JPH08193880A - 赤外線検出装置 - Google Patents
赤外線検出装置Info
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- JPH08193880A JPH08193880A JP7006481A JP648195A JPH08193880A JP H08193880 A JPH08193880 A JP H08193880A JP 7006481 A JP7006481 A JP 7006481A JP 648195 A JP648195 A JP 648195A JP H08193880 A JPH08193880 A JP H08193880A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 赤外受光素子を約30〜100Kに冷却して
用いる赤外線検出装置において、外部からの不要な赤外
光線による熱負荷を低減し、内部からの赤外線反射によ
るノイズ低減を図る。 【構成】 デュワの窓表面にフィルタ膜を具備し、コー
ルドシールド先端外周部に板形状のひさしを具備し、ひ
さしの窓側表面に放射率の高い膜、逆側表面に放射率の
低い膜を形成し、約30〜100Kに冷却した。 【効果】 フィルタ膜により外部からの不要な赤外光線
が遮断されるため、熱の侵入が低減される。内部からの
赤外光線がひさしにより遮断されて赤外線検出素子に到
達しないため、ノイズが低減される。
用いる赤外線検出装置において、外部からの不要な赤外
光線による熱負荷を低減し、内部からの赤外線反射によ
るノイズ低減を図る。 【構成】 デュワの窓表面にフィルタ膜を具備し、コー
ルドシールド先端外周部に板形状のひさしを具備し、ひ
さしの窓側表面に放射率の高い膜、逆側表面に放射率の
低い膜を形成し、約30〜100Kに冷却した。 【効果】 フィルタ膜により外部からの不要な赤外光線
が遮断されるため、熱の侵入が低減される。内部からの
赤外光線がひさしにより遮断されて赤外線検出素子に到
達しないため、ノイズが低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は約30〜100Kに冷
却する赤外線検出装置に用いる赤外線検出素子を実装す
るデュワに関連するものである。
却する赤外線検出装置に用いる赤外線検出素子を実装す
るデュワに関連するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のデュワを示す断面図であ
り、図中1は赤外線検出素子、2は赤外線検出素子1を
取り付けて保持するための内筒、3は内筒2を固定する
ための台、4は窓、5は台3に固定され、かつ窓4を保
持するための外筒、6は赤外線検出素子1に取付けられ
たコールドシールド、7は排気管、8は赤外線検出素子
1を約30〜100Kに冷却するためのクーラの冷却
棒、9はレンズ、10はレンズを保持するための鏡筒、
11は物体、12は物体11から発する赤外光線、13
は鏡筒などから発する外部不要赤外光線、14は外筒5
または台3から発する内部不要赤外光線である。15は
赤外線検出素子1からの電気出力をデュワの外部に取り
出すための配線、16は台3と絶縁された端子で配線1
5に接続されている。17はデュワを示している。図7
はコールドシールド6の詳細な構造を示した図であり、
図中20はコールドシールド6の表面に形成された放射
率の高い膜、21はコールドシールド6の表面に形成さ
れた放射率の低い膜となっている。
り、図中1は赤外線検出素子、2は赤外線検出素子1を
取り付けて保持するための内筒、3は内筒2を固定する
ための台、4は窓、5は台3に固定され、かつ窓4を保
持するための外筒、6は赤外線検出素子1に取付けられ
たコールドシールド、7は排気管、8は赤外線検出素子
1を約30〜100Kに冷却するためのクーラの冷却
棒、9はレンズ、10はレンズを保持するための鏡筒、
11は物体、12は物体11から発する赤外光線、13
は鏡筒などから発する外部不要赤外光線、14は外筒5
または台3から発する内部不要赤外光線である。15は
赤外線検出素子1からの電気出力をデュワの外部に取り
出すための配線、16は台3と絶縁された端子で配線1
5に接続されている。17はデュワを示している。図7
はコールドシールド6の詳細な構造を示した図であり、
図中20はコールドシールド6の表面に形成された放射
率の高い膜、21はコールドシールド6の表面に形成さ
れた放射率の低い膜となっている。
【0003】次に動作について説明する。一般に赤外光
線を受光する赤外線検出素子は熱によるノイズを低減す
るため約30〜100Kに冷却する必要がある。冷却に
は液体窒素やクーラを用いるが、効率よく冷却するには
環境温度側から赤外線検出素子に冷却する熱を極力低減
