JPH07119368B2 - ナフトール誘導体およびその製造方法 - Google Patents
ナフトール誘導体およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なナフトール誘導
体、その製造方法およびそのpH指示薬としての使用に
関する。さらに、本発明は、イオンを水性液体と不混和
性である相中に通し、それにより、該相中に存在するp
H指示薬が色の変化を受け、それをイオンの測定のため
に使用する水性液中のイオンの測定方法に関する。
体、その製造方法およびそのpH指示薬としての使用に
関する。さらに、本発明は、イオンを水性液体と不混和
性である相中に通し、それにより、該相中に存在するp
H指示薬が色の変化を受け、それをイオンの測定のため
に使用する水性液中のイオンの測定方法に関する。
【0002】さらに、本発明は、イオノフォアおよびp
H指示薬を含有している水性液体中のイオンの測定用試
薬に関する。
H指示薬を含有している水性液体中のイオンの測定用試
薬に関する。
【0003】また、本発明は、イオン測定用試薬の製造
に関するナフトール誘導体の使用に関する。
に関するナフトール誘導体の使用に関する。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】溶液
中のイオン、特にアルカリおよびアルカリ土類イオンの
測定に関する多くの方法が公知である。これに関して、
炎光光度分析、原子吸収分光分析、および近年ではイオ
ン選択電極が最も重要である。全てのこれらの方法に
は、相当な程度の方法が要求される。このために、取扱
いがより簡単である方法によって使用者がイオンを測定
することができる別の方法を探究しようとしている。こ
のような方法は、とりわけ、海水脱塩法によるナトリウ
ムイオンの迅速な測定または軟水法によるカルシウムイ
オンの迅速な測定に関するものである。迅速に行うこと
ができかつ取扱いが簡単な方法は、とりわけ、心臓血管
システムの疾患、筋肉疾患、腎臓疾患、または種々の原
因によるショック状態の検査室診断および救急診断にお
いて、血液、血漿、血清または尿のような体液中の、イ
オン、特にナトリウムおよびカリウムイオンのようなア
ルカリイオンの測定において、特に重要である。リチウ
ム測定は、例えば、抗鬱治療のモニターリングに必要で
ある。
中のイオン、特にアルカリおよびアルカリ土類イオンの
測定に関する多くの方法が公知である。これに関して、
炎光光度分析、原子吸収分光分析、および近年ではイオ
ン選択電極が最も重要である。全てのこれらの方法に
は、相当な程度の方法が要求される。このために、取扱
いがより簡単である方法によって使用者がイオンを測定
することができる別の方法を探究しようとしている。こ
のような方法は、とりわけ、海水脱塩法によるナトリウ
ムイオンの迅速な測定または軟水法によるカルシウムイ
オンの迅速な測定に関するものである。迅速に行うこと
ができかつ取扱いが簡単な方法は、とりわけ、心臓血管
システムの疾患、筋肉疾患、腎臓疾患、または種々の原
因によるショック状態の検査室診断および救急診断にお
いて、血液、血漿、血清または尿のような体液中の、イ
オン、特にナトリウムおよびカリウムイオンのようなア
ルカリイオンの測定において、特に重要である。リチウ
ム測定は、例えば、抗鬱治療のモニターリングに必要で
ある。
【0005】イオン、特に、上記診断上の問題に関して
特に重要であるアルカリイオンの簡単な測定に関して、
着色アニオンの液−液抽出に基づく多くの方法が公知で
ある。これらの方法において、該カチオンの水溶液にア
ニオン染料を添加し、次いで、イオノフォアを含有して
おり水と不混和性である溶媒と一緒に振盪することによ
って抽出する。例えばアルカリイオンのような測定しよ
うとするカチオンに関する錯化剤であるイオノフォア
は、それ自体とつり合った量の染料をイオンと一緒に有
機相中に引っ張る。水性相(過剰量の染料を有する)を除
去した後、有機相を可視的にまたは測光的に分析する。
特に重要であるアルカリイオンの簡単な測定に関して、
着色アニオンの液−液抽出に基づく多くの方法が公知で
ある。これらの方法において、該カチオンの水溶液にア
ニオン染料を添加し、次いで、イオノフォアを含有して
おり水と不混和性である溶媒と一緒に振盪することによ
って抽出する。例えばアルカリイオンのような測定しよ
うとするカチオンに関する錯化剤であるイオノフォア
は、それ自体とつり合った量の染料をイオンと一緒に有
機相中に引っ張る。水性相(過剰量の染料を有する)を除
去した後、有機相を可視的にまたは測光的に分析する。
【0006】この方法は湿潤化学において広範に使用さ
れるが、いわゆる乾燥化学に関してはあまり使用されな
い。この用語は、試験担体を含むと解され、迅速診断装
置とも称されており、それにおいて、試験反応に必要な
全ての試薬が、1つまたはいくつかの、吸収性物質また
は膨潤可能な物質のような担体マトリックスの中または
上に乾燥状態で存在している。物質の定量的測定に関し
て、液体試料を試験担体に適用し、試験反応に必要な試
薬と接触させる。測定することができる測定しようとす
る物質に関する尺度としてシグナルを形成する。該シグ
ナルが色の形成または色の変化からなるものである場
合、これは、可視的または測光的に、好ましくは反射率
測光法によって評価され得る。
れるが、いわゆる乾燥化学に関してはあまり使用されな
い。この用語は、試験担体を含むと解され、迅速診断装
置とも称されており、それにおいて、試験反応に必要な
全ての試薬が、1つまたはいくつかの、吸収性物質また
は膨潤可能な物質のような担体マトリックスの中または
上に乾燥状態で存在している。物質の定量的測定に関し
て、液体試料を試験担体に適用し、試験反応に必要な試
薬と接触させる。測定することができる測定しようとす
る物質に関する尺度としてシグナルを形成する。該シグ
ナルが色の形成または色の変化からなるものである場
合、これは、可視的または測光的に、好ましくは反射率
測光法によって評価され得る。
【0007】試験担体原理の簡素化は、イオンの測定に
関して試料に染料を添加しなければならないこと、およ
び次にその過剰物を除去しなければならないことと矛盾
する。したがって、欧州特許出願公開EP-A-0041175
に開示されている方法が乾燥試験に関して重要ではない
ということは、驚くことではない。
関して試料に染料を添加しなければならないこと、およ
び次にその過剰物を除去しなければならないことと矛盾
する。したがって、欧州特許出願公開EP-A-0041175
に開示されている方法が乾燥試験に関して重要ではない
ということは、驚くことではない。
【0008】いわゆる“不均一pH反応”の原理に基づ
くカチオン測定方法は、試験担体に関してより適切であ
る。
くカチオン測定方法は、試験担体に関してより適切であ
る。
【0009】
【化6】
【0010】この場合、水性相および有機相を有する2
相システムが存在する。測定しようとするカチオンに関
して特異的なイオノフォアおよびpH指示薬を有機相に
溶解する。両化学種は、クロモイオノフォアとして存在
してもよく、すなわち、化学結合によって結合して単一
分子を形成してもよい。検出しようとするイオンは、2
つの相の境界面でイオノフォアによって吸収され、有機
相中に移送され、次いで、イオン−イオノフォア錯体と
して存在する。電荷を平衡化させるために、これによっ
て、有機相中にも存在するpH指示薬がプロトンを放出
し、それを水性相中に移動させる。この方法で、検出し
ようとするイオンの、水性相中に最初に存在する濃度に
比例する量の着色した指示薬アニオンが形成される。
相システムが存在する。測定しようとするカチオンに関
して特異的なイオノフォアおよびpH指示薬を有機相に
溶解する。両化学種は、クロモイオノフォアとして存在
してもよく、すなわち、化学結合によって結合して単一
分子を形成してもよい。検出しようとするイオンは、2
つの相の境界面でイオノフォアによって吸収され、有機
相中に移送され、次いで、イオン−イオノフォア錯体と
して存在する。電荷を平衡化させるために、これによっ
て、有機相中にも存在するpH指示薬がプロトンを放出
し、それを水性相中に移動させる。この方法で、検出し
ようとするイオンの、水性相中に最初に存在する濃度に
比例する量の着色した指示薬アニオンが形成される。
【0011】この原理は、まず、イー・エス・ハイマン
(E.S.Hyman)、バイオフィジカル・ソサイエティ・ア
ブストラクツ(Biophysical Society Abstracts)、19
71、72aにおいて液−液抽出に関して開示されており、
すなわち、イオンノフォアとしてバリノマイシンを、p
H指示薬としてテトラブロモフェノールフタレインエチ
ルエステルを使用する。
(E.S.Hyman)、バイオフィジカル・ソサイエティ・ア
ブストラクツ(Biophysical Society Abstracts)、19
71、72aにおいて液−液抽出に関して開示されており、
すなわち、イオンノフォアとしてバリノマイシンを、p
H指示薬としてテトラブロモフェノールフタレインエチ
ルエステルを使用する。
【0012】欧州特許出願公開EP-A-0125555には、
イオン測定用試験担体において、pH指示薬としてテト
ラブロモフェノールフタレインエチルエステルが開示さ
れている。
イオン測定用試験担体において、pH指示薬としてテト
ラブロモフェノールフタレインエチルエステルが開示さ
れている。
【0013】該化合物は、加水分解に関して感受性が高
いので、それ自体はあまり安定ではない。加水分解にお
いて形成されるテトラブロモフェノールフタレインは、
開示された目的に関してpH指示薬として役に立たず、
それは試験反応を妨害する。
いので、それ自体はあまり安定ではない。加水分解にお
いて形成されるテトラブロモフェノールフタレインは、
開示された目的に関してpH指示薬として役に立たず、
それは試験反応を妨害する。
【0014】特に、欧州特許出願公開EP-A-0128317
およびEP-A-0128318には、イオン測定用試験担体に
関して、種々の長さのアルキル側鎖を有するインドナフ
トール誘導体が開示されている。インドナフトールは、
より長い鎖によって置換されている場合に合成するのは
あまり簡単ではなく、有機相における適切な溶解性に関
して必要な親油性を達成するのが必要であり、したがっ
て、高価である。
およびEP-A-0128318には、イオン測定用試験担体に
関して、種々の長さのアルキル側鎖を有するインドナフ
トール誘導体が開示されている。インドナフトールは、
より長い鎖によって置換されている場合に合成するのは
あまり簡単ではなく、有機相における適切な溶解性に関
して必要な親油性を達成するのが必要であり、したがっ
て、高価である。
【0015】クロモイオノフォアは、ケイ・ウエノ(K.
Ueno)らのスタディズ・イン・フィジカル・アンド・セ
オレティカル・ケミストリー(Studies in Physical a
ndTheoretical Chemistry)、27、279-293(1982)によ
って、ならびにエイチ・ナカムラ(H.Nakamura)のブン
セキ・カガク(Bunseki Kagaku)、31、E131-E134(198
2)によって液−液抽出に関して開示されている。欧州特
許出願公開EP-A-0085320およびEP-A-0141647に
は、イオン測定用試験担体に関して、クロモイオノフォ
アが開示されている。このクラスの化合物も調製が困難
であり、したがって、高価である。さらに、試験を設計
する場合に、イオノフォアに対するクロモフォアの比率
によって非常に限定される。
Ueno)らのスタディズ・イン・フィジカル・アンド・セ
オレティカル・ケミストリー(Studies in Physical a
ndTheoretical Chemistry)、27、279-293(1982)によ
って、ならびにエイチ・ナカムラ(H.Nakamura)のブン
セキ・カガク(Bunseki Kagaku)、31、E131-E134(198
2)によって液−液抽出に関して開示されている。欧州特
許出願公開EP-A-0085320およびEP-A-0141647に
は、イオン測定用試験担体に関して、クロモイオノフォ
アが開示されている。このクラスの化合物も調製が困難
であり、したがって、高価である。さらに、試験を設計
する場合に、イオノフォアに対するクロモフォアの比率
によって非常に限定される。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、新規な物質の
規定によって従来技術の欠点を解消しようとする。
規定によって従来技術の欠点を解消しようとする。
【0017】該物質は、得るのが簡単であり、すなわ
ち、廉価であり、合成が比較的簡単であるべきであり、
同一の化学的原物質を有する場合、測定の感度を良くす
る種々の用途の各々に関する最適なpH指示薬を有する
ためにそれらを変化させるのが簡単であるべきである。
ち、廉価であり、合成が比較的簡単であるべきであり、
同一の化学的原物質を有する場合、測定の感度を良くす
る種々の用途の各々に関する最適なpH指示薬を有する
ためにそれらを変化させるのが簡単であるべきである。
【0018】さらに、該新規な物質は、非水性媒質にお
いて指示薬転移点を有し、これによって、不均一pH反
応の原理にしたがって、5〜10のpHを有する水性試
料をイオンについて試験する。
いて指示薬転移点を有し、これによって、不均一pH反
応の原理にしたがって、5〜10のpHを有する水性試
料をイオンについて試験する。
【0019】この目的は、特許請求の範囲において特徴
付けられた発明によって達成される。
付けられた発明によって達成される。
【0020】本発明は、一般式(I):
【化7】 [式中、R1、R2およびR3は、同一または異なってお
り、各々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基で
あり、これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30)
−アルキル基または−アルコキシ基であり、R4は、水
素原子またはアルキル基であり、R5は、ニトロ基、ハ
ロゲン原子で置換されているアルキル基、シアノ基、ス
ルホアミド基またはアルキルスルホニル基であり、X
は、窒素原子または基CR6であり、そしてYは、硫黄
原子または基CR7=CR8であり、R6、R7およびR8
は、同一または異なっており、各々、水素原子、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基もしくはハロ
ゲン原子によって置換されているアルキル基またはアル
キルスルホニル基である]で示されるナフトール誘導体
を提供するものである。
り、各々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基で
あり、これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30)
−アルキル基または−アルコキシ基であり、R4は、水
素原子またはアルキル基であり、R5は、ニトロ基、ハ
ロゲン原子で置換されているアルキル基、シアノ基、ス
ルホアミド基またはアルキルスルホニル基であり、X
は、窒素原子または基CR6であり、そしてYは、硫黄
原子または基CR7=CR8であり、R6、R7およびR8
は、同一または異なっており、各々、水素原子、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基もしくはハロ
ゲン原子によって置換されているアルキル基またはアル
キルスルホニル基である]で示されるナフトール誘導体
を提供するものである。
【0021】本発明は、また、上記で特徴付けられたナ
フトール誘導体の製造方法を提供するものである。該方
法は、a)一般式(II):
フトール誘導体の製造方法を提供するものである。該方
法は、a)一般式(II):
【化8】 [式中、R1、R2およびR3は、同一または異なってお
り、各々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基で
あり、これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30)
−アルキル基または−アルコキシ基である]で示される
ナフトキノンと、一般式(III):
り、各々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基で
あり、これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30)
−アルキル基または−アルコキシ基である]で示される
ナフトキノンと、一般式(III):
【化9】 [式中、R4は、水素原子またはアルキル基であり、R5
は、ニトロ基、ハロゲン原子によって置換されているア
ルキル基、シアノ基、スルホンアミド基またはアルキル
スルホニル基であり、Xは、窒素原子または基CR6で
あり、そしてYは、硫黄原子または基CR7=CR8であ
り、R6、R7およびR8は、同一または異なっており、
各々、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
アルキル基もしくはハロゲン原子によって置換されてい
るアルキル基またはアルキルスルホニル基である]で示
されるヒドラジンと反応させるか、またはb)一般式(I
V):
は、ニトロ基、ハロゲン原子によって置換されているア
ルキル基、シアノ基、スルホンアミド基またはアルキル
