JPH07118911A - 熱軟化性物質の溶融紡糸装置 - Google Patents

熱軟化性物質の溶融紡糸装置

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JPH07118911A
JPH07118911A JP5263590A JP26359093A JPH07118911A JP H07118911 A JPH07118911 A JP H07118911A JP 5263590 A JP5263590 A JP 5263590A JP 26359093 A JP26359093 A JP 26359093A JP H07118911 A JPH07118911 A JP H07118911A
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JP
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nozzle
melt
air
air sucker
fiber
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Application number
JP5263590A
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English (en)
Inventor
Kaoru Ikeda
薫 池田
Narikazu Yoshii
成和 吉井
Takayuki Mine
孝之 峯
Fumikazu Machino
史和 町野
Hiroaki Negishi
浩明 根岸
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DONAC KK
DIC Corp
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
DONAC KK
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸切れによって発生する太糸や非繊維化物質
の繊維への混入を大きく減少する溶融紡糸装置を提供
し、品質の高い繊維の製造を可能にすること。 【構成】 紡糸途中に糸切れや非繊維化物質が発生する
と、その糸切れ後に生じる太糸10や非繊維化物質9お
よび非繊維化物質9につながった太糸10はノズルプレ
ート1のチップ列の鉛直下方に設置された底部に通気性
部材を持つ捕集手段3にノズル2からの空気の噴出によ
って発生した捕集手段3の内部を通過する伴流Aによっ
て回収される。太糸10に引き続く糸は前進した可動式
案内手段4に導かれエアサッカーノズル(ノズル)2の
上部開口部内に伴流Bにより導かれ、再び牽引細化され
る。すなわち正常状態に復帰するのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱軟化性物質の溶融紡糸
装置に関するものであり、特にエアサッカー法を用いた
熱軟化性物質の繊維の紡糸に有効な溶融紡糸装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】繊維不織布は、近年産業用資材をはじめ
として医療・衛生資材や生活関連資材に至るまで極めて
多様な分野に用いられ、その生産量は年々拡大の一途を
たどっている。この繊維不織布の製造方法の中でも熱軟
化性物質を溶融紡糸法によって連続繊維と成し、ネット
コンベアなどの捕集面上にウエブを形成した後、繊維間
を結合する、いわゆる「スパンボンド法」の利用が急速
に伸びている。この「スパンボンド法」における熱軟化
性物質の溶融紡糸方法は、加熱溶融され、ノズルに設け
られた多数のチップから流出する溶融原料を、エジェク
ターによって牽引細化して連続繊維とする製法である
(繊維学会編「最新の紡糸技術」1992年、久保栄一
著「スパンボンドの製法について」繊維学会誌Vol.
47,No.10.1991)。
【0003】ここで用いられるエジェクターを「エアサ
ッカーノズル」と称することがあることから、ここでは
上記のような溶融紡糸方法を従来公知の「ドラム巻き取
り法」などと区別するために、特に「エアサッカー法」
と称することにする。この「エアサッカー法」をピッチ
系炭素繊維の製造に用いる方法が提案されている(特開
昭62−57922号、特公昭51−12740号、特
開昭59−9223号)。開繊されたウエブを得るに際
してエアサッカー法を用いれば、これまでのように一旦