(断熱)する必要がある。そのため図6に示すように赤
外線検出素子1はまず細長い内筒2の先端に取付られ、
環境温度にさらされている台3からの伝導による熱の流
入を低減させている。また対流による熱の伝達をなくす
ため、赤外線検出素子1は内筒2と台3と窓4と外筒5
で密閉された容器の内部にあり、内部は排気管7によっ
て排気され真空に保たれている。クーラの冷却棒8は内
筒2の内部に差し込まれ、赤外線検出素子1を底面から
約30〜100Kに冷却している。
線を受光する赤外線検出素子は熱によるノイズを低減す
るため約30〜100Kに冷却する必要がある。冷却に
は液体窒素やクーラを用いるが、効率よく冷却するには
環境温度側から赤外線検出素子に冷却する熱を極力低減
(断熱)する必要がある。そのため図6に示すように赤
外線検出素子1はまず細長い内筒2の先端に取付られ、
環境温度にさらされている台3からの伝導による熱の流
入を低減させている。また対流による熱の伝達をなくす
ため、赤外線検出素子1は内筒2と台3と窓4と外筒5
で密閉された容器の内部にあり、内部は排気管7によっ
て排気され真空に保たれている。クーラの冷却棒8は内
筒2の内部に差し込まれ、赤外線検出素子1を底面から
約30〜100Kに冷却している。
【0004】物体11から発した赤外光線12には3〜
5μmの波長帯成分が含まれており、この成分の赤外光
線はレンズ9によって約30〜100Kに冷却された赤
外線検出素子1に結像する。赤外線検出素子1は3〜5
μmの波長帯に受光感度があり、赤外線検出素子1に結
像した赤外光線12は電気信号に変換され配線15を介
して端子16で出力され、物体11の像情報を得ること
ができるわけである。なお赤外線検出素子1には3〜5
μm帯成分以外の波長帯の赤外光線も到達するが、赤外
線検出素子1は3〜5μm以外の波長帯では受光感度が
低いため一部は反射し残りは熱エネルギに変換される。
鏡筒10や外筒5からも赤外光線13、14が発せられ
ているが、それらの赤外光線は赤外線検出素子1に入射
すると画像ノイズとなるため、コールドシールド6で赤
外線検出素子1の受光面を覆い、不要赤外光線が直接赤
外線検出素子1に照射されない構造となっている。コー
ルドシールド6の内側表面に照射された赤外光線13
は、放射率の高い膜20で熱として吸収されるため反射
して赤外線検出素子1に到達することはない。また外側
表面に照射された赤外光線14は放射率の低い膜21で
反射されるため、その赤外光線がコールドシールド6に
熱として吸収されることはない。なおコールドシールド
6は約30〜100Kに冷却されているため、その内側
表面は放射率が高いがその表面から有害な赤外光線が放
射されることはない。
5μmの波長帯成分が含まれており、この成分の赤外光
線はレンズ9によって約30〜100Kに冷却された赤
外線検出素子1に結像する。赤外線検出素子1は3〜5
μmの波長帯に受光感度があり、赤外線検出素子1に結
像した赤外光線12は電気信号に変換され配線15を介
して端子16で出力され、物体11の像情報を得ること
ができるわけである。なお赤外線検出素子1には3〜5
μm帯成分以外の波長帯の赤外光線も到達するが、赤外
線検出素子1は3〜5μm以外の波長帯では受光感度が
低いため一部は反射し残りは熱エネルギに変換される。
鏡筒10や外筒5からも赤外光線13、14が発せられ
ているが、それらの赤外光線は赤外線検出素子1に入射
すると画像ノイズとなるため、コールドシールド6で赤
外線検出素子1の受光面を覆い、不要赤外光線が直接赤
外線検出素子1に照射されない構造となっている。コー
ルドシールド6の内側表面に照射された赤外光線13
は、放射率の高い膜20で熱として吸収されるため反射
して赤外線検出素子1に到達することはない。また外側
表面に照射された赤外光線14は放射率の低い膜21で
反射されるため、その赤外光線がコールドシールド6に
熱として吸収されることはない。なおコールドシールド
6は約30〜100Kに冷却されているため、その内側
表面は放射率が高いがその表面から有害な赤外光線が放
射されることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線検出装置
は以上のように構成されているのでコールドシールド6
にはデュワ外部から侵入する多くの赤外光線が熱となっ
て吸収される。また赤外線検出素子1では外部から侵入
する赤外光線の3〜5μm帯以外の波長成分が熱となっ
て吸収される。前述したように、赤外線検出素子1およ
びコールドシールド6は約30〜100kに冷却する必
要があるが、これらの不要な赤外光線の吸収による熱負
荷があるために必要以上にクーラの冷却能力を大きくし
なければならなかった。クーラの冷却能力を大きくする
とクーラの消費電力が増大しクーラの寸法・質量も増加