スルホニル基であり、Xは、窒素原子または基CR6で
あり、そしてYは、硫黄原子または基CR7=CR8であ
り、R6、R7およびR8は、同一または異なっており、
各々、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
アルキル基もしくはハロゲン原子によって置換されてい
るアルキル基またはアルキルスルホニル基である]で示
されるヒドラジンと反応させるか、またはb)一般式(I
V):
【化10】 [式中、R4、R5、XおよびYは上記a)における定義
と同じ意味を有する]で示されるアミンを対応するジア
ゾニウム塩に転換し、一般式(V):
と同じ意味を有する]で示されるアミンを対応するジア
ゾニウム塩に転換し、一般式(V):
【化11】 [式中、R1、R2およびR3は上記a)における定義と
同じ意味を有する]で示されるナフトールとのアゾカッ
プリング反応で反応させることを特徴とするものであ
る。
同じ意味を有する]で示されるナフトールとのアゾカッ
プリング反応で反応させることを特徴とするものであ
る。
【0022】さらに、本発明の目的は、上記で特徴付け
られたナフトール誘導体のpH指示薬としての使用であ
る。
られたナフトール誘導体のpH指示薬としての使用であ
る。
【0023】さらに、本発明は、水性液体と不混和性で
ある相中にイオンを通し、それにより、存在するpH指
示薬が色の変化を受け、それをイオンの測定のために使
用する水性液体中のイオンの測定方法であって、上記タ
イプのナフトール誘導体をpH指示薬として使用するこ
とを特徴とする測定方法を提供するものである。
ある相中にイオンを通し、それにより、存在するpH指
示薬が色の変化を受け、それをイオンの測定のために使
用する水性液体中のイオンの測定方法であって、上記タ
イプのナフトール誘導体をpH指示薬として使用するこ
とを特徴とする測定方法を提供するものである。
【0024】また、本発明は、pH指示薬が上記で特徴
付けられたナフトール誘導体であることを特徴とするイ
オノフォアおよびpH指示薬を含有する水性液体中のイ
オンの測定用試薬を提供するものである。
付けられたナフトール誘導体であることを特徴とするイ
オノフォアおよびpH指示薬を含有する水性液体中のイ
オンの測定用試薬を提供するものである。
【0025】本発明は、イオン測定用試薬を製造するた
めの上記で特徴付けられたナフトール誘導体の使用でも
ある。
めの上記で特徴付けられたナフトール誘導体の使用でも
ある。
【0026】一般式(I)で示される化合物が、所望の目
的を達成する上記定義の範囲内でpH指示薬であること
が分かった。
的を達成する上記定義の範囲内でpH指示薬であること
が分かった。
【0027】基R1、R2、R3、R4、R6、R7およびR
8の定義におけるアルキル基は、1〜30個の炭素原子
を有するアルキル基である。特に、基R4、R6、R7お
よびR8が1〜4個の炭素原子、特に1〜2個の炭素原
子を有するアルキル基であるのが好ましい。基R1、R2
およびR3に関して、これらの基のうちの1つだけが8
〜30個、好ましくは10〜20個の炭素原子を有する
アルキル基であるのが好ましい。このグループにおける
他の基もアルキル基である場合、1〜4個、好ましくは
1〜2個の炭素原子を有するアルキル基が好ましい。2
個以上の炭素原子を有するアルキル基は、直鎖状または
分枝鎖状であり得る。さらに、アルキル基は、部分的に
不飽和であり得る。
8の定義におけるアルキル基は、1〜30個の炭素原子
を有するアルキル基である。特に、基R4、R6、R7お
よびR8が1〜4個の炭素原子、特に1〜2個の炭素原
子を有するアルキル基であるのが好ましい。基R1、R2
およびR3に関して、これらの基のうちの1つだけが8
〜30個、好ましくは10〜20個の炭素原子を有する
アルキル基であるのが好ましい。このグループにおける
他の基もアルキル基である場合、1〜4個、好ましくは
1〜2個の炭素原子を有するアルキル基が好ましい。2
個以上の炭素原子を有するアルキル基は、直鎖状または
分枝鎖状であり得る。さらに、アルキル基は、部分的に
不飽和であり得る。
【0028】R5、R6、R7およびR8の定義におけるハ
ロゲン原子によって置換されているアルキル基は、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子によって
置換されている1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
であると解される。フッ素原子によって置換されている
1〜2個の炭素原子を有するアルキル基が好ましい。ト
リフルオロメチル基が特に好ましい。
ロゲン原子によって置換されているアルキル基は、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子によって
置換されている1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
であると解される。フッ素原子によって置換されている
1〜2個の炭素原子を有するアルキル基が好ましい。ト
リフルオロメチル基が特に好ましい。
【0029】基R1、R2およびR3の定義におけるアル
コキシ基は、8〜30個、好ましくは10〜20個の炭
素原子を有するアルコキシ基である。該アルコキシ基
は、直鎖状または分枝鎖状、飽和または部分飽和であり
得る。
コキシ基は、8〜30個、好ましくは10〜20個の炭
素原子を有するアルコキシ基である。該アルコキシ基
は、直鎖状または分枝鎖状、飽和または部分飽和であり
得る。
【0030】基R6、R7およびR8の定義におけるハロ
ゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子であり、塩素原子および臭素原子が好ましい。
ゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子であり、塩素原子および臭素原子が好ましい。
【0031】基R5、R6、R7およびR8の定義における
アルキルスルホニル基は、基アルキル−SO2−で示さ
れる。これに関して、アルキル基は、1〜4個、好まし
くは1〜2個の炭素原子を有するアルキル基を表す。メ
チルスルホニル基が特に好ましい。
アルキルスルホニル基は、基アルキル−SO2−で示さ
れる。これに関して、アルキル基は、1〜4個、好まし
くは1〜2個の炭素原子を有するアルキル基を表す。メ
チルスルホニル基が特に好ましい。
【0032】基R5の定義におけるスルホンアミド基
は、非置換アミド(−SO2NH2)または第1級もしくは
第2級アミンのアミド(−SO2NHRまたは−SO2N
R2)と解される。アルキル、アリールまたはアラルキル
基は、アミドの置換基(R)であり得る。第2級アミンの
アミドの場合、置換基(R)は、同一または異なっていて
もよい。これに関するアルキル基は、1〜4個の炭素原
子を有する基と解される。アリール基は、6〜10個の
炭素原子を有する芳香族残基を示す。好ましいアリール
基は、フェニルまたはナフチル基である。アラルキル基
は、アリール部分が6〜10個の炭素原子を有する芳香
族残基であり、アルキル部分が1〜4個の炭素原子を有
する基である基である。ベンジル基は、好ましいアラル
キル基である。本発明に関して、非置換スルホンアミド
基(−SO2NH2)が特に好ましい。
は、非置換アミド(−SO2NH2)または第1級もしくは
第2級アミンのアミド(−SO2NHRまたは−SO2N
R2)と解される。アルキル、アリールまたはアラルキル
基は、アミドの置換基(R)であり得る。第2級アミンの
アミドの場合、置換基(R)は、同一または異なっていて
もよい。これに関するアルキル基は、1〜4個の炭素原
子を有する基と解される。アリール基は、6〜10個の
炭素原子を有する芳香族残基を示す。好ましいアリール
基は、フェニルまたはナフチル基である。アラルキル基
は、アリール部分が6〜10個の炭素原子を有する芳香
族残基であり、アルキル部分が1〜4個の炭素原子を有
する基である基である。ベンジル基は、好ましいアラル
キル基である。本発明に関して、非置換スルホンアミド
基(−SO2NH2)が特に好ましい。
【0033】本発明の意味において特に好ましいナフト
ール誘導体は、基R1、R2およびR3のうち1つが8〜
30個、好ましくは10〜20個の炭素原子を有するア
ルキル基もしくはアルコキシ基であり、上記グループの
他の基は、水素原子または1〜4個、好ましくは1〜2
個の炭素原子を有するアルキル基であるものが特に好ま
しい。
ール誘導体は、基R1、R2およびR3のうち1つが8〜
30個、好ましくは10〜20個の炭素原子を有するア
ルキル基もしくはアルコキシ基であり、上記グループの
他の基は、水素原子または1〜4個、好ましくは1〜2
個の炭素原子を有するアルキル基であるものが特に好ま
しい。
【0034】特に好ましいナフトール誘導体は、R1が
10〜20個の炭素原子を有するアルコキシ基を表し、
R2およびR3が水素原子を表し、他の基が式(I)に関し
て定義した意味を有するものである。
10〜20個の炭素原子を有するアルコキシ基を表し、
R2およびR3が水素原子を表し、他の基が式(I)に関し
て定義した意味を有するものである。
【0035】一般式(I)で示される化合物は新規であ
る。それらは、公知の方法と同様に製造され得る。一般
式(I)で示されるナフトール誘導体の製造に関して、該
方法のいくつかの変形例が可能である。まず、一般式(I
I):
る。それらは、公知の方法と同様に製造され得る。一般
式(I)で示されるナフトール誘導体の製造に関して、該
方法のいくつかの変形例が可能である。まず、一般式(I
I):
【化12】 [式中、R1、R2およびR3は一般式(I)に関して定義
した意味を有する]で示されるナフトキノンを、一般式
(III):
した意味を有する]で示されるナフトキノンを、一般式
(III):
【化13】 [式中、R4、R5、XおよびYは一般式(I)に関して定
義した意味を有する]で示されるヒドラジンと反応させ
る。この反応は、ヒドラゾンの形成に関する通常の条件
下で起こり得る。
義した意味を有する]で示されるヒドラジンと反応させ
る。この反応は、ヒドラゾンの形成に関する通常の条件
下で起こり得る。
【0036】該反応は、好ましくは、酸性条件下で起こ
る。ヒドラゾン自体は不安定であり、転位させて、一般
式(I)で示される所望のナフトールを形成する。
る。ヒドラゾン自体は不安定であり、転位させて、一般
式(I)で示される所望のナフトールを形成する。
【0037】一般式(I)で示される本発明のナフトール
誘導体の別の製造方法は、一般式(IV):
誘導体の別の製造方法は、一般式(IV):
【化14】 [式中、R4、R5、XおよびYは一般式(I)に関して定
義した意味を有する]で示されるアミンによって開始す
る。これらのアミンをジアゾ化し、得られたジアゾニウ
ム塩を、一般式(V):
義した意味を有する]で示されるアミンによって開始す
る。これらのアミンをジアゾ化し、得られたジアゾニウ
ム塩を、一般式(V):
【化15】 [式中、R1、R2およびR3は一般式(I)に関して定義
した意味を有する]で示されるナフトールとアゾカップ
リング反応で反応させる。
した意味を有する]で示されるナフトールとアゾカップ
リング反応で反応させる。
【0038】一般式(IV)で示されるアミンのジアゾ化
は、通常の方法で起こり得る。亜硝酸塩、好ましくは亜
硝酸ナトリウムと一緒に、濃鉱酸、例えば、濃硫酸を調
製し、次いで、室温に冷却しながら一般式(IV)で示され
るアミンを添加するのが好都合であるのが分かった。亜
硝酸ナトリウムおよび濃硫酸の他に氷酢酸も含有してい
るジアゾ化混合物が特に好都合であることが分かった。
硫酸および氷酢酸の好ましい容量比は、1:1〜2:1
である。亜硝酸塩および一般式(IV)で示されるジアゾ化
されるアミンの比は、通常、等モルである。
は、通常の方法で起こり得る。亜硝酸塩、好ましくは亜
硝酸ナトリウムと一緒に、濃鉱酸、例えば、濃硫酸を調
製し、次いで、室温に冷却しながら一般式(IV)で示され
るアミンを添加するのが好都合であるのが分かった。亜
硝酸ナトリウムおよび濃硫酸の他に氷酢酸も含有してい
るジアゾ化混合物が特に好都合であることが分かった。
硫酸および氷酢酸の好ましい容量比は、1:1〜2:1
である。亜硝酸塩および一般式(IV)で示されるジアゾ化
されるアミンの比は、通常、等モルである。
【0039】ジアゾ化反応の完了後、該反応混合物を水
性処理する。このために、該反応混合物を氷冷水に注ぐ
のが好ましい。ジアゾニウム塩自体は単離されないが、
水性処理溶液中で一般式(V)で示されるナフトールとア
ゾ結合する。これは、弱酸性条件下で行うのが好まし
い。一般式(V)で示されるナフトールは、水溶液中の溶
解性が非常に乏しい。したがって、これらは有機溶媒中
で適用される。クロロホルムは、例えば、有機溶媒とし
てよく適している。この方法で、水性処理後に存在する
ジアゾニウム塩溶液を、クロロホルムおよび氷酢酸に一
般式(V)で示されるナフトールを入れた溶液に添加する
ことができ、酢酸塩を添加して、該反応媒質のpH値を
緩衝化することができる。ほとんどの場合、該反応混合
物から、一般式(I)で示されるナフトール誘導体が晶出
される。次いで、該生成物を再結晶化するかまたはクロ
マトグラフィーによって精製することができる。
性処理する。このために、該反応混合物を氷冷水に注ぐ
のが好ましい。ジアゾニウム塩自体は単離されないが、
水性処理溶液中で一般式(V)で示されるナフトールとア
ゾ結合する。これは、弱酸性条件下で行うのが好まし
い。一般式(V)で示されるナフトールは、水溶液中の溶
解性が非常に乏しい。したがって、これらは有機溶媒中
で適用される。クロロホルムは、例えば、有機溶媒とし
てよく適している。この方法で、水性処理後に存在する
ジアゾニウム塩溶液を、クロロホルムおよび氷酢酸に一
般式(V)で示されるナフトールを入れた溶液に添加する
ことができ、酢酸塩を添加して、該反応媒質のpH値を
緩衝化することができる。ほとんどの場合、該反応混合
物から、一般式(I)で示されるナフトール誘導体が晶出
される。次いで、該生成物を再結晶化するかまたはクロ
マトグラフィーによって精製することができる。
【0040】本発明の一般式(I)で示されるナフトール
誘導体は、色の変化によって溶液中の水素イオン濃度の
変化を示すのに非常によく適している。該化合物は、水
溶液中かで溶解性が非常に乏しいが、有機溶媒にいっそ
う可溶性である。それらは、加水分解に対して耐性であ
り、例えばアスコルビン酸のような還元的に作用する物
質に対して鈍感である。本発明の物質は、困難性を有さ
ずに取り扱うことができ、特に最終試験組成物において
非常に安定であり、故に、容易に貯蔵し得る。
誘導体は、色の変化によって溶液中の水素イオン濃度の
変化を示すのに非常によく適している。該化合物は、水
溶液中かで溶解性が非常に乏しいが、有機溶媒にいっそ
う可溶性である。それらは、加水分解に対して耐性であ
り、例えばアスコルビン酸のような還元的に作用する物
質に対して鈍感である。本発明の物質は、困難性を有さ
ずに取り扱うことができ、特に最終試験組成物において
非常に安定であり、故に、容易に貯蔵し得る。
【0041】さらに、pH指示薬は、波長における非常
に大きいシフト、すなわち最大吸光度の波長におけるシ
フトを有するので、測定の感受性を非常に高くする。そ
れらの性質のために、それらは、水性液体中のイオンの
測定方法、特に本明細書の最初に記載した“不均一pH
反応”の原理に基づいている方法における用途に非常に
よく適している。これに関して、一般式(I)で示される
本発明のナフトール誘導体は、イー・エス・ハイマン
(E.S.Hyman)のバイオフィジカル・ソサイエティ・ア
ブストラクツ(Biophysical Society Abstracts)、19
71、72aによって大体開示されているような液−液抽出
において、ならびに不均一pH反応の原理にしたがって
操作される“乾燥化学”試験担体において使用し得る。
不均一pH反応の原理に従って処理する水性液体中のイ
オン測定方法は、測定しようとするイオンを水性試料液
から水性液体と不混和性である相中に通し、それによ
り、そこに存在するpH指示薬が色の変化を受け、それ
をイオンの測定のために使用することを共通に有してい
る。一般式(I)で示されるナフトール誘導体、特に、特
に好ましいとして記載したこれら化合物は、このような
方法に非常によく適している。
に大きいシフト、すなわち最大吸光度の波長におけるシ
フトを有するので、測定の感受性を非常に高くする。そ
れらの性質のために、それらは、水性液体中のイオンの
測定方法、特に本明細書の最初に記載した“不均一pH
反応”の原理に基づいている方法における用途に非常に
よく適している。これに関して、一般式(I)で示される
本発明のナフトール誘導体は、イー・エス・ハイマン
(E.S.Hyman)のバイオフィジカル・ソサイエティ・ア
ブストラクツ(Biophysical Society Abstracts)、19
71、72aによって大体開示されているような液−液抽出
において、ならびに不均一pH反応の原理にしたがって
操作される“乾燥化学”試験担体において使用し得る。
不均一pH反応の原理に従って処理する水性液体中のイ
オン測定方法は、測定しようとするイオンを水性試料液
から水性液体と不混和性である相中に通し、それによ
り、そこに存在するpH指示薬が色の変化を受け、それ
をイオンの測定のために使用することを共通に有してい