ドラムに巻き取ったピッチ繊維を巻き戻す必要がないの
で、繊維の損傷が少なくてすむ。特に、ピッチ繊維のよ
うに脆弱な繊維に対してはエアサッカー法は効果的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱軟化性物質の中で、
例えばピッチ系炭素繊維の紡糸においては、ドラム巻き
取り法やエアサッカー法のいずれにおいても、ノズルチ
ップや紡糸直後の繊維から低沸点の炭化水素蒸気が発生
し、ノズルチップ近傍やノズル底面に付着し、凝固、熱
変性してタール状物となることがよく知られている。こ
れがいわゆる汚染であり、このような汚染が発生すると
糸状の曲がりやデニール班が発生し、さらに汚染が進行
すると糸切れが生じたり、付着の程度によってはノズル
チップ直下のピッチのメニスカスの形成が阻害されピッ
チの流出異常が発生し、固形の非繊維化物質となって落
下することがある。この非繊維化物質は、単独で落下す
る場合と太糸を引き連れて落下する場合とがある。ま
た、糸切れ発生後は牽引を受けない太糸が生じる。その
結果、ウエブに太糸や非繊維化物質が混入するが、これ
らはそれ自体が製品の品質上好ましくないばかりでな
く、ピッチ系炭素繊維の不融化工程で発熱の原因とな
り、周囲の正常なピッチ系炭素繊維を損傷するので製品
の品質をさらに悪化させる要因となる。
【0005】そこで、上記汚染防止のための種々の方法
が提案されている(特開昭59−157309号、特開
昭62−282023号、特開平2−74620号
等)。これらの提案はノズル底面のチップ周辺に新鮮な
不活性気体を供給する、炭化水素蒸気を別途吸引する、
またはノズル底面を付着しにくい性質に改質する等の対
策を講じるものである。前記種々の提案の方法はいずれ
も一定の効果をもたらすことが期待されるが、炭化水素
蒸気の発生そのものを無くするものでないこと、また汚
染がメニスカスの直近で発生するため、メニスカスの安
定を考慮すれば新鮮な気体の大量供給や蒸気の強力な吸
引などという対策がとりにくいこと等の理由から、完全
な汚染防止を実現するには至っていない。その結果、蒸
気の汚染防止方法を講じても、なお紡糸時間の経過とと
もに糸切れが発生し、太糸や非繊維化物質が発生する。
【0006】本発明は、ピッチ系炭素繊維等の熱軟化性
物質のエアサッカー法による溶融紡糸工程において、か
かる糸切れによって発生する太糸や非繊維化物質の繊維
への混入を大きく減少する溶融紡糸装置を提供し、もっ
て品質の高い繊維の製造を可能にすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、溶融された熱軟化
性物質をノズルプレートの溶融物流出用ノズルから流出
させ、この流出原料をエアサッカーノズルを用いて気流
により牽引細化することによって溶融紡糸する熱軟化性
物質の溶融紡糸装置において、エアサッカーノズルはノ
ズルプレートの溶融物流出用ノズルの下方であって、該
溶融物流出用ノズルの鉛直方向から所定距離ずれた位置
に配置され、溶融物流出用ノズルの鉛直下方向には該エ
アサッカーノズルに隣接して配置される少なくとも底部
が通気性部材でできた捕集手段を設け、さらに該捕集手
段と溶融物流出用ノズルの間には溶融物流出用ノズルか
らの流出原料をエアサッカーノズルまたは捕集手段のい
ずれかに誘導するために気流方向を変えるための可動式
案内手段を設けた熱軟化性物質の溶融紡糸装置、また
は、上記溶融紡糸装置に、さらに溶融物流出用ノズルか
ら流出する熱軟化性物質の糸切れを検出する糸切れ検出
装置と、該糸切れ検出装置が熱軟化性物質の糸切れを検
出すると前記可動式案内手段を駆動させる駆動制御装置
を設けた熱軟化性物質の溶融紡糸装置である。
【0008】ここで上記溶融紡糸装置のエアサッカーノ
ズルは、その中心線がノズルプレートの溶融物流出用ノ
ズルのチップ列の中心線から、少なくともチップ列の水
平方向の幅とノズルの上部開口部の水平方向の幅の合計
の1/2を超える長さだけ水平方向にずれた位置に配置
されることが望ましい。上記本発明のエアサッカーノズ
ルはノズルプレートの溶融物流出用ノズルの下方であっ
て、該溶融物流出用ノズルの鉛直方向から所定距離ずれ
た位置に配置されることが必要であり、溶融物流出用ノ
ズルの多数のチップから流出する溶融原料をエアーサッ
カーノズルが下方に噴出する高圧高速の気流により牽引
細化する。このエアサッカーノズルにはノズルプレート
の溶融物流出用ノズルから流出する溶融熱軟化性物質を
気流により牽引するための上部開口部が設けられるが、
