JPH07118952B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH07118952B2
JPH07118952B2 JP62007183A JP718387A JPH07118952B2 JP H07118952 B2 JPH07118952 B2 JP H07118952B2 JP 62007183 A JP62007183 A JP 62007183A JP 718387 A JP718387 A JP 718387A JP H07118952 B2 JPH07118952 B2 JP H07118952B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電気掃除機本体に内蔵された吸塵用電動送風
機の回転をホースの手許制御操作部で切換え操作できる
電気掃除機に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の電気掃除機の電気掃除機本体内の回路を
第9図を参照して説明する。
第9図に示すように、商用交流電源11には、保護回路と
して抵抗12およびコンデンサ13からなるスナバ回路が接
続されたトライアック14および電動送風機15が直列に接
続され、この電動送風機15は雑音防止用コンデンサ16を
有している。
また、商用交流電源11には降圧用の変圧器20の一次巻線
が接続され、この変圧器20の二次巻線にはダイオードブ
リッジよりなる整流回路21が接続され、この整流回路21
の出力側には抵抗22およびツェナダイオード23からなる
定電圧回路が接続されている。
さらに、このツェナダイオード23と並列に抵抗24および
抵抗25の直列回路が接続され、これら抵抗24および抵抗
25の接続点にはプログラマブル・ユニジャンクション・
トランジスタ(PUT)26のゲートが接続され、このプロ
グラマブル・ユニジャンクション・トランジスタ26のカ
ソードは変圧器27の一次巻線の一端に接続されている。
また、プログラマブル・ユニジャンクション・トランジ
スタ26のアノードと変圧器27の一次巻線の他端との間に
は、充電用のコンデンサ28が接続されている。また、こ
の変圧器27の二次巻線には抵抗29およびダイオード30が
接続され、トライアック14のゲートに接続されている。
そして、抵抗22および抵抗24の接続点に抵抗31、プログ
ラマブル・ユニジャンクション・トランジスタ26のアノ
ードに抵抗32が接続され、これら抵抗31および抵抗32
は、それぞれホース内のピアノ線を介してホース手許の
操作回路33に接続されている。なお、この操作回路33
は、絶縁部34を有する摺動可変抵抗35、抵抗36および調
整用の半固定抵抗37を有している。
次に、この電気掃除機の回路の動作について説明する。
まず、摺動可変抵抗35を電気掃除機の出力に対応する抵
抗値にする。そして、この抵抗値が大きくなると、抵抗
24および抵抗25で設定されているゲートの電圧よりアノ
ードの電位が越えたときオンするプログラマブル・ユニ
ジャンクション・トランジスタ26は、コンデンサ28の充
電時間が長くなるので、トライアック14のトリガの位相
制御角が大きくなり、電動送風機15へ供給される電力が
低下し、電動送風機15の出力が低下する。反対に、摺動
可変抵抗35の抵抗値が小さくなると、コンデンサ28の充
電時間が短くなるので、トライアック14のトリガ位相制
御角が小さくなり電動送風機15の出力が増加する。
このように、摺動可変抵抗35の抵抗値を連続して変化さ
せることにより電動送風機15の出力を制御している。
しかしながら、コンデンサ28に充電する電流を制御する
操作回路33を、操作のしやすいホースの手許などに配設
するため、電気掃除機本体とホースとの接触部、電気掃
除機本体内部のホースの回転摺動部などで電気的接触不
良を起こし、充電を断続的にしてしまう。特に、摺動部
の摩耗防止のためのグリース、リングの継目、経年劣化
による接触部の摩耗または急激な接片部の回動により顕
著に現われる。
そして、このようにコンデンサ28への充電が断続的にな
ると、コンデンサ28の充電周期が変化し、電動送風機15
の出力が不安定となる問題を有している。すなわち、接
点の切離された時間を除いた接触時間の合計が1周期と
なり、1周期中の断続時間の合計が変動幅となるため1
周期の時間が異なり位相角がずれる。