る。一般式(I)で示されるナフトール誘導体、特に、特
に好ましいとして記載したこれら化合物は、このような
方法に非常によく適している。
【0042】水性液体中のイオンの測定のための本発明
試薬は、水と不混和性である有機媒質中に、有機媒質に
溶解するpH指示薬に加えて、測定しようとするイオン
を水性液体から有機相中に移動させるのに責任があるイ
オノフォアを含有している。これに関して、イオンの測
定のための“乾燥化学”試験担体は、以下にさらに詳細
に説明する。しかしながら、原則的に、以下のステート
メントが、基本的に、液−液抽出、したがって非試験担
体結合試験法と同様の方法で用いられることは、当業者
に明白なことである。
試薬は、水と不混和性である有機媒質中に、有機媒質に
溶解するpH指示薬に加えて、測定しようとするイオン
を水性液体から有機相中に移動させるのに責任があるイ
オノフォアを含有している。これに関して、イオンの測
定のための“乾燥化学”試験担体は、以下にさらに詳細
に説明する。しかしながら、原則的に、以下のステート
メントが、基本的に、液−液抽出、したがって非試験担
体結合試験法と同様の方法で用いられることは、当業者
に明白なことである。
【0043】不均一pH反応の原理に基づいているイオ
ン測定用試験担体は、本明細書の最初に記載した従来技
術から公知である。それらは、主に、有機相が試験担体
に適している形態で得られる点で異なる。一般に、有機
相は、水と不混和性である比較的非揮発性の有機液体お
よび/または疎水性ポリマーからなる。両方が固体溶液
として存在する場合、可塑化プラスチックと称する。
ン測定用試験担体は、本明細書の最初に記載した従来技
術から公知である。それらは、主に、有機相が試験担体
に適している形態で得られる点で異なる。一般に、有機
相は、水と不混和性である比較的非揮発性の有機液体お
よび/または疎水性ポリマーからなる。両方が固体溶液
として存在する場合、可塑化プラスチックと称する。
【0044】一般式(I)で示される本発明のナフトール
誘導体は、原則として、不均一pH反応の原理に基づい
ている従来技術から公知であるイオン測定用試験担体の
全てにおいて使用し得る。しかしながら、それらは、そ
れらが疎水性ポリマーおよびそこに分散した不活性固体
粒子からなる液体に対して耐性であるフィルムを含有す
るフィルム層中に存在する試験担体において特に好都合
であることが分かった。このような試験担体は、ドイツ
特許出願公開DE-A-4015590.0に開示されている。こ
のような試験担体の例を図1および図2に示す。
誘導体は、原則として、不均一pH反応の原理に基づい
ている従来技術から公知であるイオン測定用試験担体の
全てにおいて使用し得る。しかしながら、それらは、そ
れらが疎水性ポリマーおよびそこに分散した不活性固体
粒子からなる液体に対して耐性であるフィルムを含有す
るフィルム層中に存在する試験担体において特に好都合
であることが分かった。このような試験担体は、ドイツ
特許出願公開DE-A-4015590.0に開示されている。こ
のような試験担体の例を図1および図2に示す。
【0045】血液中のイオンの測定に適している2つの
試験担体を図1および図2に立体的に示す。それらによ
って、全血から血清または血漿が単離され、この方法で
得た液体における問題のイオンが測定される。該試験担
体は、主に、試験担体内での緩衝物質の位置において異
なる。該装置の組成の詳細な説明は、以下のとおりであ
る。
試験担体を図1および図2に立体的に示す。それらによ
って、全血から血清または血漿が単離され、この方法で
得た液体における問題のイオンが測定される。該試験担
体は、主に、試験担体内での緩衝物質の位置において異
なる。該装置の組成の詳細な説明は、以下のとおりであ
る。
【0046】図1:試料適用域(7)から試験域(8)中に
試料液を移動させる移動層(2)は、不活性担体ホイル
(5)、例えばプラスチックホイル上に固定される。大体
において、移動層(2)としては、試験しようとする液体
を試料適用域(7)から試験域(8)中に移動させることが
でき、この工程において、分析を害するような方法でそ
れを変えない全ての物質が適している。移動層(2)とし
てガラス繊維フリースを使用するのが特に好ましい。試
料液から微小体を分離するための層(3)は、移動層(2)
に接着されており、それを部分的に覆っている。基本的
には、これに関し、試料液から微小体成分を、特に血液
から血球およびとりわけ赤血球を分離することができ、
それらが試験反応において妨害を生じないために実質的
な量を試験域(8)に到達させない如何なる物質も使用す
ることができる。さらに、分離層(3)は、測定しようと
するイオンの濃度を変化させ、したがって結果が不正確
になるので、試料液中で変化させないようにすべきであ
る。例えば欧州特許出願公告EP-B-0045476に開示さ
れているようなガラス繊維フリースは、分離層(3)に特
に適していることが分かった。保護層(4)は、分離層
(3)の上に設置されており、例えばピペットで、試料適
用の間に分離層(3)の損傷を防止しようとする。不活性
物質、例えばプラスチックのネットがこのために価値が
あることが分かった。保護層(4)および分離層(3)は、
不活性担体ホイル(5)上に固定されている。これは、例
えば、熱溶融型接着剤のストリップ(6)によって行われ
得る。測定を行うために必要な試薬(pH指示薬として本
発明のナフトール誘導体も含む)を含むフィルム層を有
する透明なプラスチックからなる担体ホイル(1)は、移
動層(2)の片側に接着されている。これは、好ましく
は、接着部(9)、例えば熱溶融型接着剤のストリップに
よって行われる。フィルム層(1)は、不活性担体ホイル
(5)に向かって透明担体ホイルを押すことによって液体
移動を可能にするような方法で移動層(2)と接触させる
ことができるように位置決定する。
試料液を移動させる移動層(2)は、不活性担体ホイル
(5)、例えばプラスチックホイル上に固定される。大体
において、移動層(2)としては、試験しようとする液体
を試料適用域(7)から試験域(8)中に移動させることが
でき、この工程において、分析を害するような方法でそ
れを変えない全ての物質が適している。移動層(2)とし
てガラス繊維フリースを使用するのが特に好ましい。試
料液から微小体を分離するための層(3)は、移動層(2)
に接着されており、それを部分的に覆っている。基本的
には、これに関し、試料液から微小体成分を、特に血液
から血球およびとりわけ赤血球を分離することができ、
それらが試験反応において妨害を生じないために実質的
な量を試験域(8)に到達させない如何なる物質も使用す
ることができる。さらに、分離層(3)は、測定しようと
するイオンの濃度を変化させ、したがって結果が不正確
になるので、試料液中で変化させないようにすべきであ
る。例えば欧州特許出願公告EP-B-0045476に開示さ
れているようなガラス繊維フリースは、分離層(3)に特
に適していることが分かった。保護層(4)は、分離層
(3)の上に設置されており、例えばピペットで、試料適
用の間に分離層(3)の損傷を防止しようとする。不活性
物質、例えばプラスチックのネットがこのために価値が
あることが分かった。保護層(4)および分離層(3)は、
不活性担体ホイル(5)上に固定されている。これは、例
えば、熱溶融型接着剤のストリップ(6)によって行われ
得る。測定を行うために必要な試薬(pH指示薬として本
発明のナフトール誘導体も含む)を含むフィルム層を有
する透明なプラスチックからなる担体ホイル(1)は、移
動層(2)の片側に接着されている。これは、好ましく
は、接着部(9)、例えば熱溶融型接着剤のストリップに
よって行われる。フィルム層(1)は、不活性担体ホイル
(5)に向かって透明担体ホイルを押すことによって液体
移動を可能にするような方法で移動層(2)と接触させる
ことができるように位置決定する。
【0047】フィルム層(1)は、液体に対して耐性であ
り、疎水性ポリマーおよびそれに分散した粒子からなる
フィルムを含む。疎水性ポリマーは、試験しようとする
液体に対して不透過性であり、測定しようとするイオン
に対しても不透過性である。粒子は、試料液をフィルム
層中に浸透させることができる。このようなフィルム層
(1)は、試験しようとする液体に不透過性である。単
に、ある程度の量が吸収されるだけである。好都合であ
ることが分かった疎水性ポリマーは、特に酢酸ビニルの
コポリマーである。特に好都合には、酢酸ビニルと、ラ
ウリン酸ビニルまたはマレイン酸ジブチルエステルとの
コポリマーである。
り、疎水性ポリマーおよびそれに分散した粒子からなる
フィルムを含む。疎水性ポリマーは、試験しようとする
液体に対して不透過性であり、測定しようとするイオン
に対しても不透過性である。粒子は、試料液をフィルム
層中に浸透させることができる。このようなフィルム層
(1)は、試験しようとする液体に不透過性である。単
に、ある程度の量が吸収されるだけである。好都合であ
ることが分かった疎水性ポリマーは、特に酢酸ビニルの
コポリマーである。特に好都合には、酢酸ビニルと、ラ
ウリン酸ビニルまたはマレイン酸ジブチルエステルとの
コポリマーである。
【0048】粒子として、試験しようとする液体に不溶
性であり、吸油価80〜200、好ましくは100〜1
70を有する固体不活性無機または有機粒子が使用され
得る。特に、未焼成または天然の多孔質珪藻土、か焼ま
たは焼成の多孔質珪藻土、流動焼成または活性化多孔質
珪藻土のような種々のタイプの珪藻土全てが該フィルム
層(1)に関して特に好都合であることが分かった。
性であり、吸油価80〜200、好ましくは100〜1
70を有する固体不活性無機または有機粒子が使用され
得る。特に、未焼成または天然の多孔質珪藻土、か焼ま
たは焼成の多孔質珪藻土、流動焼成または活性化多孔質
珪藻土のような種々のタイプの珪藻土全てが該フィルム
層(1)に関して特に好都合であることが分かった。
【0049】吸油価は、例えば充填剤として使用される
粒子に関するペイントおよびコーティングの技術分野に
おいて周知のパラメータである。粒子とそれらが分散さ
れている媒質との間の相互関係に関する尺度である。吸
油価は測定するのが簡単である。該測定は、DIN(ジ
ャーマン・インダストリアル・スタンダード(GermanI
ndustrial Standard))53199に従って行われる。
この規準によって、吸油価は、問題の粒子100gを凝
集性パテ状塊に加工処理するために必要とされるアマニ
油の量をグラムで示す。
粒子に関するペイントおよびコーティングの技術分野に
おいて周知のパラメータである。粒子とそれらが分散さ
れている媒質との間の相互関係に関する尺度である。吸
油価は測定するのが簡単である。該測定は、DIN(ジ
ャーマン・インダストリアル・スタンダード(GermanI
ndustrial Standard))53199に従って行われる。
この規準によって、吸油価は、問題の粒子100gを凝
集性パテ状塊に加工処理するために必要とされるアマニ
油の量をグラムで示す。
【0050】一般に、使用する粒子は不均一な形状を有
する。それらの粒度は、通常0.1〜200μm、好まし
くは0.2〜30μmである。本発明で使用する粒子の特
徴は、気体および湿潤液体を浸透させることができるキ
ャビティを有するものである。この性質は、特に、50
〜250、好ましくは80〜180g/リットルの低い
嵩密度である。
する。それらの粒度は、通常0.1〜200μm、好まし
くは0.2〜30μmである。本発明で使用する粒子の特
徴は、気体および湿潤液体を浸透させることができるキ
ャビティを有するものである。この性質は、特に、50
〜250、好ましくは80〜180g/リットルの低い
嵩密度である。
【0051】粒子に対する疎水性ポリマーの重量比5:
1〜1:10は、フィルム層(1)に有用である。該重量
比は、好ましくは、1:1〜1:3である。粒子に対す
る疎水性ポリマーの最適な重量比は、如何なる場合も、
使用されるポリマーおよび粒子の性質に依存する。疎水
性ポリマーが酢酸ビニルとラウリン酸ビニルまたはマレ
イン酸ジブチルエステルとのコポリマーであり、粒子が
珪藻土である場合、最適な重量比は、1:1.5〜1:
2.5である。
1〜1:10は、フィルム層(1)に有用である。該重量
比は、好ましくは、1:1〜1:3である。粒子に対す
る疎水性ポリマーの最適な重量比は、如何なる場合も、
使用されるポリマーおよび粒子の性質に依存する。疎水
性ポリマーが酢酸ビニルとラウリン酸ビニルまたはマレ
イン酸ジブチルエステルとのコポリマーであり、粒子が
珪藻土である場合、最適な重量比は、1:1.5〜1:
2.5である。
【0052】さらに、フィルム層(1)の必要な成分は、
水と不混和性である揮発困難性液体、イオノフォアおよ
び本発明のナフトール誘導体である。これらの成分を疎
水性ポリマー中に均一に分散する。
水と不混和性である揮発困難性液体、イオノフォアおよ
び本発明のナフトール誘導体である。これらの成分を疎
水性ポリマー中に均一に分散する。
【0053】水と不混和性である揮発困難性液体は、プ
ラスチックに関する可塑剤として認識されている。ポリ
マーと一緒に、不均一pH反応の原理によるイオンの測
定方法に関する活性有機相としての役割をする。可塑剤
として、全ての可能な市販のタイプの可塑剤、好ましく
は、セバシン酸、アクリル酸、フタル酸およびリン酸の
エステルならびにシリコーンが挙げられる。特に該方法
に関する技術的理由に関して、非常に揮発困難なユビヌ
ル(UvinulR)N539(2,2−ジフェニル−1−シア
ノ−アクリル酸エチルヘキシルエステル)が好ましい。
ラスチックに関する可塑剤として認識されている。ポリ
マーと一緒に、不均一pH反応の原理によるイオンの測
定方法に関する活性有機相としての役割をする。可塑剤
として、全ての可能な市販のタイプの可塑剤、好ましく
は、セバシン酸、アクリル酸、フタル酸およびリン酸の
エステルならびにシリコーンが挙げられる。特に該方法
に関する技術的理由に関して、非常に揮発困難なユビヌ
ル(UvinulR)N539(2,2−ジフェニル−1−シア
ノ−アクリル酸エチルヘキシルエステル)が好ましい。
【0054】試験層における揮発困難性疎水性有機液体
に対する疎水性ポリマーの重量比は、約5:1〜約1:
5、特に約2:1〜約1:2であり得る。
に対する疎水性ポリマーの重量比は、約5:1〜約1:
5、特に約2:1〜約1:2であり得る。
【0055】測定しようとするイオンに関して特異的で
あり、かつ非水性相に充分に溶解する、イオンと錯体形
成し得る物質の全てをイオノフォアとして使用し得る。
これに関して、クラウンエーテル、クリプタンド、ポダ
ンドおよび対応する環式または非環式のペプチドが挙げ
られる。2,3−ナフト−15−クラウン−5は、カリ
ウムの測定に関して特に好都合であることが分かった。
天然のイオノフォア・バリノマイシンが特に好ましい。
ナトリウムの測定に関しては、例えば、N,N'−ジベン
ジル−N,N'−ジフェニル−1,2−フェニレン−ジオ
キシジアセトアミドが挙げられ、リチウムに関しては、
N,N'−ジヘプチル−5,5−ジメチル−N,N'−ジ(3
−オキサペンチル)−3,7−ジオキサノナン−ジアミド
が挙げられ、カルシウムに関しては、ジエチル−N,N'
−[(4R,5R)−4,5−ジメチル−1,8−ジオキソ−
3,6−ジオキサ−オクタメチレン]−ビス−(12−メ
チルアミノドデカノエート)が挙げられる。
あり、かつ非水性相に充分に溶解する、イオンと錯体形
成し得る物質の全てをイオノフォアとして使用し得る。
これに関して、クラウンエーテル、クリプタンド、ポダ
ンドおよび対応する環式または非環式のペプチドが挙げ
られる。2,3−ナフト−15−クラウン−5は、カリ
ウムの測定に関して特に好都合であることが分かった。
天然のイオノフォア・バリノマイシンが特に好ましい。
ナトリウムの測定に関しては、例えば、N,N'−ジベン
ジル−N,N'−ジフェニル−1,2−フェニレン−ジオ
キシジアセトアミドが挙げられ、リチウムに関しては、
N,N'−ジヘプチル−5,5−ジメチル−N,N'−ジ(3
−オキサペンチル)−3,7−ジオキサノナン−ジアミド
が挙げられ、カルシウムに関しては、ジエチル−N,N'
−[(4R,5R)−4,5−ジメチル−1,8−ジオキソ−
3,6−ジオキサ−オクタメチレン]−ビス−(12−メ
チルアミノドデカノエート)が挙げられる。
【0056】本発明のナフトール誘導体は、pH指示薬
として使用され、pHの変化に感受性が高いので、フィ
ルム層(1)中に緩衝液を一体化させることも特に好都合
である。不均一pH反応に基づいているイオン測定方法
において、緩衝液のpHは、非水性相から水性相中への
プロトンの移動を制御する。体液中のイオンの測定用診
断装置において、緩衝物質は、pHを5〜10、好まし
くは7〜8の値に調節することができるように選択する
のが好ましい。大体において、これに関して、それらが
水溶性であり、試験反応を妨害するイオンを含まないこ
とが分かっている通常の緩衝液全てが考慮される。例え
ば、N,N−ビス−(ヒドロキシエチル)−アミノエタン
スルホン酸(BES)、3−[N−トリスヒドロキシメチ
ル]−メチルアミノ−ヒドロキシプロパン−スルホン酸
(TAPSO)またはN−ヒドロキシエチルピペラジン
−N−プロパンスルホン酸(HEPPS)のようないわ
ゆるグッド緩衝液(Good buffer)シリーズからのもので
ある緩衝液が好適であるのが分かった。
として使用され、pHの変化に感受性が高いので、フィ
ルム層(1)中に緩衝液を一体化させることも特に好都合