この上部開口部の向きは水平方向に多数配置されている
溶融物流出用ノズルと同様に水平方向に向いたもの、あ
るいは溶融物流出用ノズルから流出する繊維状の熱軟化
性物質流にほぼ直交する方向に設けることもできる。
【0009】また、捕集手段の底部の通気性部材とは網
状またはハニカム状等の部材で形成され、その目開きに
は適切な範囲がある。すなわち、前記目開きが大きすぎ
ると溶融物流出用ノズルの近傍に発生する非繊維化物質
から生じる太糸がエアーサッカーノズルの気流により生
じる捕集手段内を通過する伴流により牽引を受ける前に
捕集手段の底部から抜けやすくなり、抜けた太糸が製品
に混入するので繊維の品質を低下させる。一方、前記目
開きが小さ過ぎると、圧力損失が大きくなりエアーサッ
カーノズルの引き込む気流により生じる捕集手段内を通
過する伴流の速度が低下して、後述する正常復帰時に太
糸の細化が不十分のままエアーサッカーノズル内に導か
れる。本発明者らの検討によれば、前記非繊維化物質の
大きさや太糸の径が溶融物流出用ノズルのチップの内径
によって決まるため、該チップ内径にもよるが、捕集手
段の底部の目開きの大きさは0.1〜1mmが適切であ
り、より好適には0.3〜0.5mmである。
【0010】また、可動式案内手段の形式は溶融物流出
用ノズルからの流出原料をエアーサッカーノズルまたは
捕集手段のいずれかに誘導するように気流の方向を変え
るものならば、いかなる形式のものでも良いが、エアー
サッカーノズルの引き込む気流により生じる伴流が捕集
手段内を通過するように空気流の方向を誘導する場合
と、前記伴流が捕集手段内を通過するのを阻止し、専ら
気流の方向をエアーサッカーノズルに誘導する場合とに
使い分けることができる形式のものを用いる。可動式案
内手段は、例えば、気流上流側に固定された回転軸を持
ち、気流下流側に自由端部を持つ板状または棒状部材か
らなり、この自由端部を前進、後退させることで、エア
ーサッカーノズルの牽引気流の方向を誘導する構造を有
するものを使用できる。前記可動式案内手段の自由端部
の前進、後退動作は流出溶融物流の状況に応じて、連続
的または間欠的に行う構成としても良い。また、可動式
案内手段の動作は手動でも良いが、溶融物流出用ノズル
から流出する熱軟化性物質の糸切れを検出する糸切れ検
出装置の糸切れ検出の有無に基づき、その駆動制御装置
が自動制御される構成としても良い。
【0011】本発明の前記糸切れ検出装置としては従来
公知の方法、すなわちレザー光、赤外線等を溶融物流出
用ノズルから流出する熱軟化性物質に照射してその糸切
れを検出する方式のものを用いることができる。本発明
で紡糸される熱軟化性物質としては、加熱によって10
〜数百ポアズの粘性が得られるものであれば、物質の種
類は問わないが、本発明は紡糸時にガス発生量の多い物
質に特に有用である。とりわけ、ピッチ系材料の紡糸に
好適である。ピッチとしては、石炭系、石油系、ナフタ
リン重縮合物、塩化ビニール誘導体の合成系など各種ピ
ッチ類、またこれらの等方性、異方性ピッチのいずれに
も適用できる。また、等方性ピッチと異方性ピッチとは
単独もしくは混合物を用いる。
【0012】
【作用】本発明では特に、糸切れや非繊維化物質が発生
した後に正常な紡糸状態に回復させる方法に独特の工夫
を凝らしている。本発明の溶融紡糸装置を用いた熱軟化
性物質、例えばピッチ系材料は正常でかつ安定な運転に
あっては、溶融され、適当な粘性と流出量に調節され、
溶融物はノズルプレートの溶融物流出ノズルの複数のチ
ップより流出し、エアサッカーノズル内に導かれ、ここ
でエアーサッカーノズルから噴出される高圧高速の空気
流によって牽引細化され、所望の繊維径を有する細い繊
維に成形される。そしてこの繊維はネットコンベア上に
堆積してウエブとなる。紡糸途中に糸切れや非繊維化物
質が発生すると、その糸切れ後に生じる太糸や非繊維化
物質および非繊維化物質につながった太糸は重力に従い
自由落下するためノズルプレートのチップ列の鉛直下方
向に設置された捕集手段に回収される。このとき、可動
式案内手段が駆動開始して、太糸に引き続く糸は可動式
案内手段によってエアサッカーノズルの上部開口部方向
に誘導されながら、再び牽引細化される。すなわち正常
状態に復帰するのである。
【0013】ここで、太糸に続く糸は、それが何らかの
牽引作用を受けないのであれば太糸のままでエアサッカ
ーノズル内に導かれる。このため太糸がウエブに混入し
てしまう。ところが本発明によると太糸に引き続く糸は
気流により牽引作用を受けて、正常な紡糸による繊維の