するため、赤外線カメラ等を小型化する上での障害とな
っていた。
は以上のように構成されているのでコールドシールド6
にはデュワ外部から侵入する多くの赤外光線が熱となっ
て吸収される。また赤外線検出素子1では外部から侵入
する赤外光線の3〜5μm帯以外の波長成分が熱となっ
て吸収される。前述したように、赤外線検出素子1およ
びコールドシールド6は約30〜100kに冷却する必
要があるが、これらの不要な赤外光線の吸収による熱負
荷があるために必要以上にクーラの冷却能力を大きくし
なければならなかった。クーラの冷却能力を大きくする
とクーラの消費電力が増大しクーラの寸法・質量も増加
するため、赤外線カメラ等を小型化する上での障害とな
っていた。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コールドシールド6および赤外
線検出素子1に入射される赤外光線から不要な熱線とな
る波長帯を除去し、より小さなクーラの冷却能力でも赤
外線検出素子およびコールドシールドを約30〜100
Kに冷却できる赤外線検出装置を得ることを目的として
いる。
ためになされたもので、コールドシールド6および赤外
線検出素子1に入射される赤外光線から不要な熱線とな
る波長帯を除去し、より小さなクーラの冷却能力でも赤
外線検出素子およびコールドシールドを約30〜100
Kに冷却できる赤外線検出装置を得ることを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1によ
る赤外線検出装置は、窓4の赤外線検出素子1側の表面
に3〜5μmの波長帯の赤外光線が透過し、かつ3〜5
μm以外の波長帯が反射するフィルタ膜を形成した。
る赤外線検出装置は、窓4の赤外線検出素子1側の表面
に3〜5μmの波長帯の赤外光線が透過し、かつ3〜5
μm以外の波長帯が反射するフィルタ膜を形成した。
【0008】この発明の実施例2による赤外線検出装置
は、コールドシールド6の窓4の側の開口の外周部に窓
4と略平行で外周方向に張り出した板形状のひさしを具
備した。
は、コールドシールド6の窓4の側の開口の外周部に窓
4と略平行で外周方向に張り出した板形状のひさしを具
備した。
【0009】この発明の実施例3による赤外線検出装置
は、ひさしの窓側の表面に放射率の高い膜を形成し、前
記表面と逆側の表面に放射率の低い膜を形成した。
は、ひさしの窓側の表面に放射率の高い膜を形成し、前
記表面と逆側の表面に放射率の低い膜を形成した。
【0010】この発明の実施例4による赤外線検出装置
は、ひさしを約30〜100Kに冷却した。
は、ひさしを約30〜100Kに冷却した。
【0011】この発明の実施例5による赤外線検出装置
は、ひさしの長さL1を上記数1で示される長さとし
た。
は、ひさしの長さL1を上記数1で示される長さとし
た。
【0012】
【作用】この発明の実施例1によれば、3〜5μmの波
長帯以外の赤外光線は窓4の赤外線検出素子1側の表面
に形成したフィルタ膜により反射されてしまうので、3
〜5μmの波長帯以外の赤外光線がデュワ内部の赤外線
検出素子1又はコールドシールド6には到達せず熱負荷
とはならない。
長帯以外の赤外光線は窓4の赤外線検出素子1側の表面
に形成したフィルタ膜により反射されてしまうので、3
〜5μmの波長帯以外の赤外光線がデュワ内部の赤外線
検出素子1又はコールドシールド6には到達せず熱負荷
とはならない。
【0013】この発明の実施例2によれば、デュワ内部
の外筒5や台3から放射される不要な赤外光線の一部は
前記フィルタ膜で反射するが、コールドシールド6の外
周部に具備されたひさしにより、直接赤外線検出素子に
到達してノイズとなることはない。
の外筒5や台3から放射される不要な赤外光線の一部は
前記フィルタ膜で反射するが、コールドシールド6の外
周部に具備されたひさしにより、直接赤外線検出素子に
到達してノイズとなることはない。
【0014】この発明の実施例3によれば、デュワ内部
の外筒5や台3から放射される不要な赤外光線の一部は
前記フィルタ膜で反射し、ひさしの窓4の側の表面に到
達するが、ひさしの窓側の表面に形成された放射率の高
い膜に吸収されるため、この赤外光線がひさし表面でさ
らに反射することはない。
の外筒5や台3から放射される不要な赤外光線の一部は
前記フィルタ膜で反射し、ひさしの窓4の側の表面に到
達するが、ひさしの窓側の表面に形成された放射率の高
い膜に吸収されるため、この赤外光線がひさし表面でさ
らに反射することはない。
【0015】この発明の実施例4によれば、ひさしは約
30〜100Kに冷却されているので、ひさしの窓4の
側の表面に形成された放射率の高い膜からは不要な赤外
光線が放射されることはない。
30〜100Kに冷却されているので、ひさしの窓4の