である。不均一pH反応に基づいているイオン測定方法
において、緩衝液のpHは、非水性相から水性相中への
プロトンの移動を制御する。体液中のイオンの測定用診
断装置において、緩衝物質は、pHを5〜10、好まし
くは7〜8の値に調節することができるように選択する
のが好ましい。大体において、これに関して、それらが
水溶性であり、試験反応を妨害するイオンを含まないこ
とが分かっている通常の緩衝液全てが考慮される。例え
ば、N,N−ビス−(ヒドロキシエチル)−アミノエタン
スルホン酸(BES)、3−[N−トリスヒドロキシメチ
ル]−メチルアミノ−ヒドロキシプロパン−スルホン酸
(TAPSO)またはN−ヒドロキシエチルピペラジン
−N−プロパンスルホン酸(HEPPS)のようないわ
ゆるグッド緩衝液(Good buffer)シリーズからのもので
ある緩衝液が好適であるのが分かった。
【0057】測定しようとするイオンに関して充分には
選択性がないイオノフォアを使用する場合、妨害イオン
を隠蔽する水溶性錯化剤を添加することができる。すな
わち、例えば、カルシウムによるナトリウム試験の起こ
りうる妨害は、四酢酸エチレンジアミン(EDTA)によ
って防止される。
選択性がないイオノフォアを使用する場合、妨害イオン
を隠蔽する水溶性錯化剤を添加することができる。すな
わち、例えば、カルシウムによるナトリウム試験の起こ
りうる妨害は、四酢酸エチレンジアミン(EDTA)によ
って防止される。
【0058】さらに、湿潤剤を使用して、フィルムの製
造または試験しようとする試料によるフィルムのぬれを
改良することができる。これに関して、試験反応を妨害
しないこれらの試薬だけを使用することができる。これ
らは、特に、非イオン性および両性イオン性化合物であ
る。非イオン性湿潤剤のうち、例えば、ポリエチレング
リコールエーテルまたはエステル、好ましくは、トリト
ン(TritonR) X100が好都合であることが分かっ
た。両性イオン性湿潤剤としては、n−デシル−N,N−
ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパンスルホネート
(ツヴィッタージェント(ZwittergentR)3−10)が好
都合に使用され得る。
造または試験しようとする試料によるフィルムのぬれを
改良することができる。これに関して、試験反応を妨害
しないこれらの試薬だけを使用することができる。これ
らは、特に、非イオン性および両性イオン性化合物であ
る。非イオン性湿潤剤のうち、例えば、ポリエチレング
リコールエーテルまたはエステル、好ましくは、トリト
ン(TritonR) X100が好都合であることが分かっ
た。両性イオン性湿潤剤としては、n−デシル−N,N−
ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパンスルホネート
(ツヴィッタージェント(ZwittergentR)3−10)が好
都合に使用され得る。
【0059】フィルム層(1)のコンシステンシーを改良
するために、増粘剤をさらに使用することができる。こ
れに関して、エチルセルロースが好都合であることが分
かった。これに加えて、例えばヒドロキシエチル−また
はヒドロキシプロピルセルロースのような親水性増粘剤
を、分析しようとする水性液体でフィルム層(1)を湿潤
させた後に存在する水性相に関するフィルム層(1)に添
加することができる。
するために、増粘剤をさらに使用することができる。こ
れに関して、エチルセルロースが好都合であることが分
かった。これに加えて、例えばヒドロキシエチル−また
はヒドロキシプロピルセルロースのような親水性増粘剤
を、分析しようとする水性液体でフィルム層(1)を湿潤
させた後に存在する水性相に関するフィルム層(1)に添
加することができる。
【0060】フィルム層(1)を製造するために、水性液
体中、特に血液、血漿、血清または尿のような体液中の
イオンの測定のためにフィルム層を使用する場合に水性
相に吸収されるべきではなく、むしろ有機相、すなわち
フィルム層中に残存するべきである全成分(疎水性ポリ
マー;水と不混和性である揮発困難性液体;イオノフォ
ア;本発明のナフトール誘導体;所望によりフィルム層
のコンシステンシーを改良する増粘剤)を非常に高い揮
発性から中程度の揮発性の有機溶媒に溶解する。この溶
液中に粒子を撹拌し、均一に分散させる。ドクターブレ
ードを用いて、該ペーストを支持体上に塗り、乾燥させ
る。もちろん、ロールコーティング、フィルムキャステ
ィングまたはそれに類する方法のような他の好適な塗布
方法を使用することもできる。乾燥フィルム層は20〜
500、好ましくは20〜150μmの厚さを有する。
体中、特に血液、血漿、血清または尿のような体液中の
イオンの測定のためにフィルム層を使用する場合に水性
相に吸収されるべきではなく、むしろ有機相、すなわち
フィルム層中に残存するべきである全成分(疎水性ポリ
マー;水と不混和性である揮発困難性液体;イオノフォ
ア;本発明のナフトール誘導体;所望によりフィルム層
のコンシステンシーを改良する増粘剤)を非常に高い揮
発性から中程度の揮発性の有機溶媒に溶解する。この溶
液中に粒子を撹拌し、均一に分散させる。ドクターブレ
ードを用いて、該ペーストを支持体上に塗り、乾燥させ
る。もちろん、ロールコーティング、フィルムキャステ
ィングまたはそれに類する方法のような他の好適な塗布
方法を使用することもできる。乾燥フィルム層は20〜
500、好ましくは20〜150μmの厚さを有する。
【0061】フィルム層(1)に水性試料液を適用する場
合、水性相中に吸収される成分(緩衝液;所望により錯
化剤;所望により湿潤剤;所望により水性相のコンシス
テンシーを変えるための増粘剤)を一体化する種々の方
法がある。1つの可能性は、該成分の水溶液と一緒に粒
子を蒸発、スプレイ乾燥、または凍結乾燥させることに
よって前記成分で粒子を塗布することである。次いで、
この方法で塗布された粒子を、上記のような有機溶媒中
に撹拌する。他の可能性は、まず、未処理粒子を用いて
フィルム層を製造し、次に上記成分の水溶液で再塗布
し、最後に乾燥させることである。
合、水性相中に吸収される成分(緩衝液;所望により錯
化剤;所望により湿潤剤;所望により水性相のコンシス
テンシーを変えるための増粘剤)を一体化する種々の方
法がある。1つの可能性は、該成分の水溶液と一緒に粒
子を蒸発、スプレイ乾燥、または凍結乾燥させることに
よって前記成分で粒子を塗布することである。次いで、
この方法で塗布された粒子を、上記のような有機溶媒中
に撹拌する。他の可能性は、まず、未処理粒子を用いて
フィルム層を製造し、次に上記成分の水溶液で再塗布
し、最後に乾燥させることである。
【0062】図2は、測定反応の間に水性相中に吸収さ
れる物質を含む層(11)が、同様に例えば熱溶融型接着
剤のストリップである接着部(9)を介して、フィルム層
(10)と移動層(2)の間に設置されている点で図1と異
なる。このような物質は、特に、緩衝物質である。しか
し、図1の試験担体のフィルム層(1)または図2の試験
担体のフィルム層(10)の代わりに、図2の試験担体の
付加層(11)中に、錯化剤、湿潤剤または水性相のコン
システンシーを変えるための増粘剤を一体化させること
ができる。接触させると別の層に液体を移動させること
ができる付加層(11)に関する物質として、吸収性物質
を考慮することができる。これに関して紙が特に好都合
に使用され得るが、プラスチックのような不活性物質か
ら製造されたネットも可能である。
れる物質を含む層(11)が、同様に例えば熱溶融型接着
剤のストリップである接着部(9)を介して、フィルム層
(10)と移動層(2)の間に設置されている点で図1と異
なる。このような物質は、特に、緩衝物質である。しか
し、図1の試験担体のフィルム層(1)または図2の試験
担体のフィルム層(10)の代わりに、図2の試験担体の
付加層(11)中に、錯化剤、湿潤剤または水性相のコン
システンシーを変えるための増粘剤を一体化させること
ができる。接触させると別の層に液体を移動させること
ができる付加層(11)に関する物質として、吸収性物質
を考慮することができる。これに関して紙が特に好都合
に使用され得るが、プラスチックのような不活性物質か
ら製造されたネットも可能である。
【0063】図1および図2において示されている試験
担体のうちの1つによって血液中のイオンの測定を行う
ために、試料を保護層(4)に適用する。血液が分離層
(3)中に浸透し、血漿または血清から血球が分離され
る。この方法で得られた液体は、毛管力によって試験域
(8)中に吸収される。移動層(2)における水性相は、フ
ィルム層(1)または(10)を有する担体ホイル上の押圧
によってフィルム層と接触させられ、液体はフィルム層
中に浸透し、測定反応を起こす。該反応によって得られ
たフィルム層中で形成された色は、フィルム層(1)また
は(10)の担体ホイルを介して可視的に観察されるか、
または反射率測光法によって測定される。
担体のうちの1つによって血液中のイオンの測定を行う
ために、試料を保護層(4)に適用する。血液が分離層
(3)中に浸透し、血漿または血清から血球が分離され
る。この方法で得られた液体は、毛管力によって試験域
(8)中に吸収される。移動層(2)における水性相は、フ
ィルム層(1)または(10)を有する担体ホイル上の押圧
によってフィルム層と接触させられ、液体はフィルム層
中に浸透し、測定反応を起こす。該反応によって得られ
たフィルム層中で形成された色は、フィルム層(1)また
は(10)の担体ホイルを介して可視的に観察されるか、
または反射率測光法によって測定される。
【0064】フィルム層(1)または(10)の成分の好都
合な、および好ましい重量割合を下記表1に示す。
合な、および好ましい重量割合を下記表1に示す。
【0065】
【表1】 フィルム層の含有量(重量%) フィルム層の成分 好都合 好ましい ポリマー 5〜60 20〜40 水と不混和性である 揮発困難性液体 5〜70 20〜40 粒子 15〜80 30〜50 イオノフォア 0.05〜5.0 0.2〜1.0 本発明のナフトール 誘導体 0.05〜5.0 0.2〜0.7
【0066】フィルム層(1)の中または上において緩衝
物質を適用する場合、これは、緩衝液を5〜30、好ま
しくは10〜20重量%含む。錯化剤、湿潤剤または増
粘剤のような所望により使用し得る物質は、フィルム層
(1)の中または上に適用する場合、本発明のフィルム層
の0.005〜5、好ましくは0.02〜2重量%の量で
ある。
物質を適用する場合、これは、緩衝液を5〜30、好ま
しくは10〜20重量%含む。錯化剤、湿潤剤または増
粘剤のような所望により使用し得る物質は、フィルム層
(1)の中または上に適用する場合、本発明のフィルム層
の0.005〜5、好ましくは0.02〜2重量%の量で
ある。
【0067】以下の実施例において、本発明をさらに説
明する。
明する。
【0068】
【実施例1】a)2−(3,7,11,15−テトラメチル
−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−ジ
ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール 撹拌器、冷却器および温度計を装着した2リットルの3
つ口フラスコ中、濃塩酸9ml(0.11モル)を添加した
エタノール400mlに2,4−ジニトロフェニルヒドラ
ジン19.8g(0.1モル)を懸濁させ、ビタミンK1[2
−メチル−3−(3,7,11,15−テトラメチル−2−
ヘキサデセニル)−1,4−ナフトキノン]45g(0.1モ
ル)を添加し、室温で15分間撹拌し、次いで、還流下
で4時間過熱する。その後、真空下で濃縮する。赤−茶
色の粘性塊64gが得られる。これを、移動溶媒として
塩化メチレン/n−ヘプタン=2:1を用いて、内径1
0.5cm、充填高110cmのシリカゲル60(メルク(Me
rck))カラム上でクロマトグラフィーによって精製す
る。反応生成物は溶解性に乏しいので、該粗生成物を移
動溶媒350mlに溶解し、不溶性成分をサイツ(Seitz)
濾過器によって濾去し、シリカゲルカラムに入れた。適
切なバッチを合わせて、真空濃縮し、橙色のワックス状
生成物を、n−プロパノール/リグロイン(1:1)各1
00mlで2回再結晶し、残渣をn−プロパノール/リグ
ロイン(1:1)20mlで2回洗浄し、重量が一定になる
まで乾燥させる。TLCにおいて不均一である橙色のワ
ックス状結晶19.41g(理論収率31%)を得る。Fp
110℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸
またはアルカリpHでの透過分析によってλmax値440
または616nmが得られる。
−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−ジ
ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール 撹拌器、冷却器および温度計を装着した2リットルの3
つ口フラスコ中、濃塩酸9ml(0.11モル)を添加した
エタノール400mlに2,4−ジニトロフェニルヒドラ
ジン19.8g(0.1モル)を懸濁させ、ビタミンK1[2
−メチル−3−(3,7,11,15−テトラメチル−2−
ヘキサデセニル)−1,4−ナフトキノン]45g(0.1モ
ル)を添加し、室温で15分間撹拌し、次いで、還流下
で4時間過熱する。その後、真空下で濃縮する。赤−茶
色の粘性塊64gが得られる。これを、移動溶媒として
塩化メチレン/n−ヘプタン=2:1を用いて、内径1
0.5cm、充填高110cmのシリカゲル60(メルク(Me
rck))カラム上でクロマトグラフィーによって精製す
る。反応生成物は溶解性に乏しいので、該粗生成物を移
動溶媒350mlに溶解し、不溶性成分をサイツ(Seitz)
濾過器によって濾去し、シリカゲルカラムに入れた。適
切なバッチを合わせて、真空濃縮し、橙色のワックス状
生成物を、n−プロパノール/リグロイン(1:1)各1
00mlで2回再結晶し、残渣をn−プロパノール/リグ
ロイン(1:1)20mlで2回洗浄し、重量が一定になる
まで乾燥させる。TLCにおいて不均一である橙色のワ
ックス状結晶19.41g(理論収率31%)を得る。Fp
110℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸
またはアルカリpHでの透過分析によってλmax値440
または616nmが得られる。
【0069】同様の方法で以下の化合物を製造する。
【0070】b) 4−ニトロフェニルヒドラジンから
2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセ
ニル)−3−メチル−4−[(4−ニトロフェニル)アゾ]
−1−ナフトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
トルオール/メタノール=50:1;Rf=0.22。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値455または63
7nmが得られる。
2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセ
ニル)−3−メチル−4−[(4−ニトロフェニル)アゾ]
−1−ナフトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
トルオール/メタノール=50:1;Rf=0.22。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値455または63
7nmが得られる。
【0071】c) 2−メチル−4−ニトロフェニルヒ
ドラジンから2−(3,7,11,15−テトラメチル−2
−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2−メチル−
4−ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
塩化メチレン/n−ヘプタン=3:1、Rf=0.31。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値447または64
2nmが得られる。
ドラジンから2−(3,7,11,15−テトラメチル−2
−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2−メチル−
4−ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
塩化メチレン/n−ヘプタン=3:1、Rf=0.31。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値447または64
2nmが得られる。
【0072】d) 2−ヒドラジノ−5−ニトロベンゾ
ニトリル(パーネル(Parnell)、ケミカル・ソサイエテ
ィ・レビューズ(Chem.Soc.)、1959、2363)から4−
(2−メチル−2−ヒドロキシ−3−[(3,7,11,15
−テトラメチル−2−ヘキサデセニル)−1−ナフトー
ル)アゾ]−3−ニトロベンゾニトリル アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:塩化メチレン/n−ヘプタン(2:1);
Rf=0.21。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値499または57
