JPH0711927B2 - NbTi極細多芯超電導線の製造方法 - Google Patents
NbTi極細多芯超電導線の製造方法Info
- Publication number
- JPH0711927B2 JPH0711927B2 JP63263888A JP26388888A JPH0711927B2 JP H0711927 B2 JPH0711927 B2 JP H0711927B2 JP 63263888 A JP63263888 A JP 63263888A JP 26388888 A JP26388888 A JP 26388888A JP H0711927 B2 JPH0711927 B2 JP H0711927B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nbti
- superconducting wire
- filament
- extra
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はNbTi極細多芯超電導線の製造方法に関するも
のである。
のである。
従来、NbTi極細多芯超電導線の製造方法の一つとして、
NbTiからなる断面形状が円形のフィラメントのまわりを
Cuで被覆してなる単芯線(以下、Cu/NbTi単芯線とい
う)を複数本集合し、Cuパイプ中に挿入した後、減面加
工して行く方法が知られている。そしてこの方法により
数千本のNbTiフィラメントを有するNbTi極細多芯超電導
線が製造される。
NbTiからなる断面形状が円形のフィラメントのまわりを
Cuで被覆してなる単芯線(以下、Cu/NbTi単芯線とい
う)を複数本集合し、Cuパイプ中に挿入した後、減面加
工して行く方法が知られている。そしてこの方法により
数千本のNbTiフィラメントを有するNbTi極細多芯超電導
線が製造される。
しかして、このような従来のNbTi超電導線の製造方法に
おいてはフィラメント径が細くなるに従い、NbTiフィラ
メントの断線が生じ、超電導特性を劣化させるという問
題点があった。
おいてはフィラメント径が細くなるに従い、NbTiフィラ
メントの断線が生じ、超電導特性を劣化させるという問
題点があった。
この発明は上記した従来のNbTi超電導線の製法における
課題を解決すべくなされたもので、製造時におけるフィ
ラメントの断線が少なく、従って特性的に優れたNbTi極
細多芯超電導線の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
課題を解決すべくなされたもので、製造時におけるフィ
ラメントの断線が少なく、従って特性的に優れたNbTi極
細多芯超電導線の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
この発明に係るNbTi極細多芯超電導線の製造方法は、最
終的に得られる超電導線における隣接するNbTiフィラメ
ント間の距離Sと上記NbTiフィラメントの直径Dの割
合、S/Dが0.35以下となるように加工するものである。
終的に得られる超電導線における隣接するNbTiフィラメ
ント間の距離Sと上記NbTiフィラメントの直径Dの割
合、S/Dが0.35以下となるように加工するものである。
本発明の方法においては、S/D比を従来よりも小さくし
たことにより、Cuに起因するNbTiフィラメントにかかる
応力が小さくなり、NbTiフィラメントの断線を大巾に少
なくする。
たことにより、Cuに起因するNbTiフィラメントにかかる
応力が小さくなり、NbTiフィラメントの断線を大巾に少
なくする。
以下、この発明を実施例によりさらに具体的に説明する
が、もとよりこの発明は下記実施例のみに限定されるも
のではない。
が、もとよりこの発明は下記実施例のみに限定されるも
のではない。
Cuを被覆した断面形状が円形のNbTi単芯線を複数本、Cu
パイプ中に挿入するに際し、最終的に得られるNbTi極細
超電導線のS/D比が0.5、0.4、0.35、0.2、及び0.1とな
るようにNbTiを被覆するCuの寸法をそれぞれ規定し、Cu
パイプ中に挿入し、以後減面加工を繰返し所要の寸法の
5種類の超電導線を得た。なお、これらの中でS/D比が
0.4以上のものは比較例として準備されたものである。
パイプ中に挿入するに際し、最終的に得られるNbTi極細
超電導線のS/D比が0.5、0.4、0.35、0.2、及び0.1とな
るようにNbTiを被覆するCuの寸法をそれぞれ規定し、Cu
パイプ中に挿入し、以後減面加工を繰返し所要の寸法の
5種類の超電導線を得た。なお、これらの中でS/D比が
0.4以上のものは比較例として準備されたものである。
なお、条件をそろえるために、上記NbTiを被覆するCuの
寸法を変えた他は、減面加工率等の条件を一定とした。
因に最終的に得られる超電導線のNbTiフィラメントの直
径は約24μmとし、Cuパイプに挿入するCu/NbTi単芯線
の本数は140本とした。また、得られた超電導線の直径
はS/D比が0.35のもので約0.7mmである。
寸法を変えた他は、減面加工率等の条件を一定とした。
因に最終的に得られる超電導線のNbTiフィラメントの直
径は約24μmとし、Cuパイプに挿入するCu/NbTi単芯線
の本数は140本とした。また、得られた超電導線の直径
はS/D比が0.35のもので約0.7mmである。
上記のようにして得られた各々のS/D比の超電導線につ
いて測定されたフィラメント断線率を表1に示す。
いて測定されたフィラメント断線率を表1に示す。
表1から明らかなようにS/D比が0.35以下のものは、何
れもNbTiフィラメントの断線率が小さいものであった。
また別途測定された臨界電流密度などの超電導特性も優
れたものであり、実用上の利点は著しく大である。従来
の製造方法においては、S/D比についてあまり着目され
ておらず、その値も0.4以上であったのでCuとNbTiの機
械的性質の差異によりNbTiフィラメントに大きい応力が
発生し、それにより一部のフィラメントが断線すること
があった。
れもNbTiフィラメントの断線率が小さいものであった。
また別途測定された臨界電流密度などの超電導特性も優
れたものであり、実用上の利点は著しく大である。従来
の製造方法においては、S/D比についてあまり着目され
ておらず、その値も0.4以上であったのでCuとNbTiの機
械的性質の差異によりNbTiフィラメントに大きい応力が
発生し、それにより一部のフィラメントが断線すること
があった。
なお、上記実施例では最終的に得られる超電導線のNbTi
フィラメントの直径を約24μmとしたが、これに限定さ
れるものではなく、本発明の方法によればこれを約1μ
mまでの範囲で任意に加工し得る。またCuパイプに挿入
するCu/NbTi単芯線の本数を140本とし、また、最終的に