径と太糸との中間の径(以下「中径」と称する)を有す
る繊維となった後にエアサッカーノズル内に導かれる。
そして、この気流による太糸の牽引作用は、エアサッカ
ーノズルからの空気の噴出によって発生した底部が通気
性部材で構成される捕集手段の内部を通過する伴流によ
ってもたらされるのである。
【0014】すなわち本発明の特徴は、非繊維化物質と
太糸が捕集手段に回収されることと合わせて、引き続く
糸が一旦中径にまで細化された後にエアーサッカーノズ
ルを利用する正常な紡糸経路に戻されることにあり、本
発明においてはこの特徴は太糸の牽引細化にエアサッカ
ーノズルの高速気体流の噴出にともなって発生する伴流
を利用する事によって達成されるのである。ここでエア
サッカーノズル(以下単に「ノズル」と称することがあ
る)周辺の気体流と伴流の流れを説明することが本発明
の理解に好適である。
【0015】図3はエアサッカーノズル(以下単に「ノ
ズル」と称することがある)2周辺の気流を示した図で
あり、図4は本発明の捕集手段の一例である捕集籠3を
含んだときの周辺の気流を示した図である。ノズル2か
らの空気の噴出によってノズル2周辺には図3に示した
ような2種類の伴流の流れが生ずる。ひとつはノズル2
から噴出する高速気体流に沿う伴流Aであり、噴出エネ
ルギーが大きいほど、この伴流Aは大量に、かつ高速と
なる。一般に伴流Aの量は噴出量の数十倍となることが
知られている。一方、ノズル2からの高圧高速気流の噴
出によって、その上部開口部の気圧が低下するために上
部開口部付近にはノズル2内に流入するもうひとつの伴
流Bが形成される。いまノズル2に接して底部が網等の
通気性部材を持つ捕集籠3を設置すると、捕集籠3内に
は伴流Aの流れが形成される。その流速は底部の通気性
部材の目開きによって異なるが、それでもなお高速であ
る。そこでノズル2と捕集籠3の周辺は図4に示したよ
うな流れの状態となる。このように形成された高速の空
気の流れが上記に示したような本発明に特徴的な作用を
及ぼすのである。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面と共に説明する。図1
は本発明の一実施例の装置を含む紡糸装置全体の構成を
示す図であり、また図2は本発明の装置の配置関係を示
す斜視図である。図1、図2において、溶融物流出用ノ
ズル錘(以下「ノズルプレート」と称する)1は図示し
てない公知のエクストルーダー等の溶融装置および定量
供給や不純物ろ過を行う装置に直結されている。本実施
例においては該ノズルプレート1の底面には多数のピッ
チ溶融物流出孔(以下「チップ」と称する)12が矩形
状に配列されている。また、ノズルプレート1の下方に
はエアサッカーノズル(以下では単に「ノズル」と称す
ることがある)2が配置されている。図1、図2には示
さないがノズル2は気体供給系に直結されており、該ノ
ズル2の内部には高圧高速の空気を下向きに噴出する噴
出口が設けられている。該ノズル2は、図2に示すよう
な上部開口部13と下部開口部(図示せず)を有する。
本実施例では上部開口部13は矩形を呈している。
【0017】いま本実施例に含まれる各装置の位置関係
の理解のために、図1における水平方向を幅方向とし、
図2に示すように水平面でみて幅方向と垂直な方向を長
手方向とする。そしてノズルプレート1内のチップ列の
幅方向の中点Oを含む垂線を便宜上、該ノズルプレート
1の中心線CL1と呼ぶことにする。同じ概念に基づき
ノズル2の上部開口部13の幅方向の中点Pを含む垂線
を便宜上、該ノズル2の中心線CL2と呼ぶことにす
る。エアサッカーノズル2は、その中心線CL2がノズ
ルプレート1のチップ列の中心線CL1から、少なくと
もチップ列の幅W1(図2)とノズル2の上部開口部1
3の幅W2(図2)の合計の1/2を超える長さD(図
1)だけ水平方向にずれた位置に配置されている。
【0018】次に本発明の特徴の一つである通気性部材
を有する捕集手段の一例としての網状の底部15を有す
る捕集籠3は、本実施例では全体として矩形を呈してい
る。該捕集籠3は、図1に示すようにノズルプレート1
の鉛直下方向にあって、かつ図2に示すように、その上
部の長手方向が前記エアサッカーノズル2の外壁14に
接して配置されている。捕集籠3は上部に開口部16を
有し、その大きさは、ノズル2との接点R’(図1)か
ら、ノズル2からみてノズルプレート1のチップ列の中
心線CL1の反対側にあるチップ端Qの垂線と捕集籠3
の開口部との交点Sより外側にある点Rにおよぶ幅方向