4nmが得られる。
ニトリル(パーネル(Parnell)、ケミカル・ソサイエテ
ィ・レビューズ(Chem.Soc.)、1959、2363)から4−
(2−メチル−2−ヒドロキシ−3−[(3,7,11,15
−テトラメチル−2−ヘキサデセニル)−1−ナフトー
ル)アゾ]−3−ニトロベンゾニトリル アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:塩化メチレン/n−ヘプタン(2:1);
Rf=0.21。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値499または57
4nmが得られる。
【0073】e) 以下のように製造される4−アミド
スルホニル−2−ニトロフェニルヒドラジンから2−
(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセニ
ル)−3−メチル−4−[(4−アミノ−スルホニル−2
−ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール Fp122℃、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:トルオール/メタノール(5:1)、Rf
=0.38。 4−アミドスルホニル−2−ニトロクロロベンゾール
(ピー・フィッシャー(P.Fischer)、ヘミシェ・ベリク
テ(Chem.Ber.)、24、3190(1891)に従って得られる)
4.88g(0.021モル)を、メタノール150mlにヒ
ドラジン水化物5.25ml(0.105モル)を入れた溶液
と一緒に、室温で半時間撹拌し、形成された橙−赤色結
晶を吸引し、濾過残渣を少量のメタノールで洗浄し、五
酸化二リンで乾燥させた後、所望のヒドラジン誘導体
3.64g(理論収率75%に相当)を得る。Fp217〜
219℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸
またはアルカリpHでの透過分析によってλmax値450
または566nmが得られる。
スルホニル−2−ニトロフェニルヒドラジンから2−
(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセニ
ル)−3−メチル−4−[(4−アミノ−スルホニル−2
−ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール Fp122℃、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:トルオール/メタノール(5:1)、Rf
=0.38。 4−アミドスルホニル−2−ニトロクロロベンゾール
(ピー・フィッシャー(P.Fischer)、ヘミシェ・ベリク
テ(Chem.Ber.)、24、3190(1891)に従って得られる)
4.88g(0.021モル)を、メタノール150mlにヒ
ドラジン水化物5.25ml(0.105モル)を入れた溶液
と一緒に、室温で半時間撹拌し、形成された橙−赤色結
晶を吸引し、濾過残渣を少量のメタノールで洗浄し、五
酸化二リンで乾燥させた後、所望のヒドラジン誘導体
3.64g(理論収率75%に相当)を得る。Fp217〜
219℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸
またはアルカリpHでの透過分析によってλmax値450
または566nmが得られる。
【0074】f) 2,4−ジ(メタンスルホニル)フェ
ニルヒドラジンから2−(3,7,11,15−テトラメチ
ル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−
ジ{メタンスルホニル}フェニル)アゾ]−1−ナフトール アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:トルオール/酢酸エチル(5:1)、Rf
=0.23。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値462または56
2nmが得られる。
ニルヒドラジンから2−(3,7,11,15−テトラメチ
ル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−
ジ{メタンスルホニル}フェニル)アゾ]−1−ナフトール アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:トルオール/酢酸エチル(5:1)、Rf
=0.23。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値462または56
2nmが得られる。
【0075】g) 2,4,6−トリニトロフェニルヒド
ラジンから2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−
ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4,6−トリ
ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:塩化メチレン/n−ヘプタン(2:1)、
Rf=0.55。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値495または60
0nmが得られる。
ラジンから2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−
ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4,6−トリ
ニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:塩化メチレン/n−ヘプタン(2:1)、
Rf=0.55。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値495または60
0nmが得られる。
【0076】h) 4−ヒドラジノ−3,5−ジニトロ
ベンゾニトリル(米国特許US-A-3,935,183)から2−
(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセニ
ル)−3−メチル−4−[(2,6−ジニトロ−4−シアノ
フェニル)アゾ]−1−ナフトール アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:塩化メチレン、Rf=0.62。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax440または562
nmが得られる。
ベンゾニトリル(米国特許US-A-3,935,183)から2−
(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセニ
ル)−3−メチル−4−[(2,6−ジニトロ−4−シアノ
フェニル)アゾ]−1−ナフトール アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:塩化メチレン、Rf=0.62。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax440または562
nmが得られる。
【0077】i) 2−ヒドラジノ−3,5−ジニトロ
チオフェン(エイチ・バイヤー(H.Beyer)ら、ジャーナ
ル・オブ・プラクティシェ・ヘミー(J.Prakt.Che
m.)、296、91(1964))から2−(3,7,11,15−テト
ラメチル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−
[(3,5−ジニトロ−2−チニル)アゾ]−1−ナフトー
ル アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:トルオール/メタノール(5:1)、Rf
=0.28。
チオフェン(エイチ・バイヤー(H.Beyer)ら、ジャーナ
ル・オブ・プラクティシェ・ヘミー(J.Prakt.Che
m.)、296、91(1964))から2−(3,7,11,15−テト
ラメチル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−
[(3,5−ジニトロ−2−チニル)アゾ]−1−ナフトー
ル アモルファス、TLC、シリカゲル60(メルク(Merc
k))、移動溶媒:トルオール/メタノール(5:1)、Rf
=0.28。
【0078】j) 2−ヒドラジノ−5−ニトロ−1,
3−チアゾール(ドイツ特許出願公開DE-A-2329295)
から2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサ
デセニル)−3−メチル−4−[(5−ニトロ−2−チア
ゾリル)アゾ]−1−ナフトールアモルファス、TLC、
シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:トルオー
ル/メタノール(5:1)、Rf=0.32。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値450または65
2nmが得られる。
3−チアゾール(ドイツ特許出願公開DE-A-2329295)
から2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサ
デセニル)−3−メチル−4−[(5−ニトロ−2−チア
ゾリル)アゾ]−1−ナフトールアモルファス、TLC、
シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:トルオー
ル/メタノール(5:1)、Rf=0.32。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値450または65
2nmが得られる。
【0079】
【実施例2】4−[(2,6−ジブロモ−4−ニトロフェ
ニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール a)2−オクタデシルオキシナフタレン 撹拌器、冷却器および温度計を装着した4リットルの3
つ口フラスコ中、エタノール1リットルに水酸化ナトリ
ウム(99%)48g(1.2モル)を入れた溶液に2−ナフ
トール(98%)172.8g(1.2モル)を添加し、溶解
した後、臭化n−オクタデシル417g(1.25モル)を
添加し、反応混合物を還流下で14時間加熱する。さら
にエタノール1リットルを添加した後、熱溶液をサイツ
(Seitz)濾過器上で吸引して、無機物質を除去し、弱い
ピンク色の濾液を氷浴中に30分間放置して結晶化させ
る。ほとんど無色の結晶を吸引した後、濾過ケーキをエ
タノール約700mlで数回に分けて洗浄し、五酸化二リ
ンによって乾燥させた後、2−オクタデシルオキシナフ
タレン371.9g(理論収率93.7%)を無色結晶とし
て得る。Fp64〜68℃。 TLC:シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
n−ヘプタン/メチルエチルケトン 2:1、Rf=0.
34。
ニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール a)2−オクタデシルオキシナフタレン 撹拌器、冷却器および温度計を装着した4リットルの3
つ口フラスコ中、エタノール1リットルに水酸化ナトリ
ウム(99%)48g(1.2モル)を入れた溶液に2−ナフ
トール(98%)172.8g(1.2モル)を添加し、溶解
した後、臭化n−オクタデシル417g(1.25モル)を
添加し、反応混合物を還流下で14時間加熱する。さら
にエタノール1リットルを添加した後、熱溶液をサイツ
(Seitz)濾過器上で吸引して、無機物質を除去し、弱い
ピンク色の濾液を氷浴中に30分間放置して結晶化させ
る。ほとんど無色の結晶を吸引した後、濾過ケーキをエ
タノール約700mlで数回に分けて洗浄し、五酸化二リ
ンによって乾燥させた後、2−オクタデシルオキシナフ
タレン371.9g(理論収率93.7%)を無色結晶とし
て得る。Fp64〜68℃。 TLC:シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
n−ヘプタン/メチルエチルケトン 2:1、Rf=0.
34。
【0080】b)2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール 塩化カルシウム管と一緒に撹拌器、クライゼン付属物、
温度計および冷却器を有する10リットルの3つ口フラ
スコ中、氷酢酸3リットルおよび無水酢酸600mlから
なる混合物に、2−オクタデシルオキシナフタレン59
4g(1.5モル)および四酢酸鉛397g(0.75モル)を
添加し、55℃に加熱する。4日間にわたって、撹拌し
ながら、さらに四酢酸鉛400gを、24時間毎に分け
て(各100g)添加する。その後、形成された黄色溶液
を室温に冷却し、水1.5リットルを添加した後、再
度、30分間撹拌し、形成された結晶スラリーを吸引
し、水2リットルで数回に分けて洗浄する。湿った粗生
成物をトルオール4リットルに溶解し、水1リットルと
一緒に3回、飽和炭酸水素ナトリウム1リットルと一緒
に3回、次いで再度、水1リットルと一緒に3回振盪す
る。硫酸ナトリウムによるトルオール相の乾燥、吸引お
よび蒸発による濃縮の後、茶色の粗生成物635gを得
て、これを、以下のようにクロマトグラフィーによって
精製する。得られた結晶を、トルオール/イソヘキサン
(5:2)1.3リットルの混合物に溶解し、該溶液を、
内径11.5cm、充填高1.2mのシリカゲル60(メルク
(Merck))カラムに適用する。移動溶媒として、トルオ
ール/イソヘキサン(5:2)を用いて、約300mlの画
分を取得する。画分9〜52を合わせて、重量が一定に
なるまで蒸発させて濃縮する。酢酸2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール324.2gが得られる。Fp67〜
68℃。これをさらに精製せずに、加熱しながらメタノ
ール1.8リットルに溶解し、20℃に冷却する。冷却
せずに撹拌しながら形成した懸濁液に濃硫酸93mlを1
5分以内で滴下する。ここで温度は35℃に上昇する。
次に、還流下で2時間加熱し、次いで、氷浴で冷却し、
氷上で冷却しながらさらに30分間撹拌する。形成した
結晶を吸引し、氷冷メタノール150mlで洗浄し、五酸
化二リンによって、乾燥棚中、35℃で乾燥させる。無
色の結晶、2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール2
94.4g(理論収率47.5%)を得る。Fp58〜59
℃。
ール 塩化カルシウム管と一緒に撹拌器、クライゼン付属物、
温度計および冷却器を有する10リットルの3つ口フラ
スコ中、氷酢酸3リットルおよび無水酢酸600mlから
なる混合物に、2−オクタデシルオキシナフタレン59
4g(1.5モル)および四酢酸鉛397g(0.75モル)を
添加し、55℃に加熱する。4日間にわたって、撹拌し
ながら、さらに四酢酸鉛400gを、24時間毎に分け
て(各100g)添加する。その後、形成された黄色溶液
を室温に冷却し、水1.5リットルを添加した後、再
度、30分間撹拌し、形成された結晶スラリーを吸引
し、水2リットルで数回に分けて洗浄する。湿った粗生
成物をトルオール4リットルに溶解し、水1リットルと
一緒に3回、飽和炭酸水素ナトリウム1リットルと一緒
に3回、次いで再度、水1リットルと一緒に3回振盪す
る。硫酸ナトリウムによるトルオール相の乾燥、吸引お
よび蒸発による濃縮の後、茶色の粗生成物635gを得
て、これを、以下のようにクロマトグラフィーによって
精製する。得られた結晶を、トルオール/イソヘキサン
(5:2)1.3リットルの混合物に溶解し、該溶液を、
内径11.5cm、充填高1.2mのシリカゲル60(メルク
(Merck))カラムに適用する。移動溶媒として、トルオ
ール/イソヘキサン(5:2)を用いて、約300mlの画
分を取得する。画分9〜52を合わせて、重量が一定に
なるまで蒸発させて濃縮する。酢酸2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール324.2gが得られる。Fp67〜
68℃。これをさらに精製せずに、加熱しながらメタノ
ール1.8リットルに溶解し、20℃に冷却する。冷却
せずに撹拌しながら形成した懸濁液に濃硫酸93mlを1
5分以内で滴下する。ここで温度は35℃に上昇する。
次に、還流下で2時間加熱し、次いで、氷浴で冷却し、
氷上で冷却しながらさらに30分間撹拌する。形成した
結晶を吸引し、氷冷メタノール150mlで洗浄し、五酸
化二リンによって、乾燥棚中、35℃で乾燥させる。無
色の結晶、2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール2
94.4g(理論収率47.5%)を得る。Fp58〜59
℃。
【0081】c)4−[(2,6−ジブロモ−4−ニトロ
フェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール 撹拌器、クライゼン付属物および温度計を装着した2
リットルの3つ口フラスコ中、撹拌しながら10〜15
分間、濃硫酸300mlに亜硝酸ナトリウム22.7g(0.