側の表面に形成された放射率の高い膜からは不要な赤外
光線が放射されることはない。
【0016】この発明の実施例5によれば、ひさしの長
さを数1により設定すれば、デュワ内部の外筒5や台3
のどの場所から不要な赤外光線が放射されても、ひさし
は最短の長さでそれらの赤外光線が直接赤外線検出素子
1に到達しないように設定される。
さを数1により設定すれば、デュワ内部の外筒5や台3
のどの場所から不要な赤外光線が放射されても、ひさし
は最短の長さでそれらの赤外光線が直接赤外線検出素子
1に到達しないように設定される。
【0017】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示すデュワの断
面図であり、図において31は、窓4の表面に形成さ
れ、3〜5μm帯の波長を透過し、それ以外の波長帯の
赤外光線を反射させるフィルタ膜である。その他は従来
の技術の説明したので省略する。次に動作について説明
する。図1において物体11から発しレンズ9で絞られ
た赤外光線12は窓4に到達し、さらに窓4を透過して
フィルタ膜31に到達する。フィルタ膜31で波長3〜
5μm帯の光線12aだけが透過し、3〜5μm以外の
波長帯の成分は反射されてしまうため、3〜5μmの波
長帯以外の光線12bがデュワ内部に入り込むことはな
い。同様にデュワ外部から内部に向かって進む外部不要
赤外光線13も、窓4のフィルタ膜31で3〜5μm以
外の波長帯の成分は反射されてしまうため、3〜5μm
の波長帯以外の光線13bがデュワ内部に入り込むこと
はない。これにより赤外線検出素子1およびコールドシ
ールド6に熱として吸収されるエネルギが減少するた
め、クーラ8の熱負荷が低減され、クーラ8の冷却能力
は小さくても赤外線検出素子1を所定の温度に冷却する
ことができる。
面図であり、図において31は、窓4の表面に形成さ
れ、3〜5μm帯の波長を透過し、それ以外の波長帯の
赤外光線を反射させるフィルタ膜である。その他は従来
の技術の説明したので省略する。次に動作について説明
する。図1において物体11から発しレンズ9で絞られ
た赤外光線12は窓4に到達し、さらに窓4を透過して
フィルタ膜31に到達する。フィルタ膜31で波長3〜
5μm帯の光線12aだけが透過し、3〜5μm以外の
波長帯の成分は反射されてしまうため、3〜5μmの波
長帯以外の光線12bがデュワ内部に入り込むことはな
い。同様にデュワ外部から内部に向かって進む外部不要
赤外光線13も、窓4のフィルタ膜31で3〜5μm以
外の波長帯の成分は反射されてしまうため、3〜5μm
の波長帯以外の光線13bがデュワ内部に入り込むこと
はない。これにより赤外線検出素子1およびコールドシ
ールド6に熱として吸収されるエネルギが減少するた
め、クーラ8の熱負荷が低減され、クーラ8の冷却能力
は小さくても赤外線検出素子1を所定の温度に冷却する
ことができる。
【0018】実施例2.図1はこの発明の実施例2を示
すデュワの断面図であり、図において31はコールドシ
ールド6の窓4の側の開口の外周部に窓4と略平行で外
周方向に張り出した板形状のひさしである。その他は従
来の技術の項で説明したので省略する。図2はこの発明
の実施例2の動作を示す図であり、図において14はデ
ュワ内部の外筒5または台3から放射された不要な赤外
光線、14aはフィルタ膜31で透過する波長3〜5μ
m帯の赤外光線、14bはフィルタ膜31で反射される
3〜5μm以外の波長帯の赤外光線である。図2におい
て、デュワ内部では、外筒5や台3から放射され窓4の
方向に向かう不要赤外光線14は一部はひさし32に到
達し、一部はフィルタ31に到達する。ひさし32に到
達した赤外光線14はそこで反射または吸収され透過す
ることはない。一方フィルタ膜31に到達した赤外光線
14は、波長3〜5μm帯の赤外光線14aは透過する
ため窓4を透過してデュワの外部に出るが、3〜5μm
の波長帯以外の赤外光線14bはフィルタ膜31で反射
される。この赤外光線14bは赤外線検出素子1に向か
うが、ひさし32に遮断されて赤外線検出素子1に到達
することはない。図5のように従来のコールドシールド
6のままであると、フィルタ膜31で反射された赤外光
線14bはコールドシールド6の内側に侵入し、赤外線
検出素子1に到達して画像にノイズとして現れる。
すデュワの断面図であり、図において31はコールドシ
ールド6の窓4の側の開口の外周部に窓4と略平行で外
周方向に張り出した板形状のひさしである。その他は従
来の技術の項で説明したので省略する。図2はこの発明
の実施例2の動作を示す図であり、図において14はデ
ュワ内部の外筒5または台3から放射された不要な赤外
光線、14aはフィルタ膜31で透過する波長3〜5μ
m帯の赤外光線、14bはフィルタ膜31で反射される
3〜5μm以外の波長帯の赤外光線である。図2におい