の長さW3(図2)と少なくともノズルプレート1のチ
ップ列の長手方向の最大長さL1(図2)より大きい長
さの長手方向の長さL3(図2)を有している。
【0019】さらに本発明の特徴の一つである可動式案
内手段の一例としての可動式案内板4がノズルプレート
1とエアサッカーノズル2との間の空間に配置されてお
り、かつその可動支点4a(図1)がノズルプレート1
の中心線CL1を挟んで該エアサッカーノズル2と反対
側に位置している。本実施例では可動式案内板4は全体
として矩形を呈しており、その平面はエアサッカーノズ
ル2の上部外壁14のなす面と平行になるように図2の
長手方向に配置されている。可動式案内板4の下辺17
の長さL4(図2)はエアサッカーノズル2の上部開口
部13の長手方向の長さL2と略同一の長さを有してい
る。ここで可動式案内板4は、その下辺17の全体がエ
アサッカーノズル2の上部外壁14に接する位置と、捕
集籠3の開口部16のエアサッカーノズル2からみて反
対側の端部に最も近づく位置との間を往復できるように
設定されている。さらに本実施例では可動式案内板4は
駆動装置18によって支点4aを中心に部分回転して、
自動的に往復運動をするようになっている。この駆動装
置18の駆動制御は糸切れセンサー19(発光部19
a、受光部19b)の糸切れ検出により制御装置20に
より行われる。
【0020】また、図1に示すように、エアサッカーノ
ズル2と捕集籠3の下方には繊維7が吸引状態で搬送さ
れるネットコンベア5とネットコンベア5の下方には吸
引系に直結された吸引ボックス6が配置され、ピッチ繊
維7はネットコンベア5上に堆積してウエブ8となる。
これらネットコンベア5と吸引ボックス6のいずれもエ
アサッカー法において一般的に使用されている装置であ
る。上記構成からなる本実施例の装置を用いた熱軟化性
物質、例えばピッチ系材料の溶融紡糸においては、正常
でかつ安定な運転にあっては、溶融され適当な粘性と流
出量に調節されたピッチ溶融物はノズルプレート1の各
チップ12より流出し、エアサッカーノズル2内に導か
れ、ここで該ノズル2内に噴出される高圧高速の空気流
によって牽引細化され、所望の繊維径を有する細いピッ
チ繊維7に成形される。そしてこのピッチ繊維7はネッ
トコンベア5上に堆積してウエブ8となることは既に述
べた通りである。
【0021】そして、ピッチ溶融物の紡糸途中に糸切れ
や非繊維化物質が発生すると糸切れ後の太糸や非繊維化
物質、および非繊維化物質につながった太糸はノズルプ
レート1のチップ列の下方に設置された捕集籠3に回収
される。このとき、エアサッカーノズル2からの高圧高
速気体流の噴出によって発生する捕集籠3の内部を通過
する伴流A(図4)の作用を受けるため太糸に引き続く
糸は牽引細化され、中径繊維となる。そして、可動式案
内板4の下辺17の前進で中径繊維は可動式案内板4に
よってエアサッカーノズル2の開口部13内に導かれて
正常状態に復帰する。エアサッカーノズル2の高速気体
流の噴出にともなって発生する伴流A、Bについては図
3と図4に説明した通りである。
【0022】以下に本実施例の作用をさらに詳細に図解
して説明する。図5は本実施例の装置を用いた紡糸にお
ける非繊維化物質や糸切れの発生から復旧までの一連の
経過を、非繊維化物質の発生を例にとって表した模式図
である。なお単純な糸切れも同じような経過をたどる。
正常な紡糸状態(図5(a))において、突発的に非繊
維化物質9がノズルプレート1の底面に発生する(図5
(b))。この非繊維化物質9は太糸10を伴って落下
し(図5(c))、捕集籠3内に入り、その底部に達す
る(図5(d))。太糸10は捕集籠3内を通過する伴
流Aによる牽引を受けて中径繊維11に細化するともに
エアサッカーノズル2内に流入する伴流Bに引かれる。
次に、可動式案内板4が前進して捕集籠3の上方を塞ぐ
ようにして、伴流Aが捕集籠3へ流入するのを妨害する
と、中径繊維11はノズル2に接しながら捕集籠3内に
たまる(図5(f))。さらに、可動式案内板4が前進
してその下辺17がノズル2に接すると伴流Aが捕集籠
3へ流入するのを完全に阻止し、中径繊維11は切断さ
れる。そして、伴流Aに代わって中径繊維11は伴流B
に引かれてノズル2内に導かれる(図5(g))。引き
続き今度はノズル2からの噴出空気によって中径繊維1
1は細いピッチ繊維7にまで牽引細化され、再び正常な
紡糸状態に復する(図5(h))。
【0023】以上要するに、まず、ノズル2の中心線C
2(図1参照)がノズルプレート1の中心線CL1より