33モル)を供給する。ここで反応溶液の温度は35℃
に上昇する。次いで、20℃に冷却し、氷上で冷却しな
がら、温度を20〜25℃に維持するような方法で、約
15〜20分内に氷酢酸230mlを滴下する。その後、
場合によって冷却しながら10分間、2,6−ジブロモ
−4−ニトロアニリン(リーデル・デ・ヘーン(Riedel
de Haen)[99%GC])97.6ml(0.33モル)を数回
に分けて添加する。ここで温度は19〜21℃に維持さ
れる。そして、さらに3時間、再度、撹拌する。その
後、氷冷水3.5リットル上に注ぎ、形成されたジアゾ
ニウム塩溶液を、酢酸ナトリウム・三水和物180g
(1.33モル)を添加した氷酢酸3リットルおよびクロ
ロホルム300mlの混合物に2−オクタデシルオキシ−
1−ナフトール124g(0.3モル)を入れた溶液に、素
早く添加する(ナフトールエーテルの溶液の製造におい
ては、酢酸ナトリウムを添加した氷酢酸/クロロホルム
中に供給した後、温度を約45℃に上昇させた後に20
℃まで再度冷却することに注意しなければならない)。
氷浴中で3時間撹拌した後、形成された結晶を吸引し、
残渣を毎回水500mlで3回洗浄し、40℃で乾燥棚で
乾燥させる。粗生成物 − 淡茶色の結晶295.5g −
をクロマトグラフィーによって精製する。アゾ化合物を
トルオール/塩化メチレン(2:5)1リットルに溶解
し、内径11.5cm、充填高1.2mのシリカゲル60(メ
ルク(Merck))カラムに適用し、トルオール/塩化メチ
レン(2:5)で溶離する。画分約70mlを取得する。画
分57〜173を合わせて、蒸発によって濃縮する。茶
色の結晶134.2gが得られる。これらを80℃でトル
オール480mlに溶解し、65℃に冷却し、強く撹拌し
ながらイソヘキサン800mlを添加する。撹拌しながら
20℃に冷却させ、冷蔵室中に一晩放置し、形成した結
晶を吸引し、濾過ケーキを氷冷トルオール/イソヘキサ
ン(1:1.3)300mlで2回洗浄し、次いで、イソヘ
キサン300mlで洗浄する。その後、重量が一定になる
まで、五酸化二リンによって40℃で乾燥棚中で乾燥さ
せる。アゾ化合物の淡茶色の結晶119.9g(理論収率
55.5%)が得られる。Fp102〜103℃。 TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
トルオール/塩化メチレン(2:5)、Rf=0.38。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値454または67
2nmが得られる。
フェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール 撹拌器、クライゼン付属物および温度計を装着した2
リットルの3つ口フラスコ中、撹拌しながら10〜15
分間、濃硫酸300mlに亜硝酸ナトリウム22.7g(0.
33モル)を供給する。ここで反応溶液の温度は35℃
に上昇する。次いで、20℃に冷却し、氷上で冷却しな
がら、温度を20〜25℃に維持するような方法で、約
15〜20分内に氷酢酸230mlを滴下する。その後、
場合によって冷却しながら10分間、2,6−ジブロモ
−4−ニトロアニリン(リーデル・デ・ヘーン(Riedel
de Haen)[99%GC])97.6ml(0.33モル)を数回
に分けて添加する。ここで温度は19〜21℃に維持さ
れる。そして、さらに3時間、再度、撹拌する。その
後、氷冷水3.5リットル上に注ぎ、形成されたジアゾ
ニウム塩溶液を、酢酸ナトリウム・三水和物180g
(1.33モル)を添加した氷酢酸3リットルおよびクロ
ロホルム300mlの混合物に2−オクタデシルオキシ−
1−ナフトール124g(0.3モル)を入れた溶液に、素
早く添加する(ナフトールエーテルの溶液の製造におい
ては、酢酸ナトリウムを添加した氷酢酸/クロロホルム
中に供給した後、温度を約45℃に上昇させた後に20
℃まで再度冷却することに注意しなければならない)。
氷浴中で3時間撹拌した後、形成された結晶を吸引し、
残渣を毎回水500mlで3回洗浄し、40℃で乾燥棚で
乾燥させる。粗生成物 − 淡茶色の結晶295.5g −
をクロマトグラフィーによって精製する。アゾ化合物を
トルオール/塩化メチレン(2:5)1リットルに溶解
し、内径11.5cm、充填高1.2mのシリカゲル60(メ
ルク(Merck))カラムに適用し、トルオール/塩化メチ
レン(2:5)で溶離する。画分約70mlを取得する。画
分57〜173を合わせて、蒸発によって濃縮する。茶
色の結晶134.2gが得られる。これらを80℃でトル
オール480mlに溶解し、65℃に冷却し、強く撹拌し
ながらイソヘキサン800mlを添加する。撹拌しながら
20℃に冷却させ、冷蔵室中に一晩放置し、形成した結
晶を吸引し、濾過ケーキを氷冷トルオール/イソヘキサ
ン(1:1.3)300mlで2回洗浄し、次いで、イソヘ
キサン300mlで洗浄する。その後、重量が一定になる
まで、五酸化二リンによって40℃で乾燥棚中で乾燥さ
せる。アゾ化合物の淡茶色の結晶119.9g(理論収率
55.5%)が得られる。Fp102〜103℃。 TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
トルオール/塩化メチレン(2:5)、Rf=0.38。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値454または67
2nmが得られる。
【0082】
【実施例3】実施例2と同様に以下の物質を製造するこ
とができる。
とができる。
【0083】a) 2−ニトロ−4−トリフルオロメチ
ルアニリンから4−[(2−ニトロ−4−トリフルオロメ
チルフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール、Fp95〜97℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値470または60
4nmが得られる。
ルアニリンから4−[(2−ニトロ−4−トリフルオロメ
チルフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール、Fp95〜97℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値470または60
4nmが得られる。
【0084】b) 4−ニトロ−2−トリフルオロメチ
ルアニリンから4−[(4−ニトロ−2−トリフルオロメ
チルフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール、Fp135〜138℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値456または66
4nmが得られる。
ルアニリンから4−[(4−ニトロ−2−トリフルオロメ
チルフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール、Fp135〜138℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値456または66
4nmが得られる。
【0085】c) 2,4−ジニトロアニリンから4−
[(2,4−ジニトロフェニル)アゾ]−2−オクタデシル
オキシ−1−ナフトール、Fp177〜178℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値456または63
2nmが得られる。
[(2,4−ジニトロフェニル)アゾ]−2−オクタデシル
オキシ−1−ナフトール、Fp177〜178℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値456または63
2nmが得られる。
【0086】d) 2−メタンスルホニル−4−ニトロ
アニリンから4−[(2−メタンスルホニル−4−ニトロ
フェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール、Fp117℃。
アニリンから4−[(2−メタンスルホニル−4−ニトロ
フェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール、Fp117℃。
【0087】e) 4−エタンスルホニル−2−ニトロ
アニリンから4−[(4−エタンスルホニル−2−ニトロ
フェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール、Fp165℃。
アニリンから4−[(4−エタンスルホニル−2−ニトロ
フェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフト
ール、Fp165℃。
【0088】f) 2−シアノ−4−ニトロアニリンか
ら2−[(4−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキシ−1
−ナフチル)アゾ]−5−ニトロベンゾニトリル、Fp1
47〜149℃。
ら2−[(4−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキシ−1
−ナフチル)アゾ]−5−ニトロベンゾニトリル、Fp1
47〜149℃。
【0089】g) 2,6−ジクロロ−4−メタンスル
ホニルアニリン(欧州特許出願公開EP-A-0039312)か
ら4−[2,6−ジクロロ−4−メタンスルホニルフェニ
ル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、
Fp95℃。
ホニルアニリン(欧州特許出願公開EP-A-0039312)か
ら4−[2,6−ジクロロ−4−メタンスルホニルフェニ
ル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、
Fp95℃。
【0090】h) 2−ブロモ−6−クロロ−4−ニト
ロアニリンから4−[2−ブロモ−6−クロロ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール、Fp94〜96℃。
ロアニリンから4−[2−ブロモ−6−クロロ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール、Fp94〜96℃。
【0091】i) 2−クロロ−4,6−ジニトロアニ
リンから4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)
アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
99〜102℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテル
中、酸またはアルカリpHでの透過分析によってλmax値
447または645nmが得られる。
リンから4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)
アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
99〜102℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテル
中、酸またはアルカリpHでの透過分析によってλmax値
447または645nmが得られる。
【0092】j) 2−ブロモ−6−シアノ−4−ニト
ロアニリン(米国特許US-A-2,300,447)から2−[(4
−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキシ−1−ナフチ
ル)アゾ]−3−ブロモ−5−ニトロベンゾニトリル、F
p178〜189℃。
ロアニリン(米国特許US-A-2,300,447)から2−[(4
−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキシ−1−ナフチ
ル)アゾ]−3−ブロモ−5−ニトロベンゾニトリル、F
p178〜189℃。
【0093】k) 2,4,6−トリニトロアニリンから
4−[2,4,6−トリニトロフェニル)アゾ]−2−オク
タデシルオキシ−1−ナフトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))。移動溶媒:
n−ヘプタン/メチルケトン(4:3)、Rf=0.24。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値452または59
4nmが得られる。
4−[2,4,6−トリニトロフェニル)アゾ]−2−オク
タデシルオキシ−1−ナフトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))。移動溶媒:
n−ヘプタン/メチルケトン(4:3)、Rf=0.24。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値452または59
4nmが得られる。
【0094】l) 2−シアノ−4,6−ジニトロアニ
リンから2−[(4−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキ
シ−1−ナフチル)アゾ]−3,5−ジニトロベンゾニト
リル、Fp122〜123℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または60
2nmが得られる。
リンから2−[(4−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキ
シ−1−ナフチル)アゾ]−3,5−ジニトロベンゾニト
リル、Fp122〜123℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または60
2nmが得られる。
【0095】m) 2,6−ジシアノ−4−ニトロアニ
リン(ドイツ特許出願公開DE-A-2137719)から2−
[(4−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキシ−1−ナフ
チル)アゾ]−5−ニトロ−1,3−ベンゾジニトリル、
Fp160〜163℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値502または60
9nmが得られる。
リン(ドイツ特許出願公開DE-A-2137719)から2−
[(4−ヒドロキシ−2−オクタデシルオキシ−1−ナフ
チル)アゾ]−5−ニトロ−1,3−ベンゾジニトリル、
Fp160〜163℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値502または60
9nmが得られる。
【0096】n) 2,6−ジブロモ−4−メタンスル
ホニルアニリン(欧州特許出願公開EP-A-0039312)か
ら4−[(2,6−ジブロモ−4−メタンスルホニルフェ
ニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトー
ル、Fp99〜102℃。o−ニトロフェニルオクチルエ
ーテル中、酸またはアルカリpHでの透過分析によって
λmax値442または608nmが得られる。
ホニルアニリン(欧州特許出願公開EP-A-0039312)か
ら4−[(2,6−ジブロモ−4−メタンスルホニルフェ
ニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトー
ル、Fp99〜102℃。o−ニトロフェニルオクチルエ
ーテル中、酸またはアルカリpHでの透過分析によって
λmax値442または608nmが得られる。
【0097】o) 2−ブロモ−6−メタンスルホニル
−4−ニトロアニリン(ドイツ特許出願公開DE-A-251
6032)から4−[(2−ブロモ−6−メタンスルホニル−
4−ニトロフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−
1−ナフトール、Fp210℃。
−4−ニトロアニリン(ドイツ特許出願公開DE-A-251
6032)から4−[(2−ブロモ−6−メタンスルホニル−
4−ニトロフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−
1−ナフトール、Fp210℃。
【0098】p) 2−ブロモ−4−ニトロ−6−トリ
フルオロメチルアニリン(エム・ハウプツシャイン(M.
Hauptschein)ら、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケ
ミカル・ソサイエティ(J.Amer.Chem.Soc.)、76、10
51(1954))から4−[(2−ブロモ−4−ニトロ−6−ト
リフルオロメチルフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール、Fp84℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または64
8nmが得られる。
フルオロメチルアニリン(エム・ハウプツシャイン(M.