て、デュワ内部では、外筒5や台3から放射され窓4の
方向に向かう不要赤外光線14は一部はひさし32に到
達し、一部はフィルタ31に到達する。ひさし32に到
達した赤外光線14はそこで反射または吸収され透過す
ることはない。一方フィルタ膜31に到達した赤外光線
14は、波長3〜5μm帯の赤外光線14aは透過する
ため窓4を透過してデュワの外部に出るが、3〜5μm
の波長帯以外の赤外光線14bはフィルタ膜31で反射
される。この赤外光線14bは赤外線検出素子1に向か
うが、ひさし32に遮断されて赤外線検出素子1に到達
することはない。図5のように従来のコールドシールド
6のままであると、フィルタ膜31で反射された赤外光
線14bはコールドシールド6の内側に侵入し、赤外線
検出素子1に到達して画像にノイズとして現れる。
【0019】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
すデュワの部分断面図である。図においてひさし32の
窓側の表面には放射率の高い膜20が形成されており、
ひさし32の窓側の表面と逆の表面には放射率の低い膜
21が形成されている。次に動作について説明する。実
施例2の項で述べたように、外筒5や台3から放射され
窓4に向かう赤外光線14の一部はフィルタ膜31に到
達し、3〜5μm以外の波長帯の赤外光線14bが反射
されてひさし32の窓側の表面に到達する。ひさし32
の窓側の表面には前述したように放射率の高い膜20が
形成されているため、到達した赤外光線14bは反射す
ることなく吸収される。ひさし32の窓側の表面に放射
率の高い膜20が形成されていない場合は、赤外光線1
4bはひさしの表面で一部が反射して再度フィルタ膜3
1に向かい、そして赤外光線14bは再度フィルタ膜3
1で反射して赤外線検出素子1に到達し画像上にノイズ
として現れることになる。一方ひさし32の窓側と逆の
表面には放射率の低い膜21が形成されているため、外
筒5や台3から放射される不要な赤外光線14が到達し
ても吸収されずに反射される。従って不要な赤外光線が
熱となって吸収されないため、熱負荷が大きくならない
ですむ。
すデュワの部分断面図である。図においてひさし32の
窓側の表面には放射率の高い膜20が形成されており、
ひさし32の窓側の表面と逆の表面には放射率の低い膜
21が形成されている。次に動作について説明する。実
施例2の項で述べたように、外筒5や台3から放射され
窓4に向かう赤外光線14の一部はフィルタ膜31に到
達し、3〜5μm以外の波長帯の赤外光線14bが反射
されてひさし32の窓側の表面に到達する。ひさし32
の窓側の表面には前述したように放射率の高い膜20が
形成されているため、到達した赤外光線14bは反射す
ることなく吸収される。ひさし32の窓側の表面に放射
率の高い膜20が形成されていない場合は、赤外光線1
4bはひさしの表面で一部が反射して再度フィルタ膜3
1に向かい、そして赤外光線14bは再度フィルタ膜3
1で反射して赤外線検出素子1に到達し画像上にノイズ
として現れることになる。一方ひさし32の窓側と逆の
表面には放射率の低い膜21が形成されているため、外
筒5や台3から放射される不要な赤外光線14が到達し
ても吸収されずに反射される。従って不要な赤外光線が
熱となって吸収されないため、熱負荷が大きくならない
ですむ。
【0020】実施例4.図3はこの発明の実施例4を示
すデュワの部分断面図であり、図においてひさし32は
コールドシールド6に接合され、またコールドシールド
6は赤外線検出素子1に接合されている。このとき赤外
線検出素子1は約30〜100Kに冷却されているた
め、コールドシールド6、ひさし32も約30〜100
Kに冷却されている。前述したように、ひさし32の窓
側の表面には放射率の高い膜20が形成されているが、
ひさし32は約30〜100Kに冷却されているため、
その表面から赤外線はほとんど放射されないので赤外線
検出素子1に不要な赤外線が到達して画像にノイズが発
生することはない。
すデュワの部分断面図であり、図においてひさし32は
コールドシールド6に接合され、またコールドシールド
6は赤外線検出素子1に接合されている。このとき赤外
線検出素子1は約30〜100Kに冷却されているた
め、コールドシールド6、ひさし32も約30〜100
Kに冷却されている。前述したように、ひさし32の窓
側の表面には放射率の高い膜20が形成されているが、
ひさし32は約30〜100Kに冷却されているため、
その表面から赤外線はほとんど放射されないので赤外線
検出素子1に不要な赤外線が到達して画像にノイズが発
生することはない。
【0021】実施例5.図4はこの発明の実施例5を示
すデュワの部分断面図であり、図においてL1はひさし