また、同様な構成がたとえば特開昭60−150726号公報に
記載されている。この特開昭60−150726号公報には、手
許操作部の操作回路および電気掃除機本体のコンデンサ
により充電回路を構成し、この充電回路をプログラマブ
ル・ユニジャンクション・トランジスタのアノードに接
続し、この充電回路の電圧を基準電圧となるゲートの電
圧と比較し、この充電回路の電圧がゲートの電圧より高
くなるとオンし、サイリスタのゲートにトリガし、電動
送風機を制御するものである。
ところが、この特開昭60−150726号公報に記載の構成の
場合も、充電回路は、手許操作部の操作回路および電気
掃除機本体のコンデンサにて構成されているため、手許
操作部および電気掃除機本体間で電気的な断続が生ずる
と、充電時間が変化してトリガが不安定になり、電動送
風機の出力が不安定になる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、第9図に記載された構成も特開昭60−15
0726号公報に記載された構成も、充電回路は、手許操作
部および電気掃除機本体にて構成されているため、手許
操作部および電気掃除機本体間で電気的な断続が生ずる
と、充電時間が変化してトリガが不安定になり、電動送
風機の出力が不安定になる問題を有している。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、電動送風
機の出力の安定した電気掃除機を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の電気掃除機は、交流電源により駆動される電動
送風機を内蔵し、前記電動送風機を制御する制御回路を
設けた電気掃除機本体と、この電気掃除機本体に着脱自
在に接続され手許操作部に操作回路を有するホースとを
備え、前記制御回路は、前記交流電源の電圧を整流する
整流回路と、この整流回路により充電される固定抵抗お
よびコンデンサからなる充電回路と、この充電回路の充
電電圧にしたがってトリガするトリガ回路と、このトリ
ガ回路の出力によって前記電動送風機の出力を制御する
電力制御回路とからなり、前記トリガ回路は、トリガ電
圧を可変設定可能なトリガ素子と、このトリガ素子のト
リガ電圧を設定するトリガ電圧設定回路と、前記トリガ
素子のトリガによりトリガ出力するトリガ出力回路とか
らなり、前記トリガ電圧設定回路は、設定用電源入力側
と回路接地側端子との間にトリガ電圧設定端子を有し、
このトリガ電圧設定端子と固定接地側端子との間に前記
操作回路が接続され、この操作回路でトリガ電圧の設定
を可変し、前記電力制御回路のトリガ位相角を可変して
電動送風機の入力を可変するものである。
(作用) 本発明は、交流電源からの電力を電気掃除機本体の制御
回路で制御することにより電動送風機の入力を制御し、
制御回路では、整流回路で交流を整流し、固定抵抗およ
びコンデンサからなる充電回路を充電する。この充電回
路で充電された電圧がトリガ回路のトリガ電圧設定回路
の電圧であるトリガ電圧を越えたときトリガ素子がオン
し、トリガ出力回路で電力制御回路の位相を制御する。
また、トリガ電圧設定回路の電圧はホースの手許部に配
設された操作回路を操作することにより可変される。さ
らに、トリガ電圧設定端子と回路接地側端子に接続され
ている操作回路が接触不良を起こしても、充電回路には
電気的断続が生じないため、充電には影響がなく、充電
回路が設定電圧以上に充電されていれば操作回路が接触
した後、すぐにトリガ素子をトリガするので電気の断続
による影響がほとんどない。
(実施例) 以下、本発明の電気掃除機の一実施例を図面を参照して
説明する。
第2図および第3図において40は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体40の前側上部に開口部41を形成した本
体ケース42と、この本体ケース42に後端部が軸着され開
口部41を開閉する蓋体43とからなっている。また、本体
ケース42は、下部本体ケース部材44と、この下部本体ケ
ース部材44の上側に結合固定された上部本体ケース部材
45とからなり、この本体ケース42の前部に前ハンドル46
を有し、上部本体ケース部材45の後側上部にはカバー体
47が開閉自在に軸着されている。
また、このカバー体47の内部には部品収納部48が設けら
れ、つる口49と丸ブラシ50とが収納され、カバー体47は