Hauptschein)ら、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケ
ミカル・ソサイエティ(J.Amer.Chem.Soc.)、76、10
51(1954))から4−[(2−ブロモ−4−ニトロ−6−ト
リフルオロメチルフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール、Fp84℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または64
8nmが得られる。
【0099】q) 2−ブロモ−6−ニトロ−4−トリ
フルオロメチルアニリン(フランス国特許出願公開FR-
A-2608898)から4−[(2−ブロモ−6−ニトロ−4−
トリフルオロメチルフェニル)アゾ]−2−オクタデシル
オキシ−1−ナフトール、Fp90〜92℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透析分析によってλmax値486または60
0nmが得られる。
フルオロメチルアニリン(フランス国特許出願公開FR-
A-2608898)から4−[(2−ブロモ−6−ニトロ−4−
トリフルオロメチルフェニル)アゾ]−2−オクタデシル
オキシ−1−ナフトール、Fp90〜92℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透析分析によってλmax値486または60
0nmが得られる。
【0100】r) 2,5−ジクロロ−4−ニトロアニ
リンから4−[(2,5−ジクロロ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
95℃。
リンから4−[(2,5−ジクロロ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
95℃。
【0101】u) 2−アミノ−3,5−ジニトロチオ
フェン(日本国特許出願JP59-98081)から4−[(3,5
−ジニトロ−2−チオニル)アゾ]−2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール、Fp123〜125℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値566または62
4nmが得られる。
フェン(日本国特許出願JP59-98081)から4−[(3,5
−ジニトロ−2−チオニル)アゾ]−2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール、Fp123〜125℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値566または62
4nmが得られる。
【0102】v) 2−アミノ−3,5−ジシアノ−4
−メチルチオフェン(ドイツ国特許出願公開DE-A-235
9008)から4−[(3,5−ジシアノ−4−メチル−2−チ
オフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフ
トール、Fp122〜124℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値453または62
0nmが得られる。
−メチルチオフェン(ドイツ国特許出願公開DE-A-235
9008)から4−[(3,5−ジシアノ−4−メチル−2−チ
オフェニル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフ
トール、Fp122〜124℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値453または62
0nmが得られる。
【0103】w) 2−アミノ−5−ニトロ−1,3−
チアゾールから4−[(5−ニトロ−2−チアゾリル)ア
ゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp1
05℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値459または64
2nmが得られる。
チアゾールから4−[(5−ニトロ−2−チアゾリル)ア
ゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp1
05℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値459または64
2nmが得られる。
【0104】
【実施例4】4−[(2−シアノ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−2−デシルオキシ−1−ナフトール 2−デシルオキシナフタレンを介して、実施例2a)お
よびb)と同様に2−デシルオキシ−1−ナフトールを
製造する。リグロイン/トルオール(2:1)を用いてシ
リカゲル60(メルク(Merck))上でカラムクロマトグラ
フィーによって精製した後、32%の黄味がかった油状
物を得る、Rf=0.45。
アゾ]−2−デシルオキシ−1−ナフトール 2−デシルオキシナフタレンを介して、実施例2a)お
よびb)と同様に2−デシルオキシ−1−ナフトールを
製造する。リグロイン/トルオール(2:1)を用いてシ
リカゲル60(メルク(Merck))上でカラムクロマトグラ
フィーによって精製した後、32%の黄味がかった油状
物を得る、Rf=0.45。
【0105】これを用いて、実施例2c)と同様に、2
−シアノ−4−ニトロアニリンを用いて、4−[(2−シ
アノ−4−ニトロフェニル)アゾ]−2−デシルオキシ−
1−ナフトールを製造する。塩化メチレンおよび塩化メ
チレン/メタノール(197:3)を用いてシリカゲル6
0(メルク(Merck))上で粗生成物の精製の後、橙色結晶
の25.6%生成物を得る。Fp172〜175℃。o−
ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアルカリ
pHでの透過分析によってλmax値554または632nm
が得られる。
−シアノ−4−ニトロアニリンを用いて、4−[(2−シ
アノ−4−ニトロフェニル)アゾ]−2−デシルオキシ−
1−ナフトールを製造する。塩化メチレンおよび塩化メ
チレン/メタノール(197:3)を用いてシリカゲル6
0(メルク(Merck))上で粗生成物の精製の後、橙色結晶
の25.6%生成物を得る。Fp172〜175℃。o−
ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアルカリ
pHでの透過分析によってλmax値554または632nm
が得られる。
【0106】
【実施例5】実施例4と同様に、以下の物質を製造する
ことができる。
ことができる。
【0107】a) 2,6−ジブロモ−4−ニトロアニ
リンから4−[(2,6−ジブロモ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−2−デシルオキシ−1−ナフトール、Fp93〜
95℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値454または67
2nmが得られる。
リンから4−[(2,6−ジブロモ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−2−デシルオキシ−1−ナフトール、Fp93〜
95℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値454または67
2nmが得られる。
【0108】b) 2−ブロモ−6−シアノ−4−ニト
ロアニリンから4−[(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−2−デシルオキシ−1−ナフトー
ルFp172〜175℃。
ロアニリンから4−[(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−2−デシルオキシ−1−ナフトー
ルFp172〜175℃。
【0109】c) 2,4,6−トリニトロアニリンから
4−[(2,4,6−トリニトロフェニル)アゾ]−2−デキ
シルオキシ−1−ナフトール Fp165〜167℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または59
4nmが得られる。
4−[(2,4,6−トリニトロフェニル)アゾ]−2−デキ
シルオキシ−1−ナフトール Fp165〜167℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または59
4nmが得られる。
【0110】d) 2−アミノ−3,5−ジシアノ−4
−メチルチオフェンから4−[(3,5−ジシアノ−4−
メチル−2−チオフェニル)アゾ]−2−デシルオキシ−
1−ナフトール、Fp112〜114℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλnax値458または62
2nmが得られる。
−メチルチオフェンから4−[(3,5−ジシアノ−4−
メチル−2−チオフェニル)アゾ]−2−デシルオキシ−
1−ナフトール、Fp112〜114℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλnax値458または62
2nmが得られる。
【0111】
【実施例6】4−[(2,4−ジニトロフェニル)アゾ]−
5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール a)5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール クライゼン付属物、温度計、塩化カルシウム管および滴
下漏斗を装着した2リットルの3つ口フラスコ中、新し
く蒸留したジメチルホルムアミド400mlに1,5−ジ
ヒドロキシナフタレン(ヤンセン(Janssen)99%)40
g(0.25モル)を懸濁させ、97%水素化ナトリウム6
g(0.25モル)を少量に分けて40分以内で添加する。
この工程で、溶解されて青色になり、さらに、水素原子
が形成され、温度が36℃に上昇する。さらに30分間
撹拌し、この35℃の温溶液に96%臭化1−オクタデ
シル83.3g(0.25モル)を10分以内で滴下する。
次いで、室温で24時間、再度撹拌する。形成された粗
生成物を強く吸引し、残渣を水600mlと一緒に15分
間撹拌する。この方法を再度繰り返し、濾液が無色にな
るまで、非常に長く、濾過残渣を水(約800ml)で洗浄
する。その後、五酸化二リンによって、乾燥棚中、40
℃で、濾過ケーキを乾燥させる。融点76〜78℃を有
する淡ベージュ色の結晶98.6gが得られる。
5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール a)5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール クライゼン付属物、温度計、塩化カルシウム管および滴
下漏斗を装着した2リットルの3つ口フラスコ中、新し
く蒸留したジメチルホルムアミド400mlに1,5−ジ
ヒドロキシナフタレン(ヤンセン(Janssen)99%)40
g(0.25モル)を懸濁させ、97%水素化ナトリウム6
g(0.25モル)を少量に分けて40分以内で添加する。
この工程で、溶解されて青色になり、さらに、水素原子
が形成され、温度が36℃に上昇する。さらに30分間
撹拌し、この35℃の温溶液に96%臭化1−オクタデ
シル83.3g(0.25モル)を10分以内で滴下する。
次いで、室温で24時間、再度撹拌する。形成された粗
生成物を強く吸引し、残渣を水600mlと一緒に15分
間撹拌する。この方法を再度繰り返し、濾液が無色にな
るまで、非常に長く、濾過残渣を水(約800ml)で洗浄
する。その後、五酸化二リンによって、乾燥棚中、40
℃で、濾過ケーキを乾燥させる。融点76〜78℃を有
する淡ベージュ色の結晶98.6gが得られる。
【0112】さらに精製するために、該生成物を酢酸エ
チル各750mlと一緒に3回撹拌し、淡ベージュ色結晶
の未溶解成分(40.8g)を濾去し、母液を木炭で2回処
理し、真空濃縮する。融点90〜92℃を有する標記化
合物のベージュ色結晶53.2g(51.9%)が得られ
る。TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶
媒:トルオール/メタノール=50.1、Rf=0.3
6。
チル各750mlと一緒に3回撹拌し、淡ベージュ色結晶
の未溶解成分(40.8g)を濾去し、母液を木炭で2回処
理し、真空濃縮する。融点90〜92℃を有する標記化
合物のベージュ色結晶53.2g(51.9%)が得られ
る。TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶
媒:トルオール/メタノール=50.1、Rf=0.3
6。
【0113】b)4−[(2,4−ジニトロフェニル)ア
ゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール 実施例2c)と同様に、実施例6a)からの生成物およ
び2,4−ジニトロアニリンを用いて4−[(2,4−ジニ
トロフェニル)アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトールを製造する。移動溶媒として塩化メチレンを用
いて、シリカゲル60(メルク(Merck))上で、粗生成物
の精製を行う。トルオール/リグロインから再結晶した
後、溶出液から30.2%橙−赤色結晶が得られる。Fp
122〜123℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテ
ル中、酸またはアルカリpHでの透過分析によってλmax
値470または656nmが得られる。
ゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール 実施例2c)と同様に、実施例6a)からの生成物およ
び2,4−ジニトロアニリンを用いて4−[(2,4−ジニ
トロフェニル)アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトールを製造する。移動溶媒として塩化メチレンを用
いて、シリカゲル60(メルク(Merck))上で、粗生成物
の精製を行う。トルオール/リグロインから再結晶した
後、溶出液から30.2%橙−赤色結晶が得られる。Fp
122〜123℃。o−ニトロフェニルオクチルエーテ
ル中、酸またはアルカリpHでの透過分析によってλmax
値470または656nmが得られる。
【0114】
【実施例7】実施例6と同様に以下の物質を製造するこ
ともできる。
ともできる。
【0115】a) 2,6−ジブロモ−4−ニトロアニ
リンから4−[(2,6−ジブロモ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
81〜82℃。
リンから4−[(2,6−ジブロモ−4−ニトロフェニル)
アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
81〜82℃。
【0116】b) 2−クロロ−4,6−ジニトロアニ
リンから4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)
アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
110〜111℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値445または65
8nmが得られる。
リンから4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)
アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール、Fp
110〜111℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値445または65
8nmが得られる。
【0117】c) 2−ブロモ−6−シアノ−4−ニト
ロアニリンから4−[(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
塩化メチレン、Rf=0.6。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値440または65
8nmが得られる。
ロアニリンから4−[(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナ
フトール TLC、シリカゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:
塩化メチレン、Rf=0.6。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値440または65
8nmが得られる。
【0118】d) 2−ブロモ−4−ニトロアニリンか
ら4−[(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)アゾ]−5−
オクタデシルオキシ−1−ナフトール、TLC、シリカ
ゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:塩化メチレン、
Rf=0.26。
ら4−[(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)アゾ]−5−
オクタデシルオキシ−1−ナフトール、TLC、シリカ
ゲル60(メルク(Merck))、移動溶媒:塩化メチレン、
Rf=0.26。
【0119】
【実施例8】4−[(2,4−ジニトロフェニル)アゾ]−
5−デシルオキシ−1−ナフトール a)5−デシルオ
キシ−1−ナフトール 撹拌しながら、エタノール500mlに水酸化ナトリウム
12g(0.3モル)を溶解し、この冷却した溶液に、97
% 1,5−ジヒドロキシナフタレン25g(0.15モル)
の溶液を20分以内で添加する。その後、ヨウ化n−デ
シル40.23g(0.15モル)を20分以内で滴下し、
次いで、還流下、4時間沸騰させる。無機残留物を吸引
した後、濾液を真空濃縮し、濃茶色の半結晶残留物を、
シリカゲル60(メルク(Merck))上でカラムクロマトグ
ラフィーによって精製する。移動溶媒:トルオール/メ
タノール=7:1。n−ヘプタンから再結晶した後、対
応する溶出液から淡茶色の結晶の生成物11.5g(理論
収率25.3%)が得られる。Fp85〜87℃。
5−デシルオキシ−1−ナフトール a)5−デシルオ
キシ−1−ナフトール 撹拌しながら、エタノール500mlに水酸化ナトリウム
12g(0.3モル)を溶解し、この冷却した溶液に、97
% 1,5−ジヒドロキシナフタレン25g(0.15モル)
の溶液を20分以内で添加する。その後、ヨウ化n−デ
シル40.23g(0.15モル)を20分以内で滴下し、
次いで、還流下、4時間沸騰させる。無機残留物を吸引
した後、濾液を真空濃縮し、濃茶色の半結晶残留物を、
シリカゲル60(メルク(Merck))上でカラムクロマトグ
ラフィーによって精製する。移動溶媒:トルオール/メ
タノール=7:1。n−ヘプタンから再結晶した後、対
応する溶出液から淡茶色の結晶の生成物11.5g(理論
収率25.3%)が得られる。Fp85〜87℃。
【0120】b)4−[(2,4−ジニトロフェニル)ア
ゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフトール 実施例8a)からの生成物および2,4−ジニトロアニ
リンを用いて、実施例2c)と同様に4−[(2,4−ジ
ニトロフェニル)アゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフト
ールを製造する。粗生成物をシリカゲル60(メルク(M
erck))上でクロマトグラフィーによって精製する。移動
溶媒は塩化メチレンである。塩化メチレン/リグロイン
から適切な画分を再結晶した後、橙−赤色結晶の35.
6%生成物を得る。Fp145〜147℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または65
5nmが得られる。
ゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフトール 実施例8a)からの生成物および2,4−ジニトロアニ
リンを用いて、実施例2c)と同様に4−[(2,4−ジ
ニトロフェニル)アゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフト
ールを製造する。粗生成物をシリカゲル60(メルク(M
erck))上でクロマトグラフィーによって精製する。移動
溶媒は塩化メチレンである。塩化メチレン/リグロイン
から適切な画分を再結晶した後、橙−赤色結晶の35.