得られる超電導線の直径を0.7mmとしたが、これらも目
的、必要等により任意に変更し得るものであることは当
然である。
フィラメントの直径を約24μmとしたが、これに限定さ
れるものではなく、本発明の方法によればこれを約1μ
mまでの範囲で任意に加工し得る。またCuパイプに挿入
するCu/NbTi単芯線の本数を140本とし、また、最終的に
得られる超電導線の直径を0.7mmとしたが、これらも目
的、必要等により任意に変更し得るものであることは当
然である。
以上のようにこの発明によれば、最終的に得られる超電
導線における隣接するNbTiフィラメント間の距離Sと、
上記NbTiフィラメントの直径Dの割合、S/Dが0.35以下
となるように加工することにより、フィラメント断線の
少ないNbTi極細多芯超電導線を得ることができ、引いて
は臨界電流密度の高い値のものが得られ、更に、NbTiフ
ィラメント径を細くすることができるので線材としての
安定性が改善できるなどの効果がある。
導線における隣接するNbTiフィラメント間の距離Sと、
上記NbTiフィラメントの直径Dの割合、S/Dが0.35以下
となるように加工することにより、フィラメント断線の
少ないNbTi極細多芯超電導線を得ることができ、引いて
は臨界電流密度の高い値のものが得られ、更に、NbTiフ
ィラメント径を細くすることができるので線材としての
安定性が改善できるなどの効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】NbTiからなる断面形状円形のフィラメント
のまわりをCuで被覆してなる単芯線を複数本集合し、Cu
パイプに挿入した後、減面加工するNbTi超電導線の製造
方法において、最終的に得られる超電導線における隣接
するNbTiフィラメント間の距離Sと上記NbTiフィラメン
トの直径Dの割合、S/Dが0.35以下となるように加工す
ることを特徴とするNbTi極細多芯超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263888A JPH0711927B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263888A JPH0711927B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112111A JPH02112111A (ja) | 1990-04-24 |
JPH0711927B2 true JPH0711927B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=17395647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63263888A Expired - Lifetime JPH0711927B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711927B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5000252B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-08-15 | 株式会社神戸製鋼所 | NbTi系超電導線材 |
JP5100459B2 (ja) * | 2008-03-13 | 2012-12-19 | 株式会社神戸製鋼所 | NbTi系超電導線材及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07118232B2 (ja) * | 1983-11-08 | 1995-12-18 | 昭和電線電纜株式会社 | 超電導線の製造方法 |
JPS61115612A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-03 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Nb−Ti多芯超電導線の製造方法 |
JPS63263888A (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | 集中監視装置 |
-
1988
- 1988-10-21 JP JP63263888A patent/JPH0711927B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112111A (ja) | 1990-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0711927B2 (ja) | NbTi極細多芯超電導線の製造方法 | |
JP4742843B2 (ja) | Nb3Sn超電導線用芯線、Nb3Sn超電導線及びその製造方法 | |
JPS61101913A (ja) | NbTi極細多芯超電導線の製造法 | |
JP2997006B2 (ja) | 成形撚線 | |
JP2562435B2 (ja) | 超極細超電導線 | |
JPS60170110A (ja) | 銅被覆ΝbTi超電導線 | |
JPS60170111A (ja) | 銅被覆ΝbTi超電導線 | |
JPH07118232B2 (ja) | 超電導線の製造方法 | |
JPH07105763A (ja) | 超電導線の製造方法 | |
JP2871754B2 (ja) | Nb▲下3▼Sn化合物超電導線の製造方法 | |
JPH0579408B2 (ja) | ||
JPS61230210A (ja) | Nb−Ti系超電導線材の製造方法 | |
JPS63226869A (ja) | 管球フイラメント用タングステン線 | |
JPH03141515A (ja) | 交流用Nb―Ti超電導ケーブルの製造方法 | |
JP3212596B2 (ja) | Cu又はA▲l▼安定化超電導線及びその製造方法 | |
JPH0664942B2 (ja) | NbTiバリアを有する銅被覆NbTi超電導線 | |
JPS61230209A (ja) | Nb−Ti合金系超電導線 | |
JPH06187856A (ja) | アルミ安定化超電導線の製造方法 | |
JPH0381247B2 (ja) | ||
JPH063693B2 (ja) | NbTi極細多芯超電導線の製造法 | |
JPH0322004B2 (ja) | ||
JPS62240751A (ja) | 内部拡散法によるNb↓3Sn超電導線の製造方法 | |
JPH041446B2 (ja) | ||
JPH0210611A (ja) | 多心超電導線の製造方法 | |
JPH07169346A (ja) | 交流用Nb3Sn超電導線の製造方法 |