係止片51で係止される。さらに、この部品収納部48の前
側には、吸込能力を示すインジケータ53の表示窓54が配
設されている。また、本体ケース42の周面に位置して、
バンパー52が両本体ケース部材44,45により挾持されて
いる。
そして、本体ケース42の内部は、ほぼ中央部に形成され
連通口55を有する仕切壁56により前後に区画されてお
り、この仕切壁56より後方の空間部に電動送風機57が配
設され、弾性部材58で保護固定されている。
さらに、電動送風機57の上方には回路基板59が設けられ
ている。仕切壁56より前方の空間部が開口部41を上面に
有しかつ電動送風機57の負圧側に位置する集塵部60とな
っている。また、本体ケース42の後面には、電動送風機
57の増圧側に連通する排気口61が開口形成されている。
さらに、本体ケース42の内部には電動送風機57の後方に
位置して電源コード62を巻回収納するコードリール63が
回動自在に設けられている。なお、このコードリール63
は、カバー体47の釦用開口部64から突出しているコード
リール用釦65を押圧することにより電源コード62を巻回
する。
また、本体ケース42の下部には両側面の後側と下面の前
側とに、一対の車輪66と旋回輪67とがそれぞれ回動自在
に設けられている。
さらに、蓋体43は下面を開口した薄い函形状に形成され
ており、この蓋体43の前端部にはばね68で付勢された本
体クランプ69が枢着されている。そして、この本体クラ
ンプ69が、本体ケース42の前面上端部に形成された係止
部70に係脱自在に係合されて、蓋体43が閉状態に保持さ
れている。また、これら蓋体43と本体ケース42との結合
部付近には、ハンドル71が回動収納自在に設けられてい
る。
そして、蓋体43の上面前側は前方へ向って下降する傾斜
面72に形成されており、この傾斜面72には円形の開口73
が形成されている。また、蓋体43の下面側には、この蓋
体43の上面とほぼ平行に内壁74が結合固定されており、
傾斜面72と内壁74との間にほぼ筒状の支持体75が固定さ
れている。
また、傾斜面72と内壁74との間に位置して回動体76が支
持体75に回動自在に支持されている。そして、回動体76
の底面には、たとえばブラシ用電動機に給電するための
一対の高圧ターミナルリング77が固定されており、これ
ら高圧ターミナルリング77は、内壁74に固定された一対
の接点78にそれぞれ摺動自在に接触されている。一方、
回動体76の外周面には、その軸方向へ並んで一対の低圧
ターミナルリング79が固定されており、これら低圧ター
ミナルリング79は、支持体75などに固定された一対の接
点にそれぞれ摺動自在に制御されている。
また、回動体76にはホース80の本体接続部81を挿入する
ことにより開く蓋体93が回動自在に軸着されている。さ
らに、蓋体43の傾斜面72と回動体76との間には開口73を
開閉する可撓性の摺動カバー体94が摺動収納自在に設け
られている。
そして、ホース80は電気掃除機本体40に挿脱自在で、本
体接続部81に電源供給線および伝送線を有する屈曲自在
のホース本体82の基端が取り付けられ、電気掃除機本体
40にホース80が接続された際に、電源供給線は一対の高
圧ターミナルリング77に、伝送線は一対の低圧ターミナ
ルリング79に電気的に接続される。
また、ホース本体82の先端には、伸長自在の延長管83が
挿脱自在に差込み接続される握り管84が設けられ、この
握り管84には手許操作部85が設けられている。この手許
操作部85は、第4図および第5図に示すように、ホース
本体82に接続されたカバー管86、接続管87からなる握り
管84に設けられており、被掃除面の条件が示されている
表示板88に摺動可変抵抗を従動するカーソル89が設けら
れカバー体90で固定されている。さらに、延長管83には
内部にブラシ用電動機を有する吸込口体91の接続管92が
挿脱自在に取付けられ、また、吸込口体91、つる口49ま
たは丸ブラシ50が選択交換使用できる。
次に、上記実施例の回路について説明する。
第1図において、101は商用交流電源で、この商用交流
電源101は電動送風機57の出力を制御する制御回路102を
介して電動送風機57に接続されている。また、この制御
回路102は商用交流電源101に接続され、この商用交流電
源101の電流を降圧整流するとともに充電回路103の充電