水平方向にずれるように配置され、かつ捕集籠3がノズ
ルプレート1の下方であってエアサッカーノズル2に接
して配置されるという配置形態と捕集籠3内の底部15
に設けた網によって該捕集籠3内に生じた伴流Aによっ
て、非繊維化物質9と太糸10は確実に捕集籠3内に捕
集される。次に捕集籠3内を通過する伴流Aの作用によ
って太糸10に続く糸は中径繊維11にまで細化され
る。そしてこの中径繊維11は可動式案内板4によって
ノズル2内に導かれ、正常な紡糸状態に回復するのであ
る。
【0024】本実施例の前記装置が効果を上げるために
は以下のような好適な条件がある。捕集籠3の底部15
の目開きには適切な範囲がある。すなわち、前記目開き
が大きければ中径繊維11の径が正常な紡糸による繊維
の径に近くなるので製品の品質が向上する。ただし太糸
10が牽引を受ける前に捕集籠3の底部15から抜けや
すくなり、抜けた太糸10は製品に混入するので逆に品
質を低下させる。一方、前記目開きが小さければ太糸1
0が中径繊維11に細化されるまで捕集籠3内にとどま
るために太糸10の混入はなくなる。ただし圧力損失が
大きくなり捕集籠3内の伴流Aの速度が低下するため
に、太糸10の細化が不十分のままノズル2内に導かれ
る。本発明者らの検討によれば、非繊維化物質9の大き
さや太糸10の径がノズルプレート1のチップ12の内
径によって決まるため、該チップ12の内径にもよる
が、捕集籠3の底部15の目開きの大きさは0.1〜1
mmが適切であり、より好適には0.3〜0.5mmで
ある。
【0025】ノズルプレート1の中心線CL1とノズル
2の中心線CL2との間隔D(図1)については、すべ
てのチップ12から発生する非繊維化物質9や太糸10
のノズル2内への混入を避けるために、ノズル2の上部
開口部13は、少なくともすべてのチップ12の垂線よ
り外側にあることが必要がある。ノズルプレート1の相
対位置が水平方向にずれているためにピッチ繊維7はチ
ップ12から斜め方向に進行させられることになる。こ
のときのチップ12の垂線とピッチ繊維7の進行方向と
のなす角度θ(図1)が大きすぎると糸切れを生じ易く
なる。本発明者らの検討によれば、ピッチ繊維7におい
て、紡糸速度1500〜2500m/min.で繊維径
10〜20μmの繊維を紡糸する際には上記角度θが約
20度以下であれば糸切れの増加は顕著ではなかった。
従って間隔Dは、チップ12列の幅W1(図2)とノズ
ル2の上部開口部13の幅W2の合計の1/2以上であ
って、かつ角度θが20度以下となる範囲の長さを有す
るのが好適である。なお角度θはノズルプレート1とノ
ズル2との間隔H1(図1)の変更によって調節が可能
である。
【0026】また、ノズル2の上部開口部13が水平で
あればノズル2の上部開口部13の片側にピッチ繊維7
が集中するために、牽引効果が不十分となる場合がある
が、その場合は図6に示したように、ピッチ繊維7の連
続流とノズル2の上部開口部13平面が垂直となるよう
にノズル2全体を角度θだけ傾けても良い。但し、その
結果としてノズル2を出たピッチ繊維7の飛散方向が吸
引ボックス6の吸引位置より離れることになるのでピッ
チ繊維7の均一な堆積が阻害される場合がある。そのよ
うな場合は図6に示したように、ノズル2の下端に飛散
方向を修正するための曲率の大きな方向規制筒19をと
りつければ良い。
【0027】また、可動式案内板4の往復運動は間欠的
であっても、連続であっても良く糸切れや非繊維化物質
9の発生頻度に合わせれば良い。また本実施例では可動
式案内板4は駆動装置によって往復するようになってい
るが、手動で行っても差し支えない。また本実施例では
エアサッカーノズル1やそのチップ12の配列は矩形で
あるが、一般に使用されているような円形エアサッカー
ノズル1やチップ12の円形配列であっても良い。さら
に本発明ではエアサッカーノズル2の高速気体流の伴流
A、Bをもって捕集籠3用の気流としているが、経済的
に問題がなければ別の装置を用いて独立に吸引しても構
わない。
【0028】以上に示したような選択的な条件は、本発
明の作用を損なわない限り全て本発明の範囲に含まれ
る。なお、本発明の効果が期待できるのであれば紡糸す
る物質はピッチに限定されないことは言うまでもない。
また、本発明の装置を用いれば、本発明が目的とする紡
糸途中の異物の混入防止に有用であるばかりでなく、通
常紡糸を開始するときには太糸10や非繊維化物質9が
まず発生するので、これらによってネットコンベア5が