32の幅の長さ、L2はひさし32と窓4のフィルタ膜
32の間の長さ、L3はコールドシールド4の内径寸
法、L4はひさし32と赤外線検出素子1の長さであ
る。図においてひさし32の幅L1の半分の位置で反射
する光線で、ひさし32の外周部と内周部ぎりぎりを通
過する光線は、コールドシールド6となす角度θが最も
小さな光線となる。この光線14がコールドシールド6
の最も奥深く到達する光線であり、この光線14が赤外
線検出素子1にぎりぎり到達しないようにひさし32の
幅L1を設定する。このようにひさし32の幅L1を決
定すれば、デュワ内部の外筒5や台3から放射されひさ
し32で反射する光線はどんな場合でも赤外線検出素子
1に直接到達せず、ひさし32やコールドシールド6に
到達して吸収されるかひさし32の外に出てしまうこと
になり、L1はその条件で最も短い長さである。このL
1は数1で表される。
すデュワの部分断面図であり、図においてL1はひさし
32の幅の長さ、L2はひさし32と窓4のフィルタ膜
32の間の長さ、L3はコールドシールド4の内径寸
法、L4はひさし32と赤外線検出素子1の長さであ
る。図においてひさし32の幅L1の半分の位置で反射
する光線で、ひさし32の外周部と内周部ぎりぎりを通
過する光線は、コールドシールド6となす角度θが最も
小さな光線となる。この光線14がコールドシールド6
の最も奥深く到達する光線であり、この光線14が赤外
線検出素子1にぎりぎり到達しないようにひさし32の
幅L1を設定する。このようにひさし32の幅L1を決
定すれば、デュワ内部の外筒5や台3から放射されひさ
し32で反射する光線はどんな場合でも赤外線検出素子
1に直接到達せず、ひさし32やコールドシールド6に
到達して吸収されるかひさし32の外に出てしまうこと
になり、L1はその条件で最も短い長さである。このL
1は数1で表される。
【0022】
【発明の効果】この発明の実施例1によれば、窓4の赤
外線検出素子1の側に3〜5μmの波長帯の赤外光線を
透過し、かつ3〜5μmの波長帯以外の赤外光線を反射
するフィルタ膜31を設けたので、デュワの外部から赤
外線検出素子1またはコールドシールド6に不要な赤外
光線が到達することがなく、約30〜100Kの低温部
の熱負荷は小さくなる。それにより本発明を用いた赤外
線検出装置はクーラの冷却能力は従来より小さくてもす
み、従来の赤外線検出装置に比べて消費電力が少なくな
ると同時に小型で質量を小さくできる。
外線検出素子1の側に3〜5μmの波長帯の赤外光線を
透過し、かつ3〜5μmの波長帯以外の赤外光線を反射
するフィルタ膜31を設けたので、デュワの外部から赤
外線検出素子1またはコールドシールド6に不要な赤外
光線が到達することがなく、約30〜100Kの低温部
の熱負荷は小さくなる。それにより本発明を用いた赤外
線検出装置はクーラの冷却能力は従来より小さくてもす
み、従来の赤外線検出装置に比べて消費電力が少なくな
ると同時に小型で質量を小さくできる。
【0023】この発明の実施例2によれば、コールドシ
ールド6の先端部に半径方向に張り出した板形状のひさ
し32を具備したので、デュワ内部からの不要赤外光線
がフィルタ膜31で反射しても直接に赤外線検出素子1
に到達することがなく、ノイズのない良好な画像を得る
ことができる。
ールド6の先端部に半径方向に張り出した板形状のひさ
し32を具備したので、デュワ内部からの不要赤外光線
がフィルタ膜31で反射しても直接に赤外線検出素子1
に到達することがなく、ノイズのない良好な画像を得る
ことができる。
【0024】この発明の実施例3によれば、ひさし32
の物体側の表面に放射率の高い膜20を形成したので、
フィルタ膜31で反射した光線がひさし32に到達して
も反射せずに吸収される。従って反射光線が赤外線検出
素子に到達することがなく、ノイズのない良好な画像を
得ることができる。また、ひさし32の物体11と逆側
の表面に放射率の低い膜を形成したので、ひさし32の
物体11と逆側の表面にデュワ内部から不要な赤外光線
が到達しても吸収されることなく反射されつため、約3
0〜100Kの低温部の熱負荷は小さくなる。それによ
り本発明を用いた赤外線検出装置はクーラの冷却能力は
従来より小さくてもすみ、従来の赤外線検出装置に比べ
て消費電力が少なくなると同時に小型で質量を小さくで
きる。
の物体側の表面に放射率の高い膜20を形成したので、
フィルタ膜31で反射した光線がひさし32に到達して
も反射せずに吸収される。従って反射光線が赤外線検出
素子に到達することがなく、ノイズのない良好な画像を
得ることができる。また、ひさし32の物体11と逆側
の表面に放射率の低い膜を形成したので、ひさし32の
物体11と逆側の表面にデュワ内部から不要な赤外光線
が到達しても吸収されることなく反射されつため、約3