をリセットする電源同期整流回路104に充電回路103およ
びトリガ回路105が縦続接続されている。
そして、このトリガ回路105は充電回路103の充電電圧に
よりトリガするトリガ素子としてのプログラマブル・ユ
ニジャンクション・トランジスタ106と、このプログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ106のトリ
ガ電圧を設定するトリガ電圧設定回路107と、プログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ106の出力
を出力するトリガ出力回路108からなっている。そし
て、このトリガ出力回路108は電力制御回路109に接続さ
れ、この電力制御回路109はトリガ出力回路108の出力に
より電動送風機57の出力を制御する。
また、トリガ電圧設定回路107には手許操作部85に設け
られた操作回路110が接続され、この操作回路110はトリ
ガ電圧設定回路107の設定電圧を可変する。
さらに、具体的な回路の一実施例について説明する。
商用交流電源101にヒューズ111を介して、直列に接続さ
れたコンデンサ112および抵抗113からなるサージ防止用
などのスナバ回路114を有する電力制御素子としてのト
ライアック115、電動送風機57が直列に接続されてい
る。
また、この電動送風機57は、コンデンサ116,117,118か
らなる雑音防止用の雑音防止回路119を有しており、こ
れらコンデンサ116,117,118は商用交流電源101、ヒュー
ズ111および電動送風機57にΔ接続されている。
また、ヒューズ111を介した商用交流電源101の両端には
降圧用の変圧器121の一次巻線122が接続され、この変圧
器121の二次巻線123にはダイオード124,125,126,127か
らなる整流用のダイオードブリッジ128が接続され、こ
のダイオードブリッジ128の正側から負側に抵抗129およ
びツェナダイオード130が接続されている。そして、こ
のツェナダイオード130には、直列に接続された抵抗131
と充電用のコンデンサ132および抵抗133および抵抗134
の直列回路が並列に接続されている。
そして、抵抗134の接地側であるダイオードブリッジ128
の負側に回路接地側端子135が設けられ、設定用電源入
力側である抵抗133と回路接地側端子135側の抵抗134の
接続点から抵抗136を介してトリガ電圧設定端子137が設
けられている。なお、抵抗134の抵抗値は、抵抗136およ
び操作回路110の合成抵抗値の10〜20倍程度の高い抵抗
値としている。
また、プログラマブル・ユニジャンクション・トランジ
スタ106のアノードは抵抗131とコンデンサ132との接続
点に、ゲートは抵抗133と抵抗134との接続点に接続され
ている。そして、このプログラマブル・ユニジャンクシ
ョン・トランジスタ106のカソードは絶縁用の変圧器140
の一次巻線141を介してダイオードブリッジ128の負荷に
接続されている。また、変圧器140の二次巻線142の一端
は、抵抗143およびダイオード144からなる誤点弧防止用
の安定化回路145を介してトライアック115のゲートに接
続され、二次巻線142の他端はトライアック115とヒュー
ズ111との接続点に接続されている。
さらに、トリガ電圧設定端子137には抵抗151と摺動抵抗
152とが並列に接続され、先端には第1の導体153と第2
の導体154とが接続されている。さらに、回路接地側端
子135には、第1の導体153および第2の導体154より短
かい第3の導体155が接続されている。そして、摺動抵
抗152と第1の導体153との間には第1の摺動子156が設
けられて摺動抵抗152と第1の導体153を電気的に接続
し、第2の導体154と第3の導体155との間には第2の摺
動子157が設けられて、オフのための開放する部分を有
して第2の導体154と第3の導体155とを電気的に接続し
ている。さらに、第1の摺動子156と第2の摺動子157と
は連動しカーソル89に従動する。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず、手許操作部85のカーソル89を摺動すると、このカ
ーソル89に第1の摺動子156および第2の摺動子157が従
動し、摺動抵抗152および第1の導体153と、第2の導体
154および第3の導体155とが電気的に接触する。これに