目詰まりを生じるなど汚れを生じやすいが、このような
汚れを生じることなく、別途回収方法を講じなくても良
くなる。
【0029】本実施例を具体的データで説明する。ピッ
チ原料として、石炭系タールピッチを公知の方法で長繊
維紡糸用に改質した原料(メソフェーズ分率100%)
を用いた。紡糸は図1に示した装置を用いて行った。こ
こでノズルプレート1にはチップ12が幅方向に10個
×長手方向に60個、合計600個が矩形に配列されて
いる。 エアサッカーノズル2は矩形であり、かつ、長
さL2が500mmのスリット状の上部開口部13を有
する全体として方形のものであり、ノズルプレート1と
の距離H1(図1)を1000mmとし、中心線CL2
ノズルプレート1の中心線CL1との間隔Dを60mm
として設置した。この結果、エアサッカーノズル2の上
部開口部13とノズルプレート1のチップ12との成す
角度θは平均で5度であった。
【0030】捕集籠3は、開口部16(図2)の大きさ
が幅W3100mm×長さL3500mmで、底部15の
網の目開きが0.2mmのものを用いた。可動式案内板
4は、下辺17の長さが500mmで、駆動装置18を
用いて5分/回の間隔で連続に往復運動をさせた。ノズ
ルプレート1の温度300℃、溶融ピッチ原料の流出量
を1チップ当たり50g/Hで一定とし、エアサッカー
ノズル2へ常温の圧縮空気を供給圧7Kg/cm2Gで
供給してノズル2から噴出させ連続紡糸を行った。
【0031】これによって得られたピッチ繊維7はの品
質は以下の通りであった。 (1)平均繊維径:光学式測定法によった。測定数50
0で平均繊維径は12μmであった。 (2)非繊維化物質量:熱処理後の炭素繊維には発熱な
どによる損傷部分を含んでおり、一方脆弱なピッチ繊維
7から非繊維化物質9を選別することは困難であるため
以下の方法によった。すなわち、紡糸が24時間以上経
過し、非繊維化物質9の発生が始まってから約30分
間、ノズルプレート1を目視観察し、非繊維化物質9の
発生数をカウントした。その後、捕集籠3を取り外して
籠中に回収された非繊維化物質9の個数を測定した。そ
の結果、非繊維化物質9の目視での発生数は30個、回
収数も30個であった。
【0032】(3)太糸10の混入量:(1)と同様の
方法で測定した繊維径の分布を本発明の装置を使用しな
い場合と比較した。すなわち比較例として、本実施例で
捕集籠3と可動式案内板4を外し、エアサッカーノズル
2をその中心線CL2がノズルプレート1のチップ列の
中心線CL1と重なるようにして設置し、ピッチ繊維7
の流出条件とエアサッカーノズル2の空気噴出条件を同
一として連続紡糸を行った。 実施例と比較例とでとも
に紡糸時間が24時間を経過した後にピッチ繊維7を採
取し、測定数500で繊維径を測定した。図7、図8に
結果を示す。太糸10を示す繊維径0.1mm以上の繊
維本数が実施例(図7)では比較例(図8)より極端に
減少していた。逆に中径繊維を示す20μm付近の繊維
本数は実施例の方が多かった。
【0033】
【発明の効果】本発明の装置を用いることによって、熱
軟化性物質から得られる繊維中の太糸や非繊維化物の量
が大きく減少するために、熱処理後の繊維中の混入量が
大きく減少するとともに、これらの異物に起因する熱処
理中の発熱などのトラブルを防ぐことができるので、こ
れも合わせて高い品質の繊維製品製造が可能である。ま
た、本発明の装置はすべて安価であり、かつ既存ライン
の大幅な改造を必要としないので経済的である。また伴
流を利用することから経済性も高いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の溶融紡糸装置全体の構成
を示す図。
【図2】 図1の装置の配置関係を示す図。
【図3】 本発明のエアサッカーノズル周辺の気流の模
様を示す図。
【図4】 本発明の捕集手段を含むエアサッカーノズル
周辺周辺気流の模様を示す図。
【図5】 本発明の一実施例の溶融紡糸装置を用いての
非繊維化物質や太糸の発生から正常な紡糸回復までの経
過を示す模式図。
【図6】 本発明の一実施例の溶融紡糸装置のエアサッ
カーノズルの配置例を示す図。
【図7】 本発明の一実施例の溶融紡糸装置で得られた
ピッチ繊維の糸径分布を示す図。
【図8】 従来法の溶融紡糸装置で得られたピッチ繊維
の糸径分布を示す図。
【符号の説明】
1…ピッチ溶融物流出用ノズルプレ―ト、2…エアサッ
カーノズル、3…捕集籠、4…可動式案内板、7…ピッ
チ繊維、9…非繊維化物質、10…太糸、11…中径繊