0〜100Kの低温部の熱負荷は小さくなる。それによ
り本発明を用いた赤外線検出装置はクーラの冷却能力は
従来より小さくてもすみ、従来の赤外線検出装置に比べ
て消費電力が少なくなると同時に小型で質量を小さくで
きる。
【0025】この発明の実施例4によれば、ひさし32
を約30〜100Kに冷却したので、ひさし32から不
要な赤外線が放射されることがなく、赤外線検出素子1
に不要な赤外線が到達することはない。従って、ノイズ
のない良好な画像を得ることができる。
を約30〜100Kに冷却したので、ひさし32から不
要な赤外線が放射されることがなく、赤外線検出素子1
に不要な赤外線が到達することはない。従って、ノイズ
のない良好な画像を得ることができる。
【0026】この発明の実施例5によれば、ひさし32
の幅L1の数1の長さに設定したのでL1は最も短い長
さとなり、小型で質量の小さな赤外線検出装置とするこ
とができる。
の幅L1の数1の長さに設定したのでL1は最も短い長
さとなり、小型で質量の小さな赤外線検出装置とするこ
とができる。
【図1】 図1はこの発明の実施例1および実施例2に
よる赤外線検出装置の赤外線検出素子実装部を示す断面
図である。
よる赤外線検出装置の赤外線検出素子実装部を示す断面
図である。
【図2】 図2はこの発明の実施例2による赤外線検出
装置の窓とコールドシールドの詳細を示す拡大図であ
る。
装置の窓とコールドシールドの詳細を示す拡大図であ
る。
【図3】 図3は不要な赤外光線に対してこの発明の実
施例3および実施例4によるフィルタ膜とひさしの作用
を示す図である。
施例3および実施例4によるフィルタ膜とひさしの作用
を示す図である。
【図4】 図4はこの発明の実施例5による赤外線検出
装置のコールドシールド部に具備されたひさしの幅を説
明する部分図である。
装置のコールドシールド部に具備されたひさしの幅を説
明する部分図である。
【図5】 図5はこの発明の実施例1による赤外線検出
装置のコールドシールド部に具備されたひさしがない場
合を説明する部分図である。
装置のコールドシールド部に具備されたひさしがない場
合を説明する部分図である。
【図6】 図6は従来の赤外線検出装置の素子実装部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】 図7は従来の赤外線検出装置のコールドシー
ルド部を詳細に示す拡大図である。
ルド部を詳細に示す拡大図である。
1 赤外線検出素子、2 内筒、3 台、4 窓、5
外筒、6 コールドシールド、7 排気管、8 クーラ
冷却棒、9 レンズ、10 レンズ鏡筒、11物体、1
2 赤外光線、13 鏡筒からの不要な赤外光線、14
外筒からの不要な赤外光線、15 配線、16 端
子、17 デュワ、20 放射率の高い膜、21 放射
率の低い膜、31 フィルタ膜、32 ひさし。
外筒、6 コールドシールド、7 排気管、8 クーラ
冷却棒、9 レンズ、10 レンズ鏡筒、11物体、1
2 赤外光線、13 鏡筒からの不要な赤外光線、14
外筒からの不要な赤外光線、15 配線、16 端
子、17 デュワ、20 放射率の高い膜、21 放射
率の低い膜、31 フィルタ膜、32 ひさし。
Claims (5)
- 【請求項1】 赤外光線を透過する窓と前記窓と端部で
封止されて接合される外筒と前記外筒のもう一方の端部
で封止されて接合される台と前記台の中央部の穴に端部
で封止されて接合される内筒とで構成されるデュワと、
前記デュワ内で前記内筒のもう一方の先端部に保持され
る赤外線検出素子と、前記窓の面の側に開口を持つ筒状
のコールドシールドと、前記赤外線検出素子を冷却する
ためのクーラを有する赤外線検出装置において、前記窓
の前記赤外線検出素子側の表面に波長3〜5μm帯の赤
外光線を透過し、かつ前記波長帯以外の波長の赤外光線
を反射するフィルタ膜を形成したことを特徴とする赤外
線検出装置。 - 【請求項2】 前記コールドシールドの開口部の外周部
に前記窓と略平行で前記コールドシールドの外周方向に
張り出した板形状のひさしを具備したことを特徴とする
請求項1記載の赤外線検出装置。 - 【請求項3】 前記ひさしの前記窓の側の表面には放射
率の高い膜を、また、前記ひさしの前記窓と反射側の表
面には放射率の低い膜を具備したことを特徴とする請求
項2記載の赤外線検出装置。 - 【請求項4】 前記ひさしは、約30K〜100Kに冷
却していることを特徴とする請求項2記載の赤外線検出
装置。 - 【請求項5】 前記板形状のひさしの幅L1は、次式で
示されることを特徴とする請求項2記載の赤外線検出装