より抵抗136および操作回路110が閉成されプログラマブ
ル・ユニジャンクション・トランジスタ106のアノード
に印加されるコンデンサ132の充電電圧が、操作回路110
によりトリガ電圧設定回路107で設定されプログラマブ
ル・ユニジャンクション・トランジスタ106のゲートに
印加される電圧より高くなるのでプログラマブル・ユニ
ジャンクション・トランジスタ106がオンし、電動送風
機57が駆動する。なお、抵抗134の抵抗値は非常に高い
ので、抵抗136と操作回路110の合成抵抗値で設定電圧が
ほぼ定まる。
このとき、まず、商用交流電源101の電圧は、変圧器121
で降圧されダイオードブリッジ128で整流され、抵抗129
およびツェナダイオード130で定電圧化される。そし
て、充電回路103のコンデンサ132に充電し、このコンデ
ンサ132の充電電圧が操作回路110で設定されるトリガ電
圧設定回路107の設定電圧より高くなったときプログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ106をオン
する。また、コンデンサ132は電源同期整流回路104の電
圧に同期して放電する。
そして、プログラマブル・ユニジャンクション・トラン
ジスタ106がオンされることにより、トリガ出力回路108
の変圧器140は電力制御回路109のトライアック115のゲ
ートにトリガしてトライアック115をオンし、オンする
角度によって電力を位相制御し、電動送風機57の出力を
制御する。
また、電動送風機57の出力を制御するに際しては、手許
操作部85のカーソル89を表示板88に示す被掃除面条件に
合わせて摺動抵抗152の抵抗値を可変する。
たとえば、カーテンのように電動送風機57の出力が小さ
くてよい場合は、カーソル89を摺動して摺動抵抗152の
抵抗値を大きくする。これにより、抵抗136および操作
回路110の合成抵抗値が大きくなり、抵抗133の抵抗値
と、抵抗136および操作回路110との合成抵抗値のうちの
抵抗136および操作回路110の合成抵抗値の分圧比が大き
くなるので、トリガ電圧設定回路107で設定されるプロ
グラマブル・ユニジャンクション・トランジスタ106の
ゲートの電圧が高くなり、コンデンサ132の設定電圧ま
での充電時間が長くなるのでプログラマブル・ユニジャ
ンクション・トランジスタ106がオンする時間が遅くな
り、これによりトライアック115の位相制御角も大きく
なるため電動送風機57の出力が小さくなる。
反対に、じゅうたんのように電動送風機57に大きな出力
が必要な場合は、カーソル89を摺動し摺動抵抗152の抵
抗値を小さくする。これにより、抵抗136および操作回
路110の合成抵抗値が小さくなり、抵抗133の抵抗値と、
抵抗136および操作回路110との合成抵抗値のうちの抵抗
136および操作回路110の合成抵抗値の分圧比が小さくな
るので、トリガ電圧設定回路107で設定され、プログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ106のゲー
トに印加される電圧が低くなり、コンデンサ132の設定
電圧までの充電時間は短くてよくプログラマブル・ユニ
ジャンクション・トランジスタ106をオンする時間が早
くなり、これによりトライアック115の位相制御角も小
さくなるため電動送風機57の出力が大きくなる。
また、手許操作部85のカーソル89を摺動してオフにし第
2の導体154と第3の導体155とを開放すると抵抗134の
抵抗値は非常に高いので、抵抗133の抵抗値と抵抗134の
抵抗値のうちの抵抗134の分圧比は非常に高くなり、コ
ンデンサ132の充電電圧よりトリガ電圧設定回路107の設
定電圧されるプログラマブル・ユニジャンクション・ト
ランジスタ106のゲート電圧が非常に高くなりプログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ106はオン
されず電動送風機57は駆動しない。
また、ホース80が電気掃除機本体40からはずされた場
合、回路接地側端子135、トリガ電圧設定端子137の少な
くともいずれか一方が開放された場合等も同様に電動送
風機57は駆動しない。
上記実施例によれば、操作回路110によりトリガ電圧設
定回路107で設定されるプログラマブル・ユニジャンク
ション・トランジスタ106のゲート電圧よりプログラマ