維、12…ピッチ溶融物流出孔(チップ)、13…エア
サッカーノズル上部開口部、14…エアサッカーノズル
上部外壁、15…捕集籠の網状底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 薫 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 吉井 成和 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 峯 孝之 奈良県奈良市南登美丘29−15 (72)発明者 町野 史和 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 根岸 浩明 大阪府泉大津市東助松3−3−31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融された熱軟化性物質をノズルプレー
    トの溶融物流出用ノズルから流出させ、この流出原料を
    エアサッカーノズルを用いて気流により牽引細化するこ
    とによって溶融紡糸する熱軟化性物質の溶融紡糸装置に
    おいて、 エアサッカーノズルはノズルプレートの溶融物流出用ノ
    ズルの下方であって、該溶融物流出用ノズルの鉛直方向
    から所定距離ずれた位置に配置され、溶融物流出用ノズ
    ルの鉛直下方向には該エアサッカーノズルに隣接して配
    置される少なくとも底部が通気性部材でできた捕集手段
    を設け、さらに該捕集手段と溶融物流出用ノズルの間に
    は溶融物流出用ノズルからの流出原料をエアサッカーノ
    ズルまたは捕集手段のいずれかに誘導するために気流方
    向を変えるための可動式案内手段を設けたことを特徴と
    する熱軟化性物質の溶融紡糸装置。
  2. 【請求項2】 エアサッカーノズルは、その中心線がノ
    ズルプレートの溶融物流出用ノズルのチップ列の中心線
    から、少なくともチップ列の水平方向の幅とノズルの上
    部開口部の水平方向の幅の合計の1/2を超える長さだ
    け水平方向にずれた位置に配置されたことを特徴とする
    請求項1記載の熱軟化性物質の溶融紡糸装置。
  3. 【請求項3】 溶融された熱軟化性物質をノズルプレー
    トの溶融物流出用ノズルから流出させ、この流出原料を
    エアサッカーノズルを用いて気流により牽引細化するこ
    とによって溶融紡糸する熱軟化性物質の溶融紡糸装置に
    おいて、 エアサッカーノズルはノズルプレートの溶融物流出用ノ
    ズルの下方であって、該溶融物流出用ノズルの鉛直方向
    から所定距離ずれた位置に配置され、溶融物流出用ノズ
    ルの鉛直下方向には該エアサッカーノズルに隣接して配
    置される少なくとも底部が通気性部材でできた捕集手段
    を設け、さらに該捕集手段と溶融物流出用ノズルの間に
    は溶融物流出用ノズルからの流出原料をエアサッカーノ
    ズルまたは捕集手段のいずれかに誘導するために気流方
    向を変えるための可動式案内手段と溶融物流出用ノズル
    から流出する熱軟化性物質の糸切れを検出する糸切れ検
    出装置とを設け、該糸切れ検出装置が熱軟化性物質の糸
    切れを検出すると前記可動式案内手段を駆動させる駆動
    制御装置を設けたことを特徴とする熱軟化性物質の溶融
    紡糸装置。
  4. 【請求項4】 エアサッカーノズルは、その中心線がノ
    ズルプレートの溶融物流出用ノズルのチップ列の中心線
    から、少なくともチップ列の水平方向の幅とノズルの上
    部開口部の水平方向の幅の合計の1/2を超える長さだ
    け水平方向にずれた位置に配置されたことを特徴とする
    請求項3記載の熱軟化性物質の溶融紡糸装置。
JP5263590A 1993-10-21 1993-10-21 熱軟化性物質の溶融紡糸装置 Pending JPH07118911A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010084856A1 (ja) * 2009-01-20 2010-07-29 帝人株式会社 ピッチ系炭素繊維ウェブ、ピッチ系炭素短繊維、およびその製造方法
CN113684546A (zh) * 2020-05-18 2021-11-23 东华大学 喷丝板的在线自动化清洁装置及方法

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