断面図である。 図において、1は外筒、2は内筒、3は赤外線
透光窓、4は冷却基台、5は赤外線検知素子、6
はコールド・シールド、7は視野規定用スリツ
ト、8は黒鉛膜、9は反射膜を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透光窓3を設けた外筒1内に、該透光窓3に対
    向して赤外線検知素子5とその赤外線検知素子5
    に対する入射光の視野規定用スリツト7を有する
    コールド・シールド6を載置した冷却基台4を備
    えた内筒2が配置され、その内外両筒1,2間の
    空間を真空としたデユアル構造からなる検知器の
    構成において、 上記コールド・シールド6の視野規定用スリツ
    ト7の周囲の外周面を傾斜した形状とすると共
    に、その傾斜面を含むコールド・シールド6の全
    外周面を熱反射用の鏡面としたことを特徴とする
    赤外線検知器。
JP8749482U 1982-06-11 1982-06-11 赤外線検知器 Granted JPS58189936U (ja)

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JP8749482U JPS58189936U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 赤外線検知器

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JP8749482U JPS58189936U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 赤外線検知器

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JPS58189936U JPS58189936U (ja) 1983-12-16
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JP8749482U Granted JPS58189936U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 赤外線検知器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4607300B2 (ja) * 2000-08-30 2011-01-05 日置電機株式会社 冷却装置および光検出装置

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JPS6015144Y2 (ja) * 1976-12-07 1985-05-14 富士通株式会社 電子冷却型輻射線検知装置

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JPS58189936U (ja) 1983-12-16

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