ブル・ユニジャンクション・トランジスタ106のアノー
ドに印加されるコンデンサ132の充電電圧が高くなった
後約1μSの時間に導通されていれば、プログラマブル
・ユニジャンクション・トランジスタ106をオンでき、
他の時間の接触不良等による断続はトリガ位相角の制御
に無関係であるので、トリガの遅れはコンデンサ132が
設定電圧以上に充電された後の最初の接触不良を起こし
ている約数100μS程度であり、従来のように断続時間
の合計が充電周期となることなくプログラマブル・ユニ
ジャンクション・トランジスタ106のトリガ制御角をほ
ぼ一定とすることができ、電動送風機57の出力を安定し
て駆動することができる。
また、操作回路110の摺動抵抗152に並列に抵抗151を接
続することにより摺動抵抗152の許容誤差を低減するこ
とができる。たとえば、摺動抵抗152が誤差±20%、抵
抗値200kΩ程度で抵抗151の抵抗値が15kΩの場合、誤差
が±3%程度となる。
さらに、摺動抵抗152と第1の導電体153および第2の導
電体154を短絡することにより摺動抵抗152のみに抵抗15
1が並列になるようにしたので、摺動抵抗152の変化に伴
って合成抵抗の変化が2次曲線のピーク値を通らず直線
変化に近くできるとともに、摺動抵抗152と抵抗151との
抵抗が合成されずに出力されることを防止できる。
また、操作回路110への電流の増加は、接触部、たとえ
ば低圧ターミナルリング79と接点との酸化皮膜の破壊が
起こせる範囲であれば不要である。このため電流は従来
の回路の約1/10〜1/3程度でよい。
さらに、部品構成は従来と変わらず、操作回路110も従
来と同一であるので安価にでき、設定電圧も抵抗等によ
り容易に変更できるので半導体自体の誤差等の影響も少
ない。
またさらに、抵抗134を設けたことによりオン、オフの
みの操作回路110を接続することができる。
次に、他の実施例を第6図を参照して説明する。
この第6図に示す実施例は、第1図に示す回路のトリガ
電圧設定回路107の回路接地側端子135と、抵抗136を介
したトリガ電圧設定端子137との間にコンデンサ161を接
続したものである。
そして、操作回路110が接触不良等により断続しても、
コンデンサ161に充電された電圧でプログラマブル・ユ
ニジャンクション・トランジスタ106のゲートに電圧を
印加する。
上記実施例によれば、さらに、接触不良の断続時間が多
少長くてもコンデンサ161の充電電圧により確実にプロ
グラマブル・ユニジャンクション・トランジスタ106を
オンすることができるので、より電動送風機57の出力が
安定する。
また、コンデンサ161を接続したことにより雑音等の誘
導性リアクタンスをキャンセルでき、プログラマブル・
ユニジャンクション・トランジスタ106の不安定が起こ
りにくく、特にオフ時に安定する。
さらに、他の実施例を第7図を参照して説明する。
この第7図に示す実施例は、第1図に示す回路のトリガ
電圧設定回路107の回路接地側端子135と、抵抗136を介
したトリガ電圧設定端子137との間にコンデンサ162と抵
抗163を接続したものである。
そして、コンデンサ162と抵抗163との時定数を断続時間
の特定の周期近傍に合わせ、プログラマブル・ユニジャ
ンクション・トランジスタ109をトリガする近傍で操作
回路110が接触不良等により断続しても、コンデンサ162
に充電された電荷を放電し設定電圧とすることによりプ
ログラマブル・ユニジャンクション・トランジスタ106
のゲートに電圧を印加する。
上記実施例によれば、さらに、プログラマブル・ユニジ
ャンクション・トランジスタ106をトリガする近傍では
接触不良を起こしても、コンデンサ162の充電電圧によ
り確実にプログラマブル・ユニジャンクション・トラン
ジスタ106をトリガすることができるとともに、特定の
周期以外のときは制御の応答を早くできるので、より電
動送風機57の出力が安定する。
またさらに、他の実施例を第8図を参照して説明する。
この第8図に示す実施例は、第1図に示す回路のトリガ
電圧設定回路107の回路接地側端子135と抵抗136を介し
たトリガ電圧設定端子137との間に、コンデンサ164およ
び可変抵抗165を直列回路に接続したものである。
そして、可変抵抗165の抵抗値を変化させコンデンサ164
および可変抵抗165の時定数を断続の度合に合わせる。
これによりプログラマブル・ユニジャンクション・トラ