6%生成物を得る。Fp145〜147℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値448または65
5nmが得られる。
【0121】
【実施例9】実施例8と同様に以下の物質を製造するこ
とができる。
とができる。
【0122】a) 2−ブロモ−4−ニトロアニリンか
ら4−[(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)アゾ]−5−
デシルオキシ−1−ナフトール、Fp83〜87℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値445または67
2nmが得られる。
ら4−[(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)アゾ]−5−
デシルオキシ−1−ナフトール、Fp83〜87℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値445または67
2nmが得られる。
【0123】b) 2−クロロ−4−ニトロアニリンか
ら4−[(2−クロロ−4−ニトロフェニル)アゾ]−5−
デシルオキシ−1−ナフトール、Fp94〜97℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアメ
カリpHでの透過分析によってλmax値444または67
4nmが得られる。
ら4−[(2−クロロ−4−ニトロフェニル)アゾ]−5−
デシルオキシ−1−ナフトール、Fp94〜97℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアメ
カリpHでの透過分析によってλmax値444または67
4nmが得られる。
【0124】c) 2−クロロ−4,6−ジニトロアニ
リンから4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)
アゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフトール、Fp134
〜135℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値436または65
6nmが得られる。
リンから4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)
アゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフトール、Fp134
〜135℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値436または65
6nmが得られる。
【0125】d) 2−ブロモ−6−シアノ−4−ニト
ロアニリンから4−[(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフトー
ル、Fp110〜114℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値446または65
8nmが得られる。
ロアニリンから4−[(2−ブロモ−6−シアノ−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−5−デシルオキシ−1−ナフトー
ル、Fp110〜114℃。 o−ニトロフェニルオクチルエーテル中、酸またはアル
カリpHでの透過分析によってλmax値446または65
8nmが得られる。
【0126】
【実施例10】試験担体の製造に関する一般的な指示 図1の試験担体の製造に関して、透明なポリエステルホ
イル(厚さ200μm)に以下の実施例に記載の混合物を
塗布し、乾燥する。塗布したホイルを幅15mmのストリ
ップに切断し、幅150mmの白色ポリエステルホイル
(5)に長手方向に熱溶融型接着剤で層(1)として接着す
る。移動層(2)として面積重量30g/m2のガラス繊
維フリース、分離層(3)として面積重量60g/m2のガ
ラス繊維フリース、保護層(4)としてポリアミド織物の
各ストリップもこの白色ポリエステルホイルに長手方向
に接着し、横に切断した後、図1の幅6mmの試験ストリ
ップを形成する。
イル(厚さ200μm)に以下の実施例に記載の混合物を
塗布し、乾燥する。塗布したホイルを幅15mmのストリ
ップに切断し、幅150mmの白色ポリエステルホイル
(5)に長手方向に熱溶融型接着剤で層(1)として接着す
る。移動層(2)として面積重量30g/m2のガラス繊
維フリース、分離層(3)として面積重量60g/m2のガ
ラス繊維フリース、保護層(4)としてポリアミド織物の
各ストリップもこの白色ポリエステルホイルに長手方向
に接着し、横に切断した後、図1の幅6mmの試験ストリ
ップを形成する。
【0127】図2の試験担体は、同様に製造される。層
(11)は、緩衝物質を含浸させた濾紙からなる。
(11)は、緩衝物質を含浸させた濾紙からなる。
【0128】本発明のフィルム層または試験担体は、試
験しようとする試料30μlをポリアミド織物(4)に適
用するような方法で使用され、該試験担体を市販の反射
率光度計リフロトロン(ReflotronR)(ベーリンガー・マ
ンハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル
・ハフツング(Boehringer Mannheim GmbH)、ドイツ
連邦共和国マンハイム)中に挿入する。該液体は、ガラ
ス繊維フリース(3)中に浸透し、全血の場合に血球を分
離し、移動層として作用するガラス繊維域(2)に到達す
る。反射率光度計において、フラップの下のフィルム
(1)または(10)を、フラップ上の押圧によって移動層
(2)中の液体と接触させ、642nm、37℃で反射率測
光法によって測定する。
験しようとする試料30μlをポリアミド織物(4)に適
用するような方法で使用され、該試験担体を市販の反射
率光度計リフロトロン(ReflotronR)(ベーリンガー・マ
ンハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル
・ハフツング(Boehringer Mannheim GmbH)、ドイツ
連邦共和国マンハイム)中に挿入する。該液体は、ガラ
ス繊維フリース(3)中に浸透し、全血の場合に血球を分
離し、移動層として作用するガラス繊維域(2)に到達す
る。反射率光度計において、フラップの下のフィルム
(1)または(10)を、フラップ上の押圧によって移動層
(2)中の液体と接触させ、642nm、37℃で反射率測
光法によって測定する。
【0129】
【実施例11】以下の組成からなる混合物を製造し、透
明ポリエステルホイルに湿フィルム厚300μmで塗布
し、乾燥させる。
明ポリエステルホイルに湿フィルム厚300μmで塗布
し、乾燥させる。
【0130】酢酸ビニル−ラウリン酸ビニル−コポリマ
ー(ビナパス(VinnapasR)B 500/20 VL、ヴァ
ッカー・シェミィ(Wacker Chemie)、 ドイツ国ムニッヒ) 11.8g 2,2-ジフェニル-1-シアノ-アクリル酸-エチルヘキシルエステル (ユビヌル(UvinulR)N539、ビーエイエスエフ(BASF)、 ドイツ国ルドヴィークシャフェン) 14.4g 4-[(2-クロロ-4-ニトロフェニル)アゾ-]-5-デシルオキシ-1- ナフト-ル(実施例9b) 0.0573g バリノマイシン 0.2406g 珪藻土(セラトム(CelatomR)MW 25、イーグル-ピッチャー (Eagle-Picher)、アメリカ合衆国シンシナティ) 22.6g 酢酸ブチル 40.7g
ー(ビナパス(VinnapasR)B 500/20 VL、ヴァ
ッカー・シェミィ(Wacker Chemie)、 ドイツ国ムニッヒ) 11.8g 2,2-ジフェニル-1-シアノ-アクリル酸-エチルヘキシルエステル (ユビヌル(UvinulR)N539、ビーエイエスエフ(BASF)、 ドイツ国ルドヴィークシャフェン) 14.4g 4-[(2-クロロ-4-ニトロフェニル)アゾ-]-5-デシルオキシ-1- ナフト-ル(実施例9b) 0.0573g バリノマイシン 0.2406g 珪藻土(セラトム(CelatomR)MW 25、イーグル-ピッチャー (Eagle-Picher)、アメリカ合衆国シンシナティ) 22.6g 酢酸ブチル 40.7g
【0131】同様の方法で、湿フィルム厚150μmを
有する以下の組成からなる第2の層をこの層に塗布し、
乾燥させる。
有する以下の組成からなる第2の層をこの層に塗布し、
乾燥させる。
【0132】水中2%のヒドロキシセルロース(ナトロ
ソル(NatrosolR)250G、ハーキュリーズ・インコー
ポレイテッド(Hercules Inc.)、 アメリカ合衆国デラウエア州ウィルミントン) 25g クエン酸 2.18g エタノール 35ml LiOHでpH5.0に調節
ソル(NatrosolR)250G、ハーキュリーズ・インコー
ポレイテッド(Hercules Inc.)、 アメリカ合衆国デラウエア州ウィルミントン) 25g クエン酸 2.18g エタノール 35ml LiOHでpH5.0に調節
【0133】実施例10に記載のように、塗布したホイ
ルから試験ストリップを製造し、測定する。測定は、試
料を試薬フィルムに接触させて、60秒後に行う。
ルから試験ストリップを製造し、測定する。測定は、試
料を試薬フィルムに接触させて、60秒後に行う。
【0134】様々な含有量のカリウムを有する血清を使
用すると、以下のカリウム含有量による反射率(%R)の
依存性が分かる。
用すると、以下のカリウム含有量による反射率(%R)の
依存性が分かる。
【0135】
【表2】
【0136】以下の本発明のナフトール誘導体を用いて
同様の結果が得られる。 a) 4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)ア
ゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール(実施
例7b) b) 4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)ア
ゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール(実施
例3i)
同様の結果が得られる。 a) 4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)ア
ゾ]−5−オクタデシルオキシ−1−ナフトール(実施
例7b) b) 4−[(2−クロロ−4,6−ジニトロフェニル)ア
ゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール(実施
例3i)
【0137】
【実施例12】pH指示薬として4−[(2,6−ジブロモ
−4−ニトロフェニル)アゾ−]−2−オクタデシルオキ
シ−1−ナフトール(実施例2)0.0779gを使用し、
緩衝液としてLiOHでpH7.0に調節したN,N−ビス
−(ヒドロキシエチル)−アミノ−エタンスルホン酸(B
ES)2.67gを使用する以外は、実施例11と同様に
試験ストリップを製造する。
−4−ニトロフェニル)アゾ−]−2−オクタデシルオキ
シ−1−ナフトール(実施例2)0.0779gを使用し、
緩衝液としてLiOHでpH7.0に調節したN,N−ビス
−(ヒドロキシエチル)−アミノ−エタンスルホン酸(B
ES)2.67gを使用する以外は、実施例11と同様に
試験ストリップを製造する。
【0138】様々な含有量のカリウムを有する血清を使
用した測定値は、以下のとおりである。
用した測定値は、以下のとおりである。
【0139】
【表3】
【0140】以下のpH指示薬を用いて同様の結果が得
られる。a) 4−[(2−シアノ−4−ニトロフェニ
ル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール
(実施例3f)b) 4−[(2−シアノ−4−ニトロフ
ェニル)アゾ−]−2−デシルオキシ−1−ナフトール
(実施例4)c) 2−(3,7,11,15−テトラメチ
ル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−
ジニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1
a)d) 4−[(2−ブロモ−4−ニトロ−6−トリフ
ルオロメチル−フェニル)アゾ−]−2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール(実施例3p)
られる。a) 4−[(2−シアノ−4−ニトロフェニ
ル)アゾ]−2−オクタデシルオキシ−1−ナフトール
(実施例3f)b) 4−[(2−シアノ−4−ニトロフ
ェニル)アゾ−]−2−デシルオキシ−1−ナフトール
(実施例4)c) 2−(3,7,11,15−テトラメチ
ル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−
ジニトロフェニル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1
a)d) 4−[(2−ブロモ−4−ニトロ−6−トリフ
ルオロメチル−フェニル)アゾ−]−2−オクタデシルオ
キシ−1−ナフトール(実施例3p)
【0141】
【実施例13】指示薬として2−(3,7,11,15−テ
トラメチル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−
[(4−ニトロフェニル)−アゾ]−1−ナフトール(実施
例1b)0.0634gを使用し、緩衝液としてLiOH
でpH9.5に調節したホウ酸0.773gを使用する以外
は、実施例11と同様に試験ストリップを製造する。
トラメチル−2−ヘキサデセニル)−3−メチル−4−
[(4−ニトロフェニル)−アゾ]−1−ナフトール(実施
例1b)0.0634gを使用し、緩衝液としてLiOH
でpH9.5に調節したホウ酸0.773gを使用する以外
は、実施例11と同様に試験ストリップを製造する。
【0142】様々な含有量のカリウムを有する血清を用
いて、以下の反射率値が測定される。
いて、以下の反射率値が測定される。
【0143】
【表4】
【0144】以下の指示薬を用いて同様の結果が得られ
る。 a) 4−[(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)アゾ−]
−5−デシルオキシ−1−ナフトール(実施例9a) b) 2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−ジニトロフェ
ニル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1a) c) 2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセニル)−3−メチル−4−[(2−メチル−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1c) d) 2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセニル)−3−メチル−4−[(5−ニトロ−2−チ
アゾリル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1j)
る。 a) 4−[(2−ブロモ−4−ニトロフェニル)アゾ−]
−5−デシルオキシ−1−ナフトール(実施例9a) b) 2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセニル)−3−メチル−4−[(2,4−ジニトロフェ
ニル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1a) c) 2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセニル)−3−メチル−4−[(2−メチル−4−ニ
トロフェニル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1c) d) 2−(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセニル)−3−メチル−4−[(5−ニトロ−2−チ
アゾリル)アゾ]−1−ナフトール(実施例1j)
【図1】 本発明に関する試験担体の斜視図である。
【図2】 本発明に関する試験担体の斜視図である。
1・・・フィルム層 2・・・移動層 3・・・分離層 4・・・保護層 5・・・不活性担体ホイル 6・・・熱溶融型接着剤のストリップ 7・・・試料適用域 8・・・試験域 9・・・接着部 10・・・フィルム層 11・・・付加層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 29/036 29/042 G01N 31/22 123 (72)発明者 ヴェルナー・ギュートライン ドイツ連邦共和国デー−6800マンハイム 24、イム・ゼンタイヒ31番 (72)発明者 ペーター・フォーゲル ドイツ連邦共和国デー−6944ヘムスバッ ハ、シューベルトヴェーク5番 (72)発明者 デトレフ・ティーム ドイツ連邦共和国デー−6800マンハイム 1、デー3・2番 (56)参考文献 特開 昭59−212456(JP,A) 特開 昭51−31725(JP,A) 米国特許4301068(US,A)
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、 R1、R2およびR3は、同一または異なっており、各
々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、
これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30) −アルキル基または−アルコキシ基であり、 R4は、水素原子またはアルキル基であり、 R5は、ニトロ基、ハロゲン原子で置換されているアル
キル基、シアノ基、スルホアミド基またはアルキルスル
ホニル基であり、 Xは、窒素原子または基CR6であり、 Yは、硫黄原子または基CR7=CR8であり、 R6、R7およびR8は、同一または異なっており、各
々、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
ルキル基もしくはハロゲン原子によって置換されている
アルキル基またはアルキルスルホニル基である] で示されるナフトール誘導体。 - 【請求項2】 一般式(II): 【化2】 [式中、 R1、R2およびR3は、同一または異なっており、各
々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、
これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30) −アルキル基または−アルコキシ基である] で示されるナフトキノンと、一般式(III): 【化3】 [式中、 R4は、水素原子またはアルキル基であり、 R5は、ニトロ基、ハロゲン原子によって置換されてい
るアルキル基、シアノ基、スルホンアミド基またはアル
キルスルホニル基であり、 Xは、窒素原子または基CR6であり、 Yは、硫黄原子または基CR7=CR8であり、 R6、R7およびR8は、同一または異なっており、各
々、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
ルキル基もしくはハロゲン原子によって置換されている
アルキル基またはアルキルスルホニル基である] で示されるヒドラジンとを反応させることを特徴とする
請求項1記載のナフトール誘導体の製造方法。 - 【請求項3】 一般式(IV): 【化4】 [式中、 R4は、水素原子またはアルキル基であり、 R5は、ニトロ基、ハロゲン原子によって置換されてい
るアルキル基、シアノ基、スルホンアミド基またはアル
キルスルホニル基であり、 Xは、窒素原子または基CR6であり、 Yは、硫黄原子または基CR7=CR8であり、 R6、R7およびR8は、同一または異なっており、各
々、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
ルキル基もしくはハロゲン原子によって置換されている
アルキル基またはアルキルスルホニル基である] で示されるアミンを対応するジアゾニウム塩に転換し、
一般式(V): 【化5】 [式中、 R1、R2およびR3は、同一または異なっており、各
々、水素原子、アルキル基またはアルコキシ基であり、
これらの基のうち少なくとも1つは(C8〜C30)−アル
キル基または−アルコキシ基である] で示されるナフトールとのアゾカップリング反応で反応
させることを特徴とする請求項1記載のナフトール誘導
体の製造方法。 - 【請求項4】 水性液体と不混和性である相中にイオン
を通し、それにより、該相中に存在するpH指示薬が色
の変化を受け、それをイオンの測定のために使用する水
性液体中のイオンの測定方法であって、該pH指示薬と
して請求項1記載のナフトール誘導体を使用することを
特徴とする測定方法。 - 【請求項5】 水と不混和性である媒質中にイオノフォ
アおよびpH指示薬を含有しており、該pH指示薬が請求
項1記載のナフトール誘導体であることを特徴とする水
性液体中のイオンの測定用試薬。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4015591.9 | 1990-05-15 | ||
DE4015591A DE4015591A1 (de) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | Naphtholderivate, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252269A JPH04252269A (ja) | 1992-09-08 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3110265A Expired - Fee Related JPH07119368B2 (ja) | 1990-05-15 | 1991-05-15 | ナフトール誘導体およびその製造方法 |
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---|---|
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EP (1) | EP0457184B1 (ja) |
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KR20120112365A (ko) * | 2009-07-18 | 2012-10-11 | 루코 옵탈믹 테크놀로지스 리미티드 | 콘택트렌즈를 제조하기 위한 방법, 재질 및 시스템, 및 상기 방법, 재질 및 시스템을 이용하여 제조된 콘택트렌즈 |
GB201317746D0 (en) * | 2013-10-08 | 2013-11-20 | Smith & Nephew | PH indicator |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE1054740B (de) * | 1956-01-05 | 1959-04-09 | Dr Henry Wenker | Verfahren zur kolorimetrischen Bestimmung der Wasserstoffionen-Konzentration mit einem Azofarbstoff |
DE1098644B (de) * | 1957-12-23 | 1961-02-02 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Azofarbstoffen und deren Metallkomplexverbindungen |
DE2433229C3 (de) * | 1974-07-11 | 1979-06-07 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung von Tbiazolazoverbindungen |
US4301068A (en) * | 1979-12-05 | 1981-11-17 | Eastman Kodak Company | Azo dyes from a 2-aminothiophene having 1 or 2 sulfated hydroxyalkoxycarbonyl or N-(hydrocyalkyl) carbamoyl groups on its ring |
CA1161346A (en) * | 1980-05-27 | 1984-01-31 | Steven C. Charlton | Ion specific analytical element |
DE3202779A1 (de) * | 1982-01-28 | 1983-08-04 | Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt | Kaliumreagens und verfahren zur bestimmung von kaliumionen |
CA1222438A (en) * | 1983-05-12 | 1987-06-02 | Steven C. Charlton | Unified test means for ion determination |
US4552697A (en) * | 1983-05-12 | 1985-11-12 | Miles Laboratories, Inc. | Compound useful in detecting ions and method of preparing it |
US4540520A (en) * | 1983-05-12 | 1985-09-10 | Miles Laboratories, Inc. | Compound useful in detecting ion and method of preparing it |
CA1225574A (en) * | 1983-11-07 | 1987-08-18 | Anand Kumar | Reflective particle-containing solvent extraction reagent composition |
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1990
- 1990-05-15 DE DE4015591A patent/DE4015591A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-05-08 AT AT91107498T patent/ATE110090T1/de active
- 1991-05-08 EP EP91107498A patent/EP0457184B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-08 DE DE59102541T patent/DE59102541D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-08 ES ES91107498T patent/ES2062611T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-10 US US07/698,447 patent/US5194389A/en not_active Expired - Lifetime
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