置。 【数1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006481A JPH08193880A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 赤外線検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006481A JPH08193880A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 赤外線検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193880A true JPH08193880A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11639674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006481A Pending JPH08193880A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 赤外線検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08193880A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012237571A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Tdk Corp | 非接触温度センサ |
WO2013182763A1 (fr) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | Société Française De Détecteurs Infrarouges - Sofradir | Dispositif de détection refroidi avec table froide améliorée |
JP2015190912A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 赤外線検出装置、視野制限ユニットおよびその製造方法 |
US20190025128A1 (en) * | 2017-07-10 | 2019-01-24 | Brown University | Non-contact infrared measurement of surface temperature |
CN109357773A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-02-19 | 合肥中科九衡科技有限公司 | 一种基于真空杜瓦系统的红外测量仪 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP7006481A patent/JPH08193880A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012237571A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Tdk Corp | 非接触温度センサ |
WO2013182763A1 (fr) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | Société Française De Détecteurs Infrarouges - Sofradir | Dispositif de détection refroidi avec table froide améliorée |
FR2991812A1 (fr) * | 2012-06-08 | 2013-12-13 | Soc Fr Detecteurs Infrarouges Sofradir | Dispositif de detection refroidi avec table froide amelioree |
JP2015190912A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 赤外線検出装置、視野制限ユニットおよびその製造方法 |
US20190025128A1 (en) * | 2017-07-10 | 2019-01-24 | Brown University | Non-contact infrared measurement of surface temperature |
CN109357773A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-02-19 | 合肥中科九衡科技有限公司 | 一种基于真空杜瓦系统的红外测量仪 |
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