ンジスタ106をオンする近傍で操作回路110が接触不良等
により断続しても、コンデンサ164に充電された電荷を
放電し設定電圧とすることにより、プログラマブル・ユ
ニジャンクション・トランジスタ106のゲートに電圧を
印加する。
上記実施例によれば、さらに断続の度合に応じ応答を可
変できるので、接触不良の経年変化に合わせて周期を可
変できるので接触不良等を目立なくでき、補修等のサー
ビス上便利である。
〔発明の効果〕
本発明の電気掃除機によれば、トリガ電圧設定端子と回
路接地側端子に接続されている操作回路が接触不良を起
こしても、固定抵抗およびコンデンサからなる充電回路
には電気的断続が生じないため、充電には影響がなく、
充電回路が設定電圧以上に充電されていれば操作回路が
接触した後、すぐにトリガ素子をトリガするので電気の
断続による影響がほとんどなく、トリガ出力する位相角
が安定するので電動送風機の出力を安定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す回路図、
第2図は同上全体を示す斜視図、第3図は同上縦断面
図、第4図は同上手許操作部を示す正面図、第5図は同
上平面図、第6図は他の実施例を示す回路図、第7図は
また他の実施例を示す回路図、第8図はさらに他の実施
例を示す回路図、第9図は従来例の電気掃除機を示す回
路図である。 40……電気掃除機本体、57……電動送風機、80……ホー
ス、85……手許操作部、101……商用交流電源、102……
制御回路、103……充電回路、104……電源同期整流回
路、105……トリガ回路、107……トリガ電圧設定回路、
108……トリガ出力回路、109……電力制御回路、110…
…操作回路、135……回路接地側端子、137……トリガ電
圧設定端子、161……コンデンサ、162……コンデンサ、
163……抵抗、164……コンデンサ、165……可変抵抗。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源により駆動される電動送風機を内
    蔵し、前記電動送風機を制御する制御回路を設けた電気
    掃除機本体と、この電気掃除機本体に着脱自在に接続さ
    れ手許操作部に操作回路を有するホースとを備え、 前記制御回路は、前記交流電源の電圧を整流する整流回
    路と、この整流回路により充電される固定抵抗およびコ
    ンデンサからなる充電回路と、この充電回路の充電電圧
    にしたがってトリガするトリガ回路と、このトリガ回路
    の出力によって前記電動送風機の出力を制御する電力制
    御回路とからなり、 前記トリガ回路は、トリガ電圧を可変設定可能なトリガ
    素子と、このトリガ素子のトリガ電圧を設定するトリガ
    電圧設定回路と、前記トリガ素子のトリガによりトリガ
    出力するトリガ出力回路とからなり、 前記トリガ電圧設定回路は、設定用電源入力側と回路接
    地側端子との間にトリガ電圧設定端子を有し、このトリ
    ガ電圧設定端子と回路接地側端子との間に前記操作回路
    が接続され、 この操作回路でトリガ電圧の設定を可変し、前記電力制
    御回路のトリガ位相角を可変して電動送風機の入力を可
    変する ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 【請求項2】トリガ電圧設定回路は、トリガ電圧設定端
    子と回路接地側端子との間にコンデンサを有する ことを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】トリガ電圧設定回路は、トリガ電圧設定端
    子と回路接地側端子との間に直列に接続されたコンデン
    サおよび抵抗を有する ことを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の電気掃除
    機。
  4. 【請求項4】トリガ電圧設定回路は、トリガ電圧設定端
    子と回路接地側端子との間に直列に接続されたコンデン
    サおよび可変抵抗を有する ことを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の電気掃除
    機。
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